JPH066933U - ガスダイナミックレーザーの燃料供給装置 - Google Patents
ガスダイナミックレーザーの燃料供給装置Info
- Publication number
- JPH066933U JPH066933U JP5283692U JP5283692U JPH066933U JP H066933 U JPH066933 U JP H066933U JP 5283692 U JP5283692 U JP 5283692U JP 5283692 U JP5283692 U JP 5283692U JP H066933 U JPH066933 U JP H066933U
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- nitrous oxide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 亜酸化窒素の液体の供給時間を短縮する。
【構成】 ボンベ4と貯蔵タンク7とを有し、ボンベ4
と貯蔵タンク7とを配管9により接続し、ボンベ4中の
亜酸化窒素の液体12の飽和蒸気圧を元圧として該液体
12を移送するガスダイナミックレーザーの燃料供給装
置において、温水加熱装置14によりボンベ4を加温
し、冷却器15により貯蔵タンク7を冷却する。 【効果】 ボンベ4内の飽和蒸気圧力は温水加熱装置1
4により加温されて上昇し、貯蔵タンク7内の亜酸化窒
素液体12は冷却器15により冷却されて圧力を減少す
るので、両者の圧力差が増大し、ボンベ4から貯蔵タン
ク7へ押し出される亜酸化窒素液体12の移送が増速さ
れる。
と貯蔵タンク7とを配管9により接続し、ボンベ4中の
亜酸化窒素の液体12の飽和蒸気圧を元圧として該液体
12を移送するガスダイナミックレーザーの燃料供給装
置において、温水加熱装置14によりボンベ4を加温
し、冷却器15により貯蔵タンク7を冷却する。 【効果】 ボンベ4内の飽和蒸気圧力は温水加熱装置1
4により加温されて上昇し、貯蔵タンク7内の亜酸化窒
素液体12は冷却器15により冷却されて圧力を減少す
るので、両者の圧力差が増大し、ボンベ4から貯蔵タン
ク7へ押し出される亜酸化窒素液体12の移送が増速さ
れる。
Description
【0001】
本考案は、ガスダイナミックレーザーの燃料供給装置に関するものである。
【0002】
図2は従来のガスダイナミックレーザーの燃料供給装置の一例を示すもので、 この燃料供給装置は、内部にサイフォン管1を備え、該サイフォン管1に接続す る出口2に開閉バルブ3を有するボンベ4と、上下方向に延びる本体5内に上下 方向へ往復動可能に設けられたピストン6を有する貯蔵タンク7とを備え、前記 ボンベ4の出口2から前記貯蔵タンク7の底部に連通して該底部近くに開閉バル ブ8を有する配管9を設け、さらに同じ底部から図示していない燃焼装置へ連通 し且つ底部近くに開閉バルブ10を有する配管11を設けている。
【0003】 而して、ボンベ4中における亜酸化窒素の液体12の飽和蒸気圧を前記液体1 2を移送するための元圧としている。
【0004】 貯蔵タンク7と図示していない燃焼装置とを接続した配管11の途中に設けた 開閉バルブ10を閉じ、ボンベ4の出口2の開閉バルブ3と、ボンベ4と貯蔵タ ンク7とを接続した配管9の途中に設けた開閉バルブ8とを開いてから、貯蔵タ ンク7内に設けたピストン6を上方へ移動させて貯蔵タンク7の前記ピストン6 の下方空間を減圧し、ボンベ4と貯蔵タンク7の前記下方空間との間に圧力差を 発生させると、ボンベ4内の亜酸化窒素の液体12が前記元圧に押されてサイフ ォン管1内を上昇しボンベ4の出口2から開閉バルブ3を介して配管9内を通り 開閉バルブ8を通過して貯蔵タンク7のピストン6下方空間内へ移送される。
【0005】 そこで、前記各開閉バルブ3,8を閉じ図示していない燃焼装置へ通じる配管 11の開閉バルブ10を開いたのち、貯蔵タンク7内に設けたピストン6を下方 へ移動させて該ピストン6の下方空間に流入した亜酸化窒素の液体12を配管1 1へ押し出すことにより、図示していない燃焼装置へ亜酸化窒素の液体12を供 給している。
【0006】
しかしながら、前述のガスダイナミックレーザーの燃料供給装置では、液体1 2をボンベ4から貯蔵タンク7へ移送する際に、該貯蔵タンク7の内圧を急激に 下げると液体12が気化してしまう。
【0007】 このため、前記貯蔵タンク7の内圧を徐々に低下させなければならず、亜酸化 窒素の液体12の移送に多くの時間を要する。
【0008】 しかも、元圧の関係上ボンベ4内の亜酸化窒素の液体12の50%程度しか供 給できないという問題があった。
【0009】 本考案は、前述の実情に鑑み、ボンベを加熱し貯蔵タンクを冷却してボンベ内 の亜酸化窒素の液体の圧力と貯蔵タンク内の亜酸化窒素の液体の圧力との圧力差 を増加することにより亜酸化窒素の液体の供給時間を短縮し得るガスダイナミッ クレーザーの燃料供給装置を提供することを目的としてなしたものである。
【0010】
本考案は、内部にサイフォン管を備えたボンベと、往復動し得るピストンを内 蔵した貯蔵タンクと、前記ボンベの出口と前記貯蔵タンクの底部とを接続する開 閉バルブ付の配管と、前記貯蔵タンクから燃焼装置へ延びる開閉バルブ付の配管 とを有し、ボンベ中の亜酸化窒素の液体を移送するための元圧として該液体の飽 和蒸気圧を利用するようにしたガスダイナミックレーザーの燃料供給装置におい て、ボンベを収容し得る温水槽を備えた温水加熱装置と、貯蔵タンクを収容し得 る冷却装置とを設け、前記温水槽内にボンベを収容し、且つ前記冷却装置内に貯 蔵タンクと該貯蔵タンクに接続する配管の一部とを配設した構成としている。
【0011】
従って、本考案では、ボンベ内の亜酸化窒素の液体の飽和蒸気圧力は温水加熱 装置の温水により加温されて上昇し、貯蔵タンク内の亜酸化窒素の液体は冷却装 置により冷却されてその圧力を減少する。
【0012】 そのため、前記ボンベ中の亜酸化窒素の飽和蒸気圧力と貯蔵タンク内の亜酸化 窒素の液体圧力との圧力差が増大し、ボンベから貯蔵タンクへ押し出される亜酸 化窒素液体の移送速度が増大される。
【0013】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0014】 図1は本考案のガスダイナミックレーザーの燃料供給装置の概略を表す断面図 であり、図中、図2と同じものには同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0015】 本考案の実施例では、ボンベ4を収容し得る大きさの温水槽13を有する温水 加熱装置14を設け、前記温水槽13にボンベ4を収容している。
【0016】 また、貯蔵タンク7を収容し得る冷却器15を設け、該冷却器15内に貯蔵タ ンク7を収容し、貯蔵タンク7とボンベ4とを接続している配管9のうち、開閉 バルブ3の下流側から貯蔵タンク7までの範囲の配管部分と、貯蔵タンク7から 図示していない燃焼装置へ延びる配管11のうち、開閉バルブ10の下流側まで の範囲の配管部分とを前記冷却器15から延設した断熱材16により被覆し、冷 却域を形成している。
【0017】 温水加熱装置14を作動して温水槽13内の温水を40℃を上限として加熱し 、該温水により温水槽13内に収納したボンベ4内の亜酸化窒素の飽和蒸気を加 温してその圧力を高め、また冷却器15を作動して冷却器15内に収容した貯蔵 タンク7内の亜酸化窒素の液体を冷却し、且つ前記冷却器15に連続する断熱材 16を介して貯蔵タンク7に接続した前記配管9,11を冷却して貯蔵タンク7 内および関連する配管9,11内を減圧する。
【0018】 然るのち、図2に示す従来例のガスダイナミックレーザーの燃料供給装置と同 様に、貯蔵タンク7と図示していない燃焼装置とを接続した配管11の途中に設 けた開閉バルブ10を閉じ、ボンベ4の出口2の開閉バルブ3と、ボンベ4と貯 蔵タンク7とを接続した配管9の途中に設けた開閉バルブ8とを開いてから、貯 蔵タンク7内に設けたピストン6を上方へ移動させると、冷却されて減少してい る貯蔵タンク7の前記ピストン6の下方空間内の亜酸化窒素の液体圧力がさらに 減少し、加温され高められたボンベ4内の亜酸化窒素の飽和蒸気圧による元圧と 貯蔵タンク7の前記下方空間内圧との間に大きな圧力差が発生し、ボンベ4内の 亜酸化窒素の液体12が前記元圧に押されてサイフォン管1内を上昇しボンベ4 の出口2から開閉バルブ3を介して配管9内を通り開閉バルブ8を通過して貯蔵 タンク7のピストン6下方空間内へ急速に移送される。
【0019】 本実施例によれば、温水加熱装置14の温水槽13内に収容したボンベ4を加 温することにより亜酸化窒素の液体12供給のための元圧となるボンベ4内の亜 酸化窒素の飽和蒸気圧力を高め、冷却器15内に収容した貯蔵タンク7を冷却す ることにより貯蔵タンク7のピストン6下方空間内の亜酸化窒素の液体12の減 圧をなし得るよう形成したので、ボンベ4と貯蔵タンク7との間に大きな圧力差 を発生させることが可能となり、該圧力の差によって亜酸化窒素の液体12の移 送速度を飛躍的に向上できる。
【0020】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、例えば、貯蔵タ ンクの冷却装置として、冷却器に代えて冷却水槽としてもよいことなど、その他 、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ る。
【0021】
【考案の効果】 本考案のガスダイナミックレーザーの燃料供給装置によれば、温水加熱装置の 温水槽内にボンベを収納して該ボンベを加温することにより亜酸化窒素の液体供 給のための元圧となるボンベ内の亜酸化窒素の飽和蒸気圧力を高め、冷却装置内 に貯蔵タンクを配設して該貯蔵タンクを冷却することにより貯蔵タンク内の減圧 をなし得るよう形成したので、ボンベと貯蔵タンクとの間に大きな圧力差を発生 させることが可能となり、該圧力の差によって亜酸化窒素の液体の移送速度を飛 躍的に向上できる。
【0022】 従って、亜酸化窒素の液体の供給時間を短縮することができ、作業能率の向上 を図り得る。
【0023】 また、元圧を高めることによりボンベ内の亜酸化窒素の液体を従来に比べて多 量に送り出し得る。
【0024】 さらに、貯蔵タンクを冷却して該貯蔵タンク内を減圧するので、貯蔵タンク内 に貯留されている亜酸化窒素の液体の減圧による気化現象を防止し得るなど、種 々の優れた効果を奏し得る。
【図1】本考案のガスダイナミックレーザーの燃料供給
装置の一実施例の概略を表す断面図である。
装置の一実施例の概略を表す断面図である。
【図2】従来のガスダイナミックレーザーの燃料供給装
置の一例の概略を表す断面図である。
置の一例の概略を表す断面図である。
1 サイフォン管 2 出口 3 開閉バルブ 4 ボンベ 6 ピストン 7 貯蔵タンク 8 開閉バルブ 9 配管 10 開閉バルブ 11 配管 13 温水槽 14 温水加熱装置 15 冷却器(冷却装置)
Claims (1)
- 【請求項1】 内部にサイフォン管を備えたボンベと、
往復動し得るピストンを内蔵した貯蔵タンクと、前記ボ
ンベの出口と前記貯蔵タンクの底部とを接続する開閉バ
ルブ付の配管と、前記貯蔵タンクから燃焼装置へ延びる
開閉バルブ付の配管とを有し、ボンベ中の亜酸化窒素の
液体を移送するための元圧として該液体の飽和蒸気圧を
利用するようにしたガスダイナミックレーザーの燃料供
給装置において、ボンベを収容し得る温水槽を備えた温
水加熱装置と、貯蔵タンクを収容し得る冷却装置とを設
け、前記温水槽内にボンベを収容し、且つ前記冷却装置
内に貯蔵タンクと該貯蔵タンクに接続する配管の一部と
を配設したことを特徴とするガスダイナミックレーザー
の燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283692U JPH066933U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ガスダイナミックレーザーの燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5283692U JPH066933U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ガスダイナミックレーザーの燃料供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066933U true JPH066933U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12925938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5283692U Pending JPH066933U (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | ガスダイナミックレーザーの燃料供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066933U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002503173A (ja) * | 1997-06-11 | 2002-01-29 | ベバスト・テルモシステム・ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ヒータ |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP5283692U patent/JPH066933U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002503173A (ja) * | 1997-06-11 | 2002-01-29 | ベバスト・テルモシステム・ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ヒータ |
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