JPH0668857A - 耐久性ある表示部分をもった電球 - Google Patents
耐久性ある表示部分をもった電球Info
- Publication number
- JPH0668857A JPH0668857A JP23899392A JP23899392A JPH0668857A JP H0668857 A JPH0668857 A JP H0668857A JP 23899392 A JP23899392 A JP 23899392A JP 23899392 A JP23899392 A JP 23899392A JP H0668857 A JPH0668857 A JP H0668857A
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- JP
- Japan
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- parts
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- mixed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定格表示等の表示部分を、長期間安定して保
持しうる電球を提供する。 【構成】 セラミックスからなるホルダー部分を有する
電球であって、該ホルダー部分に、有色無機顔料とガラ
スフリットを混合したペースト状組成物を、ゴム印等に
より印刷し、これを焼成して得た表示部分が形成されて
いる。
持しうる電球を提供する。 【構成】 セラミックスからなるホルダー部分を有する
電球であって、該ホルダー部分に、有色無機顔料とガラ
スフリットを混合したペースト状組成物を、ゴム印等に
より印刷し、これを焼成して得た表示部分が形成されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐久性よく読み取り可
能な表示部分をもった電球に関する。
能な表示部分をもった電球に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスは、耐熱性、耐絶縁性、耐
衝撃性、耐電圧性、耐薬品性、耐磨耗性などに優れるも
のとして、種々の分野に使用されているが、その中でも
需要が増大してきた製品として、ハロゲンランプの一種
がある。これは、ランプ部のガラス管とソケット部のセ
ラミックスが、それぞれ一体となって構成されるもの
で、型式も24V−40W、100V−85W、110
V−85W、120V−130W、220V−500W
というように、ハロゲンランプの特色を出すために、高
ワット数の製品が多く生産されている。一般家庭で使用
されている蛍光灯や電球は、それぞれ定格表示はランプ
本体であるガラス管の表面に表示されていることが多い
が、ハロゲンランプ等では、ランプ形状が小型であるこ
とも一因であるが、ランプ部分の表示は困難であり、ホ
ルダー部分のセラミックスに表示するのが常である。
衝撃性、耐電圧性、耐薬品性、耐磨耗性などに優れるも
のとして、種々の分野に使用されているが、その中でも
需要が増大してきた製品として、ハロゲンランプの一種
がある。これは、ランプ部のガラス管とソケット部のセ
ラミックスが、それぞれ一体となって構成されるもの
で、型式も24V−40W、100V−85W、110
V−85W、120V−130W、220V−500W
というように、ハロゲンランプの特色を出すために、高
ワット数の製品が多く生産されている。一般家庭で使用
されている蛍光灯や電球は、それぞれ定格表示はランプ
本体であるガラス管の表面に表示されていることが多い
が、ハロゲンランプ等では、ランプ形状が小型であるこ
とも一因であるが、ランプ部分の表示は困難であり、ホ
ルダー部分のセラミックスに表示するのが常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなランプ即ち
電球の表示は、一般に有機質材料を使用した印刷によっ
てなされていたが、耐熱性が弱く、長時間の使用による
経時変化が著しく、表示部分が読み取れなくなることが
多かった。
電球の表示は、一般に有機質材料を使用した印刷によっ
てなされていたが、耐熱性が弱く、長時間の使用による
経時変化が著しく、表示部分が読み取れなくなることが
多かった。
【0004】特に、ハロゲンランプは高輝度ランプの一
翼を担うもので、ランプそのものの点灯時は、表面温度
が数百度近くまで、上昇するため、ホルダー部のセラミ
ックスもランプの熱の伝導により、高温となる。従っ
て、従来の有機質材料を使用したランプの定格表示のマ
ークや文字が、熱により劣化し、識別できなくなること
が多い。
翼を担うもので、ランプそのものの点灯時は、表面温度
が数百度近くまで、上昇するため、ホルダー部のセラミ
ックスもランプの熱の伝導により、高温となる。従っ
て、従来の有機質材料を使用したランプの定格表示のマ
ークや文字が、熱により劣化し、識別できなくなること
が多い。
【0005】そこで、本発明では、このような欠点を解
消し、定格表示を、長期間安定して保持しうるハロゲン
ランプ等の電球を提供することを課題とする。
消し、定格表示を、長期間安定して保持しうるハロゲン
ランプ等の電球を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セラミックス
からなるホルダー部分を有する電球において、該ホルダ
ー部分に、有色無機顔料とガラスフリットを混合したペ
ースト状組成物を、ゴム印、シルク転写及びフィルム転
写等により印刷し、これを焼成して、フリットを溶融さ
せるという方法で、上記課題を解決した。
からなるホルダー部分を有する電球において、該ホルダ
ー部分に、有色無機顔料とガラスフリットを混合したペ
ースト状組成物を、ゴム印、シルク転写及びフィルム転
写等により印刷し、これを焼成して、フリットを溶融さ
せるという方法で、上記課題を解決した。
【0007】即ち、本発明では、電球のセラミックス部
分に、セラミックスを融着させて、表示部分を形成して
いるため、ハロゲンランプ等、高温に曝される電球であ
っても、長期間にわたって劣化することなく安定して表
示部分を保持できるものである。
分に、セラミックスを融着させて、表示部分を形成して
いるため、ハロゲンランプ等、高温に曝される電球であ
っても、長期間にわたって劣化することなく安定して表
示部分を保持できるものである。
【0008】本発明では、無機顔料をガラスフリットに
混合使用するものであるが、これらの配合割合は、通
常、重量比率で1:99〜20:80、特に3:97〜
15:85程度であるのが好ましい。また、無機顔料と
しては、公知の有色無機顔料がいずれも使用できる。
混合使用するものであるが、これらの配合割合は、通
常、重量比率で1:99〜20:80、特に3:97〜
15:85程度であるのが好ましい。また、無機顔料と
しては、公知の有色無機顔料がいずれも使用できる。
【0009】
【実施例】次に、本発明を実施例に従って詳細に説明す
るが、実施例において、部及び%とあるのは、特に断ら
ない限り重量部及び重量%を示す。 実施例1 黒色無機顔料の二酸化マンガン50部と酸化銅50部と
を均一に混合し、該混合物10部を秤量し、これを、市
販のガラスフリット(溶融点800℃)90部と、乳鉢
で15分間混合した。
るが、実施例において、部及び%とあるのは、特に断ら
ない限り重量部及び重量%を示す。 実施例1 黒色無機顔料の二酸化マンガン50部と酸化銅50部と
を均一に混合し、該混合物10部を秤量し、これを、市
販のガラスフリット(溶融点800℃)90部と、乳鉢
で15分間混合した。
【0010】この混合粉末70部に対し、カルボキシメ
チルセルロース5%水溶液30部を加え、混合して、黒
色ペーストを作成した。
チルセルロース5%水溶液30部を加え、混合して、黒
色ペーストを作成した。
【0011】この黒色ペーストを、ゴム印で、セラミッ
クス製ホルダー部分に印刷し、常温で5時間乾燥後、8
50℃で熱処理した。
クス製ホルダー部分に印刷し、常温で5時間乾燥後、8
50℃で熱処理した。
【0012】このようにして印刷したホルダー部分をハ
ロゲンランプ(120V−130W)に接合し、200
0時間の実装試験した。この時のホルダー部分の表面温
度は、200〜230℃であったが、2000時間後も
印刷部分は当初と同様鮮明な色調を保ち、判読が容易で
あった。
ロゲンランプ(120V−130W)に接合し、200
0時間の実装試験した。この時のホルダー部分の表面温
度は、200〜230℃であったが、2000時間後も
印刷部分は当初と同様鮮明な色調を保ち、判読が容易で
あった。
【0013】実施例2 赤色無機顔料の弁柄5部と市販のガラスフリット(溶融
点650℃)95部をよく混合し、この混合粉末70部
に対し、カルボキシメチルセルロース5%水溶液30部
を加え、混合して、赤色ペーストを作成した。
点650℃)95部をよく混合し、この混合粉末70部
に対し、カルボキシメチルセルロース5%水溶液30部
を加え、混合して、赤色ペーストを作成した。
【0014】この赤色ペーストを、ゴム印で、セラミッ
クス製ホルダー部分に印刷し、常温で5時間乾燥後、6
50℃で熱処理した。
クス製ホルダー部分に印刷し、常温で5時間乾燥後、6
50℃で熱処理した。
【0015】このようにして印刷したホルダー部分をハ
ロゲンランプ(220V−500W)に接合し、200
0時間の実装試験した。この時のホルダー部分の表面温
度は、250〜350℃であったが、2000時間後も
印刷部分は当初と同様鮮明な色調を保ち、判読が容易で
あった。
ロゲンランプ(220V−500W)に接合し、200
0時間の実装試験した。この時のホルダー部分の表面温
度は、250〜350℃であったが、2000時間後も
印刷部分は当初と同様鮮明な色調を保ち、判読が容易で
あった。
【0016】
【発明の効果】本発明の電球は、セラミックスからなる
ホルダー部分に、セラミックスを融着させて、表示部分
(定格表示等)が形成されているため、ハロゲンランプ
等、高温に曝される電球であっても、長期間にわたって
劣化することなく安定して表示部分を保持できる。
ホルダー部分に、セラミックスを融着させて、表示部分
(定格表示等)が形成されているため、ハロゲンランプ
等、高温に曝される電球であっても、長期間にわたって
劣化することなく安定して表示部分を保持できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 セラミックスからなるホルダー部分を有
する電球であって、該ホルダー部分に、有色無機顔料と
ガラスフリットのペースト状混合物を、印刷し、焼付け
てなることを特徴とする耐久性ある表示部分をもった電
球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23899392A JPH0668857A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 耐久性ある表示部分をもった電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23899392A JPH0668857A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 耐久性ある表示部分をもった電球 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668857A true JPH0668857A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=17038323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23899392A Pending JPH0668857A (ja) | 1992-08-13 | 1992-08-13 | 耐久性ある表示部分をもった電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668857A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57124846A (en) * | 1980-12-16 | 1982-08-03 | Philips Nv | Incandescent bulb |
JPS6151065A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-13 | Nitto Sangyo Kk | 建材用カラ−粉末状塗料 |
-
1992
- 1992-08-13 JP JP23899392A patent/JPH0668857A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57124846A (en) * | 1980-12-16 | 1982-08-03 | Philips Nv | Incandescent bulb |
JPS6151065A (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-13 | Nitto Sangyo Kk | 建材用カラ−粉末状塗料 |
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