JP2000277059A - 管球、光源装置および表示装置 - Google Patents

管球、光源装置および表示装置

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JP2000277059A
JP2000277059A JP11076680A JP7668099A JP2000277059A JP 2000277059 A JP2000277059 A JP 2000277059A JP 11076680 A JP11076680 A JP 11076680A JP 7668099 A JP7668099 A JP 7668099A JP 2000277059 A JP2000277059 A JP 2000277059A
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light
bulb
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silicone compound
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JP11076680A
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Toshiyuki Arai
敏之 新井
Hiroyoshi Takanishi
宏佳 高西
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、耐熱性を有するとともに、所定の色
度範囲を容易に満足することのできる管球、光源装置お
よび表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明の電球1は、透光性気密容器2であ
るガラスバルブと、このバルブの内部に配設される発光
構体3であるフィラメントと、顔料、染料およびシリコ
ーン化合物を含んで構成され、前記バルブに形成される
着色被膜4と、主としてシリコーン化合物を含んで構成
され、着色被膜4の上側に形成される透明質被膜5と、
フィラメントに電気的に接続され、前記バルブから外部
に導出されるリード6,6とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の光色を得る
ことのできる管球、光源装置および表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ランプでは、ターンシグ
ナルランプはアンバー色、ストップランプまたはテール
ランプは赤色となるように、それぞれ色度範囲が規定さ
れている。なお、色度範囲は比較的狭く限定されてお
り、交通安全上,まぎらわしい色とならないようにされ
ている。このような自動車用ランプでは、灯具のレンズ
が着色されており、電球のガラスバルブは無色透明であ
った。
【0003】しかしながら、最近では一つの灯具(レン
ズ)で機能を複合させるランプが主流になってきた。例
えば、ヘッドランプとターンシグナルランプが一体化さ
れた灯具、また、車幅灯とターンシグナルランプが一体
化された灯具がある。
【0004】このように、機能を複合させた灯具では、
レンズを直接着色できないため、ターンシグナルランプ
を装着する部分に、アウターバルブ(色付きカバー)を
設けた灯具や、バルブに着色した電球が用いられるよう
になってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アウタ
ーバルブを使用する場合では、一般的に樹脂で形成され
ているので、電球からの熱により経年劣化する。そこ
で、最近では、電球のバルブに直接着色した着色電球
(カラー電球)が好まれるようになってきた。
【0006】すなわち、例えば、ターンシグナルランプ
に使用されるアンバー色の場合には、カドミニウムまた
は酸化鉛等を溶融させてバルブに被着させていた。この
場合、耐熱性がよく、また、容易に規定の色度範囲に入
れることができた。
【0007】しかしながら、環境的に問題となるため、
これらの顔料が使用できなくなり、別の着色剤をコーテ
ングするようになった。このような場合、電球のガラス
バルブ表面にコーテングする着色剤として、耐熱性と色
度の両方を満足させることは非常に難しいものである。
【0008】例えば、シリコーン樹脂を用いたコーテン
グ剤が記載されている特開平9−124976号公報を
参考にして実験した結果では、いずれのシリコーン樹脂
を用いたものでも電球のガラスバルブ表面温度が250℃
を超えると、シリコーン樹脂自体がガラスバルブ表面か
ら解離し同時に着色剤も遊離して色がぬけていくことが
分かった。また、場合によっては、コーテング剤が剥が
れ落ちることもある。この結果、シリコーン樹脂等の有
機結着剤のみを用いるような場合においては、電球のガ
ラスバルブ表面温度が260℃以上となるような耐熱性が
得られないものである。
【0009】本発明は、耐熱性を有するとともに、所定
の色度範囲を容易に満足することのできる管球、光源装
置および表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明は、透光
性気密容器と;透光性気密容器の内部に配設される発光
構体と;顔料、染料およびシリコーン化合物を含んで構
成され、前記透光性気密容器に形成される着色被膜と;
主としてシリコーン化合物を含んで構成され、着色被膜
の上側に形成される透明質被膜と;発光構体に電気的に
接続され、前記透光性気密容器から外部に導出されるリ
ードと;を具備していることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の管球に
おいて、透明質被膜を構成するシリコーン化合物は、ア
ルコキシル基を有し、アクリルモノマーを重合してなる
樹脂であることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1記載の管球
と;管球を保持するとともに、電気的接続端子を有して
なるソケットと;を具備していることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載の光源装
置と;光源装置からの光放射方向に配設された表示手段
と;光源装置および表示手段を収容する器具本体と;を
具備していることを特徴とする。
【0014】前述した各発明における語句または定義等
について以下に説明する。
【0015】発光構体とは、管球が電球であればフィラ
メント、放電灯であれば電極等をいう。すなわち、管球
は、電球、放電灯などその種類を問わない。
【0016】顔料は、例えば、放射される光が所定の色
度範囲に入るように、種類、量等適宜選定される。例え
ば、無機顔料では酸化鉄、五酸化バナジウムまたはバナ
ジン酸鉄等、有機顔料ではインドリノン系、キナクリド
ン系またはアゾ系等がある。
【0017】染料は、顔料同様、放射される光が所定の
色度範囲に入るように、種類、量等適宜選定される。顔
料と同様、無機および有機染料がある。
【0018】透光性気密容器の材料としては、耐火性を
有するものであればよく、石英ガラス、セラミックス等
を使用することができる。その形状は問わない。
【0019】リードの材料は、発光構体に電力を供給で
きるものであり、例えば、電球では耐熱性等からモリブ
デン線が使用される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
を示す電球について、図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明の第一の実施の形態を示す
電球の斜視図である。図において、管球である、例え
ば、電球1は、透光性気密容器2であるガラスバルブ
と、このバルブの内部に配設される発光構体3であるフ
ィラメントと、顔料、染料およびシリコーン化合物を含
んで構成され、前記バルブに形成される着色被膜4と、
主としてシリコーン化合物を含んで構成され、着色被膜
4の上側に形成される透明質被膜5と、フィラメントに
電気的に接続され、前記バルブ2から外部に導出される
リード6,6とで構成されている。
【0022】着色被膜4の必要とされる特性としては、
まず、結着剤としてのシリコーン化合物には耐熱性があ
り、かつ有機顔料または有機染料との親和性が良好であ
ること、さらに、結着剤は焼成されることによって、透
明性を有するガラス質になること、である。
【0023】そして、結着剤は有機物質であるので、多
くの有機顔料または有機染料と分散(混合)でき、所望
の色を自由に創り出させることによって、所定の色度範
囲の光を得ることができるものである。
【0024】また、シリコーン化合物は、アルコキシル
基を有しており、バルブ2表面にコーティングした結
果、耐熱性がよく、また電球1自体の退色性もみられな
かった。
【0025】なお、着色被膜4において、顔料または染
料の昇華が発生し、電球1を装着している灯具内部にそ
の顔料または染料が付着するという現象が発生したが、
シリコーン化合物が完全に顔料または染料を包み込んで
いないことが大きな原因と考えられ、アルコキシル基を
もつシリコーン化合物のみである透明質被膜5を着色被
膜4の上にオーバーコートした。この結果、顔料または
染料が電球1のバルブ2表面から抜け出て灯具内に付着
することがなくなった。
【0026】なお、透明質被膜4を構成するシリコーン
化合物においては、アルコキシル基を有し、アクリルモ
ノマーを重合してなる樹脂である場合には、透明性がよ
く光の透過率が向上する。また、シリコーン化合物は、
アルコキシル基をもつシリコーン化合物でなくても同様
な効果を得ることができる。
【0027】次に、本発明の第二の実施の形態を示す光
源装置について、図面を参照して説明する。
【0028】図2は、本発明の第二の実施の形態を示す
光源装置の正面図である。図において、光源装置10
は、管球である第一の実施の形態の電球1と、電球を保
持するとともに、電気的接続端子を有してなるソケット
11とを具備している。
【0029】このソケット11は、ソケット本体11a
と、本体11a側面に形成された回路基板挟持片11
b、ソケット本体11aのほぼ中央部に形成されたフラ
ンジ11cおよびこのフランジ11c面に配設された電
気的接続端子11dで構成されている。この接続端子1
1dは、電球1のリード6,6と電気的に接続されてい
る。
【0030】そして、ソケット11は、回路基板12に
形成された挿入孔12aに挿入され、軸方向に回転させ
ることによって、挟持片11bにより回路基板12に固
定されると同時に、接続端子11dが回路基板12に配
線されているパターンと電気的に接続される。
【0031】また、本発明の第三の実施の形態を示す表
示装置について、図面を参照して説明する。
【0032】図3は、本発明の第三の実施の形態を示す
表示装置の要部断面図である。図において、表示装置2
0は、第二の実施の形態の光源装置10と、光源装置1
0からの光放射方向に配設された表示手段21と、光源
装置10および表示手段21を収容する器具本体22で
ある灯具とを具備している。なお、表示手段21は単な
る透光性カバーでもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明では、顔料、染料および
シリコーン化合物を含んで構成され、前記透光性気密容
器に形成される着色被膜の上側に、主としてシリコーン
化合物を含んで構成された透明質被膜を形成したので、
耐熱性を有するとともに、所定の色度範囲を容易に満足
させることができる。
【0034】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加えて、透明質被膜を構成するシリコーン化合物
は、アルコキシル基を有し、アクリルモノマーを重合し
てなる樹脂としたので、透明性がよく光の透過率が向上
する。
【0035】請求項3および4の発明では、製品寿命を
伸ばすことのできる光源装置および表示装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す電球の斜視
図。
【図2】本発明の第二の実施の形態を示す光源装置の正
面図。
【図3】本発明の第三の実施の形態を示す表示装置の要
部断面図。
【符号の説明】
1…電球 2…透光性気密容器 3…発光構体 4…着色被膜 5…透明質被膜 6…リード 10…光源装置 11…ソケット 20…表示装置 21…表示手段 22…器具本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性気密容器と;透光性気密容器の内部
    に配設される発光構体と;顔料、染料およびシリコーン
    化合物を含んで構成され、前記透光性気密容器に形成さ
    れる着色被膜と;主としてシリコーン化合物を含んで構
    成され、着色被膜の上側に形成される透明質被膜と;発
    光構体に電気的に接続され、前記透光性気密容器から外
    部に導出されるリードと;を具備していることを特徴と
    する管球。
  2. 【請求項2】透明質被膜を構成するシリコーン化合物
    は、アルコキシル基を有し、アクリルモノマーを重合し
    てなる樹脂であることを特徴とする請求項1記載の管
    球。
  3. 【請求項3】請求項1記載の管球と;管球を保持すると
    ともに、電気的接続端子を有してなるソケットと;を具
    備していることを特徴とする光源装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光源装置と;光源装置から
    の光放射方向に配設された表示手段と;光源装置および
    表示手段を収容する器具本体と;を具備していることを
    特徴とする表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030075831A (ko) * 2002-03-21 2003-09-26 장영환 백라이트용 초소형 전구
WO2004006288A1 (ja) * 2002-07-02 2004-01-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電球形無電極蛍光ランプおよび無電極放電ランプ点灯装置

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