JPH0668712U - 内視鏡カバー - Google Patents
内視鏡カバーInfo
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- JPH0668712U JPH0668712U JP1159393U JP1159393U JPH0668712U JP H0668712 U JPH0668712 U JP H0668712U JP 1159393 U JP1159393 U JP 1159393U JP 1159393 U JP1159393 U JP 1159393U JP H0668712 U JPH0668712 U JP H0668712U
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- Japan
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- cover
- endoscope
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カバー式内視鏡による検査を効率良く行うこ
とができる内視鏡カバーを提供する。 【構成】 カバー用内視鏡(6) と組み合わせて用いら
れ、少なくとも挿入部カバー部(9) と操作部カバー部(1
0)とを有する内視鏡カバー(8) であって、少なくとも挿
入部カバー部(9) と操作部カバー部(10)とを、装着順が
わかるようにまとめてパッキング(64a〜64e,70) する。
とができる内視鏡カバーを提供する。 【構成】 カバー用内視鏡(6) と組み合わせて用いら
れ、少なくとも挿入部カバー部(9) と操作部カバー部(1
0)とを有する内視鏡カバー(8) であって、少なくとも挿
入部カバー部(9) と操作部カバー部(10)とを、装着順が
わかるようにまとめてパッキング(64a〜64e,70) する。
Description
【0001】
この考案は、カバー用内視鏡と組み合わせて用いる内視鏡カバーに関するもの である。
【0002】
従来、医用内視鏡として、不潔になる部位を廃棄可能にした内視鏡カバー方式 の内視鏡(以下、カバー式内視鏡と称す)が提案されている(例えば、特公平2 −54734号公報)。このカバー式内視鏡においては、カバー用内視鏡の挿入 部を挿入部カバー部で覆う他、例えば、操作部およびユニバーサルコードを操作 部カバー部およびユニバーサルコードカバー部でそれぞれ覆うと共に、操作部に 使い捨てのアングルノブを装着するのが、汚染を防止するうえで有効である。
【0003】
しかしながら、従来は、カバー用内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバーのみが、 滅菌パックして販売されているに過ぎなかった。このため、カバー式内視鏡によ る検査を行うためには、検査に先立って、他のカバー部を用意しなければならな いという煩わしさがあると共に、全てのカバー部を用意できても、それらの装着 順を熟知してないと、装着に時間がかかったり、カバー部が汚染されてしまい、 カバー式内視鏡による検査の効率が非常に悪いという問題がある。
【0004】 この考案の目的は、上述した従来の問題点に着目してなされたもので、カバー 式内視鏡による検査を効率良く行い得るよう適切に構成した内視鏡カバーを提供 することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するため、この考案では、カバー用内視鏡と組み合わせて用い られ、少なくとも挿入部カバー部と操作部カバー部とを有する内視鏡カバーであ って、前記少なくとも挿入部カバー部と操作部カバー部とを、装着順がわかるよ うにまとめてパッキングする。
【0006】
この考案においては、少なくとも挿入部カバー部と操作部カバー部とが、装着 順がわかるようにまとめてパッキングされているので、装着順を熟知していなく ても、これらをカバー用内視鏡に短時間で、しかも汚染することなく装着でき、 したがってカバー式内視鏡による検査の効率を有効に向上させることが可能とな る。
【0007】
以下、この考案の実施例について図面を参照しながら説明する。 図1はチャンネル付き内視鏡カバー(以下、カバーと略称する)を用いた内視 鏡装置の全体図、図2はカバー式内視鏡の横断面図、図3はチャンネル付き内視 鏡カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と略称する)の挿入部の先端部斜視図 、図4はカバー式内視鏡の挿入部の先端部斜視図である。図中1は、周辺機器が 収納されているカートである。このカート1には、例えば光源装置2、ビデオプ ロセッサ3、流体制御装置4、チャンネル付き内視鏡カバー拡張器(以下、拡張 器と略称する)5等か収納されている。光源装置2には、カバー用内視鏡6が接 続されている。このカバー用内視鏡6には、その挿入部先端近傍に設けられた撮 像素子29aから出力された信号をビデオプロセッサ3に入力させるケーブル7 が接続されている。
【0008】 カバー用内視鏡6は、カバー8で被覆される。このカバー8は、挿入部カバー 部9、操作部カバー10、ユニバーサルコードカバー11によって構成され、カ バー用内視鏡6の挿入部30、操作部62およびユニバーサルコードが、それぞ れ挿入部カバー部9、操作部カバー10およびユニバーサルコードカバー11で 被覆される。また、拡張器5には、拡張チューブ21が連結されている。なお、 図中12は、カバー用内視鏡6に挿入部カバー部9を装着する際に、該挿入部カ バー部9を保持するためのカバー保持具である。
【0009】 カバーの先端部13には、カバー用内視鏡6の照明光学系14および観察光学 系15に相当する位置にそれぞれ透明な照明窓16および観察窓17が設けられ 、さらに観察窓17に向かって開口した送気送水ノズル18が設けられている。 このカバーの先端部13には、カバー用内視鏡6の先端部30を外部環境から隔 離するための挿入部カバー外皮19が気密的に接続されている。
【0010】 挿入部カバー外皮19の手元側には、鉗子挿入口20、拡張器5に連結された 拡張チューブ21を接続する拡張チューブ口体22等を有する内視鏡操作部固定 用口体部23が設けられている。この内視鏡操作部固定用口体部23の手元側に は、カバー用内視鏡用に設けられた内視鏡挿入チャンネル24の開口部25が設 けられ、さらに一端がカバーの先端部13に開口した送気管路26、送水管路2 7、吸引管路28等の管路が突出している。なお、内視鏡挿入チャンネル24は 、カバー用内視鏡6の挿入部30を容易に挿脱し得るように、該挿入部30より 充分大きく形成されている。
【0011】 カバー用内視鏡6の挿入部30の先端部29には、観察光学系15、照明光学 系14が設けられている。また、カバーの先端部13には、上述した観察窓17 、照明窓16、送気送水ノズル18の他に、鉗子出口31が設けられている。な お、カバー用内視鏡6の操作部62は、内視鏡操作部固定用口体部23に固定さ れる。
【0012】 送気管路26、送水管路27、吸引管路28は、カバーの先端部13に接着固 定されたマルチルーメンチューブ40に設けられた貫通孔により形成されている 。このマルチルーメンチューブ40は、挿入部カバー外皮19の全長に亘って挿 入されており、内視鏡操作部固定用口体部23の中途部で、吸引管路28は鉗子 挿入口20に連通している。
【0013】 一方、カバー用内視鏡6の挿入部30には、弯曲部41が設けられている。こ の弯曲部41は、複数の節輪管42がピン43により連結されて構成され、上下 左右の弯曲ワイヤ44,45(左右方向の弯曲ワイヤは図示せず)をそれぞれ引 くことにより、上下左右方向に弯曲するようになっている。なお、弯曲ワイヤ4 4,45等は、先端部29に当接固着された節輪管42に設けられたワイヤ受け 48(図2では、上下方向のみを示す)に固着されている。
【0014】 マルチルーメンチューブ40は、カバー用内視鏡6の挿入部30より上側、す なわち挿入部カバー外皮19内において、挿入部30内に設けられた上方向弯曲 ワイヤ44に最も近く位置するように配設されている。なお、図2においては、 カバー用内視鏡6の内蔵物、例えば撮像素子用電線、ライトガイドファイバ等は 省略してある。
【0015】 さらに、カバーの先端部13には、内径がカバー用内視鏡6の先端部29の外 径とほぼ等しい弾性部材からなる係止部材49が設けられている。この係止部材 49は、カバー用内視鏡6を内視鏡挿入チャンネル24に挿入した際に、カバー 用内視鏡6の先端部29を係止して保持し、これにより先端部29が係止部材4 9以外の、例えば観察窓17やカバーの先端部13等に接触しないように作用す る。
【0016】 なお、図1に示すカバー保持具12には、その上端部にカバーの内視鏡操作部 固定用口体部23を保持するほぼY字状のカバー保持部材12aが設けられてい る。
【0017】 この実施例では、カバー式内視鏡のカバー8を、図5に示すように、挿入部カ バー部9と、操作部カバー10と、ユニバーサルコードカバー11と、カバー保 持部材12aをカバーするカバー保持部材カバー61と、カバー用内視鏡6の操 作部62に操作部カバー10を装着した後、該操作部62に回動可能に装着する 使い捨て型のディスポアングルノブ体63とをもって構成し、これらをそれぞれ 滅菌してパッケージ64a〜64eにパックし、これらパッケージ64a〜64 eを装着順(この実施例ではサフィックスの順)に重ねて清潔なビニールシート で覆い、図6に示すような段ボール箱等の梱包箱70内に収納しておく。
【0018】 なお、図5において、パッケージ64bには、使い捨てのディスポマウスピー ス80を挿入部カバー外皮19に通しておく。また、カバー保持部材カバー61 は、その一端65を開放して、この部分に輪ゴムを編み込んで設け、他端は2つ の分岐して、その各々の分岐端66,67の端部を閉塞して形成する。さらに、 挿入部カバー10は、チューブ状に形成された変形自在なビニールを用い、その 両端開口部に輪ゴムを編み込んで形成する。
【0019】 また、ディスポアングルノブ体63には、上側に小径の左右用アングルノブ6 8を、下側に大径の上下用アングルノブ69を、それぞれ回転自在に一体化して 設ける。さらに、ユニバーサルコードカバー11は、細長のチューブ状のビニー ルを用い、その両端開口部に輪ゴムを編み込み、長手方向にはファスナー11a を設けて形成する。
【0020】 また、図5において、パッケージ64cの内側には、開封検出部76を設ける 。この開封検出部76は、例えば無水CuSO4 の粉末を塗布して構成する。したが って、この開封検出部76は、パッケージ64cが開封されて湿気が入ることに より、CuSO4 +4H2O→ CuSO4・4H2Oの化学反応によって無色から青色に変色する ことになる。
【0021】 一方、図6において、梱包箱70には、その上面に一辺、例えば図6において 奥側の辺を支点に開放可能にフタ71を設け、また左右の側面には連結部73, 72を設けて、図7に示すように、複数の梱包箱70を順次連結し得るようにす る。また、梱包箱70の前面74には、図8に示すように、滅菌日および/また は有効期限を印刷したラベル75を貼着する。
【0022】 以下、この実施例のカバー8を用いる場合のカバー式内視鏡による検査準備の 手順について説明する。 先ず、図示しないスコープ保管庫から、使用するカバー内視鏡6を選択して取 り出す。その後、取り出したカバー用内視鏡6を、光源装置2、ビデオプロセッ サ3、流体制御装置4に接続して、電源スイッチおよび拡張器5のスイッチをオ ンにする。この際、カバー内視鏡6は、カバー8を装着し終わるまで、図示しな いスコープハンガに掛けておく。
【0023】 その後、使用するカバー8を収納する梱包箱70を取り出して開封し、先ずパ ッケージ64aを開封してカバー保持部材カバー61を保持部材12aに被せる 。次に、パッケージ64bを開封して、挿入部カバー部9を保持具12にセット した後、拡張チューブ21を内視鏡操作部固定用口体部23の拡張チューブ口体 22に接続して、内視鏡挿入チャンネル24を膨らませるようにし、その状態で 開口部25から内視鏡挿入チャンネル24にカバー用内視鏡6の挿入部30を挿 入して、その先端部29をカバーの先端部13にセットすると共に、操作部62 をカバー8の内視鏡操作部固定用口体部23に固定する。なお、操作部62は、 これを内視鏡操作部固定用口体部23に押し込むことによって固定されるように なっている。以上の作業が終了したら、拡張チューブ21を拡張チューブ口体2 2から外して、挿入部カバー部9に一体化されている管路チューブ類の手元側を 流体制御装置4に接続する。
【0024】 次に、パッケージ64cを開封して、操作部カバー10をアングルノブ軸(図 示せず)にセットし、操作部62、管路チューブ類、拡張チューブ口体22を覆 いながら、操作部カバー10を内視鏡操作部固定用口体部23にセットする。そ の後、パッケージ64dを開封して、ディスポアングルノブ体63をアングルノ ブ軸にセットする。次に、パッケージ64eを開封して、ユニバーサルコードカ バー11を被せる。なお、開封後のパッケージ64a〜64eは、リサイクルボ ックス(図示せず)に捨てる。 以上により、カバー式内視鏡による検査の準備が完了し、内視鏡検査が行われ る。
【0025】 以上のように、この実施例によれば、検査に必要な全てのカバーおよびカバー 用の部品、すなわちカバー保持部材カバー61、ディスポアングルノブ体63等 を一纏めにしたので、簡単かつ確実に検査の準備を行うことができる。また、パ ッケージ64a〜64eを、装着順に重ねて梱包するようにしたので、装着順を 熟知していなくても、上から順にパッケージを開封することにより、装着順を誤 ることなく装着でき、検査の準備を迅速に行うことができる。
【0026】 また、カバーの梱包箱70に連結部72,73を設けて、複数の梱包箱70を 順次連結し得るようにしたので、運送時の荷崩れを有効に防止でき、運送が容易 にできる。さらに、この梱包箱70に、滅菌日および/または有効期限を印刷し たラベル75を貼着するようにしたので、有効期限を過ぎたカバーを使用するの を有効に防止でき、汚染をより確実に防止することができる。
【0027】 さらに、パッケージ64cの内側に、開封検出部76を設けたので、パッケー ジ64cの開封後のおおよその時間を知ることができ、これにより開封後、長時 間経過することによって、汚染された可能性のある操作部カバー10の使用を防 止することができる。
【0028】 なお、上記実施例において、滅菌日および/または有効期限を印刷したラベル 75は、パッケージ64a〜64eの全てに貼着するようにしてもよい。この場 合、パッケージ64a〜64eは、開封後捨ててもよい。また、開封検出部76 は、操作部カバー10の一部に塗布するようにしてもよい。さらに、パッケージ 64a〜64eを1セットとして清潔なビニールシートで覆って、梱包箱70に 複数セット、例えば10セット単位で梱包するようにしてもよい。
【0029】 また、パッケージ64a〜64eに、装着順に従って「a」〜「e」等の符号 を印刷することもできる。この場合には、装着順の符号に従って安心して装着す ることができるので、パッケージ64a〜64eを梱包箱70に順不同で収納し てもよい。
【0030】 図9は、この考案の第2実施例を示すものである。この実施例では、パッケー ジ64a〜64eを遮光部材で形成すると共に、これらをその装着順に連結部8 1a〜81dで連結して、折り畳むようにして積み重ね得るようにする。また、 パッケージ64a〜64eの各々に収納されている部品、すなわちカバー保持部 材カバー61、挿入部カバー部9、操作部カバー10、ディスポアングルノブ体 63、ユニバーサルコードカバー11には、それぞれその一部に感光部材を塗布 して開封表示部を設け、またパッケージ64a〜64eの少なくとも一部、この 実施例ではパッケージ64eには、滅菌日および/または有効期限を表示したラ ベル75を貼着する。その他の構成は、第1実施例と同様である。
【0031】 この実施例によれば、検査に必要な部品を1セット纏めて、しかも装着順に連 結するようにしたので、パッケージおよび/または部品を紛失することがないと 共に、装着も容易かつ迅速に行うことができる。また、全ての部品に感光材料よ りなる開封表示部を設けたので、開封後、長時間経過して汚染された可能性のあ る部品の使用を、有効に防止することができる。
【0032】 図10〜図12は、この考案の第3実施例を説明するための図である。この実 施例のカバーは、第1実施例のものとほぼ同じであるので、同一のものには同一 符号を付してその説明を省略する。梱包箱70には、その内部にパッケージ64 が折り畳んで収納され、正面には滅菌日および/または有効期限を表示したラベ ル75が貼着されている。この梱包箱70は、その一方のサイド板100に磁石 が貼着され、他方のサイド板101が鉄等で形成されている。
【0033】 パッケージ64は、円筒形で、両端部が閉塞された変形自在なプラスチックに より形成されている。このパッケージ64には、検査に必要な全ての部品、すな わち挿入部カバー部9、操作部カバー10、ディスポアングルノブ体63、ユニ バーサルコードカバー11、ディスポマウスピース80等が封入されている。ま た、パッケージ64の上部内面には、カバー吊り下げコード102が固着されて いる。この吊り下げコード102の下端は、内視鏡操作部固定用口体部23に貼 着され、所定の力以上で引っ張らないと外れないようになっている。また、吊り 下げコード102には、枝部102a,102bが形成されており、これら枝部 102aおよび102bに、ディスポアングルノブ体63およびユニバーサルコ ードカバー11が、それぞれ所定の力以上で引っ張らないと外れないように貼着 されている。
【0034】 さらに、パッケージ64の上端面には、引っ掛け部103が設けられている。 この引っ掛け部103は、ハンガー104のフック105に引っ掛けられるよう になっている。図11は、引っ掛け部103をハンガー104のフック105に 引っ掛けた状態を示し、この状態で装着順がわかるようになっている。また、こ の状態では、少なくとも内視鏡操作部固定用口体部23が地面から離れるように なっている。
【0035】 図11において、パッケージ64の長手方向中間部には、チューブ22aを介 して図2に示す内視鏡挿入チャンネル24に連通する拡張チューブ口体22が、 内部の密封状態を確保しつつ突出している。また、このパッケージ64の長手方 向中間部には、外部と連通する開口106,107および108が設けられてい る。ここで、開口106は、挿入部カバー10の内孔を介して内視鏡挿入チャン ネル24に連通し、開口107および108は、それぞれの端部が人間の手の形 状に形成された手袋状になっている。したがって、これら開口106,107お よび108は、パッケージ64内には全く連通していないので、挿入部カバー部 9、操作部カバー10、ディスポアングルノブ体63、ユニバーサルコードカバ ー11、ディスポマウスピース80等の外表面を汚染することはない。
【0036】 以下、この実施例のカバーを用いる場合のカバー式内視鏡による検査準備の手 順について説明する。 先ず、図示しないスコープ保管庫から、使用するカバー内視鏡6を選択して取 り出す。その後、取り出したカバー用内視鏡6を、光源装置2、ビデオプロセッ サ3、流体制御装置4に接続して、電源スイッチおよび拡張器5のスイッチをオ ンにする。次に、使用するカバーの入った梱包箱70を選択してパッケージ64 を取り出し、その引っ掛け部103をハンガー104のフック105に引っ掛け て、図11に示すように、パッケージ64を吊り下げる。
【0037】 その後、拡張チューブ21を拡張チューブ口体22に取り付けた後、カバー用 内視鏡6の挿入部30を、開口106、挿入部カバー10の内孔を介して、内視 鏡挿入チャンネル24内に挿入し、その先端部29をカバーの先端部13にセッ トすると共に、操作部62をカバー8の内視鏡操作部固定用口体部23に固定す る。なお、この際、必要に応じて、開口107,108から両手を入れて作業す れば、作業性が良くなる。以上の作業が終了したら、拡張チューブ21を拡張チ ューブ口体22から取り外す。
【0038】 次に、操作部カバー10を開口106にて切離し、開口部を輪ゴムで止める。 その後、ディスポアングルノブ体63を枝部102aから取り外して、操作部6 2のアングルノブ軸にセットする。次に、挿入部カバー部9に一体化されている 管路チューブ類の手元側を流体制御装置4に接続する。その後、ユニバーサルコ ードカバー11を枝部102bから取り外して、ファスナ11aを開け、これを 挿入部カバー部9に一体化されている管路チューブ類に被せてファスナ11aを 閉める。
【0039】 図12図は、以上の作業が終了した状態を示すもので、これにて検査の準備が 全て完了する。この状態で、使用時までパッケージ64内に保存し、使用時には 、内視鏡操作部固定用口体部23から吊り下げコード102を引っ張り剥がし、 開口106からカバー式内視鏡を取り出して使用する。また、検査終了後は、再 びパッケージ64内でカバーの取り外しを行い、廃棄物をパッケージ64毎、纏 めて廃棄する。
【0040】 この実施例によれば、必要なカバーおよびカバー用の部品の全てを、パッケー ジ64内に収納して設けるようにしたので、簡単かつ確実に準備を行うことがで きる。
【0041】 また、従来のカバーにおいては、カバーをカバー用内視鏡に装着する際、通常 は、清潔域と不潔域とが入り乱れる場所で作業が行われ、かつカバーの表面が外 部に露出しているため、カバー用内視鏡へのカバーの装着中や、装着後使用する までの間に、カバー表面が汚染されるおそれがあるが、この実施例では、カバー のパッケージ64の開口107,108よりパッケージ64内に設けられた手袋 と、パッケージ64内に配置されたカバーの内視鏡挿入チャンネル24に連通し てパッケージ64に突設した拡張用のチューブ22aと、パッケージ64内に設 けられた切り離し可能な操作部カバー10とからなるカバー用パッケージとした ので、カバーおよび操作部カバーを一切外部の不潔域に露出させることなく、パ ッケージ64内で全ての装着作業を行うことができる。したがって、カバーの汚 染を有効に防止できるので、不潔域のナースが全ての作業を行うことができ、そ の後、医者が使用するまで、汚染される可能性を極めて低くできる。
【0042】 さらに、使用後は、再びパッケージ64内でカバーの取り外し作業を行い、廃 棄物をパッケージ64毎纏めて捨てることができるので、汚染物が外部に飛び散 るのを有効に防止することができる。
【0043】 また、梱包箱70は、その一方のサイド板100に磁石を貼着し、他方のサイ ド板101を鉄等で形成したので、複数の梱包箱70を整列する場合に、隣接す る梱包箱70を磁気的に吸引保持でき、したがって保管時や輸送時等における荷 崩れを有効に防止することができる。
【0044】 なお、第3実施例においては、各部品に装着順に、例えば、内視鏡挿入部固定 用口体部23に「1」、挿入部カバー10に「2」、ディスポアングルノブ体6 3に「3」、ユニバーサルコードカバー11に「4」、というように番号を表示 するようにしてもよい。このようにすれば、各部品をその装着順を間違えること なく、より確実に装着することができる。また、パッケージ64内を滅菌するよ うにしてもよい。
【0045】 さらに、上述した各実施例において、マルチルーメンチューブ40と挿入部カ バー外皮19とを一体成形とすることもできる。また、この考案に係る内視鏡カ バーは、撮像素子を用いたカバー用内視鏡に限らず、イメージガイドを用いたカ バー用内視鏡にも有効に適用することができる。
【0046】
以上のように、この考案によれば、少なくとも挿入部カバー部と操作部カバー 部とを、装着順がわかるようにまとめてパッキングしたので、装着順を熟知して いなくても、これらをカバー用内視鏡に短時間で、しかも汚染することなく装着 でき、したがってカバー式内視鏡による検査の効率を有効に向上させることがで きる。
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【0018】 なお、図5において、パッケージ64bには、使い捨てのディスポマウスピー ス80を挿入部カバー外皮19に通しておく。また、カバー保持部材カバー61 は、その一端65を開放して、この部分に輪ゴムを編み込んで設け、他端は2つ に分岐して、その各々の分岐端66,67の端部を閉塞して形成する。さらに、 操作部カバー10は、チューブ状に形成された変形自在なビニールを用い、その 両端開口部に輪ゴムを編み込んで形成する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【0033】 パッケージ64は、円筒形で、両端部が閉塞された変形自在なプラスチックに より形成されている。このパッケージ64には、検査に必要な全ての部品、すな わち挿入部カバー部9、操作部カバー10、ディスポアングルノブ体63、ユニ バーサルコードカバー11、ディスポマウスピース80等が封入されている。ま た、パッケージ64の上部内面には、カバー吊り下げコード102が固着されて いる。この吊り下げコード102の下端には、内視鏡操作部固定用口体部23が 貼着され、所定の力以上で引っ張らないと外れないようになっている。また、吊 り下げコード102には、枝部102a,102bが形成されており、これら枝 部102aおよび102bに、ディスポアングルノブ体63およびユニバーサル コードカバー11が、それぞれ所定の力以上で引っ張らないと外れないように貼 着されている。
【図1】カバーを用いた内視鏡装置の全体図である。
【図2】カバー式内視鏡の横断面図である。
【図3】カバー用内視鏡の挿入部の先端部斜視図であ
る。
る。
【図4】カバー式内視鏡の挿入部の先端部斜視図であ
る。
る。
【図5】この考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図6】梱包箱の構成を示す斜視図である。
【図7】梱包箱の連結状態を示す図である。
【図8】梱包箱に貼着するラベルを示す図である。
【図9】この考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図10】同じく第3実施例を示す斜視図である。
【図11】図10のパッケージをハンガーに吊り下げた
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図12】図10の各部品をカバー用内視鏡に装着した
カバー式内視鏡による検査準備完了状態を示す図であ
る。
カバー式内視鏡による検査準備完了状態を示す図であ
る。
6 カバー用内視鏡 8 カバー 9 挿入部カバー部 10 操作部カバー 11 ユニバーサルコードカバー 61 カバー保持部材カバー 63 ディスポアングルノブ体 64a〜64e,64 パッケージ 70 梱包箱 80 ディスポマウスピース 81a〜81d 連結部
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 日比野 浩樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 カバー用内視鏡と組み合わせて用いら
れ、少なくとも挿入部カバー部と操作部カバー部とを有
する内視鏡カバーであって、前記少なくとも挿入部カバ
ー部と操作部カバー部とを、装着順がわかるようにまと
めてパッキングしたことを特徴とする内視鏡カバー。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1159393U JPH0668712U (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 内視鏡カバー |
US08/051,100 US5695447A (en) | 1993-03-16 | 1993-04-22 | Endoscope system including endoscope and disposable protection cover |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1159393U JPH0668712U (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 内視鏡カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668712U true JPH0668712U (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=11782211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1159393U Withdrawn JPH0668712U (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 内視鏡カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668712U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002533191A (ja) * | 1998-12-30 | 2002-10-08 | エシコン・インコーポレイテッド | 柔軟な内視鏡用の滅菌パッケージ |
-
1993
- 1993-03-16 JP JP1159393U patent/JPH0668712U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002533191A (ja) * | 1998-12-30 | 2002-10-08 | エシコン・インコーポレイテッド | 柔軟な内視鏡用の滅菌パッケージ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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