JPH0668672A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0668672A
JPH0668672A JP4217770A JP21777092A JPH0668672A JP H0668672 A JPH0668672 A JP H0668672A JP 4217770 A JP4217770 A JP 4217770A JP 21777092 A JP21777092 A JP 21777092A JP H0668672 A JPH0668672 A JP H0668672A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビット線上のノイズによる誤動作を防止し、
かつ、データの読み出しの高速化を図る。 【構成】 読みだし動作開始前は、電位制御手段100
により、ビット線BLはビット線BLの電位とセンスアンプ
回路117の回路しきい値との上下関係のマージンが十
分大きくなるようにプリチャージされている。データの
出力を制御するワード線WL上の信号によりメモリセル1
11からデータのビット線BL上への読みだしが開始され
る。これと同期して、電位制御手段100により、ビッ
ト線BLの電位とセンスアンプ回路117の回路しきい値
との上下関係のマージンが最小となるように、ビット線
BLの電位を調整する。このため、読みだし開始時のビッ
ト線BLのノイズに起因する誤ったデータの出力を防止
し、同時にデータの読み出しを高速化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速なアクセスタイ
ムを要求される半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下図面を参照しながら、従来の半導体
記憶装置の一例であるTLB(Translation Look-aside
Buffer) 回路中のCAM(Content Addressable Memory)
アレイ部について説明する。図7は従来のTLB回路の
CAMアレイ部における読みだし系の回路の一部分の概
略構成図を示すものであり(「電子情報通信学会技術研
究報告」vol.91 No. 215 13〜19ページ参
照。)、図8は従来例におけるタイミング図である。図
7において、11はデータを記憶するメモリセルに相当
するCAMセルであり、データを読み出すマッチライン
MLと、データの出力を制御するデータ線DLに接続されて
いる。12はプリチャージ用PチャネルMOSトランジ
スタ(以下「PMOSTr」という)であり、ソースは
電位発生回路14に接続されており、ドレインはマッチ
ラインMLに接続されている。また、ゲートにはプリチャ
ージ制御信号PRが与えられる。13はマッチラインMLの
データを受け増幅し出力するインバータである。
【0003】以上のように構成された半導体記憶装置に
ついて、以下その動作について説明する。いま、電位発
生回路14ではVcc-Vth の電位が発生されている(但
し、Vcc は電源電圧、Vth はPMOSTr12のしきい
値電圧である。)。プリチャージ制御信号PRが“L”レ
ベルの期間には、PMOSTr12が導通状態となり、
マッチラインMLが電位発生回路14で発生した電位Vcc-
Vth にプリチャージされる。プリチャージ制御信号PRが
“H”レベルになるとPMOSTr12が非導通状態と
なりプリチャージが停止され、マッチラインMLの電位は
Vcc-Vth で固定されている。
【0004】そこで、その直後の時刻にデータ線DLが
“L”から“H”に反転するとデータの読み出しが開始
される。CAMセル11から“H”のデータがマッチラ
インMLに読みだされる場合には、マッチラインMLの電位
は変化しない。したがって、インバータ13の入力がこ
のインバータ13の回路しきい値V0を越えないのでイン
バータ13の出力は“L”のままである。CAMセル1
1から“L”のデータがマッチラインMLに読みだされる
場合には、マッチラインMLの電位は初期状態での電位Vc
c-Vth から接地電位Vss にひき落とされる。このとき、
マッチラインMLの電位がインバータ13の回路しきい値
V0以下になった時点でインバータ13の出力に“H”の
信号が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成にお
いて、CAMセル11(メモリセルに相当)から読みだ
されたデータを高速に出力するためには、マッチライン
ML(ビット線に相当)の電位を初期状態の電位から出力
回路となっているインバータ13の回路しきい値まで引
き落とす時間を短縮することが必要である。このため、
従来はマッチラインMLの初期状態の電位を電源電位Vcc
に設定する替わりに、電位発生回路14で発生したVcc-
Vth の電位に設定することにより、マッチラインMLの電
位とインバータ13の回路しきい値の上下関係のマージ
ンを小さくし、データの出力の高速化を図っていた。し
かし、データの読み出しが開始される前からマッチライ
ンMLの電位が一定の値に固定されているために、この値
を小さくし過ぎると、マッチラインMLの電位とインバー
タ13の回路しきい値の上下関係のマージンが小さくな
りすぎ、マッチラインML上のノイズにより誤ってインバ
ータ13の出力が反転する可能性があった。
【0006】そこで、従来は、マッチラインMLの電位と
インバータ13の回路しきい値の上下関係のマージンを
ノイズによる誤動作が生じない大きさに確保するため
に、従来例では記載を省いたが、誤ったデータの外部へ
の出力を抑止する手段を設けることなどにより誤動作を
防いでいた。このため、上記のような構成では、マッチ
ラインMLの電位とインバータ13の回路しきい値の上下
関係のマージンを有る程度以上大きくとらなければなら
ず、データ出力があまり高速化できない、また、データ
出力抑止手段を設けることによりハードウエア量が増大
するという問題点を有していた。
【0007】この発明の目的は上記問題点に鑑み、ビッ
ト線上のノイズによる誤動作を防止し、かつ、データの
読み出しの高速化が図れる半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体記
憶装置は、データを記憶するメモリセルと、メモリセル
に接続されデータの入出力を制御するワード線と、メモ
リセルに接続され記憶されたデータを読みだすビット線
と、ビット線に接続されメモリセルから読みだしたデー
タを増幅し出力する出力回路と、ビット線に接続されイ
ネーブル信号によりビット線の電位を出力回路の回路し
きい値に対して充分なマージンを持つ値に設定するプリ
チャージ回路と、イネーブル信号の遷移を検出しパルス
状の制御信号を生成する制御信号生成回路と、ビット線
に接続され制御信号生成回路により生成された制御信号
によりビット線の電位を出力回路の回路しきい値に対し
て最小限のマージンを持つ値に設定する電位設定回路と
を備えている。
【0009】請求項2記載の半導体記憶装置は、請求項
1記載の半導体記憶装置において、電位設定回路を電源
電位と接地電位の間に直列接続した同一導電型の第1お
よび第2のMOSトランジスタで構成し、第1,第2の
MOSトランジスタの共通接続点をビット線に接続し、
第1,第2のMOSトランジスタの各ゲートに制御信号
生成回路により生成された制御信号を入力するようにし
たことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の半導体記憶装置は、データ
を記憶するメモリセルと、メモリセルに接続されデータ
の入出力を制御するワード線と、メモリセルに接続され
記憶されたデータを読みだすビット線と、ビット線に接
続されメモリセルから読みだしたデータを増幅し出力す
る出力回路と、ビット線に接続されイネーブル信号によ
りビット線の電位を出力回路の回路しきい値に対して充
分なマージンを持つ値に設定するプリチャージ回路と、
イネーブル信号から遅延イネーブル信号を生成する遅延
回路と、ビット線に接続されイネーブル信号と遅延イネ
ーブル信号によりビット線の電位を出力回路の回路しき
い値に対して最小限のマージンを持つ値に設定する電位
設定回路とを備えている。
【0011】請求項4記載の半導体記憶装置は、請求項
3記載の半導体記憶装置において、電位設定回路を電源
電位と接地電位の間に直列接続した同一導電型の第1,
第2,第3および第4のMOSトランジスタで構成し、
第2,第3のMOSトランジスタのドレイン,ソースの
共通接続点をビット線に接続し、第1,第2のMOSト
ランジスタのいずれか一方のゲートと、第3,第4のM
OSトランジスタのいずれか一方のゲートとに遅延イネ
ーブル信号を入力し、第1,第2,第3,第4のMOS
トランジスタの各ゲートのうち遅延イネーブル信号を入
力しなかったゲートにイネーブル信号を入力するように
したことを特徴とする。
【0012】請求項5記載の半導体記憶装置は、データ
を記憶するメモリセルと、メモリセルに接続されデータ
の入出力を制御するワード線と、メモリセルに接続され
記憶されたデータを読みだすビット線と、ビット線に接
続されメモリセルから読みだしたデータを増幅し出力す
る出力回路と、ビット線の電位を出力回路の回路しきい
値に対して充分なマージンを持つ値に設定するプリチャ
ージ経路とビット線の電位を出力回路の回路しきい値に
対して最小限のマージンを持つ値に設定するディスチャ
ージ経路を含みイネーブル信号によりプリチャージ経路
とディスチャージ経路の活性化期間を切り替える電位制
御手段とを備えている。そして、電位制御手段を、ドレ
インをビット線に接続しゲートにプリチャージ制御信号
の遅延信号に相当する活性化制御信号を入力した第1の
PチャネルMOSトランジスタと、ドレインを第1のP
チャネルMOSトランジスタのソースに接続しゲートに
プリチャージ制御信号を入力しソースにプリチャージ制
御信号の反転信号を入力した第2のPチャネルMOSト
ランジスタと、第2のPチャネルMOSトランジスタと
各ゲート,各ソース,各ドレインを共通接続したNチャ
ネルMOSトランジスタとで構成している。
【0013】
【作用】この発明の構成によれば、データの読み出し動
作開始以前の期間にはビット線電位を出力回路の回路し
きい値に対して充分なマージンを持つ値に設定すること
によりビット線上のノイズによる誤動作を防ぎ、読み出
し開始と同時にビット線電位を出力回路の回路しきい値
に対して最小限のマージンを保証した電位に設定するこ
とによりデータの高速な読み出しが可能となる。
【0014】
【実施例】以下この発明の一実施例の半導体記憶装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。 〔第1の実施例;請求項1,2に対応〕図1はこの発明
の第1の実施例における半導体記憶装置の概略構成図で
ある。図1において、100はビット線BLの電位を制御
する電位制御手段である。111はデータを記憶するメ
モリセルであり、データの出力を制御するワード線WL
と、データを出力するビット線BLに接続されている。
【0015】115はビット線BLをプリチャージレベル
V1(V1>>Vcc-Vth )にプリチャージするためのプリチ
ャージ回路に相当するPチャネルMOSトランジスタ
(以下「PMOSTr」という)であり、そのソースに
は電源電位(Vcc )ノードが、ドレインにはビット線BL
が接続され、ゲートにはプリチャージ制御イネーブル信
号PRが入力されている。
【0016】112はNチャネルMOSトランジスタ
(以下「NMOSTr」という)113,114により
構成され、ビット線BLをプリチャージレベルV2にプリチ
ャージする電位設定回路である。116は制御信号生成
回路であり、プリチャージ制御イネーブル信号PRを入力
とし電位設定回路112を制御するパルス状の制御信号
PR2 を出力する。NMOSTr113,114の各ソー
スにはそれぞれ電源電位(Vcc )ノード、接地電位(Vs
s )ノードが接続され、各ドレインはビット線BLに共通
接続されており、共通接続されたドレイン電位がVcc 電
位とVss 電位の中間の電位V2となるように、各トランジ
スタのチャネル長,チャネル幅が設定されている。ま
た、各ゲートには制御信号PR2 が入力されている。
【0017】117はNMOSTr118,121〜1
23およびPMOSTr119,120から構成され、
ビット線BLのわずかな電位の遷移を検出し増幅して出力
する出力回路となるカレントミラー型のセンスアンプ回
路である。センスアンプ回路117を構成するPMOS
Tr120は、Vcc 電位ノードにソースが接続され、ド
レインとゲートが相互に接続されている。PMOSTr
119は、Vcc 電位ノードにソースが接続され、PMO
STr120とゲート相互が接続されている。NMOS
Tr123は、ソース,ゲートが電源電位(Vcc )ノー
ドに接続されている。NMOSTr118はPMOST
r119に直列接続され、ゲートにビット線BLが接続さ
れており、NMOSTr121は、PMOSTr120
に直列接続され、ゲートにNMOSTr123のドレイ
ンが接続されており、NMOSTr118,121の各
ソースが共通に接続されている。NMOSTr122
は、NMOSTr118,121のソース相互接続点と
接地電位(Vss )ノードとの間に直列に接続されてい
る。ここで、NMOSTr122のゲートにはセンスア
ンプ活性化信号SEが入力され、PMOSTr119とN
MOSTr118の接続点は出力ノードOUT に接続され
ている。
【0018】以上のように構成される半導体記憶装置に
ついて、以下図1及び図2を用いてその動作を説明す
る。図2は上記半導体記憶装置のタイミング図である。
この半導体記憶装置において、初期状態、すなわちセン
スアンプ活性化信号SEが“L”、プリチャージ制御イネ
ーブル信号PRが“L”、制御信号PR2 が“L”の期間に
は、ビット線BLはPMOSTr115によりプリチャー
ジレベルV1(V1>>Vcc-Vth )にプリチャージされ、N
MOSTr121のゲートにはNMOSTr123によ
りVcc-Vth の電位(但し、Vth はNMOSTr123の
しきい値電圧である。)が与えられ、NMOSTr11
8のゲートには活性化されたPMOSTr115により
Vcc 電位が与えられている。このVcc 電位はプリチャー
ジレベルV1である。この状態ではセンスアンプ回路11
7は非活性状態であり、出力ノードOUT には一定の電位
Viが出力されており、NMOSTr121のゲート電圧
(Vcc-Vth )がこのセンスアンプ回路117の回路しき
い値になっている。この出力ノードOUT の電位Viは、P
MOSTr119,120とNMOSTr118,12
1のチャネル長、チャネル幅を調整することにより、セ
ンスアンプ回路117の出力に接続された他の論理回路
が作動しないように設定されている。
【0019】いま、時刻Ts1 からTs2 の期間に、プリチ
ャージ制御イネーブル信号PRが“H”, 制御信号PR2 が
“H”となるとPMOSTr115が非導通状態とな
り、NMOSTr113,114が導通状態となる。し
たがって、ビット線BLの電位はVcc からV2に強制的に引
き下げられる。この実施例では、この電位V2がセンスア
ンプ回路117が作動する電位(Vcc-Vth )に対して最
小のマージンを持った値V2(V2>Vcc-Vth )になるよう
に各トランジスタのチャネル長,チャネル幅を調整して
いる。なお、電位V2はNMOSTr113,114が導
通状態になり、直流電流pathが形成されたときのNMO
STr113,114の等価抵抗比により決定する。
【0020】次に、時刻Ts1 からTs2 の期間のある時刻
に、ワード線WLが“H”となりメモリセル111中に記
憶されたデータが読みだされ、センスアンプ活性化信号
SEが“H”になると、センスアンプ回路117が活性化
状態となりデータの出力が開始される。メモリセル11
1に記憶されているデータが“L”のときは、メモリセ
ル111からビット線BLには“H”が読みだされる。す
なわち、ビット線BLの電位はV2のまま固定され、NMO
STr118は導通状態を維持する。センスアンプ活性
化信号SEが“H”になると、NMOSTr122は導通
状態となる。したがって、出力ノードOUT には急速に
“L”が出力される。また、メモリセル111に記憶さ
れているデータが“H”のときは、ビット線BLには
“L”が読みだされ、ビット線BLの電位がV2からVss 電
位に引き落とされる。このとき、NMOSTr118の
ゲートに与えられる電位が下がり、NMOSTr121
のゲートに与えられている電位Vcc-Vth (センスアンプ
回路117のしきい値)以下になるとセンスアンプ回路
117が動作状態になり、出力ノードOUT に電位Viがほ
ぼ一定に出力される。
【0021】このように、センスアンプ活性化信号SEが
“H”になる瞬間にはビット線BLの電位をセンスアンプ
回路117のしきい値電圧に対して十分なマージンを持
った値V1に設定し、ノイズにより誤まったデータを出力
することを防ぎ、センスアンプ活性化信号SEが“H”に
なった後、電位設定回路112によりビット線BLの電位
を強制的にV2にしてやることにより、センスアンプ回路
117のしきい値電圧に対してのマージンを減らしデー
タ出力の高速化が可能となる。
【0022】以上のようにこの実施例によれば、PMO
STr115からなるプリチャージ回路と、ビット線BL
を前記プリチャージ回路のプリチャージレベルと異なっ
た電位に制御する電位設定回路112と、制御信号生成
回路116とからなる電位制御手段100を設け、読み
だし動作開始前は、電位制御手段100により、ビット
線BLをビット線BLの電位とセンスアンプ回路117の回
路しきい値との上下関係のマージンが十分大きくなるよ
うにプリチャージする。データの出力を制御するワード
線WL上の信号によりメモリセル111からデータのビッ
ト線BL上への読みだしを開始する。これと同期して、電
位制御手段100により、ビット線BLの電位とセンスア
ンプ回路117の回路しきい値との上下関係のマージン
が最小となるように、ビット線BLの電位を調整する。こ
のように、データ読み出し開始時期に合わせてビット線
BLの電位を制御することにより、ハードウェア量をほと
んど増加することなく、読みだし開始時のビット線BLの
ノイズに起因する誤ったデータの出力を防止し、ノイズ
に対して安定で、データの読み出しを高速に行なうこと
ができる。
【0023】また、この実施例では、制御信号PR2 とし
てパルス状の信号を用いているので、電位設定回路中の
直流電流pathができる期間を短くすることが可能であ
り、消費電力の増加を押さえることができると言う効果
を有する。 〔第2の実施例;請求項3,4に対応〕以下この発明の
第2の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0024】図3はこの発明の第2の実施例における半
導体記憶装置の概略構成図であり、図4は図3に示す半
導体記憶装置のタイミング図である。この半導体記憶装
置は、図1に示した半導体記憶装置の電位制御手段10
0とは異なる電位制御手段200を設けている点が第1
の実施例と異なり、その他の構成は第1の実施例と同じ
であり、同じものには図1と同符号を付している。電位
制御手段200は、図1の制御信号生成回路116の代
わりに遅延回路216を用い、電位設定回路112の代
わりに電位設定回路212を用いている。
【0025】遅延回路216は、プリチャージ制御イネ
ーブル信号PRの遅延信号DPR を生成するようになってい
る。電位設定回路212は、Vcc 電位とVss 電位の間に
直列接続されたNMOSTr201,202,203,
204で構成され、NMOSTr201,204の各ゲ
ートにプリチャージ制御イネーブル信号PRを入力し、N
MOSTr202,203の各ゲートに遅延信号DPR を
入力し、NMOSTr202,203の共通接続点をビ
ット線BLに接続している。NMOSTr201,20
2,203,204のチャネル長,チャネル幅は、NM
OSTr201,202,203,204がすべて導通
になった状態でNMOSTr202,203の共通接続
点にセンスアンプ回路117が作動する電位(Vcc-Vth
)に対して最小のマージンを持った値V2(V2>Vcc-Vth
)になるように調整されている。
【0026】この図3の半導体記憶装置においても、図
1に示した半導体記憶装置と同様の動作が行なわれて同
様の効果が得られる。但し、図1の半導体記憶装置にお
いて電位設定回路112が動作するのが制御信号PR2 が
“H”の期間であったのに対し、図3の半導体記憶装置
では、プリチャージ制御イネーブル信号PRと遅延信号DP
R が同時に“H”となる期間(図4中Ts1 からTs2 の期
間)となるように変更されている。
【0027】以上のようにこの実施例では、プリチャー
ジ制御イネーブル信号PRと遅延信号DPR により制御さ
れ、プリチャージ回路に相当するPMOSTr115と
異なったプリチャージレベルを持つ電位設定回路212
と、簡単な構成の遅延回路216とを設けているため、
ノイズに対して安定で、データの読み出しを高速に行な
うことができる。
【0028】〔第3の実施例;請求項5に対応〕以下こ
の発明の第3の実施例について図面を参照しながら説明
する。図5はこの発明の第3の実施例における半導体記
憶装置の概略構成図である。この半導体記憶装置は、図
1に示した半導体記憶装置の電位制御手段100とは異
なる電位制御手段500を設けている点が第1の実施例
と異なり、その他の構成は第1の実施例と同じであり、
同じものには図1と同符号を付している。電位制御手段
500は、PMOSTr501,502およびNMOS
Tr503により構成している。この電位制御手段50
0について詳しく説明する。
【0029】図5において、PMOSTr501,50
2は、ビット線BLと反転プリチャージ制御イネーブル信
号XPR の信号線との間に直列接続されている。NMOS
Tr503は、PMOSTr502と各ゲート,各ドレ
イン,各ソースを共通接続している。PMOSTr50
1のゲートにはセンスアンプ活性化信号SEが入力され、
共通接続されたPMOSTr502とNMOSTr50
3の各ゲートにはプリチャージ制御イネーブル信号PRを
入力している。
【0030】以上のように構成された半導体記憶装置に
ついて、以下図5、図6を用いてその動作を説明する。
なお、図6は図5に示す半導体記憶装置のタイミング図
である。この半導体記憶装置において、センスアンプ活
性化信号SEが“L”、プリチャージ制御イネーブル信号
PRが“L”、反転プリチャージ制御イネーブル信号XPR
が“H”の期間には、プリチャージ手段となるPMOS
Tr501、502が導通状態となり、反転プリチャー
ジ制御イネーブル信号XPR が“H”であるのでビット線
BLがVcc 近辺の電位V1(V1>>Vcc-Vth )までプリチャ
ージされる。ここで、ある時刻Ts1 にプリチャージ制御
イネーブル信号PRが“H”、反転プリチャージ制御イネ
ーブル信号XPR が“L”に反転すると、PMOSTr5
02が非導通状態となり、ディスチャージ手段となるP
MOSTr501とNMOSTr503が導通状態とな
る。反転プリチャージ制御イネーブル信号XPR が“L”
であるので、ビット線BLはディスチャージされ始める。
【0031】次に、時刻Ts2 でセンスアンプ活性化信号
SEが“H”に変わると、PMOSTr501が非導通状
態となることにより電位制御手段500は非動作状態と
なり、ビット線BLから切り離される。このとき同時にセ
ンスアンプ回路117が活性化状態となる。この実施例
では、この時刻Ts2 におけるビット線BLの電位V2(V2>
Vcc-Vth )がセンスアンプ回路117の回路しきい値Vc
c-Vth を越えないように各トランジスタのチャネル長、
チャネル幅を調整している。
【0032】この図5の半導体記憶装置においても、図
1に示した半導体記憶装置と同様に、データ読み出し開
始時期に合わせてビット線BLの電位を制御することによ
り、ノイズに対して安定で、データの読み出しを高速に
行なう半導体記憶装置を構成することができる。以上の
ようにこの実施例では、電位制御手段500をPMOS
Tr501,502およびNMOSTr503により構
成しセンスアンプ活性化信号SE、プリチャージ制御イネ
ーブル信号PR、反転プリチャージ制御イネーブル信号XP
R により制御することにより、ノイズに対して安定で、
データの読み出しが高速となる効果を有する。また、出
力回路としてセンスアンプ回路117を用い、電位制御
手段500とセンスアンプ回路117に対し同一のセン
スアンプ活性化信号SEを入力し制御することにより、確
実に電位制御手段500とセンスアンプ回路117の同
期が図れるという効果を有する。
【0033】なお、上記第1〜第3の実施例では、出力
回路としてカレントミラー型のセンスアンプ回路117
を用いており、電位制御手段100,200,500を
設けることにより、センスアンプ活性化信号SEを早いタ
イミングで入力することを可能とし、データ出力の一層
の高速化を図ったが、出力回路はインバータ,NAND
などの簡単なゲートで構成してもよく、この場合には、
回路構成を簡略化することにより半導体集積回路の集積
度を向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、データの読み
出し動作開始以前の期間にはビット線電位を出力回路の
回路しきい値に対して充分なマージンを持つ値に設定す
ることによりビット線上のノイズによる誤動作を防ぎ、
読み出し開始と同時にビット線電位を出力回路の回路し
きい値に対して最小限のマージンを保証した電位に設定
することによりデータの高速な読み出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における半導体記憶装
置の概略構成図である。
【図2】同実施例における動作説明のためのタイミング
図である。
【図3】この発明の第2の実施例における半導体記憶装
置の概略構成図である。
【図4】同実施例における動作説明のためのタイミング
図である。
【図5】この発明の第3の実施例における半導体記憶装
置の概略構成図である。
【図6】同実施例における動作説明のためのタイミング
図である。
【図7】従来の半導体記憶装置の概略構成図である。
【図8】同従来例における動作説明のためのタイミング
図である。
【符号の説明】
111 メモリセル 112 電位設定回路 113,114 NチャネルMOSトランジスタ 115 PチャネルMOSトランジスタ(プリチャー
ジ回路) 116 制御信号生成回路 117 センスアンプ回路(出力回路) 201〜204 NチャネルMOSトランジスタ 212 電位設定回路 216 遅延回路 500 電位制御手段 501,502 PチャネルMOSトランジスタ 503 NチャネルMOSトランジスタ BL ビット線 WL ワード線 PR プリチャージ制御イネーブル信号 PR2 制御信号 SE センスアンプ活性化信号 DPR 遅延信号 XPR 反転プリチャージ制御イネーブル信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するメモリセルと、前記メ
    モリセルに接続されデータの入出力を制御するワード線
    と、前記メモリセルに接続され記憶されたデータを読み
    だすビット線と、前記ビット線に接続され前記メモリセ
    ルから読みだしたデータを増幅し出力する出力回路と、
    前記ビット線に接続されイネーブル信号により前記ビッ
    ト線の電位を前記出力回路の回路しきい値に対して充分
    なマージンを持つ値に設定するプリチャージ回路と、イ
    ネーブル信号の遷移を検出しパルス状の制御信号を生成
    する制御信号生成回路と、前記ビット線に接続され前記
    制御信号生成回路により生成された制御信号により前記
    ビット線の電位を前記出力回路の回路しきい値に対して
    最小限のマージンを持つ値に設定する電位設定回路とを
    備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 電位設定回路を電源電位と接地電位の間
    に直列接続した同一導電型の第1および第2のMOSト
    ランジスタで構成し、前記第1,第2のMOSトランジ
    スタの共通接続点をビット線に接続し、前記第1,第2
    のMOSトランジスタの各ゲートに制御信号生成回路に
    より生成した制御信号を入力することを特徴とする請求
    項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 データを記憶するメモリセルと、前記メ
    モリセルに接続されデータの入出力を制御するワード線
    と、前記メモリセルに接続され記憶されたデータを読み
    だすビット線と、前記ビット線に接続され前記メモリセ
    ルから読みだしたデータを増幅し出力する出力回路と、
    前記ビット線に接続されイネーブル信号により前記ビッ
    ト線の電位を前記出力回路の回路しきい値に対して充分
    なマージンを持つ値に設定するプリチャージ回路と、イ
    ネーブル信号から遅延イネーブル信号を生成する遅延回
    路と、前記ビット線に接続され前記イネーブル信号と前
    記遅延イネーブル信号により前記ビット線の電位を前記
    出力回路の回路しきい値に対して最小限のマージンを持
    つ値に設定する電位設定回路とを備えた半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 電位設定回路を電源電位と接地電位の間
    に直列接続した同一導電型の第1,第2,第3および第
    4のMOSトランジスタで構成し、前記第2,第3のM
    OSトランジスタのドレイン,ソースの共通接続点をビ
    ット線に接続し、前記第1,第2のMOSトランジスタ
    のいずれか一方のゲートと、前記第3,第4のMOSト
    ランジスタのいずれか一方のゲートとに遅延イネーブル
    信号を入力し、前記第1,第2,第3,第4のMOSト
    ランジスタの各ゲートのうち前記遅延イネーブル信号を
    入力しなかったゲートにイネーブル信号を入力すること
    を特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 データを記憶するメモリセルと、前記メ
    モリセルに接続されデータの入出力を制御するワード線
    と、前記メモリセルに接続され記憶されたデータを読み
    だすビット線と、前記ビット線に接続され前記メモリセ
    ルから読みだしたデータを増幅し出力する出力回路と、
    前記ビット線の電位を前記出力回路の回路しきい値に対
    して充分なマージンを持つ値に設定するプリチャージ経
    路と前記ビット線の電位を前記出力回路の回路しきい値
    に対して最小限のマージンを持つ値に設定するディスチ
    ャージ経路を含みイネーブル信号により前記プリチャー
    ジ経路と前記ディスチャージ経路の活性化期間を切り替
    える電位制御手段とを備え、前記電位制御手段を、ドレ
    インを前記ビット線に接続しゲートにプリチャージ制御
    信号の遅延信号に相当する活性化制御信号を入力した第
    1のPチャネルMOSトランジスタと、ドレインを前記
    第1のPチャネルMOSトランジスタのソースに接続し
    ゲートにプリチャージ制御信号を入力しソースにプリチ
    ャージ制御信号の反転信号を入力した第2のPチャネル
    MOSトランジスタと、前記第2のPチャネルMOSト
    ランジスタと各ゲート,各ソース,各ドレインを共通接
    続したNチャネルMOSトランジスタとで構成した半導
    体記憶装置。
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