JPH066838Y2 - 血液検出装置 - Google Patents
血液検出装置Info
- Publication number
- JPH066838Y2 JPH066838Y2 JP1985132915U JP13291585U JPH066838Y2 JP H066838 Y2 JPH066838 Y2 JP H066838Y2 JP 1985132915 U JP1985132915 U JP 1985132915U JP 13291585 U JP13291585 U JP 13291585U JP H066838 Y2 JPH066838 Y2 JP H066838Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- tube
- groove
- main body
- blood
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、人工透析装置や採漿装置に安全装置として用
いられる血液検出装置に関し、特に光学的調整を容易に
行なうための改良を加えたものに関する。
いられる血液検出装置に関し、特に光学的調整を容易に
行なうための改良を加えたものに関する。
（従来の技術） 従来人工透析用の血液検出装置として、透析液が流れる
流路の途中にガラス管やプラスチックチューブを設け、
該ガラス管やプラスチックチューブの外側所定部分に装
着された発光素子から発せられた光線を上記透析液中に
透過せしめてのち、上記発光素子と対向するように上記
ガラス管やプラスチックチューブの外側所定部分に装着
された受光素子でもって上記光線を受け、上記光線の透
過率変化量から上記透析液中に含まれる血液を検出する
ようにした装置がある。
流路の途中にガラス管やプラスチックチューブを設け、
該ガラス管やプラスチックチューブの外側所定部分に装
着された発光素子から発せられた光線を上記透析液中に
透過せしめてのち、上記発光素子と対向するように上記
ガラス管やプラスチックチューブの外側所定部分に装着
された受光素子でもって上記光線を受け、上記光線の透
過率変化量から上記透析液中に含まれる血液を検出する
ようにした装置がある。
このような装置においては、流体が透析液であることか
らガラス管やプラスチックチューブを透析の毎に交換す
る必要はない。従って、チューブの交換を頻繁に行なわ
ないことを想定して構成されている。また、透析液は人
体に送られるところから、気泡の不存在を確認する必要
がある。そこで、チューブは連続的に血液或いは透析液
で満たされている必要がある。
らガラス管やプラスチックチューブを透析の毎に交換す
る必要はない。従って、チューブの交換を頻繁に行なわ
ないことを想定して構成されている。また、透析液は人
体に送られるところから、気泡の不存在を確認する必要
がある。そこで、チューブは連続的に血液或いは透析液
で満たされている必要がある。
（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、採漿装置においては使い捨てで使用され
る血液回路中の血液や、同じく使い捨てで使用される血
漿回路中の溶血度合を検出する必要がある。すると、人
工透析用の血液検出装置をそのまま採漿装置に使用すれ
ばチューブの交換に手間取り、また交換を容易にするた
めに遮光板を取外すと外部光が影響して血液検出装置に
測定誤差が発生するという、問題点があった。
る血液回路中の血液や、同じく使い捨てで使用される血
漿回路中の溶血度合を検出する必要がある。すると、人
工透析用の血液検出装置をそのまま採漿装置に使用すれ
ばチューブの交換に手間取り、また交換を容易にするた
めに遮光板を取外すと外部光が影響して血液検出装置に
測定誤差が発生するという、問題点があった。
本考案は上記の欠点を解決したもので、チューブ交換が
容易で外部光の影響のない血液検出装置を実現すること
を目的とする。
容易で外部光の影響のない血液検出装置を実現すること
を目的とする。
（問題点を解決するための手段） このような目的を達成する本考案は、連続的に血液の流
れる透光性のチューブ（１）を収容する当該チューブの
直径よりも深い溝（９）、及びこの溝を横切る状態で形
成された通光路（１８，１９）を有する遮光性材料より
成る本体（２）と、前記通光路を介して前記溝に収容さ
れたチューブに光を入射する発光体（３）と、前記通光
路を介して前記溝に収容されたチューブを透過した光を
検出する受光体（４）と、前記本体に対して固定された
軸（１１）を中心に回動可能に支持され、前記溝に収容
されたチューブに当接して当該チューブを所定の位置に
保持する当接部（１２）を有する遮光性材料よりなる保
持体（１０）と、この当接部が前記チューブに当接した
状態で保持体を本体に係止させる係止部（１３，１４）
とを具備することを特徴としている。
れる透光性のチューブ（１）を収容する当該チューブの
直径よりも深い溝（９）、及びこの溝を横切る状態で形
成された通光路（１８，１９）を有する遮光性材料より
成る本体（２）と、前記通光路を介して前記溝に収容さ
れたチューブに光を入射する発光体（３）と、前記通光
路を介して前記溝に収容されたチューブを透過した光を
検出する受光体（４）と、前記本体に対して固定された
軸（１１）を中心に回動可能に支持され、前記溝に収容
されたチューブに当接して当該チューブを所定の位置に
保持する当接部（１２）を有する遮光性材料よりなる保
持体（１０）と、この当接部が前記チューブに当接した
状態で保持体を本体に係止させる係止部（１３，１４）
とを具備することを特徴としている。
〈作用〉 本考案の各構成要素はつぎの作用をする。発光体と受光
体は、通光路に存在するチューブに血液が存在している
か否かを検出している。溝はチューブの直径よりも深い
のでチューブを確実に通光路に位置させると共に、当接
部によりチューブを所定位置に保持している。保持体は
軸を中心に回動するので開閉が容易になり、チューブの
溝に対する着脱が容易になる。係止部は本体と保持部を
一定位置に係止させるので、チューブも通光路に係止さ
れ安定な測定ができる。
体は、通光路に存在するチューブに血液が存在している
か否かを検出している。溝はチューブの直径よりも深い
のでチューブを確実に通光路に位置させると共に、当接
部によりチューブを所定位置に保持している。保持体は
軸を中心に回動するので開閉が容易になり、チューブの
溝に対する着脱が容易になる。係止部は本体と保持部を
一定位置に係止させるので、チューブも通光路に係止さ
れ安定な測定ができる。
（実施例） 以下図面を用いて本考案を説明する。
第１図は本考案の一実施例の平面図、第２図は第１図の
装置の２−２断面図である。図において、１は透光性の
チューブで、この中に液体が流れるとともに、血液検出
装置はこの液体中に混入する血液または溶血を検出す
る。２は遮光性材料（例えば黒色に着色されたポリアセ
タール樹脂）よりなる本体、３はプリント板５に固定さ
れた発光ダイオードなどの発光体、４はプリント板６に
固定された受光体、５は発光体３を制御する回路の搭載
されたプリント板、６は受光体４の出力信号を処理して
チューブ１に血液が存在するか否か識別する回路の搭載
されたプリント板、７はプリント板５を本体２に固定す
る固定板、８はプリント板６を本体２に固定する固定板
である。尚、固定板7,8は発光体３が放射した光のみが
受光体４に入射するようにして外部光の影響を避けるた
め、遮光性材料より構成される。９は本体２に直線状に
形成された溝で、チューブ１の直径よりも深くなってお
り、チューブ１が収容される。10は固定板７に回転可能
に支持された遮光性材料よりなる保持板で、固定板７に
固定された軸11を中心に矢印Ａ方向に回転する。12は保
持体10の溝９に対応する位置に設けられた凸部で、チュ
ーブ１を所定の位置に保持する。13は固定板８に形成さ
れたＶ溝で、保持体10に固定されたピン14と係合して、
保持体10を所定の位置に保持する。16は本体２をパネル
等に固定するためのブラケットで、ポスト17を介してプ
リント板６も固定されている。18は本体２の内部に形成
された通光路で、発光体３で放射した光をチューブ１に
導く。19は本体２の内部に形成された通光路で、チュー
ブ１を透過した光を受光体４に導く。
装置の２−２断面図である。図において、１は透光性の
チューブで、この中に液体が流れるとともに、血液検出
装置はこの液体中に混入する血液または溶血を検出す
る。２は遮光性材料（例えば黒色に着色されたポリアセ
タール樹脂）よりなる本体、３はプリント板５に固定さ
れた発光ダイオードなどの発光体、４はプリント板６に
固定された受光体、５は発光体３を制御する回路の搭載
されたプリント板、６は受光体４の出力信号を処理して
チューブ１に血液が存在するか否か識別する回路の搭載
されたプリント板、７はプリント板５を本体２に固定す
る固定板、８はプリント板６を本体２に固定する固定板
である。尚、固定板7,8は発光体３が放射した光のみが
受光体４に入射するようにして外部光の影響を避けるた
め、遮光性材料より構成される。９は本体２に直線状に
形成された溝で、チューブ１の直径よりも深くなってお
り、チューブ１が収容される。10は固定板７に回転可能
に支持された遮光性材料よりなる保持板で、固定板７に
固定された軸11を中心に矢印Ａ方向に回転する。12は保
持体10の溝９に対応する位置に設けられた凸部で、チュ
ーブ１を所定の位置に保持する。13は固定板８に形成さ
れたＶ溝で、保持体10に固定されたピン14と係合して、
保持体10を所定の位置に保持する。16は本体２をパネル
等に固定するためのブラケットで、ポスト17を介してプ
リント板６も固定されている。18は本体２の内部に形成
された通光路で、発光体３で放射した光をチューブ１に
導く。19は本体２の内部に形成された通光路で、チュー
ブ１を透過した光を受光体４に導く。
このように構成された装置においては、保持体10を矢印
Ａ方向に回転して開き、溝９にチューブ１を挿入する。
次に保持体10を閉じると、凸部12が有効に作用してチュ
ーブ１を発光体３と受光体４とが定める所定の位置に保
持する。
Ａ方向に回転して開き、溝９にチューブ１を挿入する。
次に保持体10を閉じると、凸部12が有効に作用してチュ
ーブ１を発光体３と受光体４とが定める所定の位置に保
持する。
尚本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本体
２、固定板7,8及び保持体10の遮光性材料は光の透過性
の低い材料であればよい。また通光路18と通光路19とは
同軸でなくてもよく、またチューブ１と発光体３の定め
る光軸とは直交していなくてもよい。また、保持体10を
本体２に固定する手段はＶ溝13を用いたパチン錠に限定
されるものではなく、例えばマグネットラッチでもよ
い。
２、固定板7,8及び保持体10の遮光性材料は光の透過性
の低い材料であればよい。また通光路18と通光路19とは
同軸でなくてもよく、またチューブ１と発光体３の定め
る光軸とは直交していなくてもよい。また、保持体10を
本体２に固定する手段はＶ溝13を用いたパチン錠に限定
されるものではなく、例えばマグネットラッチでもよ
い。
（考案の効果） 以上説明したように本考案によれば、次の効果がある。
(a)保持体10の開閉が容易にできるので、チューブ１の
着脱が自在である。
着脱が自在である。
(b)本体２と保持体10が遮光性の高い材料で作られてい
るので、外部光の影響を受けにくく、測定値が安定して
いる。
るので、外部光の影響を受けにくく、測定値が安定して
いる。
(c)保持体１０を本体２に固定する係止部（１３，１
４）を設けたので、チューブ１は確実に通光路の所定位
置に係止され、正確で安定な測定ができる。
４）を設けたので、チューブ１は確実に通光路の所定位
置に係止され、正確で安定な測定ができる。
第１図は本考案の一実施例の平面図、第２図は第１図の
装置の２−２断面図である。 １……チューブ、２……本体、３……発光体、４……受
光体、９……溝、10……保持体、１２……凸部（当接
部）、１３，１４……係止部。
装置の２−２断面図である。 １……チューブ、２……本体、３……発光体、４……受
光体、９……溝、10……保持体、１２……凸部（当接
部）、１３，１４……係止部。
Claims (1)
- 【請求項１】連続的に血液の流れる透光性のチューブ
（１）を収容する当該チューブの直径よりも深い溝
（９）、及びこの溝を横切る状態で形成された通光路
（１８，１９）を有する遮光性材料より成る本体（２）
と、 前記通光路を介して前記溝に収容されたチューブに光を
入射する発光体（３）と、 前記通光路を介して前記溝に収容されたチューブを透過
した光を検出する受光体（４）と、 前記本体に対して固定された軸（１１）を中心に回動可
能に支持され、前記溝に収容されたチューブに当接して
当該チューブを所定の位置に保持する当接部（１２）を
有する遮光性材料よりなる保持体（１０）と、 この当接部が前記チューブに当接した状態で保持体を本
体に係止させる係止部（１３，１４）と、を具備するこ
とを特徴とする血液検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985132915U JPH066838Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 血液検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985132915U JPH066838Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 血液検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6245035U JPS6245035U (ja) | 1987-03-18 |
| JPH066838Y2 true JPH066838Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31032744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985132915U Expired - Lifetime JPH066838Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 血液検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066838Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56140211A (en) * | 1980-03-10 | 1981-11-02 | Imed Corp | Flow speed meter |
| JPS59166816A (ja) * | 1982-12-22 | 1984-09-20 | ヴアリイラブ・インコ−ポレ−テツド | 光学感知室を有する流量監視装置 |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP1985132915U patent/JPH066838Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56140211A (en) * | 1980-03-10 | 1981-11-02 | Imed Corp | Flow speed meter |
| JPS59166816A (ja) * | 1982-12-22 | 1984-09-20 | ヴアリイラブ・インコ−ポレ−テツド | 光学感知室を有する流量監視装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6245035U (ja) | 1987-03-18 |
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