JPH0668361A - 電子郵便の自動引受装置 - Google Patents

電子郵便の自動引受装置

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JPH0668361A
JPH0668361A JP21920592A JP21920592A JPH0668361A JP H0668361 A JPH0668361 A JP H0668361A JP 21920592 A JP21920592 A JP 21920592A JP 21920592 A JP21920592 A JP 21920592A JP H0668361 A JPH0668361 A JP H0668361A
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JP21920592A
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Kazuhiko Abe
和彦 阿部
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信原稿の受付後は直ちに次の原稿の受付状
態となり、顧客のいない空いている時間にFAX送信を
行うことができる電子郵便の自動引受装置を提供するも
のである。 【構成】 自動引受装置ユニット10は、内部にFAX
送信部30とハードディスク40を備えたコントロール
機器20を備えて、外部にはCRT画面表示部5と共
に、ポート21を介して画面表示部5のタッチパネル5
aとFAX原稿読み取り部50とを接続している。そし
て、コントロール機器20は、CRT画面表示部5によ
る表示とタッチパネル5aの操作とFAX原稿読み取り
部50による原稿の読み取りにて送信原稿の受付を行う
が、受付後、一定時間はファクシミリ送信動作を行わず
引き続いて原稿投入の待機状態とし、一定時間以内に原
稿の投入がないと未送信の原稿をFAX送信部30にて
ファクシミリ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば慶祝文や弔慰
文などの顧客の依頼に応じた原稿を自動的に引受けて宛
先郵便局等にファクシミリ送信(以下、FAX送信とい
う)する電子郵便の自動引受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、顧客の要望に応じてFAX送信を
利用してなる新しいサービスが普及している。中でも、
例えば郵便局においては、所定の原稿用紙に例えば顧客
が手書きした慶祝文や弔慰文などの原稿を引受けて宛先
郵便局にFAX送信し、この宛先郵便局で受信された慶
祝文や弔慰文などのFAX内容に応じて、顧客の選択に
よる特別にデザインされた専用の用紙(台紙)に写し換
え、さらに、この用紙をデザインされた専用の封筒に入
れて配達するようにした”レタックス”と称される電子
郵便によるサービスが注目されており、このFAX送信
による送信手続きを顧客側で容易に行うことができるよ
うにした電子郵便の自動引受装置も実用に供されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる自動
引受装置は原稿の受付処理が終わると、その都度相手郵
便局にFAX送信を自動的に行っているために、例え
ば、同一人が同じ原稿を複数の異なる宛先に送信した
り、あるいはグループで来た各人が同じ宛先に次々と原
稿を送信するようなケースでは、先に投入した原稿がF
AX送信されるまでは次の原稿が受付されないという不
便があった。
【0004】従って、本発明は、原稿受付後は直ちに次
の原稿の受付状態となり、顧客のいない空いている時間
にFAX送信を行うことができる電子郵便の自動引受装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、原稿挿入口に挿入された原稿を取
り込む原稿取り込み手段と、この取り込み手段で取り込
まれた原稿を目的局の原稿受信手段にファクシミリ送信
する原稿送信手段と、前記原稿取り込み手段の原稿取り
込み後、一定時間はファクシミリ送信動作を行わず引き
続いて原稿投入の待機状態とし、該一定時間以内に原稿
の投入がないと未送信の原稿をファクシミリ送信するよ
う制御する制御手段を設けてなる構成としたものであ
る。
【0006】
【作用】この発明によると、制御手段は、原稿を取り込
み後から一定時間はファクシミリ送信動作を行わず引き
続いて原稿投入の待機状態とし、一定時間以内に原稿の
投入がないと未送信の原稿をファクシミリ送信するよう
原稿取り込み手段及び原稿送信手段を制御するので、原
稿の受付を優先させることができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を図示の一実施例を参照しな
がら詳細に説明する。図1は、この発明に係る電子郵便
の自動引受装置の全体的な外観を示すもので、図中1は
装置本体である。この装置本体1には、上部前面に配置
した原稿挿入口2と、片側上面の手前側に配置した硬貨
投入口4からなる料金投入口とが設けられていて、その
上面には、CRTからなる画面表示部5が形成されてい
るとともに、この画面表示部5は、タッチパネル5aを
備えている。タッチパネル5aは、例えば静電容量タイ
プや赤外線タイプ、あるいは電磁誘導タイプなどの方式
からなり、顧客の操作はすべて画面タッチで行われるよ
うになっている。なお、図中6は前記装置本体1の硬貨
投入口3の近傍に配置した料金返却ボタン、7は同じく
前記硬貨投入口3の近傍に配置した原稿緊急返却ボタ
ン、8は前記紙幣投入口4の下方に配置した料金返却
口、9は前記原稿投入口2の下方に配置した領収書等の
支払確認書の発行口である。
【0008】図2は、装置本体1内に内蔵された電子郵
便の自動引受システムを構成する自動引受ユニット10
の全体構成を示すブロック図である。この自動引受装置
ユニット10は、パーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンと略記する)等のコントロール機器20からなる制
御手段を構え、このコントロール機器20には、前記C
RT画面表示部5が接続されているとともに、その制御
部であるポート21には、前記画面表示部5のタッチパ
ネル5aが接続されている。
【0009】コントロール機器20は、スピーチ回路3
1が組み込まれた原稿送信手段としてのFAX送信部3
0と、全てのソフトを作動させるデータ記憶手段として
のハードディスク40とで構成され、このハードディス
ク40には、ソフト41、データベース42、記憶デー
タ43、原稿管理ファイル44が入っている。ソフト4
1はプログラムそのものであり、またデータベース42
には、約5,500局の全国の郵便局の郵便局名と郵便
番号と、当該郵便番号に該当する郵便局のFAX番号が
入っている。記憶データ43は、顧客からの原稿データ
をそのまま記録して、再送信が必要な場合に呼び出さ
れ、目的局(相手局)に確実に着信した状態の信号を受
けて、通常は局員の操作により破棄されるようになって
いる。この場合、記憶データ43に記録された顧客から
の原稿データは、一定の期間後に自動的に破棄される。
【0010】ポート21には、原稿取り込み手段である
FAX原稿読み取り部50と、投入料金判別手段である
金銭処理部60と、書類発行手段である書類発行部70
とがそれぞれ接続されて制御されるようになっている。
FAX原稿読み取り部50は、図3及び図4に示すよう
に、装置本体1の原稿挿入口2に設けた入口紙センサ5
1と、この入口紙センサ51の下流側に設けた取り込み
口紙センサ52と、前記原稿挿入口2から挿入された原
稿用紙100を巻取るプラテンローラ53と、このプラ
テンローラ53を正逆回転させるモータ54と、前記プ
ラテンローラ53上に巻取られた原稿用紙100の原稿
を読み取る密着型のイメージセンサ500とから構成さ
れている。すなわち、前記原稿用紙100が入口紙セン
サ51を通過すると、54モータが起動して、プラテン
ローラ53が回転する。このプラテンローラ53の回転
により、原稿用紙100が取り込まれると、その原稿用
紙100の取り込み状態を前記取り込み口紙センサ52
で検知する。
【0011】そして、前記原稿用紙100の再終端が入
口紙センサ51を通過した時点で、モータ54の回転を
停止し、原稿用紙100の先端部をプラテンローラ53
に噛み込ませた状態を維持して巻取りを一時停止し、原
稿返却ボタン7の操作による原稿返却、2枚目の原稿用
紙100の挿入による取り込み、または原稿の取り込み
終了の指令があるまで待機する。このとき、前記イメー
ジセンサ500を通過した分の原稿用紙100の原稿の
一部記載情報は、そのまま読み取られてハードディスク
40の記憶データ43に格納され、一旦保存されるよう
になっている。
【0012】この状態で、2枚目の原稿用紙100が挿
入されて、その先端部が入口紙センサ51を通過する
と、前記モータ54の再起動によるプラテンローラ53
の回転により、先に挿入された1枚目の原稿用紙100
が収納されようになっているもので、2枚目以降の原稿
用紙100も同様にして取り込まれる。また、この場合
に原稿用紙100の返却要因があれば、例えばモータ5
4が逆回転し、原稿用紙100は、入口紙センサ51の
上流側の原稿挿入口2へ返却される。
【0013】ところで、前記密着型イメージセンサ50
0は、発光部501と、受光部502とでスキャナヘッ
ドを構成し、プラテンローラ53上に巻取られた原稿用
紙100上に発光部501から照射された反照射を受光
部502で受光して、センサ部503において電荷の蓄
積が行われるようになっている。このセンサ部503の
電荷の蓄積は、アナログスイッチ504及びシフトレジ
スタ505を介してアナログ的に行われ、その後、増幅
器506を介して光出力信号をコンパレータ507に入
力して比較電圧値vと比較調整し、読み出しデータを黒
レベルから白レベルまでのアナログ量としてコントロー
ル機器20に出力するようになっている。
【0014】金銭処理部60は、硬貨選別機61と紙幣
選別機62とで構成され、装置本体1の硬貨投入口3及
び紙幣投入口4の料金投入口から投入された料金の金額
を判断し、必要に応じて釣り銭を料金返却口8に返却し
得るようにした金銭の清算処理を行うようになっている
もので、将来的にはプリペイドカードの使用も可能にし
ている。さらに、書類発行部70は、プリンタ71とプ
リンタ制御回路72とで構成され、一回の料金の支払を
確認する領収書等の支払確認書を装置本体1の発行口9
に発行してなるとともに、ジャーナルの機能を有してい
る。なお、図中80はDC電源からなる電源装置であ
る。この電源装置80は、無停電装置81を介して電源
に接続されるようになっている。
【0015】次に、この発明に係る電子郵便の自動引受
システムを、図5以降に基づき説明する。図5は所定の
版サイズ、例えばA4版またはA5版の指定された原稿
用紙100を示し、図6は装置本体1の画面表示部5の
初期画面状態を示し、図7は装置本体1に対する顧客側
の操作の流れを示すフローチャート、図8から図10ま
では装置本体1の端末機側の操作の流れを示すフローチ
ャートである。
【0016】原稿用紙100は、上部100Aに四角形
の枠線でそれぞれ囲まれた宛先記入欄111及び差出人
記入欄112等に郵便番号、住所及び氏名等が記載され
る第1の記入欄110と、その下部100Bに所望の文
章及び図柄等の内容が記載される第2の記載欄120と
の顧客記入欄が設けられている。この第2の記入欄12
0には、絵柄等の透し模様が必要に応じて形成され、第
1の記入欄110とは、区画線aにより上下に区画され
ている。
【0017】また、装置本体1の画面表示部5には、初
期状態において顧客の操作順序を促す図示しない説明文
が画面表示され、「やめる」、「すすむ」等の操作スイ
ッチが設けられている。そして、このような原稿用紙1
00の顧客記入欄100、120に、手書き等により宛
先、差出人等の郵便番号、住所・氏名及び所望の文章及
び図柄等を顧客側で予め記載した後、この原稿用紙10
0を郵便局等に設置された装置本体1の原稿挿入口2に
挿入する。
【0018】まず、図7に示すように、顧客側の操作に
よって、1枚目の原稿用紙100が装置本体1内に挿入
されると、その原稿の内容が、図8に示すように、端末
機側のFAX原稿読み取り部50のイメージスキャナに
よって読み取られ、原稿用紙100の第1の記入欄11
0に記載された宛先記入欄111における住所の記入を
判定する。このような原稿用紙100の宛先記入欄11
1の未記入の判定は、原稿用紙100の取り込み時に、
宛先記入欄111を検索して、その中のデータ量の大き
さをイメージ的に判定することにより行われる。このと
き、原稿用紙100の宛先記入欄111が未記入で白紙
の場合には、取り込みを中止して原稿用紙100は返却
される。
【0019】そして、原稿用紙100の宛先記入欄11
1に住所が記入されていると判定されると、原稿用紙1
00の長さが判定される。この原稿用紙100の長さの
判定は、図5に示すように、原稿用紙100のイメージ
スキャナによる走査ライン数Lが、2000ライン以上
か否かを判定することにより行われる。すなわち、版サ
イズがA4版の場合には、例えば1mmに対して8ドッ
トのライン数でデータを取ると2376ドットになり、
これによって、原稿用紙100のライン数Lが2000
ライン以下の場合にはA5版として原稿用紙100の大
きさを判定するようになっている。
【0020】このようにして、原稿用紙100の大きさ
が判定されると、取り込み済の原稿のイメージデータか
ら第1の記入欄110の宛先記入欄111を判定し、図
11に示すように、装置本体1の画面表示部5に原稿用
紙100の第1の記入欄110と、第2の記入欄120
の原稿の一部とを表示する。すなわち、前記原稿用紙取
り込み手段を構成してなる端末機側のFAX原稿読み取
り部50は、装置本体1の原稿挿入口2から原稿用紙1
00が取り込まれると、まず、第1の記入欄110にお
ける枠線で四角に囲まれた宛先記入欄111の枠の位置
を、イメージセンサ500によって探し、装置本体1の
画面表示部5に住所欄を画面表示するようになっている
ものである。
【0021】そして、第1の記入欄110の宛先記入欄
111のデータを並べ変えることによって、例えば原稿
用紙100の挿入方法が上下逆に挿入されたりしても、
原稿用紙100の挿入方向が上下逆に挿入されたりして
も、原稿用紙100を入れ直すことなしに、端末機側で
正規な状態に並べ変えることが可能になる。また、第1
の記入欄110の宛先記入欄111及び原稿の一部を表
示することによって、原稿の挿入方向(斜め挿入、逆挿
入、横挿入など)及び送信内容を確認することができ、
しかも、イメージセンサ500の故障の場合には、読み
取りできないために、真っ黒な画面になり、これによっ
て、取り込まれる原稿データの確認が容易に行える。
【0022】したがって、原稿用紙100の白紙以外
は、装置本体1の原稿挿入口2に前後方向を逆にして挿
入しても、原稿用紙100の取り込みが容易に行えるも
のである。また、このときに顧客側の操作で緊急返却ボ
タン7が押された場合には、取り込みを中止して原稿用
紙100を即時に返却する。
【0023】しかして、1枚目の原稿用紙100の取り
込み後、顧客側の操作によって2枚目の原稿用紙100
が原稿挿入口2から挿入されると、1枚目と同様その原
稿内容がFAX原稿読み取り部50のイメージスキャナ
によって読み取られるが、2枚目以降の原稿用紙100
の場合には、第1の記入欄110に宛先等が記入されて
いなくても、第2の記入欄120に所望の文書及び図柄
等の内容が記載されていれば、正規の原稿として取り込
まれ、その記載がなくて白紙と判定されれば自動的に返
却されるようになっている。このとき、顧客側の画面タ
ッチによる操作で、「やめる」のスイッチが押される
と、2枚目以降の原稿用紙100の最終原稿用紙が返却
されるようになっている。
【0024】そして、2枚目以降の原稿用紙100に対
しても、上述したような原稿用紙100の長さの判定が
行われ、既に取り込まれている1枚目の原稿用紙100
と版サイズのものと同じ長さか否かが判定される。2枚
目以降の原稿用紙100が、1枚目の原稿用紙100と
同一版サイズのものと判定されると、既に取り込まれた
前の原稿用紙100の収納を可能にする。しかるに、2
枚目以降の原稿用紙100が1枚目の原稿用紙100と
版サイズが異なる場合には、たとえ2枚目以降の原稿用
紙100の第2の記入欄120に原稿が記載されていて
も自動的に返却される。
【0025】このような原稿用紙の収納は、第4図に示
すように、FAX原稿読み込み部50において、前の原
稿である1枚目の原稿用紙100が、その先端部の一部
をイメージセンサ500で読み込んだ後に、プラテンロ
ーラ53上に噛んだ状態にあり、2枚目の原稿用紙10
0が挿入されると、1枚目の原稿用紙100が収納され
るると共に、前の原稿である1枚目の原稿用紙100の
データがセーブされ、枚数がカウントされるようになっ
ている。
【0026】ここまでの顧客側の操作としては、1枚目
の原稿用紙の挿入が終わったら、画面タッチによる「や
める」か「すすむ」を操作するか、あるいは2枚目以降
の原稿用紙の挿入を行い、「やめる」を押した場合に
は、プラテンローラ53に噛み込んだ状態にある最終原
稿用紙を返却してなるものである。
【0027】「すすむ」を押した場合には、原稿用紙の
挿入が全て完了したものとし、装置本体1の画面表示部
5には、原稿の内容が慶祝内容のものでは、特別にデザ
インされた台紙の選択が行われる。原稿内容が慶祝ある
いは弔慰のものでは、配達日の指定が装置本体1の画面
表示部5に表示され、配達日の指定を可能にし、それ以
外は、宛先の郵便番号の入力画面に変わる。
【0028】図12に示すように、装置本体1の画面表
示部5に宛先の郵便番号の入力画面が表示されると、同
時に1枚目で取り込んだ原稿用紙100の第1の記入欄
110における宛先記入欄111が切り取られ、この宛
先記入欄111だけを画面表示部5に表示するようにな
っており、これによって、文字認識装置を搭載すること
なく、誤入力を防止することが可能になる。
【0029】次いで、宛先の郵便番号の入力が終わる
と、原稿用紙の挿入枚数、及び慶祝内容における台紙選
択等の配達条件による代金の合計金額が画面表示部5に
表示される。そして、この画面表示部5に表示された代
金の合計金額に応じて顧客が硬貨または紙幣を装置本体
1の硬貨投入口3または紙幣挿入口4に投入すると、第
21図に示すように、金銭処理部60の硬貨選別機61
または紙幣選別機62によって、釣銭の払い出し等の料
金の清算が行われる。
【0030】料金の清算が終了すると、書類発行部70
で一回の料金の支払を確認する領収書等の支払の確認書
の作成がなされ、この確認書を装置本体1の発行口9に
排出してなるもので、顧客が確認書を受け取ることによ
り、顧客側の全操作が終了し決済する。
【0031】一方、端末機側では、確認書の作成及び排
出が終了すると、原稿管理ファイル44に原稿を受け付
けたことを記録すると共に、客待ち状態となってタイマ
動作を開始する。そして、タイマ時間が一定時間、例え
ば5分間経過して、この間に次の原稿の挿入がなければ
原稿管理ファイル44をチェックして送信すべき原稿が
あればこの原稿のFAX送信動作となる。この送信動作
は、入力された宛先の郵便番号を基にして、送信先であ
る目的郵便局のFAX受信手段のFAX番号に対してF
AX送信部30より電話回線を通じ自動発呼を行い、配
達条件に応じて配達を担当する目的郵便局へ原稿をFA
X送信する。
【0032】ところで、このFAX送信部30は、パソ
コンにより制御されて自動発呼するようになっているも
ので、この自動発呼とは、宛先に相当する送信先である
目的局(相手局)のFAX受信手段のFAX番号を、前
記ハードディスク40のデータベース42上から該当す
る郵便局を探し出して、そのFAX番号に対して自動的
に電話を掛けることをいう。そして、FAX送信の終了
により、この原稿の送信が終了したことを原稿管理ファ
イル44に記録する。
【0033】しかるに相手局が不通の場合には、例えば
リトライ(再発呼)を2回、すなわち1回目で連続3回
の自動発呼を行い、その範囲内に着信すれば、そのまま
FAX送信に変換され、送信を開始するようになってい
る。しかしながら着信できない場合には、この原稿につ
いてFAX送信が未完であることを原稿管理ファイル4
4に記録する。
【0034】図13は原稿管理ファイル44を示してお
り、受付原稿はファイル名が付されて、原稿毎にFAX
送信の状況と通信回数が記録されている。このファイル
は、FX001の原稿は1回の通信で完了し、FX00
2の原稿は2回のリトライを行ったが依然通信は完了し
ておらず、FX005の原稿は未だ通信していないこと
を示している。コントロール機器20は、確認書の作成
及び排出終了から5分間が経過すると原稿管理ファイル
に基づいてFAX送信する原稿を決定する。この原稿管
理ファイルにおいては、コントロール機器20はFX0
02,FX003,FX005の順序で送信を開始する
ことになる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、FAX送信を客待ちしているときに行うた
めに、利用者を待たせてFAX送信することがない。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子郵便の自動引受装置の外観
図。
【図2】この発明に係る電子郵便の自動引受装置の全体
システムを示すブロック図。
【図3】原稿取り込み機構を示す概略的断面図。
【図4】原稿取り込み機構のイメージセンサによる読み
出し手段を示す概略的説明図。
【図5】原稿用紙の説明図。
【図6】初期画面表示状態を示す説明図。
【図7】顧客側の操作の流れを示すフローチャート。
【図8】端末機側の動作の流れを示すフローチャート。
【図9】端末機側の動作の流れを示すフローチャート。
【図10】端末機側の動作の流れを示すフローチャー
ト。
【図11】原稿取り込み時における画面表示状態を示す
説明図。
【図12】原稿取り込み後の郵便番号入力時の画面表示
状態を示す説明図。
【図13】原稿管理ファイルの記憶状態を模式的に説明
する図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 原稿挿入口 10 自動引受装置ユニット 20 制御手段 30 FAX送信手段 40 データ記憶装置 50 原稿読み取り手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿挿入口に挿入された原稿を取り込む
    原稿取り込み手段と、この取り込み手段で取り込まれた
    原稿を目的局の原稿受信手段にファクシミリ送信する原
    稿送信手段と、前記原稿取り込み手段の原稿取り込み
    後、一定時間はファクシミリ送信動作を行わず引き続い
    て原稿投入の待機状態とし、該一定時間以内に原稿の投
    入がないと未送信の原稿をファクシミリ送信するよう制
    御する制御手段とを具備した電子郵便の自動引受装置。
JP21920592A 1992-08-18 1992-08-18 電子郵便の自動引受装置 Pending JPH0668361A (ja)

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