JPH066808A - エンコーダとデコーダ及びデータ変換方式 - Google Patents

エンコーダとデコーダ及びデータ変換方式

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Publication number
JPH066808A
JPH066808A JP15921692A JP15921692A JPH066808A JP H066808 A JPH066808 A JP H066808A JP 15921692 A JP15921692 A JP 15921692A JP 15921692 A JP15921692 A JP 15921692A JP H066808 A JPH066808 A JP H066808A
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JP
Japan
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digital video
video signal
processing device
luminance signal
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JP15921692A
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English (en)
Inventor
Shinji Takemoto
信治 竹本
Keiichi Ishida
景一 石田
Masaaki Higashida
真明 東田
Kunio Suesada
邦雄 末定
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 EDTV−4:2:2:2のディジタル映像
信号を、エクステンディッド4:2:2の処理装置で処
理するための変換及び逆変換を行う。 【構成】 ワードレート高域変換用メモリ11a,11
b,11c,11dと、選択手段12と、同期符号付加手
段7から構成され、EDTV−4:2:2:2のディジ
タル映像信号のワードレートを36MHzに変換するため
エンコーダと、ワードレート低域変換用メモリ14a,
14b,14c,14dと分配手段13と同期符号除去
手段8から構成され、前記エンコーダの出力を逆変換し
てEDTV−4:2:2:2のディジタル映像信号を復
元するデコーダから構成される。 【効果】 輝度信号及び2系統の色差信号を映像信号期
間の中央部に、輝度信号の垂直補強信号をその前または
後に配置して転送することにより、エクステンディッド
4:2:2の処理装置をそのまま使用することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ構造の異なる映像
信号処理装置を接続するためのエンコーダとデコーダ及
びデータ変換方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワイド画面、高画質の第2世代E
DTVを実用化しようという動きがあり、日本ではED
TV−II、 米国ではATV、 欧州ではクリーンPA
L、PALプラスなどと呼ばれる方式が検討されてい
る。
【0003】ここでは、これらの方式の中の、EDTV
−4:2:2:2及びエクステンディッド4:2:2方
式について述べる。以下、EDTV−4:2:2:2の
ディジタル映像信号を第1のディジタル映像信号とし、
前記第1のディジタル映像信号を処理する処理装置を第
1の処理装置とし、また、エクステンディッド4:2:
2のディジタル映像信号を第2のディジタル映像信号と
し、前記第2のディジタル映像信号を処理する処理装置
を第2の処理装置とする。
【0004】第1の映像信号は、動画像の垂直方向の解
像度を向上させるために、4:2:2の映像信号に、輝
度信号の垂直補強信号Y’を色差信号Cb,Crと同じ
サンプリング周波数6.75MHzに変換して追加した方
式である。
【0005】この方式のディジタル映像信号を発生する
構成の一例を図4に示す。同図において、1はアスペク
ト比16:9の映像を順次走査方式で撮像し、輝度信号
Yを27MHz、色差信号Cb,Crをの13.5MHzで
サンプリングするプログレッシブカメラ、2はプログレ
ッシブカメラ1で撮像した輝度信号Yのディジタル映像
信号から色差信号Cb,Crと同じサンプリングポイン
トの輝度信号Yだけを抜き出す補強信号生成手段、3
a,3b,3c,3dは順次走査方式のディジタル映像
信号を飛び越し走査方式のディジタル映像信号に変換す
るP/Iコンバータ、4a,4bは垂直方向のローパス
フィルタVLPFである。
【0006】以下、上記した構成により、第1のディジ
タル映像信号を生成する方法の一例について説明する。
【0007】まず、プログレッシブカメラ1を用いて、
アスペクト比16:9の映像を順次走査で読み出し、輝
度信号Yと色差信号Cb,Crに対しそれぞれ、27M
Hzと13.5MHzのクロックでサンプリングしたディジ
タル映像信号として出力する。プログレッシブカメラ1
で読み出された輝度信号Yは、P/Iコンバータ3aに
入力され、奇数フィールドの奇数ライン及び偶数フィー
ルドの偶数ライン上にあるディジタル映像信号が抜き出
されることによって、飛び越し走査方式でサンプリング
周波数が13.5MHzの輝度信号Yが生成される。ま
た、プログレッシブカメラ1で読み出された色差信号C
b,Crは、VLPF4a,4bにより、垂直方向のフ
ィルタで滑らかにされ、P/Iコンバータ3c,3dに
より、奇数フィールドの奇数ライン及び偶数フィールド
の偶数ライン上のディジタル映像信号が抜き出されるこ
とにより、飛び越し走査方式でサンプリング周波数が
6.75MHzの色査信号Cb,Crが生成される。
【0008】一方、補強信号生成手段2に入力された輝
度信号Yは、補強信号生成手段2により色差信号Cb,
Crと同じサンプリングポイントとにあるディジタル映
像信号が抜き出されてサンプリングポイント数が1/2
に間引かれる。その後、P/Iコンバータ3bにより奇
数フィールドの偶数ライン及び偶数フィールドの奇数ラ
イン上にあるディジタル映像信号から輝度信号の垂直補
強信号Y’が生成される。
【0009】現在、第1のディジタル映像信号のデータ
をすべて処理することのできるVTRやスイッチャ等の
映像信号処理装置は未開発であるが、この第1のディジ
タル映像信号はCCIR勧告601を基礎にしているた
め、上記CCIR勧告601に準拠した映像信号処理装
置、例えば、D−1VTR等が代用されている。CCI
R勧告601のワードレートは、(13.5Mバイト/
秒+6.75Mバイト/秒×2チャンネル)×10ビッ
トで計270Mビット/秒であるが、第1のディジタル
映像信号は(13.5Mバイト/秒+6.75Mバイト
/秒×3チャンネル)×10ビットで計337.5Mビ
ット/秒となり、輝度信号の垂直補強信号の容量分が不
足しているため、CCIR勧告601の画質と等価であ
る。
【0010】一方、第2のディジタル映像信号は、水平
解像度及び垂直解像度をCCIR勧告601の4:2:
2と同じにするために、垂直方向の走査線数は同じまま
で、輝度信号と2つの色差信号のA/D変換のサンプリ
ング周波数をそれぞれCCIR勧告601の4/3倍に
あたる18MHzと9MHzとした方式である。従って、1
ラインのサンプリングポイント数は、525/60で1
144ポイント、625/50で1152ポイントとな
る。現在、この第1のディジタル映像信号のデータをす
べて処理することのできるVTRやスイッチャ等の映像
信号処理装置は実用化に向けて開発中である。
【0011】第2のディジタル映像データのディジタル
インターフェースのフォーマットはCCIR勧告601
に示されている4:2:2のディジタルインターフェー
スのフォーマットであるSMPTEの125M/259
Mの525/60、625/50の1ライン中のデータ
数858/864サンプルをそれぞれ1144/115
2サンプルに増やしたものであり、現在SMPTEのS
17.229として審議中である。
【0012】第2のディジタル映像信号の輝度信号Y、
色差信号Cb,Crをパラレルディジタルインターフェ
ース規格に変換する従来のエンコーダの全体構成を示す
ブロック図の一例を図5(a)に示す。同図において、
5a,5b,5cはそれぞれ、輝度信号Y,色差信号C
b,Crを保持するラッチ、6はラッチ5a,5b,5
cの出力を同期信号から有効サンプルの始まりを識別
し、Cb,Y,Cr,Yの順序で1クロック毎に選択す
る選択手段、7は映像信号期間の前及び後にSAV,E
AVの同期符号を付加する同期符号付加手段である。
【0013】入力された輝度信号Y,色差信号Cb,C
rは18MHzのワードレートでそれぞれラッチ5a,5
b,5cに取り込まれ、選択手段6で同期信号から識別
された有効サンプルの始まりからCb,Y,Cr,Yの
順序で選択され、36MHzのワードレートで出力され
る。36MHzのワードレートに変換されたディジタル映
像信号は、同期符号付加手段により映像信号期間の前に
SAVを後にEAVを付加してSMPTEで審査されて
いるS17.229の規格に変換され、転送される。S
17.229の規格の1ライン中における輝度信号Y、
色差信号Cb,Crの配置をを図2の中段に示す。な
お、同図上段の数字は、1ライン中で色差信号Cbの最
初の有効サンプルのサンプル番号を0としたときのサン
プル番号を示している。
【0014】第2のディジタル映像信号のパラレルディ
ジタルインターフェース規格から第2のディジタル映像
信号の輝度信号Y,色差信号Cb,Crに逆変換する従
来のデコーダの全体構成を示すブロック図の一例を図5
(b)に示す。同図において、8は映像信号期間の前及
び後に配置されたSAV,EAVの同期符号を除去する
同期符号除去手段、9は入力されたパラレルディジタル
インターフェースのデータから有効サンプルの始まりを
識別し、Cb,Y,Cr,Yの順序で分配する分配手
段、10a,10b,10cはそれぞれ、分配された輝
度信号Y,色差信号Cb,Crを保持するラッチであ
る。
【0015】入力された第2のパラレルディジタルイン
ターフェースのデータは同期符号除去手段8で映像信号
期間の前及び後に配置されたSAV,EAVの同期符号
を除去し、同期符号を除去したデータと同期信号を分配
手段9に出力する。同期符号除去手段8から同期信号を
受け取った分配手段9は、その同期信号から入力された
データの有効サンプルの始まりを識別し、1クロック毎
に各データをラッチ10b,10a,10c,10aの
順序で分配する。分配されたデータはラッチ10a,1
0b,10cを経て、もとの輝度信号Y、色差信号C
b,Crとして出力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記したように第2世
代EDTVへの期待が高まってはいるが、各方式間での
互換性のない現在の状況の中で、第1のディジタル映像
信号を処理する映像信号処理装置と第2のディジタル映
像信号を処理する映像信号処理装置を別々に開発するこ
とは、開発費用の面からも大きなロスになるうえに、放
送局などのユーザが両方式の映像信号処理装置を設備す
ることは、設備投資費や運営費に大きな負担をかけると
いう問題点を有していた。
【0017】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、第1のディジタル映像信号を第2の処理装置に転送
する際に、第1のディジタル映像信号の輝度信号、2系
統の色差信号、輝度信号の垂直補強信号を1系統のデー
タに時間軸多重して、その伝送クロックを36MHzに上
げ、第2のディジタルインターフェースのフォーマット
にエンコードして転送し、第2のディジタル映像信号を
第1の処理装置に転送する際には、上記のようにエンコ
ードされたデータを4系統のディジタル映像信号にデコ
ードして転送することにより、第1のディジタル映像信
号を第2の処理装置で処理することを可能にし、開発
費、設備投資費、運営費の大幅な削減を図ることを目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のエンコーダは、輝度信号のサンプリング周波
数が13.5MHzであり、前記輝度信号と、前記輝度信
号の垂直補強信号と、2系統の色差信号のサンプリング
周波数の比が4:2:2:2である第1のディジタル映
像信号を処理する第1の処理装置から、輝度信号のサン
プリング周波数が18MHzであり、前記輝度信号と、2
系統の色差信号のサンプリング周波数の比が4:2:2
である第2のディジタル映像信号を処理する第2の処理
装置にデータを転送する際に、前記第1の処理装置の転
送ワードレートを前記第2の処理装置の転送ワードレー
トと同一にするためのワードレート高域変換用メモリを
備え、前記第1の処理装置から出力される4系統のディ
ジタル映像信号を、1系統でワードレートが36MHzで
ある前記第2の処理装置のパラレルディジタルインター
フェース規格に変換し、また、デコーダは、第2の処理
装置から第1の処理装置にデータを転送する際に、前記
第2の処理装置のデータのワードレートを前記第1の処
理装置のデータのワードレートと同一にするためのワー
ドレート低域変換用メモリを備え、エンコーダで変換さ
れた1系統でワードレートが36MHzである第2の処理
装置のパラレルディジタルインターフェース規格から、
輝度信号、2系統の色差信号及び輝度信号の垂直補強信
号の4系統のディジタル映像信号に変換し、その変換方
式においては、第1処理装置から第2の処理装置にデー
タを転送するエンコーダでは、輝度信号及び2系統の色
差信号を映像信号期間の中央部に、輝度信号の垂直補強
信号を輝度信号及び2系統の色差信号の前または後に配
置して転送し、第2の処理装置から第1処理装置にデー
タを転送するデコーダでは、映像信号期間の中央部にあ
るデータを輝度信号及び2系統の色差信号に、映像信号
期間中央部のデータの前または後にあるデータを輝度信
号の垂直補強信号として転送することを特徴としてい
る。
【0019】
【作用】上記した構成により、第1の処理装置から出力
された輝度信号Y,垂直補強信号Y’,2系統の色差信
号Cb,Crを1系統でワードレートが36MHzの第2
のディジタル映像信号のパラレルディジタルインターフ
ェース規格に変換して、第1のディジタル映像信号を第
2の処理装置に転送し、また、第2の処理装置で処理さ
れた第1のディジタル映像信号を第1の処理装置に再転
送することによって、第1の処理装置でディジタル化さ
れた映像信号を伝送することができ、また、上記したデ
ータ変換方式により、第2のディジタル映像信号を輝度
信号と色差信号に分割する分割手段をそのまま用いて、
第1のディジタル映像信号を輝度信号と色差信号に分割
しても、輝度信号及び2系統の色差信号の処理は第2の
ディジタル映像信号の処理と同様に処理することがで
き、輝度信号の垂直補強信号も輝度信号のサンプルポイ
ントで換算して8サンプル以内のディジタル映像信号が
隣合わせになるため、大きな誤差を生じることなく十分
に実用が可能である。従って、第2の処理装置が第1の
ディジタル映像信号を処理している時も、第2のディジ
タル映像信号を処理している時と同様に取り扱うことが
できるため、第1のディジタル映像信号を処理するため
の特別な回路を設ける必要がなくなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0021】図1(a)に、本実施例で使用するエンコ
ーダの全体構成を示すブロック図の一例を示す。同図に
おいて、11a,11b,11c,11dはそれぞれ第
1のディジタル映像信号の輝度信号Y、輝度信号の垂直
補強信号Y’、色差信号Cb,Crのワードレートを第
2のディジタル映像信号のワードレートに変換するため
のワードレート高域変換用メモリ、12はワードレート
高域変換用メモリ11a,11b,11c,11d及び
ダミーデータを同期信号をトリガにして1クロック毎に
データを選択する選択手段、7は従来例で示したエンコ
ーダで使用した同期符号付加手段である。
【0022】以上のように構成された本実施例のエンコ
ーダについて図面を参照しながら説明する。
【0023】まず、従来例の項で述べた方法により生成
された第1のディジタル映像信号の輝度信号Y、輝度信
号の垂直補強信号Y’、色差信号Cb,Crは、ワード
レート高域変換用メモリ11a,11b,11c,11
dにそれぞれ13.5MHz,6.75MHz,6.75M
Hz,6.75MHzのワードレートで書き込まれ、読み出
すときはそれぞれ18MHz,9MHz,9MHz,9MHzの
ワードレートで読み出される。ワードレート高域変換用
メモリから読み出された第1のディジタル映像信号は、
選択手段12により図2の下段のように配置される。同
図は1ライン分のデータを表し、上段は各ライン内での
サンプル番号、中段は第2のディジタル映像信号のパラ
レルディジタルインターフェース規格の配列、下段は本
実施例で使用する第1のディジタル映像信号を第2のデ
ィジタル映像信号のパラレルディジタルインターフェー
ス規格に変換した配列である。0サンプルから1439
サンプルまでは従来例で示したエンコーダと同様にC
b,Y,Cr,Yの順序で配置されるが、1440サン
プルから1799サンプルはY’が配置され、残りの1
800サンプルから1919サンプルはダミーデータが
配置される。この配置により、伝送速度を第2のディジ
タル映像信号のワードレートに等しくして転送してい
る。
【0024】次に、本実施例で使用するデコーダの全体
構成を示すブロック図を図1(b)に示す。同図におい
て、8は従来例で示したデコーダで使用した同期符同期
符号除去手段、13は同期符号除去手段8で同期符号が
除去されたディジタル映像信号を輝度信号Y、輝度信号
の垂直補強信号Y’、色差信号Cb,Crに分配する分
配手段、14a,14b,14c,14dは分配手段1
3で分配された第1のディジタル映像信号の輝度信号
Y、輝度信号の垂直補強信号Y’、色差信号Cb,Cr
のそれぞれのワードレートを第1のディジタル映像信号
のワードレートに戻すワードレート低域変換用メモリで
ある。
【0025】以上のように構成された本実施例のデコー
ダについて、以下その動作について説明する。
【0026】まず、図1(a)の同期符号付加手段7か
ら図2下段の配置で出力された信号を図1(b)の同期
符号除去手段8に入力する。同期符号除去手段8では入
力されたデータ中の同期符号から同期信号を生成し、入
力されたデータから同期符号を除去して出力される。そ
れらの信号は分配手段13に入力され、同期信号からサ
ンプル番号が認識され、0サンプルから1439サンプ
ルまでは、従来のデコーダと同様に、Cb,Y,Cr,
Yの順序で分配され、1440サンプルから1799サ
ンプルまではY’として分配され、残りの1800サン
プルから1919サンプルまではダミーデータであるた
め、余分なデータとして捨てられる。分配手段13で分
配された輝度信号Y、輝度信号の補強信号Y’、色差信
号Cb,Crはワードレート低域変換用メモリ14a,
14b,14c,14dにそれぞれ18MHz,9MHz,
9MHz,9MHzのワードレートで書き込まれ、読み出し
時にはそれぞれ13.5MHz,6.75MHz,6.75
MHz,6.75MHzのワードレートで読み出される。
【0027】このようにして出力されたディジタル映像
信号は、図1(a)のエンコーダに入力された輝度信号
Y、輝度信号の垂直補強信号Y’、色差信号Cb,Cr
と等しいため、第1のディジタル映像信号を第2のディ
ジタル映像信号を転送するためのパラレルディジタルイ
ンターフェース規格に変換することによって、第2の処
理装置に転送し、また、第2の処理装置によって処理さ
れた第1のディジタル映像信号を図1(b)のデコーダ
により元の第1の処理装置で処理することのできるデー
タに逆変換して転送することにより、第1のディジタル
映像信号を第2の処理装置で処理することができる。
【0028】なお、図1(a)の同期符号付加手段7の
後段に、パラレル形式のディジタル映像信号をシリアル
形式のディジタル映像信号に変換して送信するパラレル
/シリアル変換手段を接続し、図1(b)の同期符号除
去手段8の前段にシリアル形式のディジタル映像信号を
パラレル形式のディジタル映像信号に変換するシリアル
/パラレル変換手段を接続し、パラレル/シリアル変換
手段の出力をシリアル/パラレル変換手段に入力するこ
とによって、シリアル形式のディジタル映像信号を伝送
することも可能である。
【0029】また、本実施例で使用したデータ変換方式
は、1ラインの前半である0サンプルから1439サン
プルまでに第2のディジタル映像信号のパラレルディジ
タルインターフェースと同様に色差信号Cb,輝度信号
Y,色差信号Cr,輝度信号Yの順序で配置し、144
0サンプルから1799サンプルまでに輝度信号の垂直
補強信号Y’を配置し、残りの1800サンプルから1
919サンプルまでにダミーデータを配置した。このデ
ータ変換方式により、以下のような利点が生ずる。
【0030】いま、第2の処理装置の例としてVTRを
挙げる。本実施例で使用したデータ変換方式で転送され
た第1のディジタル映像信号をこのVTRのY/C分離
手段で分離すると、図3に示す配置となる。同図におい
て、各信号の添字は図2で示したサンプル番号を示して
いる。
【0031】また、この図において、輝度信号Yの段の
データはこのVTRの中で輝度信号Yとして認識された
データであり、色差信号Cb,Crの段についても輝度
信号Yと同様に、このVTRの中で色差信号Cb,Cr
として認識されたデータである。本実施例で使用したデ
ータ変換方式で転送すると、図3に示すとおり、第1の
ディジタル映像信号の輝度信号Yは第2のディジタル映
像信号を処理するVTRにおいても輝度信号Yとして認
識され、色差信号Cb,Crについても同様に、色差信
号Cb,Crとして認識されている。
【0032】従って、本実施例で使用したデータ変換方
式を用いて第2のディジタル映像信号を処理するVTR
に転送されたデータは、このVTRの中で輝度信号Y及
び色差信号Cb,Crが正しく認識されているので、こ
のVTR中の画像修正手段をそのまま適用しても、輝度
信号の垂直補強信号Y’と混ぜて演算される画面右端の
画像データを除いてはすべて正しく演算される事にな
る。
【0033】逆に、輝度信号の垂直補強信号Y’はもと
もと第2のディジタル映像信号中にはない概念のディジ
タル映像信号であるため、VTR中では輝度信号Y、及
び色差信号Cb,Crに均等に分配されることになる。
従って、この輝度信号の垂直補強信号に対して、他の輝
度信号Y及び色差信号Cb,Crと同様に画像修正手段
を適用すると、正しい修正は不可能である。しかし、図
3中に示した輝度信号の垂直補強信号Y’につけられた
添字を見ると、各データの両隣にあるサンプルは輝度信
号Yの段でわずか2サンプル、色差信号Cb,Crの段
でも4サンプルである。これをもとの輝度信号のサンプ
ルポイント数に換算すると、輝度信号Yの段で4サンプ
ル、色差信号Cb,Crの段で8サンプルとなる。この
距離は、画面上ではわずかな距離であるため、その付近
の画像信号の水平周波数成分がよほど高くない限り、ほ
とんど問題なく修正が可能な距離である。
【0034】従って、本実施例で使用したエンコーダ及
びデコーダを用い、上記データ変換方式に従って、第1
のディジタル映像信号を第2の処理装置に転送し、第2
のディジタル映像信号と同様に扱っても、第1のディジ
タル映像信号の輝度信号Y及び色差信号Cb,Crの画
面右端と、輝度信号の垂直補強信号Y’の画面両端での
修正ミスを除けば、十分に実用可能な性能が発揮でき
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンコー
ダの前段に第1の処理装置を、後段に第2の処理装置を
接続し、また、デコーダの前段に第2の処理装置を、後
段に第1の処理装置を接続することによって、第1のデ
ィジタル映像信号を第2の処理装置に転送したり、第2
の処理装置から転送したりすることができ、また、映像
信号期間の中央部に輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr
を配置し、その前または後に輝度信号の垂直補強信号
Y’を配置する本実施例のデータ変換方式を適用するこ
とによって、第2の処理装置が第1のディジタル映像信
号を扱っていることを認識せずに、あたかも第2のディ
ジタル映像信号を処理しているのと同様の処理をして
も、ディジタル映像信号に悪影響を与えることなく処理
することができるため、第1の処理装置を専用に開発す
る必要がなくなり、開発費の大幅な削減ができるほか、
第1の処理装置と第2の処理装置の両方を設備する必要
がなくなり、設備投資費や運営費もコストを下げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例におけるエンコー
ダの全体構成を示すブロック図 (b)本発明の第1の実施例におけるデコーダの全体構
成を示すブロック図
【図2】エクステンディッド4:2:2のディジタル映
像信号を転送するデータ転送方式と同実施例におけるエ
ンコーダのデータ変換方式の対応を示す説明図
【図3】同実施例におけるエンコーダのデータ変換方式
で第2の処理装置に転送したデータをY/C分離した時
のデータの配置を示す説明図
【図4】従来のEDTV−4:2:2:2方式のディジ
タル映像信号を生成する装置の全体構成を示すブロック
【図5】(a)従来のエクステンディッド4:2:2方
式のエンコーダの全体構成を示すブロック図 (b)従来のエクステンディッド4:2:2方式のデコ
ーダの全体構成を示すブロック図
【符号の説明】
7 同期符号付加手段 8 同期符号除去手段 11 ワードレート高域変換用メモリ 12 選択手段 13 分配手段 14 ワードレート低域変換用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末定 邦雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号のサンプリング周波数が13.
    5MHzであり、前記輝度信号と、前記輝度信号の垂直補
    強信号と、2系統の色差信号のサンプリング周波数の比
    が4:2:2:2であるディジタル映像信号を第1のデ
    ィジタル映像信号とし、前記第1のディジタル映像信号
    を処理する処理装置を第1の処理装置とし、 また、輝度信号のサンプリング周波数が18MHzであ
    り、前記輝度信号と、2系統の色差信号のサンプリング
    周波数の比が4:2:2であるディジタル映像信号を第
    2のディジタル映像信号とし、前記第2のディジタル映
    像信号を処理する処理装置を第2の処理装置とし、 前記第1の処理装置から前記第2の処理装置にデータを
    転送する際に、前記第1の4系統のディジタル映像信号
    を入力し、前記第1の処理装置の転送ワードレートを前
    記第2の処理装置の転送ワードレートと同じ36MHzに
    変換するためのワードレート高域変換用メモリを備え、
    前記第2のディジタル映像信号のディジタルインターフ
    ェース規格に前記第1のディジタル映像信号をマッピン
    グして転送することを特徴とするエンコーダ。
  2. 【請求項2】 請求項1のエンコーダにおいて、輝度信
    号及び2系統の色差信号を映像信号期間の中央部に、色
    差信号Cb,輝度信号Y,色差信号Cr,輝度信号Yの
    順序で配置し、輝度信号の垂直補強信号を輝度信号及び
    2系統の色差信号の前または後に配置して転送すること
    を特徴とするデータ変換方式。
  3. 【請求項3】 輝度信号のサンプリング周波数が13.
    5MHzであり、前記輝度信号と、前記輝度信号の垂直補
    強信号と、2系統の色差信号のサンプリング周波数の比
    が4:2:2:2であるディジタル映像信号を第1のデ
    ィジタル映像信号とし、前記第1のディジタル映像信号
    を処理する処理装置を第1の処理装置とし、 また、輝度信号のサンプリング周波数が18MHzであ
    り、前記輝度信号と、2系統の色差信号のサンプリング
    周波数の比が4:2:2であるディジタル映像信号を第
    2のディジタル映像信号とし、前記第2のディジタル映
    像信号を処理する処理装置を第2の処理装置とし、 前記第1の処理装置から前記第2の処理装置にデータを
    転送する際に、前記第1の4系統のディジタル映像信号
    を入力し、前記第1の処理装置の転送ワードレートを前
    記第2の処理装置の転送ワードレートと同じ36MHzに
    変換するためのワードレート高域変換用メモリを備え、
    前記第2のディジタル映像信号のディジタルインターフ
    ェース規格に前記第1のディジタル映像信号をマッピン
    グし、 前記第2の処理装置から前記第1の処理装置にデータを
    転送する際には、データのワードレートを前記第1の処
    理装置のデータのワードレートに戻すためのワードレー
    ト低域変換用メモリを備え、4系統の第1のディジタル
    映像信号に分離して転送することを特徴とするデコー
    ダ。
  4. 【請求項4】 請求項3のデコーダにおいて、請求項2
    のデータ変換方式で変換されたデータの映像信号期間の
    中央部にある、色差信号Cb,輝度信号Y,色差信号C
    r,輝度信号Yの順序で配置されたデータを輝度信号及
    び2系統の色差信号に、映像信号期間中央部のデータの
    前または後にあるデータを輝度信号の垂直補強信号とし
    て転送することを特徴とするデータ変換方式。
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