JPH0668030U - 眼鏡用遮光レンズ - Google Patents

眼鏡用遮光レンズ

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JPH0668030U
JPH0668030U JP1776793U JP1776793U JPH0668030U JP H0668030 U JPH0668030 U JP H0668030U JP 1776793 U JP1776793 U JP 1776793U JP 1776793 U JP1776793 U JP 1776793U JP H0668030 U JPH0668030 U JP H0668030U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視野内の視力の変化に対応し、使用者の視力
に障害ないしは変化を及ぼすことなく、光量を低下させ
るレンズを得るにある。 【構成】 角膜頂点より約12mmに位置されるレンズ
1において、網膜を基準としたレンズ1の中心点から所
定の角度をおいて内部域3、中間域5、並びに外部域7
を設定し、内部域3には約0.3mm以下の小遮光点4
を、中間域5には約0.2〜1.5mm程度の中遮光点
6を、外部域7には、約1.0〜3.0mm程度の大遮
光点8を、各遮光点4、6、8の大きさに適した間隔を
おき、それぞれ外方の点を大として多数配設したのであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、角膜頂点の前方100mm以内に位置されるレンズであって、サン グラス的遮光性を有し、且つ、ファッション効果に優れたガラスまたはプラスチ ックよりなる眼鏡用遮光レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、遮光眼鏡としてはスリットによって減光するエスキモーグラスや金網 グラスなど、或いは、レンズを用いたものが見受けられ、従来の遮光レンズとし ては、ガラス、またはプラスチックを素材とし、遮光性を有する物質を混入して 製造したものや、遮光性を有する物質をもって染色したもの、表面を遮光被膜で コーティングしたもの、或いは、二枚のガラスの間に遮光膜を介在させたものな どがあった。
【0003】 しかしながら、スリットによって減光するエスキモーグラスにおいては、視野 が極端に狭まり、また、金網グラスにおいては、視野の中心部が目障りとなるな ど使用上においての欠点が多くあった。
【0004】 また、従来の遮光レンズによると効率的に遮光され、眼の保護作用が良好とな る効果を有するとしても、逆に透光率が大幅に低下する欠点を有し、しかも、現 実的なファッション性は具有していないばかりでなく、その製造に手数を要し、 製品が高価となり、且つ、均一した製品を得るのが困難であった。
【0005】 そこで、従来の遮光レンズの欠点を除去するものとして、レンズに多数個の遮 光点を配置させることにより、遮光効果、並びにファッション効果を期待したも のが見受けられた。
【0006】 この方式の場合、遮光点をレンズ面に点在させることによって遮光目的は一応 達成できるものの、レンズの視野が阻害される不都合を多分に有するものである ことから、多数個の遮光点を配置するに当っては、視野を阻害しないように遮光 点の大きさや配置位置などに多くの制約が存在するのであって、これら多くの制 約に優先してファッション性のみを考慮することはできなかったのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の多数個の遮光部を無秩序に点在させた遮光 レンズが、視野を阻害するおそれを有すると共に、十分なファッション性を期待 することができなかったことであり、また、製造に手数を有し、製品が高価なも のと鳴子とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、角膜頂点より約12mmに位置されるレンズにおいて、網膜を基準 としたレンズの中心点より外側に約30度、内側に約20度、上方に約15度、 下方に約20度の範囲にある内部域と、内部域の外周部に設けられ、レンズの中 心点より外側に約30〜60度の間、内側に約20〜35度の間、上方に約15 〜30度の間、下方に約20〜40度の間の範囲にある中間域と、中間域の外周 部に設けられ、レンズの中心点より外側に約60度以上、内側に約35度以上、 上方に約30度以上、下方に約40度以上の範囲にある外部域の各領域内に、内 部域には、幅或いは直径などが約0.3mm以下の小遮光点を点の大きさの2倍 以上の間隔をおいて、中間域には、幅或いは直径などが約0.2〜1.5mm程 度の中遮光点を点の大きさの1.5〜2倍程度の間隔をおいて、外部域には、幅 或いは直径などが約1.0〜3.0mm程度の大遮光点を、点の大きさの2〜1 .5倍程度の間隔をおき、それぞれ外方の点を大として多数配設したのである。
【0009】 この内部域、中間域、外部域は、実際の使用上において通常の半掛け眼鏡の場 合に発生するレンズの上下動に対応するように上下に拡幅されていることが好ま しく、また、各遮光点が、表面を彩色層で被覆されるのもよく、彩色層の発光を カバーするためにレンズが吸光性を備えているのもよい。
【0010】
【作用】
而して、人間の眼の視野は、外側に約90度、内側に約65度、上方に約55 度、下方に約70度の範囲であるが、視標の明るさを次第に弱め、面積を小さく 見分けにくくすることによっては、現実に見える視野の範囲が順次狭くなってい く事態を生じ、逆に見える視野の中心部は非常によい視力を持つこととなり、こ の中心部の視野の範囲は外側に約30度、内側に約20度、上方に約15度、下 方に約20度である。
【0011】 ところで、この視野の中心部は視力と色彩に対応する能力を有するものであり 、眼の近点調節力は、調節能力の高い若い人でも10D(100mm)であるこ とから、一般的に角膜頂点より前方100mm迄の間の物体は網膜上に鮮明に結 像することはないのであって、従って、角膜頂点より前方100mmまでの間に 設けられるレンズの所定範囲に所定の大きさの遮光点を所定間隔をおいて配置形 成しても、現実にレンズを通して目視した際には網膜上に結像することはなく、 何ら視力の障害とはならないのである。
【0012】 また、視野の周辺部は明るさに対応する能力を有するものであるが、中心部か ら周辺部に至るに伴って徐々に視力が低下し、色彩感覚も薄れて明るさの変化に のみ対応することとなるのであり、周辺部に至るに伴って徐々に大きくした遮光 点を所定間隔をおいて配置形成しても、何ら視力の障害となるものではなく、十 分に遮光能力を有するレンズとなるのである。
【0013】 遮光点は、角膜頂点の前方100mm以内に位置されるガラスまたはプラスチ ックよりなるレンズに印刷技術をもって設置されるのであり、角膜頂点より約1 2mmに位置するレンズにおいて網膜を基準とした範囲で遮光点の設置範囲を設 定しているもので、角膜頂点より12mm以上に位置されるレンズにおいては内 部域の範囲は広くなり、中間域および外部域の範囲はレンズの外方寄りに設けら れるのである。
【0014】 彩色層は、遮光点の表面側に必要に応じて色彩やデザインを考慮して設置され るもので、彩色層からの発光はレンズ自体に吸光性を有するレンズ、若しくは表 面に吸光性物質層を備えたレンズにより吸収されるのである。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。図面の実施例では左眼に用 いられるレンズについて示しており、1は角膜頂点より約12mmの間隔をおい て設けられるレンズで、網膜を基準としたレンズ1の中心点2から、外側に約3 0度、内側に約20度、上方に約15度、下方に約20度の範囲を内部域3とし 、この内部域3内には幅或いは直径を約0.3mm以下とする小遮光点4を点の 大きさの2倍以上の間隔をおいて多数配置している。
【0016】 5は内部域3の外周部に設けた中間域で、レンズ1の中心点2から、外側に約 30〜60度の間、内側に約20〜35度の間、上方に約15〜30度の間、下 方に約20〜40度の範囲内であり、この中間域5内には幅或いは直径を約0. 2〜1.5mm程度の中遮光点6を、中間域5の外方に至るに伴って順次中遮光 点6の大きさが大となるよう点の大きさの1.5〜2倍程度の間隔をおいて配置 している。
【0017】 7は中間域5の外周部に設けた外部域で、レンズ1の中心点2から、外側に約 60度以上、内側に約35度以上、上方に約30度以上、下方に約40度以上の 範囲であり、この外部域7内には幅或いは直径を約1.0〜3.0mmまでとす る大遮光点8を、外部域7の外方に至るにつれて順次大遮光点8の大きさが大と なるよう点の大きさの2〜1.5倍程度の間隔をおいて配置している。
【0018】 9は高輝度物質ないしは発光物質などからなる彩色層で、各遮光部4、6、8 の全ての、或いは適宜の表面側に被覆されて各遮光部4、6、8を彩色し、若し くは、デザインを施すのである。10は各遮光点4、6、8と、レンズ1の表面 との間に設置した吸光性物質層である。
【0019】 これらの各遮光点4、6、8、彩色層9ないしは吸光性物質層10は、レンズ 1に対して印刷の技術をもって配置されている。
【0020】 図面の実施例では、現実にレンズ1を装着した際に生じる上下動の範囲に対応 できるよう、内部域3、中間域5、外部域7を上下に拡幅した状態とし、これに 各遮光点4、6を配置したものを示しており、また、レンズ1がそれ自体吸光性 を備えていてもよいことは勿論である。
【0021】
【考案の効果】
本考案は上記のように、レンズを視野内における視力の範囲ないしは性質に応 じて区分けし、各領域に対応する大きさの遮光点を、各領域に対応する間隔をお いて多数配置したことから、使用者のレンズを通してみる視力には何ら障害、な いしは変化を及ぼすことなく、レンズを通して目に入る光量を確実に低下させる ことができるのである。
【0022】 また、各遮光点の表面を彩色層で被覆することによって、レンズを彩色ないし はデザイン化して装飾し、ファッション効果を発揮させることができるのである が、この彩色ないしはデザインは、レンズの吸光性によりカバーされ、使用者に は何ら障害とはならないのである。
【0023】 更に、内部域、中間域、外部域を上下に拡幅することにより、実際の使用上に おいて発生するレンズの上下動に対応し、使用者のレンズを通してみる視力には 何ら障害、ないしは変化を及ぼすことなく、確実に遮光効果を発揮できるのであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】拡大した正面図である。
【図2】角膜頂点より約12mmに位置するレンズにお
ける概略の領域を示す拡大した正面図である。
【図3】拡大した部分的な縦断側面図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 中心点 3 内部域 4 小遮光点 5 中間域 6 中遮光点 7 外部域 8 大遮光点 9 彩色層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角膜頂点より約12mmに位置されるレ
    ンズ(1)において、網膜を基準としたレンズ(1)の
    中心点(2)より外側に約30度、内側に約20度、上
    方に約15度、下方に約20度の範囲にある内部域
    (3)と、内部域(3)の外周部に設けられ、レンズ
    (1)の中心点(2)より外側に約30〜60度の間、
    内側に約20〜35度の間、上方に約15〜30度の
    間、下方に約20〜40度の間の範囲にある中間域
    (5)と、中間域(5)の外周部に設けられ、レンズ
    (1)の中心点(2)より外側に約60度以上、内側に
    約35度以上、上方に約30度以上、下方に約40度以
    上の範囲にある外部域(7)の各領域内に、内部域
    (3)には、幅或いは直径などが約0.3mm以下の小
    遮光点(4)を点の大きさの2倍以上の間隔をおいて、
    中間域(5)には、幅或いは直径などが約0.2〜1.
    5mm程度の中遮光点(6)を点の大きさの1.5〜2
    倍程度の間隔をおいて、外部域(7)には、幅或いは直
    径などが約1.0〜3.0mm程度の大遮光点(8)
    を、点の大きさの2〜1.5倍程度の間隔をおき、それ
    ぞれ外方の点を大として多数配設した眼鏡用遮光レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 内部域(3)、中間域(5)、外部域
    (7)が上下に拡幅されている請求項1記載の眼鏡用遮
    光レンズ。
  3. 【請求項3】 各遮光点(4)(6)(8)が、表面を
    彩色層(9)で被覆されている請求項1または2記載の
    眼鏡用遮光レンズ。
  4. 【請求項4】 レンズ(1)が、吸光性を備えている請
    求項1、2または3記載の眼鏡用遮光レンズ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011081228A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Seiko Epson Corp 眼鏡レンズ
JP2012133273A (ja) * 2010-12-24 2012-07-12 Seiko Epson Corp レンズの製造方法
JP2012173675A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Seiko Epson Corp レンズの製造方法

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JP2513308Y2 (ja) 1996-10-02

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