JPH0667866B2 - 高純度エーテル生成物を製造する方法 - Google Patents

高純度エーテル生成物を製造する方法

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JPH0667866B2
JPH0667866B2 JP63295905A JP29590588A JPH0667866B2 JP H0667866 B2 JPH0667866 B2 JP H0667866B2 JP 63295905 A JP63295905 A JP 63295905A JP 29590588 A JP29590588 A JP 29590588A JP H0667866 B2 JPH0667866 B2 JP H0667866B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、パーバポレーション(pervaporation)膜を
使用するエーテル類からアルコール類を分離する方法に
関する。本発明は、特にエーテル化法のエーテル生成物
流に存在するアルコールの除去に関する。
(従来の技術) アルキルタート−アルキルエーテルが適当な触媒上で4
〜7個の炭素原子を含む第三オレフィンと第一アルコー
ルを反応させることによって製造できることが公知であ
る。機関燃料オクタン増強剤のような大きい商業価値の
この種2つのエーテルは、メチルt−ブチルエーテル
(MTBE)およびt−アミルメチルエーテル(TAMA)であ
る。メタノールとそれぞれイソブチレンおよびイソペン
テン類を反応させることによってこれらをつくる。
この種のエーテル化反応は、発熱性および平衡状態が限
定される。一般にそれらの反応は、液相で1つ或は直列
である2つの固定床触媒反応器で行なわれ、また熱は外
部の熱交換器を介して液体を循環させることによって除
去される。概して触媒類は、ローム.アンド.ハース会
社(Rohm and Haas Co.)から市販される“アンバリス
ト15(商品名)”(“Amberlyst 15")のような強酸性
イオン交換樹脂である。他の適当な触媒類は、スルホン
基およびパラジウムの痕跡をもつマクロ多孔質強酸性カ
チオン交換樹脂である二管能触媒またはZSM-5あるいはZ
SM-10(夫々商品名)のような選択性ゼオライト触媒で
ある。
これらのエーテル化触媒が第三オレフィンメタノール反
応に対して選択性であり、従って特定の装入原料(ブタ
ジエンおよびC3−C4アセチレン類のような)に存在する
ジオレフィン、ガルボニル化合物、および他のパラフィ
ン類は、上記反応で反応しない。
第三オレフィン転化率は、一般に過剰メタノールを使用
する単独反応器系でその範囲が90ないし96%に限定され
る。一層高い転化率を達成するために、2ないし20%過
剰メタノールを使用する二段式反応器系を一般に使用す
る。過剰アルコールは、二量体および三量体に対しオレ
フィンの重合を抑圧するのに同様好ましい。しかしなが
らMTBEまたはTAME法の過剰メタノールは、反応器に対し
再循環させるためおよび高い純度のエーテル生成物およ
びC4ないしC7ラフィネートに対して除去しなければなら
ない。不幸なことに、メタノールは、これらのエーテル
およびC4ないしC7ラフィネートと共沸混合物を生成す
る。通常の蒸留による分離は、極めて困難かつ、結果と
して、エネルギも資本いずれも多大に消費する。
(発明が解決しようとする課題) 若干の技術は、エーテル化生成物からメタノールを除去
するための先行技術で開示されている。
米国特許第3,726,942号は、MTBE法を開示し、それではM
TBE排出物流が先ず蒸留塔に送られC4ラフィネート(上
部生成物)からMTBE(底部生成物)を分離する。MTBE粗
生成物は、水洗されメタノールを除去する。C4粗ラフィ
ネートは、同様に水洗されてメタノールを除去する:こ
れと異なりメタノールを除去するため分子篩を使用す
る。そのメタノール−水は、蒸留によって分離されおよ
びMTBE反応器へ再循環される。
米国特許第3,846,088号は、同様な方法を開示し、それ
では蒸留塔底部からの粗MTBE生成物は、水洗させられ、
次いでパラフィン(C5−C10)と混合され、残留水を捨
てる。米国特許第4,118,425号は、反応器からの粗MTBE
/TAMEが先づ水洗され、次いで上部でC4〜C5ラフィネー
トおよび底部で純MTBE/TAMEを生成するように蒸留する
方法を開示する。
米国特許第4,302,298号は、MTBE法を開示し、そこでは
反応器の排出混合物が蒸留塔へ仕込まれ、MTBE底部生成
物をつくる。上部の蒸気は、濃縮されまた水洗されて還
流する前にメタノールを除去し:次いでメタノール−水
が蒸留によって分離される。同様に、米国特許第4,324,
924号は、第二反応器/蒸留順序の後に水洗段階を含むM
TBE法を開示する。
米国特許第4,334,964号は、反応器排出物からメタノー
ルを回収および再循環させるため水洗段階を使用するMT
BE/TAME法を開示する。メタノール−水分離は、側方抜
取り部をもつ蒸留塔で行なわれ、第三アルコールを除去
する。米国特許第4,544,776号は、上述と同様な方法を
開示する。
米国特許第4,409,421号は、純粋な第三オレフィンをつ
くる方法を開示し、それではアルカノールおよび第三ア
ルキルエーテルが蒸留によって分離され、次いで合成イ
オン交換樹脂を使用して吸着される。米国特許第4,447,
653号では吸着性分離段階を使用し、蒸留塔(水洗部を
もつ)の上部ラフィネート流からメタノールを除去し;
吸着剤を介して高温再循環イソパラフィン・濃厚流を通
過させることによって再生を達成する。米国特許第4,46
5,870号は、上述と同じ方法を開示し、またC4ラフィネ
ートからメタノールおよびMTBE除去に対して5Aまたは13
X型式分子篩の吸着剤を使用する。
米国特許第4,605,787号はMTBE法を開示し、この方法
は、蒸留塔の粗MTBE底部流からメタノール/MTBEを分離
するための小孔ゼオライト(3A、4A、5Aおよびカバザイ
ト(chabozite))を使用する。欧州特許第205562号
は、Naカチオン形式のゼオライト(孔サイズ約4Å)を
使用して蒸留塔上部粗C4ラフィネート流からメタノール
を回収し;その床は、高温C4−C5炭化水素仕込流を通過
させてから反応器へ入ることによって再生される。
米国特許第4,218,569号は、メタノールを除去するグリ
コールの使用を教示する。
米国特許第4,405,409号は、有機液体および水の混合物
を脱水する透過膜法および装置を開示する。混合物例
は、エタノール/水、イソプロパノール/水、酢酸エチ
ル/水およびピリジン/水である。透過膜材料の例は、
改質された酢酸セルロースである。米国特許第4,547,53
0号は、ポリ−2−オクザゾリ(oxazolines)およびエ
タノール/ヘキサン混合物を分離する熱可塑重合体のブ
レンド又は合金から成るパーバポレーション膜を開示す
る。米国特許第4,590,098号は、水/エタノールパーバ
ポレーション分離に有用な稠密な層のポリイミド樹脂と
シリコーン樹脂を架橋させることによる複合膜の製造方
法を開示する。米国特許第4,591,440号は、液体分離用
膜を請求し、この膜が、特にエタノール/水分離に対し
て主としてポリ(置換アセチレン)から成る。
米国特許第4,570,026号は、固定床の酸性カチオン交換
樹脂の上で蒸気MTBE含有流を接触させかつ蒸留塔によっ
てメタノールおよび未反応MTBEからイソブテンを分離さ
せることによってMTBE分解による高純度イソブテンの製
法を開示する。
本発明の目的は上記した従来技術の問題を解決するエー
テルからアルコールを分離するパーバポレーション法を
提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の第1実施例では、生成物流からアルコールを除
去するためエーテル化反応器の精製部分下流で1つまた
はそれ以上のパーバポレーション膜段階を合体させるこ
とによってエーテル、特にメチルt−ブチルエーテル
(MTBE)およびt−アミルメチルエーテル(TAME)生産
に対する改良エーテル化法が示される。
代表的エーテル化反応では、エーテルは、適当な触媒上
で反応器のアルコールとオレフィンを反応させることに
よって生成される。反応器からの生成物流はアルコール
/エーテル/炭化水素ラフィネート流であり、その流れ
ではアルコールがエーテルおよび炭化水素ラフィネート
と共にそれぞれ共沸混合物を生成する。この炭化水素ラ
フィネートは、従来の蒸留によって所望エーテル生成物
から分離される。本発明は、高純度エーテル生成物をつ
くるため生成物流を形成するアルコールを除去する方法
であり、本発明によると、エーテル化反応器からの液体
アルコール/エーテル/ラフィネート流は、共沸混合物
を分離できまた高温のフラックスおよびアルコールに対
する高い選択性を有するパーバポレーション膜を経過さ
せ、ガス状アルコール透過流および液体エーテル/ラフ
ィネート放出流を生成する。ガス状アルコール透過流
は、追加のオレフィンと反応させるようにエーテル化反
応器へ再循環される一方、液体エーテル/ラフィネート
放出流は、蒸留塔まで通され、ラフィネート流および高
純度エーテル生成物流をつくる。
蒸発ユニットの上流にアルコール選択性パーバポレーシ
ョン膜を置くのに追加しまたはその代りに、1つまたは
それ以上のこのような膜は、蒸留ユニットから膜まで液
体側法抜取りフィードを有する蒸留ユニットと共に使用
してもよく、またはこれと異なってエーテル生成物流ま
たは蒸発から回収される上部ラフィネート流からアルコ
ールを除去するため蒸留ユニットの下流に置かれる。
本エーテル化方法は、代表的エーテル化法でつくられる
アルコール/エーテル/ラフィネート混合物からアルコ
ール回収に対し低エネルギおよび低資本費用をもたら
す。過剰アルコールの90%以上は、この反応系から回収
させることができる一方、水またはグリコール洗浄段
階、或は吸着性分離または連行および抽出型式共沸蒸留
のような他の複雑な先行技術を解消する。
本発明の別の実施例では、アルコールは、高純度アルケ
ンをつくるエーテル解離方法でつくられる分解生成物流
から分離および回収してもよい。エーテルは、蒸流塔へ
通される分解生成物流をつくるため反応器の酸性カチオ
ン交換樹脂の固定床上で分解される。アルコールは、蒸
留塔から上流、または塔と共に置かれる1つまたはそれ
以上のパーバポリウレーション膜を使用する生成物流か
ら分離される。
第1実施例では、本発明は、生成物流からアルコールを
回収するためエーテルを生成する合成反応器の下流の精
製部分で1つまたはそれ以上のパーバポレーション膜段
階を合体することによってエーテルおよび炭化水素ラフ
ィネートからアルコールを分離する改良エーテル化方法
である。代表的エーテル化法では、過剰アルコールは、
アルケン装入材料と混合され、対応するエーテル生成物
を形成する。この種反応から生ずる生成物流は、エーテ
ル生成物、過剰アルコール、および若干の未反応炭化水
素ラフィネートを含んでいる。この炭化水素ラフィネー
トは、大ていの場合、広範囲の他の炭化水素が、若干の
非炭化水素成分と共に、存在してもよいけれども、圧倒
的にC4−C7アルカンまたはアルケンからつくられる。過
剰アルコールは、エーテル生成物と過剰炭化水素ラフィ
ネートの双方と共沸混合物を生成する傾向がある。本発
明は、精製エーテル生成物およびアルコール再循環流を
回収するためエーテル/アルコール共沸混合物を分離す
る有効な機構を提供し、かつまた、実施例のうちには精
製ラフィネート流およびまた第2アルコール流を生ずる
ように炭化水素ラフィネートからアルコールの分離を見
込ませるものもあり、上記第2アルコールがアルケン仕
込材料と混合させるように初期の反応段階に対し再循環
させることができる。
(作用) エーテル化反応に対する本発明の第1実施例の一般的説
明は、第1図を参照して行なう。複合アルコールおよび
アルケン装入材料流10は、アルコール再循環流32と混合
され、流れ13を形成し、この流れがエーテル化反応器14
に対し通され、そこではこのアルコールとアルケン混合
物は、適当な触媒に接触させ、対応するエーテルを生成
する。一般に適当なエーテルを形成するため反応するこ
とができる任意の適当なアルコールとアルケンとは、こ
の方法に使用することができる。しかしながら、商業
上、この2つの重要な反応は、メチルt−ブチルエーテ
ル(MTBE)を生成するイソブテンとメタノールの反応お
よびt−ブチルメチルエーテル(TAME)を生成するため
イソペンテンとメタノールの反応である。エーテル生成
物は、そのとき未反応メタノールと共に反応器14から除
去され、上記メタノールが代表的には過剰に添加され、
また炭化水素ラフィネートも同様である。このエーテル
/アルコール/炭化水素ラフィネート流22は、パーバポ
レーション膜24に対して通され、エーテルとラフィネー
トからアルコール成分を分離する。流れ22の過剰アルコ
ールは、この流れに存在するエーテル生成物とラフィネ
ートと共に共沸混合物を生成する傾向がある。従ってエ
ーテル/アルコール共沸混合物およびラフィネート/ア
ルコール共沸混合物を分離できる膜を使用すべきであ
る。各種の膜が、この操作に適していると証明でき、適
当な膜としては、酢酸セルロース(CA)、ポリビニルア
ルコール(PVA)、ポリスルホン、シリコーンゴム、お
よびポリ−置換アセチレンなどがあり、好ましい膜がCA
とPVAとされている。膜分離ユニット24は、1つまたは
それ以上のユニットから成ってもよく、それらのユニッ
トが順に単独膜装置、またはこれと異なって、若干の膜
装置が配管と操作され、そのため最も有効なように分離
を達成させるようにし;例えば、膜ユニットの各種の段
階の間での内部再循環還流をもつカスケード膜の如きも
のである。代表的にはそれらの膜装置は、多数のモジュ
ールにしてつくられ、各々が透過に対する或る膜面積お
よびパーバポレーションによる冷却効果を補償させるた
め適当な段階相互間の熱交換器をもっている。この膜ユ
ニットの作業圧力は、約1気圧ないし約50気圧またはそ
れ以上の範囲にすることができ、またその温度が約35な
いし250゜Fである、一般にその温度および圧力が重要で
ないけれども、これらの条件は、好ましくは、膜に対す
る装入材料、流れ22が液体状態であるように選択され
る。
この膜分離ユニット24は、アルコール濃厚透過蒸気流26
とエーテル/ラフィネート流34を生成するために装入材
料流を分離する。代表的に約75%アルコールから成るア
ルコール濃厚透過流26は、圧縮機/冷却器装置30で圧縮
および冷却され、圧縮液体アルコール流32を形成し、こ
の流れが再循環されて、エーテル化反応器14に対して通
される流れ13を形成するためアルコール/アルケン装入
材料流10と組み合される。膜分離ユニット24の透過側
は、複数の真空ポンプ、コンデンサ、または良好な透過
を達成するように透過側で蒸気圧を減少させるように掃
除流または搬送液体を設ける手段を備えてもよい。これ
らの技術は、すべて公知であり、また使用される特定膜
の最有効な作業を達成するのに必要に応じて使用するこ
とができる。
膜ユニット24からの放出流34は、過剰炭化水素ラフィネ
ートをもつエーテル生成物を圧倒的に含んでいる。エー
テル/ラフィネート流34は、熱交換器36で加熱され、蒸
留ユニット40に対し通される流れ38を形成する。エーテ
ル/ラフィネート流は、蒸留塔40で処理され、上部ラフ
ィネート流42と精製エーテル生成物流44を生成する。代
表的に精製エーテル生成物流44は、殆どまたは完全にア
ルコール汚染物のない濃度少なくとも95%のラフィネー
トのないエーテルをもっている。
第2図は、本発明の別の実施例を示し、この例では、そ
れらの共沸混合物が分離されかつラフィネートからエー
テルを分離するため使用される蒸留塔から側方抽出装入
材料を仕込まれるパーバポレーション膜を使用すること
によってエーテルおよびラフィネートからアルコールを
分離する。このフローチャートによるとアルコール/ア
ルケン装入材料流10は、アルコール再循環流58に組み合
わされ、エーテル化反応器14に対して通される装入材料
流11を形成する。このアルコールとアルケンとは、エー
テル化反応器14の適当な触媒と接触させ、エーテル生成
物を生成し、このエーテル生成物が過剰アルコールと若
干の炭化水素ラフィネートと共に流れ22として反応器か
ら回収される。このアルコール/エーテル/炭化水素ラ
フィネート流は、ラフィネートからエーテルを分離する
ことができる蒸留塔40に対し直接通される。アルコール
/エーテル/ラフィネートを含有する側方抽出装入材料
46は、蒸留塔40から抽出されかつ適当な膜ユニットまた
は複数のユニット47に対し通され、アルコール/エーテ
ルおよびアルコール/ラフィネート共沸混合物を分離
し、混合物からアルコールを分離する。このアルコール
は、蒸気相の透過流52として分離され、また圧縮機/冷
却器57で凝縮され液体アルコール流58を形成し、この流
れが再循環されかつ入ってくるアルコール/炭化水素装
入材料10と組み合わされかつエーテル化反応器14に対し
て混合流11として供給される。膜分離ユニット47からの
放出流54は、エーテルおよびラフィネートも含み、蒸留
トレーで蒸留塔40へ戻され、その下部から側方抽出装入
材料を抽出された。混合エーテル/ラフィネート流は、
さらに蒸留塔40で処理され、上部流42としてラフィネー
トを分離しかつ蒸留塔40の底部から精製エーテル流44と
してエーテル生成物を回収する。この方法によると、エ
ーテル化反応器14からのアルコール/エーテル/ラフィ
ネート流22に存在するほぼすべてのアルコールは、回収
されかつ装入材料10に対して再循環して戻される。加う
るに、このエーテル生成物は、C4−C7ラフィネートのな
いエーテル濃度95%で回収される。
本発明は、MTBEまたはTAME法の共沸混合物分離の長年に
亘る問題を解決する。従来のエーテル化法では、メタノ
ールを回収する水洗を使用し、この問題の部分を解決
し、換言すればかなりの資本とエネルギ浪費をしてC4
メタノール共沸混合物を破壊した。別の問題、即ちMTBE
/メタノールの共沸混合物は、二段蒸留によって解決さ
れ、かなりの量の共沸混合物が反応器系へ再循環され、
また多量のエネルギ(蒸気)使用を伴った。これと対照
的に、本発明は、簡単な方法であり、この方法がパーバ
ポレーション膜を使用し高い選択性をもって過剰メタノ
ール90%以上を回収し、それによって先行技術で消費さ
れるより遥かに少ないエネルギでより以上有効にC4/MT
BE蒸留を行なう。
本発明の別の実施例は、エーテルの分解によって高純度
のアルケンをつくる方法でエーテルおよび/または炭化
水素からアルコールを分離するためパーバポレーション
膜の使用である。第4図は、本発明が別のエーテル分離
反応に対して適用できるけれども、MTBEの分解によって
高純度イソブテンをつくるような方法を示している。低
純度C4仕込流70は、メタノール仕込流71と再循環流72と
が組み合わされかつMTBE合成装置74に対して仕込まれ
る。MTBE合成装置74は、MTBE生成物流76の生成する。一
部分のMTBE生成物流76は、最終MTBE生成物流78として集
められる一方、他の部分のMTBE生成物流76は、流れ80で
除去されかつ熱交換器81で加熱および蒸発され、次いで
固定床の酸性カチオン交換樹脂を含んでいる分解反応器
82に供給される。分解反応器82は、MTBE仕込材料を分解
し、イソブタン/メタノール/MTBEを含む排出流83を生
成し、この流れが熱交換器84で冷却されかつ凝縮され、
液体混合物85を生成し、次いでパーバポレーション膜装
置86を介して供給される。このイソブタン/メタノール
/MTBE混合物は、パーバポレーション膜装置86によって
分離され、高純度メタノール透過蒸気87およびメタノー
ル劣化液体濃縮放出流88を生成する。この高純度メタノ
ール透過蒸気流87は、この膜装置から抽出され、冷却さ
れ、必要に応じて凝縮され、また次いで流れ72としてMT
BE合成反応器74へ再循環される。パーバポレーション膜
装置86からのメタノール劣化液体濃縮物放出流88は、分
離させるように蒸留塔89へ供給される。この高純度イソ
ブテン流90は、上部生成物として採取され、また高純度
MTBE流91は、底部生成物として採取されかつMTBE分解器
82に対する仕込みへ再循環される。イソブテン/MTBE/
メタノールを含有する液体側法抽出物は、流れ93として
蒸留塔89から採取されまたパーバポレーション膜94を介
して供給され、そこでは高純度メタノール蒸気透過流95
およびイソブテン/MTBE流96を形成するように分離され
る。高純度メタノール蒸気透過流95は、次に第1パーバ
ポレーション膜装置86からのメタノール透過流と組み合
わされかつMTBE合成段階74に対し複合メタノール流72と
して再循環される。パーバポレーション膜装置94からの
イソブテン/MTBE拒絶流96は、二次的分離に対して蒸留
塔89へ戻される。
上述の説明と第4図に示されるフローチャートは、複数
のパーバポレーション膜装置がMTBE分解反応装置へ合体
されるか、エーテル分解方法に対する各種の他の実施例
およびフローチャートを、アルコール/炭化水素および
/またはアルコール/エーテル共沸混合物を破壊するパ
ーバポレーション膜を使用する本発明に従って設計する
ことができる。例えば、上記のフローチャートでは、2
つのパーバポレーション膜装置を明確に引用しており、
一方が蒸留塔から上流にまた一方が液体側方抽出装入材
料を使用する蒸留塔と共である。場合によっては、これ
ら2つの膜装置の唯1つを使用する必要があるかも知れ
ない、またこの装置のこの種変形例は、特定の濃度およ
びその装置の残りの反応条件に左右される。
更に、明確に示されないけれども、添付図面の任意のも
ので描かれる任意の流れが随意の圧縮機、膨脹器、弁
等、は、本発明の精神を逸脱することなく使用される特
定の反応および所望生成物の特定の純度および圧力に従
って必要に応じて含んでもよい。本発明で説明される諸
装置のすべてでのように、上述のプロセスチャートは、
1つ或は以上の独立の膜または膜ユニットを含むパーバ
ポレーション膜装置を、最有効な分離型式を達成するた
め内部再循環および同じ変形例を直列または並列に使用
することができる。また、パーバポレーション膜も、実
施例に示す酢酸セルロース膜に限定するものでなく、ポ
リビニルアルコールなど各種の高分子材の膜をも使用す
ることが可能である。
(実施例) 第1例 本発明がどのように働らくかを例示するため、パーバポ
レーション実験が酢酸セルロース膜を使用して行なわれ
た。結果は、下記の第1表に示される。分離係数(α)
を以下のように規定する。即ち 上記α値は、仕込メタノール濃度、温度MTBE/メタノー
ルの二成分系の膜型式の広い範囲に亘って14から400ま
での範囲となる。7471までのαの高い値さえMTBE/ヘキ
サン/メタノールの三成分系に対して観察される。メタ
ノールは、MTBEおよび/またはヘキサンよりも透過性で
ある。なぜならば、メタノールがより小さい分子であ
り、そのため膜マトリックスでより容易に溶解し、膜を
介してより早くメタノールを拡散させるからである。こ
のため蒸留による共沸混合物分離の困難は、容易に克服
される。C6または他のラフィネート成分(C4−C7)は、
実際上正味のメタノールフラックスを増加しかつその選
択性を改良する。
第2例 エーテル化法に対する本発明の方法は、蒸留ユニットか
ら上流で置かれる一連のパーバポレーション膜、また液
体側方抽出装入材で蒸留ユニットと共に使用される単独
パーバポレーション膜を使用してコンピュータシュミレ
ーションを介して行なわれた。この方法は、適当な触媒
上で反応器のイソブチレンとメタノールを反応させるこ
とによって生成されるメチルt−ブチルエーテル生成物
からメタノールの分離に対して行なわれた。実施された
ような方法は、第3図に示される。第3図を参照して、
仕込みメタノール100は、再循環流620とC4仕込み120と
混合され、混合仕込み材130を形成する。この混合仕込
み130は、それぞれ組み合わせた熱交換器150と210、お
よび段階間冷却器160をも備える反応器140と200に対し
供給される。219.2℃でメタノール約5重量%を含有す
る反応器排出流は、膜230と250とから成る2段パーバポ
レーション装置240へ供給され、透過蒸気流260として過
剰メタノール55%を回収する。この膜の高い選択性のた
めに、透過蒸気流260は、メタノール約94重量%を含有
する。蒸気は、冷却器280とポンプ300の真空下冷却およ
び凝縮され、透過凝縮物流320を生成する。次に透過凝
縮流320は、別の戻りメタノール流580と混合され、ポン
プ610を介してポンプ送りされかつ再循環流620として反
応装置へ再循環される液体流600を生成する。膜ユニッ
トから86゜Fでの液体濃縮体340は、熱交換器360で307.4
℃に加熱されかつ、蒸流塔400に対する流380のように供
給される。仕込み流380は、メタノール約2.4重量%を含
む。蒸流塔400は、5.273Kg/cm2(絶対)で操作しかつ2
7の理論的段階を含む。液体側方抽出460は、供給トレー
の下部の蒸留塔400から採取され、かつ104℃に対し熱交
換器で冷却され、メタノール約5重量%を含む流れ500
を形成する。流れ500は、1段パーバポレーション装置5
30へ供給され、再循環に対する蒸気透過流520として過
剰メタノール33%を除去する。蒸気透過流520は、真空
ポンプ570で真空下凝縮器560で冷却と凝縮され、メタノ
ール98重量%を含有する液体流580を生成する。液体流5
80は、蒸気320と混合されかつ流れ620として再循環され
る。メタノール4%を含有するパーバポレーション膜53
0の流体濃縮物540は、熱交換器480で加熱されかつ側方
抽出460を採取するトレーの下部のトレーに対して流れ5
50として塔400に対して戻される。蒸留塔400から上部流
420としてC4ラフィネートを採取し、またMTBE生成物が
流れ440として底部で採取され、かつ熱交換器360で冷却
され、純度99.1%をもつ最終MTBE生成物流470をつく
る。このプロセス機構に対するプロセス条件の材料バラ
ンスは、下記の第2表に示される。
(発明の効果) パーバポレーション膜装置をもつ上述のエーテル化法
は、先行プロセスで必要とされる従来のメタノール精製
塔を解消し、それによって蒸気消費量約10〜30%だけお
よび資本費用5〜20%だけ減少する。加うるに、再循環
メタノール流のエーテル生成物は、同じ仕込み量を使用
する伝統的先行技術方法に比較してかなりに減少され
る。膜ユニットによるアルコールの高い選択性の故に、
この改良方法は、高いメタノール/アルケン比(例えば
>1.5〜2.0)に対してすら合成反応器に対する仕込みで
使用させ、それによってこの反応器がより高い転化率を
見込まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、蒸留ユニットの上流にパーバポレーション膜
を置いている本発明によるエーテル化法の概略図、第2
図は、パーバポレーション膜が液体側方抽出仕込みをも
つ蒸留ユニットと共に使用される本発明によるエーテル
化法の概略図、第3図は、多数のパーバポレーション膜
を蒸留ユニットから上流と、ユニットと共に双方に置か
れる本発明によるエーテル化法の概略図、第4図は、多
数のパーバポレーション膜を蒸留ユニットから上流、お
よびこのユニットと共の双方に置かれる本発明による高
純度イソブテン生産に対するエーテル分解方法の概略図
である。 10……複合アルコールとアルケン装入流、12……アルコ
ール再循環流、14……エーテル反応器、22……エーテル
/アルコール/炭化水素ラフィネート流、24……パーバ
ポレーション膜(または膜分離ユニット)、26……アル
コール濃厚透過流、30……圧縮機/冷却器装置、34……
エーテル/ラフィネート流、36……熱交換器、40……蒸
留ユニット(塔)、42……上部ラフィネート流、44……
精製エーテル生成物流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジエローム.レオナルド.グレーザー アメリカ合衆国.18104.ペンシルバニア 州.アレンタウン.バレー.フォージ.ロ ード.1825 (72)発明者 チャールス.グレン.ウエンズレイ アメリカ合衆国.92667.カリフォルニア 州.ビラ.パーク.ストラットフオード. サークル.18092

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィンをアルコールと反応させて、ア
    ルコールがエーテル及びラフィネートと共沸混合物を形
    成するアルコール/エーテル/炭化水素ラフィネート流
    を生成させ、前記エーテルを蒸留によってラフィネート
    から分離してエーテルを製造する方法において、 a)液体状態の前記アルコール/エーテル/炭化水素ラ
    フィネート流を、共沸をこわすことができ、且つアルコ
    ールの高い流束(flux)と高い選択率を有するパーバポ
    レーション膜を介して蒸気アルコール透過流と液体エー
    テル/ラフィネート不透過流を形成させること; b)蒸気アルコール透過流を反応段階に再循環させて追
    加供給されるオレフィンと反応させること; c)その液体エーテル/ラフィネート不透過流を蒸留塔
    に通してラフィネート流と高純度エーテル生成物流を作
    り出すこと: からなるアルコールを除去して高純度エーテル生成物を
    製造する方法。
  2. 【請求項2】上記高純度エーテル流が、アルコールを蒸
    気透過体として更に分離するためパーバポレーション膜
    に通される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】メチルt−ブチルエーテルを生成するよう
    メタノールとイソブチレンを反応させる請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】t−アミルメチルエーテルを生成するよう
    メタノールとイソペンテンを反応させる請求項1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】アルコール/エーテル/ラフィネート流で
    存在するアルコール50%以上がパーバポレーション膜に
    よりガス状透過流として除去される請求項1記載の方
    法。
  6. 【請求項6】液体側方抽出流が蒸留塔から抽出され、且
    つガス状透過体としてアルコールを除去し、更に蒸留塔
    へ戻される液体エーテル/ラフィネート流を生成するよ
    うパーバポレーション膜に通される請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】上記パーバポレーション膜を介して側方抽
    出流を透過させることによって生成されるガス状アルコ
    ール透過流を反応工程へ再循環させる請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】オレフィンをアルコールと反応させて、ア
    ルコールがエーテル及びラフィネートと共沸混合物を形
    成するアルコール/エーテル/炭化水素ラフィネート流
    を生成させ、前記エーテルを蒸留によってラフィネート
    から分離してエーテルを製造する方法において、 a)ラフィネートからエーテルを分離できる蒸留塔に上
    記アルコール/エーテル/炭化水素ラフィネート流を通
    し; b)蒸留塔からアルコール、エーテル及びラフィネート
    からなる液体側方抽出流を、抽出し、且つ蒸気アルコー
    ル透過流及び液体エーテル/ラフィネート放出流を生成
    するためパーバポレーション膜を介して上記流を回収
    し; c)蒸気アルコール透過流を反応工程に再循環させ;且
    つ d)ラフィネート流及び精製エーテル生成物流を生成す
    るため蒸留塔に対し液体エーテル/ラフィネート放出流
    を戻すように通す; 工程からなる高純度エーテル生成物流を得るアルコール
    除去方法。
  9. 【請求項9】メチルt−ブチルエーテルを形成するため
    メタノールとイソブチレンを反応させる請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】t−アミルメチルエーテルを形成するた
    めメタノールとイソペンテンを反応させる請求項8記載
    の方法。
  11. 【請求項11】アルコール/エーテル/ラフィネート流
    に存在するアルコール50%以上が蒸気透過流としてパー
    バポレーション膜によって除去される請求項8記載の方
    法。
  12. 【請求項12】上記高純度エーテル流が、パーバポレー
    ション膜を介して透過され、上記生成物のアルコールを
    蒸気透過流として更に分離する請求項8記載の方法。
  13. 【請求項13】蒸留塔で生成されるラフィネート流が、
    パーバポレーション膜を介して透過され、上記生成物流
    からアルコールを、蒸気透過流として更に分離する請求
    項8記載の方法。
  14. 【請求項14】エーテルを分解してアルコールがエーテ
    ル及びアルケンと共に共沸混合物をつくる液体アルコー
    ル/エーテル/アルケン混合物を形成させ、上記アルケ
    ンを混合物から蒸留によって分離させるエーテルの分解
    による高純度アルケンの製造方法において、 a)上記分解工程からの上記液体アルコール/エーテル
    /アルケン混合物を、共沸をこわすことができ、且つア
    ルコールの高い流束及び高選択性を有するパーバポレー
    ション膜を通して蒸気アルコール透過流と液体エーテル
    /アルケン不透過流を生成させること;及び b)液体エーテル/アルケン不透過流を蒸留塔に通して
    エーテル底部生成物及び高純度アルケン頂部生成物を生
    成させること: からなるアルコールを除去して高純度アルケンを製造す
    る方法。
  15. 【請求項15】エーテル合成反応器でアルケンとアルコ
    ールの反応によって上記エーテルを初めに生成させる請
    求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】蒸留塔から液体側方抽出流を取り出し、
    且つパーバポレーション膜を通してアルコールをガス状
    透過流として除去し、蒸留塔に戻される液体エーテル/
    アルケン流を生成させる請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】蒸気アルコール透過流がエーテル合成反
    応器へ再循環される請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】前記第1及び第2の蒸気アルコール透過
    流がエーテル合成反応器へ再循環される請求項16記載の
    方法。
  19. 【請求項19】アルケンがイソブテン又はイソペンテン
    である請求項14記載の方法。
  20. 【請求項20】エーテルを分解して、アルコールがエー
    テル及びアルケンと共に共沸混合物をつくる液体アルコ
    ール/エーテル/アルケン混合物を形成させ、上記アル
    ケンを蒸留して混合物から分離させるエーテルの分解に
    よる高純度アルケンの製造方法において、 a)アルケンからエーテルを分離できる蒸留塔に前記液
    体アルコール/エーテル/アルケン混合物を通し; b)蒸留塔からのアルコール/エーテル/アルケンから
    なる液体側方抽出流を取り出し、その流れをパーバポレ
    ーション膜を通して、蒸気アルコール透過流と液体エー
    テル/アルケン不透過流を生成させ;又 c)該液体エーテル/アルケン不透過流を蒸留塔に戻
    し、エーテル底部生成物及び高純度アルケン頂部生成物
    を生成させる;: 工程からなるアルコールを除去して高純度アルケンを製
    造する方法。
  21. 【請求項21】上記エーテルがエーテル合成反応器でア
    ルケンとの反応によって初期に形成される請求項20記載
    の方法。
  22. 【請求項22】蒸気アルコール透過流がエーテル合成反
    応器へ再循環される請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】アルケンがイソブテン又はイソペンテン
    である請求項20記載の方法。
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