JPH0667440U - 回転台 - Google Patents

回転台

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JPH0667440U
JPH0667440U JP1662693U JP1662693U JPH0667440U JP H0667440 U JPH0667440 U JP H0667440U JP 1662693 U JP1662693 U JP 1662693U JP 1662693 U JP1662693 U JP 1662693U JP H0667440 U JPH0667440 U JP H0667440U
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prime mover
transmission body
rotated
mounting table
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JP1662693U
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鎮 合田
美世司 大西
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株式会社上野製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原動機により駆動されて回転する載台を、自
動的に停止させるための制限スイッチを必要とせず、構
造が簡単であり、安価で故障の少ない回転台を提供する
こと。 【構成】 基台3とこの基台3の上側に回転可能に設け
た載台とを備え、原動機5の発生する動力が動力伝達装
置6を伝わり載台を回転させる回転台2において、動力
伝達装置6が、第1の伝達体23と、原動機5の動力に
よって回転するように設けた第2の伝達体24と、載台
が所定の回転角度範囲内にあるときは第1の伝達体23
と第2の伝達体24とを連結する連結体25と、載台が
所定の回転角度範囲外にあるとき第1の伝達体23と第
2の伝達体24とを連結する位置に連結体25を移動さ
せる方向に付勢するばね26と、を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、載台を原動機の駆動力によって回転させて、この載台上面に載置 されたテレビ受信機、ファンクーラ又はスピーカ等を載台と共に回転させる回転 台に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の回転台の一例として実開昭57-178765 号公報に記載されているものがあ る。この回転台は、図16に示す固定側の底板19と、この底板19に対して回 動自在に設けられている天板27とを備え、モータ18の発生する動力によって 天板27が回動する構成である。そして、この回転台は、図15に示すモータ駆 動回路11も備えている。
【0003】 この回転台の天板27を所望の方向に回転させるときは、利用者が遠隔制御信 号送信器7に設けられている2つのスイッチのうちの一方のスイッチ(又は他方 のスイッチ)をONにする。これにより、図15に示すデコーダ14は、そのス イッチと対応する例えば制御出力Sr(又はSl)を出力する。すると、制御出 力Sr(又はSl)を受けたモータ制御回路15は、モータ18を一方(又は他 方)の方向に回転させるための制御電流Ir(又はIl)を発生し、制限スイッ チ16(又は17)を介してモータ18に供給し、モータ18を制御電流Ir( 又はIl)に応じた方向に回転させる。これにより、天板27を所望の方向に回 転させることができる。そして、天板27が所定の最大角度回動すると、制限ス イッチ16(又は17)がOFF状態となり、制御電流Ir(又はIl)のモー タ18への供給が停止してモータ18が自動的に停止する。
【0004】 このように、上記従来の回転台によると、天板27が所定の最大角度回動した ときに、制限スイッチ16又は17がOFF状態となるように構成して、モータ 18の回転を自動的に停止させるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の回転台によると、天板27が所定の最大角度回動したこと を制限スイッチ16又は17に検出させて自動的に停止させているために、制限 スイッチ16及び17を必要とする。その結果、制限スイッチ16及び17の分 だけ回転台の費用が増加するし、制限スイッチ16及び17をモータ制御回路1 5とモータ18との間に電気的に接続するためのはんだ付け作業等を必要とする という問題がある。更に、制限スイッチ16、17及びはんだ付け部分があると 、回転台の故障及び不良の発生確率が高くなるという問題がある。
【0006】 本考案は、従来の制限スイッチ16、17を必要とせず、構造が簡単であり、 安価で故障の少ない回転台を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、基台とこの基台の上側に回転可能に設けた載台とを備え、原動機の 発生する動力が動力伝達装置を伝わり上記載台を回転させる回転台において、上 記動力伝達装置が、第1の伝達体と、上記原動機の動力によって回転するように 設けた第2の伝達体と、上記載台が所定の回転角度範囲内にあるときに第1の伝 達体と第2の伝達体とを連結する連結体と、上記載台が上記所定の回転角度範囲 外にあるとき第1の伝達体と第2の伝達体とを連結する位置に上記連結体を移動 させる方向に付勢する付勢手段と、を具備する構成としたことを特徴とするもの である。
【0008】
【作用】
載台上面に載置された物品は、載台と共に基台上で回転可能である。そして、 載台が所定の回転角度範囲内にある状態では、連結体が第1の伝達体と第2の伝 達体とを連結し、原動機の発生する回転が第2の伝達体から第1の伝達体に伝わ り載台が回転する。そして、載台が所定の回転角度範囲外に回転移動すると、連 結体が第1の伝達体と第2の伝達体とを切り離し、これにより、原動機の発生す る回転が伝わらず、載台の回転が停止する。このとき、付勢手段が、連結体を所 定の方向(連結体が第1及び第2の伝達体とを互いに連結させる位置に向かう方 向)に付勢しているので、第1の伝達体と第2の伝達体とを連結させることがで きるが、原動機が載台を所定の回転角度範囲外に回転移動させる方向に駆動して いることにより、第1の伝達体と第2の伝達体との連結が外れ、その結果、動力 は伝達されず、載台は停止したままである。
【0009】 次に、載台が原動機により駆動されて上記の所定の回転角度範囲外の回動位置 にあって、付勢手段が、第1の伝達体と第2の伝達体とを連結させるように、連 結体を上記所定の方向に付勢しており、これによって連結体が、第1の伝達体と 第2の伝達体とを連結している状態では、原動機を上記と反対方向に駆動すると 、つまり、載台を所定の回転角度範囲内に向かわせる方向に駆動すると、原動機 の回転が第2の伝達体から第1の伝達体に伝わり載台が回転して所定の回転角度 範囲内に移動する。そして、載台が所定の回転角度範囲内に移動した状態では、 原動機をいずれの方向に回転させても第2の伝達体の回転が第1の伝達体に伝わ るので、載台を任意の方向に回転させることができる。
【0010】
【実施例】
本考案の一実施例を各図を参照して説明する。この実施例の回転台2は、図1 4に示すようにテレビ受信機1の下面に設けられており、テレビ受信機1を水平 面内で回動自在に支持するものである。各図に示す3は基台、4は載台、5は原 動機、6は動力伝達装置である。
【0011】 基台3は、その平面図の一部分を図1に示すようにドーナツ状の円形盤であり 、図2は、回転台2を図1のA−A方向から見た図である。この基台3の外周壁 8の内側には、上側に開口する転子9の通路10を設けてある。転子9は、図1 に示すように、中央部がくびれた筒状体であり複数個設けられており、夫々の転 子9の中心軸は、基台3の中心に向いている。そして、各転子9は、屈曲自在の 板状体12によって互いに連結しており、夫々が連結した状態で円形の通路10 に沿って回動可能に設けてある。
【0012】 載台4は、図2に示すように、基台3よりも少し小さいドーナツ状の円形盤で あり、この載台4の外周壁13の内側には、下側に開口する転子9の通路16を 設けてある。この通路16には、複数個の転子9の上縁が嵌合している。つまり 、載台4に設けた通路16と基台3に設けた通路10の間に複数個の転子9が介 在しており、これらの転子9によって、載台4が基台3の中心の回りに回動自在 に支持されている。
【0013】 そして、図2に示すように、基台3及び載台4の外周壁8、13には、係合部 17と被係合部20とを複数組設けてあり、この係合部17と被係合部20とを 弾性変形させて係合させることにより、載台4を基台3の内側に嵌合させて結合 させることができる。なお、係合部17と被係合部20とを係合させた状態では 、各転子9の下縁と上縁とが載台4及び基台3の各通路16、10と当接してお り、これによってテレビ受信機1の荷重を支持することができる。そして、この 状態においては係合部17と被係合部20は、互いに非接触の状態であり、従っ て、載台4を小さい力にでもって回動させることができる。なお、図1に示す は、取付部21である。この取付部21は、載台4に複数設けられており、これ らの取付部21を介してテレビ受信機1を取り付けることができる。
【0014】 原動機5は、電気モータであり、図2に示すように、回転軸22を載台4と平 行して、載台4の内周縁に沿う位置に載台4に固定して設けられている。
【0015】 動力伝達装置6は、図1及び図2に示すように、原動機5の回転軸22と基台 3との間に設けられており、基台3に動力を伝達するように設けた第1の伝達体 23と、原動機5の動力によって回転する第2の伝達体24と、第1の伝達体2 3と第2の伝達体24との間に設けた連結体25と、この連結体25を所定の方 向に沿って付勢するばね26とを含む。このばね26が請求項1に記載の付勢手 段である。
【0016】 第1の伝達体23は、図1及び図2に示すように、基台3の内周縁に突設され ている扇状の板状体であり、この第1の伝達体23の上面に後述する連結体25 及びばね26を設けてある。
【0017】 第2の伝達体24は、図1及び図2に示すように、載台4の内周縁に突設され ているボックス28内に収容されており、原動機5の回転軸22に設けたウォー ム29と、このウォーム29と噛み合うように第1の軸30に挿通したウォーム ホイール31と、このウォームホイール31の下面に一体に設けられ第1の軸3 0に挿通する第1の小歯車32と、第1の小歯車32と噛み合うように第2の軸 33に挿通した第2の大歯車34と、第2の大歯車34の上面に一体に設けられ 第2の軸33に挿通した第3の小歯車35と、第3の小歯車35と噛み合うよう に第3の軸36に挿通した第4の大歯車37と、第4の大歯車37の下面に嵌合 して設けられ第3の軸36に挿通した第5の小歯車38とからなっている。
【0018】 なお、第4の大歯車37には、図1に示すように、内周壁に沿って多数の凹部 39が設けられている。また、第5の小歯車38には、外周壁の3箇所に凸部4 0が設けられている。そして、第5の小歯車38が第4の大歯車37の内側に嵌 合した状態で、第5の小歯車38の3つの凸部40が第4の大歯車37の対応す る凹部39に係合しており、この係合した状態で、原動機5の回転力が第4の大 歯車37から第5の小歯車38に伝達することができる。また、第5の小歯車3 8を強制的に回転させた場合は、第4の大歯車37がウォーム29とウォームホ イール31の噛み合いによって回転が係止されているので、凸部40が凹部39 から外れて第5の小歯車38のみが回転する構成となっている。図1に示す41 は貫通孔であり、凸部40の内側方向への移動を可能にしている。
【0019】 連結体25は、図1に示す第5の小歯車38と第2の伝達体24との間に設け られており、図7及び図8に示すように、円弧状に形成した平板状部材である。 そして、内縁に円弧状に形成した内歯のラック(以下、単に「ラック」という。 )42を設けてある。そして、図7に示すように、中央部には円周方向に沿って 貫通孔43を穿設してあり、この貫通孔43の内側にばね26を設けてある。こ のばね26は、連結体25と一体に成形されており、両端が貫通孔43の左右の 内壁と結合している。そして、このばね26の中央部には係止部44を設けてあ り、図3に示す第1の伝達体23の上面に突設した被係止部45と係合するよう に形成されている。図9は、連結体25を図7のB−B方向から見た断面図であ る。図10は、連結体25を図7のC−C方向から見た断面図である。図3は、 この連結体25が摺動する摺動面46を示す図である。この摺動面46は、基台 3の内周に沿って第1の伝達体23の上面に形成されており、左右の夫々の両端 には突起47、48を設けてある。各突起47、48は、連結体25の左右の各 端部49、50と当接して連結体25の摺動範囲を制限するためのものである。 図4は、基台3を図3のD−D方向から見た図である。図5は、基台3を図3の E−E方向から見た図である。図6は、図3に示す基台3の横断面図である。
【0020】 図11は、連結体25を第1の伝達体23の摺動面46に取り付けた状態を示 す図である。図11に示す4つの51は連結体25の外れ止め用の爪である。こ の爪51は、連結体25に穿設した2つの貫通孔52に挿通した状態で貫通孔5 2の内縁に係合しており、これによって連結体25が摺動面46から外れないよ うに保持している。ただし、この2つの貫通孔52は、基台3の内周に沿って円 弧状に設けられているので、連結体25は、図11に示す矢印53の方向に沿っ て摺動することが許容されている。そして、連結体25の摺動範囲は、連結体2 5の右端部50が右側の突起48に当接する回転位置から連結体25の左端部4 9が左側の突起47に当接する回転位置までの範囲である。また、連結体25を 第1の伝達体23に取り付けた状態で第1の伝達体23に設けた被係止部45が ばね26の係止部44と係合した状態となり、連結体25を図11に示す中央位 置(以下、基準位置という。)にある状態から左右のいずれの方向に回転移動さ せた場合にも、ばね26の復元力が、連結体25を基準位置に戻す方向に作用し 、これによって連結体25は基準位置に戻る。
【0021】 図11に示す連結体25を取り付けた基台3に、原動機5及び動力伝達装置6 を備える載台4を取り付けた状態が図1に示されている。ただし、載台4は、図 には示していない。そして、図1に示す状態で、第5の小歯車38とラック42 が噛み合っている。
【0022】 なお、図には示さないが、原動機5を正転、逆転又は停止させる電源部が載台 4に設けられており、この電源部は外部に設けた操作スイッチ(図示せず)の発 する信号によって遠隔操作されて原動機5を正転、逆転又は停止させることがで きるものである。
【0023】 上述した回転台2の作用を説明する。まず、図1に示すように、第5の小歯車 38とラック42が噛み合っており、載台4が基準位置にある状態で、テレビ受 信機1の画面を利用者側に向けるために操作スイッチを操作することにより、原 動機5を正転又は逆転させると、原動機5の回転軸22の回転は、第2伝達体で 減速されて、ラック42に回転が伝達される。ラック42(連結体25)は、第 5の小歯車38の回転によって、ばね26の反発力に抗して図1の基台3の内周 壁54及び摺動面46に沿って円弧を描きながら例えば右方向に摺動移動する。 そして、連結体25の右端部50が突起48と当接する位置で停止する。そして 、連結体25が突起48によって係止された時点から載台4が図1における反時 計方向の回転移動か開始して、図12に示すように、載台4が基準位置から15 度反時計方向に回転移動した位置で第5の小歯車38とラック42との噛み合い が外れる。第5の小歯車38とラック42との噛み合いが外れると、第5の小歯 車38の回転がラック42に伝わらず、従って載台4の回転が自動的に停止する 。しかる後に、操作スイッチを操作して原動機5を停止させることによって操作 が終了する。このようにして、テレビ受信機1の画面を基準位置より反時計方向 に15度回転した位置で停止させることができる。
【0024】 勿論、載台4が図1に示す基準位置にある状態で、操作スイッチを操作して原 動機5を逆転させると、上記と同様にして、載台4が図1の時計方向に15度回 転移動して停止する。また、載台4が時計方向又は反時計方向に15度回転移動 する手前で原動機5を停止させることにより、テレビ受信機1の画面を基準位置 から±15度の範囲内の任意の回転位置で停止させることができる。この基準位 置から±15度の範囲が、請求項1に記載の所定の回転角度範囲である。
【0025】 次に、例えば図12に示すように、載台4が基準位置から反時計方向に15度 回転移動して停止している状態で、載台4を時計方向に回転移動させる場合を説 明する。図12の状態では、連結体25がばね26によって左側方向に付勢され ており、ラック42の左端部が第5の小歯車38と当接した状態で係止されてい る。よって、第5の小歯車38が時計方向に回転しても、第5の小歯車38とラ ック42とは噛み合わず、載台4は停止したままである。
【0026】 ただし、載台4を時計方向に回転させるために、原動機5を逆転させて、図1 2に示す第5の小歯車38を反時計方向に回転させると、第5の小歯車38とラ ック42との噛み合いが始まり、第5の小歯車38の回転に伴ってラック42が 円弧を描きながら左方向への摺動移動を開始する。そして、ラック42が左方向 へ摺動移動して連結体25の左端部49が突起47と当接すると、連結体25の 移動が停止する。そして、連結体25が突起47によって係止された時点から載 台4が図12における時計方向の回転移動が開始して、載台4が基準位置から時 計方向に15度回転移動した位置で第5の小歯車38とラック42との噛み合い が外れる(図示せず)。第5の小歯車38とラック42との噛み合いが外れると 、第5の小歯車38の回転がラック42に伝わらず、従って載台4の回転が自動 的に停止する。しかる後に、操作スイッチを操作して原動機5を停止させること によって操作が終了する。このようにして、テレビ受信機1の画面を基準位置よ り時計方向に15度回転した位置で停止させることができる。
【0027】 つまり、従来では、回転台の天板27の回転を自動的に停止させるためには、 図16に示す制限スイッチ16、17を必要としたのに対して、この実施例の回 転台2によると、このような制限スイッチ16、17を必要とせず、構造が簡単 であり、安価な回転台2を提供することができる。
【0028】 次に、載台4又はテレビ受信機1が例えば近傍にある家具等の物品に当接して 、載台4が原動機5の駆動による回転方向に対して拘束状態にあるときは、原動 機5の回転駆動により、第4の大歯車37の凹部39と第5の小歯車38の凸部 40との3箇所の嵌合部に所定以上の回転力がかかり、凸部40が或る一つの凹 部39から外れて隣の凹部39と嵌合することを繰り返し、第4の大歯車37の 回転は第5の小歯車38に伝達されない。よって、載台4は回転しない。ただし 、載台4又はテレビ受信機1に当接して回転を拘束する物品が取り除かれると、 第4の大歯車37の回転は第5の小歯車38に伝達されて載台4が回転する。
【0029】 次に、原動機5を駆動しないでテレビ受信機1の方向を変える場合を説明する 。今、載台4が図1に示す基準位置にある状態で、テレビ受信機1の方向を変え るために利用者が手でテレビ受信機1に例えば反時計方向の力を加えると、載台 4と共に連結体25が左方向に摺動移動して、連結体25の左端部49が突起4 7と当接して連結体25の移動が停止する。そして、テレビ受信機1を同方向に 更に回転させると、第5の小歯車38の凸部40と第4の大歯車37の凹部39 との嵌合及び非嵌合が繰り返されて、テレビ受信機1を同反時計方向に回転させ ることができる。
【0030】 そして、載台4が図12に示す回転位置まで移動すると、第5の小歯車38と ラック42との噛み合いが外れ、第2の伝達体24が第1の伝達体23から外れ た状態となる。そして、この回転位置からテレビ受信機1を更に反時計方向に回 転させることができる(図13参照。)。なお、この実施例では、載台4を基準 位置から時計方向及び反時計方向に夫々120度の範囲内で手で回転移動させる ことができる構成にしてある。そして、載台4を原動機5で回転させることがで きるようにするときは、例えば図1及び図12に示すように、載台4を基準位置 から±15度の範囲内の任意の回転位置に手で回転移動させればよい。つまり、 第5の小歯車38とラック42とを噛み合わせればよい。
【0031】 ただし、上記実施例は、載台4上にテレビ受信機1を載置した例を示したが、 テレビ受信機1以外に、例えばファンクーラ又はスピーカ等を載台4に載置して 回転させることができる。
【0032】 そして、上記実施例では、原動機5によって載台4を回転させることができる 範囲を基準位置から時計方向及び反時計方向に夫々15度に亘る範囲としたが、 ラック42、第1の伝達体23等の寸法を変更することによりこれ以外の範囲に 亘って回動させる構成とすることができる。
【0033】
【考案の効果】
本考案の回転台は、載台が所定の回転角度範囲内にある状態では、連結体が第 1の伝達体と第2の伝達体を連結しており、原動機を正転又は逆転させることに より載台をいずれの方向にも回転させることができる構成である。そして、載台 が原動機に駆動されて所定の回転角度範囲外に回転移動した状態では、載台を所 定の回転角度範囲内に向かわせる方向に原動機を回転させた場合に限り載台をそ の方向に回転させることができるように、付勢手段が連結体を所定の方向に付勢 している構成である。この構成により、従来の回転台の図15及び図16に示す 制限スイッチ16、17を省略することができるという効果がある。その結果、 制限スイッチ16及び17の分だけ回転台の費用の低減を図ることができるし、 制限スイッチ16及び17を接続するためのはんだ付け等の作業が不要となる。 更に、制限スイッチ16、17及びはんだ付け部分の省略により、回転台の故障 及び不良の発生確率を従来よりも低くすることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る回転台の要部を示す
平面図である。
【図2】同実施例の回転台を図1のA−A方向から見た
断面図である。
【図3】同実施例の基台に設けた第1伝達体の平面図で
ある。
【図4】同実施例の基台を図3のD−D方向から見た断
面図である。
【図5】同実施例の第1伝達体を図3のE−E方向から
見た断面図である。
【図6】同実施例の基台の横断面図である。
【図7】同実施例の連結体の平面図である。
【図8】同実施例の連結体の背面図である。
【図9】同実施例の連結体を図7のB−B方向から見た
断面図である。
【図10】同実施例の連結体を図7のC−C方向から見
た断面図である。
【図11】同実施例の連結体を基台に装着した状態を示
す平面図である。
【図12】同実施例の載台が基準位置から反時計方向に
15度回転移動した状態を示す平面図である。
【図13】同実施例の載台が反時計方向に15度を越え
る回転位置に移動した状態を示す平面図である。
【図14】同実施例の回転台にテレビ受信機を載置した
状態を示す正面図である。
【図15】従来の回転台の電気回路を示すブロック図で
ある。
【図16】同従来の回転台の部分破断平面図である。
【符号の説明】
2 回転台 3 基台 4 載台 5 原動機 6 動力伝達装置 23 第1の伝達体 24 第2の伝達体 25 連結体 26 ばね 42 ラック 47 突起 48 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台とこの基台の上側に回転可能に設け
    た載台とを備え、原動機の発生する動力が動力伝達装置
    を伝わり上記載台を回転させる回転台において、上記動
    力伝達装置が、第1の伝達体と、上記原動機の動力によ
    って回転するように設けた第2の伝達体と、上記載台が
    所定の回転角度範囲内にあるときに第1の伝達体と第2
    の伝達体とを連結する連結体と、上記載台が上記所定の
    回転角度範囲外にあるとき第1の伝達体と第2の伝達体
    とを連結する位置に上記連結体を移動させる方向に付勢
    する付勢手段と、を具備する構成としたことを特徴とす
    る回転台。
JP1662693U 1993-03-10 1993-03-10 回転台 Withdrawn JPH0667440U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051681A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ito Denki Kk ターンテーブル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051681A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ito Denki Kk ターンテーブル

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