JPH0667352U

JPH0667352U - 容器

Info

Publication number: JPH0667352U
Application number: JP058054U
Authority: JP
Inventors: 永男安; 享培安; 享國安
Original assignee: 永男安; 享培安; 享國安
Priority date: 1993-03-10
Filing date: 1993-10-27
Publication date: 1994-09-22
Also published as: US5431298A; KR960010279Y1; KR940020584U

Abstract

(57)【要約】【構成】この容器は、容器本体（１）に１つまたは左
右一対の蓋板（２）（２′）をヒンジ式に取り付け、蓋
板（２）（２′）を開いた状態において、蓋板（２）
（２′）を水平状態で支持する支持部材を設け、これに
より蓋板（２）（２′）をテーブルとなしうるものであ
る。【効果】蓋板を開いたときに、蓋板自体を簡易テーブ
ルに組立てることができるので、容器の使用用途を多様
化し、特に、野外でのレジャー用として有用である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はプラスチックなどの素材よりなる容器に関し、特に、蓋板と、好ましくはハンドルの取付構造を改良して、蓋板を開放するとき、蓋板自体が簡易食卓やティーテーブル等になりうる組立式テーブルの用途で使用できるようにしたものであり、容器の使用用途を多様化し、特に自動車に載せて移動するときなどに、野外で用いるのに便利なレジャー用テーブルとしての効用を持つ容器に関する。

【０００２】

【従来の技術と考案が解決しようとする課題】

一般的に、各種物品収納用のプラスチックなどからなる容器としては種々のものが公知であるが、大部分のものは、蓋板自体の構成が蓋板以外の他用途に転用できない問題点がある。本考案は、この点に鑑み、容器を開放したときに、蓋板自体がテーブルの機能を持つように、合理的な支持装置を具備した考案である。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

請求項１の容器は、容器本体（１）に１つまたは左右一対の蓋板（２）（２′ ）をヒンジ式に取り付け、蓋板（２）（２′）を開いた状態において、蓋板（２）（２′）を水平状態で支持する支持部材を設け、これにより蓋板（２）（２′ ）をテーブルとなしうるものである。

【０００４】請求項２の容器においては、内蓋（４）を有しており、この内蓋（４）と前記蓋板（２）（２′）があいまって一つのテーブルとなるようにしたものである。

【０００５】請求項３の容器においては、前記容器本体（１）には、ハンドル杆（６）をヒンジ式に取付け、このハンドル杆（６）の下端部（６′）を支え片（８）の下側に当接させることにより、ハンドル杆（６）のそれ以上の傾動を防止して、ハンドル杆（６）を傾斜状に保持し、この状態において、ハンドル杆（６）の上端部により水平に開いた蓋板（２）（２′）を支持させるようになしたものである。

【０００６】請求項４の容器は、蓋板（２）（２′）を容器本体（１）上に左右対称的にヒンジ（３）により軸設し、ハンドル杆（６）をピン軸（７）に軸設し、ハンドル杆（６）の下端部（６′）は支え片（８）の下側に掛支させ、上側部は蓋板（２）（２′）の底面（９）を支えて水平に支持させ、容器本体（１）の開口部（１ａ）にはカップ掛け穴（５）を穿孔した網板（４）を載置し、物品収納容器と簡易テーブルとしての用途を兼用させるようになしたものである。

【０００７】請求項５は、請求項３または４の容器において、ハンドル杆（６）の上端をヒンジ式に部分的に折り畳めるようになしたものである。

【０００８】請求項６は、請求項１の容器において、補助支え台（１０）を、蓋板（２）（２′）に設けた収納室（２ａ）に収納し、必要時に蓋板（２）（２′）を水平に支持することができるようになしたものである。

【０００９】請求項７は、請求項１の容器において、蓋板（２）（２′）を、ヒンジ式に容器本体（１）に軸設した支持片（１１）に載置し、水平に支持できるようになしたものである。

【００１０】

【作用】

請求項１の容器においては、蓋板を開いて、これをテーブルとして用いることができる。蓋板は、１つだけ設けてもよく、また、左右一対の蓋板を設けることもできる。後者の場合には、テーブルとして用いる面積がより広くなる。

【００１１】請求項２においては、内蓋を用いている。したがって、この内蓋が蓋板とあいまってテーブルを構成することになり、より広いテーブル面積が得られる。

【００１２】請求項３の容器においては、ハンドル杆を用いて、平板蓋板を水平に保持することができる。

【００１３】請求項４の容器においては、ハンドル杆を用いて蓋板を確実に水平に保持できるとともに、カップ掛け穴を穿孔した網板を載置しているので、広いテーブル面積が得られるとともに、網板にコップを固定することができる。

【００１４】請求項５の容器においては、ハンドル杆の上端を部分的に折畳むことが可能であるので、容器の保存時などにおいて、コンパクトにすることができる。

【００１５】請求項６においては、補助支え台により蓋板を確実に水平状態に保持できるとともに、この補助支え台の収納も容易である。

【００１６】請求項７においても、支持片により蓋板を確実に水平に保持することが可能である。

【００１７】

【実施例】

以下、この考案を図面にもとづいて説明する。

【００１８】図１〜図３は、この考案の第１の実施例を示す。通常のプラスチック容器本体（１）の上側開口部（１ａ）に、蓋板（２）（２′）を軸着している。すなわち、蓋板（２）（２′）を、左右１組の対称のヒンジ（３）により軸着している。２個のハンドル杆（６）を、容器本体（１）の側面にピン軸（７）により軸着している。両ハンドル杆（６）を両側に広げると、その下端部（６′）が容器本体（１）の両側に突設した支え片（８）に掛持される。ハンドル杆（６）の上部側は、蓋板（２）（２′）の支え台の役割をする。蓋板（２）（２′）により閉じられる開口部（１ａ）には、カップ掛け穴（５）を穿孔した網板（４）を載置収納する。蓋板（２）（２′）が開放したとき、網板（４）が食卓の役割をする。符号９は補助支え突起である。

【００１９】網板（４）は内蓋としての働きをするが、内蓋は網状だけでなく、充実した板状でもよい。

【００２０】容器本体（１）の蓋板（２）（２′）を開口部（１ａ）上に閉じたときは、図２に示すように、ハンドル杆（６）が上部で合致する。したがって、容器本体（１）を持って移動するときには、ハンドル杆（６）はハンドルとしての機能をもつ。野外に出て食卓用として使用するときには、ハンドル杆（６）を図３に示すように両側に広げると、ピン軸（７）を中心に２個のハンドル杆（６）は傾斜するように展開されて、下端部（６′）が支え片（８）に接触し、それ以上展開しない。

【００２１】この状態で、蓋板（２）を左右に開くと、ハンドル杆（６）の上端が蓋板（２）（２′）を水平に支持し、内部の網板（４）と２個の蓋板（２）（２′）は平面状に横設され、簡易テーブルや即席食卓として組立てられる。

【００２２】網板（４）は蓋板（２）（２′）と共にテーブルの使用面積を拡大し、また、それ自体にカップ掛け穴（５）が穿孔され、各種飲料水カップを載置するときに便利である。

【００２３】ハンドル杆（６）は、図４および図５に示すように、上端部を折畳み式に構成して容器の携帯移動を便利にすることができる。

【００２４】図６は本考案の第２実施例を示す。この場合、ハンドル杆（６）に代えて、別途の支持杆（１０）を用いる。この支持杆（１０）は、蓋板（２）（２′）の上側に凹設した収納凹部（２ａ）に結合し、必要なときに、これを引出し、蓋板（２）（２′）の底面を支え、簡易テーブルの用途で使用する。

【００２５】図７〜図９は、本考案の他の実施例を示す。この場合も、ハンドル杆（６）に代えて、支持板（１１）を用いる。すなわち、蓋板（２）（２′）を広げて、ヒンジ式容器本体（１）の両側に軸設した支持板（１１）により掛支させる。

【００２６】蓋板（２）は、図１のように、開口部（１ａ）の１／２規格で対称に軸着が可能であり、必要に応じて図８のように、規格を大きくして、左右側が上下重畳式に結合させられ、テーブル面積を拡張できる。

【００２７】このように、本考案は、プラスチック容器自体が物を収納運搬する保管容器の機能を持ちながら、必要なときには、蓋板（２）（２′）が左右水平に横設支持され、簡易テーブルの用途に活用することができて、野外レジャー用の容器として非常に実用的であり、有用な考案である。

【００２８】

【考案の効果】

請求項１の容器においては、蓋板を開いたときに、蓋板自体を簡易テーブルに組立てることができるので、容器の使用用途を多様化し、特に、野外でのレジャー用として有用な容器を提供することができる。

【００２９】請求項２の容器は、広いテーブル面積を得ることができる。

【００３０】請求項３においては、ハンドル杆をもって蓋板の支持部材となすことが可能であり、格別の支持部材を設ける必要がない。

【００３１】請求項４においても、同様に、ハンドル杆をもって蓋板を水平に支持することが可能であり、さらに、網板もあいまってテーブル面積を構成するので、より広いテーブル面積が得られる。さらに、網板にコップを掛けることができる。

【００３２】請求項５においては、不必要なときにハンドル杆をコンパクトに収めることができる。

【００３３】請求項６の容器においては、補助支え台により下方より蓋板を確実に支持できる。請求項７においても支持板により同様にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の１実施例の容器の分解斜視図。蓋が開
いた状態を示す。

【図２】前図の容器の側面図。蓋が閉じた状態を実線
で、開いた状態を仮想線で示す。

【図３】図１の容器の側面図。蓋が開いた状態を示す。

【図４】ハンドルの変更例を示す分解斜視図。

【図５】前図の作用図。

【図６】蓋板の支持装置の変更例を示す分解斜視図。

【図７】蓋板の支持片をハンドル式に構成した変更例を
示す斜視図。

【図８】図７の側断面図。

【図９】図７の支持片の拡大斜視図。

【図１０】本考案の容器の使用状態図。

【図１１】本考案の容器の運搬状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１……容器本体１ａ…開口部２……蓋板２′…蓋板３……ヒンジ４……内蓋（網板）５……カップ掛け穴６……ハンドル杆７……ピン軸８……支え片９……補助突起１０……支持杆１１……支持板

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者安永男大韓民国釜山直轄市東▲ね▼区楽民洞223 −20 (72)考案者安享培大韓民国釜山直轄市東▲ね▼区楽民洞223 −20 (72)考案者安享國大韓民国釜山直轄市東▲ね▼区楽民洞223 −20

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】容器本体（１）に１つまたは左右一対の
蓋板（２）（２′）をヒンジ式に取り付け、蓋板（２）
（２′）を開いた状態において、蓋板（２）（２′）を
水平状態で支持する支持部材を設け、これにより蓋板
（２）（２′）をテーブルとなしうることを特徴とする
容器。
【請求項２】前記容器は内蓋（４）を有しており、こ
の内蓋（４）と前記蓋板（２）（２′）があいまって一
つのテーブルとなることを特徴とする容器。
【請求項３】前記容器本体（１）には、ハンドル杆
（６）をヒンジ式に取付け、このハンドル杆（６）の下
端部（６′）を支え片（８）の下側に当接させることに
より、ハンドル杆（６）のそれ以上の傾動を防止して、
ハンドル杆（６）を傾斜状に保持し、この状態におい
て、ハンドル杆（６）の上端部により水平に開いた蓋板
（２）（２′）を支持させるようになしたことを特徴と
する請求項１または２に記載の容器。
【請求項４】蓋板（２）（２′）を容器本体（１）上
に左右対称的にヒンジ（３）により軸設し、ハンドル杆
（６）をピン軸（７）に軸設し、ハンドル杆（６）の下
端部（６′）は支え片（８）の下側に掛支させ、上側部
は蓋板（２）（２′）の底面（９）を支えて水平に支持
させ、容器本体（１）の開口部（１ａ）にはカップ掛け
穴（５）を穿孔した網板（４）を載置し、物品収納容器
と簡易テーブルとしての用途を兼用させるようになした
ことを特徴とする容器。
【請求項５】請求項３または４において、ハンドル杆
（６）の上端をヒンジ式に部分的に折り畳めるようにな
した容器。
【請求項６】請求項１において、補助支え台（１０）
を、蓋板（２）（２′）に設けた収納室（２ａ）に収納
し、必要時に蓋板（２）（２′）を水平に支持すること
ができるようになした容器。
【請求項７】請求項１において、蓋板（２）（２′）
を、ヒンジ式に容器本体（１）に軸設した支持片（１
１）に載置し、水平に支持できるようになした容器。