JPH0667285U

JPH0667285U - 自転車荷かご用カバー

Info

Publication number: JPH0667285U
Application number: JP008840U
Authority: JP
Inventors: みつよ尾崎
Original assignee: みつよ尾崎
Priority date: 1993-03-04
Filing date: 1993-03-04
Publication date: 1994-09-22

Abstract

(57)【要約】【目的】自転車の荷かごに入れた荷物の盗難を完全に
防止でき、しかも雨よけともなる自転車荷かご用カバー
を提供する。【構成】防水性シートから成る胴部２と、該胴部２の
上部にファスナー４により開閉可能に取り付けられた防
水性シートから成る上蓋３とを有し、前記胴部２の内面
上部には複数のホック８を取り付けるとともに、胴部２
下端には折曲固定可能な複数の鉤部材１１を取り付け、
前記ファスナー４は互に接近したとき該ファスナーが閉
じられる一対の操作摘み５、５を有し、かつ該一対の操
作摘み５、５に掛けられる鍵１３を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自転車の荷かごに入れた荷物の盗難を防止するための自転車荷かご用カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種カバーとしては、例えば実公平４−５０８１４号公報のひったくり防止カバーがある。このひったくり防止カバーは、自転車の荷かごに取り付けた小物袋内に伸縮性ネットを取り付けておき、必要に応じて該ネットを取り出して荷かごの上部に被せ、ホックで止めるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記カバーによれば、確かにひったくり防止には役立つが、単にネットをホックにより荷かごに止めただけであるので、停車中の盗難を防止するには充分なものではなかった。即ち、自転車の持主が荷かごに荷物を入れたままでその場を離れた場合、ホックを外したり、ネットを破ったりすることにより、簡単に荷物を持ち去ることができるという問題があった。

【０００４】そこで本考案の目的は、自転車の荷かごに入れた荷物の盗難を完全に防止でき、しかも雨よけともなる自転車荷かご用カバーを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案の自転車荷かご用カバーは、防水性シートから成る胴部と、該胴部の上部にファスナーにより開閉可能に取り付けられた防水性シートから成る上蓋とを有し、前記胴部の内面上部には複数のホックを取り付けるとともに、胴部下端には折曲固定可能な複数の鉤部材を取り付け、前記ファスナーは互に接近したとき該ファスナーが閉じられる一対の操作摘みを有し、かつ該一対の操作摘みに掛けられる鍵を設けたことを特徴とする。

【０００６】

【作用】

本カバーは自転車の荷かごに被せ、内面上部のホックを荷かごの網に引っ掛けるとともに、下端の鉤部材を網に通して折り曲げ固定することにより装着される。

【０００７】そして、荷かごに荷物を入れた場合は、ファスナーの一対の操作摘みを接近させて上蓋を閉じ、かつそれら一対の操作摘みに鍵を通してロックすれば、荷物の盗難やひったくりは完全に防止され、また雨よけともなる。

【０００８】

【実施例】

図示実施例において、自転車荷かご用カバー１は防水性シートにより下面が開口した袋状に形成され、上面は胴部２に対してファスナー４を介して開閉可能な上蓋３となっている。該ファスナー４は前面と両側面に亘って設けてあり、２個の操作摘み５、５のいずれでも開閉可能である。そして、各操作摘み５、５を接近させた場合にはファスナー４は閉じられ、離反させた場合には開くようになっている。なお、各操作摘み５、５には鍵１３を取り付けるための孔が開けてある。

【０００９】胴部２は、その後面中央に上下方向に切れ目６が設けてあり（図４）、また上端には内側へ折返し部７が設けてあるとともに、該折返し部７の下端には複数個のホック８及びポケット１２が取り付けてある。胴部２の下端部は内側へ折返してその先端を縫着してあり、これにより紐１０を通す紐孔９が形成されている（図３）。また、該胴部２の下端内面には、針金等の折曲固定可能な鉤部材１１が複数個取り付けてある。

【００１０】上記カバー１を自転車の前部荷かご２０に装着するには、上蓋３を開けた状態で、ヘッドパイプ２１と荷かご２０を連結している取付板２２が、カバー１の胴部２後面の切れ目６に位置するように、かつ荷かご２０の上端縁が折返し部７内に位置するようにカバー１を被せる（図２、図３）。そして、折返し部７の下端のホック８を荷かご２０の網２３に引っ掛けるとともに、胴部２の下端の鉤部材１１を底面の網２３に下から通した後、折り曲げて固定する。さらに紐孔９から出ている紐１０の両端を強く結んで下端をすぼめる（図３）。

【００１１】荷かご２０に荷物を入れた場合、ファスナー４により上蓋３を閉じれば、ひったくりを防止でき、さらに雨よけともなる。また、自転車からしばらく離れる場合には、図１のように閉じられたファスナー４の２個の操作摘み５、５の各孔に鍵１３を通してロックすれば、荷物の盗難を完全に防止することができる。

【００１２】

【考案の効果】

以上のように本考案によれば、自転車の荷かごに入れた荷物や貴重品の盗難やひったくりを完全に防止できるとともに、雨よけの効果もある。また、荷かごへの装着も極めて容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す閉蓋時の斜視図であ
る。

【図２】同、開蓋時の斜視図である。

【図３】同、荷かごに装着した状態を示す断面図であ
る。

【図４】同、カバーの背面図である。

【符号の説明】

１自転車荷かご用カバー２胴部３上蓋４ファスナー５操作摘み８ホック１１鉤部材１３鍵２０荷かご

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】防水性シートから成る胴部と、該胴部の
上部にファスナーにより開閉可能に取り付けられた防水
性シートから成る上蓋とを有し、前記胴部の内面上部に
は複数のホックを取り付けるとともに、胴部下端には折
曲固定可能な複数の鉤部材を取り付け、前記ファスナー
は互に接近したとき該ファスナーが閉じられる一対の操
作摘みを有し、かつ該一対の操作摘みに掛けられる鍵を
設けたことを特徴とする自転車荷かご用カバー。