JPH0667107U - スパイクタイヤのピン可動装置 - Google Patents
スパイクタイヤのピン可動装置Info
- Publication number
- JPH0667107U JPH0667107U JP1746093U JP1746093U JPH0667107U JP H0667107 U JPH0667107 U JP H0667107U JP 1746093 U JP1746093 U JP 1746093U JP 1746093 U JP1746093 U JP 1746093U JP H0667107 U JPH0667107 U JP H0667107U
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- Japan
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- pin
- tire
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- Pending
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】タイヤ内に設けられたモーターにより、タイヤ
表面近傍にてピンの出入りを行ない、任意にタイヤ面を
選択することのできるスパイクタイヤのピン可動装置を
提供する。 【構成】タイヤ面に埋設されるケーシング1と、ケーシ
ング内に軸支されるカム5と、スプリング7による押圧
力を受けながらカムによって上下に稼働するピン4と、
カム下端左右に位置するスプリング13およびストッパ
ー12とワイヤー11と、このワイヤーを移動するため
のモーター部と、モーター駆動指令受信のための受信機
を備えたことを特徴とする。
表面近傍にてピンの出入りを行ない、任意にタイヤ面を
選択することのできるスパイクタイヤのピン可動装置を
提供する。 【構成】タイヤ面に埋設されるケーシング1と、ケーシ
ング内に軸支されるカム5と、スプリング7による押圧
力を受けながらカムによって上下に稼働するピン4と、
カム下端左右に位置するスプリング13およびストッパ
ー12とワイヤー11と、このワイヤーを移動するため
のモーター部と、モーター駆動指令受信のための受信機
を備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、スパイクタイヤのピンを自在に出入りさせることにより、路面状 態に適したタイヤ面を得られるピン可動装置に関する。
【0002】
従来より、スパイクタイヤのピンを出入りさせる考案がなされており、空気圧 利用型や形状記憶合金利用タイプなど種々のものがあるが、本案に示すように、 タイヤに内蔵されたモーターにより、ワイヤーを介してピンを出入りさせるもの は、現在のところ見当たらない。
【0003】
従来より多用されてきたスパイクタイヤは、その制動能力は優れているがアス ファルト面上では、路面を削り取って粉塵公害を引き起こすため、スタッドレス タイヤに変わりつつある。このスタッドレスタイヤはトレッド面上に多数の切り 込みを入れ、路面に対するグリップ力を働かせることによって目的を達するもの である。しかしながら、突起部分がないのでアイスバーン(凍結路面)に対して は十分なる制動効果は得られない。従来より考案されているピン出入り方式は一 長一短があり、いまだに決定的なものは出ていないのが現状である。 本案は運転者の操作によって、自在にピンの出入りのできる新規な装置を提供 するために考案されたもので、路面状態に対応して有効なる制動効果を得ること のできるピン出入り装置を提供するものである。
【0004】
タイヤ面に埋設されるケーシングと、ケーシング内に軸支されるカムと、スプ リングによる押圧力を受けながらカムによって上下に稼働するピンと、カム下端 左右に位置するスプリングおよびストッパーとワイヤーと、このワイヤーを移動 するためのモーター部と、モーター駆動指令受信のための受信機を備える。 本案は以上の構成よりなるスパイクタイヤのピン可動装置である。
【0005】
本案を使用するには、別設の発信装置により、タイヤ内の受信部に向けて電波 を発信する。そして受信部からの指令によりモーターが駆動し、ワイヤーを一定 方向に引き寄せる。このワイヤーは、各カム下端近傍に位置するストッパーとス プリングの相互関係によってカムを押圧し、カムは回動する。 このカム上面はピン下面に接触しており、ピンを押し上げて所定状態にて停止 する。このとき、タイヤ面からピン先が少しでた状態となり、スパイクタイヤと しての機能を発揮する。発信装置からの別指令が受信されると、モーターは逆回 転し、前述と逆方向にワイヤーが移動して、ピン先はタイヤ面の少し内側に入り 込む。以上の機能によりピンの出し入れができる。 なお、ピンが入ったときは、カム側面はケーシング内のカム接触面に接触して 停止となる。
【0006】
以下、本案の実施例について説明する。 (イ)その外周面適所に鍔部を有する円筒形状のケーシング(1)において、上 部から内部に向かう貫通孔および段部(2)を形成し、さらに下方には適度 の空隙部分を設けるとともに、この空隙部分の一部に一定の傾斜平面による カム接触部(3)を設ける。 (ロ)円柱状棒体の一端を膨大させて、膨大部内側に平坦部、外周端に曲面部分 を設けた、ピン(4)を形成する。 (ハ)その下端に凸状部を有する略三角板状体において、平坦部とこの平坦部に 曲面状に連続する一段上がった平坦部を設け、この平坦部端は一定角の平面 となし、中央部および凸状部に貫通孔を設け、以上の構成によるカム(5) を設ける。 (ニ)ケーシング内において、空隙部内にカム(5)を軸(6)にて一定範囲内 で回動可能に軸支し、ピンを、段部とピン膨大部間にピン押圧スプリング( 7)を介して押圧保持させて、ピン可動装置部(A)を構成する。 (ホ)三角板体の一頂点近傍と、この頂点に相対する辺に穴を穿設してなるワイ ヤーステー(8)、角形ブロック体の内部に平行して貫通する孔を設けたワ イヤーホルダー(9)、ブロック体内部に2個の穴を設けたワイヤーサポー ト(10)を各々設ける。 (ヘ)減速機構付きのモーターにより、ワイヤー(11)を出入りすることので きるモーター機構部(B)をタイヤ内ホイール部分に取付け、このワイヤー をワイヤーステー(8)に結び、ワイヤーステーを介して複数本になったワ イヤーをワイヤーホルダー(9)を介してワイヤーサポート(10)を通過 させ、タイヤトレッド面に埋設されるピン可動装置部(A)のカムに設けた 貫通孔にこのワイヤーを通過させるとともに、ワイヤー適所に固定された円 板状のストッパー(12)とカム凸部面との間に、カムスプリング(13) を介在させる。 (ト)モーター機構部内に信号受信のための受信機およびバッテリーを設ける。 以上が本案の一実施例である。 この受信機とバッテリーはタイヤ内の他の個所に設けてもよい。 なお、本例のケーシングは二つ割に設けて、カムその他の部品をセット後にタ イヤ表面に埋設される。ワイヤーホルダーとワイヤーサポートはタイヤ内適所に 固定される。
【0007】 次に、他の実施例として、タイヤ内に発電機構を設けた例について説明する。 これは、図7に示すように、タイヤ取付け部分近傍の空隙を利用して固定部分 には全周にわたって永久磁石、回転部分には磁石に近接して円形にコイルを装着 して、コイル巻線をモーターに結線したものである。(結線は図示せず) タイヤが回転すると、コイルも回転するが、磁石は固定されているため回転せ ず、電磁誘導により起電力が生じてモーターを駆動する。 なお、その他の部分は前例と同様であり、受信機の指令でピンの出入りを行な う。以上の2例において、ピンはカムの回動によって出入りするが、ワイヤー移 動によってワイヤーに固定されているストッパーが移動して、カム下方の凸状部 とストッパーとの間のカムスプリングを介してカムに回動力が加わる。そのため にこのスプリングがクッションとなって各部品の損傷を防止することができるも のとなっている。
【0008】
本案によれば、指令によって作動するモーターと、モーターにより移動するワ イヤーによって回動するカム、そしてカムにより出入りするピンによって任意に タイヤ面を変化させることができ、路面に適したタイヤ面を得ることができる。 また、発電機構を用いれば、バッテリーなしで駆動できる有用なる装置となる ものである。
【図1】本案のピン引込み状態の要部断面説明図
【図2】本案のピン突出状態の要部説明断面図
【図3】本案の各部配置説明図
【図4】本案のワイヤーステーの斜視図
【図5】本案のワイヤーホルダーの斜視図
【図6】本案のワイヤーサポートの斜視図
【図7】本案の他の実施例における発電機構説明図
1 ケーシング 2 段部 3 カム接触部 4 ピン 5 カム 6 軸 7 ピン押圧スプリング 8 ワイヤーステー 9 ワイヤーホルダー 10 ワイヤーサポート 11 ワイヤー 12 ストッパー 13 カムスプリング 14 コイル 15 磁石 16 ホイール A ピン可動装置部 B モーター機構部
Claims (2)
- 【請求項1】タイヤ面に埋設されるケーシングと、ケー
シング内に軸支されるカムと、スプリングによる押圧力
を受けながらカムによって上下に稼働するピンと、カム
下端左右に位置するスプリングおよびストッパーとワイ
ヤーと、このワイヤーを移動するためのモーター部と、
モーター駆動指令受信のための受信機を備えたことを特
徴とするスパイクタイヤのピン可動装置。 - 【請求項2】タイヤ取付け部近傍の空隙部分において、
回転側にコイル、固定側に磁石を互いに近接させて設
け、コイル巻線をモーターに結線してなる請求項1記載
のスパイクタイヤのピン可動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1746093U JPH0667107U (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | スパイクタイヤのピン可動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1746093U JPH0667107U (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | スパイクタイヤのピン可動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667107U true JPH0667107U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=11944641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1746093U Pending JPH0667107U (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | スパイクタイヤのピン可動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0667107U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101425851B1 (ko) * | 2013-08-29 | 2014-08-13 | 주식회사 바로그생각 | 미끄럼 방지 타이어 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP1746093U patent/JPH0667107U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101425851B1 (ko) * | 2013-08-29 | 2014-08-13 | 주식회사 바로그생각 | 미끄럼 방지 타이어 |
WO2015030515A1 (ko) * | 2013-08-29 | 2015-03-05 | 주식회사 바로그생각 | 미끄럼 방지 타이어 |
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