JPH066697U - 電動式閉鎖機構の安全装置 - Google Patents
電動式閉鎖機構の安全装置Info
- Publication number
- JPH066697U JPH066697U JP1117492U JP1117492U JPH066697U JP H066697 U JPH066697 U JP H066697U JP 1117492 U JP1117492 U JP 1117492U JP 1117492 U JP1117492 U JP 1117492U JP H066697 U JPH066697 U JP H066697U
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- JP
- Japan
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- closing
- electric
- pipe
- safety device
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電動シャッターや門扉に子供等が挟まれて怪我
をするような事故が起こらないように、シャッター等の
閉動作中に障害物があるとこれを感知して直ちに動作を
停止させる安全装置の提供。 【構成】電動シャッターや門扉の駆動装置4と電源との
間に電磁スイッチ2を設ける。そして、中空と成ったそ
の内部壁面に、対向し、且つ互いに分離するように導電
体121、122が配置されたパイプ状部材12を、閉
鎖部材1の閉鎖端面11に取り付けると共に、電線E
1、E2及び変圧器3を介して導電体121、122を
電磁スイッチ2に接続する。このように成った安全装置
Aは、閉鎖部材1の動作中に障害物によりパイプ状部材
12が変形すると、その内部の導電体121、122が
互いに接触して導通し、その結果電磁スイッチ2が作動
する。すると、駆動装置4は電源より遮断され、即座に
停止する。
をするような事故が起こらないように、シャッター等の
閉動作中に障害物があるとこれを感知して直ちに動作を
停止させる安全装置の提供。 【構成】電動シャッターや門扉の駆動装置4と電源との
間に電磁スイッチ2を設ける。そして、中空と成ったそ
の内部壁面に、対向し、且つ互いに分離するように導電
体121、122が配置されたパイプ状部材12を、閉
鎖部材1の閉鎖端面11に取り付けると共に、電線E
1、E2及び変圧器3を介して導電体121、122を
電磁スイッチ2に接続する。このように成った安全装置
Aは、閉鎖部材1の動作中に障害物によりパイプ状部材
12が変形すると、その内部の導電体121、122が
互いに接触して導通し、その結果電磁スイッチ2が作動
する。すると、駆動装置4は電源より遮断され、即座に
停止する。
Description
【0001】
本考案は、電動で開閉するシャッターや門扉の安全装置に関する。
【0002】
現在よく見かけられる電動門扉や電動シャッターは、すべて一つの電気回路制 御システムで開閉動作を行うようになっている。
【0003】
ところが、現行の如何なる方式の制御システムにおいても安全装置と呼べるも のが付いておらず、例えば電動シャッターの閉動作中にそのシャッターの動作区 域すなわち危険区域に子供等が誤って入り込んでしまい、閉まろうとするシャッ ターに挟まれて大怪我を負ったりする事故をよく耳にする。
【0004】 本願考案人はこのような点に鑑み、製作及び販売経験に基づいて多年に亘って 苦心研究をなし、その結果、本考案内容のような安全装置を開発するに至ったも のである。
【0005】
すなわち、本考案による電動式閉鎖機構の安全装置は、シャッター或いは門扉 等の閉鎖部材の閉鎖端面で挟圧されるように、弾性変形可能な中空のパイプ状部 材を取り付け、このパイプ状部材の内部壁面に、互いに分離して対向するように パイプ状部材と略同じ長さの導電体を配置し、この導電体を駆動手段と電源との 間に設けられた電磁スイッチに連結して成っている。
【0006】
以上のように成った安全装置は、通常ではパイプ状部材内部の導電体が互いに 分離しているので導電体を介して電気が流れないようになっているが、閉鎖部材 の閉鎖動作中にパイプ状部材が人体や車等の障害物に接触してその一部が押しつ ぶされる、或いは閉鎖部材が完全に閉鎖して閉鎖端面と閉鎖受け面とによりパイ プ状部材の全体が押しつぶされると、導電体が互いに接触して導通する。すると 、これに接続された電磁スイッチが作動して駆動手段へ流れる電気を遮断し、即 座に駆動手段が停止するようになっている。
【0006】
では、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1には、本考案による安全装置Aの電動シャッターへの取付状態を示す。本 考案による安全装置Aは、電磁スイッチ2、変圧器3、電線E1、E2、パイプ 状部材12、及び導電体121、122より構成される。閉鎖部材1の開閉動を 行う駆動手段4と電源との間に電磁スイッチ2が設置され、この電磁スイッチ2 には、変圧器3、電線E1、E2を介して導電体121、122が接続されてい る。
【0007】 図2には、導電体121、122とパイプ状部材12の構成が示されている。 図示のように、断面形状が長円状で中空となった軟質材料(例えばPVCのよう なもの)から成るパイプ状部材12の対向する内部壁面に、互いに分離するよう に、且つその位置が対応するようにして導電体121、122が配置されている 。本実施例においては、この導電体121、122には銅を用いた。そして、こ のように成ったパイプ状部材12は、その外部上面12aを閉鎖部材1の閉鎖端 面11に接合するようにして閉鎖部材1に取り付けられる。
【0008】 また、パイプ状部材12は軟質材料で、導電体121、122は銅で作られて いるため簡単に湾曲させることができ、図3に示すように、電動門扉の閉鎖部材 100のU字形状となった閉鎖端面101にも閉鎖部材1に取り付けるのと同様 にして容易に取り付けられる。
【0009】 以上のように成った安全装置Aの動作を図1を用いて説明すると(図3に示す 電動門扉の場合も同様であるので図1の場合を代表としその説明は省略する)、 先ず、図示せぬ制御スイッチにより閉鎖部材1の閉動作が選択されると、駆動手 段4が駆動して閉鎖部材1を床W1に向けて下ろし始める。この動作の最中に、 子供等が誤って閉鎖部材1の下すなわち危険区域に入り込んでいたとすると、閉 鎖端面11に取り付けられたパイプ状部材12が真先にその体に触れ、この接触 した部分が押しつぶされて内部の導電体121、122が互いに接触する。する と、導電体121と122が導通して電磁スイッチ2が作動する結果、駆動手段 4は電源から遮断されて直ちに停止する。その結果、閉鎖部材1はそれ以上下降 することはなく、その位置で停止することとなるのである。
【0010】 また、危険区域に何者もなく、閉鎖部材1或いは100が完全に閉鎖してパイ プ状部材12が床W1或いは門柱W2の閉鎖受け面W1a、W2aに押し付けら れると、パイプ状部材12が押しつぶされ、上記と同様にして駆動手段4は動作 を停止する。
【0011】 尚、変圧器3は、感電などに対する安全を考え、電圧を降下させて電線E1、 E2、及び導電体121、122に供給するために設けられているものである。 また、パイプ状部材12は、上記のように例えばPVCのような絶縁物で作ら れているので、これによっても感電に対する安全性が図られている。
【0012】 上記の実施例では、パイプ状部材12を閉鎖端面11又は101に設けている が、これに限らず、閉鎖部材1又は100が閉鎖したときに閉鎖端面11又は1 01が接触する部分、すなわち床W1又は門柱W2の閉鎖受け面W1a又はW2 aにパイプ状部材12を設置するようにしても、上記と同様の機能を果たすこと は可能である。
【0013】 本考案による安全装置の導電体及びパイプ状部材は閉鎖端面の全面に渡って設 けられており、パイプ状部材のほんの一部でも挟圧を受けて変形すれば導電体が 導通して電磁スイッチが作動するようになっているので、例えば現在エレベータ ーのドアに用いられている安全装置に代えてこれを用いれば、機構がより簡単で 、しかも敏感な安全装置を提供できることとなる。
【0014】
本考案による安全装置は以上に述べてきた如きものなので、シャッターや門扉 に挟まれて怪我をするような事故を未然に防ぐことができる。また、さらなる効 果として、シャッターや門扉が完全に閉鎖すると、その時点でシャッターや門扉 は動作を停止するので、別途にリミッタスイッチ等を設ける必要がなくなり、電 動式閉鎖機構全体のコストダウンにも寄与できる。
【図1】本考案による安全装置の概略図。
【図2】図1の感知部の一部断面を含む拡大斜視図。
【図3】本考案による安全装置の感知部を門扉に取り付
けた場合を示す斜視図。
けた場合を示す斜視図。
【図4】図3の矢示Xから見た断面図。
1 閉鎖部材 2 電磁スイッチ 3 変圧器 4 駆動手段 11、101 閉鎖端面 12 パイプ状部材 121、122 導電体 A 安全装置 E1、E2 電線 W1 床 W2 門柱 W1a、W2a 閉鎖受け面
Claims (4)
- 【請求項1】 シャッターや門扉等の閉鎖部材を電動で
開閉するようになった電動式閉鎖機構の安全装置であっ
て、 駆動手段と電源との間に設けられた電磁スイッチと、 閉鎖部材の閉鎖時に、閉鎖部材の閉鎖端面で挟圧される
ように配置された弾性変形可能なパイプ状部材と、 パイプ状部材の内部壁面に互いに分離させて対向配置さ
れると共に、電磁スイッチに電気的に接続された一対の
導電体と、 を備えており、 閉鎖部材の閉鎖動作中にパイプ状部材が挟圧で変形して
導電体が接触・導通状態となることにより、電磁スイッ
チが作動して駆動手段の電源が遮断されるようになって
いることを特徴とする電動式閉鎖機構の安全装置。 - 【請求項2】 電磁スイッチと導電体との間に、電圧を
降下させて導電体に供給する変圧器を設けた請求項1記
載の電動式閉鎖機構の安全装置。 - 【請求項3】 閉鎖端面又は閉鎖受け面のいずれか一方
にパイプ状部材が配置された請求項1又は2いずれか記
載の電動式閉鎖機構の安全装置。 - 【請求項4】 閉鎖端面及び閉鎖受け面の両方にパイプ
状部材が配置された請求項1又は2いずれか記載の電動
式閉鎖機構の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1117492U JPH066697U (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 電動式閉鎖機構の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1117492U JPH066697U (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 電動式閉鎖機構の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066697U true JPH066697U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=11770696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1117492U Pending JPH066697U (ja) | 1992-03-05 | 1992-03-05 | 電動式閉鎖機構の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066697U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425745A (en) * | 1977-07-28 | 1979-02-26 | Toshiba Corp | Photoconductive device |
JPS585837U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | 川畑 清美 | 机用補助棚 |
JPS6255391A (ja) * | 1985-05-20 | 1987-03-11 | 三和シヤツタ−工業株式会社 | 電動式シヤツタ−の安全装置 |
-
1992
- 1992-03-05 JP JP1117492U patent/JPH066697U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5425745A (en) * | 1977-07-28 | 1979-02-26 | Toshiba Corp | Photoconductive device |
JPS585837U (ja) * | 1981-07-06 | 1983-01-14 | 川畑 清美 | 机用補助棚 |
JPS6255391A (ja) * | 1985-05-20 | 1987-03-11 | 三和シヤツタ−工業株式会社 | 電動式シヤツタ−の安全装置 |
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