JPH0666797U

JPH0666797U - ブロック玩具

Info

Publication number: JPH0666797U
Application number: JP1427893U
Authority: JP
Inventors: 啓光栢分
Original assignee: 株式会社タカラ
Priority date: 1993-03-03
Filing date: 1993-03-03
Publication date: 1994-09-20

Abstract

(57)【要約】【目的】ブロック体を積み上げていくときの安定とブ
ロック体を積み上げるパタ−ンの拡大とを計ることを可
能にする。【構成】ブロック玩具は適宜な形状を有する複数のブ
ロック体１、２、３からなり、該ブロック体の表面には
面ファスナ−４が取着されるとともに、該面ファスナ−
４は一本のテ−プ４ａの表面に柔軟な樹脂製糸のフック
部４ｂから成る係止機能と柔軟な樹脂製糸のル−プ部４
ｃから成る係止受部機能とが共存して形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はブロック玩具、詳しくはブロック体の表面に取着されている面ファスナ−の表面が係止機能と係止受部機能とを有するブロック玩具に関する。

【０００２】

【従来技術】

ブロック玩具は適宜形状を有する複数のブロック体を積み上げていき、いろいろな形態の構成物を形成して遊びを楽しむものである。ところで、このようなブロック体は積み上げていくにしたがって不安定になり崩れやすい難点がある。また、ブロック体の側面や傾斜面に別のブロック体を係止させたりすることは出来ない。したがって、従来のブロック玩具ではブロック体を積み上げるパタ−ンも限られてしまっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記の事情に鑑みてなされたものであって、特にブロック体を積み上げていくのに安定が得られるとともに、ブロック体同士を側面において係止させることができるのに加え、ブロック体を積み上げるパタ−ンの拡大を計ることができるブロック玩具を提案することをその目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段として、本考案に係るブロック玩具は、下記構成の複数のブロック体からなることを特徴とする。（イ）ブロック体は適宜な形状を有していること（ロ）上記ブロック体の表面には面ファスナ−が取着されていること（ハ）上記面ファスナ−の表面には係止機能と係止受部機能とが共存して設けられていること

【０００５】

【考案の作用、効果】上記構成のように、本考案に係るブロック玩具によれば、ブロック体の表面に面ファスナ−が取着されているので、ブロック体同士を確実に接合係止することができ、ブロック体を積み上げていくのに際し安定が得られる。また、ブロック体同士を側面において係止させることができるので、ブロック体を積み上げるパタ−ンの拡大を計ることができる。さらに、上記面ファスナ−の表面には係止機能と係止受部機能とが共存して設けられているので、ブロック体同士が付いたり、付かなかったりするようなこともなく、どのような状態でも接合係止することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、図面によって本考案の実施態様の一例について説明する。

【０００７】図１において、本考案に係るブロック玩具は略屋根形状の形態を有するブロック体１と大小異なる直方体形状の形態を有するブロック体２、３とから形成されている。なお、上記ブロック体１、２、３は必ずしもこのような形態に限定されるものではなく、例えば球状、三角形状、棒状、環状等の適宜な形状であってもよい。

【０００８】ブロック体１は適宜色彩を有する合成樹脂製でその底面全体に面ファスナ−４が接着剤や両面テ−プ等の接着手段（図示せず）を介して取着されている。なお、ブロック体１は木等の素材によって形成してもよく、また、面ファスナ−４もブロック体１の表面全体に取着してもよい。

【０００９】ブロック体２は適宜色彩を有する合成樹脂製で外周面全体に面ファスナ−４が接着剤や両面テ−プ等の接着手段（図示せず）を介して取着されている。なお、ブロック体２は木等の素材によって形成してもよく、また、面ファスナ−４もブロック体２の表面全体に取着してもよい。

【００１０】ブロック体３は適宜色彩を有する合成樹脂製で表面全体に面ファスナ−４が接着剤や両面テ−プ等の接着手段（図示せず）を介して取着されている。なお、ブロック体３は木等の素材によって形成してもよい。

【００１１】次に、ブロック体１、２、３に取着されている面ファスナ−４は一本のテ−プ４ａの表面に柔軟な樹脂製糸のフック部４ｂから成る係止機能と柔軟な樹脂製糸のル−プ部４ｃから成る係止受部機能とを備えて形成されるとともに、上記樹脂製糸のフック部４ｂと樹脂製糸のル−プ部４ｃとはテ−プ４ａの表面に縫製されている。このときに、図２に示すようにフック部４ｂとル−プ部４ｃとは交互に規則的に配されている。また、フック部４ｂの先端よりル−プ部４ｃの先端の方が心持ち高く形成されている。

【００１２】上記構成のブロック玩具によれば、図３に示すようにブロック体１、２、３を用いて上記ブロック体１、２、３同士を組替え接合係止させて積み上げていくことによりいろいろな形態の構成物５を形成することができる。

【００１３】ところで、ブロック体１、２、３によって上記構成物５を形成するにあたって、上記ブロック体１、２、３にはその表面の所定位置に接着手段（図示せず）を介してそれぞれ面ファスナ−４が取着されているので、ブロック体１、２、３同士を接合させたときに確実に係止させることができる。このため、上記ブロック体１、２、３を積み上げていくのに際し崩れ落ちることもなく安定が得られる。また、ブロック体１、２、３同士は側面においても係止させることができるために、上記ブロック体１、２、３を積み上げたり、横方向に広げたりする等してその組替えのパタ−ンの拡大を計ることができる。さらに、上記面ファスナ−４の表面には柔軟な樹脂製糸のフック部４ｂから成る係止機能と柔軟な樹脂製糸のル −プ部４ｃから成る係止受部機能とが共存して設けられているので、ブロック体１、２、３同士が付いたり付かなかったりするようなこともなく、どのような状態においても接合係止することができるので最適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るブロック玩具におけるブロック体
の斜視図である。

【図２】上記ブロック体に取着された面ファスナ−の拡
大斜視図である。

【図３】上記ブロック体を接合係止して形成された構成
物の斜視図である。

【符号の説明】

１ブロック体２ブロック体３ブロック体４面ファスナ− ４ａフック部（係止機能）４ｂル−プ部（係止受部機能）

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】下記構成の複数のブロック体からなるこ
とを特徴とするブロック玩具。（イ）ブロック体は適宜な形状を有していること（ロ）上記ブロック体の表面には面ファスナ−が取着さ
れていること（ハ）上記面ファスナ−の表面には係止機能と係止受部
機能とが共存して設けられていること