JPH0666198U - 共用式補聴器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 複数の聴覚障害者がグループ会話と電話の通
話に共同使用を可能とした補聴器である。 【構成】 容器１、にマイク２、増幅器、音量調整ボリ
ウム５、複数個のイヤホーン受口ジャック８、電池等に
より構成される。本装置をグループ会話の中央に置いて
イヤホーンを各人がつけて話をするものでマイクに入っ
た音声は増幅器により増幅され人数の数だけ差込まれた
イヤホーンにより各人が聴取する。音量は音量調整用ボ
リウムつまみ５で適当に調整する。電話に使用する時
は、容器の円筒部を受話器にはめ込み使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は複数の人が使用できる聴覚障害者用の補聴器具に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来からの補聴器は各人が個々にそれぞれ装着する個人使用を目的としたもの であって複数人での使用を目的としたものではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。 （イ）複数の聴覚障害者が居る中で補聴器を使用しない人が居た場合つい会話が 大声となり補聴器を付けている者が、うるさく音量を調整したり、切ったり、外 したり等の不便さがあった。 （ロ）老人は補聴器の使用を嫌う傾向がある。理由は一人で居る時が多く必要と しない時間帯にスイッチを切ったり装置を着脱させることが面倒である。しかし 、そのまま着けておくと周囲の物音がうるさい等の不便さがあった。 （ハ）電話通話時に受話器を補聴器の上にうまく重ねないと、聞きづらいという 欠点があった。 本案は、これらの欠点を解消するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

容器（１）にマイク（２）を取付けその内部に増幅器（３）と複数のイヤホー ンが使用できるよう受口ジャック（８）をつけ、電池（６）を容器（１）内に内 蔵一体化し、電話に使用する時は容器を電話の受話器にはめこめる様にした。

【０００５】

【作用】

１人又は複数人の聴覚障害者で使用できる。くるま座の中央に本装置を置き、 人数に応じた数のイヤホーンを受口ジャックに差し込む。 電話器に使用する時は受話器に本装置をはめこむ。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）イヤホーンを受口ジャック（８）に差込むと増幅器（３）が動作する適当 な音量になるようボリウム、つまみ（５）で調整する。障害者同士は、この装置 を介して会話をする。 （ロ）電話器に使用する時は、受話器を本装置の容器（１）の円筒部に、はめ込 み音量が適当になるようボリウム、つまみ（５）で調整する。はめ込みが合致し ない時は外部入力受口ジャック（８）へ外部マイクやテレホンピックアップ（９ ）を入力する。

【０００７】

【考案の効果】

簡単にイヤホーンを差込むだけで使用できるので面倒さが無くなる。 複数の人で使用できるので、人が集まり会話がはづみ表情が明るくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】内部の説明図である。

【図３】使用状態を示す斜視図である。

【図４】使用状態を示す斜視図である。

【図５】本装置の構成図である。

【符号の説明】

１ 容器 ２ マイク ３ 増幅器 ４ イヤホーン ５ 音量調整用ボリウムつまみ ６ 電池 ７ 外部入力受口ジャック ８ イヤホーン受口ジャック ９ テレホンピックアップ又はマイク

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 容器（１）にマイク（２）を取りつけ、
   内部の増幅器（３）で増幅された音声を複数個のイヤホ
   ーン（４）で聴取するよう構成され複数人で共用使用を
   可能にした特徴とする装置