JPH066612U - プレート類用孔開け工具 - Google Patents
プレート類用孔開け工具Info
- Publication number
- JPH066612U JPH066612U JP5054592U JP5054592U JPH066612U JP H066612 U JPH066612 U JP H066612U JP 5054592 U JP5054592 U JP 5054592U JP 5054592 U JP5054592 U JP 5054592U JP H066612 U JPH066612 U JP H066612U
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- punch
- shaft
- receiving body
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】上部にグリップ2を設け、下部に打撃受体8を
装着したシャフト1に移動するハンマー3を外嵌し、打
撃受体8下端にポンチ6を着脱自在に取付ける。打撃受
体8下部に雌ネジ状の取付凹所9を形成し、この取付凹
所9にねじ込む雄ネジ状軌条7をポンチ6の頭部外周面
に突設する。雄ネジ状軌条7に固定ナット14をネジ止
めする。ポンチ6に緩衝材12を強制嵌着し、弛緩防止
手段を介挿する。打撃受体8上部に弾性材料製衝撃緩衝
部材13を配装する。 【効果】プレート類用孔開け工具のシャフトからポンチ
に伝わる衝撃力に耐え、耐久性に富む。シャフトとポン
チとの着脱を確実に行える。
装着したシャフト1に移動するハンマー3を外嵌し、打
撃受体8下端にポンチ6を着脱自在に取付ける。打撃受
体8下部に雌ネジ状の取付凹所9を形成し、この取付凹
所9にねじ込む雄ネジ状軌条7をポンチ6の頭部外周面
に突設する。雄ネジ状軌条7に固定ナット14をネジ止
めする。ポンチ6に緩衝材12を強制嵌着し、弛緩防止
手段を介挿する。打撃受体8上部に弾性材料製衝撃緩衝
部材13を配装する。 【効果】プレート類用孔開け工具のシャフトからポンチ
に伝わる衝撃力に耐え、耐久性に富む。シャフトとポン
チとの着脱を確実に行える。
Description
【0001】
この考案は、デッキプレートやキーストンプレートと称される各種の床版プレ ート等に、電設部材等の懸吊部材を吊り下げるための取付孔を開穿するのに使用 するプレート類用孔開け工具にかかり、先に提案した実公平4-14598 号公報記載 のプレート類用孔明け工具の改良に関する。
【0002】
従来、建造物の工事現場において、電設部材、防災部材、空調部材を支持する 吊ボルト、吊番線の如き吊杆部材が吊下されるインサートその他の取付部材の取 付孔を各種の床版プレートの如きプレート類に開穿する手段として、本出願人が 先に提案した実公平4-14598 号公報記載のプレート類用孔明け工具がある。
【0003】 この工具は、上部にグリップを装着し、下部に打撃受体が夫々装着されたシャ フトにグリップと打撃受体との間で摺動自在にしてハンマーを外嵌し、打撃受体 下端にはポンチを着脱自在に取付けて成るものである。
【0004】
ところが、従来の工具によると、シャフトとポンチとの連結構造に強度上の課 題が残されていた。すなわち、図5に示すように、ポンチ20をシャフト40に 連結する従来の手段は、連結用ボルト30の軸方向に沿ってポンチを挿入する挿 入孔31を開穿して連結用ボルト30を筒形状に設け、この筒形状の連結ボルト 30にポンチ20を装着した状態で連結ボルトをシャフト40下端にネジ止めし ていた。従って、シャフト40からポンチ20に伝わる衝撃力がこの筒形状の連 結ボルト30を介して伝わるので、連結ボルト30の形成時に、筒形状の肉厚に 僅かな偏りやが歪みが生じると、ポンチ20に伝わる衝撃力によって、連結ボル ト30自体が破損する虞があることが判った。
【0005】 そこでこの考案は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、プレート類用 孔開け工具のシャフトからポンチに伝わる衝撃力に耐え、極めて耐久性に富んだ プレート類用孔開け工具の提供を目的とする。
【0006】
上述の目的を達成すべくこの考案は、上部にグリップを設け、下部に打撃受体 を装着したシャフトにグリップと打撃受体との間で摺動自在に移動するハンマー を外嵌し、打撃受体下端にポンチを着脱自在に取付た孔明け工具であって、打撃 受体下部に雌ネジ状の取付凹所を形成し、この取付凹所にねじ込まれる雄ネジ状 軌条をポンチの頭部外周面に突設したことにある。
【0007】 また、雄ネジ状軌条に固定ナットをネジ止めすると共に、ポンチ先端がわから ポンチに強制嵌着した緩衝材を雄ネジ状軌条に当接させて保持すると共に、雄ネ ジ状軌条と打撃受体との間に一対のワッシャから成る弛緩防止手段を介挿せしめ 、打撃受体上部には弾性材料製衝撃緩衝部材を配装したことを課題解消のための 手段とする。
【0008】
すなわちこの考案によると、ポンチは、打撃受体下端の取付凹所に直接連結さ れる。そして、グリップと打撃受体との間でシャフトを摺動するハンマーの打撃 力は、打撃受体から直接ポンチに伝わるものである。
【0009】 ポンチに強制嵌着した緩衝材は、ポンチがプレートを貫通した際の衝撃を吸収 する。また、一対のワッシャから成る弛緩防止手段は、ポンチの緩みを防止し、 打撃受体上部に配装した弾性材料製衝撃緩衝部材は、ハンマーと打撃受体との衝 設時に双方のそ損傷を防止するものである。
【0010】
以下、図面を参照して、この考案の実施例を詳細に説明する。 図において示される符号1はシャフトであり、このシャフト1の上部にはこの 考案工具の直立維持を図るべく作業者の手指にて把持されるグリップ2が、下部 にはデッキプレート、キーストンプレートと称される各種の床版プレートの如き プレート類Pに孔を明けるポンチ5を取付ける打撃受体10が夫々装着されてい て、シャフト1自体は堅牢性の向上、携帯時での軽量化を図るため中空パイプ状 とされることもある。
【0011】 グリップ2は手指にて握持可能な大きさで、ゴムの如き弾性材料にて形成され 、握持操作の容易性及び握持時の滑りを防止するため波形凹凸状とされ、シャフ ト1に強制的に嵌着される。このグリップ2には、後述する如くハンマー3が打 撃されることがあるから、それを受けるため下部はシャフト1径より大径にした フランジ状に突設されている。
【0012】 シャフト1下端に装着された打撃受体8は、図示のように、中実棒状のシャフ ト1に一体に連設されており、その下部に形成した雌ネジ状の取付凹所9内に、 錐体状の先端部分を外出させた状態でのポンチ6が嵌入、保持される。
【0013】 そして、この取付凹所9にねじ込まれる雄ネジ状軌条7をポンチ6の頭部外周 面に突設する。この雄ネジ状軌条7は、ポンチ6の頭部に一体に設けるものであ る。この雄ネジ状軌条7には、固定ナット14をネジ止めする。また、ポンチ6 先端がわからポンチ6に強制嵌着した緩衝材12を雄ネジ状軌条7に当接させて 保持する。更に、固定ナット14と打撃受体8との間に一対のワッシャ11から 成る弛緩防止手段10を介挿せしめてある。打撃受体8上部には弾性材料製衝撃 緩衝部材13を配装している。一対のワッシャ11は、互いに対接する内側面に クサビ11Aを設け、外側面に放射状のリブ11Bを設けてある。
【0014】 シャフト1には、グリップ2と打撃受体8との間で摺動自在にしてハンマー3 が外嵌されており、このハンマー3自体はシャフト1に外嵌させる摺動孔を有す る略円筒状に形成され、シャフト1上部からハンマー3を落下させたときに打撃 受体8に付加される衝撃荷重が打撃受体8を介してポンチ6によるプレート類P への開穿力として作用されるものとしてある。ハンマー3自体の重量、所定の衝 撃荷重となるようハンマー3の落下距離に対応するシャフト1長さ等は、プレー ト類Pに開穿する取付孔径、プレート類Pの肉厚その他によって適宜に設定され るものである。なお、図中符号4はロックネジであり、ハンマー3外からハンマ ー3自体に貫挿させて進退自在にねじ込まれ、その先端をシャフト1外側面に圧 止させることでハンマー3自体を固定し、携帯、運搬時でのハンマー3の不必要 な移動を阻止して作業者の安全性を図る。また、5はハンドルであり、ハンマー 3外側面にその落下方向に沿ってループ状にして設けられ、これを持ってハンマ ー3の上方への移動待機、携帯時での把手代用となる。
【0015】 打撃受体8上部には、弾性材料製の衝撃緩衝部材13が配装されており、この 衝撃緩衝部材13は例えば耐摩耗性に優れたウレタンゴムを素材として形成され 、ハンマー3が直接に打撃受体8を打撃しない大きさの径を有するドーナツ状に して打撃受体8上部のシャフト1に強制的に嵌合することで配装されている。
【0016】 次に、第3図、第4図を参照してこれが使用を説明すると、既定の設計に従い 設置された床版プレートの如き各種のプレート類Pの開穿位置に、打撃受体8に 取付けたポンチ6先端を当てがうことでこの考案工具全体を直立状態となしてグ リップ2にて適宜保持し、次いでハンマー3をシャフト1上部に持ち上げその自 重によって落下させる。すると、ハンマー3の自重及びその衝撃荷重が打撃受体 8に付加され、これがポンチ6に伝えられてプレート類Pに所定大きさの取付孔 を開穿形成することができる。開穿形成後にプレート類Pからポンチ6を脱却す るには、工具全体を強制的に持ち上げればよく、その際、必要があれば、ハンマ ー3によりグリップ2に対しての適数回の上方への衝撃を付与し、それによって ポンチ6の脱却を図ればよい。
【0017】
この考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。 すなわち、請求項1によりこの考案孔開け工具のシャフトからポンチに伝わる 衝撃力に耐え、この結果、従来の工具の如く、シャフトからポンチに伝わる衝撃 力が筒形状の連結ボルトを破損する虞は解消された。従って、この考案孔開け工 具は、繰り返し使用しても耐久性に富むものになった。
【0018】 また、請求項2によって、シャフトからポンチに伝わる衝撃力や、ポンチが打 ち抜くプレート類の影響を受けずに、シャフトとポンチとの着脱を確実に行える ものである。
【0019】 このようにこの考案によると、プレート類用孔開け工具のシャフトからポンチ に伝わる衝撃力に耐え、極めて耐久性に富み、シャフトとポンチとの着脱を確実 に行えるなどといった実用上有益な種々の効果を奏する。
【図1】この考案を示す要部分解斜視図。
【図2】この考案のポンチ部分を示す要部断面図。
【図3】この考案の打撃受体部分を示す要部断面図。
【図4】この考案の使用状態を示す側面図。
【図5】従来のポンチ部分を示す要部断面図。
P プレート類 1 シャフト 2 グリップ 3
ハンマー 4 ロックネジ 5 ハンドル 6
ポンチ 7 雄ネジ状軌条 8 打撃受体 9
取付凹所 10 弛緩防止手段 11 ワッシャ 11A クサビ 11
B リブ 12 緩衝材 13 衝撃緩衝部材 14 固定ナット 20 ポンチ 30 連結ボルト 31 挿入孔 40 シャフト
ハンマー 4 ロックネジ 5 ハンドル 6
ポンチ 7 雄ネジ状軌条 8 打撃受体 9
取付凹所 10 弛緩防止手段 11 ワッシャ 11A クサビ 11
B リブ 12 緩衝材 13 衝撃緩衝部材 14 固定ナット 20 ポンチ 30 連結ボルト 31 挿入孔 40 シャフト
Claims (2)
- 【請求項1】上部にグリップを設け、下部に打撃受体を
装着したシャフトにグリップと打撃受体との間で摺動自
在に移動するハンマーを外嵌し、打撃受体下端にポンチ
を着脱自在に取付た孔明け工具であって、打撃受体下部
に雌ネジ状の取付凹所を形成し、この取付凹所にねじ込
まれる雄ネジ状軌条をポンチの頭部外周面に突設したこ
とを特徴とするプレート類用孔開け工具。 - 【請求項2】雄ネジ状軌条に固定ナットをネジ止めする
と共に、ポンチ先端がわからポンチに強制嵌着した緩衝
材を雄ネジ状軌条に当接させて保持すると共に、雄ネジ
状軌条と打撃受体との間に一対のワッシャから成る弛緩
防止手段を介挿せしめ、打撃受体上部には弾性材料製衝
撃緩衝部材を配装した請求項1記載のプレート類用孔明
け工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050545U JP2515066Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | プレート類用孔開け工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050545U JP2515066Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | プレート類用孔開け工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066612U true JPH066612U (ja) | 1994-01-28 |
JP2515066Y2 JP2515066Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=12861987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050545U Expired - Lifetime JP2515066Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | プレート類用孔開け工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515066Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5193511U (ja) * | 1976-01-07 | 1976-07-27 | ||
JP2003082773A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-19 | Shiyuuzo Hiwaki | ドリフトピン |
JP2005305475A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Vector Co Ltd | マーキング装置用振動ペンおよびマーキング装置用振動ペンのスタイラス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570875U (ja) * | 1992-02-29 | 1993-09-24 | 義孝 蛭子谷 | ガイド付きハンマー装置 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP1992050545U patent/JP2515066Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570875U (ja) * | 1992-02-29 | 1993-09-24 | 義孝 蛭子谷 | ガイド付きハンマー装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5193511U (ja) * | 1976-01-07 | 1976-07-27 | ||
JP2003082773A (ja) * | 2001-09-04 | 2003-03-19 | Shiyuuzo Hiwaki | ドリフトピン |
JP4657526B2 (ja) * | 2001-09-04 | 2011-03-23 | 就三 樋脇 | ドリフトピン |
JP2005305475A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Vector Co Ltd | マーキング装置用振動ペンおよびマーキング装置用振動ペンのスタイラス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2515066Y2 (ja) | 1996-10-23 |
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Legal Events
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