JPH0665949A - 建設ロボットにおける遠隔臨場制御方法 - Google Patents

建設ロボットにおける遠隔臨場制御方法

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JPH0665949A
JPH0665949A JP27667091A JP27667091A JPH0665949A JP H0665949 A JPH0665949 A JP H0665949A JP 27667091 A JP27667091 A JP 27667091A JP 27667091 A JP27667091 A JP 27667091A JP H0665949 A JPH0665949 A JP H0665949A
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construction robot
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征行 鷹巣
Yoshitaka Yanagihara
好孝 柳原
Miyoshi Satou
三禄 佐藤
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Tokyu Construction Co Ltd
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  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険あるいは過酷な現場には建設ロボットの
みを配置し、直接目視できない作業現場を遠隔の安全な
場所でもあたかも現場に居合わせているような、臨場感
をもって、高精度に作業をすることができる建設ロボッ
トにおける遠隔臨場制御方法を提供する。 【構成】 Aは掘削ロボットで、走行自在な下部走行体
1の上にロボット本体2が搭載されている。該ロボット
本体2に装備された立体カメラ9からの現場の視覚情報
や、ブーム3、アーム5、バケット7の姿勢位置や作業
中にこれらの機器にかかる力の情報が、操縦室Bにおけ
るモニター11や操作盤11上の縮小モデルに臨場情報
をもって伝えられ、この情報にもとづいてオペレーター
Hが遠隔現場の掘削ロボットAを正確かつ迅速に制御操
作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設ロボットにおける
遠隔臨場制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設ロボットにおける遠隔制御と
しては、建設ロボットによる作業現場を直接目視しなが
ら、手元の操縦レバー等を操作しながら建設ロボットに
制御信号を送って遠隔操作し、同時に作業状態を確認す
るものがあった。
【0003】しかしながら、上記従来の遠隔制御方法で
は、作業現場を直接目視していなければならないため、
大深度地下や海底のような高圧あるいは高温等の厳しい
環境での掘削作業や運搬作業をはじめ、将来予想される
宇宙のような過酷な環境での建設作業や、あるいは原子
炉の解体作業のような危険な条件下での作業など、人間
が臨場することが極めて困難あるいは不可能な建設現場
での作業は、全く不可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、危険あるいは過酷な現場には建設ロボット
のみを配置し、直接目視できない上記作業現場を遠隔の
安全な場所でもあたかも現場に居合わせているような、
いわゆる臨場感をもって、高精度に作業をすることがで
きる建設ロボットにおける遠隔臨場制御方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建設ロボットに
おける遠隔臨場制御方法は、危険で過酷な環境で無人で
作業する建設ロボットと、該作業現場から遠く離れた安
全な場所でオペレターにより上記建設ロボットを遠隔操
縦する制御方法において、上記作業現場での作業状況の
視覚情報と建設ロボットの作業機器の位置情報や力情報
を、オペレーターの視覚や手足の触覚に伝達し、これら
の臨場情報に基づくオペレターからの作業指令を制御信
号として上記建設ロボットの作業機器に伝えることを特
徴とする。上記視覚情報は、上記建設ロボットに備えた
立体カメラと、該立体カメラからの画像信号を各々受信
する2つのCRTと、これらのCRTの画像を相互に異
なる方向の偏光画像としてオーバーラップさせた状態で
映す手段と、2つの偏光画像をオペレーターの左右の目
に各々分離した状態で入れる偏光眼鏡により、オペレー
ターに立体像として認識させることを特徴とする。ま
た、上記位置制御と力制御は、例えば、バイラテラル制
御方式により行うことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、Aは掘削ロボットで
あって、下部走行体1により前進・後進・左右に旋回移
動する。該下部走行体1上にはロボット本体2が旋回自
在に搭載されている。該ロボット本体2内には、各種の
動力源および制御装置(図示せず)が収容されている。
【0007】3はブームであって、支軸3aにより上記
下部走行体1のフレームあるいは上記ロボット本体2に
回動自在に取り付けられている。尚、ブーム3が特に下
部走行体1に取り付けられている場合には、ロボット本
体2は必ずしも旋回させる必要はない。該ブーム3は油
圧シリンダー4により前後に回動する。5はアームであ
って、支軸5aにより上記ブーム3の先端部に回動自在
に取り付けられている。該アーム5は油圧シリンダー6
により上下に回動する。7はバケットであって、上記ア
ーム5の先端部に枢着されている。該バケット7は油圧
シリンダー8により首振り自在に回動する。
【0008】上記ロボット本体2の頂部には立体カメラ
9がセットされている。該立体カメラ9は上下左右のい
ずれの方向にも向くことができる。
【0009】Bは操縦室であって、オペレーターHがモ
ニター10を見ながら操作盤11を操作するようになっ
ている。モニター10に表示される現場の作業状況は、
必要に応じて、プリントアウトされたり他の適宜記憶装
置に記録される。
【0010】図2は本発明の遠隔臨場制御の概念を示す
ものであって、上記掘削ロボットAから視覚情報、位置
情報および力情報を各々のインタフェイスである画像提
示装置、位置計測装置および運動制御装置を介してオペ
レーターHの目や手に伝え、オペレーターHはこれらの
臨場情報により、あたかも作業現場に居て掘削ロボット
Aを実際に運転しているような感覚で操縦し、その制御
情報(位置情報および力情報)を、上記インタフェイス
を介して掘削ロボットAに送る。
【0011】図3は、上記視覚情報をオペレーターHに
送るためのシステムを示すものであって、2台の立体カ
メラ9と雲台コントローラ12とモニター10から構成
されている。上記2台の立体カメラ9は、人間の2つの
目の間隔にほぼ対応させて雲台上に取り付けられてい
る。雲台コントローラ12は上記立体カメラ9の向きや
フォーカスあるいはズーム等を自動あるいはオペレータ
ーHからの指令により制御するための装置である。
【0012】上記モニター10は、2つのCRT10
a、10bを相互に直角に配置すると共に、その間に4
5゜の角度でハーフミラー10cを配置したものであっ
て、各々のCRT10a、10bを上記2台の立体カメ
ラ9に対応させてある。各CRT10a、10bの画面
には各々直交する縦方向および横方向の偏光フィルター
が貼着されている。
【0013】従って、左右の立体カメラ9で撮った画像
は、各CRT10a、10bに映し出され、各偏光フィ
ルターを通った左右の画像の光がハーフミラー10cを
通過し、あるいは反射してオペレーターH側にくる。オ
ペレーターHは偏光フィルター付き眼鏡13を掛けてい
る。該眼鏡13の偏光フィルターは上記CRT10a、
10bの偏光フィルターに対応しているので、左右の画
像が各々左右の目に別々に入ることになり、その結果、
オペレーターHには立体像が認識される。
【0014】図4は、上述の位置情報および力情報によ
る制御システムを示すもので、主としてマスター側、す
なわちオペレーターH側の制御用マルチレバーCとスレ
ーブ側、すなわち掘削ロボットA側の作業機器部Dとコ
ントローラ部Eから構成されている。
【0015】上記制御用マルチレバーCは、前記操作盤
11上に備えられていて、掘削ロボットAのブーム3、
アーム5およびバケット7に各々対応して所定の縮尺
(例えば、1/5)に形成されたブーム部材3′とアー
ム部材5′とバケット部材7′を多関節に構成したもの
である。各部材3′、5′、7′にはポテンショメータ
ー14、15、16が取り付けられていて、その姿勢位
置を計測するようになっている。また、各関節にはサー
ボモータ17、18、19が各々取り付けられている。
なお、位置計測手段およびサーボモータは、これらのも
のに限定するものではなく、要するに、各部材の位置お
よびそれに働く力を再現できるものであればいずれでも
よい。
【0016】上記作業機器部Dは、各油圧シリンダー
4、6、8に取り付けられたデジタルパルス距離計から
成る位置センサー20、21、22と、油圧シリンダー
4のピストンの両側の作動油の圧力を計測する圧力セン
サー23、24と、該油圧シリンダー4を作動させる油
圧サーボ弁25から構成されている。なお、他の油圧シ
リンダー6および8の圧力センサーおよび油圧サーボ弁
は、上記圧力センサー23、24および油圧サーボ弁2
5と同じ機能を有するので、その図解および説明は省略
する。上記位置センサーおよび油圧サーボ弁等も、これ
に限定するものではなく、要するに作業機器の位置およ
びそれに作用する力を計測できるものであればいずれで
もよい。
【0017】上記コントローラ部Eは、上記ポテンショ
メータ14と位置センサー20からの位置信号の偏差値
をアンプ26を介して上記油圧サーボ弁25に送る制御
部と、上記圧力センサー23と24の力信号の偏差値を
アンプ27を介して上記サーボモータ17にフィードバ
ックする制御部からなる。なお、上記ポテンショメータ
15、16およびサーボモータ18、19における制御
部についても同様に図解および説明を省略する。
【0018】本制御システムは、以上のように構成され
ているので、ブーム部材3′、アーム部材5′、バケッ
ト部材7′に与えられる位置制御信号は、掘削ロボット
Aのブーム3、アーム5、バケット7に迅速かつ正確に
再現されると共に、掘削ロボットAのこれらの機器に作
用する反力は、サーボモータ17等により各部材3′、
5′、7′等に直ちに伝えられ、オペレーターHの手ご
たえとして臨場的に把握される。
【0019】上記実施例では、掘削ロボットAについて
説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、従
来から知られているあらゆる建設機械に応用しうる。
【0020】
【発明の効果】
1)危険あるいは過酷な現場には建設ロボットのみを置
き、オペレーターは安全な場所で操縦することができ
る。 2)オペレーターには建設現場の状況を立体的に認識さ
れるので、熟練を要することなく極めて容易かつ正確に
操縦することができる。 3)建設ロボットの作業機器にかかる力がそのままオペ
レーターに伝えられるので、上記立体視覚と併せて臨場
感が高まり、あたかも現場に居合わせるかの感覚で高精
度の作業が可能となり、機器を破損する恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠隔臨場制御方法を実施する装置の説
明図である。
【図2】遠隔臨場制御の概念図である。
【図3】視覚システムの説明図である。
【図4】位置および力制御の説明図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 ロボット本体 3 ブーム 3a 支軸 4 油圧シリンダー 5 アーム 5a 支軸 6 油圧シリンダー 7 バケット 8 油圧シリンダー 9 立体カメラ 10 モニター 10a CRT 10b CRT 10c ハーフミラー 11 操作盤 12 雲台コントローラ 13 眼鏡 14 ポテンショメータ 15 ポテンショメータ 16 ポテンショメータ 17 サーボモータ 18 サーボモータ 19 サーボモータ 20 位置センサー 21 位置センサー 22 位置センサー 23 圧力サンサー 24 圧力センサー 25 油圧サーボ弁 26 アンプ 27 アンプ A 掘削ロボット B 操縦室 C 制御用マルチレバー D 機器部 E コントローラ部 H オペレーター
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設ロボットにおける
遠隔臨場制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建設ロボットにおける遠隔制御と
しては、建設ロボットによる作業現場を直接目視しなが
ら、手元の操縦レバー等を操作しながら建設ロボットに
制御信号を送って遠隔操作し、同時に作業状態を確認す
るものがあった。
【0003】しかしながら、上記従来の遠隔制御方法で
は、作業現場を直接目視していなければならないため、
大深度地下や海底のような高圧あるいは高温等の厳しい
環境での掘削作業や運搬作業をはじめ、将来予想される
宇宙のような過酷な環境での建設作業や、あるいは原子
炉の解体作業のような危険な条件下での作業など、人間
が臨場することが極めて困難あるいは不可能な建設現場
での作業は、全く不可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、その目的とす
るところは、危険あるいは過酷な現場には建設ロボット
のみを配置し、直接目視できない上記作業現場を遠隔の
安全な場所でもあたかも現場に居合わせているような、
いわゆる臨場感をもって、高精度に作業をすることがで
きる建設ロボットにおける遠隔臨場制御方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建設ロボットに
おける遠隔臨場制御方法は、危険で過酷な環境で無人で
作業する建設ロボットと、該作業現場から遠く離れた安
全な場所でオペレターにより上記建設ロボットを遠隔操
縦する制御方法において、上記作業現場での作業状況の
視覚情報と建設ロボットの作業機器の位置情報や力情報
を、オペレーターの視覚や手足の触覚に伝達し、これら
の臨場情報に基づくオペレターからの作業指令を制御信
号として上記建設ロボットの作業機器に伝えることを特
徴とする。上記視覚情報は、上記建設ロボットに備えた
立体カメラと、該立体カメラからの画像信号を各々受信
する2つのCRTと、これらのCRTの画像を相互に異
なる方向の偏光画像としてオーバーラップさせた状態で
映す手段と、2つの偏光画像をオペレーターの左右の目
に各々分離した状態で入れる偏光眼鏡により、オペレー
ターに立体像として認識させることを特徴とする。ま
た、上記位置制御と力制御は、例えば、バイラテラル制
御方式により行うことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、Aは掘削ロボットで
あって、下部走行体1により前進・後進・左右に旋回移
動する。該下部走行体1上にはロボット本体2が旋回自
在に搭載されている。該ロボット本体2内には、各種の
動力源および制御装置(図示せず)が収容されている。
【0007】3はブームであって、支軸3aにより上記
下部走行体1のフレームあるいは上記ロボット本体2に
回動自在に取り付けられている。尚、ブーム3が特に下
部走行体1に取り付けられている場合には、ロボット本
体2は必ずしも旋回させる必要はない。該ブーム3は油
圧シリンダー4により前後に回動する。5はアームであ
って、支軸5aにより上記ブーム3の先端部に回動自在
に取り付けられている。該アーム5は油圧シリンダー6
により上下に回動する。7はバケットであって、上記ア
ーム5の先端部に枢着されている。該バケット7は油圧
シリンダー8により首振り自在に回動する。
【0008】上記ロボット本体2の頂部には立体カメラ
9がセットされている。該立体カメラ9は上下左右のい
ずれの方向にも向くことができる。
【0009】Bは操縦室であって、オペレーターHがモ
ニター10を見ながら操作盤11を操作するようになっ
ている。モニター10に表示される現場の作業状況は、
必要に応じて、プリントアウトされたり他の適宜記憶装
置に記録される。
【0010】図2は本発明の遠隔臨場制御の概念を示す
ものであって、上記掘削ロボットAから視覚情報、位置
情報および力情報を各々のインタフェイスである画像提
示装置、位置計測装置および運動制御装置を介してオペ
レーターHの目や手に伝え、オペレーターHはこれらの
臨場情報により、あたかも作業現場に居て掘削ロボット
Aを実際に運転しているような感覚で操縦し、その制御
情報(位置情報および力情報)を、上記インタフェイス
を介して掘削ロボットAに送る。
【0011】図3は、上記視覚情報をオペレーターHに
送るためのシステムを示すものであって、2台の立体カ
メラ9と雲台コントローラ12とモニター10から構成
されている。上記2台の立体カメラ9は、人間の2つの
目の間隔にほぼ対応させて雲台上に取り付けられてい
る。雲台コントローラ12は上記立体カメラ9の向きや
フォーカスあるいはズーム等を自動あるいはオペレータ
ーHからの指令により制御するための装置である。
【0012】上記モニター10は、2つのCRT10
a、10bを相互に直角に配置すると共に、その間に4
5゜の角度でハーフミラー10cを配置したものであっ
て、各々のCRT10a、10bを上記2台の立体カメ
ラ9に対応させてある。各CRT10a、10bの画面
には各々直交する縦方向および横方向の偏光フィルター
が貼着されている。
【0013】従って、左右の立体カメラ9で撮った画像
は、各CRT10a、10bに映し出され、各偏光フィ
ルターを通った左右の画像の光がハーフミラー10cを
通過し、あるいは反射してオペレーターH側にくる。オ
ペレーターHは偏光フィルター付き眼鏡13を掛けてい
る。該眼鏡13の偏光フィルターは上記CRT10a、
10bの偏光フィルターに対応しているので、左右の画
像が各々左右の目に別々に入ることになり、その結果、
オペレーターHには立体像が認識される。
【0014】図4は、上述の位置情報および力情報によ
る制御システムを示すもので、主としてマスター側、す
なわちオペレーターH側の制御用マルチレバーCとスレ
ーブ側、すなわち掘削ロボットA側の作業機器部Dとコ
ントローラ部Eから構成されている。
【0015】上記制御用マルチレバーCは、前記操作盤
11上に備えられていて、掘削ロボットAのブーム3、
アーム5およびバケット7に各々対応して所定の縮尺
(例えば、1/5)に形成されたブーム部材3′とアー
ム部材5′とバケット部材7′を多関節に構成したもの
である。各部材3′、5′、7′にはポテンショメータ
ー14、15、16が取り付けられていて、その姿勢位
置を計測するようになっている。また、各関節にはサー
ボモータ17、18、19が各々取り付けられている。
なお、位置計測手段およびサーボモータは、これらのも
のに限定するものではなく、要するに、各部材の位置お
よびそれに働く力を再現できるものであればいずれでも
よい。
【0016】上記作業機器部Dは、各油圧シリンダー
4、6、8に取り付けられたデジタルパルス距離計から
成る位置センサー20、21、22と、油圧シリンダー
4のピストンの両側の作動油の圧力を計測する圧力セン
サー23、24と、該油圧シリンダー4を作動させる油
圧サーボ弁25から構成されている。なお、他の油圧シ
リンダー6および8の圧力センサーおよび油圧サーボ弁
は、上記圧力センサー23、24および油圧サーボ弁2
5と同じ機能を有するので、その図解および説明は省略
する。上記位置センサーおよび油圧サーボ弁等も、これ
に限定するものではなく、要するに作業機器の位置およ
びそれに作用する力を計測できるものであればいずれで
もよい。
【0017】上記コントローラ部Eは、上記ポテンショ
メータ14と位置センサー20からの位置信号の偏差値
をアンプ26を介して上記油圧サーボ弁25に送る制御
部と、上記圧力センサー23と24の力信号の偏差値を
アンプ27を介して上記サーボモータ17にフィードバ
ックする制御部からなる。なお、上記ポテンショメータ
15、16およびサーボモータ18、19における制御
部についても同様に図解および説明を省略する。
【0018】本制御システムは、以上のように構成され
ているので、ブーム部材3′、アーム部材5′、バケッ
ト部材7′に与えられる位置制御信号は、掘削ロボット
Aのブーム3、アーム5、バケット7に迅速かつ正確に
再現されると共に、掘削ロボットAのこれらの機器に作
用する反力は、サーボモータ17等により各部材3′、
5′、7′等に直ちに伝えられ、オペレーターHの手ご
たえとして臨場的に把握される。
【0019】上記実施例では、掘削ロボットAについて
説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、従
来から知られているあらゆる建設機械に応用しうる。
【0020】
【発明の効果】 1)危険あるいは過酷な現場には建設ロボットのみを置
き、オペレーターは安全な場所で操縦することができ
る。 2)オペレーターには建設現場の状況を立体的に認識さ
れるので、熟練を要することなく極めて容易かつ正確に
操縦することができる。 3)建設ロボットの作業機器にかかる力がそのままオペ
レーターに伝えられるので、上記立体視覚と併せて臨場
感が高まり、あたかも現場に居合わせるかの感覚で高精
度の作業が可能となり、機器を破損する恐れもない。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 危険で過酷な環境で無人で作業する建設
    ロボットと、該作業現場から遠く離れた安全な場所でオ
    ペレターにより上記建設ロボットを遠隔操縦する制御方
    法において、上記作業現場での作業状況の視覚情報と建
    設ロボットの作業機器の位置情報や力情報を、オペレー
    ターの視覚や手足の触覚に伝達し、これらの臨場情報に
    基づくオペレターからの作業指令を制御信号として上記
    建設ロボットの作業機器に伝えることを特徴とする建設
    ロボットにおける遠隔臨場制御方法。
  2. 【請求項2】 上記視覚情報を、上記建設ロボットに備
    えた立体カメラと、該立体カメラからの画像信号を各々
    受信する2つのCRTと、これらのCRTの画像を相互
    に異なる方向の偏光画像としてオーバーラップさせた状
    態で映す手段と、2つの偏光画像をオペレーターの左右
    の目に各々分離した状態で入れる偏光眼鏡により、オペ
    レーターに立体像として認識させることを特徴とする請
    求項1に記載の建設ロボットにおける遠隔臨場制御方
    法。
  3. 【請求項3】 位置制御と力制御を、バイラテラル制御
    方式により行うことを特徴とする請求項1または2に記
    載の建設ロボットにおける遠隔臨場制御方法。
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