JPH0665487U - 杼無し織機の糸のグリッパー - Google Patents

杼無し織機の糸のグリッパー

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JPH0665487U
JPH0665487U JP1453393U JP1453393U JPH0665487U JP H0665487 U JPH0665487 U JP H0665487U JP 1453393 U JP1453393 U JP 1453393U JP 1453393 U JP1453393 U JP 1453393U JP H0665487 U JPH0665487 U JP H0665487U
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JP
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yarn
gripper
pinch
shuttleless loom
sandwiching
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JP1453393U
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Inventor
金朝 陳
Original Assignee
金剛鐵工廠股▲ひん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐久性があり、糸を安定して挟むことができ
る杼無し織機の糸のグリッパーを提供することが本考案
の目的である。 【構成】 本考案のグリッパーはクランプを形成し、糸
を直接その間に挟む二つの相対する挟み部を設け、糸を
好ましい状態で挟むために相対する挟み部の一方には断
面上のへこみを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は杼無し織機の糸のグリッパーに関し、特にそのクランプ部に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
1987年11月24日に発行された米国特許第4,708,174には供糸 グリッパーまたは運糸グリッパーの間によりよく糸を挟むためのスプリング(6 または16)が発表されている。このグリッパーはそれまでのグリッパーを改善 したものとはいえ、なお以下のような欠点を有していた。 (イ)二つの相対する挟み部から構成されるグリッパーのクランプ部が磨耗し た場合、スプリングがうまく働かず、頻繁に調整する必要があった。 (ロ)グリッパーを構成する相対する挟み部が磨耗現象を起こしたり、スプリ ングがうまく働かないとき、スプリングと糸の接触面を増やすことが必要であり 、そうすることでスプリングとそれに対応する挟み部の間に糸を挟むことができ る。すなわち比較的長いリード糸が挟まれなければならず、不必要に糸を消耗す ることになった。もし、運糸に不必要な糸を0.1〜0.2mm消耗するとする と、480〜500回の往復運動が行われる一分間に少なくとも48mmの糸が 消耗されることになり、これを一年に換算すると大きな量の糸が不必要に消耗さ れることになる。 (ハ)加えて、充分な弾性と強さを有するスプリングはかえって消耗しやすく 、定期的に交換しなければならない。このスプリングの交換は織機を止めて行わ ねばならず、面倒であり、消耗的である。 (ニ)クランプ部を構成する相対する二つの挟み部は接触面を有するため、ユ ニット全体にかかる力が小さすぎ、挟み部は安定せず、望ましい状態でその間に 糸を挟むことができないため、織った布の品質の低下を免れることができない。 (ホ)クランプ部(1’)の第1挟み部(11’)を供糸グリッパーの本体( 10’)に固定する固定片(70’)には二つの角(71)(72)が設けられ ているため、その周りに糸くずがたまりやすく、それが供糸グリッパーの運転速 度を低くしたり、供糸グリッパーの運転を損なう場合がある。 (ヘ)固定片(70’)および第2挟み部(12’)を本体(10’)に固定 するためのもう一つの固定片(73)は緩みやすく、第1、第2挟み部(12’ )(12’)が安定してその間に糸を挟むことができなくなる場合さえあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
(イ)本考案は、まず、不必要な糸の消耗を避け、消耗された糸の処理をする 必要のない糸のグリッパーを提供することを課題とする。 (ロ)本考案の次の課題は、織機を止める回数を減らすことができる糸のグリ ッパーを提供することを課題とする。 (ハ)さらに、本考案ではその間に安定して糸を挟むことができる糸のグリッ パーを提供することを第3の課題とする。 (ニ)また、本考案では、そのうえに糸くずがたまることがない糸のグリッパ ーを提供することを第4の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
供糸グリッパーと運糸グリッパーから成る杼無し織機の糸のグリッパーであり 、上記供糸グリッパーと運糸グリッパーは、主にグリッパーの本体(10)に固 定された第1挟み部(11)と第2挟み部(12)、ばね装置(15)から構成 され、ばね装置(15)は第2挟み部(12)を第1挟み部(11)に対して働 かせ、第1挟み部(11)と第2挟み部(12)との間に糸を挟む。
【0005】 また、上記第1挟み部(11)と第2挟み部(12)はその間に直接糸を挟み 、両者のうち一方には糸をよく挟めるように、断面上、中央にへこみ(40)を 設ける。
【0006】 また、第1挟み部(11)には円形の穴(110)を設け、第2挟み部(12 )は本体(10)に固定し、上に糸くずが溜まらないようにするための固定片( 70)を設け、固定片(70)には固定のための二つの穴(701)(702) を設ける。
【0007】
【作用】
本考案においては、杼無し織機の糸のグリッパーは二つの相対する挟み部を含 み、その二つの挟み部は直接その間に糸を挟み、挟み部のうち一つには断面上中 央のへこみを設けることで、その間に糸を好ましい状態で挟むことができる。
【0008】
【実施例】
実施例については図を参照して説明する。図2〜4に示されるのは本考案の供 糸グリッパーである。本考案の供糸グリッパーは、主に、第1挟み部(11)、 第2挟み部(12)と、ばね装置(15)、固定片(70)、リング(14)、 本体(10)から構成される。
【0009】 図4に示されるばね装置(15)は、ばね(16)を有し、第1挟み部(11 )に対して働いて供糸グリッパーの本体(10)に固定された第1挟み部(11 )と第2挟み部(12)の間に糸(50)を挟むために設けられる。また、ボル トで固定するための二つの穴(701)(702)を設けた固定片(70)、リ ング(14)、第2挟み部(12)、本体(10)の順にボルトをピボットとし て連結する。
【0010】 図2に示される上記第1挟み部(11)と第2挟み部(12)の間に直接糸( 50)を挟むが、第1挟み部(11)と第2挟み部(12)のうちの第1挟み部 (11)には、断面の中間にへこみ(40)を設け、そこに完全に糸(50)を 挟むことができる。
【0011】 図4に示されるように、ボルトは、穴(701)を通り、リング(14)、第 2挟み部(12)および本体(10)を連結し、もう一つのボルトは穴(702 )を通り、さらに第1挟み部(11)に設けた円形の穴(110)を通り、第1 挟み部(11)および本体(10)を連結する。そのため第1挟み部(11)を 固定するための余分の固定片は不要である。
【0012】 図2に示されるように、糸(50)はスピンドルから来る第1末端(51)と 、運糸グリッパーにより挟み取られる第2末端(52)を有する。糸(50)は 次々と第1挟み部(11)と第2挟み部(12)の間に挟まれ、不必要に糸を消 耗するために追加的な処理が必要となることはない。さらに、図3に示されるよ うに、第1挟み部(11)の断面の中間にへこみ(40)を設けることにより、 第1挟み部(11)は断面上、二つの側肩(41)(42)を有し、第1挟み部 (11)と第2挟み部(12)は確実にその間に糸(50)を挟むことができ、 糸(50)の一方は本体(10)を安定させ、もう一方では織機におこるトラブ ルを減らす。これは、第1挟み部(11)と第2挟み部(12)が、ユニットご とにさらに強力に挟むことができるためである。
【0013】 加えて、第2挟み部(12)は弾性を有する必要はないため、より固い金属で 作ることができ、磨耗抵抗や耐久性に優れ、織機を不必要に止める可能性を低く する。
【0014】 さらに、固定片(70)は角をもたず、糸の断片が上に積み重なることもなく 、同時に、第1挟み部(11)の固定片として役立ち、二つの固定片には再び関 係する動きは起こらないため、織機はスムーズに作動する。
【0015】 また、穴(110)は円形であるが、従来の技術のようなみぞ形ではなく、第 1挟み部(11)は特殊な糸の要求に合うように簡単に調整、あるいは歪めるこ とができる。
【0016】 図5、6に示されるように、本考案の運糸グリッパーは、本体(10”)を有 し、断面上本体(10”)の上にクランプ部の第1挟み部(11”)を形成し、 さらに第2挟み部(12”)を固定する。リング(14)とばね(16”)を有 するばね装置(15”)を本体(10”)上にピボットにて連結する。第2挟み 部(12”)には断面上、中央のへこみ(40)と二つの側肩(41)(42) を設け、本体(10”)が上述の方法でより安定するようにしている。
【0017】 図5に示されるように、第1挟み部(11”)はこのように、断面上剪断変形 の側面(111)を有するため、リード糸の長さが挟まれて減り、不必要に糸を 消耗するために必要な付加的な処理を減らすことができる。
【0018】
【考案の効果】
(イ)本考案は、不必要な糸の消耗を避け、消耗された糸の処理をする必要の ない糸のグリッパーを提供することができる。 (ロ)次に、本考案では、織機を止める回数を減らすことができる糸のグリッ パーを提供することができる。 (ハ)さらに、本考案ではその間に完定して糸を挟むことができる糸のグリッ パーを提供することができる。 (ニ)また、本考案では、そのうえに糸くずがたまることがない糸のグリッパ ーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の供糸グリッパーの分解図である。
【図2】 本考案の供糸グリッパーの断面図である。
【図3】 本考案のクランプ部を有する供糸グリッパー
の側面図である。
【図4】 本考案における図3の供糸グリッパーの分解
図である。
【図5】 本考案の運糸グリッパーの断面図である。
【図6】 本考案の運糸グリッパーの分解図である。
【符号の説明】
(10)本体 (11)第1挟み部 (12)第2挟み部 (14)リング (15)ばね装置 (16)ばね (40)へこみ (41)(42)側肩 (50)糸 (51)第1末端 (52)第2末端 (70)固定片 (71)(72)角 (73)固定片 (110)円形の穴 (111)剪断変形の側面 (701)(70
2)穴 (10”)本体 (11”)第1挟み
部 (12”)第2挟み部 (15”)ばね装置 (16”)ばね (1’)クランプ部 (10’)本体 (11’)第1挟み部 (12’)第2挟み
部 (70’)固定片

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)杼無し織機の糸のグリッパーであ
    り、供糸グリッパーと運糸グリッパーを有する。 (ロ)上記供糸グリッパーと運糸グリッパーは、主にグ
    リッパーの本体(10)に固定された第1挟み部(1
    1)と第2挟み部(12)、ばね装置(15)から構成
    され、ばね装置(15)は第2挟み部(12)を第1挟
    み部(11)に対して働かせ、第1挟み部(11)と第
    2挟み部(12)との間に糸を挟む。 (ハ)上記第1挟み部(11)と第2挟み部(12)は
    その間に直接糸を挟み、両者のうち一方には糸をよく挟
    めるように、断面上、中央にへこみ(40)を設ける。 以上を特徴とする杼無し織機の糸のグリッパー。
  2. 【請求項2】 請求項1の糸のグリッパーは供糸グリッ
    パーである請求項1に記載の杼無し織機の糸のグリッパ
    ー。
  3. 【請求項3】 請求項2の第2挟み部(12)は、上記
    第1挟み部(11)に対し上記ばね装置(15)により
    片寄せられ、第1挟み部(11)は断面上、上記へこみ
    (40)を有する請求項2に記載の杼無し織機の糸のグ
    リッパー。
  4. 【請求項4】 請求項3の第1挟み部(11)は円形の
    穴(110)を有する請求項3の杼無し織機の糸のグリ
    ッパー。
  5. 【請求項5】 請求項3のグリッパーには、さらに、第
    2挟み部(12)を本体(10)に固定し、上に糸くず
    が溜まらないようにするための固定片(70)を設ける
    請求項3に記載の杼無し織機の糸のグリッパー。
  6. 【請求項6】 請求項5の固定片(70)には固定のた
    めの二つの穴(701)(702)を設ける請求項5に
    記載の杼無し織機の糸のグリッパー。
  7. 【請求項7】 請求項1の糸のグリッパーは運糸グリッ
    パーである請求項1に記載の杼無し織機の糸のグリッパ
    ー。
  8. 【請求項8】 請求項7の第2挟み部(12”)はばね
    装置(15”)により第1挟み部(11”)に対し片寄
    せられ、第2挟み部(12”)には断面上へこみ(4
    0)を設ける請求項7に記載の杼無し織機の糸のグリッ
    パー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000057083A (ko) * 1998-12-23 2000-09-15 알도 아리찌 제직기용 위사 운반 및 인출 그리퍼 쌍

Citations (3)

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US4708174A (en) * 1985-04-09 1987-11-24 N.V. Weefautomaten Picanol Weft gripper for weaving machine
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JPH04209852A (ja) * 1990-11-30 1992-07-31 Kanebo Ltd 緯糸の2本同時挿入方法およびそれに用いる溝付きインサートレピアならびに溝付きキヤリアレピア

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