JPH0665430U - 模造植物の植木鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 模造植物による装飾価値を高めた模造植物の
植木鉢を提供する。 【構成】 模造植物２の幹部３下端と鉢本体１の底部を
永久磁石４を用いて着脱自在に結合したことを特徴とす
る模造植物の植木鉢である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、模造植物を鉢植え状にした模造植物の植木鉢に関する。

【０００２】

【従来の技術】

合成樹脂資材などを用いて本物そっくりに作られた草花や小木などを模した模 造植物が市販され、一般家庭や営業店などの装飾に多用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記する模造植物は、生命維持のための水や土を必要としないので、模造植物 自体は本物そっくりにできていても、これを装飾に用いる上からは、一般に、装 飾個所に適宜の手段によって取付けたり、本物とは全く異なる形で装飾個所に置 かれたりするため、折角、本物そっくりに作られていても、通りすがりに模造植 物であることが判って模造植物による装飾効果を低下させている面がある。

【０００４】 この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、模造植物による装飾効果を 高めた模造植物の植木鉢を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するためのこの考案の要旨とするところは、模造植物の幹部 下端と鉢本体の底部を永久磁石を用いて着脱自在に結合したことを特徴とする模 造植物の植木鉢にある。

【０００６】

【作用】

模造植物と鉢本体とが組み合わせられ、鉢本体には、模造植物の幹部が入り込 んで、一見、鉢植えした本物の植木鉢に見えて装飾効果を高める。

【０００７】

【実施例】 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。

【０００８】 図１はこの考案の部分断面図である。

【０００９】 図において、１は鉢本体で、合成樹脂資材あるいは陶磁器製のものを問わず使 用される。２は模造植物で、合成樹脂資材などを用いて本物そっくりに草花や小 木などを模して作られたもので、幹部３を有する。４は幹部３下端を鉢本体１の 底部に着脱自在に結合する永久磁石で、結合金具５に装着している。結合金具５ は、鉢本体１の底部に適宜の固定手段によって固定した金属板６と、幹部３に取 着した金具本体７からなり、金具本体７は、幹部３が挿入される管体７ａの下端 に、前記金属板６に対応して横への広がりを有し、永久磁石４をその上面から周 囲に掛けてを被う被い体７ｂを一体的に設け、永久磁石４の磁力によって被い体 ７ｂ周縁を金属板６面に強力に吸着させるようにしている。

【００１０】 図中８は、鉢本体１内に充填した充填材で、この充填材８表面としては、本物 の土面などに似せたものが好ましいが、鉢本体１内空間を物品の収納に利用し、 充填材８によって物品を被い隠すようにしてもよい。例えば、鉢本体１内空間に 脱臭剤などを収納してこの上を通気性の充填材８によって被い隠しておくと、脱 臭剤が目につかない状態で極めて効果的な脱臭を行うことができる。

【００１１】

【考案の効果】

上記構成からなるこの考案によれば、次のような効果を奏する。

【００１２】 (１) 鉢本体には、模造植物の幹部が入り込んでいるので、一見、本物を鉢 植えした植木鉢に見えて装飾価値を高める。

【００１３】 (２) 模造植物と鉢本体は、永久磁石によって着脱自在に結合するので、一 つの鉢本体に対して複数種類の模造植物を用意しておけば、模造植物を適時違え て部屋の雰囲気などを変えるのに便利である。

【００１４】 (３) 鉢本体内空間には、例えば、脱臭剤などを収納してこれを隠しておく ことができるので、極めて効果的な部屋の脱臭を行うこともできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の部分断面図である。

【符号の説明】

１…鉢本体 ２…模造植物 ３…幹部 ４…永久磁石 ５…結合金具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 模造植物の幹部下端と鉢本体の底部を永
   久磁石を用いて着脱自在に結合したことを特徴とする模
   造植物の植木鉢。