JPH0665155B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH0665155B2
JPH0665155B2 JP60202422A JP20242285A JPH0665155B2 JP H0665155 B2 JPH0665155 B2 JP H0665155B2 JP 60202422 A JP60202422 A JP 60202422A JP 20242285 A JP20242285 A JP 20242285A JP H0665155 B2 JPH0665155 B2 JP H0665155B2
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JP
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antenna
horizontal plate
magnetron
output antenna
rotating
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康司 岩淵
哲男 窪田
幸雄 田中
敏夫 野口
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株式会社日立ホームテック
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/72Radiators or antennas
    • H05B6/725Rotatable antennas

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波加熱装置の加熱むら低減手段の改良に関
する。
従来の技術 加熱室上面の略中心にマグネトロンを設け,このマグネ
トロンの出力アンテナの真下にスターラ羽根を設ける提
案が特公昭52-7583号公報にある。この従来例では,ス
ターラ羽根と出力アンテナ先端部との距離を十分にとら
なければ,出力アンテナ先端部付近でスパークが発生
し,マグネトロンを損傷することがある。しかし,最近
軽薄短小のニーズが強まり,遊休空間を減らし,外形寸
法のコンパクトな高周波加熱装置を提供する必要が出て
きた。
従来例では,スパーク防止のためスターラ羽根と出力ア
ンテナ先端部との距離を十分にとり,スターラ羽根と加
熱室上面との間の遊休空間を広くせざるを得ないので,
上記ニーズに対処しきれなくなってきた。
発明が解決しようとする問題点 加熱室の上面とスターラ羽根との間の遊休空間を少なく
しようとすると,スターラ羽根とマグネトロンの出力ア
ンテナ先端部との間でスパークし,マグネトロンが損傷
する恐れがある点である。
問題点を解決するための手段 マグネトロンの出力アンテナに相対してそれを略中心に
長辺が使用波長の1/2より大きく,短辺が使用波長の1/4
より大きい略矩形状放射口を持つ回転アンテナを配置
し,それをアンテナカバーに設けた固定軸,それにはめ
込んだ回転軸及び筒部,それに取付けた水平板,それに
設けた立上り部等によって回転自在に支持し、出力アン
テナとスターラ羽根との間のスパークを防止したもので
ある。
作用 放射口の長辺と短辺の寸法を導波管の基本モードTE10
伝送可能な断面寸法となるよう選んであり,又出力アン
テナを誘電体で囲んであるので,出力アンテナを回転ア
ンテナに接近させてもスパークは発生しない。回転アン
テナの取付は水平板の立ち上り部を筒部に嵌め込むこと
によって正確になされる。
実施例 本考案の一実施例による高周波加熱装置の構成および作
用を図面とともに説明する。第3図において,1は被加
熱物を収納する加熱室,2は高周波エネルギーを発生す
るマグネトロンで,加熱室1の上面6に直接取り付けら
れている。3はマグネトロン2の出力アンテナである。
4は出力アンテナ3から放射される電磁界と結合し,再
放射する回転アンテナで,加熱室1のほぼ上部中央に位
置している。5は高周波透過性の誘電体から成る羽根で
ある。7は回転アンテナ4を支持すると共にそれをカバ
ーするアンテナカバーで,高周波透過性の誘電体から成
る。8は多数の小穴から成る送風口で,マグネトロン2
を冷却する送風ファン9からの風を加熱室1内に入れる
ために設けている。10は送風フアン9を回転させるため
のモーターである。11は送風ファン9からの風を加熱室
1内に入り易くする制風板である。12は外箱の後面,13
は外箱の上面である。14は加熱室1の前面フランジ,15
はこの前面フランジに取付けた操作パネル,16は加熱室
1の入口に開閉自在に設けたドアである。第1図は第3
図の回転アンテナ4の取り付け構造を示す拡大図であ
る。アンテナカバー7に設けた固定軸17で回転アンテナ
4の回転軸18を回転自在に支えている。回転軸18を高周
波透過性の誘電体で形成し,この回転軸18の一部を延出
して出力アンテナ3先端部を取り囲む筒部19とし,この
筒部19の外周に羽根5と一体となった水平板24を固着し
ている。水平板24に設けた数箇所の突起片20により回転
アンテナ4が取り付けられている。回転軸18と筒部19と
は出力アンテナ3先端部と耐候する連結面21を介して一
体的に構成されている。筒部19と水平板24の結合部分に
おいて,筒部19の下縁には突出部22が設けられ,水平板
24には出力アンテナ3を取り囲む立ち上がり部23が設け
られている。突出部22は筒部19に水平板24を圧入により
結合する再の水平板24の位置決めとなっており,立ち上
がり部23は水平板24と筒部19とが互いに直角を成し,水
平板24の傾きを最小限に抑えると共に出力アンテナ3と
放射口26の長辺27や短辺28との間のスパークを防止する
ためのものである。25は回転軸18の先端とアンテナカバ
ー7との間の摩擦を少なくするために入れる弗素樹脂等
の摩擦の少ないワッシャである。第2図は第1図のAB
矢印方向から見た回転アンテナ4と出力アンテナ3との
位置関係を示すものである。この第2図においては金属
で構成されているものだけを示している。回転アンテナ
4は中央に略矩形状放射口26を持つ金属平板から構成さ
れている。放射口26の長辺27の寸法Xはマグネトロン2
の使用波長の1/2より大きく,短辺28の寸法Yは使用波
長の1/4より大きい。すなわち放射口26はTE10モードの
電磁界を伝送する導波管の断面程度の大きさである。放
射口26のほぼ中央に出力アンテナ3が位置しており,こ
の出力アンテナ3を中心に回転アンテナ4が回転してい
る。29は突起片20を挿入する小穴で、羽根5と一体とな
った水平板24と回転アンテナ4とを結合するためのも
のである。
次に上記のように構成した実施例の作用効果を説明す
る。マグネトロン2の出力アンテナ3から放射された高
周波エネルギーの一部は,回転アンテナ4の中央の放射
口26からアンテナカバー7の下方に向って放射され,残
りは回転アンテナ4と加熱室1の上面6との間を通って
から回転アンテナ4の周囲からアンテナカバー7の下方
へ放射される。すなわち出力アンテナ3から放射された
高周波エネルギーは回転アンテナ4の中央と周囲から放
射されるので,出力アンテナ3の先端と放射口26の位置
関係,回転アンテナ4の外形寸法と放射口26の寸法を相
対的に調整することにより加熱室1内に入れた被加熱物
の周囲と中央部から加熱され均一加熱が行える。さら
に,回転アンテナ4は,冷却ファン9からの風を羽根5
に当てることにより回転するようになっているので,放
射口26から放射される電界の向きが時々刻々変化し,一
層均一な加熱ができる。放射口26の長辺27と短辺28の大
きさは通常大電力用に使用される導波管の基本モードTE
10が伝送可能な断面寸法と同様に選んであり,かつ出力
アンテナ3を誘電体で取り囲んでいるので,出力アンテ
ナ3が放射口26を貫通するというように出力アンテナ3
と回転アンテナ4とを接近させ,加熱室1内に被加熱物
を入れない空焼状態にしても,出力アンテナ3と回転ア
ンテナ4との間でスパークは発生しないことが実験的に
確認されている。
発明の効果 以上のように,本発明によると,マグネトロンの出力ア
ンテナを略中心とし,かつ大電力用に使用される導波管
の基本モードTE10が伝送可能な断面寸法と同様にした放
射口を有する回転アンテナを設け,かつ出力アンテナを
誘電体で取り囲んでいるので,出力アンテナが放射口を
貫通するようにしてもスパークは発生しない。したがっ
て,出力アンテナと回転アンテナの位置関係が自由に選
べ,回転アンテナと加熱室1の上面との遊休空間を減少
させることができ,高周波加熱装置全体をコンパクトに
することができる。又,回転アンテナの回転軸に対する
取付けは簡単,確実となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による高周波加熱装置におけ
る回転アンテナ4の取り付け構造を示す要部拡大図で,
第2図は第1図のAB矢印方向から見た出力アンテナ3
と回転アンテナ4との位置関係を示す図で,第3図は本
発明の一実施例による高周波加熱装置の要部断面略図で
ある。 1……加熱室,2……マグネトロン, 3……出力アンテナ,4……回転アンテナ, 6……上面,7……アンテナカバー, 9……送風ファン,17……固定軸, 18……回転軸,19……筒部, 23……立ち上がり部,24……水平板, 26……放射口,27……長辺, 28……短辺。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−134949(JP,A) 特開 昭50−55941(JP,A) 実開 昭60−88497(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納する加熱室(1)の上面
    (6)にマグネトロン(2)を直接取付け、このマグネ
    トロン(2)の出力アンテナ(3)に相対してこの出力
    アンテナ(3)を中心に長辺(27)が使用波長の1/
    2より大きく、短辺(28)が使用波長の1/4より大
    きい略矩形状放射口(26)を持つ金属平板から成る回
    転アンテナ(4)を配置し、この回転アンテナ(4)を
    カバーする誘電体製のアンテナカバー(7)に固定軸
    (17)を設け、この固定軸(17)に回転軸(18)
    を回転自在にはめ込み、この回転軸(18)を誘電体で
    形成すると共に一部を延出して出力アンテナ(3)の先
    端部を取り囲む筒部(19)とし、この筒部(19)の
    外周にマグネトロン(2)を冷却する送風ファン(9)
    からの風で回転する誘電体製の羽根(5)と一体成形し
    た水平板(24)を固着し、この水平板(24)に回転
    アンテナ(4)を取り付け、水平板(24)と筒部(1
    9)との固着部の水平板(24)側に出力アンテナ
    (3)を取り囲む立ち上がり部(23)を設けたことを
    特徴とする高周波加熱装置。
JP60202422A 1985-09-12 1985-09-12 高周波加熱装置 Expired - Fee Related JPH0665155B2 (ja)

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