JPH0664594A - 非有翼回収機の経路制御装置 - Google Patents

非有翼回収機の経路制御装置

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JPH0664594A
JPH0664594A JP4220129A JP22012992A JPH0664594A JP H0664594 A JPH0664594 A JP H0664594A JP 4220129 A JP4220129 A JP 4220129A JP 22012992 A JP22012992 A JP 22012992A JP H0664594 A JPH0664594 A JP H0664594A
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JP
Japan
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opening
recovery machine
air
closing mechanism
control device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4220129A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Minami
隆一 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4220129A priority Critical patent/JPH0664594A/ja
Publication of JPH0664594A publication Critical patent/JPH0664594A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気圏に再突入する回収機の目標地点への到
達を容易とする。 【構成】 回収機10の底部に空気取入口1を設け、同
空気取入口1と空気排出路2を介して連通した複数個の
空気排出口3を回収機10の側壁に配設し、同空気排出
口3にはそれぞれ開閉機構4を設け、慣性センサ5より
加速度及び角速度データを入力した計算機9が開閉機構
制御装置11を介して上記開閉機構4を制御することに
よって、それぞれの空気排出口3より排出される空気流
量を制御し、回収機10の揚力方向及び揚抗比の変更を
可能としたため、直接的な経路の変更が可能となり、目
標地点への回収機10の到達を容易とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回収宇宙機製品の誘導
に適用される非有翼回収機の経路制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカプセル型回収機においては、図
3に示すようになめらかな底面が設けられ、一定の揚抗
比(L/D、こゝでLは揚力、Dは抗力)の状態で再突
入飛行を行っていた。
【0003】この状態で、飛行の経路を制御するために
は、L/Dを変化させることはできないため、回収機0
1の側壁に設けられた複数個のガスジェット装置02等
よりなる姿勢制御装置でロール軸回りに姿勢を変更し、
それまでの飛行経路に対応する揚力方向とは異なる揚力
方向として、経路の変更を実施していた。
【0004】したがって、従来の経路制御においては、
別途ガスジェット装置等が必要であり、また、制御もロ
ール軸回りに姿勢を変更して、揚力Lの方向を変更する
という間接的な制御であって、カプセルに作用するL/
Dは一定のままであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のカプセル型回収
機においては、下記の課題があった。 (1)カプセルの形状は不変であり、揚抗比(L/D)
は一定であるため、経路制御の範囲が限定される。 (2)経路を変更する場合には、姿勢変更装置によりロ
ール軸回りの姿勢を変更し、揚力Lの相対方向を変化さ
せて経路を変更する必要がある。
【0006】本発明は上記の課題を解決しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の非有翼回収機の
経路制御装置は、回収機の底部に設けられた空気取入
口、同取入口と連通し回収機内に設けられた空気排出
路、同排出路と連通し回収機の側壁に設けられた複数個
の空気排出口、同排出口にそれぞれ設けられ同排出口を
開閉する開閉機構、上記回収機に設けられ回収機の加速
度データ及び角速度データを検出する慣性センサ、同慣
性センサよりその検出データを入力し航法計算、誘導計
算及び揚力・抗力制御計算を実施して開閉量コマンドを
出力する計算機、同計算機より開閉量コマンドを入力し
上記開閉機構を制御する開閉機構制御装置を備えたこと
を特徴としている。
【0008】
【作用】上記において、空気取入口より取入れられた空
気は、空気排出路を流れ、空気排出口に到達する。
【0009】上記排出口は開閉機構により開閉されるも
のであり、開閉機構の制御は次のように行われる。即
ち、計算機が搭載されたプログラムを用いて、慣性セン
サから入力した加速度、角速度データより航法計算を実
施し、現在位置、速度を算出する。
【0010】次に、得られた現在位置、速度と目標地点
との比較により、経路変更の必要量を誘導計算により算
出する。更に、L,D制御計算を行い、所定の経路変更
量を実現するための開閉対象の空気排出口及び開閉量を
決定し、開閉機構制御装置に開閉量コマンドを出力す
る。
【0011】上記開閉量コマンドを入力した開閉機構制
御装置は開閉機構を制御し、開閉機構は空気排出口を開
閉してそれぞれの空気排出口から排出される空気流量を
調整する。そのため、回収機の側壁外周では、その位置
により空気流量が異なり、揚力と抗力が制御され、経路
が目標地点到達可能な経路に変更される。
【0012】上記により、揚力方向と揚抗比の変更を可
能としたため、直接的な経路の変更が可能となり、目標
地点へ回収機を到達させることが容易となる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例の経路制御装置を図1によ
り説明する。図1に示す本実施例は、回収機10の底部
に設けられた空気取入口1、同取入口1と連通し回収機
10内に設けられた空気排出路2、同排出路2と連通し
回収機10の側壁に設けられそれぞれ開閉機構4を有す
る空気排出口3、同それぞれの空気排出口3の開閉機構
4に電線により接続され同開閉機構4を制御する開閉機
構制御装置11、同制御装置11に開閉量コマンドを入
力し航法計算用、誘導計算用及びL,D制御計算用のプ
ログラムが搭載された計算機9、および回収機10の加
速度データ及び角速度データを検出して上記計算機9に
入力する慣性センサ5を備えている。
【0014】上記において、回収機10の底部に設けら
れた空気取入口1からは空気を取入れる。取入れられた
空気は空気排出路2を介して機体側壁に設置された空気
排出口3へ導かれる。
【0015】上記排出口3は開閉機構4により開閉され
るが、この制御は次のように行われる。即ち、慣性セン
サ5から加速度データならびに角速度データを計算機9
が入力し、航法計算用プログラムを用いて航法計算6を
実施し、現在位置、速度を算出する。
【0016】これに引き続き、誘導計算用プログラムを
用いて誘導計算7を行い、現在位置、速度と目標地点と
の比較により経路変更の必要量を算出する。次に、L,
D制御計算用プログラムを用いてL,D制御計算8を行
い、誘導計算で得られた経路変更量を実現するための開
閉対象の空気排出口3ならびに開閉量を決定し、開閉機
構制御装置4に空気排出口3の開閉量コマンドを出力す
る。
【0017】上記計算機9からのコマンドを受けた開閉
機構制御装置4は、空気排出口3の開閉量を制御し、そ
れぞれの空気排出口3から排出される空気流量を制御す
る。
【0018】そのため、回収機10の側壁外周ではその
位置により空気流量の差を発生し、揚力Lの大きさと方
向が制御され、経路が変更される。この経路の変更は再
度慣性センサ5により検出され、計算機9による処理が
繰り返し実行され、目標地点に回収機10が到達するよ
うな経路変更を達成する。
【0019】上記により、従来の装置のようにガスジェ
ット装置を用いて回収機自体のロール軸回りの姿勢を変
更することなく、揚力方向を変更することができ、また
揚抗比の大きさも変更可能としたため、直接的な経路の
制御が可能となり、目標地点へ回収機を到達させること
が容易となった。
【0020】なお、本実施例に用いる開閉機構4として
は、種々のものが適用可能であるが、図2(a)に示す
ように開閉用アクチュエータ12により排出口扉13を
開閉する扉方式のものや、図2(b)に示すようにスラ
イド扉14を用いるスライド方式のもの等がある。
【0021】また、本実施例の場合、図1(a)に示す
ようにエンジン装着のため、底面が平らでない回収機に
ついても適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の非有翼回収機の経路制御装置
は、回収機の底部に空気取入口を設け、同空気取入口と
空気排出路を介して連通した複数個の空気排出口を回収
機の側壁に配設し、同空気排出口にはそれぞれ開閉機構
を設け、慣性センサより加速度及び角速度データを入力
した計算機が開閉機構制御装置を介して上記開閉機構を
制御することによって、それぞれの空気排出口より排出
される空気流量を制御し、回収機の揚力方向及び揚抗比
の変更を可能としたため、直接的な経路の変更が可能と
なり、目標地点への回収機の到達を容易とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図で、(a)は空気取
出口及び空気排出口の説明図、(b)は(a)のA−A
矢視図、(c)は開閉機構制御の説明図である。
【図2】上記一実施例に係る開閉機構の説明図で、
(a)は扉方式の場合、(b)はスライド方式の場合で
ある。
【図3】従来の装置の説明図である。
【符号の説明】
1 空気取入口 2 空気排出路 3 空気排出口 4 開閉機構 5 慣性センサ 9 計算機 10 回収機 11 開閉機構制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回収機の底部に設けられた空気取入口、
    同取入口と連通し回収機内に設けられた空気排出路、同
    排出路と連通し回収機の側壁に設けられた複数個の空気
    排出口、同排出口にそれぞれ設けられ同排出口を開閉す
    る開閉機構、上記回収機に設けられ回収機の加速度デー
    タ及び角速度データを検出する慣性センサ、同慣性セン
    サよりその検出データを入力し航法計算、誘導計算及び
    揚力・抗力制御計算を実施して開閉量コマンドを出力す
    る計算機、同計算機より開閉量コマンドを入力し上記開
    閉機構を制御する開閉機構制御装置を備えたことを特徴
    とする非有翼回収機の経路制御装置。
JP4220129A 1992-08-19 1992-08-19 非有翼回収機の経路制御装置 Withdrawn JPH0664594A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4220129A JPH0664594A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 非有翼回収機の経路制御装置

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JP4220129A JPH0664594A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 非有翼回収機の経路制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0664594A true JPH0664594A (ja) 1994-03-08

Family

ID=16746364

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4220129A Withdrawn JPH0664594A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 非有翼回収機の経路制御装置

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JP (1) JPH0664594A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014037177A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ジェット干渉アクチュエータおよびこれを備えた大気圏再突入機
US20240025529A1 (en) * 2022-07-19 2024-01-25 Space Perspective Inc. Vehicle stabilization system and/or method

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014037177A (ja) * 2012-08-13 2014-02-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ジェット干渉アクチュエータおよびこれを備えた大気圏再突入機
US20240025529A1 (en) * 2022-07-19 2024-01-25 Space Perspective Inc. Vehicle stabilization system and/or method
US11904998B2 (en) * 2022-07-19 2024-02-20 Space Perspective Inc. Vehicle stabilization system and/or method

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Effective date: 19991102