JPH06637Y2 - ファンモータ - Google Patents

ファンモータ

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JPH06637Y2
JPH06637Y2 JP10720689U JP10720689U JPH06637Y2 JP H06637 Y2 JPH06637 Y2 JP H06637Y2 JP 10720689 U JP10720689 U JP 10720689U JP 10720689 U JP10720689 U JP 10720689U JP H06637 Y2 JPH06637 Y2 JP H06637Y2
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JP
Japan
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blade
wind tunnel
tunnel case
outer peripheral
taper
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Application number
JP10720689U
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JPH0347499U (ja
Inventor
守夫 仙波
昌弘 三村
Original Assignee
日本サーボ株式会社
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ファン付きのモータ、例えば事務用機器や電
子機器等の内部発熱を強制空冷する場合などに機器類の
ケース内部に設置して使用されるファンモータに関する
もので、特に、低騒音化を図ったものである。
〔従来の技術〕
事務用機器に用いられる冷却用ファンモータは、冷却効
率の向上と同時に低騒音化が要求されてきている。この
種のファンモータの従来例の構造を第3図(a)によっ
て述べる。これは、第1図(a)に示すファンモータ正
面図におけるX−X断面図である。第3図(a)におい
て、1は円形断面の内径を有する中空円筒状の風胴ケー
スで、この風胴ケースの空気吐出側の端面内径部におい
て、複数本(例えば3本)の支持脚2を介して、鋳造金
属でダイキャスト成形されるか又は合成樹脂でモールド
成形される固定子カバー3−1の端面外周部を固定支持
している。3−2は固定子カバー3−1の円筒部の内周
側に固着された固定子鉄心で、この固定子鉄心3−2に
固定子巻線3−3が巻回されている。固定子巻線3−3
は接続導線によって外部電源(いずれも図示省略)に接
続している。モータの回転子は、その外周面が固定子鉄
心3−2の内周面と小空隙を介して対向するように配置
される回転子鉄心4−1と、この回転子鉄心4−1と一
体的な回転子導体4−2と、この回転子導体4−2と一
体的な回転子カバー4−3と、さらに上記回転子導体4
−2と一体的な回転子軸4−4とで構成される。5は、
回転子カバー4−3の円筒部の外周面に植設された複数
枚(例えば5枚)の羽根翼で、回転子の回転に伴ってこ
の羽根翼5が回転して、矢印Hとして示すように、羽根
翼5側から空気を吸込み、支持脚2側に吐出すことにな
る。なお、この種の構造を備えたファンモータの従来技
術として、文献実開平1−93395あるいは実開平1
−95596がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構造によれば、冷却効率の良い、小形偏平状の
ファン付きモータが実現できる。この場合、空気吸込み
側の乱流を防止してスムースな空気流とすることを目的
に、羽根翼5と対向する風胴ケース内径面に、空気吸込
側から吐出側にかけて内径が小さくなるよう、軸方向に
足して4〜8度の傾角θとなるテーパを付けることが従
来、行われている。
しかし、従来構造ではファンモータの低騒音化に対する
配慮は行われていなかった。即ち、羽根翼5の先端が軸
方向に対して傾く角θ′は、上記した風胴ケース1の内
径面に付けたテーパ角θと無関係に決定されており、こ
れでは、羽根翼5の径方向先端と風胴ケース内径面との
間のギャップが、例えば第3図(a)、(b)にθ′<
θの場合を例示するように、空気吸込側ほど大きく、吐
出側に行くほどギャップが小さくなることになり、ま
た、θ′>θの場合は、逆に吸込側はどギャップが大き
くなることになり、さらに、羽根翼5の表面E〔第3図
(b)参照〕と外周端面Dとの境界部A及び裏面Fと外
周端面Dとの境界部Bとは、それぞれエッジになってい
た。このため、第3図(c)に吸込側から見た側面図を
示すように、羽根翼5の回転により、羽根翼5の外周端
部と風胴ケース1の内径面との間に渦Gが発生し、騒音
の原因となっていた。
本考案の目的は、従来技術での上記した問題点を解決
し、低騒音化を実現することのできるファンモータを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案では、次のような構成
のファンモータとする。即ち、風胴ケースの内部にモー
タをその固定子カバー端面の外周部において支持脚を介
して支持し、固定子の中心部で回転子軸を回転自在に支
承し、回転子の外周側に植設した複数枚の羽根翼を風胴
ケース内の吸気側に配置し、風胴ケース内面を円筒状と
し、かつ羽根翼と対向する面には吸気側から吐出側にか
けて内径が小さくなるよう軸方向に対してテーパを付け
た構造のファンモータにおいて、上記羽根翼にはその径
方向先端が風胴ケース内径面と均一のギャップとなるよ
う風胴ケーステーパと同一角度のテーパが軸方向に対し
て付いており、かつ、羽根翼の表面と外周端面との境界
部及び裏面と外周端面との境界部にはそれぞれ断面半円
状の面取りがしてあることを特徴とする。
〔作用〕
羽根翼5の径方向先端が風胴ケース1の内径面と均一の
ギャップとなるよう風胴ケース1に付けたテーパ(傾角
θ)と同一角度のテーパを軸方向に対して羽根翼5に付
け、かつ、羽根翼5の表面Eと外周端面Dとの境界部A
及び裏面Fと外周端面Dとの境界部Bにそれぞれ断面半
円状の面取りを施すことにより、従来構造の場合に発生
した渦Gをなくすことができ、低騒音化が実現可能とな
る。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第4図(a)、(b)、(c)によ
り説明する。(a)は正面図、(b)はそのX−X断面
図、(c)は(b)図中の要部拡大図である。第1図に
おいて、1は風胴ケース、2は支持脚、3−1は固定子
カバー、3−2は固定子鉄心、3−3は固定子巻線、4
−1は回転子鉄心、4−2は回転子導体、4−3は回転
子カバー、4−4は回転子軸、5は羽根翼、6は円筒ス
リーブ、7−1及び7−2は玉軸受であり、これらの配
置構成は第3図従来例の場合と同じである。本実施例と
従来例との相違点は、本実施例では、(b)図及び
(c)図に示すように、羽根翼5に、その径方向先端が
風胴ケース1の内径面と均一のギャップとなるように、
翼先端が軸方向に対して傾く角度θ′を、風胴ケース1
の内径面に付けたテーパ角度θと等しくしたことと、羽
根翼5の表面Eと外周端面Dとの境界部A及び裏面Fと
外周端面Dとの境界部Bにそれぞれ断面半円状の面取り
を施したことである。
モータファンの騒音を低減するには、一般的に、回転数
を下げれば良いが、しかし回転数を下げると、風量対静
圧特性も低下してしまう。しかし、本実施例による構造
とすれば、騒音発生の原因である渦の発生を抑制するこ
とにより、そのような特性低下を伴うことなく、騒音の
みを低減することができる。
本実施例によるファンモータと、従来のファンモータの
騒音レベル測定結果を第2図に示す。第2図において、
横軸は、周波数(Hz)を対数目盛で、縦軸は、騒音つま
り音圧レベル(デシベル)を等間隔目盛でそれぞれ表し
ている。第2図を見てわかるように、本実施例の構造を
備えたファンモータは、従来構造のファンモータに比
べ、広い周波数帯にわたって、騒音レベルを3〜5手次
ベル低下させている。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、羽根翼端と風胴ケース
内径面との間に発生する渦を抑制でき、これにより、フ
ァンモータの風量対静圧などの特性を低下させることな
く、騒音のみを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図で、(a)は正面
図、(b)はそのX−X断面図、(c)は要部拡大図、
第2図は騒音レベル測定結果の比較図、第3図は従来例
を示す図で、(a)は断面図、(b)はその要部拡大
図、(c)は渦発生状態を示す側面図である。 〔符号の説明〕 1…風胴ケース 2…支持脚 3−1…固定子カバー 3−2…固定子鉄心 3−3…固定子巻線 4−1…回転子鉄心 4−2…回転子導体 4−3…回転子カバー 4−4…回転子軸 5…羽根翼 6…円筒スリーブ 7−1、7−2…玉軸受

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】風胴ケースの内部にモータをその固定子カ
    バー端面の外周部において支持脚を介して支持し、固定
    子の中心部で回転子軸を回転自在に支承し、回転子の外
    周側に植設した複数枚の羽根翼を風胴ケース内の吸気側
    に配置し、風胴ケース内面を円筒状とし、かつ羽根翼と
    対向する面には吸気側から吐出側にかけて内径が小さく
    なるよう軸方向に対してテーパを付けた構造のファンモ
    ータにおいて、上記羽根翼にはその径方向先端が風胴ケ
    ース内径面と均一のギャップとなるよう風胴ケーステー
    パと同一角度のテーパが軸方向に対して付いており、か
    つ、羽根翼の表面と外周端面との境界部及び裏面と外周
    端面との境界部にはそれぞれ断面半円状の面取りがして
    あることを特徴とするファンモータ。
JP10720689U 1989-09-14 1989-09-14 ファンモータ Expired - Lifetime JPH06637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10720689U JPH06637Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ファンモータ

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JP10720689U JPH06637Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ファンモータ

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Publication Number Publication Date
JPH0347499U JPH0347499U (ja) 1991-05-02
JPH06637Y2 true JPH06637Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31655907

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JP10720689U Expired - Lifetime JPH06637Y2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 ファンモータ

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JPH0347499U (ja) 1991-05-02

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