JPH066370A - パケットスイッチングシステム - Google Patents

パケットスイッチングシステム

Info

Publication number
JPH066370A
JPH066370A JP15914792A JP15914792A JPH066370A JP H066370 A JPH066370 A JP H066370A JP 15914792 A JP15914792 A JP 15914792A JP 15914792 A JP15914792 A JP 15914792A JP H066370 A JPH066370 A JP H066370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
output
stage
input
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15914792A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Kuroda
敬子 黒田
Noboru Endo
昇 遠藤
Toshiya Ouchi
敏哉 大内
Shiro Tanabe
史朗 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15914792A priority Critical patent/JPH066370A/ja
Publication of JPH066370A publication Critical patent/JPH066370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的はパケット網における大容量ス
イッチングシステム構成方式に関し、特にATMを用い
た通信網において低セル損失率、低呼損率、小遅延時間
特性を実現する高効率大容量交換機の構成方式を提供す
ることにある。 【構成】 ATM3段スイッチにおいて、1段目単位ス
イッチ(101)に共通バッファ(105)及び2段目
単位スイッチへのセルの分配を制御する制御回路(10
6)を設け、3段目単位スイッチ(103)に、セル順
序逆転を補正する順序制御回路(108)を設けること
により、達成される。 【効果】 2段目単位スイッチへの均等な負荷分散が図
れるので、2段目単位スイッチでのセル損失率を下げる
ことが出来る。また、セルごとにスイッチ内経路が異な
るために生じるセルの順序逆転においても、その逆転量
が減少するので、順序制御のために必要とするバッファ
量も削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケットスイッチング
システムに関し、更に詳しくは、非同期転送モード(A
TM:Asynchronous Transfer
Mode)の通信網に適用されるパケットスイッチング
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域ISDNでの通信方式として各種
の研究機関で検討が進められているATM網において
は、情報が固定長のパケット(以下「セル」とする)形
式で伝送され、伝送速度の異なる各種メディア(音声、
画像、データ等)の情報通信が行われる。
【0003】ATM網では、従来の回線交換と異なり、
セルを運ぶタイムスロットが8KHzのフレームの特定
位置に固定されず、非同期にセルの伝送と交換動作が行
われるため、ATMスイッチングシステムの同一出力回
線に対して、同時刻に多数のセルが集中する場合があ
る。集中時にセルが廃棄されないように、ATMスイッ
チングシステムでは、バッファメモリを設置し、回線容
量を越えるセルをそこで待たせるようにしているが、設
置できるバッファメモリ容量には限界があるため、セル
のトータルスループットが回線容量を越える状態が長時
間継続するトラヒック条件下では、セルの廃棄を完全に
回避することは困難である。
【0004】大容量のスイッチングシステムは、一般
に、複数の単位スイッチを多段接続することにより構成
される。例えば、それぞれがm×kの入出力(m本の入
力とk本の出力)を備えるn台の単位スイッチを並列に
配列して1段目スイッチ群を構成し、n×yの単位スイ
ッチをk台並列配置して2段目スイッチ群を構成し、k
×gの単位スイッチをy台並列配置して3段目スイッチ
群を構成し、1段目と2段目の単位スイッチ群間、及び
2段目と3段目の単位スイッチ群間をそれぞれ交互に接
続することにより、mn×gyの大容量のスイッチング
システムが構成される。
【0005】各1段目単位スイッチの入力回線から入力
されたセルは、同セルに付加された出力回線情報に基づ
き、順次、次段の単位スイッチへとスイッチングされ、
最終段の単位スイッチにおいて目的の出力回線へ出力さ
れる。これにより、任意の入力回線から任意の出力回線
への交換が可能となる。
【0006】従来、上記多段接続形態を適用したATM
スイッチングシステムにおいては、回線交換と同様に、
呼毎にスイッチングシステム内経路を設定する方式(以
下、経路固定方式と呼ぶ)が提案されている。しかし、
この経路固定方式には、以下に述べる制御の複雑さ、利
用率の低下といった問題点がある。
【0007】まず、経路固定方式では、呼設定時にその
呼に属するセルの通過する単位スイッチとリンクが一意
に決定される。従って、その呼に属する(同一のVPI
/VCIを持つ)セルは同一の経路を通過することにな
る。そして経路固定方式では、従来の回線交換同様、呼
毎に、固定の帯域(異なる呼に属するセルの衝突による
品質劣化を回避するために、その呼の平均レートにマー
ジンを持たせた帯域)を、各リンクに要求する。その
為、入出力間に複数の経路が存在する場合は、大容量化
に伴い、スイッチングシステム内の経路設定処理が複雑
になる。
【0008】また、単位スイッチ間の内部リンクの総容
量が十分でない場合、入出力回線とも空き容量があるに
もかかわらず、単位スイッチ間リンクの閉塞により呼が
受付不可能になる状態(内部リンクブロック)が生じ、
この内部リンクブロックは呼損率の増加につながる。そ
して、端数出線効果により高速呼ほど内部リンクブロッ
クの発生率は高くなる。経路固定方式において、この内
部リンクブロックを解消(ノンブロック化)する為に
は、中間段のスイッチ及びリンクを、例えば、その前後
段の2倍用意し、かつリンク速度を2倍速にすることが
要求され、ハード量の増加、スイッチの高速化が必要と
される。
【0009】上記問題を解決するため、電子情報通信学
会技術研究報告SSE89−173「大規模ATMスイ
ッチにおける制御方式の検討」において、呼毎の経路設
定を行なわず、セルレベルで経路制御を行なう方式が提
案されている。具体的には、セルの宛先とは無関係に、
1段目単位スイッチの入出力回線の接続パターンを時間
経過に従って変更する。例えば、1段目単位スイッチの
入力回線1と接続する出力回線を、1クロックサイクル
で、回線番号1、2、3、……、m、1、2、……の順
で変更する。ここで言う「1クロック」は、1個のセル
の転送に要する時間を意味し、例えば回線速度が14
9.76Mb/sの場合、1クロックは約2.83μs
ecとなる。
【0010】上記方式によれば、大容量化に伴い複雑化
する呼のスイッチングシステム内経路の設定処理が不必
要となる。また、ハードを高速化、増設することなくリ
ンクブロックを解消することができる。しかしながら、
このように呼毎のスイッチングシステム内経路を定めな
い方式では、同一呼に属するセルが異なる経路を通って
出力回線に接続されるため、各2段目単位スイッチの待
ち行列の差により、セルの出力順序が入力順序と異なる
ことがある。ATMにおいてはセルの順序保存が要求さ
れるので、最終段のスイッチにおいてセルの順序制御
(つまり、入力順序と、出力順序を同一にする)を行な
う必要がある。
【0011】尚、2段目単位スイッチでは、入力セルの
宛先に応じ、出力回線を収容する3段目単位スイッチに
セルがスイッチングされる。また、3段目単位スイッチ
では、前述のセル順序の逆転を補正するための順序制御
が行われ、出力回線に送られる。具体的には、3段目単
位スイッチのバッファ内に、該バッファ内での滞在時間
が基準値(以下、最大滞在時間)を越すセルが現われる
までは、セルの送出を行なわず、入力セルの書き込みの
みを行ない、格納されているセルが最大滞在時間を越え
ると、該バッファに格納されているセルの中で、最も古
いタイムスタンプ(1段目単位スイッチにおいて付加さ
れる、セルのスイッチングシステムへの入力時刻)を持
つセルを選定し、該セルを要求される出力回線へ送出す
る。上記方式により順序制御がなされ、セルは入力順序
を保ち出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方式は、経路
設定処理及び、リンクブロックを解決し、各1段目単位
スイッチは、入力回線に集団的に到着したセルを複数の
2段目単位スイッチに分配する機能を備えているが、複
数の1段目単位スイッチから特定の2段目単位スイッチ
へのセル集中の問題について考慮していない。例えば、
n台の1段目単位スイッチから、同一の3段目単位スイ
ッチへ向かうセルが同一の2段目単位スイッチに集中し
た場合、2段目単位スイッチにおける負荷が不均一にな
り、各2段目単位スイッチの待ち行列の長さに大きな差
を生ずる。その結果、2段目単位スイッチでセル損失率
が増加したり、1つの経路での遅延時間と他の経路での
遅延時間との差が大きくなり、3段目単位スイッチで順
序制御に要するバッファ量が大きくなるという問題が発
生する。逆に、低セル損失率やバッファ量の削減を実現
するためには、設定する回線利用率を低くしなければな
らず、これは呼損率の増大という問題につながる。
【0013】また、3段目単位スイッチにおける順序制
御では、一律にタイムスタンプのみで順序制御を行なっ
ているため、順序逆転を起こしていないセル、つまり、
既に出力可能であるセルまで遅延を与えられ、遅延時間
の増加を招く。
【0014】本発明の目的は、セル損失率および呼損率
の小さい改良されたパケットスイッチングシステムを提
供することにある。本発明の他の目的は、遅延時間特性
の改良された大容量のパケットスイッチングシステムを
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明のパケットスイッチングシステムでは、複数
の1段目単位スイッチから到着するセルが特定の2段目
単位スイッチに集中しないように、各1段目単位スイッ
チが、互いに他の1段目単位スイッチのセル出力状況を
考慮して、出力セルを2段目単位スイッチに分配するよ
うにしたことを特徴とする。具体的には、例えば、各1
段目単位スイッチが複数の入力線から入力されたセルを
バッファリングし、1クロックサイクルで複数の出力回
線にシーケンシャルに分配する。セル分配の開始位置と
なる2段目単位スイッチはクロック毎に変えられ、更
に、同一クロックでは、各1段目単位スイッチ毎に、異
なる2段目単位スイッチからセルの分配が行なわれる。
【0016】また、3段目単位スイッチにおける順序制
御では、シーケンス番号をタイムスタンプと併用して、
用いることを特徴とする。具体的には、各3段目単位ス
イッチは、実際にセルを格納する共通バッファ(複数出
力回線間で共用)と、出力回線及び、セルが入力された
1段目単位スイッチの組対応の順序制御用バッファ(以
下、論理バッファ)群を持つ。論理バッファ内には、タ
イムスタンプ、及び、対応するセルが格納されている共
通バッファ内のアドレス(以下BA)を格納する。
【0017】順序逆転が生じた場合、先に交換機に入力
されたセルよりも早く3段目単位スイッチに到着したセ
ルは、共通バッファに格納され、遅れているセル(以
下、遅延セル)の3段目単位スイッチへの到着を待つ。
また、要求される遅延品質を満たすためにしきい値(ス
イッチングシステム内での、最大許容遅延時間)を設
け、バッファ内に格納されているセルで、スイッチング
システム内の遅延時間がしきい値を越えたものは、遅延
セルが未到着であっても読み出しを可能とする(この場
合、最大許容遅延時間を越えた遅延セルは廃棄され
る)。
【0018】1クロック周期(セル送出時間)で出力回
線毎に以下の処理を行なうことにより、セルは共通バッ
ファから読み出される。各1段目単位スイッチ対応の論
理バッファの中から、シーケンス番号により直前のセル
が既に出力されているセル、もしくはスイッチングシス
テム内の遅延時間がしきい値を越え、読み出し可能であ
るセルを1つだけ選ぶ。選ばれたセルの中から、タイム
スタンプが最も古いセルを共通バッファから読み出し、
出力回線へ送出する。該当するセルがないときは、空セ
ルを送出する。
【0019】
【作用】本発明によるパケットスイッチングシステムに
よれば、並列配置されたn台の1段目単位スイッチが、
それぞれ入力セルをバッファリングした後、m台の2段
目単位スイッチにシーケンシャルにセルを分配するよう
になっているため、特定の1段目単位スイッチに集団的
にセルが到着した場合でも、これらのセルは特定の2段
目単位スイッチに集中することはない。また、各1段目
単位スイッチ毎に、セルの分配サイクルの開始位置が変
えてあるため、特定の2段目単位スイッチでのセルの集
中と、それに伴うセル廃棄、到達順序の逆転量を小さく
でき、3段目単位スイッチに用意すべきバッファメモリ
容量の増加を抑制することができる。
【0020】また、3段目単位スイッチにおけるセル順
序制御においても、タイムスタンプと併用してシーケン
ス番号を用いるため、順序制御を起こしていないセル
は、シーケンス番号により、即読み出し可能と判断さ
れ、遅延時間の増加を防ぐことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0022】第1実施例: (1)セルフォーマットの構成 図2は、ATM網で伝送される固定長のパケット(以
下、セルという)の構成を示す。伝送路上を流れるセル
201は53バイトの長さを有し、5バイトのヘッダ
と、48バイトの情報部とからなる。上記ヘッダは、G
FC(Generic FlowControl)、VPI(Virtual Path
ID)、VCI(Virtual Channel ID)、PT(Paylo
ad Type)、CLP(Cell loss Priority)、及び、H
EC(HeaderError Correction)からなり、上記VCI
/VPI情報に基づいてスイッチ内でのルーティング制
御が行われる。
【0023】以下、スイッチングシステム内部の単位ス
イッチ間を接続する回線を入・出力線、外部からスイッ
チングシステムに接続される回線を入・出力回線と呼
ぶ。
【0024】本発明のパケットスイッチングシステムで
は、回線対応部においてヘッダ変換を行なう際に、セル
201にスイッチ内ルーティング用ヘッダ203を付加
し、セルをルーティング用ヘッダ付きセル202の形に
して、1段目スイッチへ送出する。スイッチ内ルーティ
ング用ヘッダ203は、1段目単位スイッチの識別番号
(以下、S1と示す)、最終段(3段目)の単位スイッ
チの識別番号(S3)、及び、出力回線番号(OP)に
より、構成される。
【0025】また、各1段目単位スイッチが順序制御用
ヘッダ付加機能を有し、入力セル202に順序制御用ヘ
ッダ205を付加する。順序制御用ヘッダ205は、シ
ーケンス番号(SN)と、タイムスタンプ(TS)によ
り、構成される。
【0026】以下、上記ルーティング用ヘッダ(S1、
S3、及び、OP)203、及び、順序制御用ヘッダ
(SN、及び、TS)205を付加ヘッダ206と呼
ぶ。本発明のスイッチングシステム内では、セルは、付
加ヘッダ付きセル204の形でスイッチングされる。
【0027】本発明では、2段目の複数の単位スイッチ
にできるだけ均等に負荷が分散されるようにするため
に、同一のVCIを持つ複数のセルを、異なった経路を
通して最終段の出力回線に送る。経路の違いによるスイ
ッチングシステム内でのセル順序の逆転が生じる可能性
があるため、3段目の各単位スイッチにおいて、入力セ
ルに付加されたSN及び、TSに基づいてセル順序の補
正を行う。また、2段目から3段目の各単位スイッチ
は、入力セルの付加ヘッダに含まれるS1、S3、OP
の内容に基づいて、ルーティング動作を行う。
【0028】(2)交換機の構成と動作 図1は、本発明による3段の複数の単位スイッチからな
るスイッチングシステムの構成を示す。各段は、それぞ
れ並列配置された複数個の単位スイッチ101−1〜1
01−n、102−1〜102−m、103−1〜10
3−nからなる。また、前記単位スイッチ群の前後に
は、回線対応部(回線IF)110及び、111が設置
される。
【0029】回線対応部110は、光ファイバ104に
より伝送された情報からセル201を取り出し、ヘッダ
変換を施し、ルーティング用ヘッダ付きセル202の形
式とした後、各1段目単位スイッチ101へ送出する。
【0030】1段目の単位スイッチ群101−1〜10
1−nは、入力セル202に順序制御用ヘッダ205を
付加し、内部セル204の形式とした後、2段目の単位
スイッチ群へ分配する。
【0031】2段目の単位スイッチ群102−1〜10
2−mは、1段目の単位スイッチ群から入力されたセル
204の付加ヘッダ部206が示すルート情報に基づい
て、目的出力回線が収容されている特定の3段目単位ス
イッチに上記セルを送出する。3段目の単位スイッチ群
103−1〜103−nは、前段スイッチ群から送られ
て来たセル204の順序制御を行い、付加ヘッダ部20
6を除去して伝送路上のセルフォーマット201に戻し
た後、各セルを目的の出力回線に対応する回線対応部1
11に送出する。回線対応部111は、セル201を光
ファイバ上の伝送形態に変換し、出力回線109へ送出
する。
【0032】図3は、回線対応部110の機能ブロック
図である。回線対応部110は、SDH(Synchronous
Digital Hierarchy)301、保守試験回路302、U
PC(Usage Parameter Control)303、ヘッダ変換
回路304、及び、セル計測回路305からなる。SD
H301は、光ファイバにより伝送された情報から、A
TMセル201を抽出する。保守・試験回路302は、
スイッチングシステムの保守及び、機能試験を行なう。
UPC303は、セルのVPI/VCI情報からユーザ
申告値違反の有無等を調べる。セル計測回路305はV
CI毎セル数の計測を行なう。ヘッダ変換回路304
は、VPI/VCIの変換及び、HECの変換を行な
う。
【0033】上記回線対応部110において、ヘッダ変
換回路304は、セル201にスイッチ内ルーティング
用ヘッダ203を付加させる機能を備える。具体的に
は、図4に示すように、ヘッダ変換回路304にVCI
対応のルーティング情報(S1、S3、OP)を保持す
る付加ヘッダテーブル403を設ける。VPI/VCI
変換回路401は、入力セル201にVPI/VCI変
換を施し、セル本体201をHEC変換回路402へ、
VCI情報を付加ヘッダテーブル403へ送る。HEC
変換回路402は入力セル201のHECフィールドの
変換を行ない、レジスタ404へ送る。付加ヘッダテー
ブル403は、VPI/VCI変換回路401から送ら
れてきたVCIに対応するルーティング情報(S1、S
3、OP)を読み出し、レジスタ404へ送る。レジス
タ402において、前記ルーティング情報は、ルーティ
ング用ヘッダ203としてセル本体201に付加され
る。ルーティング用ヘッダ203を付加されたセル20
2は、1段目単位スイッチへ送られる。
【0034】図5は、1段目単位スイッチの機能ブロッ
ク図である。1段目単位スイッチは、多重化部(以下M
UX)501、順序制御用ヘッダ付加回路502、共通
バッファ503、分離部(以下DMUX)504、及
び、出力制御回路505からなる。 m本の入力回線1
04から並列的に入力されたセル202は、MUX50
1によって多重化され、スイッチ内ヘッダ付加回路50
2に向かう。
【0035】順序制御用ヘッダ付加回路502は、遅延
素子507、レジスタ508、クロック制御部(CL
K)509、TSカウンタ510、空きセル判定部51
1、SNカウンタ512から成る。MUX501から入
力されたセル情報は、遅延素子507を介し、レジスタ
508に送られる。また、同セル情報のうち、VCI/
VPIフィールドの内容は、TSカウンタ510、空き
セル判定部511、SNカウンタ512に供給される。
【0036】クロック制御部509は、1セル送出時間
(以下クロックとする)毎にTSカウンタ510へ信号
を送る。TSカウンタ510は、入力セルに付加するT
Sの値を記憶しており、CLK509から信号が来る
と、1ずつカウントアップし、その値は、VPI/VC
I情報の入力を読み出し信号として読み出され、レジス
タ508へ送られる。
【0037】空きセル判定部511は上記VCI/VP
I情報により入力セルが空きセルか否かの判定をし、空
きセルではなかったときに、SNカウンタ512及び、
出力制御回路505にセル入力信号を送る。SNカウン
タ512は、スイッチングシステムの出力回線109の
番号別にSNを管理しており、セル入力信号を受信する
と、上記VCI情報に基づいて出力回線対応のSNを読
み出し、これをカウントアップして出力すると共に、更
新されたSNを元のアドレス位置に記憶する。
【0038】TS、及び、SNは、レジスタ508に転
送され、前記多重化装置501から、遅延素子507を
介しレジスタ508に送られたセルのヘッダ部に付加さ
れる。
【0039】レジスタ508において、付加ヘッダ付き
となったセル204は共通バッファ503に入力され
る。共通バッファ503は、1クロックサイクル内に到
達する複数のセルを一時的に格納し、これらのセルをD
MUX504に出力する。共通バッファ503における
セルの格納および、読み出しは、出力制御回路505に
より与えられる書き込みアドレス(W/A)及び、読み
出しアドレス(R/A)に従って行われる。
【0040】出力制御回路505は、空アドレスFIF
O513、セレクタ514、及び、517、各出力回線
109対応の同期合わせ用バッファ515、及び、R/
A格納用バッファ516、回線選択回路518、クロッ
ク制御部519、読み出しクロック520とからなる。
但し、セレクタは、複数の入力線と1本の出力線に接続
され、外部からの指示に従い、上記入力線群から1本の
入力線を選択し、出力線に接続する機能を有する、もし
くは、1本の入力線と複数の出力線に接続され、外部か
らの指示に従い、上記出力線群から1本の出力線を選択
し、入力線を接続する機能を有するものとする。
【0041】前述の空きセル判定部511から送られた
セル入力信号は、回線選択回路518及び、空きアドレ
スFIFO513に送られる。空きアドレスFIFO5
13はセル入力信号を受信すると、格納されている共通
バッファの空きアドレスをW/Aとして読み出し、共通
バッファ503へ送る。また、同W/Aは読み出しアド
レスデータとして、セレクタ514を介し同期合わせ用
バッファ515にも送られ、回線選択回路518により
与えられる回線番号に従い、格納される。
【0042】クロック制御部519は、各クロックサイ
クルの開始タイミングで初期値更新信号及び、読み出し
信号を発生し、それぞれ回線選択回路518、同期合わ
せ用バッファ515へ送る。回線選択回路518は、回
線No.カウンタ521と、初期値テーブル522から
なる。
【0043】初期値テーブル522は、上記初期値更新
信号に応答して、初期値を発生し、回線No.カウンタ
521は、上記初期値で示される回線番号を起点とし
て、1サイクル分の回線番号を順次にセレクタ514へ
出力する。これらの回線番号の出力は、空きセル判定部
511から出力制御回路505に出力されるセル入力信
号に同期して行われる。
【0044】同期合わせ用バッファ515は、MUX5
01での多重により各入力回線から入力されるセルに生
じた位相のずれを吸収するためのものであり、クロック
制御部519からの読み出し信号を受信すると、m個の
バッファが同時に、格納している情報をR/A格納用バ
ッファ516へ送る。
【0045】読み出しクロック520は1クロック毎に
セレクタ517及び、DMUX504に読み出し信号を
送る。セレクタ517は信号を受け取ると、R/A格納
用バッファ516から順次にR/Aを読み出し、共通バ
ッファ503へ送る。DMUX504は信号を受け取る
と、セレクタ517から送られて来るR/Aに従い、共
通バッファ503からセルを読み出し、順次に出力線へ
送出する。
【0046】上述した回線No.カウンタ521への初
期値の供給と、回線No.カウンタ521からの回線番
号の出力は、例えば、図7に示す如く、単位スイッチ毎
に初期値が異なり、且つ、各クロックサイクルで初期値
が循環的にシフトするようにしておく。例えば、スイッ
チ101−1に着目すると、1クロック目の初期値が
「1」で回線番号が1、2、3、4、……mと変化し、
2クロック目では回線番号が「2」を初期値として順次
に変化し、……、mクロック目では初期値が「m」とな
り、次のクロックで再び「1」に戻るように循環的に変
化させる。
【0047】上記方式によるセル入出力の関係を図6に
示す。(a)は、全ての入力回線にセルが存在する場合
のセル出力パターンであり、(b)は、何れかの入力回
線が空きセルの場合のセル出力パターンである。何れか
の入力回線が空きセルの場合、本方式によれば一旦共通
バッファに格納するため、入力セルをその入力回線とは
無関係に、順次選択された出力線に送出することがで
き、あるクロックにおいて空きセルが送られる出力線、
及び、2段目スイッチは、クロック毎に着実に変化し、
各出力線、即ち各2段目単位スイッチへの負荷の均等化
が図れる。
【0048】また、次のスイッチ101−2では、1ク
ロック目の初期値を「2」、2クロック目を「3」、…
…、mクロック目を「1」とすることによって、出力線
の選択がスイッチ101−1とは、空きセルが送られる
出力線、及び、2段目スイッチがずれるように初期値を
循環的に変化させる。これと同様に、スイッチ101−
3〜101nでも、回線番号の選択が他のスイッチとず
れるように、初期値を順次にシフトした形で循環的に変
化させる。
【0049】上記構成によれば、例えば、クロックサイ
クルmk+1に単位スイッチ101−1に到着したセル
は、先頭セルが出力線「1」に、2番目セルは出力線
「2」に、3番目セルは出力線「3」、…に順次に出力
される。この期間に、単位スイッチ101−2に到着し
たセルは、先頭セルが出力線「2」に、2番目セルは出
力線「3」に、3番目セルは出力線「4」、…に出力さ
れる。
【0050】各単位スイッチのサイズはm×mであるか
ら、同一クロックに1つの単位スイッチに入力されるセ
ル数は最大m個である。任意の時刻において、各単位ス
イッチはそれぞれ異なる出力線を選択し、且つ、各クロ
ックサイクルでの選択開始回線が異なるようになってい
るため、2段目の特定の単位スイッチにセルが集中する
おそれはなく、負荷が均等に分散される。
【0051】2段目の単位スイッチ群102−1〜10
2−mは、付加ヘッダ付きセル204が入力されると、
付加ヘッダ部206のS3に従って、そのセルを3段目
スイッチに送る。2段目単位スイッチとしては、例え
ば、特開H03−023740に示されるセル・スイッ
チングシステムを用いることが出来る。
【0052】本実施例では、上述した1段目の単位スイ
ッチ群において2段目単位スイッチ群への負荷分散を図
っているが、同一の3段目単位スイッチに向かうセルが
複数個、同一2段目単位スイッチに入力されると、2段
目の単位スイッチにおいてセルの待ち行列長に差が生
じ、これがセル順序逆転の原因となる。3段目の単位ス
イッチ103において、セル順序の逆転の補正を行な
う。
【0053】図8は、3段目単位スイッチの機能ブロッ
ク図である。3段目単位スイッチは、多重化部(以下M
UX)802、書き込み制御回路803、論理キュー8
04、読み出し制御回路805、共通バッファ806、
及び、分離部(以下DMUX)807からなる。
【0054】m本の入力線801から入力されたセル2
04は、MUX802により多重化され、書き込み制御
回路803に送られる。書き込み制御回路803は、遅
延素子809、付加ヘッダ解読部810、空アドレスF
IFO811、アドレス算出部812、SNテーブル8
13からなる。MUX802から入力されたセル本体2
04は、遅延素子808を介し、共通バッファ806へ
送られる。また、同セル情報のうち、付加ヘッダ部20
6は、付加ヘッダ解読部810へ送られる。
【0055】付加ヘッダ解読部810は、付加ヘッダ2
06を解読し、SNをアドレス算出部811へ、S1、
OPをSNテーブル813及び、論理キュー804へ、
TSを論理キュー804へ送る。SNテーブル813
は、出力回線毎、入力1段目単位スイッチ別に、最後に
読み出されたセルのSN(以下、SN’)を記憶してお
り、S1及び、OPが送られてくると、対応するSN’
を読み出し、アドレス算出部812へ送る。
【0056】アドレス算出部812は、付加ヘッダ解読
部810から送られてきたSNと、SNテーブル813
から送られてきたSN’の差をとり、その差D(D=S
N−SN’)を、論理キュー804へ書き込みアドレス
として送る。但し、論理バッファ815内のアドレスは
全て1番から始まる。ここで、Dが論理キュー804の
バッファ容量よりも大きい(論理バッファが飽和状態に
ある)場合、もしくは、Dが負になる(現在格納処理を
行なっているセルよりも後にスイッチへ入力されたセル
の読み出しが、既に終了している)場合は、論理キュー
804にセル廃棄信号を送る。また、空アドレスFIF
O811に、セル入力信号(もしくは、セル廃棄信号)
を送る。
【0057】空アドレスFIFO811は、セル入力信
号を受け取ると、空アドレスをセルの書き込みアドレス
(W/A)として共通バッファ806へ送る。また、同
アドレスをデータ(共通バッファ内アドレス。以下、B
A)として、論理キュー804へ送る。
【0058】共通バッファ806は、入力セル204
を、空アドレスFIFO811から送られてきたW/A
に従って格納する。空きアドレスFIFO811にセル
廃棄信号が送られた場合、共通バッファにセル廃棄信号
が送られ、入力セル204は廃棄される。
【0059】論理キュー804は、セレクタ814、8
16−1〜816−m、及び、論理バッファ群815
(出力回線別、入力SW1対応)からなる。セレクタ8
14は、付加ヘッダ解読部810から送られてくるS
1、OPに従い、付加ヘッダ解読部810から送られて
きたTS、空アドレスFIFO811から送られてきた
BAを、対応する論理バッファ815−OP−S1へ、
送出する。論理バッファ815−OP−S1はTS、B
Aを、アドレス算出部812により与えられる書き込み
アドレスDに従い、格納する。
【0060】以上の動作により、3段目単位スイッチに
入力されたセル204は、予め設定された最大許容遅延
時間以下の遅延差で入力された場合においては、論理バ
ッファ815の1段目単位スイッチに入力された順序に
対応する位置に格納される。
【0061】図9は、読み出し制御回路805の詳細を
示す。読み出し制御回路805はPriority Encoder90
1、OPカウンタ904、遅延素子908、最小TS選
択回路909、現在時刻カウンタ911、読み出し可否
判定回路912、クロック制御部(CLK)905、9
10、及び、セレクタ902、903、906、907
からなる。
【0062】クロック制御部905は、1クロックにm
回、OPカウンタ904と最小TS選択回路909に信
号を送る。OPカウンタ904は、次に読み出しを行な
うべき出力回線番号iを保持しており、クロック制御部
905から信号を受け取ると、現在保持している出力回
線番号iをPriority Encoder901、DMUX807、
及び、遅延素子908を介しセレクタ907へ送り、出
力回線番号を1ずつカウントアップする。
【0063】Priority Encoder901は、OPカウンタ
904から出力回線番号iが送られてくると、セレクタ
902を介し、論理バッファ815−i−1からセルの
格納状況を読み出し、セルが格納されているアドレスの
中で最小のアドレスAをさがす。求めたAを、読み出し
可否判定回路912及び、セレクタ906を介し、論理
バッファ815−i−1へ送る。論理バッファ815−
i−1は、アドレスAに格納されているTS及び、S1
を、セレクタ906を介し、読み出し可否判定回路91
2へ送る。読み出し可否判定回路912は、「A=1」
もしくは「現在時刻−最大許容遅延時間≧TS」が正の
とき、TS及び、S1を最小TS選択回路909へ送
る。
【0064】上記と同様の処理が、論理バッファ815
−i−2〜nに対して行なわれる。
【0065】最小TS選択回路909は、クロック制御
部905から信号が送られてくると、読み出し可否判定
回路912から送られてきたTSの中から最小のものを
求め、そのS1、及び、Aをセレクタ907へ送る。
【0066】セレクタ907は、OPカウンタ904に
よって与えられる出力回線番号iに従い、最小TS選択
回路909から送られてきたS1及び、Aを、セレクタ
816−iへ送る。セレクタ816−iは、与えられた
S1、Aに従い、該当する論理バッファ816−i−S
1からアドレスAに格納されているB/Aを読み出し、
読み出しアドレス(R/A)として共通バッファ806
へ送る。
【0067】論理バッファ816−i−S1は、格納し
ている情報をAだけ前方へシフトさせる。また、共通バ
ッファ806は、送られてきたR/Aに従いセル204
を読み出し、セル本体201をDMUX807へ、付加
ヘッダ部206をSNテーブル813へ送る。SNテー
ブル813は、送られてきた付加ヘッダ206からS
1、OP、SNを読み出し、S1、OPに対応する位置
のSN’をSNに更新する。DMUX807は、OPカ
ウンタ904から与えられた出力回線番号に従い、共通
バッファ806から送られてきたセル201を出力回線
808へ送出する。
【0068】以上により、入力セルの目的出力回線への
転送が終了する。セル201は、回線対応部111によ
り、再び光ファイバ上の伝送形態に変換され、送出され
る。
【0069】(3)効果 図10に本実施例による効果の一例を示す。グラフは、
スイッチサイズ64×64のATM3段スイッチ(単位
スイッチサイズ8×8)において、セルが最大速度75
Mb/sで連続して発生する区間(アクティブ区間)
と、全くセルが発生しない区間(アイドル区間)が交互
に出現し、それぞれの区間長が幾何分布に従い、アクテ
ィブ区間で発生するセルの平均個数が10、両区間を平
均したセルの平均発生速度が7.5Mb/sであるよう
なセル発生源を16個、回線速度150Mb/sの出力
回線に、出力回線利用率が80%になるように多重した
条件下で、シミュレーションを行った結果である。
【0070】本結果によると、従来方式も本発明の方式
も、セルの順序逆転が発生する確率はほぼ同じである。
しかし、逆転の大きさを比較すると、従来方式の方が本
方式よりも大きいことがわかる。この順序逆転の大きさ
は、3段目スイッチにおけるセルの順序制御に必要とす
るバッファ容量と等しく、本方式ではセル損失率=10
-4を満たすために出力回線毎にn×43セル分(n:1
段目スイッチ数)のバッファ容量を用意すればよいが、
従来方式ではn×55セル分のバッファ容量を必要とす
ることになる。つまり、本発明方式を使用することによ
り、バッファ量を約3/4に削減することが可能とな
る。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、1
段目単位スイッチにおいて、互いに他の1段目単位スイ
ッチにおけるセルの分配を考慮して2段目単位スイッチ
へセルを分配しているので、各2段目単位スイッチへの
均等な負荷分散が図れる。その結果、各2段目単位スイ
ッチの待ち行列長の差が小さくなり、2段目単位スイッ
チに用意するバッファ量の削減、及び、2段目単位スイ
ッチにおけるセル損失率の低減につながる。また、各待
ち行列長の差によって生じるセルの順序逆転の大きさが
小さくなり、3段目単位スイッチにおける順序制御に必
要とするバッファ量も削減できる。
【0072】シミュレーションの結果では、従来方式と
比べ、順序制御に必要とするバッファ量は3/4に削減
できる。従って、低セル損失率、遅延時間の改善、バッ
ファ量の削減を実現しつつ回線利用率も高く設定出来、
高速のハードウェアを用いることなく、大容量のスイッ
チングシステムを構築することができる。
【0073】また、3段目単位スイッチにおける順序制
御において、シーケンス番号を用いることによって、従
来のタイムスタンプのみを用いて行なう順序制御の際に
生じる余分な遅延をセルに与えることなく、出力時のセ
ルの順序性を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたATM3段スイッチのシステム
ブロック図である。
【図2】ATMにおけるセルの構成図及び、本方式によ
るヘッダ変換後のセルと付加ヘッダの構成図である。
【図3】回線対応部の機能ブロック図である。
【図4】回線対応部内のヘッダ変換回路の機能ブロック
図である。
【図5】本発明を用いたATM3段スイッチの、1段目
単位スイッチのシステムブロック図である。
【図6】本発明を用いたATM3段スイッチの、1段目
単位スイッチにおけるセルの入出力の関係を示す図であ
る。
【図7】1段目単位スイッチでのセルの分配方法を示す
表である。
【図8】本発明を用いたATM3段スイッチの、3段目
単位スイッチのシステムブロック図である。
【図9】3段目単位スイッチ内の読み出し制御回路のシ
ステムブロック図である。
【図10】本発明による効果を示すための図である。
【符号の説明】
101…1段目単位スイッチ、102…2段目単位スイ
ッチ、103…3段目単位スイッチ、105…共通バッ
ファ、106…制御回路、108…順序制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田辺 史朗 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが複数の入力線と複数の出力線と
    を有し、入力線から入力されたパケットを何れかの出力
    線に選択的に送出するよう動作する複数の単位スイッチ
    が少なくとも3段のスイッチ群を構成し、単位スイッチ
    間では予め論理チャネルを設定することなく、パケット
    毎に通過単位スイッチ間リンクが変更され、第1段目の
    各単位スイッチは、複数の入力回線から入力されたパケ
    ットを複数の出力線に順次に出力し、第2段目の各単位
    スイッチは、入力線から入力された各パケットをヘッダ
    情報により決まる出力線に出力し、第3段目の各単位ス
    イッチは、入力線から入力された各パケットのヘッダ情
    報により出力線を決定し、各出力線毎にパケットの出力
    順序制御を行うようにしたパケットスイッチングシステ
    ムにおいて、上記第1段目の各単位スイッチが、入力パ
    ケットを多重化するための手段と、多重化手段から出力
    されたパケットを一時的に保持するためのバッファと、
    各クロックサイクル毎にパケット出力の開始出力線位置
    を所定の順序でシフトしながら、上記バッファから読み
    出したパケットを複数の出力線に順次に出力するパケッ
    ト出力制御手段とを有することを特徴とするパケットス
    イッチングシステム。
  2. 【請求項2】前記第1段目の複数の単位スイッチが、パ
    ケットの各出力タイミングにおいて互いに異なる第2段
    目単位スイッチにパケットを出力するように、前記出力
    線の選択動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    パケットスイッチングシステム。
  3. 【請求項3】前記第1段目の各単位スイッチにおいて、
    パケット入力時にパケットにタイムスタンプ及び、シー
    ケンス番号を付け、同第3段目単位スイッチにおいてパ
    ケットの出力順序制御を行なう際に、前記タイムスタン
    プ及び、シーケンス番号を用いることを特徴とする、請
    求項1に記載のパケットスイッチングシステム。
JP15914792A 1992-06-18 1992-06-18 パケットスイッチングシステム Pending JPH066370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15914792A JPH066370A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 パケットスイッチングシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15914792A JPH066370A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 パケットスイッチングシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066370A true JPH066370A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15687290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15914792A Pending JPH066370A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 パケットスイッチングシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066370A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5619495A (en) * 1994-09-02 1997-04-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Cell switching apparatus and a cell switching system
US6982975B1 (en) 1999-04-02 2006-01-03 Nec Corporation Packet switch realizing transmission with no packet delay
US8139576B2 (en) 2000-01-26 2012-03-20 Hitachi, Ltd. Network routing apparatus
JP2012155440A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Nec Corp 相互結合網制御システム、相互結合網制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5619495A (en) * 1994-09-02 1997-04-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Cell switching apparatus and a cell switching system
US6982975B1 (en) 1999-04-02 2006-01-03 Nec Corporation Packet switch realizing transmission with no packet delay
US8139576B2 (en) 2000-01-26 2012-03-20 Hitachi, Ltd. Network routing apparatus
JP2012155440A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Nec Corp 相互結合網制御システム、相互結合網制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7756013B2 (en) Packet switching system and method
US5239539A (en) Controller for distributing loads among call processors
US5555243A (en) Self routing exchange and exchange system
JP2907886B2 (ja) スイッチングシステム
US6031838A (en) ATM switching system
Newman A fast packet switch for the integrated services backbone network
US5694554A (en) ATM interface and shaping method
CA2034841C (en) Bit-slice asynchronous transfer mode switching system
JPH10327171A (ja) キュー管理システム
JPH033448A (ja) スイツチングシステム
US5729530A (en) ATM switch
JP3087123B2 (ja) 交換回路網
US6101190A (en) Switching system and method for asynchronous transfer mode exchange for multimedia service
JPH11122252A (ja) ショートセル多重化装置
US6507584B1 (en) ATM switch
JPH066370A (ja) パケットスイッチングシステム
US6628659B1 (en) ATM cell switching system
JP2752116B2 (ja) 交換ノード
JPH05268251A (ja) パケットスイッチングシステム
Obara et al. High speed transport processor for broad-band burst transport system
JP3848962B2 (ja) パケット交換機およびセル転送制御方法
Takeuchi et al. Switch architectures and technologies for asynchronous transfer mode
JP2546490B2 (ja) スイッチング・システム
JP2899609B2 (ja) セル送出装置
JPH0728285B2 (ja) 回線切換方式