JPH0663318A - 二重式油ストレーナ - Google Patents
二重式油ストレーナInfo
- Publication number
- JPH0663318A JPH0663318A JP24269292A JP24269292A JPH0663318A JP H0663318 A JPH0663318 A JP H0663318A JP 24269292 A JP24269292 A JP 24269292A JP 24269292 A JP24269292 A JP 24269292A JP H0663318 A JPH0663318 A JP H0663318A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- strainer
- bucket
- upstream
- downstream
- Prior art date
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- Granted
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】機械の運転中に油を濾過しながら油ストレーナ
の清掃ができて、かつ清掃中も戻り油を濾過することが
できるようにする。 【構成】油戻り管１２の出口付近の油タンク１内に着脱
自在に配置した上流側ストレーナバケット２ａと、この
上流側ストレーナバケット２ａの下側の油タンク１内に
配置され、上流側ストレーナバケット２ａより大きい下
流側ストレーナバケット２ｂとから油ストレーナ２を構
成し、ハッチ７を開けることにより機械の運転中に油を
濾過しながら上流側ストレーナバケット２ａを取り外し
て清掃し、下流側ストレーナバケット２ｂにより油を濾
過することができる。
の清掃ができて、かつ清掃中も戻り油を濾過することが
できるようにする。 【構成】油戻り管１２の出口付近の油タンク１内に着脱
自在に配置した上流側ストレーナバケット２ａと、この
上流側ストレーナバケット２ａの下側の油タンク１内に
配置され、上流側ストレーナバケット２ａより大きい下
流側ストレーナバケット２ｂとから油ストレーナ２を構
成し、ハッチ７を開けることにより機械の運転中に油を
濾過しながら上流側ストレーナバケット２ａを取り外し
て清掃し、下流側ストレーナバケット２ｂにより油を濾
過することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、蒸気タービン等の機
械を運転するための潤滑油あるいは制御油を濾過する油
ストレーナに関する。
械を運転するための潤滑油あるいは制御油を濾過する油
ストレーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の油ストレーナの構成図であ
る。バケット型のこし網からなるストレーナ２は油タン
ク１にパッキン３を挟んで締付けボルト４で取り付けら
れている。油タンク１は、油吐出管１１と油戻り管１２
とを備え、油ストレーナ２で濾過した潤滑油あるいは制
御油を、モータ１３により油供給ポンプ１０を駆動して
油吐出管１１から送り出し、蒸気タービン等の駆動機１
４及び発電機等の被駆動機１５へ油を供給し、軸受ある
いは調速機でよごれた油を油戻り管１２により戻してい
る。油ストレーナ２は、油中のスラッジ，水分の沈静及
び含有空気を除去するために用いている。
る。バケット型のこし網からなるストレーナ２は油タン
ク１にパッキン３を挟んで締付けボルト４で取り付けら
れている。油タンク１は、油吐出管１１と油戻り管１２
とを備え、油ストレーナ２で濾過した潤滑油あるいは制
御油を、モータ１３により油供給ポンプ１０を駆動して
油吐出管１１から送り出し、蒸気タービン等の駆動機１
４及び発電機等の被駆動機１５へ油を供給し、軸受ある
いは調速機でよごれた油を油戻り管１２により戻してい
る。油ストレーナ２は、油中のスラッジ，水分の沈静及
び含有空気を除去するために用いている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来は、油タンク１内
の油戻り管側上部に単一のバケット型のストレーナ２
（１００メッシュ）を取り付けて戻り油の濾過を行って
いる。この構造では機械の運転中に万一ストレーナ２が
目詰まりした場合に、清掃のためストレーナ２を油タン
ク１から抜き出したとき、戻り油がストレーナ２を通過
することなく、濾過されない油がそのままタンク１内に
流入してしまう。
の油戻り管側上部に単一のバケット型のストレーナ２
（１００メッシュ）を取り付けて戻り油の濾過を行って
いる。この構造では機械の運転中に万一ストレーナ２が
目詰まりした場合に、清掃のためストレーナ２を油タン
ク１から抜き出したとき、戻り油がストレーナ２を通過
することなく、濾過されない油がそのままタンク１内に
流入してしまう。
【０００４】この発明は、機械の運転中に油を濾過しな
がらストレーナの清掃ができて、かつ清掃中も戻り油を
濾過することができる油ストレーナを提供することを目
的とする。
がらストレーナの清掃ができて、かつ清掃中も戻り油を
濾過することができる油ストレーナを提供することを目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】潤滑油あるいは制御油を
濾過させ、油タンクに内蔵されたバケット型のこし網を
有する油ストレーナにおいて、前記油ストレーナを、油
戻り管の出口付近の前記油タンク内に着脱自在に配置さ
れた上流側ストレーナバケットと、この上流側ストレー
ナバケットの下側の油タンク内に配置され、前記上流側
ストレーナバケットより大きい下流側ストレーナバケッ
トとから構成したことによって、上記目的を達成する。
濾過させ、油タンクに内蔵されたバケット型のこし網を
有する油ストレーナにおいて、前記油ストレーナを、油
戻り管の出口付近の前記油タンク内に着脱自在に配置さ
れた上流側ストレーナバケットと、この上流側ストレー
ナバケットの下側の油タンク内に配置され、前記上流側
ストレーナバケットより大きい下流側ストレーナバケッ
トとから構成したことによって、上記目的を達成する。
【０００６】また、油タンクの上部に開口が下流側スト
レーナバケットより大きいハッチを備え、上流側ストレ
ーナバケットは、前記ハッチを開けることにより、油の
濾過中に前記油タンクから取り外し可能に構成すれば、
上流側ストレーナバケットを取り出す上に好適である。
レーナバケットより大きいハッチを備え、上流側ストレ
ーナバケットは、前記ハッチを開けることにより、油の
濾過中に前記油タンクから取り外し可能に構成すれば、
上流側ストレーナバケットを取り出す上に好適である。
【０００７】さらに、上流側ストレーナバケットのこし
網は、下流側ストレーナバケットのこし網より目を細か
くすれば、上流側ストレーナバケットを取り外して油を
濾過する上に好適である。
網は、下流側ストレーナバケットのこし網より目を細か
くすれば、上流側ストレーナバケットを取り外して油を
濾過する上に好適である。
【０００８】
【作用】この発明においては、ストレーナを、着脱自在
の上流側ストレーナバケットとこの上流側ストレーナバ
ケットの下側に配置され、上流側ストレーナバケットよ
り大きい下流側ストレーナバケットからなる二重構造と
したので、上流側ストレーナバケットをはずせば、清掃
することができて、しかも機械の運転中に下流側ストレ
ーナバケットにより油を濾過することができる。また、
油タンクの上部に開口が下流側ストレーナバケットより
大きいハッチを備え、上流側ストレーナバケットは、前
記ハッチを開けることにより、油の濾過中に前記油タン
クから取り外し可能に構成すれば、機械の運転中にハッ
チを開けて油を濾過しながら上流側ストレーナバケット
を取り外すことができる。さらに、上流側ストレーナバ
ケットのこし網は、下流側ストレーナバケットのこし網
より目を細かくすれば、上流側ストレーナバケットを取
り外しても、下流側ストレーナバケットの目が詰まる恐
れはなく、油を濾過することができる。
の上流側ストレーナバケットとこの上流側ストレーナバ
ケットの下側に配置され、上流側ストレーナバケットよ
り大きい下流側ストレーナバケットからなる二重構造と
したので、上流側ストレーナバケットをはずせば、清掃
することができて、しかも機械の運転中に下流側ストレ
ーナバケットにより油を濾過することができる。また、
油タンクの上部に開口が下流側ストレーナバケットより
大きいハッチを備え、上流側ストレーナバケットは、前
記ハッチを開けることにより、油の濾過中に前記油タン
クから取り外し可能に構成すれば、機械の運転中にハッ
チを開けて油を濾過しながら上流側ストレーナバケット
を取り外すことができる。さらに、上流側ストレーナバ
ケットのこし網は、下流側ストレーナバケットのこし網
より目を細かくすれば、上流側ストレーナバケットを取
り外しても、下流側ストレーナバケットの目が詰まる恐
れはなく、油を濾過することができる。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明の実施例による二重式油スト
レーナの構成図である。図１において、図２と同じ部位
は同じ符号を付し、その説明を省略する。図１の例は、
ストレーナを二重構造とした。即ち、油戻り管１２の出
口付近の油タンク１内に着脱自在に配置された上流側ス
トレーナバケット２ａと、この上流側ストレーナバケッ
ト２ａの下側の油タンク１内に配置され、上流側ストレ
ーナバケット２ａより大きい下流側ストレーナバケット
２ｂとから油ストレーナ２を構成した。下流側ストレー
ナバケット２ｂは、パッキン３を挟んで締付けボルト４
で油タンク１に締付けている。上流側ストレーナバケッ
ト２ａには、図示のごとく把手８を備えている。また、
油タンク１の上部に開口が下流側ストレーナバケット２
ｂより大きいハッチ７を備え、上流側ストレーナバケッ
ト２ｂは、ハッチ７を開けることにより、油の濾過中に
油タンク１から取り外し可能に構成されている。上流側
ストレーナバケット２ａが目詰まりした場合、ハッチ７
を開け上流側ストレーナバケット２ｂの締め付けボルト
６をゆるめ、把手８を持ち上げて上流側ストレーナバケ
ット２ｂを取り外し、下流側ストレーバケット２ｂによ
り戻り油全量を濾過する。上流側ストレーナバケット２
ａのこし網は１００メッシュ、下流側ストレーナバケッ
ト２ｂのこし網は７０メッシュとし、上流側ストレーナ
バケットのこし網は、下流側ストレーナバケットのこし
網より目を細かくすれば、上流側ストレーナバケット２
ａを取り外して、下流側ストレーバケット２ｂにより戻
り油全量を濾過しても、下流側ストレーバケット２ｂの
目が詰まる恐れはない。下流側ストレーナバケット２ｂ
を取り外すときは、油供給ポンプ１０の駆動を停止し、
油の流れを止めてからハッチ７を開け、締付けボルト４
をゆるめて、下流側ストレーナバケット２ｂを油タンク
１から取り外す。
レーナの構成図である。図１において、図２と同じ部位
は同じ符号を付し、その説明を省略する。図１の例は、
ストレーナを二重構造とした。即ち、油戻り管１２の出
口付近の油タンク１内に着脱自在に配置された上流側ス
トレーナバケット２ａと、この上流側ストレーナバケッ
ト２ａの下側の油タンク１内に配置され、上流側ストレ
ーナバケット２ａより大きい下流側ストレーナバケット
２ｂとから油ストレーナ２を構成した。下流側ストレー
ナバケット２ｂは、パッキン３を挟んで締付けボルト４
で油タンク１に締付けている。上流側ストレーナバケッ
ト２ａには、図示のごとく把手８を備えている。また、
油タンク１の上部に開口が下流側ストレーナバケット２
ｂより大きいハッチ７を備え、上流側ストレーナバケッ
ト２ｂは、ハッチ７を開けることにより、油の濾過中に
油タンク１から取り外し可能に構成されている。上流側
ストレーナバケット２ａが目詰まりした場合、ハッチ７
を開け上流側ストレーナバケット２ｂの締め付けボルト
６をゆるめ、把手８を持ち上げて上流側ストレーナバケ
ット２ｂを取り外し、下流側ストレーバケット２ｂによ
り戻り油全量を濾過する。上流側ストレーナバケット２
ａのこし網は１００メッシュ、下流側ストレーナバケッ
ト２ｂのこし網は７０メッシュとし、上流側ストレーナ
バケットのこし網は、下流側ストレーナバケットのこし
網より目を細かくすれば、上流側ストレーナバケット２
ａを取り外して、下流側ストレーバケット２ｂにより戻
り油全量を濾過しても、下流側ストレーバケット２ｂの
目が詰まる恐れはない。下流側ストレーナバケット２ｂ
を取り外すときは、油供給ポンプ１０の駆動を停止し、
油の流れを止めてからハッチ７を開け、締付けボルト４
をゆるめて、下流側ストレーナバケット２ｂを油タンク
１から取り外す。
【００１０】
【発明の効果】この発明によれば、油ストレーナを、着
脱自在の上流側ストレーナバケットとこの上流側ストレ
ーナバケットの下流側に配置され、上流側ストレーナバ
ケットより大きい下流側ストレーナバケットからなる二
重構造とし、上流側ストレーナバケットが目詰まりした
とき、機械の運転中に油を濾過しながら上流側ストレー
ナバケットを外して清掃することができて、しかも下流
側ストレーナバケットにより油を全量濾過することがで
きる。さらに、上流側ストレーナバケットのこし網は、
下流側ストレーナバケットのこし網より目を細かくすれ
ば、上流側ストレーナバケットを取り外しても、下流側
ストレーナバケットの目が詰まる恐れはなく、油を濾過
することができる。
脱自在の上流側ストレーナバケットとこの上流側ストレ
ーナバケットの下流側に配置され、上流側ストレーナバ
ケットより大きい下流側ストレーナバケットからなる二
重構造とし、上流側ストレーナバケットが目詰まりした
とき、機械の運転中に油を濾過しながら上流側ストレー
ナバケットを外して清掃することができて、しかも下流
側ストレーナバケットにより油を全量濾過することがで
きる。さらに、上流側ストレーナバケットのこし網は、
下流側ストレーナバケットのこし網より目を細かくすれ
ば、上流側ストレーナバケットを取り外しても、下流側
ストレーナバケットの目が詰まる恐れはなく、油を濾過
することができる。
【図１】この発明の実施例による二重式油ストレーナの
構成図である。
構成図である。
【図２】従来の油ストレーナの構成図である。
１ 油タンク ２ ストレーナ ２ａ 上流側ストレーナバケット ２ｂ 下流側ストレーナバケット ３ パッキン ４ 締付けボルト ５ パッキン ６ 締付けボルト ７ ハッチ ８ 把手 １１ 油吐出管 １２ 油戻り管
Claims (3)
- 【請求項１】潤滑油あるいは制御油を濾過させ、油タン
クに内蔵されたバケット型のこし網を有する油ストレー
ナにおいて、前記油ストレーナを、油戻り管の出口付近
の前記油タンク内に着脱自在に配置された上流側ストレ
ーナバケットと、この上流側ストレーナバケットの下側
の油タンク内に配置され、前記上流側ストレーナバケッ
トより大きい下流側ストレーナバケットとから構成した
ことを特徴とする二重式油ストレーナ。 - 【請求項２】請求項１記載の二重式油ストレーナにおい
て、油タンクの上部に開口が下流側ストレーナバケット
より大きいハッチを備え、上流側ストレーナバケット
は、前記ハッチを開けることにより、油の濾過中に前記
油タンクから取り外し可能に構成されていることを特徴
とする二重式油ストレーナ。 - 【請求項３】請求項１記載の二重式油ストレーナにおい
て、上流側ストレーナバケットのこし網は、下流側スト
レーナバケットのこし網より目を細かくしたことを特徴
とする二重式油ストレーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04242692A JP3079790B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 二重式油ストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04242692A JP3079790B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 二重式油ストレーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663318A true JPH0663318A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3079790B2 JP3079790B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17092825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04242692A Expired - Fee Related JP3079790B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 二重式油ストレーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3079790B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020032310A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | メタウォーター株式会社 | 濾過装置 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP04242692A patent/JP3079790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020032310A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | メタウォーター株式会社 | 濾過装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3079790B2 (ja) | 2000-08-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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