JPH0663058A - 凝固のための外科器具 - Google Patents

凝固のための外科器具

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JPH0663058A
JPH0663058A JP4303830A JP30383092A JPH0663058A JP H0663058 A JPH0663058 A JP H0663058A JP 4303830 A JP4303830 A JP 4303830A JP 30383092 A JP30383092 A JP 30383092A JP H0663058 A JPH0663058 A JP H0663058A
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JP
Japan
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coagulation
surgical instrument
patient
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instrument according
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JP4303830A
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English (en)
Inventor
Karl Storz
シュトルツ カール
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業部材と器具本体の軸との間に絶縁体を設
けることにより、器具本体全体を絶縁被覆することを全
く不要とした凝固のための外科器具を得る。 【構成】 管状の軸1と電気的付勢により凝固作用も行
うことができる作業部材11との間に絶縁体10を設
け、作業部材11とハンドル13,14の間の連結部に
絶縁部分12を設け、また作業部材11のための付勢部
材は着脱可能にした凝固のための外科器具。器具本体に
は絶縁被覆を設けないため何度でも圧熱滅菌できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管状の軸と、この管状
の軸の患者側の端部に配置した作業部材とを有する凝固
のための外科用器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡外科手術に関連してこ
のような器具を用いることは既知であり、この器具は患
者側端部における作動部材以外は完全に絶縁層が設けら
れている。しかし、この構成によればハンドル絶縁被覆
が数回の消毒殺菌後には損なわれるという欠点がある。
既知のように、器具を殺菌することは不可欠なことであ
る。
【0003】更に、既知の戻り止めピンを有する外科用
鉗子も既知であり、この鉗子は、2個の相互係合部分を
有し、少なくとも一方の部分には挿入歯を設ける。
【0004】端縁が角ばることを防止するため、挿入歯
の断面を円弧形状に構成する。戻り止めピンと鉗子との
間に電気絶縁部分を設けることは既知である。このこと
により極薄手術用手袋(ドイツ国実用新案第89037
82号)を破る恐れのある電気的作用力の問題を解決し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の絶縁被覆が全く不要な前述の形式の外科用器具を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の外科用器具においては、作業部材と絶縁さ
れてない残余の軸部分との間で前記管状の軸に絶縁体を
設け、患者から離れた側の端部において前記作業部材と
ハンドルの間の連結部に絶縁部分を設けたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】このような構成により、本発明の器具では、被
覆のないむき出しの手術器具を用いることができ、これ
により、圧熱消毒することもできるようになる。本発明
における他の重要な利点は凝固作用を行う必要がない場
合でも本発明器具を用いることができることである。
【0008】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
詳述するが、本発明は、図示の実施例のみに限定される
もではない。
【0009】図1に示す鉗子の左手の患者側の端部に
は、作業部材11において互いに接近する方向に移動可
能な2個のジョーハーフ7,8を設ける。作業部材11
と鉗子軸1との間にはセラミックスリーブ10を固着す
る。このセラミックスリーブは作業部材を鉗子軸に対し
て電気的に絶縁し、これにより以下に詳細に説明するよ
うに作業部材11は凝固作用を行うためにも使用するこ
とができる。
【0010】さらに、右手の患者から離れた側の端部
に、絶縁プラスチックチューブとして構成された操作ロ
ッド6を設け、この操作ロッド6をハンドル14に引張
ボルト17により連結する。したがって、既知の方法に
よりねじ付きリベット15の周りにハンドル14を動か
すと患者から離れた側の可動ジョー部分8が後方及び前
方に動かされる。
【0011】図示の状態では2個のハンドル13,14
は互いに離れており、従って図面の下方の引張バネは圧
縮したり伸張したりする。従ってこの位置は開放位置で
あり、このことは作業部材11の状態からも明らかであ
る。
【0012】作業ロッド6の下方にはチャネル12を設
け、図示の実施例ではチューブとする。チャネル12に
は全体を図示してない金属棒バー4としての付勢部材(l
ivemember) を挿入する(これについては以下に図2に
関して詳細に説明する)。この金属バー4には電気ケー
ブル16を接続し、このケーブル16には通して既知の
方法による単極高周波電流を凝固作用のために供給す
る。
【0013】この構成には絶対に必須なものではなく、
もし凝固作用が必要でなければ、ケーブル16及びこれ
に接続した付勢部材4がなくともこの器具を使用でき
る。この場合、絶縁被覆のないむき出しの一般的な器具
となる。
【0014】図2は、患者側の端部を詳細に示す。左手
には前述の作業部材11の2個のジョーハーフ7,8を
示し、ジョーハーフ8は前述の絶縁プラスチックチュー
ブとしての作業ロッド6により操作でき、この作業ロッ
ド6は高い強度を有するものとし、圧力及び張力を加え
ることができるようにする。
【0015】ヒンジ18に対して偏心しているロッド6
がジョーハーフ8における固着点19に作用するタイプ
の操作は、おおよそ専門家に知られているので、ここで
は詳細には説明しない。この操作のためにセラミックス
リーブ10内にロッド6のためのガイド20を配置す
る。
【0016】セラミックスリーブ10は絶縁体をなし、
これによって作業部材11は軸1に対して完全に絶縁さ
れる。これはチューブ状の作業ロッド6も患者から離れ
た側の端部のハンドル14に対して絶縁作用を有するか
らである。
【0017】図2に断面を図示したセラミックスリーブ
10の下方部分にプラグピン5を設け、このプラグピン
5は、チャンネル又はチューブ12内に配置した金属バ
ーの形式の付勢部材4の患者端部に設ける。プラグピン
5は、作業部材11に設けた盲孔3に挿入し、付勢部材
4と作業部材11との間に確実な電流接触を生ずるよう
にする。このようなプラグピン5は当業者には既知のも
のであるので、ここでは図示および詳細な説明はしな
い。
【0018】重要なことは付勢部材4を金属バーとして
構成したことであり、これにより付勢部材4は、通路1
2の患者から離れた側の端部から作業部材11の盲孔3
内にプラグピン5が達するまで挿入することができる。
付勢部材4を挿入しない場合、前述の鉗子又は鋏は凝固
の作用を行うことなく使用することができる。このこと
により、被覆のないむき出しの器具の圧熱滅菌を容易に
行うことができるとともに、付勢部材4との電気接続部
は圧熱滅菌する必要はなく、従ってこの電気接続は損傷
を受けることがないという大きな利点が得られる。金属
バーを後退させると接続が絶たれる。付勢部材4を盲孔
に差し込むことによりスイッチがはいるので、別個のス
イッチは必要ない。
【0019】本願発明の目的は、生体組織を保持するた
めの鉗子を提供することである。本発明によれば、生体
組織の保持は図1の螺旋ばねによって行われる。このこ
とは、歯を使用して異なった位置に掛合可能な戻り止め
ピンは不要となるという利点を生ずる。従って、本発明
によれば、アームやハンドル13,14は比較的弾力性
のあるものにする必要はない。外科医が2個のハンドル
13,14を保持し、第1図に示す開放位置から他の位
置に変えると、直ちに把持された組織は螺旋ばね9によ
り保持される。
【0020】一般的に、付勢部材4には絶縁層を設け
る。これは、本発明によれば付勢部材4は圧熱滅菌する
必要はなく、従って損傷を受けることがないためであ
る。
【0021】なお、本発明は、図示の実施例に限定され
るものではない。当業者であれば凝固作用のために用い
られる多数の外科器具を知っており、必要があればこれ
らの外科器具に凝固作用を得るために本発明を適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明は外科用器具の一実施例の構成を示す側
面図である。
【図2】図1の外科用器具の患者側の端部から見た側断
面図である。
【符号の説明】
1 中空軸 3 盲孔 4 付勢部材 5 プラグピン 6 作業ロッド 7,8 ジョーハーフ 9 螺旋ばね 10 セラミックスリーブ 11 作業部材 12 チャンネル 13,14 ハンドル 16 電気ケーブル 18 ヒンジ 20 ガイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の軸と、この管状の軸の患者側の端
    部に配置した作業部材とを有する凝固のための外科用器
    具において、作業部材(11)と絶縁されていない残余
    の軸部分との間で前記管状の軸(1)に絶縁体(10)
    を設け、患者から離れた側の端部における前記作業部材
    とハンドル(13,14)の間の連結部に絶縁部分(1
    2)を設けたことを特徴とする凝固のための外科用器
    具。
  2. 【請求項2】 付勢部材を金属バー(4)として構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の外科用器具。
  3. 【請求項3】 前記金属バー(4)の患者側の端部にプ
    ラグピン(5)を設け、このプラグピン(5)を作業部
    材(11)の盲孔(3)内に電気接触かつ保持するよう
    にしたことを特徴とする請求項2に記載の外科用器具。
  4. 【請求項4】 前記絶縁体(10)をセラミックスリー
    ブとして構成したことを特徴とする請求項1に記載の外
    科用器具。
  5. 【請求項5】 付勢部材(4)を挿入することにより凝
    固のための器具のスイッチングをさせるようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載の外科用器具の操作方法。
  6. 【請求項6】 2個のハンドル(13,14)を引張ば
    ね(9)により閉鎖方向に移動させたことを特徴とする
    請求項1に記載の外科用器具。
JP4303830A 1992-07-02 1992-11-13 凝固のための外科器具 Pending JPH0663058A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4221682 1992-07-02
DE4221682:6 1992-07-02

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Publication Number Publication Date
JPH0663058A true JPH0663058A (ja) 1994-03-08

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ID=6462298

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JP4303830A Pending JPH0663058A (ja) 1992-07-02 1992-11-13 凝固のための外科器具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010017224A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Olympus Medical Systems Corp 高周波処置具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5176888A (ja) * 1974-09-05 1976-07-03 Ruudorufu Berugeru

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