JPH0663015A - 眼鏡レンズ選定方法及び眼鏡レンズ選定補助具 - Google Patents

眼鏡レンズ選定方法及び眼鏡レンズ選定補助具

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JPH0663015A
JPH0663015A JP4225773A JP22577392A JPH0663015A JP H0663015 A JPH0663015 A JP H0663015A JP 4225773 A JP4225773 A JP 4225773A JP 22577392 A JP22577392 A JP 22577392A JP H0663015 A JPH0663015 A JP H0663015A
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JP
Japan
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wearer
progressive multifocal
distance
progressive
multifocal lens
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JP4225773A
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Inventor
Yasuo Yanagisawa
安夫 柳沢
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Hoya Corp
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同じタイプの累進多焦点レンズ群の内から、
装用者に最も適した累進多焦点レンズを選定できるよう
にする。 【構成】 先ず、ステップS1において、遠用視重視、
近用視重視、及びその中間タイプの各累進多焦点レンズ
群の内から、装用者に適した累進多焦点レンズ群を予め
選定しておく。次に、ステップS2において、その選定
をさらに細分化するために、装用者のアイポイント間距
離を求める。そして、ステップS3において、そのアイ
ポイント間距離に最も近い累進帯長を有する累進多焦点
レンズを、ステップS1で選定した累進多焦点レンズ群
の内から見つけ出す。すなわち、累進多焦点レンズを選
定する際に、装用者のアイポイント間距離を選定ファク
タとして用いる。このため、種々の累進帯長を有する累
進多焦点レンズの中から、装用者のアイポイント間距離
に最も適合した累進帯長を有する累進多焦点レンズを見
つけだすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は累進多焦点レンズを選定
する眼鏡レンズ選定方法及びその選定の際に用いられる
眼鏡レンズ選定補助具に関し、特に装用者のアイポイン
ト間距離を考慮して装用者に最適な累進多焦点レンズを
選定する眼鏡レンズ選定方法及びその選定の際に用いら
れる眼鏡レンズ選定補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、累進多焦点レンズは、遠用アイポ
イントと近用アイポイントとのアイポイント間距離(以
下、「累進帯長」という。)が種々異なっているものが
多種販売されるようになってきた。そのような状況の下
に、眼鏡店などでは、多種類の累進多焦点レンズの内か
ら装用者に最も適した種類の累進多焦点レンズを選定す
る必要性が出てきた。その選定方法として、例えば特開
平3−206417号公報によって提案されているもの
が知られている。
【0003】この特開平3−206417号公報は、年
令及び装用環境(職業、装用経験、趣味)に対して累進
多焦点レンズの適性度を予め選択基準として定めてお
き、その適性度と、装用者から聞き出した年令データ及
び装用環境データとに基づいて、装用者に最適な累進多
焦点レンズを選定する方法を開示する。すなわち、装用
者のライフスタイルが遠方主体か、近方主体か、平均的
に遠中近を使用するかによって選定する方法であるとい
える。例えば、事務職であるならば近用重視タイプの累
進多焦点レンズが選定されることになる。
【0004】この選定方法は、遠用重視タイプ、近用重
視タイプ、及びその中間タイプという具合に、レンズタ
イプ(累進帯長等の設計要素)が基本的に異なる累進多
焦点レンズ群から装用者に適した累進多焦点レンズ群を
選定する場合に有効に活用することができる。
【0005】一方、累進多焦点レンズは、その累進帯長
がさらに多様化する傾向にあり、例えば同じ近用重視タ
イプの累進多焦点レンズ群であっても、その中には種々
の累進帯長のものが含まれるようになってきた。このよ
うな状況の下では、上記従来方法を用いてレンズタイプ
を選定しても、その中の累進多焦点レンズならどれで
も、装用者に適合するとは限らなくなってくる。装用者
に適合しない場合、装用者は遠方から近方への視線移
動、またはその逆の視線移動を楽に行うこと(回旋)が
できず、装用者にとって充分な機能をなしにくいレンズ
となる。
【0006】ところで、このような不具合が発生する一
因は、累進多焦点レンズ側の累進帯長と、装用者側の遠
用アイポイントと近用アイポイントとのアイポイント間
距離とがマッチングしていないことにあると考えられ
る。したがって、多様化した累進帯長を有する累進多焦
点レンズ群の中から装用者に適したレンズを選定する場
合、その多様化した累進帯長に対応させて、装用者側の
アイポイント間距離に関するデータもある程度高精度の
ものが要求されてくる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来方法
は、年令、装用環境等のデータに基づく選定方法であ
り、そのデータからは、装用者のアイポイント間距離に
関する精度の良いデータを必ずしも得ることはできな
い。このため、上記従来方法では、同じタイプの累進多
焦点レンズ群の中から、さらに装用者に適した累進多焦
点レンズを適切に選定することはできなかった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、同じタイプの累進多焦点レンズ群の内から、
装用者に最も適した累進多焦点レンズを選定することが
できる眼鏡レンズ選定方法を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明の他の目的は、上記選定の際
に用いられる眼鏡レンズ選定補助具を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、装用者に最適な累進多焦点レンズを選定
する眼鏡レンズ選定方法において、遠用視を重視した累
進多焦点レンズ群、近用視を重視した累進多焦点レンズ
群、及び前記遠用視と前記近用視との均衡を重視した累
進多焦点レンズ群の内から前記装用者に適した累進多焦
点レンズ群を予め選定し、前記装用者の遠用アイポイン
トと近用アイポイントとのアイポイント間距離を測定
し、前記予め選定した累進多焦点レンズ群の内から、前
記アイポイント間距離に最も近い累進帯の長さを有する
累進多焦点レンズを前記装用者用として選定することを
特徴とする眼鏡レンズ選定方法が、提供される。
【0011】また、検眼フレームまたは眼鏡フレームに
装着して用いる眼鏡レンズ選定補助具において、レンズ
素材の表面に、装用者の遠用アイポイントと近用アイポ
イントとのアイポイント間距離測定用の複数の着色帯を
設けたことを特徴とする眼鏡レンズ選定補助具が、提供
される。
【0012】
【作用】先ず、遠用視を重視した累進多焦点レンズ群、
近用視を重視した累進多焦点レンズ群、及び遠用視と近
用視との均衡を重視した累進多焦点レンズ群の内から、
装用者に適した累進多焦点レンズ群を予め選定する。
【0013】次に、装用者の遠用アイポイントと近用ア
イポイントとのアイポイント間距離を測定する。そのア
イポイント間距離に最も近い累進帯長を有する累進多焦
点レンズを、予め選定しておいた累進多焦点レンズ群の
内から見つけ出す。
【0014】すなわち、累進多焦点レンズを選定する際
に、装用者のアイポイント間距離を選定ファクタとして
用いる。このため、種々の累進帯長を有する累進多焦点
レンズの中から、装用者のアイポイント間距離に見合っ
た累進帯長を有する累進多焦点レンズを見つけだすこと
ができる。したがって、装用者に最適の累進多焦点レン
ズを選定することができる。
【0015】また、そのアイポイント間距離の測定に、
専用の眼鏡レンズ選定補助具を用いる。その専用の眼鏡
レンズ選定補助具は、レンズ素材の表面に複数の着色帯
を設けて構成したものである。測定の際には、この眼鏡
レンズ選定補助具を検眼フレームまたは眼鏡フレームに
装着して装用者にかけてもらい、装用者が遠方視(正面
視)したときの着色帯の色と、近方視したときの着色帯
の色を装用者に検出してもらう。この2つの着色帯をも
とに装用者の遠用アイポイントと近用アイポイントとの
アイポイント間距離が求まり、そのアイポイント間距離
に最も近い累進帯長を有する累進多焦点レンズを見つけ
ることにより、装用者の最適な累進多焦点レンズを選定
する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本発明の眼鏡レンズ選定補助具を示す図
である。図において、眼鏡レンズ選定補助具1は、装用
者の遠用アイポイントと近用アイポイントとのアイポイ
ント間距離(以下、単に「アイポイント間距離」とい
う。)を測定するためのテストレンズであり、レンズ素
材2、着色部3、及びレンズ把持部4から構成される。
なお、装用者の遠用アイポイント、近用アイポイントと
は、装用者が遠方視または近方視したときの装用者のフ
レーム内の眼の位置をいう。
【0017】レンズ素材2は透明な材質、例えば透明ア
クリル樹脂で形成され、レンズ度数は加えられていな
い。レンズ形状は略長円形であり、その厚さは2mm程
度である。このレンズ素材2の表面に着色部3が設けら
れる。
【0018】着色部3は、複数本の着色帯31〜41か
ら成り、各着色帯31〜41は、図に示すように、レン
ズ素材2の上下方向において水平線状に形成される。こ
の着色帯31〜41は、装用者のアイポイント間距離測
定用に形成されたもので、できるだけ半透明な色が望ま
しい。その色は、例えば上から順に赤、青、黄、緑、・
・・という様に設定される。各着色帯31〜41は、幅
が0.2mm、水平方向の長さが20mm、隣接する着
色帯31〜41との間隔が0.5mmである。隣接する
着色帯31〜41同士は互いに接触させてもよいし、無
色透明のレンズ素材2のままであってもよい。上端の着
色帯31と、下端の着色帯41とは約30mmの間隔が
ある。なお、これらの寸法は特に限定されず、装用者の
遠用アイポイント、近用アイポイントが検知できる程度
の寸法であればよい。
【0019】着色帯31〜41の形成方法としては、染
料にて染める方法、着色塗料にて着色層を形成する方
法、着色したシールを透明な素材の表面上に貼る方法等
が挙げられる。
【0020】この眼鏡レンズ選定補助具1は、以下に述
べる検眼フレーム10に装着される。装用者はその検眼
フレーム10をかけてアイポイント間距離を測定する。
なお、眼鏡レンズ選定補助具1の検眼フレーム10への
装着または検眼フレーム10からの取り外しは、レンズ
把持部4を手で把持して行われる。
【0021】図3は検眼フレームを示す図である。検眼
フレーム10は、トライアルフレーム(フレーム本体)
11、レンズホルダ12A及び12B、並びにオーバハ
ンガ13から構成される。トライアルフレーム11に
は、ガイド溝111が設けられ、そのガイド溝111に
沿ってレンズホルダ12A及び12Bはスライド可能に
設けられる。レンズホルダ12A及び12Bには、レン
ズ溝121A及び121Bが設けられ、上述した眼鏡レ
ンズ選定補助具1は、このレンズ溝121A及び121
Bに固定されて装用テストに供される。また、オーバハ
ンガ13を使用して、検眼フレーム10をメガネ50の
フレームにのせることにより、メガネ50を装着してア
イポイント間距離を測定することもできる。
【0022】上記の説明では、眼鏡レンズ選定補助具1
を検眼フレームに装着して使用するようにしたが、メガ
ネフレームのレンズ枠に直接はめ込んで使用するように
構成することもできる。
【0023】次に、眼鏡レンズ選定補助具1を使用して
装用者のアイポイント間距離を測定する方法を説明す
る。図4は本発明に係るアイポイント間距離測定方法の
フローチャートである。図において、Sに続く数値はス
テップ番号を示す。 〔S11〕眼鏡レンズ選定補助具1を検眼フレーム10
に装着する。 〔S12〕検眼フレーム10を装用者が掛ける。 〔S13〕装用者に遠方視してもらい、そのときの着色
帯31〜41の色を検知してもらう。そのときの着色帯
31〜41の色の高さ位置をaとする。 〔S14〕装用者に近方視してもらい、そのときの着色
帯31〜41の色を検知してもらう。そのときの着色帯
31〜41の色の高さ位置をbとする。 〔S15〕アイポイント間距離を次式(1)を用いて求
める。
【0024】ΔX=a−b・・・・・(1) ここで、ΔX:アイポイント間距離 a :ステップS13で求めた着色帯の色の高さ位置 b :ステップS14で求めた着色帯の色の高さ位置 図5はアイポイント間距離の説明図である。図に示すよ
うに、アイポイント間距離ΔXは、装用者が遠方視した
ときの着色帯、例えば着色帯32の高さ位置aと、装用
者が近方視したときの着色帯、例えば着色帯38の高さ
位置bとの差分である。
【0025】このようにして求めたアイポイント間距離
ΔXは、装用者にとって遠方視から近方視までの視線移
動距離となる。したがって、このアイポイント間距離Δ
Xと同じ累進帯長を有する累進多焦点レンズが、その装
用者にとって最も適合したレンズであると言える。な
お、累進帯長とは、累進多焦点レンズの遠用アイポイン
トと近用アイポイントとのアイポイント間距離をいう。
ここでいう遠用アイポイントは、累進多焦点レンズの遠
用中心位置であり、近用アイポイントは累進多焦点レン
ズの近用中心位置である。
【0026】次に、装用者に最も適合した累進多焦点レ
ンズを選定する手順について説明する。図1は本発明の
眼鏡レンズ選定方法のフローチャートである。図におい
て、Sに続く数値はステップ番号を示す。 〔S1〕前記従来技術で述べたライフスタイルを考慮し
て選定する方法を用いて、遠用重視、近用重視及びその
中間型の3つのタイプから、装用者に適した累進多焦点
レンズ群を選定する。 〔S2〕さらに選定を細分化するために、眼鏡レンズ選
定補助具1を用いて装用者のアイポイント間距離ΔXを
求める。 〔S3〕アイポイント間距離ΔXと、ステップS1で選
定した累進多焦点レンズ群の中のレンズの累進帯長とを
比較し、アイポイント間距離ΔXに最も近い累進帯長を
有する累進多焦点レンズを見つける。
【0027】図6は選定される累進多焦点レンズを段階
的に示す図である。図は、上段101の種々の累進多焦
点レンズ群から、中段102の累進多焦点レンズ群を選
定し、さらにその中段102の累進多焦点レンズ群から
下段103の累進多焦点レンズを選定する場合を示す。
【0028】上段101の累進多焦点レンズ群から中段
102の累進多焦点レンズ群を選定する場合は、上記ラ
イフスタイルを考慮して選定する従来方法を用いる。中
段102の各累進多焦点レンズ群から、下段103に示
すA、B、C3タイプの累進多焦点レンズのいずれかを
選定する場合は、眼鏡レンズ選定補助具1を用いて得ら
れたアイポイント間距離ΔXを考慮して選定する。
【0029】このように、本実施例では、先ず、遠用視
重視、近用視重視、及びその中間タイプの各累進多焦点
レンズ群の内から、装用者に適した累進多焦点レンズ群
を予め選定しておく。次に、その選定をさらに細分化す
るために、装用者のアイポイント間距離を求め、そのア
イポイント間距離に最も近い累進帯長を有する累進多焦
点レンズを、予め選定しておいた累進多焦点レンズ群の
内から見つけ出す。すなわち、累進多焦点レンズを選定
する際に、装用者のアイポイント間距離を選定ファクタ
として用いる。このため、種々の累進帯長を有する累進
多焦点レンズの中から、装用者のアイポイント間距離に
最も適合した累進帯長を有する累進多焦点レンズを見つ
けだすことができる。
【0030】また、そのアイポイント間距離の測定に
は、レンズ素材2の表面に複数の着色帯31〜41を設
けて構成した眼鏡レンズ選定補助具1を用いる。このた
め、装用者のアイポイント間距離を高精度で求めること
ができる。したがって、累進多焦点レンズの選定をより
的確に行うことができる。
【0031】さらに、このアイポイント間距離が求まる
と、そのデータを基にして、累進多焦点レンズの設計を
行うことができるようになる。したがって、装用者に適
合した累進多焦点レンズを眼鏡レンズメーカに注文して
作製させることもできる。
【0032】図7は本発明の眼鏡レンズ選定補助具の変
形例を示す図である。図2に示した眼鏡レンズ選定補助
具1は、着色帯31〜41の数が多いので、着色帯31
〜41の色の種類も多くなり、装用者が色を正確に識別
するのが困難となる。図7に示した眼鏡レンズ選定補助
具1Aは、このような不具合を改善したものである。す
なわち、着色帯31〜41の数を少なくしたもので、着
色帯31A〜36Aの内、上端の着色帯31Aを遠用位
置基準線として設け、この遠用位置基準線31Aの約1
0mm下方に近用アイポイントを検知するための着色帯
32A〜36Aを設けたものである。
【0033】遠用位置基準線31Aの位置は、この眼鏡
レンズ選定補助具1を装着した検眼フレーム10を装用
者が掛けたときに、大多数の装用者の遠用アイポイント
位置に合わせたものである。
【0034】このように、個人的なバラツキが殆どみら
れない遠用アイポイント側には、遠用位置基準線として
一本の着色帯31Aのみを設け、バラツキが大きい近用
アイポイント側にのみ複数本の着色帯32A〜36Aを
設けた。このため、全体として着色帯の数を減少させる
ことができる。したがって、図2の眼鏡レンズ選定補助
具1を用いた場合と比較して、装用者は色の識別をより
正確に行うことができる。
【0035】上記の説明では、装用者に適した累進多焦
点レンズ群を、遠用重視、近用重視及びその中間型の3
つのタイプから選定するようにしたが、必ずしもこの3
つのタイプに限定する必要はない。例えば、遠・近重
視、遠・中重視、中・近重視及び遠・中・近バランス型
の4つのタイプから選定するように構成することもでき
る。
【0036】また、上記の説明では、本発明の眼鏡レン
ズ選定方法を累進多焦点レンズ群から選定する場合に適
用するようにしたが、多焦点レンズ群、例えば二重多焦
点レンズ群や三重多焦点レンズ群から選定する場合に
も、同様に適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、先ず、
遠用視重視、近用視重視、及びその中間タイプの各累進
多焦点レンズ群の内から、装用者に適した累進多焦点レ
ンズ群を予め選定し、次に、その選定をさらに細分化す
るために、装用者のアイポイント間距離を求め、そのア
イポイント間距離に最も近い累進帯長を有する累進多焦
点レンズを、予め選定しておいた累進多焦点レンズ群の
内から見つけ出すように構成した。すなわち、累進多焦
点レンズを選定する際に、装用者のアイポイント間距離
を選定ファクタとして用いる。
【0038】このため、種々の累進帯長を有する累進多
焦点レンズの中から、装用者のアイポイント間距離に最
も適合した累進帯長を有する累進多焦点レンズを見つけ
だすことができる。
【0039】また、そのアイポイント間距離の測定に
は、レンズ素材の表面に複数の着色帯を設けて構成した
眼鏡レンズ選定補助具を用いるようにした。このため、
装用者のアイポイント間距離を高精度で求めることがで
きる。したがって、累進多焦点レンズの選定をより的確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の眼鏡レンズ選定方法のフローチャート
である。
【図2】本発明の眼鏡レンズ選定補助具を示す図であ
る。
【図3】検眼フレームを示す図である。
【図4】本発明に係るアイポイント間距離測定方法のフ
ローチャートである。
【図5】アイポイント間距離の説明図である。
【図6】選定される累進多焦点レンズを段階的に示す図
である。
【図7】本発明の眼鏡レンズ選定補助具の変形例を示す
図である。
【符号の説明】
1 眼鏡レンズ選定補助具 2 レンズ素材 3,3A 着色部 10 検眼フレーム 12A,12B レンズホルダ 31〜41,31A〜36A 着色帯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装用者に最適な累進多焦点レンズを選定
    する眼鏡レンズ選定方法において、 遠用視を重視した累進多焦点レンズ群、近用視を重視し
    た累進多焦点レンズ群、及び前記遠用視と前記近用視と
    の均衡を重視した累進多焦点レンズ群の内から前記装用
    者に適した累進多焦点レンズ群を予め選定し、 前記装用者の遠用アイポイントと近用アイポイントとの
    アイポイント間距離を測定し、 前記予め選定した累進多焦点レンズ群の内から、前記装
    用者のアイポイント間距離に最も近い累進帯長を有する
    累進多焦点レンズを前記装用者用として選定することを
    特徴とする眼鏡レンズ選定方法。
  2. 【請求項2】 装用者に最適な累進多焦点レンズを選定
    する眼鏡レンズ選定方法において、 遠用視及び近用視の双方を重視した累進多焦点レンズ
    群、遠用視及び中間視の双方を重視した累進多焦点レン
    ズ群、中間視及び近用視の双方を重視した累進多焦点レ
    ンズ群、及び遠用視、中間視及び近用視の均衡を重視し
    た累進多焦点レンズ群の内から前記装用者に適した累進
    多焦点レンズ群を予め選定し、 前記装用者の遠用アイポイントと近用アイポイントとの
    アイポイント間距離を測定し、 前記予め選定した累進多焦点レンズ群の内から、前記装
    用者のアイポイント間距離に最も近い累進帯長を有する
    累進多焦点レンズを前記装用者用として選定することを
    特徴とする眼鏡レンズ選定方法。
  3. 【請求項3】 検眼フレームまたは眼鏡フレームに装着
    して用いる眼鏡レンズ選定補助具において、 レンズ素材の表面に、装用者の遠用アイポイントと近用
    アイポイントとのアイポイント間距離測定用の複数の着
    色帯を設けたことを特徴とする眼鏡レンズ選定補助具。
  4. 【請求項4】 前記着色帯は、前記レンズ素材の上下方
    向において水平線状に形成されることを特徴とする請求
    項3記載の眼鏡レンズ選定補助具。
  5. 【請求項5】 前記着色帯の各々は色分けされているこ
    とを特徴とする請求項3記載の眼鏡レンズ選定補助具。
JP4225773A 1992-08-25 1992-08-25 眼鏡レンズ選定方法及び眼鏡レンズ選定補助具 Pending JPH0663015A (ja)

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