JPH0662657U - ペンシル型携帯電話機の形状とその応用品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 携帯電話機の形状をペンシル型にすることに
よって使用上及び携帯性から見て、より簡便とし、更に
胸ポケット等への差し込みが可能となる。また、蓄電池
（バッテリー）の充電時及び本機の未使用時等には蓄電
池の装着部から外して、別部品であるボールペン等と差
し替える事に依って「筆記具」としての役目を持たせ
る。 【構成】 電話機本来の目的でもある受発信通話の機能
を持つ小型無線機と小型蓄電池１２を以って一時的製品
とするが、二次的には別部品を用いて「筆記具」の機能
を持たせるためバッテリーの装着部分と同様の形状規格
のボールペン等を作製して、差し替え交換して別用途と
しても使用できるものとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、携帯電話機の形状をペンシル型即ち小型円形又は角形の筒状にする こと、及び更なる計量化を図ること等で使用上、携帯性等の簡便さを計り且つ胸 ポケット等への差し込みも可能とし、持ち歩きの便利性を計ると共に本機を電話 機本来の目的でもある受け発信通話の以外にも別途に「筆記具」としての役割を も持たせる多機能なものとして、その利用分野を広げるものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の携帯電話機は、手持ち式が大半でありポケットに収納が可能なものであ っても、その重量は３００ｇ〜５００ｇ程度もあり身に付けにくいものが多い。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

携帯電話機の持つ本来の目的から見て、胸ポケット等にも差し込めて身に付け 易くして且つ軽量にする為にはキャビネット（外函）の材質、操作釦、使用部品 及び電子回路基盤に用いる半導体素子等に改良を行う必要があり、且つ付属され る蓄電池（バッテリー）においても本体と同様に小型軽量化が成されなければな らない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

先ず第１には、本体の形状と大きさ（寸法・容積）であり、これを前述の様な 小型円形又は角形の筒状にして細く小さくするものとし、第２には本体の重量を 軽量にする事である。これに付いては先ずキャビネットの材質をより軽い素材の ものを用いる事とし、次には各種の操作釦類をより小さなものにする事。更には 内部に使用する電子回路基盤の小型化と此れらに用いる半導体素子（ＩＣ・ＬＳ Ｉ等）を集約し小型化したものを用いるものとし、且つ付属する蓄電池（バッテ リー）においても本体と同様に小型軽量化のものを用いて達成せしめること。

【０００５】

【作用】

本機の形状をペンシル型即ち円形又は角形筒状にすることに依って携帯し易く 且つ胸ポケット等へも差し込めて身に付け易くなる。一方「筆記具」としての用 途からも、本・書籍ノート類への挟み込み等も可能となる等の利点が多くなる。

【０００６】

【実施例】

請求項１の携帯電話機の形状はペンシル型の円形又は角形筒状のものとして、 その寸法は蓄電池（バッテリー）を含めて円形のものにあっては、円周の直径を ３０ｍｍ以下とし、高さは１６０ｍｍ程度（一般人の耳と口の距離程度）とし、 角形のものにあっては幅を３５ｍｍ、厚みは３０ｍｍ程度とし、高さを１６０ｍ ｍ程度（いずれもアンテナ部を除く）とする。また重量においては本体と蓄電池 を含めての総重量を２００ｇまでのものとする。更に蓄電池（バッテリー）にあ っては本体と同じ形状のものとして、且つ充電可能で軽量な蓄電池を用いるもの とする。

【０００７】 更に、大きさをこれらの形状のものにする為の具体策としては、先ず図１の１本 体キャビネットの材質においては従来品として一般的にはポリプロピレン系の樹 脂が用いられているが、更に軽量化を計る為には塩化ビニール系樹脂又は炭素系 樹脂等を用いる事に依って可能となり、また小型化に付いては各種の操作釦であ る図１の１４及び１５においては、各１個の寸法を５．０ｍｍとする。又これら に伴っての内部のスイッチ部品類も同様の規模のものを使用し、更に内部に収納 する電子回路基盤及び半導体の部品に付いては、ＩＣ・ＬＳＩ等集積回路の更な る小型集約化を図って、本体の形状容積内に収納する。また限定容積内の有効利 用の点から見て、図１の２アンテナの本体への接続はネジ込み式に依る接点接続 とする。又図１の１２の蓄電池においては、充電可能なものとし現在は鉛の他に ニッケルカドミュウム・ニッケル水素・リチュウムイオイ等の蓄電池があるが、 持続効率が良く且つ本体の形状に合わせたもので軽量化が可能のものを用いる事 とし、図の１の１３である蓄電池の底部には充電時用の接続端子を設ける。また 図１の６操作部の開閉蓋は受発信操作をする以外の時は同蓋を閉じる事に依って 通話中の誤動作防止や原型状を保つ為に用いるものとし、図１の１１本体と蓄電 池の着脱は双方のキャビネットに凹凸溝を付けてロック釦によって脱着するもの 。

【０００８】 請求項２に付いては、図２の１９が図１の１２蓄電池本体と交換用の別部品であ る「ボールペン」の本体であり、図２の２０にあるボールペンの換え芯用の装着 孔を設ける。図２の２１はボールペンの最先端印字部である。図２の２２は図１ の１電話機本体とバッテリーを差し換え交換する際の接続用脱着部であり図１の １１と同様の凹凸溝を付けて図２の２３のロック釦で接続を固定するものとし、 此の別部品である「ボールペン」を作製し、用意する事に依って電話機以外の別 用途としても使用可能と成り本考案を達成せしめるものである。

【０００９】

【考案の効果】

携帯電話機本来の目的に添って、より小型化及び軽量化が図られて一層の便利 性の高いものと成り、且つ別の用途でもある「筆記具」としても兼用できること 等からしても幅広く使用が可能となる利点があり、今後一層要求される情報の多 様化と一般大衆化への対応品として、そのニーズが拡大し期待されるものである 。

【図面の簡単な説明】

【図１】立面図携帯電話機本体と蓄電池を装着した外観
の配置図面である。

【図２】立面図本機の蓄電池と交換使用する別部品の
「特製ボールペン」本体の外観図面。

【符号の説明】

１ 携帯電話機の本体 ２ ロットアンテナ ３ スピーカー用の孔子 ４ 電源スイッチ部 ５ 表示ディスプレイ部 ６ 操作部の開閉用の蓋 ７、８、９ 蓋止め用のマグネット １０ 音量ボリュウム部 １１ 本体と蓄電池の脱着部分 １２ 充電用蓄電池（バッテリー）本体 １３ バッテリーの底部「充電用接続端子付き」 １４ 選択用の操作釦類 １５ 識別用の操作釦類 １６ イヤホーン、マイク、ＦＡＸ用の接続端子 １７ マーク部 １８ マイク用の孔子 １９ 別部品「ボールペン」の本体 ２０ ペン芯の入れ替え用の穴 ２１ ボールペン芯の先端、印字部 ２２ 本体との接続用脱着部 ２３ 脱着操作用の開閉釦 ２４ マーク部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 本携帯電話機の形状をペンシル型即ち小
   型円形又は角形の筒状にする事に依って使用上、及び携
   帯性から見て最適且つ簡便なものとし、更に胸に差し込
   んで持ち歩きが出来て両手の動作が制約されないものと
   する。
2. 【請求項２】 携帯電話機を本来の目的でもある受発信
   通話に使用していない時、又は付属の蓄電池（バッテリ
   ー）を充電中の時等には、別部品として作製する「特製
   ボールペン」等と差し換え交換し組み合わせる事に依っ
   て「筆記具」としての用途にも使用出来るものとするこ
   と。