JPH0662549B2 - 抗炎症および抗アレルギー剤 - Google Patents

抗炎症および抗アレルギー剤

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JPH0662549B2
JPH0662549B2 JP61021875A JP2187586A JPH0662549B2 JP H0662549 B2 JPH0662549 B2 JP H0662549B2 JP 61021875 A JP61021875 A JP 61021875A JP 2187586 A JP2187586 A JP 2187586A JP H0662549 B2 JPH0662549 B2 JP H0662549B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 A.発明の分野 本発明は新規のヒンダードアミドに関し、そして更に詳
しくは、5−リポキシゲナーゼ阻害剤でありそして抗炎
症および抗アレルギー剤として有用であるマルチシクロ
アルキルおよびアザマルチシクロアルキルアミドに関す
る。
アラキドン酸およびその同族体、不飽和脂肪酸がプロス
タグランジン類、トロンボキサン類、5、11−、12
−および15−ヒドロキシエイコサテトラエン酸(HETE
s、DIHETEs、TRIHETEs)ならびにヒドロパーオキシエイ
コサテトラエン酸(HPETEs)およびロイコトリエン類の
前駆体であり、それらのすべてが顕著な生理効果を有す
ることはよく認識されている。5−リポキシゲナーゼ経
路を経て誘導されるロイコトリエン類は、喘息の症状の
発現に対する主要な貢献物質、そして即時型過敏反応お
よび炎症のメデイエイタである。
ロイコトリエン類は炎症浸出物中に見出され、そして炎
症の間の細胞侵襲の過程に含まれる。“ロイコトリエン
類”(“leukotrienes”)なる語は、喘息および他の直
接高感受性反応における重要なメデイエイタである遅反
応性物質〔slow-reacting substance(SRS)〕のよ
うな種類の物質を記載するための一般的用語として使用
される。免疫的に生成するSRSは、通常アナフイラキ
シーの緩徐反応物質(SRS-A)として示される。SRS-A
は、A4、B4、C4、D4、D5およびE4として知られているロ
イコトリエン類(LT)からなる。LTC4は、長時間持続
する気管支収縮効果を生じさせることにおいて、ヒスタ
ミンより少くとも100倍強力である。ロイコトリエン
類はまた、血管透過性を増加させ、そして減少した心臓
排出およびそこなわれた心室収縮を生じさせる。LTB
4は、炎症性腸疾病における炎症の重要なメデイエイタ
でありうる。
化学走性は、細胞の移動の方向がそれらの環境内の物質
によつて決定される反応である。それは炎症が感染剤
(infeclious agent)、アレルギー攻撃、あるいは他の
前炎症性刺激によつて生じるいずれでも、白血球を血液
から炎症部位へ運ぶ1つの主要な過程である。LTB4は好
中球および単核球について化学走性であるばかりでな
く、また好酸球移動の刺激において高度に活性である。
好酸球の侵潤は各種のアレルギー反応の組織的特徴の1
つである。
5−リポキシゲナーゼ阻害活性を有するベノキサプロフ
エンを除いて、アスピリンおよび他の非ステロイド性抗
炎症剤(NSAIDs)、たとえばインドメタシン、イブプロ
フエン、フエノプロフエン等は、アラキドン酸のシクロ
オキシゲナーゼ経路を経るプロスタグランジン類の合成
を阻害する。それらプロスタグランジンシンセターゼ阻
害剤は一般に抗炎症、解熱および鎮痛活性を発揮し、そ
して関節炎の治療に広く使用されている。非ステロイド
性抗炎症剤は、即時型過敏反応において役割を果たし、
そしてまた顕著な前炎症効果を有する5−リポキシゲナ
ーゼ経路を通つて誘導されるアラキドン酸の追加前炎症
誘導体の形成を導きうる。NSAIDs単独の投与は、気管支
痙攣反応性;皮膚発疹;腹痛の症候;発熱;悪心;はき
気および嘔吐;ならびにアナフイラキシーを包含するア
レルギー反応を導きうる。この理由で、アスピリンおよ
び他の非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)は、喘息の、
あるいはアスピリンまたは他のNSAIDsに対し従来アレル
ギー感受性を有した患者については一般的に禁忌であ
る。
アレルギー反応および炎症におけるアラキドン酸カスケ
ード、ならびに5−リポキシゲナーゼおよび他のアラキ
ドン酸カスケード変換生成物の意義および相互反応の認
識に先立つて、有効な治療剤についての探索は主にアレ
ルギーおよび炎症の症状を治療する薬剤に基くものであ
つた。それ故それら状態のメデイエイタの形成を選択的
に遮断する新しい医薬を開発するための努力がなされ、
そして本発明は5−リポキシゲナーゼ経路の代謝的に安
定な阻害剤であり、そして喘息、ならびに他のアレルギ
ー性および過敏反応、ならびに多くの型の炎症の治療に
おいて有用であるマルチシクロアルキルおよびアザマル
チシクロアルキルアミドを提供する。
現在まで、ベノキサプロフエンは、5−リポキシゲナー
ゼ阻害活性を有する唯一の商業的抗炎症剤であつた。不
都合な副作用の故に市場から撤回するに先立ち、ベノキ
サプロフエンは、不具にする(crippling)関節炎およ
び乾癬の治療において、有意義な前進を示したと考えら
れた。従つて炎症およびアレルギー反応に責を有する機
構を遮断し、そしてたとえば関節炎、喘息、乾癬および
他の皮膚疾患、アレルギー反応および他の5−リポキシ
ゲナーゼ介在状態を治療するのに安全に使用することの
できる薬剤に対する長く続いた要求が残つている。それ
らの副作用を緩解し、そしてそれらの所望の医療性質を
支持するために、他のリポキシゲナーゼ、たとえばシク
ロオキシゲナーゼの阻害剤と共に投与することのできる
薬剤に対する要求がまた存在している。
ベント・サミユエルソン(Bengt Samuelson)、“ロイ
コトリエンズ:メデイエイターズ・オブ・イメジエイト
・ハイパーセンシテイビデイ・リアクシヨンズ・アンド
・インフラメーシヨン”(“Leukotriens:Mediators o
f immediate Hypersensitivity Reactions and Inflamm
ation”)サイエンスScience)、220巻、568〜
575頁(1983年5月);ミカエル・ケー・バツハ
(Michael K.Bach)、“インヒビターズ・オブ・ロイコ
トリエン・シンセシス・アンド・アクシヨン”(“Inhi
bitors of Leukotriene Synthesis and Action”)、ザ
ロイコトリエンズ、ケミストリー・アンド・バイオロ
ジーThe Leukotrienes,Chemistry and Biology)、1
63〜194頁、〔アカデミツク・プレス・インコーポ
レーテツド(Academic Press Inc.)、1984年〕;
シー・ダブリユ・リー(C.W. Lee)等、“ヒユーマン・
バイオロジー・アンド・イミユノリアクテイビテイ・オ
ブ・ロイコトリエンズ”(“Human Biology and Immuno
reactivity of Leukotrienes”)、アドバンゼズ・イン
・インフラメーシヨン・リサーチAdvances in Inflam
ation Research)、6巻、219〜225頁〔レーベン
・プレス(Raven Press)、ニユーヨーク、1984
年〕;エデイトリアル、“ロイコトリエンズ・アンド・
アザー・リポキシゲナーゼ・プロダクツ・イン・ザ・パ
ツセゴネシス・アンド・セラビー・オブ・ソリアシス・
アンド・デルマトーゼズ”(Editorial,“Leukotriene
s and other Lipoxygenase Products in the Pathegone
sis and Therapy of Psoriasis and Dermatoses”)、
アーカイブス・オブ・デルマトロジーArch.Dermato
l.)、119巻、541〜547頁(1983年7
月);ロバート・エイ・ルイス(Robert A.Lewis)等、
“ア・レビユー・オブ・リースント・コントリビユーシ
ヨンズ・オン・バイオケミカリー・アクテイブ・プロダ
クツ・オブ・アラヒドネイト・コンバージヨン”(A Re
view of Recent Contributions on Biologically Activ
e Products of Arachidonate Conversion”)、インタ
ーナシヨナル・ジヤーナル・オブ・イミユノフアーマコ
ロジーInt.J.Immunopharmac.)、4巻、2号、85〜
90頁(1982年);ミカエル・ケー・バツハ(Mich
ael K. Bach)、バイオケミカル・フアーマコロジーB
iochemical Pharmacology)、23巻、4号、515〜
521頁(1984年);イー・エル・ベツカー(E.L.
Becker)、ケモタクチツク・フアクターズ・オブ・イン
フラメーシヨンChemotactic Factors of Inflammatio
ns)、223〜225頁〔エリバー・サイエンス・パブ
リツシヤーズ・ビー・ブイ(Eliver Science Publisher
s B.V.)、アムステルダム、1983年〕;ピー・シヤ
ロン(P.Sharon)およびダブリユ・エフ・ステンソン
(W.F.Stenson),ガストロエンテロロジーGastroent
erology)、84巻、454頁(1984年);および
エム・ダブリユ・マツシユ(M.W.Musch)等、サイエン
Science)、217巻、1255(1982年)参
照。
本発明はアラキドン酸カスケードの5-リポキシゲナーゼ
経路を遮断し、従ってアレルギー症および炎症の原因で
あるロイコトリエン類の形成を阻止する化合物を提供す
る。本発明はこの活性によって、単独で、あるいは別種
のオキシゲナーゼ阻害剤、例えば非ステロイド性抗炎症
剤(シクロオキシゲナーゼ阻害剤)と組み合せて、アレ
ルギー症および過敏症ならびに炎症の処置に有用な新し
い種類の治療剤を提供する。
B.先行技術 すべてがザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(The Dow Ch
emical Company)に譲渡されているワグナー(Wagner)
等の米国特許第4,029,812号、ならびに第4,029,
812号の分割出願から発行された関連米国特許第4,0
76,841号および第4,078,084号は抗脂血症であ
り、そして血漿脂質水準、特にコレステロールおよびト
リグリセライド水準の減少において有用な2−(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)チオカ
ルボン酸を開示している。
ワグナー等のそして関連する化合物はまた、文献中に可
塑剤および殺虫剤として報告されている。たとえば、ケ
ミー・テクノロジア(Khim.Tekhnol.)、20(4)、
568〜574(1977);ペスチサイダル・バイオ
ケミストリー・アンド・フイジオロジーPestic.Bioch
em.Physiol.)、1979、12(1)、23〜30参
照。ケミカル・アブストラクツChem.Abs.)90(1
9):151802xが興味深い。
要約 本発明の化合物は、次式 〔式中、R1およびR2は、ハロ、フエニル、置換フエニル
および次式 (式中、n、mおよびpは個々に1から8までの整数で
あり、ただしn+m+pは10もしくはそれ以下であ
る)の基からなる群の等しいかまたは異つたものであ
り;Xは、チオ、スルフイニルまたはスルホニルであ
り;Alkは、直鎖又は分枝鎖の低級アルキレンであり、
そしてR3は、ビシクロアルキルアミノ、トリシクロアル
キルアミノ、アザビシクロアルキル、アザトリシクロア
ルキル、アザビシクロアルキルアミノ、アザトリシクロ
アルキルアミノまたはジシクロアルキルアミノからなる
群から選択される〕によつて示される立体的に妨害され
た多環状アミドである。
本発明の化合物は、アレルギー性および過敏反応、なら
びに炎症の治療において有用である。本化合物は、単独
で、あるいは1種もしくはそれ以上のシクロオキシゲナ
ーゼ阻害剤との組合せにおいて、関節炎および他の炎症
性関節疾病、喘息、増殖性皮膚疾病たとえば乾癬等の治
療に有用である。
好ましい態様の詳細な記述 本発明の化合物は、一般的に、アレルギー性または過敏
反応あるいは炎症の患者に対し、1日0.1から100mg
/kgまで、好ましくは0.5から50mg/kgまでの経口また
は非経口用量で、好ましくは分割された用量において投
与され、そして増殖性皮膚疾病たとえば乾癬の患者に対
し好ましくは局所的に適用される。本化合物は、特に炎
症前症状を示す患者、あるいは例えば通常の非ステロイ
ド性抗炎症剤に対してアレルギー反応を示す患者に対し
て、単独の治療剤として、また別種の薬剤、例えばシク
ロオキシゲナーゼ阻害剤と組み合せて、投与することが
できる。迅速な応答が望まれる場合、例えばある種の喘
息の場合に、非経口投与、例えば静脈投与が好ましい。
概していえば、本発明の化合物の合成は、ハロまたはト
シル置換脂肪族アシルマルチ環状またはアザマルチ環状
アミド上のハロゲンまたはトシレートを塩基の存在にお
いてチオールにより置換することによつて遂行される。
適当なアルケニルアシルアミドの二重結合に対するチオ
ールの付加はまた、有用な合成経路である。別途に、チ
オールおよび塩基との反応を経由する置換は、トシルま
たはハロ置換脂肪族カルボン酸またはエステルに対して
行うことができ、それはついで対応の酸クロライドと所
望のマルチ環状アミンとの反応を経由してアミドに変換
される。エステルは、酸クロライドへの変換に先立ち、
好ましくは、たとえばオキサリルクロライドにより対応
の酸に加水分解される。スルホンおよびスルホキサイド
は、たとえばm−クロロ過安息香酸またはメタ過ヨウ素
酸ナトリウムでのスルフアイドの酸化により容易に製造
される。
適当なアミンは次のものを包含するが、それらに限定さ
れない: N−トリシクロ〔3.3.1.13,7〕デセ−1−イ
ルアミン; N−〔6,6−ジメチルビシクロ〔3.1.1〕ヘプト
−1−イルアミン; N−エンド−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−イル
アミン; N−トリシクロ〔3.3.1.13,7〕デセ−2−イ
ルアミン; N,N−ジシクロヘキシルアミン; 3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノナン; N−〔1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクタ−3−イ
ルアミン; 3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノナン; 4−アザトリシクロ〔4.4.0.03,8〕デカン; 4−アザトリシクロ〔4.3.1.13,8〕ウンデカ
ン; 11−アザビシクロ〔4.4.1〕ウンデカン; 3−アミノ−9−アザビシクロ〔3.3.1〕ノナン; 2−アミノビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン; 2−アミノ−1,7,7−トリメチルビシクロ〔2.
2.1〕ヘプタン; 1−アミノ−2−アザトリシクロ〔3.3.1.1
3,7〕デカン、等 上記の親油性の立体障害アミン化合物は、C−架橋シク
ロアルキルアミンおよびC−架橋アザシクロアルキルア
ミンである。
ここで使用する“低級アルキル”なる語は、炭素原子1
から6個までを有する直鎖または分枝鎖の低級アルキ
ル、即ちメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
ル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペ
ンチル、2−メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、
n−ヘキシル等を示す。
ここで使用する“低級アルキレン”なる語は、炭素原子
1から6個までを有する直鎖または分枝鎖の低級アルキ
レン基、即ちメチレン、エチレン、n−プロピレン、is
o−プロピレン、n−ブチレン、sec−ブチレン、1,1
−ジメチルエチレン、n−ペンチレン、2−メチルブチ
レン、2,2−ジメチルプロピレン、n−ヘキシレン等
を示す。
Xにより示される基は、好ましくはチオまたはスルフイ
ニル、そして最も好ましくはチオである。
次式 により示される好ましい基は、nおよびmが好ましくは
1または2である第三級アルキル部分を包含し、そして
最も好ましい基は、n、mおよびpが1の基、即ちt−
ブチルにより示される。
ここで使用する“ハロ”なる語は、クロロ、ブロモ、フ
ルオロおよびヨウドを包含する。
“低級アルコキシ”なる語は、1から6個までの直鎖ま
たは分枝鎖の炭素原子を有するアルコキシ基、即ちメト
キシ、エトキシ、n−プロポキシ−tert−ブトキシ等を
示す。
“置換フエニル”なる語は、R4についてはアミノ、ハ
ロ、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルキルアミノア
ルキル、低級ジアルキルアミノアルキル、トリフルオロ
メチル、低級アルコキシ等、R1およびR2についてはハ
ロ、ヒドロキシ、低級アルキルおよび低級アルコキシか
らなる群から選択される1個もしくはそれ以上の置換基
を有するフエニルを示す。
本発明の化合物の選択的活性を、次の検定法を使用して
先ず決定した。
試験A−選択された5−リポキシゲナーゼ阻害剤の特異
性をチエツクするために、大豆15−リポキシゲナーゼ
のインビトロ阻害検定を使用する。大豆リポキシゲナー
ゼによりアラキドン酸の15−HPETEへの酸化の間の酸
素摂取を、阻害剤の存在および不存在において、参照標
準としてノルジヒドログアヤレチン酸(NDGA)を使用し
て測定する。100μMにおいて阻害する化合物を更に
試験して、IC50値を決定する。“IC”は“阻害濃度”
(“inhibitory concentration”)を示す。
試験B−抗炎症、抗アレルギー活性の決定:5−リポキ
シゲナーゼのインビトロ阻害。ラツトの好塩基性白血病
細胞ホモジネート〔Rat Basophilie Leukemia Cell Hom
ogenate(RBL−1)の100,000×g上清画分を、5
−リポキシゲナーゼ酵素原として使用する。酵素を、試
験化合物の存在および不存在において、〔1−14C〕−
アラキドン酸およびCa++とインキユベートする。5−リ
ポキシゲナーゼの生成物、5−ヒドロキシエイコサテト
ラエン酸(5−HETE)を薄層クロマトグラフイにより分
離し、そして放射活性により測定する。5−HETE合成を
30%もしくはそれ以上阻害する化合物は、その濃度に
おいて活性と見做す。最初のスクリーニング量は1×1
-4Mである。化合物が10-4Mにおいて5−HETE合成
を50%以上阻害するとき、その化合物は、IC50値を決
定するために多数用量水準で試験する。
試験C−細胞中における遅反応性物質(SRS)生合成の
阻害。ラツトの好塩基性白血病細胞(RBL−1)による
SRS合成を、単独および試験化合物との組合せにおけ
るイオノホール(ionophore)A23187との細胞の
インキユベーシヨンにより誘導する。倍地中に放出され
たSRSを、高圧液体クロマトグラフイ、シンチレーシ
ヨンカウンテイングまたは生物検定により測定する。生
物検定においては、SRS産生の阻害パーセントは、摘
出したモルモツト回腸の切片の等価の収縮を導くのに組
織浴中に必要な処理物質および対照媒質の量を決定する
ことによつて評価する。SRS生合成を50%もしくは
それ以上阻害する化合物は、もしも当量の化合物がSR
Sによる回腸収縮に直接拮抗するならば、その濃度にお
いて活性と見做す。もしも化合物が平滑筋収縮を直接阻
害するならば、それはSRS生合成阻害剤として不活性
と見做す。試験化合物の初期スクリーニング量は1×1
-4Mおよび1×10-5Mである。
試験D−人血小板12−リポキシゲナーゼのインビトロ
阻害。血小板融解物の400,000×g上清を、試験化
合物の存在および不存在において〔1−14C〕−標識ア
ラキドン酸とインキユベートする。変換生成物、12−
ヒドロキシエイコサテトラエン酸(12−HETE)を、薄
層クロマトグラフイによる単離の後に定量する。最初10
0μM濃度においてスクリーニングして、12−HETEの
合成を30%もしくはそれ以上阻害する化合物は、活性
と見做す。IC50値は、活性化合物につき決定する。
試験E−ヒツジ精のうミクロゾームシクロオキシゲナー
ゼのインビトロ阻害。試験化合物の存在または不存在に
おけるアラキドン酸シクロオキシゲナーゼ反応速度を、
酸素摂取を追跡することにより決定する。10-4Mにお
いて阻害する化合物をさらに試験して、IC50値を決定す
る。
以下の実施例で、本発明を更に説明する。
例1 3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロ
キシフエニルチオシアネートの製造 機械攪拌機、ガス導入口、温度計およびガス導入口、温
度計およびガス排出口を付した5容三頸丸底フラスコ
に、2,6−ジ−tert−ブチルフエノール(474g、
2.30モル)、チオシアン酸アンモニウム(76.12
g、4.83モル)およびメタノール(1200m)を
加えた。反応混合物を、氷/塩浴中で攪拌しそして0℃
に冷却した。温度を0から10℃までに維持して、塩素
ガスを混合物を約1時間かかつてゆつくり吹き込み、そ
れにより反応混合物は不均一な黄色となつた。ついでア
ンモニアガスを反応混合物に約1−1/2時間かかつて吹
き込み、反応混合物は0から10℃までの間の温度に維
持した。反応混合物を0℃で更に1時間攪拌し、冷蒸留
水2中に注入し、そして1夜冷蔵した。水性層を傾斜
し、そして固体をメタノールに取り、水から沈澱させ、
濾過し、そして五酸化リン上で2日間乾燥した。生成し
たゴム状黄色固体をペンタンから再結晶し、そして真空
中で乾燥して、生成物が白色粉末として生成した、融点
61.5〜63℃。
元素分析値:C15H21NSOとして 理論値:C68.40 H8.30 N5.32 S12.17 測定値:C68.85 H8.05 N5.29 S12.12 例2 2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−メルカ
プトフエノールの製造 3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロ
キシフエニルチオシアネート(55g、0.209モル)
を、アセトン(200m)中に、アルゴン雰囲気下に
溶かした。水(7.6g、0.42モル)を加え、そして反
応混合物を0℃に冷却した。トリエチルホスフイン(2
4.7g、0.209モル)を1時間かかつて滴下し、つい
で反応混合物を攪拌しつつ室温に加温した。溶液を濃縮
し、溶媒を除去し、そして生成した油をシリカ上でクロ
マトグラフイした。チオールを含有する画分を合せ、溶
媒を除去して、白色粉末が生成し、それをメタノール水
/から再結晶し、そして乾燥して、所望生成物43.3g
が生成した。NMRは、生成物の真正であることを確証し
た。
例3 N,N−ジシクロヘキシル−2−プロパンアミドの製造 エチルエーテル(100m)中のジシクロヘキシルア
ミン(19.92m、0.10モル)およびトリエチルア
ミン(27.88m、0.20モル)の溶液を、0℃に冷
却した。エチルエーテル(20m)中のアクリロイル
クロライド(7.93m、0.1モル)の溶液を加え、そ
して溶液を12時間攪拌し濾過し、そして濃縮して、生
成物を固体として得、それを真空中で乾燥した。構造は
NMRにより確認した。
例4 3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N,N−ジシクロヘキ
シルプロパンアミドの製造 例3の表題化合物(1.9g、0.008モル)、2,6−
ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−メルカプトフエ
ノール(2g、0.008モル)およびトリエチルアミン
(0.5m)を、メタノール(25m)中で約12時
間攪拌した。溶媒を回転蒸発機で真空中除去し、粗物質
をシリカ上のクロマトグラフイにより精製し、そしてヘ
キサンから再結晶した、融点約168.5〜172℃。
元素分析値:C29H47O2NS(分子量473.76)として 計算値:C73.52 H10.00 N2.96 S6.77 測定値:C73.43 H10.24 N2.91 S6.91 例5 N−トリシクロ〔3.3.1.13,7〕デセ−1−イ
ル−2−プロペンアミドの製造 エチルエーテル(25m)中のアクリロイルクロライ
ド(4.05m、0.05モル)の溶液を、エチルエーテ
ル(300m)中の1−アダマンタンアミン(7.65
g、0.05モル)およびトリエチルアミン(15.3m
、0.11モル)の冷(+5℃)溶液に加え、そして溶
液を室温で72時間攪拌した。溶媒を回転蒸発機で除去
した。残渣を酢酸エチル(100m)に溶かし、10
%塩酸(100m)および水(50m)で洗浄し、
硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、そして溶媒を真空
中で除去して、油状の固体が残留し、それをメタノール
−酢酸エチル−ヘキサンから結晶化した。構造はNMR
により確認した。
例6 3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−トリシクロ〔3.
3.1.13,7〕デセ−1−イルプロパンアミドの製
例4の方法に従い、2,6−ビス(1,1−ジメチルエ
チル)−4−メルカプトフエノール(1.19g、0.00
5モル)、例5の表題化合物(1.03g、0.005モ
ル)およびトリエチルアミン(0.5m)を、メタノー
ル(100m)中、アルゴン下に、室温で12時間攪
拌した。溶媒およびトリエチルアミンを回転蒸発機で除
去し、そして生成物をシリカ上のクロマトグラフイによ
り精製し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶し、濾過
し、そして真空中で乾燥した、融点約172.5〜173.
5℃。
元素分析値:C27H41NO2S(分子量443.69)として 計算値:C73.09 H9.31 N3.16 S7.23 測定値:C73.03 H9.18 N3.08 S7.30 例7 N−(6,6−ジメチルビシクロ〔3.1.1〕ヘプト
−2−イル)−2−プロパンアミドの製造 例3の方法に従い、エチルエーテル(50m)中のア
クリロイルクロライド(4.05m、0.05モル)の溶
液を、エチルエーテル(400m)中のトリエチルア
ミン(15.3m、0.11モル)およびノルピニルアミ
ン(6.96g、0.05モル)の冷(5℃)混合物に滴下
した。反応混合物を室温に加温し、そして72時間攪拌
した。淡黄褐色固体を濾過し、そしてエチルエーテルで
よく洗滌した。溶媒およびトリエチルアミンを除去し
て、表題生成物が油状の固体として残留した。構造はN
MRにより確認した。
元素分析値:C12H19NO(分子量193.28)として 計算値:C74.57 H9.91 N7.24 測定値:C74.28 H9.65 N7.15 例8 3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−(6,6−ジメチ
ルビシクロ〔3.1.1〕ヘプト−2−イル)−プロパ
ンアミドの製造 例4の方法に従い、2,6−ビス(1,1−ジメチルエ
チル)−4−メルカプトフエノール(1.19g、0.00
5モル)、N−(6,6−ジメチルビシクロ〔3.1.
1〕ヘプト−2−イル)−2−プロパンアミド(0.96
g、0.005モル)およびトリエチルアミン(0.5m
)を、メチレンクロライド(75m)中で1時間攪
拌した。追加チオール(1g)を加え、反応混合物を更
に12時間攪拌した。トリエチルホスフイン(0.5m
)を加え、そして溶液を72時間攪拌した。溶媒およ
びホスフインを回転蒸発機で除去し、そして生成物をシ
リカゲル上のクロマトグラフイにより除去し、そして酢
酸エチル/ヘキサンから再結晶した、融点152.5〜1
54℃。
元素分析値:C26H41NO2S(分子量431.68)として 計算値:C72.34 H9.55 N3.24 S7.43 測定値:C72.54 H9.53 N3.20 S7.58 例9 N−エンド−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−イル
−2−プロパンアミドの製造 例7の方法に従い、エチルエーテル中のアクリロイルク
ロライド(2m、0.025モル)の溶液を、メチレン
クロライド(250m)およびエチルエーテル(25
0m)中のエンド−2−アミノノルボルナン(3.67
g、0.025モル)およびトリエチルアミン(15.3m
)の混合物に、0°〜5℃で30分間かかつて加え
た。溶液を室温に加温し、そして72時間攪拌した。溶
媒を回転蒸発機で蒸発し、新たなメチレンクロライド
(400m)を加え、そして溶液を3時間還流した。
溶媒を回転蒸発機で除去し、そして残渣をエチルエーテ
ル(500m)に取り、1時間攪拌し、そして固体を
濾取し、そしてエチルエーテルで洗滌した。溶媒の除去
は、表題生成物を油として残留した。構造はNMRによ
り確認した。
例10 N−エンド−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−イル
−3−〔〔3,5ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕プロパンアミドの製造 例4の方法に従い、例9の表題化合物(0.87g、0.0
05モル)、2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)
−4−メルカプトフエノール(1.19g、0.005モ
ル)、トリエチルアミン(0.5m)およびトリエチル
ホスフイン(0.5m)を、メチレンクロライド(75
m)中で12時間攪拌した。溶媒を回転蒸発機で除去
し、そして生成物をシリカ上のクロマトグラフイにより
精製し酢酸エチル/ヘキサンから再結晶し、そして乾燥
した、融点128〜131℃。
元素分析値:C24H37NO2S(分子量403.62)として 計算値:C71.42 H9.24 N3.47 S7.94 測定値:C71.69 H9.15 N3.46 S8.12 例11 N−トリシクロ〔3.3.1.13,7〕デセ−2−イ
ル−プロペンアミドの製造 エチルエーテル(20m)中のアクリロイルクロライ
ド(4.52g、0.05モル)の溶液を、メチレンクロラ
イド(200m)およびエチルエーテル(200m
)中の2−アダマンチルアミン塩酸塩(9.35g、0.
05モル)およびトリエチルアミン(30.65m)の
攪拌した混合物に、30分かかつて滴下した。溶液を1
2時間攪拌し、固体を濾過し、そしてエチルエーテルで
洗滌し、そして濾液を油状物までストリツプ蒸発し、そ
れを酢酸エチルおよびヘキサン中に取り、そして1夜放
置した。固体を濾過し、濾液を濃縮しそして冷却し、そ
して橙色固体としての生成物を濾過しそして乾燥した。
構造はNMRにより確認した。
例12 3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−トリシクロ〔3.
3.1.13,7〕デセ−2−イルプロパンアミドの製
例4の方法に従い、トリエチルアミン(0.5m)を、
メタノール(100m)中の2,6−ビス(1,1−
ジメチルエチル)−4−メルカプトフエノール(1.19
g、0.005モル)およびN−トリシクロ〔3.3.
1.13,7〕デセ−2−イル−2−プロペンアミド
(1.02g、0.005モル)の溶液に加え、そして溶液
を室温で12時間攪拌した。溶媒およびトリエチルアミ
ンを回転蒸発機で除去し、そして生成物をシリカ上のク
ロマトグラフイにより精製し、酢酸エチル/エチルエー
テル/ヘキサンから再結晶し、そして乾燥した、融点約
155.5〜156℃。
元素分析値:C27H41NO2S(分子量443.69)として 計算値:C73.09 H9.31 N3.16 S7.35 測定値:C73.18 H9.23 N3.09 S7.21 例13 3−(1−オキソ−2−プロペニル)−3−アザビシク
ロ〔3.2.2〕−ノナンの製造 エチルエーテル50m中のアクリロイルクロライド
(4.05m、0.05モル)の溶液を、エチルエーテル
250m中の3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノナン
(6.26g、0.05モル)およびトリエチルアミン(1
5.3m、0.11モル)の冷混合物に、攪拌しつつ加え
た。氷浴を取り去り、そして反応混合物を室温に加温
し、そして72時間攪拌した。生成した白色物質を濾取
し、そしてエチルエーテルおよび酢酸エチルでよく洗滌
した。溶媒を回転蒸発機で除去し、そして残渣をエチル
エーテルに取り、ヘキサンを加え、そして溶液を冷却し
た。残留した少量の不溶物を濾過し、そして溶媒を蒸発
して、生成物が油として残留した。構造はNMRにより
確認した。
例14 〔3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−
4−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−1−オキソプロピ
ル〕−3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノナンの製造 2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4−メルカ
プトフエノール(1.19g、0.005モル)、3−(1
−オキソ−2−プロペニル)−3−アザビシクロ〔3.
2.2〕ノナン(900mg、0.005モル)およびトリ
エチルアミン(1.25m)を例4の方法に従つて合
せ、そしてメタノール(50m)中、アルゴン雰囲気
下に72時間攪拌した。生成物をシリカ上のクロマトグ
ラフイにより精製し、そして酢酸エチルおよびヘキサン
から再結晶した、融点110.5〜112℃。
元素分析値:C25H39NO2S(分子量417.65)として 計算値:C71.90 H9.41 N3.35 S7.68 測定値:C71.94 H9.27 N3.31 S7.88 例15 4−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕ブタン酸の製造 水酸化カリウム薄片(2.52g、0.045モル)を、ア
セトン(10m)中の2,6−ビス(1,1−ジメチ
ルエチル)−4−メルカプトフエノール(3.57g、0.
0165モル)およびエチル4−ブロモ−ブチレート
(3.23g、0.0165モル)の澄明な溶液に加えた。
水(20m)を加え、そして溶液を1.5時間攪拌し、
溶媒を回転蒸発機で除去し、そして水(50m)を加
え、そして混合物をエチルエーテル(3×75m)で
抽出した。水性層を濃塩酸で酸性にし、エチルエーテル
(2×50m)で抽出し、合せた有機抽出液を水(5
0m)で洗滌し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過
し、そして溶媒を除去して、油が残留し、それをシリカ
上のクロマトグラフイにより精製し、エチルエーテル/
スケリソルブBから再結晶し、濾過しそして生成物を真
空中、室温で12時間乾燥した、融点約112〜113.
5℃。
元素分析値:C18H28O3S(分子量324.48)として 計算値:C66.63 H8.70 S9.88 測定値:C66.71 H8.74 S9.57 例16 4−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−トリシクロ〔3.
3.1.13,7〕デセ−1−イルブタンアミドの製造 例19の表題化合物をベンゼンに溶かし、そして溶液を
氷浴中で約5℃に冷却する。ベンゼン中のオキサリルク
ロライドの溶液を、約5分間かかつて滴下する。氷浴を
取り去り、そして溶液を室温に加温し、そして約5時間
攪拌する。ベンゼンを蒸発し、そして新たなベンゼンを
加える。トリエチルアミンおよび1−アダマンタンアミ
ンを溶液に加え、そして1夜攪拌する。ベンゼンを回転
蒸発機で蒸発し、そして生成物をシリカ上のクロマトグ
ラフイにより精製する。
例17 N−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクト−3−イル
−2−クロロ−アセトアミド、モノ塩酸塩の製造 水酸化カリウム(10g)を、塩化ナトリウムで飽和し
た水(80m)中の3−アミノキヌクリジンジ塩酸塩
(10.45g、0.052モル)の溶液に加えた。30分
間攪拌した後、メチレンクロライド(75m)を加
え、そして層を分離した。水性層をメチレンクロライド
(2×75m)で洗滌し、そして抽出液を上記メチレ
ンクロライド層と合せ、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾
過し、そして容量を100mに減少させた。メチレン
クロライド(25m)中のクロロアセチルクロライド
(3.11g、0.0273モル)の溶液を滴下し、そして
混合物を1夜攪拌した。溶媒を回転蒸発機で除去し
た、。残渣をメタノール−酢酸エチルから再結晶して、
白色固体(4.7g)を得た、融点約189〜195℃。
構造はNMRにより確認した。
例18 N−1−アザビシクロ〔2.2.2〕オクト−3−イル
−2−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−
4−ヒドロキシフエニル〕チオ〕アセトアミド、モノ塩
酸塩の製造 表題化合物を、例17の生成物(2.0g、0.0084モ
ル)および2,6−ビス(1,1−ジメチルエチル)−
4−メルカプトフエノール(1.99g、0.0084モ
ル)をアセトニトリル(25m)に溶かすことにより
製造した。トリエチルアミン(5m)を混合物に加
え、そして混合物を室温で12時間攪拌し、ついで72
時間還流した。熱混合物を濾過し、そして溶媒を回転蒸
発機で除去した。残渣をヘキサンと研和し、そして熱酢
酸エチルに溶かし、そして冷却した。濾過した後、溶媒
を回転蒸発機により除去し、そして残渣を酢酸エチル−
メタノール−エチルエーテルから再結晶して、黄褐色固
体を得た。構造はマススペクトル分析M+404により確
認した。
例19〜24 例4のアミドを適当なアミド、たとえばN,N−ジシク
ロヘキシル−2−ブテンアミドに置換することにより、
以下の化合物が得られる: 例19 3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N,N−ジシクロヘキ
シルブタンアミド 例20 2−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N,N−ジシクロヘキ
シルアセトアミド 例21 2−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−トリシクロ〔3.
3.1.13,7〕デセ−1−イルヘキサンアミド 例22 4−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−(6,6−ジメチ
ルビシクロ〔3.1.1〕ヘプト−2−イル)−2,2
−ジメチルブタンアミド 例23 N−エンド−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−イル
−2−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−
4−ヒドロキシフエニル〕チオ〕エタンアミド 例24 3−〔〔3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−4
−ヒドロキシフエニル〕チオ〕−N−トリシクロ〔3.
3.1.13,7〕デセ−2−イル)ヘキサンアミド 例25 3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニルチオシアネ
ートの製造 2,6−ジクロロフエノール(100g、0.613モ
ル)およびチオシアン酸アンモニウム(102.73g、
1.350モル)をメタノール中で混合し、そして溶液を
0℃に冷却した。塩素ガスを反応混合物に吹き込み、温
度は10℃以下に維持した。溶液は淡黄色に変色した。
溶液を酸性まで全部で3時間攪拌し、その時点でアンモ
ニアガスを反応混合物に吹き込み、そして溶液を0から
10℃までで更に3時間攪拌した。反応混合物を氷冷蒸
留水に注入し、そして濾過して、黄色固体約20gが生
成し、それを真空中で1夜乾燥した。濾液をエチルエー
テルで抽出し、そして抽出液を硫酸マグネシウム上で乾
燥し、そして溶媒を真空中で除去して、粗生成物約10
0gが生成した。シリカクロマトグラフイによる精製に
引続いて、物質をトルエン1に取り、活性炭を加え、
濾過し、そしてヘキサンから再結晶して、生成物55.0
3gが黄色固体として生成した、融点約94.5〜97
℃。構造はNMRにより確認した。
例26 3,5−ジクロロ−4−メルカプトフエノールの製造 例25の表題化合物(55.03g、0.25モル)をアセ
トン300mに溶かした。水(9m、0.50モル)
を加え、そして溶液を0℃に冷却した。トリエチルホス
フイン(36.9m、0.250モル)を65分間かかつ
て滴下し、温度を維持し、1−1/2時間攪拌し、溶媒を
除去し、そして生成物をシリカ上のクロマトグラフイに
より精製し、そしてヘキサンから再結晶して、表題化合
物が生成した。
元素分析値:C6H4OCl2Sとして 計算値:C36.94 H2.07 Cl36.35 S16.44 測定値:C36.96 H2.06 Cl36.31 S16.56 例27〜30 上記例において、2,6−ビス(ジメチルエチル)−4
−メルカプトフエノールを適当なジハロチオールたとえ
ば3,5−ジクロロ−4−メルカプトフエノールに置換
することにより、対応のジハロアミドが得られる: 例27 3−〔〔3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニル〕
チオ〕−N−トリシクロ〔3.3.1.13,7〕デセ
−1−イルプロパンアミド 例28 N−エンド−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−イル
−3−〔〔3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニ
ル〕チオ〕プロパンアミド 例29 3−〔〔3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニル〕
チオ〕−N−トリクロロ〔3.3.1.13,7〕デセ
−2−イルプロパンアミド 例30 〔3−〔〔3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフエニ
ル〕チオ〕−1−オキソプロピル〕−3−アザビシクロ
〔3.2.2〕ノナン 例31 2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1″−テルフエニ
ル〕−5′−イルチオシアネート 2,6−ジフエニルフエノール(100.0g、0.406
モル)およびチオシアン酸ナトリウム(76.99g、0.
893モル)を、磁気攪拌機、温度計およびガス導入管
を付した三頸丸底フラスコ中において、メタノールに懸
濁した。反応混合物を、アセトン/氷浴中で−5℃に冷
却し、そして塩素ガスを溶液に3時間吹き込んだ。温度
を10℃以下に維持し、アンモニアガスを反応混合物に
2時間吹き込んだ。フラスコの内容をついで氷冷蒸留水
(250m)に注入し、そして冷蔵庫中に12時間放
置した。濾過した後、固体を真空中、45℃で12時間
乾燥した。表題化合物をシリカ上のクロマトグラフイに
より精製し、そしてヘキサンから再結晶した、融点約1
04〜106.5℃。
元素分析値:C19H13OSN(分子量303.39)として 計算値:C75.22 H4.32 N4.62 S10.57 測定値:C75.12 H4.49 N4.65 S10.41 例32 5′−メルカプト〔1,1′:3′,1″−テルフエニ
ル〕−2′−オールの製造 例31の表題化合物(32.2g、0.106モル)をアセ
トン(150m)および水(1.9m)に溶かし、攪
拌し、そして−5℃に冷却した。トリエチルホスフイン
(15.7m、0.106モル)を、40分間かかつて滴
下した。反応混合物を0°で1時間、ついで室温で2時
間攪拌した。溶媒を蒸発し、そして生成物をシリカ上の
クロマトグラフイにより単離した。
元素分析値:C18H14OS(分子量278.31)として 計算値:C77.67 H5.07 S11.52 測定値:C77.80 H5.19 S11.68 例33〜38 例4,6,8,10,12,14,16,18および1
9〜24における2,6−ビス(1,1−ジメチルエチ
ル)−4−メルカプトフエノールを、例32の生成物と
置換することにより、対応の3,5−ジフエニル生成物
が得られる: 例33 3−〔(2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1′−テ
ルフエニル〕−5′−イル)チオ〕−N,N−ジシクロ
ヘキシルプロパンアミド 例34 3−〔(2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1″−テ
ルフエニル〕−5′−イル)チオ〕−N−トリシクロ
〔3.3.1.13,7〕デセ−1−イルプロパンアミ
ド 例35 3−〔(2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1″−テ
ルフエニル〕−5′−イル)チオ〕−N−(6,6−ジ
メチルビシクロ〔3.1.1〕ヘプト−2−イル)プロ
パンアミド 例36 N−エンド−ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−イル
−4−〔(2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1″−
テルフエニル〕−5′−イル)チオ〕ブタンアミド 例37 3−〔(2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1″−テ
ルフエニル〕−5′−イル)チオ〕−N−トリシクロ
〔3.3.1.13,7〕デセ−2−イルプロパンアミ
ド 例38 3−〔(2′−ヒドロキシ〔1,1′:3′,1″−テ
ルフエニル〕−5′−イル)チオ〕−1−オキソプロピ
ル〕−3−アザビシクロ〔3.2.2〕ノナン 本発明の活性薬剤は、人を包含する動物に、純粋な化合
物として投与することができる。しかしながら、先ず1
種もしくはそれ以上の活性化合物を1種もしくはそれ以
上の適当な医薬的に受容しうる担体または希釈剤と組合
せて、投薬関係に満足しうるサイズに到達させ、それに
よつて医薬組成物を得るのが望ましい。液体または固体
である医薬担体が使用できる。固体担体たとえばデンプ
ン、糖類、タルク等が粉末を形成するために使用でき、
それは直接投与に、またはゼラチンカプセルに充填する
ために使用しうる。適当な滑沢剤たとえばステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸、そしてまた結合剤および
崩壊剤を包含させて、錠剤を形成しうる。付加的に、嬌
味料および甘味剤を添加しうる。
単位投薬形たとえば錠剤およびカプセル剤は、任意の適
当な所定の治療的有効量の1種もしくはそれ以上の活性
剤、をよび医薬的に受容しうる担体または希釈剤を含有
しうる。概していえば、本発明の化合物の固体経口単位
投薬形は、医薬錠剤1個当り1.75から750mgまでを
含有しうる。
本発明の化合物は、経口および非経口活性の両方を発揮
し、従つて経口または非経口投与のいずれかの投薬形に
製剤化しうる。
固体の経口投薬形は、カプセル剤、錠剤、丸剤、粉末
剤、顆粒剤等を包含する。
経口投与のための液体投薬形は、この技術分野において
普通に使用される希釈剤たとえば水を含有する乳剤、懸
濁剤、溶液剤、シロツプ剤等を包含する。不活性希釈剤
の他に、そのような製剤はまた、補助剤、たとえば湿潤
剤、乳化剤、懸濁化剤、ならびに甘味料、嬌味料および
香料を包含しうる。
非経口投与のための製剤は、滅菌した水性または非水性
溶液を包含する。非水性溶媒または担体の例は、プロピ
レングリコール、ポリエチレングリコール、植物油たと
えばオリーブ油、および注射用有機エステルたとえばエ
チルオレエートである。非経口製剤は、常法により滅菌
される。
本発明の化合物はまた、この技術分野においてよく知ら
れている担体を使用して局所または経皮適用のために、
そしてまた鼻内投与のためのエアゾルまたはスプレーに
製剤化しうる。
投与される活性成分の量は可変でありえ、しかしなが
ら、活性成分の量は、適量な投薬が与えられるようなも
のであることが必要である。選択される用量は、所望の
治療効果、投与経路および治療の期間に依存する。概し
ていえば、1日当り0.1から100mg/kg体重まで、そ
して好ましくは0.5から50mg/kgまでの経口用量が、
そのような治療の必要な患者に対し、好ましくは分割さ
れた用量で、たとえば1日3ないし4回で投与される。
急性のアレルギー性または過敏反応の場合においては、
最初の用量は非経口経路たとえば静脉内に投与するのが
一般に好ましく、そして患者が安定化するまで非経口投
与を継続し、そしてもしも必要ならば経口投薬で維持し
うる。
乾癬および他の皮膚状態の場合においては、罹患部位に
本発明の化合物の局所製剤を1日3ないし4回適用する
のが好ましい。
本発明の化合物での喘息および関節炎の治療において
は、本化合物は、慢性基準(chronic basis)で、また
は症状が発現するごとにのいずれかで投与しうる。しか
しながら、関節の悪化および形成異常を導きうる関節炎
および他の炎症状態の場合には、本活性薬剤は慢性基準
で投与するのが一般に好ましい。
本発明の化合物を1種もしくはそれ以上のシクロオキシ
ゲナーゼ阻害剤と共に投与するとき、それらは単位投薬
形において便宜に投与しえ、あるいは別々に投与しう
る。患者がシクロオキシゲナーゼ阻害剤に対しアレルギ
ー性または過敏であるとき、シクロオキシゲナーゼ阻害
剤の投与に先立ち本発明の化合物で治療を開始するのが
好ましい。
本発明の典型的な錠剤は、次の組成を有しうる: 上記実施例は説明的なものであつてすべてではないこ
と、ならびに本発明の精神および特許請求の範囲から逸
脱することなしに変形をなしうることは、この技術分野
において熟練している者により理解されうるであろう。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 453/02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式 〔式中、R1およびR2はハロ、フェニル、置換フェニルお
    よび次式 (式中、n、mおよびpは独立して1から8までの整数
    であり、ただしn+m+pは10またはそれ以下である)の基
    からなる群の同一もしくは異なったものであり;Xはチ
    オまたはスルフィニルであり;Alkは、直鎖または分枝
    鎖の低級アルキレンであり;そしてR3は、ビシクロアル
    キルアミノ、トリシクロアルキルアミノ、アザビシクロ
    アルキル、アザトリシクロアルキル、アザビシクロアル
    キルアミノ、アザトリシクロアルキルアミノまたはジシ
    クロアルキルアミノからなる群から選択される〕の化合
    物。
  2. 【請求項2】R1およびR2の各々が、次式 の基である、特許請求の範囲第1項基の化合物。
  3. 【請求項3】R1およびR2の各々が、1,1-ジメチルエチル
    である、特許請求の範囲第2項の化合物。
  4. 【請求項4】R1およびR2の各々がハロである、特許請求
    の範囲第1項の化合物。
  5. 【請求項5】R1およびR2の各々がフェニルである、特許
    請求の範囲第1項の化合物。
  6. 【請求項6】Xがチオである、特許請求の範囲第1項の
    化合物。
  7. 【請求項7】Xがスルフィニルである、特許請求の範囲
    第1項の化合物。
  8. 【請求項8】Xがチオである、特許請求の範囲第3項の
    化合物。
  9. 【請求項9】3-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-
    ヒドロキシフェニル〕チオ〕-N,N-ジシクロヘキシルプ
    ロパンアミドである、特許請求の範囲第8項の化合物。
  10. 【請求項10】3-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4
    -ヒドロキシフェニル〕チオ〕-N-トリシクロ〔3.3.1.1
    3,7〕-デシ-1イルプロパンアミドである、特許請求の範
    囲第8項の化合物。
  11. 【請求項11】3-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4
    -ヒドロキシフェニル〕チオ〕-N-(6,6-ジメチルビシク
    ロ〔3.1.1〕ヘプト-2-イル)プロパンアミドである、特
    許請求の範囲第8項の化合物。
  12. 【請求項12】N-エンド-ビシクロ-〔2.2.1〕ヘプト-2-
    イル-3-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキ
    シフェニル〕チオ〕プロパンアミドである、特許請求の
    範囲第8項の化合物。
  13. 【請求項13】3-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4
    -ヒドロキシフェニル〕チオ〕-N-トリシクロ〔3.3.1.1
    3,7〕デシ-2-イルプロパンアミドである、特許請求の範
    囲第8項の化合物。
  14. 【請求項14】3-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4
    -ヒドロキシフェニル〕チオ〕-1-オキソプロピル〕-3-
    アザビシクロ〔3.2.2〕ノナンである、特許請求の範囲
    第8項の化合物。
  15. 【請求項15】N-1-アザビシクロ〔2.2.2〕オクト-3-イ
    ル-2-〔〔3,5-ビス(1,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシ
    フェニル〕チオ〕アセトアミド、モノ塩酸塩である、特
    許請求の範囲第8項の化合物。
  16. 【請求項16】次式 〔式中、R1およびR2はハロ、フェニル、置換フェニルお
    よび次式 (式中、n、mおよびpは独立して1から8までの整数
    であり、ただしn+m+pは10またはそれ以下である)の基
    からなる群の同一もしくは異なったものであり;Xはチ
    オまたはスルフィニルであり;Alkは、直鎖または分枝
    鎖の低級アルキレンであり;そしてR3は、ビシクロアル
    キルアミノ、トリシクロアルキルアミノ、アザビシクロ
    アルキル、アザトリシクロアルキル、アザビシクロアル
    キルアミノ、アザトリシクロアルキルアミノまたはジシ
    クロアルキルアミノからなる群から選択される〕の化合
    物および医薬的に受容しうる担体または希釈剤からな
    る、炎症およびアレルギーの治療のための医薬組成物。
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