JPH0662393A - 多重化した動画像符号化方法と装置 - Google Patents

多重化した動画像符号化方法と装置

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JPH0662393A
JPH0662393A JP4227965A JP22796592A JPH0662393A JP H0662393 A JPH0662393 A JP H0662393A JP 4227965 A JP4227965 A JP 4227965A JP 22796592 A JP22796592 A JP 22796592A JP H0662393 A JPH0662393 A JP H0662393A
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JP4227965A
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Wataru Kameyama
渉 亀山
Koichi Oyama
公一 大山
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G C TECHNOL KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定の伝送レートで複数チャネルの画像信号
をそれぞれ高い品位の画質を保ちながら多重化する。 【構成】 入力端子15に印加された画像信号を各動画
像符号化器11で符号化するとき、動きの激しい画像信
号には大きなビット・レートを、動きの少ない画像信号
には小さなビット・レートを割当てるために、各ピクチ
ャ・タイプ毎に目標符号量を設定して信号線39で割当
てるようにして、各動画像符号化器11において符号化
してから多重化装置21で多重化して出力端子29へ出
力するようにした。 【効果】 複数のチャネルを多重化して多くの動画像を
並行して送る際に、チャネル間で画質に偏りのない伝送
容量の許容範囲内で最高品質の動画像の多重化が実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のチャネルの動画像
を多重化して一定容量の伝送路を用いて伝送を行う際
に、各チャネル間で動画像の画質にばらつきのすくない
画像符号化方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する動画像符号化方式の一種
に、国際標準化機構(ISO すなわち、Internationa
l Organization for Standardisation)の勧告案であ
る、ISO/IEC JTC1/SC29/WG11,
MPEG(Moving Picture Coding Experts Group ),
CD11172,“ 約1.5Mb/s以下のディジタ
ル蓄積メディア用の動画および付随した音声の符号化
(Coding of Moving Pictureand Associated Audio for
Digital Storge Media at up to about 1.5Mb/s)”
に記載されている符号化方式がある。
【0003】この符号化方式によって符号化された動画
像情報は、1フレーム内のすべてのブロックをフレーム
内符号化するIピクチャ(Intra Picture ),フレーム
間予測符号化によるPピクチャ(Predictive Pictur
e),過去と未来のIピクチャまたはPピクチャからの
予測符号化によるBピクチャ(Bidirectional Picture
)の3種類のピクチャ・タイプによって構成される。
【0004】一般にIピクチャは発生符号量が多く、B
ピクチャはすくない。Pピクチャの発生符号量はIピク
チャとBピクチャの中間にある。この3種類のピクチャ
が、ある間隔で周期的に繰り返される。この1つの間隔
に含まれるピクチャ群はGOP(Group of Picture)と
略称されている。Iピクチャは各GOPの最初に1回だ
け出現する。このような画像の符号化処理を実行する場
合には、各ピクチャに対する符号量の割当てをあらかじ
め行い、割当てられた符号量に近づくように各ピクチャ
のマクロブロック単位で量子化ステップを決定する必要
がある。
【0005】それは、前述したMPEGの符号化では、
符号化画面は16×16画素の輝度信号単位に対応する
マクロブロックという単位毎に処理されるからである。
1つのマクロブロックには4個の8×8画素の輝度信号
単位の輝度ブロックと2個の色差ブロックが含まれてい
るのが普通である。このようなマクロブロックの量子化
ステップを決定する発生符号量制御は、目標符号量の設
定と、目標符号量による発生符号量の制御という2つの
ステップによって行われる。
【0006】いま、符号化の対象となるIピクチャ,P
ピクチャ,Bピクチャの各1枚あたりの目標符号量をそ
れぞれTi ,Tp ,Tb とし、この3種のピクチャから
なるGOP全体に割当てられた符号量とすでに符号化さ
れた3種のピクチャの各符号量の和との差、すなわち、
このGOPに割当てるべき残りの符号量をRとし、同じ
GOP内の他のIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの
枚数である残りの枚数をそれぞれNi (ただしGOPの
先頭で、Ni=1、それ以外は0),Np ,Nbとし、I
ピクチャに対するPピクチャおよびBピクチャの符号量
の換算度をそれぞれKp ,Kb とする。また、もっとも
最近に符号化されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチ
ャの各複雑度をXi ,Xp ,Xb とし、伝送路のビット
・レートをrb ,1秒間のピクチャ数をrp とすると、
いま符号化の対象となっているIピクチャ,Pピクチ
ャ,Bピクチャの各目標符号量Ti ,Tp ,Tb は、 Ti =max {R/qi , rb /(8rp )} (1) ただし、 qi =1+{Np p /(Kp i )}+{Nb b /(Kb i )} であり、 Tp =max {R/qp , rb /(8rp )} (2) ただし、 qp =Np +{Nb p b /(Kb p )} であり、 Tb =max {R/qb , rb /(8rp )} (3) ただし、 qb =Nb +{Np b p /(Kp b )} と表わされる。
【0007】このような制御方式は、あらかじめ動画像
を伝送するチャネル容量が固定的であることを仮定して
いる。すなわち、この制御によって動画像の発生情報量
を制御するには伝送チャネルが、たとえば、4Mbps で
あり、4Mbps の割当ての中でIピクチャ,Pピクチ
ャ,Bピクチャに適応したそれぞれの目標符号量を与え
る方式である。
【0008】動画像伝送を効率よく行うためには、複数
チャネルをまとめて多重化し、その多重化された単位で
伝送するのが一般的である。この場合に利用できる多重
化伝送路の容量は、15Mbps ,25Mbps などであ
る。従来の発生符号量制御のもとで、この多重化伝送路
を利用する場合、たとえば伝送路の容量を15Mbps と
し、伝送する動画像チャネル数を3チャネルとすれば、
各チャネルに5Mbps を固定的に割当てることになる。
この方式は各チャネルに固定的に伝送レートを割当てる
のでチャネル間は独立の関係にあり、動画像符号化装置
は多重化装置に対して、それぞれ独立に動作することに
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、発生符号量制
御がない場合には、動画像の動きの激しいものは発生符
号量が多く、動きの少ないものは発生符号量が少ない。
この性質があるため固定的な発生符号量制御を行うと、
動きの激しいものは画質が劣化し、動きの少ないものは
画質がより高品質になるという現象が生ずる。結果的に
各チャネル間で画質のばらつきが大きくなってしまうと
いう解決されねばならない課題が残されていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】多重化した後の全体の伝
送レートが一定になるように考慮したチャネル間目標符
号量割当器を設け、各チャネルの入力画像の複雑さに応
じて全体のレートから適応的に各チャネルのピクチャに
目標符号量を与える。このことにより、各チャネルにお
ける発生符号量を動的に制御する。たとえば、全体の伝
送レートが15Mbps で3チャネルの動画像を多重化す
る場合、動きの激しいチャネルに対しては5Mbps より
多いビットレートを割当て、動きの少ないものには5M
bps より少ないビット・レートを割当てる。このレート
割当てを各入力チャネルの動画像の複雑さに応じて動的
に制御する手段を設けた。
【0011】
【作用】各チャネルの入力画像の複雑さに応じてビット
・レートを動的に割当てることによって、各チャネル間
の動画像の画質を一定に保ちながら多重化して伝送レー
トの限界まで使用することができるから、各チャネルの
画質は高画質となる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を示す回路構成図を図1に
示し説明する。図1ではM個のチャネルを多重化する場
合を示している。
【0013】15−1,…,15−m,…,15−M
は、それぞれ第1チャネル,…,第mチャネル,…,第
Mチャネルの動画像信号入力端子である。ここから入力
された信号はそれぞれが各チャネル用の動画像符号化器
11−1,…,11−m,…,11−Mへ入力される。
動画像符号化器11−1,…,11−m,…,11−M
は目標符号量割当器30から、これから符号化しようと
する各ピクチャ・タイプに応じた目標符号量を信号線3
9−1…,39−m,…,39−Mを介して受けとる。
動画像符号化器11−1,…,11−m,…,11−M
は受けとった目標符号量を利用して、符号化を行うピク
チャが目標符号量近辺になるように、量子化ステップ・
サイズを各マクロブロック毎に設定し、独立にビット・
レート制御を行う。符号化されたピクチャのデータは信
号線18−1,…,18−m,…,18−Mを介して多
重化装置21に印加され、多重化処理を施されて、出力
端子29から伝送路等へ出力される。
【0014】目標符号量割当器30は各チャネルの符号
化器11−1,…,11−m,…,11−Mから、最も
最近に符号化されたピクチャの実際の符号量S、そのピ
クチャの各マクロブロックにおける量子化ステップ数の
平均値Q、およびSとQに対応するピクチャ・タイプ、
そしてこれから符号化しようとするピクチャ・タイプを
信号線19−1,…,19−m,…,19−Mから受け
とる。受けとった情報より各チャネルの各ピクチャに対
する適切な発生すべき目標符号量を全体の伝送レートか
ら割当て、信号線39−1,…,39−m,…,39−
Mを介して、その割当情報を各動画像符号化器11−
1,…,11−m,…,11−Mに与える。
【0015】この目標符号量割当器30の一般的な原理
を説明する。いまMチャネルの動画像があるものとし、
第mチャネルの動画像のピクチャに割当てるべき目標符
号量をTm とする。簡単のために ピクチャ・タイプは
Iピクチャ,PピクチャおよびBピクチャのうちの1種
類しかないものとする。第mチャネルの動画像の複雑度
を適当な手段で求めたものをAm とし、Rt を多重化後
の伝送路の伝送レートとする。また、Nは各チャネルに
おける1秒間のピクチャ数である。このとき、Tm を以
下のように計算する。 Tm =Rt m m /{NΣ(Cj j )} (4)
【0016】ただし、Cm は第mチャネルに関して適切
に決定した定数であり、Σはj=1からMまでの総和を
表わしている。つまり、全チャネルの動画像の複雑度和
に対して該当チャネルの複雑度の比を求め、伝送レート
t を配分することである。
【0017】図2は目標符号量割当器30の一実施例の
詳細な回路構成を示している。ここでは、Mチャネルの
動画像に対して適応的符号量割当が行われている。Mチ
ャネルのそれぞれに対応してピクチャ・タイプに関する
情報を受け取る信号線19−1,…,19−m,…,1
9−Mと、各信号線19−1,…,19−m,…,19
−Mからの情報を選択するスイッチ31−1,…,31
−m,…,31−Mと、各スイッチ31−1,…,31
−m,…,31−Mからの各チャネルのピクチャ・タイ
プに関する情報を処理するためのチャネル処理部33−
1,…,33−m,…,33−Mと、各チャネル処理部
33−1,…,33−m,…,33−Mからの各チャネ
ルに関する情報を受けて各チャネルの目標符号量を計算
して出力するための目標符号量計算器36と、各チャネ
ルへの目標符号量出力を選択するためのスイッチ37−
1,…,37−m,…,37−Mと、各チャネルの動画
像符号化器11−1,…,11−m,…,11−Mに対
して目標符号量を伝える信号線39−1,…,39−
m,…,39−Mがある。
【0018】各チャネル処理部33−1,…,33−
m,…,33−Mの内部構成および動作は同じであるか
ら、チャネル処理部33−mで代表して示され、そこに
は複雑度計算器51−m,ピクチャ数計数器52−m,
ピクチャ換算器53−mが含まれている。目標符号量計
算器36の制御およびスイッチ31−1,…,31−
m,…,31−Mと37−1,…,37−m,…,37
−Mの選択制御はチャネル間制御部35が制御線41〜
43を介して行っている。
【0019】各チャネル処理部33の動作を第mチャネ
ルの動作で代表して説明すると、第mチャネルの選択は
チャネル間制御部35により制御線41および42を介
してスイッチ31−mおよび37−mをオンにして行わ
れ、同時に目標符号量計算器36に対しては、第mチャ
ネルが選択されていることを制御線43を介して知らせ
る。これにより信号線19−mからスイッチ31−mを
介して動画像符号化器11−mからのピクチャ・タイプ
に関する情報がチャネル処理部33−mに伝えられ、こ
れをもとに算出された目標符号量はスイッチ37−mを
介して信号線39−mにより動画像符号化器11−mへ
伝えられる。
【0020】第mチャネルにおいては、Iピクチャ,P
ピクチャ,Bピクチャの目標符号量をそれぞれTmi,T
mp,Tmbとし、現在符号化している最中の各GOPに許
される残りの符号量をMチャネル分集めたものを残存符
号量Rとし、Nmi,Nmp,Nmbを第mチャネルにおける
現在符号化しているGOP内の残りのIピクチャ,Pピ
クチャ,Bピクチャの枚数とする。Kp ,Kb はIピク
チャに対するPピクチャ,Bピクチャの換算度である。
また、Smi,Smp,Smbを、第mチャネルにおける最も
最近に符号化されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチ
ャの符号量とし、Qmi,Qmp,Qmbをそれらの平均量子
化ステップ・サイズとし、Xmi,Xmp,Xmbはそれらの
複雑度とする。全体の伝送路のビット・レートをrb
1秒間のピクチャ数をrp とする。
【0021】いま、第mチャネルに注目しているので、
図2の信号線19−mおよびオンになったスイッチ31
−mを介して動画像符号化器11−mから最も最近に符
号化された画像のピクチャ・タイプが信号線81−mに
より、実際の符号量Sが信号線82−mにより、その平
均量子化ステップ数Qが信号線83−mにより、複雑度
計算器51−mに入力される。
【0022】複雑度計算器51−mにおいて、各ピクチ
ャの複雑度は以下のように計算される。 Xmi=Smimi (5) Xmp=Smpmp (6) Xmb=Smbmb (7) Xmi,Xmp,Xmbの初期値は、たとえば、8:3:2で
あると仮定する。複雑度計算機51−mで求めた複雑度
Xは信号線84−mによりピクチャ換算器53−mに印
加される。Cmi,Cmp,Cmbは、残りのGOP中の各ピ
クチャをすべてがIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャ
であるとみなした場合の、各ピクチャ・タイプへの換算
量とする。
【0023】図2において、最も最近に符号化された画
像のピクチャ・タイプを示す信号線81−mは、ピクチ
ャ数計数器52−mにも入力されており、ここで現在の
GOP内での残りのIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチ
ャの各枚数Nmi,Nmp,Nmbが計算され、信号線85−
mによりピクチャ換算器53−mに印加される。
【0024】ピクチャ換算器53−mでは、信号線84
−mにより入力された各ピクチャの複雑度Xmi,Xmp
mbと、信号線85−mにより入力された残りの各ピク
チャ数Nmi,Nmp,Nmb、および信号線86−mから受
け取った目標のピクチャ・タイプ(Iピクチャ,Pピク
チャ,Bピクチャ)を使って、目標のピクチャ・タイプ
に対応した各ピクチャ・タイプへの換算量Cmi,Cmp
mbを以下のように計算する。 Cmi=Nmi+ui1+ui2 (8) ただし、 ui1=Nmpmp/(Kp mi) ui2=Nmbmb/(Kb mi) とする。 Cmp=up1+Nmp+up2 (9) ただし、 up1=Nmip mi/Xmpp2=Nmbpmb/(Kb mP) とする。 Cmb=ub1+ub2+Nmb (10) ただし、 ub1=Nmibmi/Xmbb2=Nmpbmp/(Kpmb) とする。
【0025】この計算結果である各ピクチャ・タイプへ
の換算量Cmi,Cmp,Cmbは、ピクチャ換算器53−m
から信号線87−mにより目標符号量計算器36へ加え
られる。また同時に目標のピクチャ・タイプに対応した
複雑度Xmi,Xmp,Xmbを信号線84−mから、制御線
43の示している第mチャネルの目標のピクチャ・タイ
プを信号線86−mにより、さらに、最も最近に符号化
されたIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの符号量S
mi,Smp,Smbを信号線82−mにより、目標符号量計
算器36はチャネル処理部33−mから受け取ってい
る。
【0026】目標符号量計算器36では、各チャネル処
理部33−1,…,33−m,…,33−Mから、それ
ぞれの目標のピクチャ・タイプに対応する各ピクチャ・
タイプへの換算量C1i,C1p,C1b,…,Cmi,Cmp
mb,…,CMi,CMp,CMbと、目標のピクチャ・タイ
プに対応した複雑度X1i,X1p,X1b,…,Xmi
mp,Xmb,…,XMi,XMp,XMbと、目標のピクチャ
・タイプと、最も最近に符号化された各ピクチャの符号
量S1i,S1p,S1b,…,Smi,Smp,Smb,…,
Mi,SMp,SMbとを受け取っている。
【0027】目標符号量計算器36では、制御線43が
指示している、例えば、第mチャネルのスイッチ31−
mがオンとなっている第mチャネルから、信号線86−
mにより目標のピクチャ・タイプを受け取り、同時に信
号線82−mから受け取った最も最近に符号化された画
像の実際の符号量Sを、現在符号化している最中のGO
Pに許される残りの符号量をMチャネル分集めた残存符
号量Rから減じ、これを新たな残存符号量Rとする。G
OPの最初においては、残存符号量Rとして各チャネル
のGOPに許される符号量の全てが加算されたものがセ
ットされる。
【0028】第mチャネルの目標のピクチャ・タイプに
対応したIピクチャ,P ピクチャ,Bピクチャに与え
られるそれぞれの付与目標符号量Tmi,Tmp,Tmbは目
標符号量計算器36において、以下のように計算され
る。 Tmi=R/{(1/Xmi)(ΣCjiji)} (11) Tmp=R/{(1/Xmp)(ΣCjpjp)} (12) Tmb=R/{(1/Xmb)(ΣCjbjb)} (13) ここでΣはj=1からMまでの総和を表わしている。
【0029】目標符号量がチャネル間で非常に大きく偏
り、あるチャネルに対して最低必要量以下に符号量が割
当てられてしまうのを防ぐために、たとえばMinを以下
のように定め、Minと付与目標符号量Tmi,Tmp,Tmb
との大きい方を実際の付与目標符号量Tmi,Tmp,Tmb
としてもよい。この場合、Minは最低画像品質を保証す
る次式の値となる。 Min=rb /(8Mrp ) (14)
【0030】以上において求められた付与目標符号量T
mi,Tmp,Tmbをそれぞれ、第mチャネルにおけるIピ
クチャ,Pピクチャ,Bピクチャの目標符号量として設
定する。
【0031】さらに、目標符号量割当器30における適
応符号量割当の他の実施例について図3に示し、これを
用いて説明する。
【0032】図3の目標符号量割当器30Bについて
は、図2の目標符号量割当器30と異なる点に注目して
第mチャネルを用いて説明する。チャネル処理部33B
−mには、ピクチャ数計数器52−mが無いために、目
標符号量計算器36Bも図2のものとは若干異なる動作
をする。
【0033】図3においては、図2のピクチャ数計数器
52−mが無いから、その出力である現在のGOP内で
の残りの各ピクチャの枚数Nmi,Nmp,Nmbが得られな
い。そこで図3においてはNmi,Nmp,NmbはGOP内
に存在するIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの各枚
数とし、あらかじめ与えられた定数とする。そこでピク
チャ換算器53B−mでは、信号線84−mからの複雑
度Xmi,Xmp,Xmbと、信号線86−mからの目標ピク
チャ・タイプから、目標ピクチャ・タイプに対応した各
ピクチャ・タイプへの換算量Cmi,Cmp,Cmbを求め
て、信号線87−mにより目標符号量計算器36Bへ出
力している。
【0034】目標符号量計算器36Bでは各チャネル処
理部33B−1,…,33B−m,…,33B−Mから
の3種の情報、すなわち、各ピクチャへの換算量C1i
1p,C1b,…,Cmi,Cmp,Cmb,…,CMi,CMp
Mbと、制御線43の指示している、たとえば、スイッ
チ31−mがオンとなっている第mチャネルからの目標
のピクチャ・タイプと、複雑度X1i,X1p,X1b,…,
mi,Xmp,Xmb,…,XMi,XMp,XMbとから、Mチ
ャネル全体に対する第mチャネルのその瞬間における複
雑さの割合をZm として、つぎのように計算する。 Zm =w1 /w2 (15) ただし、 w1=Nmimi+(Nmpmp/Kp)+(Nmbmb/Kb) w2=Σ{Njiji+(Njpjp/Kp)+(Njbjb/Kb)} ここで、Σはj=1からMまでの総和を表わしている。
【0035】ここに求めたZm から第mチャネルの目標
符号量は、目標符号量計算器36Bにおいて以下のよう
に計算される。ただし、図2の例ではRを現在符号化し
ている最中の各GOPに許される残りの符号量をMチャ
ネル分集めたものとしたが、ここでは各GOPに割当て
るべき符号量をMチャネル分集めたものとする。すなわ
ち、Rは定数となる。 Tmi=RZm/Cmi (16) Tmp=RZm/Cmp (17) Tmb=RZm/Cmb (18)
【0036】この場合も、最低画像品質を保証するため
に、目標符号量計算器36Bにおいて、第mチャネルの
それぞれの目標符号量Tmi,Tmp,Tmbを式(14)と
比較し、大きい方を選ぶようにしてもよい。
【0037】以上の図2,図3の例で求められた第mチ
ャネルの各目標符号量Tmi,Tmp,Tmbを第mチャネル
におけるIピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャの目標符
号量として設定して信号線39−1,…,39−m,
…,39−Mにより各動画像符号化器11−1,…,1
1−m,…,11−Mに対して出力する。以上の例で求
められた目標符号量を順次に動画像符号化器11−1,
…,11−m,…,11−Mに与えることによって、各
チャネルの画質をそれぞれ最高の一定品質に保ちつつ動
画像の符号化を実現できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば複
数のチャネルを多重化して多くの動画像を並行して送る
際に、チャネル間で画質に偏りのない、しかも伝送容量
の許容範囲内で最高品質の動画像の符号化が実現でき
る。したがって本発明の効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】図1の重要な構成要素である目標符号量割当器
の一実施例の回路構成図である。
【図3】目標符号量割当器の他の実施例の回路構成図で
ある。
【符号の説明】
11−1〜11−M 動画像符号化器 15−1〜15−M 入力端子 18−1〜18−M,19−1〜19−M 信号線 21 多重化装置 29 出力端子 30 目標符号量割当器 31−1〜31−M スイッチ 33−1〜33−M,33B−1〜33B−M チャネ
ル処理部 35 チャネル間制御部 36,36B 目標符号量計算器 37−1〜37−M スイッチ 39−1〜39−3 信号線 41〜43 制御線 51−m 複雑度計算器 52−m ピクチャ数計数器 53−m,53B−m ピクチャ換算器 81−m〜87−m 信号線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャネルの動画像信号を符号化し
    (11)、 前記符号化された動画像信号を多重化して一定容量の伝
    送路を用いて伝送する(21)、 多重化した動画像符号化方法において、 前記複数チャネルの各動画像を符号化するのに最適の符
    号量を目標符号量として前記複数チャネルの各符号化に
    おいて動的に割当てる(30)、 多重化した動画像符号化方法。
  2. 【請求項2】 複数チャネルの動画像信号をそれぞれ割
    当てられた目標符号量の範囲で符号化して符号化信号を
    それぞれ出力するための動画像符号化手段(11)と、 前記符号化信号を多重化して一定容量の伝送路に送出す
    るための多重化手段(21)と、 前記伝送路の一定容量以内で前記複数チャネルの各動画
    像を符号化するのに最適の符号量を前記各動画像符号化
    手段に割当てて前記目標符号量として出力するための目
    標符号量割当手段(30)とを含む多重化した動画像符
    号化装置。
JP4227965A 1992-08-04 1992-08-04 多重化した動画像符号化方法と装置 Pending JPH0662393A (ja)

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