JPH0662389U - 睡眠時間表示機能付き目覚し時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】朝，目が覚めたときにその日の睡眠時間が何時
間であったかが一目でわかるよう目覚し時計に表示させ
る． 【構成】睡眠時間測定機能（１）および睡眠時間表示機
能（２）を設け，目覚しスイッチ（３）の操作によって
睡眠時間の測定および表示をする目覚し時計．

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，睡眠時間を測定し，朝，目覚し時計を止めたときにその日の睡眠時 間を表示する機能をもった目覚し時計に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の目覚し時計は，寝ている人を起こすという機能を持っており朝ある時間 に起きる必要がある人にとっては非常に便利なものである． 人を起こすという機能についてはいろいろ工夫がなされているが，健康面に関 して考えられたものは見あたらない．

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の目覚し時計は，健康面に関してほとんど検討がなされていないが，睡眠 は，人間の健康にとって最も重要な要素のひとつであることは広く知られている ． 本考案は，そこに着目してなされたものである．

【０００４】

【問題を解決するための手段】

本考案の特徴は，目覚し時計にかならず付いている目覚し機能（４）をオン／ オフするスイッチ（３）の操作で，その日の睡眠時間を測定し表示することにあ る． 図１は，本考案の機能ブロック図である． 図１について本考案を説明する． 本考案の目覚し時計には，スイッチ（３）の操作により睡眠時間測定の開始及 び停止を行う睡眠時間測定機能（１）と， スイッチ（３）の操作により，表示する睡眠時間を通知されている時間に切り 替える機能を持つ睡眠時間表示機能（２）とを設けてあり， スイッチ（３）の操作によって睡眠時間測定機能（１）で測定された睡眠時間 を，睡眠時間表示機能（２）によって表示する． 動作を説明する． スイッチ（３）をオンすると，目覚し機能（４）をオンにすると同時に睡眠時 間測定機能（１）において睡眠時間の測定を開始する． そして，スイッチ（３）をオフすると（すなわち，目を覚まし目覚し音等を止 める）同時に睡眠時間測定機能（１）は時間の測定を停止する． そして即座に 睡眠時間表示機能（２）は，睡眠時間測定機能（１）が測定したその日の睡眠時 間を表示する． 睡眠時間測定機能（１）とは，タイマのように時間の測定を行う機能をいう． 睡眠時間表示機能（２）とは，液晶などのディジタルディスプレー及びその制 御部からなり，測定された時間をディジタルで表示する機能をいう．

【０００５】

【作用】

以上のように構成された睡眠時間表示機能付き目覚し時計を用いると，目を覚 ましたときに自動的にその日の睡眠時間が表示されるので，時刻の逆算などしな くても一目でその日の睡眠時間を知ることができる．

【０００６】

【実施例】

以下に，本考案の実施例に付いて説明する． 図１のように，目覚し時計にスイッチ（３）によって睡眠時間の測定を開始及 び停止する睡眠時間測定機能（１）及び，スイッチ（３）によって睡眠時間の表 示を通知されている睡眠時間に切り替える機能を持つ睡眠時間表示機能（２）を 設け，スイッチ（３）によって，その機能を動作させる． 動作を分かりやすく説明すると， 通常の目覚し時計と同様に，夜これから寝ようとするときに，目覚し時計が所 定の時刻に鳴るように時刻をセットし，目覚し機能（４）をオンにするために， スイッチ（３）を操作する． このスイッチ（３）の操作により，本考案の目覚し時計は，目覚し機能（４） がオンされると同時に，睡眠時間測定機能（１）による睡眠時間の測定が開始さ れる． そして，朝，目覚し時計の音で目を覚まし，音を止めるためにスイッチ（３） を操作する． このスイッチ（３）の操作により，本考案の目覚し時計は，目覚し機能（４） がオフされると同時に，こんどは，睡眠時間測定機能（１）では，睡眠時間の測 定が停止される．そして睡眠時間表示機能（２）では，睡眠時間測定機能（１） から通知されている睡眠時間を表示する． また，目覚し時計が，鳴る前に目が覚めてしまった場合にも，目覚し機能（４ ）をオフするために，スイッチ（３）を操作すれば睡眠時間測定機能（１）では ，睡眠時間の測定を停止し，睡眠時間表示機能（２）では，睡眠時間の表示を行 う． 以上のように動作する目覚し時計をもちいれば，朝，目が覚めて目覚し時計を 止めたときに自動的にその日の睡眠時間が表示されているので，自分が睡眠不足 になっていないかどうかが一目でわかる． また，別の方法として，目覚し機能のスイッチ（３）とは別に睡眠時間測定機 能（１）及び睡眠時間標示機能（２）を動作させるスイッチを設ける方法も考え られる． また，さらに目覚しスイッチ（３）と，睡眠時間測定機能（１）を動作させる スイッチと，睡眠時間表示機能（２）を動作させるスイッチの３種をすべて別の スイッチとして設ける方法も考えられる．

【０００７】

【本考案の効果】

目覚し時計を用いている人は，目を覚まして目覚し時計を止めたときに必ずそ の時刻を確かめるために時計の文字盤を見る． 従って，図２のように文字盤（５）上に，睡眠時間表示機能（２）のディスプ レーを付けておけば，時刻の確認と同時に，その日の睡眠時間も一目で知ること ができる．

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の機能ブロック図

【図２】 本考案の時計の外観例

【符号の説明】

１． 睡眠時間測定機能 ２． 睡眠時間表示機能 ３． 目覚しスイッチ ４． 目覚し機能 ５． 文字盤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】スイッチ（３）の揉作によって睡眠時間測
   定の開始及び停止を行う睡眠時間測定機能（１）及び，
   スイッチ（３）の操作によって表示を切り替え通知され
   ている睡眠時間の表示を行う睡眠時間表示機能（２）を
   設け，睡眠時間測定機能（１）から睡眠時間表示機能
   （２）へ睡眠時間を通知させておき，スイッチの操作に
   より睡眠時間測定機能（１）によって測定された睡眠時
   間を睡眠時間表示機能（２）により表示することを特徴
   とする睡眠時間表示機能付き目覚し時計．