JPH066207Y2 - 多軸形ガスタービン - Google Patents

多軸形ガスタービン

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JPH066207Y2
JPH066207Y2 JP3238088U JP3238088U JPH066207Y2 JP H066207 Y2 JPH066207 Y2 JP H066207Y2 JP 3238088 U JP3238088 U JP 3238088U JP 3238088 U JP3238088 U JP 3238088U JP H066207 Y2 JPH066207 Y2 JP H066207Y2
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turbine
compressor
gas
output
generator
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JP3238088U
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JPH01136637U (ja
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薫 市川
克彰 青木
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は非常用自家発電装置等の起動時間を短縮するこ
とができる多軸形ガスタービンに関するものである。
[従来の技術] 従来の非常用自家発電装置等に用いられる多軸形ガスタ
ービンは第6図に示すように、圧縮機1と圧縮機タービ
ン2を同一の回転軸即ち圧縮機ロータ3上に設け、圧縮
機1出口と圧縮機タービン2入口間を燃焼器4を介して
接続することによりガス発生機5を構成し、該ガス発生
機5に対し圧縮機ロータ3とは別の回転軸即ち出力ター
ビンロータ6に出力タービン7を前記圧縮機タービン2
と対面せしめて取付け、前記圧縮機タービン2出口と出
力タービン7入口を接続し、出力タービンロータ6を動
力伝達装置8を介して発電機9に接続し、圧縮機1で圧
縮した空気と加圧された燃料を燃焼器4で燃焼し、この
とき発生した高温圧縮ガスを圧縮機タービン2に導いて
圧縮機タービン2により圧縮機ロータ3を回転駆動し、
該圧縮機ロータ3の駆動力により圧縮機1を作動させる
と共に、更に圧縮機タービン2から排出された高温圧縮
ガスを出力タービン7に導いて出力タービン7により出
力タービンロータ6を回転駆動し、該出力タービンロー
タ6の駆動力により発電機9を作動させて発電を行うよ
うにしたものである。
尚、10はガス発生機5のスタータ、11はスタータ10から
ガス発生機5に駆動力を伝達するベベルギア、12は軸継
手である。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の多軸形ガスタービンでは、圧
縮機ロータ3に取付けられた圧縮機タービン2から排出
された高温圧縮ガスにより、出力タービンロータ6に取
付けられた出力タービン7を駆動するようにしているの
で、第7図の回転数と時間との関係を表す線図中ガス発
生機5即ち圧縮機ロータ3の回転数を示す線イと出力タ
ービンロータ6の回転数を示す線ロとによって示されて
いるように、出力タービン7は圧縮機ロータ3に対し一
定の時間遅れを生じて作動を開始することが避けられな
かった。従って圧縮機タービン2からのガスの圧力及び
量が不充分な起動時に発電機9が安定して発電を開始す
ることができるようになるまでの立上り時間ハは出力タ
ービンロータ6の起動遅れの分だけ遅くなってしまい、
60〜90秒とするのが限界であった。
一方、消防負荷用非常用発電装置は、40秒以内の起動が
義務付けられており、比較的大容量の発電装置に用いら
れる多軸形ガスタービンでは、この40秒以内の起動は達
成できなかったので、消防負荷用非常用発電装置に用い
ることができなかった。
本考案は上述の実情に鑑み40秒以内の起動時間を達成す
るべく、起動時間の短縮を得られるようにした多軸形ガ
スタービンを提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は少くとも圧縮機タービン及び出力タービンを独
立の回転軸で作動するようにした多軸形ガスタービンに
おいて、出力タービンの回転軸から外部の発電機へ動力
を伝える動力伝達系の所要位置に急速起動助勢装置を接
続したことを特徴とする多軸形ガスタービンに係るもの
である。
[作用] 従って本考案は、圧縮機タービンの回転開始と同時に、
急速起動助勢装置により出力タービンの回転軸に回転を
与えるようにすると、圧縮機タービンからのガスの圧力
及び量が少なくとも出力タービンが駆動されるので、出
力タービンの作動の時間遅れが少くなり発電機の起動時
間が短縮される。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の説明図である。
圧延機1と圧縮機タービン2を同一の回転軸即ち圧縮機
ロータ3上に設け、圧縮機1出口と圧縮機タービン2入
口間を燃焼器4を介して接続することによりガス発生機
5を構成し、該ガス発生機5に対し圧縮機ロータ3とは
別の回転軸即ち出力タービンロータ6に出力タービン7
を前記圧縮機タービン2と対面せしめて取付け、前記圧
縮機タービン2出口と出力タービン7入口を接続し、出
力タービンロータ6を動力伝達装置8を介して発電機9
に接続する。又、ガス発生器5の圧縮機ロータ3に電動
モータ等のスタータ10をベベルギア11の組合せを介して
接続する。更に動力伝達装置8にエアタービン或いは膨
張タービン等の急速起動助勢装置13を接続して、該急速
起動助勢装置13の作動により出力タービン7の出力ター
ビンロータ6を駆動し得るようにする。
前記急速起動助勢装置13は、配管14から導いた空気(或
いはガス)を、電動機15により駆動される圧縮機16で圧
縮した後、逆止弁17を介して圧力容器18内に蓄圧してお
き、圧力容器18内に蓄圧している空気(或いはガス)を
調圧弁19を用いてエアタービン20(或いは膨張タービ
ン)に供給しエアタービン20(或いは膨張タービン)を
駆動するようにしたものである。
尚、12は軸継手、21は必要に応じ設けられるクラッチ或
いは流体継手である。
発電機9を起動する場合には、スタータ10を作動してガ
ス発生機5に駆動力を与えると共に、これとは別個に急
速起動助勢装置13を作動して出力タービン7に回転を与
える。
すると、出力タービン7は急速起動助勢装置13の作用に
よりあらかじめ回転を与えられているため、圧縮機ター
ビン2からのガスの圧力及び量が不充分な起動初期から
急速起動助勢装置13に駆動されて回転を始めるので、第
7図中線ニで示すように圧縮機ロータ3に対する時間遅
れの幅が小さくなり、立上り時間ホは大幅に短縮され
て、起動時間40秒以内を達成できる。
又、急速起動助勢装置13として用いたエアタービン20
(或いは膨張タービン)は、空気(或いはガス)の供給
圧力に応じて出力特性を変更することができるので、小
型で大容量の出力トルクを得ることができる。又、あら
かじめ圧力容器18に空気(或いはガス)を蓄圧して用い
るので停電時でも使用することができる。
第2図は本考案の他の実施例の説明図であり、急速起動
助勢装置13として、電源装置22及び制御装置23を備えた
直流式或いは交流式の電動モータ24を用いたものであ
る。尚、電動モータ24が直流式である場合には、電源装
置22として蓄電池或いは整流器等を備えたものを用い、
電動モータ24が交流式である場合には、電源装置22とし
て無停電電源装置やディーゼル発電機等を用いて停電時
の起動を確保する。
このように電動モータ24を用いることにより、同様に多
軸形ガスタービンの急速起動を得ることができ、更に電
動モータ24を直流式とした場合には電流の制御により容
易に出力トルクを変更することができ、又電動モータ24
を交流式とした場合には制御装置23にインバータを設け
ることによりトルクを一定として回転数を変化させる制
御を行うことができる。
第3図は本考案の更に他の実施例の説明図であり、急速
起動助勢装置13として、燃料設備25からの燃料を燃料配
管26を介して供給されると共に、起動用電源等を備えた
制御装置27からの指令等により作動するようにしたディ
ーゼル式或いはガソリン式のエンジン28を用いたもので
ある。
このようにしても同様に多軸形ガスタービンの急速起動
を行うことができる。
第4図は本考案の別の実施例の説明図であり、急速起動
助勢装置13として、配管29から導いたガスを電動機30に
より駆動される圧縮機31で圧縮した後、逆止弁32を介し
てガスタンク或いは圧力容器33内に蓄圧しておき、圧力
容器33内に蓄圧しているガスを調圧弁34を用いて供給す
ることにより駆動するようにしたガスエンジン35を用い
たものである。
このようにしても同様に多軸形ガスタービンの急速起動
を行うことができる。
第5図は本考案の更に別の実施例の説明図であり、急速
起動助勢装置13として、油タンク36の油を、電動機、エ
アタービン、膨張タービン、ディーゼルエンジン等の駆
動装置37により駆動される油圧ポンプ38を用いて循環す
ることにより作動するようにした油圧モータ39を用いた
ものである。
尚、40は油圧配管、41が逆止弁、42は電源装置等の付帯
設備である。
このようにしても同様に多軸形ガスタービンの急速起動
を行うことができる。
尚、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、
本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得る
ことは勿論である。
[考案の効果] 上記したように本考案の多軸形ガスタービンによれば、
出力タービンの動力伝達系に急速起動助勢装置を接続し
て、起動時に出力タービンロータに回転を与え得るよう
にしたので、発電機の起動時間を大幅に短縮し得て消防
負荷用非常用発電装置に使用し得る等の優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の説明図、第2図は本考案の
他の実施例の説明図、第3図は本考案の更に他の実施例
の説明図、第4図は本考案の別の実施例の説明図、第5
図は本考案の更に別の実施例の説明図、第6図は従来例
の説明図、第7図は回転数と時間との関係を表す線図で
ある。 図中1は圧縮機、2は圧縮機タービン、3は圧縮機ロー
タ、4は燃焼器、5はガス発生機、6は出力タービンロ
ータ、7は出力タービン、8は動力伝達装置、9は発電
機、10はスタータ、13は急速起動助勢装置を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少くとも圧縮機タービン及び出力タービン
    を独立の回転軸で作動するようにした多軸形ガスタービ
    ンにおいて、出力タービンの回転軸から外部の発電機へ
    動力を伝える動力伝達系の所要位置に急速起動助勢装置
    を接続したことを特徴とする多軸形ガスタービン。
JP3238088U 1988-03-11 1988-03-11 多軸形ガスタービン Expired - Lifetime JPH066207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3238088U JPH066207Y2 (ja) 1988-03-11 1988-03-11 多軸形ガスタービン

Applications Claiming Priority (1)

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JP3238088U JPH066207Y2 (ja) 1988-03-11 1988-03-11 多軸形ガスタービン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01136637U JPH01136637U (ja) 1989-09-19
JPH066207Y2 true JPH066207Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31258834

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JP3238088U Expired - Lifetime JPH066207Y2 (ja) 1988-03-11 1988-03-11 多軸形ガスタービン

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JPH01136637U (ja) 1989-09-19

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