JPH0661701A - 90°段付ひねり導波管 - Google Patents

90°段付ひねり導波管

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Publication number
JPH0661701A
JPH0661701A JP22918292A JP22918292A JPH0661701A JP H0661701 A JPH0661701 A JP H0661701A JP 22918292 A JP22918292 A JP 22918292A JP 22918292 A JP22918292 A JP 22918292A JP H0661701 A JPH0661701 A JP H0661701A
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JP
Japan
Prior art keywords
rectangular
waveguide
waveguides
wall corner
rectangular waveguides
Prior art date
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Pending
Application number
JP22918292A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Endo
信博 遠藤
Hajime Takakura
肇 高倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ANTEN KK
NEC Corp
Original Assignee
ANTEN KK
NEC Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0661701A publication Critical patent/JPH0661701A/ja
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  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 90°偏波面の異なる二つの矩形導波管1,
4の間に位置する中間の矩形導波管2,3の内壁コーナ
ー部を円弧状に形成した構成とする。 【効果】 電気的性能を維持しつつ、製造工数の減少と
生産コストの低減を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直偏波から水平偏波
へ、又は水平偏波から垂直偏波へ偏波面を90°ひねる
ための90°段付ひねり導波管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の90°段付ひねり導波管は、図2
に示すように、90°偏波面の異なる二つの矩形導波管
1,4と、これら矩形導波管1,4の間に位置する二つ
の矩形導波管20,30からなっている。また、これら
矩形導波管1,20,30,4の中心部には、矩形の中
空部1a,20a,30a,4aが形成してある。
【0003】同図において、矩形導波管1は垂直偏波用
の導波管であり、矩形中空部1aが水平に位置するよう
に配設してある。矩形導波管20は、前記矩形導波管1
に対して矩形中空部2aが26.4°傾いた状態で配設
してあり、矩形導波管30は、前記矩形導波管1に対し
て矩形中空部30aが63.6°傾いた状態で配設して
ある。矩形導波管4は垂直偏波用の導波管であり、前記
矩形導波管1に対して矩形中空部4aが90°傾いた状
態で配設してある。また、上述した矩形導波管20及び
30の全長(肉厚)は使用周波数のλg/4(λg=管
内波長)によって定まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の90°
段付ひねり導波管では、使用周波数が準ミリ波帯あるい
はミリ波帯である場合、矩形導波管20,30の全長
(肉厚)は数ミリ程度の薄さとなり、また、矩形導波管
20,30の矩形中空部20a,30bの内壁コーナー
部が直角であるため、この矩形中空部20a,30aを
切削加工で形成することができなかった。そのため、矩
形導波管20及び30の全体を切削加工により製作した
後、矩形中空部の内壁コーナー部を放電加工によって形
成しなければならず、製造工数が多く、また、生産コス
トが高くなるといった問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
もので、電気的性能を維持しつつ、製造工数の減少と生
産コストの低減を図れる90°段付ひねり導波管の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、90°偏波面の異る二つの矩形導波管の間に
位置する他の矩形導波管の内壁コーナー部を円弧状に形
成した構成とし、さらに具体的には四つの矩形導波管で
構成し、このうち中間の二つの矩形導波管の内壁コーナ
ー部を円弧状に形成した構成としてある。
【0007】
【作用】上記構成からなる本発明の90°段付ひねり導
波管によれば、中空部の内壁コーナー部を円弧状とした
ことにより、中空部をフライス盤等による切削加工によ
って形成することが可能となる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の90°段付ひねり導波管の一
実施例について、図面を参照しつつ説明する。図1は本
実施例に係る90°段付ひねり導波管を示すものであ
り、同図(a)は側面図、同図(b),(c),
(d),(e)はそれぞれ部分断面図である。なお、本
実施例において、従来例と同一の部分については同一番
号を付して詳細な説明は省略する。
【0009】同図において、2及び3は矩形導波管であ
り、内壁コーナー部を円弧状とした矩形中空部2a,3
aを有する。また、本実施例では、この円弧状内壁コー
ナー部の半径を使用周波数の0.06λ(λ=波長)に
よって決定した。このような矩形導波管2及び3は、従
来と同様の傾きで矩形中空部2a及び3aを配設してあ
る。すなわち、矩形導波管2は、その矩形中空部2aが
矩形導波管1に対して26.4°傾いた状態で配設して
あり、矩形導波管3はその矩形中空部3aが矩形導波管
1に対して63.6°傾いた状態で配設してある。さら
に、矩形導波管2及び3の全長(肉厚)も従来と同様に
使用周波数のλg/4によって決定する。
【0010】以下、上述した構成からなる本実施例の9
0°段付ひねり導波管の作用について説明する。まず、
矩形導波管1より伝搬してきた垂直偏波は、矩形導波管
1に対する矩形導波管2の傾き角度θ1 によって形成さ
れた段差部において、反射波Γ1 を生じさせる。この反
射波Γ1 の大きさはθ1 の2乗に比例するものであり、
このような、反射波Γ1 は矩形導波管2へと伝搬する。
次に、反射波Γ1 は矩形導波管2に対する矩形導波管3
の傾き角度θ2 −θ1によって形成された段差部におい
て、反射波Γ2 を生じさせる。この反射波Γ2の大きさ
はθ2 −θ1 の2乗に比例するものであり、このような
反射波Γ2 は矩形導波管3へと伝搬する。この後、反射
波Γ2 は矩形導波管3に対する矩形導波管4の傾き角度
90°−θ2 によって形成された段差部において、反射
波Γ3 を生じさせる。この反射波Γ3の大きさは90°
−θ2 の2乗に比例するものであり、このような反射波
Γ3は矩形導波管4に伝搬し、ここで水平偏波にひねら
れる。
【0011】このような、本実施例の90°段付ひねり
導波管は、θ1 =26.4°,θ2=63.6°となっ
ているので、|Γ1 |=|Γ2 |となり、また、|Γ2
|=2|Γ1 |が成立する。さらに、矩形導波管2と矩
形導波管3の全長(肉厚)が使用周波数のλg/4とな
っているので、全体の反射波Γは、 Γ=Γ1 +Γ2 + Γ3 =2Γ1 +Γ2 =0 を満たし、従来と同様に整合のとれた90°段付ひねり
導波管を構成する。
【0012】また、上述した本実施例の90°段付ひね
り導波管について、使用周波数17GH2帯で実際に偏
波実験を行なった結果、導波管の電気的性能を示すVS
WR(電圧定在波比)特性は、従来の90°段付ひねり
導波管と同様に良好であった。
【0013】上述した構成からなる本実施例の90°段
付ひねり導波管によれば、矩形中空部2a,3aの内壁
コーナー部を適度な円弧状としたことにより、この矩形
中空部2a,3aをフライス盤等による切削加工によっ
て形成することが可能となる。すなわち、矩形導波管2
及び3の製作過程において放電加工工程が省略され、9
0°段付ひねり導波管の製造工数は減少する。また、放
電加工を用いずに切削加工のみにより、矩形導波管2及
び3を製作することができるので、90°段付ひねり導
波管の生産コストが低減する。さらに、内壁コーナー部
を円弧状としたことによっても、90°段付ひねり導波
管の電気的特性が低下することはない。
【0014】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば、本実施例においては90°段
付ひねり導波管を、90°偏波面の異なる二つの矩形導
波管と、これらの間に位置する二つの矩形導波管とによ
って構成したが、90°偏波面の異なる二つの矩形導波
管の間に位置する矩形導波管の数を変更することもでき
る。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の90°段
付ひねり導波管によれば、電気的性能を維持しつつ、製
造工数の減少と生産コストの低減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る90°段付ひねり導波
管を示すものであり、同図(a)は側面図、同図(b)
はA−A断面図、同図(c)はB−B断面図、同図
(d)はC−C断面図、同図(e)はD−D断面図であ
る。
【図2】従来例に係る90°段付ひねり導波管を示すも
のであり、同図(a)は側面図、同図(b)はA−A断
面図、同図(c)はB−B断面図、同図(d)はC−C
断面図、同図(e)はD−D断面図である。
【符号の説明】
1,2,3,4…矩形導波管 1a,2a,3a,4a…中空部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数個の矩形導波管からなる90°段付ひ
    ねり導波管において、 90°偏波面の異る二つの矩形導波管の間に位置する他
    の矩形導波管の内壁コーナー部を円弧状に形成したこと
    を特徴とする90°段付ひねり導波管。
  2. 【請求項2】 四つの矩形導波管からなり、中間の二つ
    の矩形導波管の内壁コーナー部を円弧状に形成した請求
    項1記載の90°段付ひねり導波管。
JP22918292A 1992-08-05 1992-08-05 90°段付ひねり導波管 Pending JPH0661701A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008078743A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Nec Corp 導波管装置
CN103972628A (zh) * 2014-04-24 2014-08-06 成都锦江电子系统工程有限公司 自定位阶梯扭波导及其真空钎焊工艺
JP2019527945A (ja) * 2016-07-21 2019-10-03 ウェイモ エルエルシー 偏波回転層を含むアンテナおよびレーダシステム

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