JPH066155A - ノイズキャンセラー回路 - Google Patents
ノイズキャンセラー回路Info
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- JPH066155A JPH066155A JP4159687A JP15968792A JPH066155A JP H066155 A JPH066155 A JP H066155A JP 4159687 A JP4159687 A JP 4159687A JP 15968792 A JP15968792 A JP 15968792A JP H066155 A JPH066155 A JP H066155A
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- output
- circuit
- noise
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ノイズ補償回路のリミッタにかかるような、
立ち上がりや立ち下がりの急峻な大振幅の信号入力があ
った場合に、ノイズキャンセル動作を無効にすることに
より、出力信号の波形劣化を防止する。 【構成】 ハイパスフィルタ8、リミッタ前段増幅器
9、リミッタ10、ローパスフィルタ11、ミキシング
前段増幅器12の直列回路によりビデオ入力信号の高域
成分からそのノイズ成分を検出する。その出力を、ミキ
シング回路13に与えて、ノイズの除去されたビデオ出
力信号を得る。この場合において、ノイズ成分と共に検
出される過大レベルの信号を、レベル検出器20により
検出して、スイッチ回路19を動作させる。そして、ミ
キシング回路13に与えられる信号を直流信号に切り替
えることにより、ビデオ出力信号の波形劣化を防止す
る。
立ち上がりや立ち下がりの急峻な大振幅の信号入力があ
った場合に、ノイズキャンセル動作を無効にすることに
より、出力信号の波形劣化を防止する。 【構成】 ハイパスフィルタ8、リミッタ前段増幅器
9、リミッタ10、ローパスフィルタ11、ミキシング
前段増幅器12の直列回路によりビデオ入力信号の高域
成分からそのノイズ成分を検出する。その出力を、ミキ
シング回路13に与えて、ノイズの除去されたビデオ出
力信号を得る。この場合において、ノイズ成分と共に検
出される過大レベルの信号を、レベル検出器20により
検出して、スイッチ回路19を動作させる。そして、ミ
キシング回路13に与えられる信号を直流信号に切り替
えることにより、ビデオ出力信号の波形劣化を防止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノイズキャンセラー回
路に関し、特に、VTRなどのビデオ信号のノイズリダ
クションを行なうに用いて好適なノイズキャンセラー回
路に関する。
路に関し、特に、VTRなどのビデオ信号のノイズリダ
クションを行なうに用いて好適なノイズキャンセラー回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のノイズキャンセラー回路
の回路ブロック図である。図6において示すように、信
号入力端子1から入力されたビデオ入力信号VINは、ミ
キシング回路13を通じて、ビデオ信号出力端子7か
ら、ビデオ出力信号VOUT として導出される。一方、信
号入力端子1からのビデオ入力信号VINは、ハイパスフ
ィルタ8により高域信号だけを抜き出され、ハイパスフ
ィルタ出力線2に出力される。ハイパスフィルタ出力線
2に出力された信号は、リミッタ前段増幅器9で増幅さ
れ、リミッタ前段増幅器出力線3に出力され、リミッタ
10に導かれる。リミッタ10の出力は、リミッタ出力
線4を介して、ローパスフィルタ11に与えられ、平滑
されてローパスフィルタ出力線5に出力され、ミキシン
グ前段増幅器12で増幅される。ミキシング前段増幅器
12の出力は、ミキシング前段増幅器出力線6を通じ
て、ミキシング回路13に与えられ、信号入力端子1か
らのスルー経路のビデオ信号とミックスされ、ビデオ信
号出力端子7に出力される。
の回路ブロック図である。図6において示すように、信
号入力端子1から入力されたビデオ入力信号VINは、ミ
キシング回路13を通じて、ビデオ信号出力端子7か
ら、ビデオ出力信号VOUT として導出される。一方、信
号入力端子1からのビデオ入力信号VINは、ハイパスフ
ィルタ8により高域信号だけを抜き出され、ハイパスフ
ィルタ出力線2に出力される。ハイパスフィルタ出力線
2に出力された信号は、リミッタ前段増幅器9で増幅さ
れ、リミッタ前段増幅器出力線3に出力され、リミッタ
10に導かれる。リミッタ10の出力は、リミッタ出力
線4を介して、ローパスフィルタ11に与えられ、平滑
されてローパスフィルタ出力線5に出力され、ミキシン
グ前段増幅器12で増幅される。ミキシング前段増幅器
12の出力は、ミキシング前段増幅器出力線6を通じ
て、ミキシング回路13に与えられ、信号入力端子1か
らのスルー経路のビデオ信号とミックスされ、ビデオ信
号出力端子7に出力される。
【0003】以上のような構成において、次にその動作
を、図7の波形図に従って、説明する。ちなみに、図7
(A)は信号入力端子1から入力されるビデオ入力信
号、同図(B)はハイパスフィルタ8の出力であるハイ
パスフィルタ出力線2の信号、同図(C)はリミッタ前
段増幅器9の出力であるリミッタ前段増幅器出力線3の
信号、同図(D)はリミッタ10の出力であるリミッタ
出力線4の信号、同図(E)はローパスフィルタ11の
出力であるローパスフィルタ出力線5の信号、同図
(F)はミキシング前段増幅器12の出力であるミキシ
ング前段増幅器出力線6の信号、同図(G)はミキシン
グ回路13から出力されビデオ信号出力端子7に導出さ
れるビデオ出力信号をそれぞれ示すものである。
を、図7の波形図に従って、説明する。ちなみに、図7
(A)は信号入力端子1から入力されるビデオ入力信
号、同図(B)はハイパスフィルタ8の出力であるハイ
パスフィルタ出力線2の信号、同図(C)はリミッタ前
段増幅器9の出力であるリミッタ前段増幅器出力線3の
信号、同図(D)はリミッタ10の出力であるリミッタ
出力線4の信号、同図(E)はローパスフィルタ11の
出力であるローパスフィルタ出力線5の信号、同図
(F)はミキシング前段増幅器12の出力であるミキシ
ング前段増幅器出力線6の信号、同図(G)はミキシン
グ回路13から出力されビデオ信号出力端子7に導出さ
れるビデオ出力信号をそれぞれ示すものである。
【0004】今、信号入力端子1から図7(A)に示す
ような立ち上がり、立ち下がりの急峻な大振幅のビデオ
信号VINが入力されるものとする。このビデオ信号には
ノイズS14が含まれているものとする。この信号か
ら、ハイパスフィルタ8により、高域成分を抜き出す
と、図7(B)に示すように、プリシュートとオーバー
シュートおよびノイズを含む信号が、ハイパスフィルタ
出力線2に導出される。この信号はリミッタ前段増幅器
9によりそのまま増幅され、図7(C)に示すような信
号として、リミッタ前段増幅器出力線3に出力される。
リミッタ前段増幅器出力線3の信号は、リミッタ10に
より一定のレベル以上の信号をカットされる。このた
め、リミッタ出力線4に現われる信号は、図7(D)に
示すようになる。次に、この信号は、ローパスフィルタ
11により高域成分をカットされる。これにより、ロー
パスフィルタ出力線5に出力される信号は、図7(E)
に示すように、平滑化された。滑らかな信号となる。そ
して、得られた信号は、信号入力端子1からスルー経路
で、ミキシング回路13に入力されるビデオ信号とゲイ
ンを合わせるべく、ミキシング前段増幅器12により増
幅され、図7(F)のようになる。この信号は、信号入
力端子1から入力されるビデオ信号から抜き出されたノ
イズ成分に加えて、プリシュートとオーバーシュートに
基づく台形信号S17、S18を含むものである。この
信号は、ミキシング前段増幅器出力線6を通じて、ミキ
シング回路13に入力される。その結果、ミキシング回
路13では、信号入力端子1から入力されたビデオ信号
から、ノイズ成分と、プリシュートとオーバーシュート
に基づく台形信号S17、S18とを引き算され、図7
(G)に示すような信号として出力される。
ような立ち上がり、立ち下がりの急峻な大振幅のビデオ
信号VINが入力されるものとする。このビデオ信号には
ノイズS14が含まれているものとする。この信号か
ら、ハイパスフィルタ8により、高域成分を抜き出す
と、図7(B)に示すように、プリシュートとオーバー
シュートおよびノイズを含む信号が、ハイパスフィルタ
出力線2に導出される。この信号はリミッタ前段増幅器
9によりそのまま増幅され、図7(C)に示すような信
号として、リミッタ前段増幅器出力線3に出力される。
リミッタ前段増幅器出力線3の信号は、リミッタ10に
より一定のレベル以上の信号をカットされる。このた
め、リミッタ出力線4に現われる信号は、図7(D)に
示すようになる。次に、この信号は、ローパスフィルタ
11により高域成分をカットされる。これにより、ロー
パスフィルタ出力線5に出力される信号は、図7(E)
に示すように、平滑化された。滑らかな信号となる。そ
して、得られた信号は、信号入力端子1からスルー経路
で、ミキシング回路13に入力されるビデオ信号とゲイ
ンを合わせるべく、ミキシング前段増幅器12により増
幅され、図7(F)のようになる。この信号は、信号入
力端子1から入力されるビデオ信号から抜き出されたノ
イズ成分に加えて、プリシュートとオーバーシュートに
基づく台形信号S17、S18を含むものである。この
信号は、ミキシング前段増幅器出力線6を通じて、ミキ
シング回路13に入力される。その結果、ミキシング回
路13では、信号入力端子1から入力されたビデオ信号
から、ノイズ成分と、プリシュートとオーバーシュート
に基づく台形信号S17、S18とを引き算され、図7
(G)に示すような信号として出力される。
【0005】以上のような動作の結果、ビデオ信号出力
端子7に出力されるビデオ信号は、当初含まれていたノ
イズS14が除去される。しかし、プリシュートとオー
バーシュートに基づく台形信号S17、S18に起因す
る波形劣化部S15、S16を含むものとなる。
端子7に出力されるビデオ信号は、当初含まれていたノ
イズS14が除去される。しかし、プリシュートとオー
バーシュートに基づく台形信号S17、S18に起因す
る波形劣化部S15、S16を含むものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のノイズキャンセラー回路装置は、ノイズ補償回路の
ハイパスフィルタ8により抜き出した高域成分、つまり
ノイズ成分を、ミキシング回路13で引き算することに
より低減するように構成していた。このため、立ち上が
りや立ち下がりの急峻な大振幅のビデオ信号が入力され
た場合、ハイパスフィルタ8の出力に、プリシュート成
分やオーバーシュート成分が含まれることになる。これ
がビデオ出力信号に波形劣化部S15、S16を生じる
原因となる。結果として、出力ビデオ信号の品質劣化を
招くという問題点があった。
来のノイズキャンセラー回路装置は、ノイズ補償回路の
ハイパスフィルタ8により抜き出した高域成分、つまり
ノイズ成分を、ミキシング回路13で引き算することに
より低減するように構成していた。このため、立ち上が
りや立ち下がりの急峻な大振幅のビデオ信号が入力され
た場合、ハイパスフィルタ8の出力に、プリシュート成
分やオーバーシュート成分が含まれることになる。これ
がビデオ出力信号に波形劣化部S15、S16を生じる
原因となる。結果として、出力ビデオ信号の品質劣化を
招くという問題点があった。
【0007】この発明は、上記に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ノイズ補償回路のリミッタにかかるよ
うな立ち上がりや立ち下がりの急峻な大振幅の信号入力
があった場合に、ノイズキャンセル動作を無効にするこ
とにより、出力信号の波形劣化を防止することを可能と
したノイズキャンセラー回路を提供することにある。
で、その目的は、ノイズ補償回路のリミッタにかかるよ
うな立ち上がりや立ち下がりの急峻な大振幅の信号入力
があった場合に、ノイズキャンセル動作を無効にするこ
とにより、出力信号の波形劣化を防止することを可能と
したノイズキャンセラー回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のノイズキャンセ
ラー回路は、入力信号の高域成分からそのノイズ成分を
検出するノイズ抽出手段と、前記入力信号から前記ノイ
ズ抽出手段からの出力信号を減算して前記入力信号から
ノイズ成分を除去する演算手段と、前記ノイズ抽出手段
による検出信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
前記レベル検出手段が所定値以上のレベルを検出したと
きに、前記演算手段に、前記ノイズ検出手段からの出力
に代えて、一定レベルの信号を入力する動作切替え手段
と、を備えるものとして構成される。
ラー回路は、入力信号の高域成分からそのノイズ成分を
検出するノイズ抽出手段と、前記入力信号から前記ノイ
ズ抽出手段からの出力信号を減算して前記入力信号から
ノイズ成分を除去する演算手段と、前記ノイズ抽出手段
による検出信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
前記レベル検出手段が所定値以上のレベルを検出したと
きに、前記演算手段に、前記ノイズ検出手段からの出力
に代えて、一定レベルの信号を入力する動作切替え手段
と、を備えるものとして構成される。
【0009】
【作用】入力信号からノイズ抽出手段の出力を演算手段
により減算して、入力信号からノイズの除去を行なう。
しかし、レベル検出手段が、過大レベルを検出した場合
は、動作切り替え手段により、前記演算手段に一定レベ
ルの信号を加えて、演算手段の動作を無効とする。これ
により、得られる信号の波形劣化が防止される。
により減算して、入力信号からノイズの除去を行なう。
しかし、レベル検出手段が、過大レベルを検出した場合
は、動作切り替え手段により、前記演算手段に一定レベ
ルの信号を加えて、演算手段の動作を無効とする。これ
により、得られる信号の波形劣化が防止される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
説明する。
【0011】図1は本発明の第1実施例に係るノイズキ
ャンセラー回路装置の回路ブロック図である。図1に示
すように、リミッタ前段増幅器9の出力には、レベル検
出器20が接続されている。レベル検出器20は、一定
のレベルVref 以上の信号を検出すると、スイッチ回路
19により、リミッタ10の入力をリミッタ前段増幅器
出力線3から切り離し、バイアス回路21のバイアスレ
ベルV1と同レベルにする。
ャンセラー回路装置の回路ブロック図である。図1に示
すように、リミッタ前段増幅器9の出力には、レベル検
出器20が接続されている。レベル検出器20は、一定
のレベルVref 以上の信号を検出すると、スイッチ回路
19により、リミッタ10の入力をリミッタ前段増幅器
出力線3から切り離し、バイアス回路21のバイアスレ
ベルV1と同レベルにする。
【0012】以上のような構成において、次にその動作
を図2の波形図に従って説明する。ちなみに、図2(D
1)はリミッタ10の出力であるリミッタ出力線4の信
号、同図(E1)はローパスフィルタ11の出力である
ローパスフィルタ出力線5の信号、同図(F1)はミキ
シング前段増幅器12の出力であるミキシング前段増幅
器出力線6の信号、同図(G1)はミキシング回路13
から出力されビデオ信号出力端子7に導出されるビデオ
出力信号をそれぞれ示すものである。なお、ビデオ入力
信号、ハイパスフィルタ8の出力信号、リミッタ前段増
幅器9の出力信号については従来例と全く同様であり、
図7(A)、(B)、(C)に示される波形と同じであ
る。
を図2の波形図に従って説明する。ちなみに、図2(D
1)はリミッタ10の出力であるリミッタ出力線4の信
号、同図(E1)はローパスフィルタ11の出力である
ローパスフィルタ出力線5の信号、同図(F1)はミキ
シング前段増幅器12の出力であるミキシング前段増幅
器出力線6の信号、同図(G1)はミキシング回路13
から出力されビデオ信号出力端子7に導出されるビデオ
出力信号をそれぞれ示すものである。なお、ビデオ入力
信号、ハイパスフィルタ8の出力信号、リミッタ前段増
幅器9の出力信号については従来例と全く同様であり、
図7(A)、(B)、(C)に示される波形と同じであ
る。
【0013】通常、レベル検出器20が、一定のレベル
Vref 以上の信号を検出していない場合は、スイッチ回
路19は動作しない。従って、リミッタ前段増幅器出力
線3は、そのまま、リミッタ10に接続される。その結
果、この場合の回路構成は図6の構成と全く同様であ
る。つまり、ビデオ信号出力端子7から出力されるビデ
オ出力信号は、信号入力端子1から入力されたビデオ入
力信号からノイズ成分のみを除去されたものとなる。
Vref 以上の信号を検出していない場合は、スイッチ回
路19は動作しない。従って、リミッタ前段増幅器出力
線3は、そのまま、リミッタ10に接続される。その結
果、この場合の回路構成は図6の構成と全く同様であ
る。つまり、ビデオ信号出力端子7から出力されるビデ
オ出力信号は、信号入力端子1から入力されたビデオ入
力信号からノイズ成分のみを除去されたものとなる。
【0014】これに対して、今、信号入力端子1から、
図7(A)に示すような、立ち上がり、立ち下がりの急
峻な大振幅のビデオ信号が入力されたものとする。この
信号からハイパスフィルタ8により高域成分を抜き出す
と、図7(B)に示すように、プリシュートとオーバー
シュートおよびノイズを含む信号がハイパスフィルタ出
力線2に導出される。この信号は、リミッタ前段増幅器
9によりそのまま増幅され、図7(C)に示すような信
号として、リミッタ前段増幅器出力線3に出力される。
図7(A)に示すような、立ち上がり、立ち下がりの急
峻な大振幅のビデオ信号が入力されたものとする。この
信号からハイパスフィルタ8により高域成分を抜き出す
と、図7(B)に示すように、プリシュートとオーバー
シュートおよびノイズを含む信号がハイパスフィルタ出
力線2に導出される。この信号は、リミッタ前段増幅器
9によりそのまま増幅され、図7(C)に示すような信
号として、リミッタ前段増幅器出力線3に出力される。
【0015】リミッタ前段増幅器出力線3の信号は、レ
ベル検出器20に入力されている。プリシュートやオー
バーシュートに基づく信号はレベルが大きい。このた
め、レベル検出器20でレベル検出され、レベルが一定
のレベルVref を超えている期間のみスイッチ回路19
を動作させる。その結果、リミッタ10の入力は、バイ
アス回路21からのバイアスレベルV1とされる。これ
により、リミッタ10の出力は、図2(D1)に示すよ
うに、プリシュートやオーバーシュートに基づく信号の
残留成分S24と、スイッチ回路19の切り替えに基づ
く直流レベルS25を備えたものとなる。
ベル検出器20に入力されている。プリシュートやオー
バーシュートに基づく信号はレベルが大きい。このた
め、レベル検出器20でレベル検出され、レベルが一定
のレベルVref を超えている期間のみスイッチ回路19
を動作させる。その結果、リミッタ10の入力は、バイ
アス回路21からのバイアスレベルV1とされる。これ
により、リミッタ10の出力は、図2(D1)に示すよ
うに、プリシュートやオーバーシュートに基づく信号の
残留成分S24と、スイッチ回路19の切り替えに基づ
く直流レベルS25を備えたものとなる。
【0016】次に、この信号はローパスフィルタ11に
より高域成分をカットされる。これにより、ローパスフ
ィルタ出力線5に出力される信号は、図2(E1)に示
すように、同図(D1)の残留成分S24の部分が平滑
化され、滑らかな信号となる。そして、得られた信号
は、信号入力端子1からスルー経路でミキシング回路1
3に入力されるビデオ信号とゲインを合わせるべく、ミ
キシング前段増幅器12により増幅され、図2(F1)
のようになる。この信号は、信号入力端子1から入力さ
れるビデオ信号から抜き出されたノイズ成分と、低減さ
れた残留成分、およびリミッタ10から与えられた直流
成分とを含むものとなる。この信号は、ミキシング前段
増幅器出力線6を通じて、ミキシング回路13に入力さ
れる。その結果、ミキシング回路13では、信号入力端
子1から入力されたビデオ信号から、ミキシング前段増
幅器出力線6を通じて与えられるノイズ成分及び低減さ
れた残留成分と、リミッタ10から与えられた直流成分
とを引き算され、図2(G1)に示すような信号として
出力される。この場合、低減された残留成分およびリミ
ッタ10から与えられた直流成分は、ほとんど無視でき
るので、ビデオ出力信号の波形劣化はほとんどなくな
る。
より高域成分をカットされる。これにより、ローパスフ
ィルタ出力線5に出力される信号は、図2(E1)に示
すように、同図(D1)の残留成分S24の部分が平滑
化され、滑らかな信号となる。そして、得られた信号
は、信号入力端子1からスルー経路でミキシング回路1
3に入力されるビデオ信号とゲインを合わせるべく、ミ
キシング前段増幅器12により増幅され、図2(F1)
のようになる。この信号は、信号入力端子1から入力さ
れるビデオ信号から抜き出されたノイズ成分と、低減さ
れた残留成分、およびリミッタ10から与えられた直流
成分とを含むものとなる。この信号は、ミキシング前段
増幅器出力線6を通じて、ミキシング回路13に入力さ
れる。その結果、ミキシング回路13では、信号入力端
子1から入力されたビデオ信号から、ミキシング前段増
幅器出力線6を通じて与えられるノイズ成分及び低減さ
れた残留成分と、リミッタ10から与えられた直流成分
とを引き算され、図2(G1)に示すような信号として
出力される。この場合、低減された残留成分およびリミ
ッタ10から与えられた直流成分は、ほとんど無視でき
るので、ビデオ出力信号の波形劣化はほとんどなくな
る。
【0017】以上のような動作の結果、ビデオ信号出力
端子7に出力されるビデオ信号は、当初含まれていたノ
イズS14が除去された信号となり、同時にプリシュー
トとオーバーシュートに基づく波形劣化はほとんど見ら
れないものとなる。つまり、良好なビデオ出力信号を得
ることができる。
端子7に出力されるビデオ信号は、当初含まれていたノ
イズS14が除去された信号となり、同時にプリシュー
トとオーバーシュートに基づく波形劣化はほとんど見ら
れないものとなる。つまり、良好なビデオ出力信号を得
ることができる。
【0018】図3は第2本発明の実施例の回路ブロック
図である。図3において示すように、スイッチ回路19
は、ミキシング前段増幅器出力線6と、ミキシング回路
13へのミキシング回路入力線22との間に設けられて
いる。スイッチ回路19は、通常、ミキシング前段増幅
器出力線6と、ミキシング回路入力線22とを接続する
ように設定され、ミキシング前段増幅器12の出力をミ
キシング回路13に与える。レベル検出器20によりV
ref 以上の過大なレベルが検出された場合は、スイッチ
ング回路13はバイアス回路21を、ミキシング回路入
力線22に接続し、バイアスレベルV1をミキシング回
路13に与える。
図である。図3において示すように、スイッチ回路19
は、ミキシング前段増幅器出力線6と、ミキシング回路
13へのミキシング回路入力線22との間に設けられて
いる。スイッチ回路19は、通常、ミキシング前段増幅
器出力線6と、ミキシング回路入力線22とを接続する
ように設定され、ミキシング前段増幅器12の出力をミ
キシング回路13に与える。レベル検出器20によりV
ref 以上の過大なレベルが検出された場合は、スイッチ
ング回路13はバイアス回路21を、ミキシング回路入
力線22に接続し、バイアスレベルV1をミキシング回
路13に与える。
【0019】以上述べたような構成において、ビデオ入
力信号中の急峻な過大レベルに基づいて、ノイズ補償回
路に混入する一定のレベルVref 以上の信号が、レベル
検出器20により検出されたとする。この場合は、ミキ
シング回路13への入力を、バイアス回路21からのバ
イアスレベルV1、つまり直流レベルに切り替える。こ
れにより、ノイズ補償回路の動作を一時的に無効とし、
ビデオ信号出力端子7に出力されるビデオ出力信号の波
形劣化を防止する。
力信号中の急峻な過大レベルに基づいて、ノイズ補償回
路に混入する一定のレベルVref 以上の信号が、レベル
検出器20により検出されたとする。この場合は、ミキ
シング回路13への入力を、バイアス回路21からのバ
イアスレベルV1、つまり直流レベルに切り替える。こ
れにより、ノイズ補償回路の動作を一時的に無効とし、
ビデオ信号出力端子7に出力されるビデオ出力信号の波
形劣化を防止する。
【0020】図4は本発明の第3実施例の回路ブロック
図である。図4において示すように、レベル検出器20
は、信号入力端子1から入力されるビデオ入力信号を、
フィルタ回路23を介して、検出してスイッチ回路19
を動作させる。また、スイッチ回路19は、ハイパスフ
ィルタ8の入力側に設けられている。スイッチ回路19
は、通常は、信号入力端子1へのビデオ入力信号を、ハ
イパスフィルタ8に入力するように設定される。レベル
検出器20によりVref 以上の過大なレベルが検出され
た場合は、スイッチ回路19は、バイアス回路21から
のバイアスレベルV1をハイパスフィルタ8に接続す
る。ちなみに、フィルタ回路23は、ノイズ補償回路に
ノイズと共に混入する、急峻で大振幅の信号による、プ
リシュートやオーバーシュート成分を抜き出すような特
性に設定される。
図である。図4において示すように、レベル検出器20
は、信号入力端子1から入力されるビデオ入力信号を、
フィルタ回路23を介して、検出してスイッチ回路19
を動作させる。また、スイッチ回路19は、ハイパスフ
ィルタ8の入力側に設けられている。スイッチ回路19
は、通常は、信号入力端子1へのビデオ入力信号を、ハ
イパスフィルタ8に入力するように設定される。レベル
検出器20によりVref 以上の過大なレベルが検出され
た場合は、スイッチ回路19は、バイアス回路21から
のバイアスレベルV1をハイパスフィルタ8に接続す
る。ちなみに、フィルタ回路23は、ノイズ補償回路に
ノイズと共に混入する、急峻で大振幅の信号による、プ
リシュートやオーバーシュート成分を抜き出すような特
性に設定される。
【0021】以上述べたような構成において、ビデオ入
力信号中の急峻な過大レベルに基づいて、ノイズ補償回
路に混入する一定のレベルVref 以上の信号があったと
する。この場合は、これを、フィルタ回路23とレベル
検出器20を通じて検出する。そして、ハイパスフィル
タ8への入力を、信号入力端子1からのビデオ入力信号
からバイアス回路21からのバイアスレベルV1つまり
直流レベルに切り替える。これにより、ノイズ補償回路
の動作を一時的に無効とし、ビデオ信号出力端子7に出
力されるビデオ出力信号の波形劣化を防止する。
力信号中の急峻な過大レベルに基づいて、ノイズ補償回
路に混入する一定のレベルVref 以上の信号があったと
する。この場合は、これを、フィルタ回路23とレベル
検出器20を通じて検出する。そして、ハイパスフィル
タ8への入力を、信号入力端子1からのビデオ入力信号
からバイアス回路21からのバイアスレベルV1つまり
直流レベルに切り替える。これにより、ノイズ補償回路
の動作を一時的に無効とし、ビデオ信号出力端子7に出
力されるビデオ出力信号の波形劣化を防止する。
【0022】図5は本発明の第4実施例の回路ブロック
図である。図5において示すように、スイッチ回路19
は、ミキシング回路13の入出力とビデオ信号出力端子
7の間に設けられている。スイッチ回路19は、通常、
ミキシング回路13の出力をビデオ信号出力端子7に接
続するように設定される。レベル検出器20によりVre
f 以上の過大なレベルが検出された場合は、スイッチ回
路19は、信号入力端子1から入力されたビデオ信号
を、ミキシング回路13をバイパスさせて、直接ビデオ
信号出力端子7に出力するように設定される。
図である。図5において示すように、スイッチ回路19
は、ミキシング回路13の入出力とビデオ信号出力端子
7の間に設けられている。スイッチ回路19は、通常、
ミキシング回路13の出力をビデオ信号出力端子7に接
続するように設定される。レベル検出器20によりVre
f 以上の過大なレベルが検出された場合は、スイッチ回
路19は、信号入力端子1から入力されたビデオ信号
を、ミキシング回路13をバイパスさせて、直接ビデオ
信号出力端子7に出力するように設定される。
【0023】以上述べたような構成において、ビデオ入
力信号のなかの急峻な過大レベルに基づいて、ノイズ補
償回路に混入する一定のレベルVref 以上の信号が、レ
ベル検出器20により検出されたとする。この場合は、
信号入力端子1からのビデオ入力信号を、直接ビデオ信
号出力端子7に出力させるように切り替える。これによ
り、ノイズ補償回路の動作に基づく波形劣化部分を一時
的に無効とし、ビデオ信号出力端子7に出力されるビデ
オ出力信号の波形劣化を防止する。
力信号のなかの急峻な過大レベルに基づいて、ノイズ補
償回路に混入する一定のレベルVref 以上の信号が、レ
ベル検出器20により検出されたとする。この場合は、
信号入力端子1からのビデオ入力信号を、直接ビデオ信
号出力端子7に出力させるように切り替える。これによ
り、ノイズ補償回路の動作に基づく波形劣化部分を一時
的に無効とし、ビデオ信号出力端子7に出力されるビデ
オ出力信号の波形劣化を防止する。
【0024】ちなみに、図5のような構成によれば、バ
イアスレベルを与えるバイアス回路21が不要なため、
回路構成が簡単になる。
イアスレベルを与えるバイアス回路21が不要なため、
回路構成が簡単になる。
【0025】なお、上記各実施例で示した構成に限ら
ず、ビデオ入力信号に急峻で過大なレベルの信号があっ
た場合に、これを検出して、ノイズ補償回路の動作を停
止させたり、その動作を無効としたり、波形劣化の発生
した部分をノイズ補償されていない信号と置き換えたり
することにより、ノイズリダクションの結果として得ら
れる出力信号の波形劣化を防止するような構成であれ
ば、どのような組み合わせの回路構成であっても適用可
能である。
ず、ビデオ入力信号に急峻で過大なレベルの信号があっ
た場合に、これを検出して、ノイズ補償回路の動作を停
止させたり、その動作を無効としたり、波形劣化の発生
した部分をノイズ補償されていない信号と置き換えたり
することにより、ノイズリダクションの結果として得ら
れる出力信号の波形劣化を防止するような構成であれ
ば、どのような組み合わせの回路構成であっても適用可
能である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、レ
ベル検出器が過大レベルを検出したときに、ノイズキャ
ンセラー動作を停止させるようにしたので、ノイズリダ
クションの結果として得られる信号の波形劣化を防止す
ることができる。
ベル検出器が過大レベルを検出したときに、ノイズキャ
ンセラー動作を停止させるようにしたので、ノイズリダ
クションの結果として得られる信号の波形劣化を防止す
ることができる。
【図1】本発明の第1実施例の回路ブロック図である。
【図2】図1の動作を説明するための波形図である。
【図3】本発明の第2実施例の回路ブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例の回路ブロック図である。
【図5】本発明の第4実施例係るノイズキャンセラー回
路の回路ブロック図である。
路の回路ブロック図である。
【図6】従来のノイズキャンセラー回路の回路ブロック
図である。
図である。
【図7】図6の動作を説明するための波形図である。
1 信号入力端子 2 ハイパスフィルタ出力線 3 リミッタ前段増幅器出力線 4 リミッタ出力線 5 ローパスフィルタ出力線 6 ミキシング前段増幅器出力線 7 ビデオ信号出力端子 8 ハイパスフィルタ 9 リミッタ前段増幅器 10 リミッタ 11 ローパスフィルタ 12 ミキシング前段増幅器 13 ミキシング回路 19 スイッチ回路 20 レベル検出器 21 バイアス回路 22 ミキシング回路入力線 23 フィルタ回路 Vref レベル検出器(20)における検出レベル
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号の高域成分からそのノイズ成分を
検出するノイズ抽出手段と、 前記入力信号から前記ノイズ抽出手段からの出力信号を
減算して前記入力信号からノイズ成分を除去する演算手
段と、 前記ノイズ抽出手段による検出信号のレベルを検出する
レベル検出手段と、 前記レベル検出手段が所定値以上のレベルを検出したと
きに、前記演算手段に、前記ノイズ検出手段からの出力
に代えて、一定レベルの信号を入力する動作切替え手段
と、 を備えることを特徴とするノイズキャンセラー回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159687A JPH066155A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ノイズキャンセラー回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159687A JPH066155A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ノイズキャンセラー回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066155A true JPH066155A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15699129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4159687A Pending JPH066155A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | ノイズキャンセラー回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066155A (ja) |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159687A patent/JPH066155A/ja active Pending
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