JPH0661546B2 - 汚水の浄化装置 - Google Patents

汚水の浄化装置

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JPH0661546B2
JPH0661546B2 JP2093688A JP9368890A JPH0661546B2 JP H0661546 B2 JPH0661546 B2 JP H0661546B2 JP 2093688 A JP2093688 A JP 2093688A JP 9368890 A JP9368890 A JP 9368890A JP H0661546 B2 JPH0661546 B2 JP H0661546B2
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大五郎 柴山
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大和設備工事株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 家庭、食堂、事務所等から排出する生活雑排水は、一般
的には垂れ流しの状態であるから、公共用水域にこれが
未処理のままで流入する。
このような生活雑排水を処理するには、公共下水道があ
るが、下水道の建設には多額の費用を要するとともに、
完成するまでには、相当の長年月がかかり、その普及は
依然としてはかどっていないのが実状である。また、人
家の密集している市街地には、この下水道の施設は適し
ているが、郊外や家屋の散在している市町村の地域に適
用するには、余りにも費用が多額にかかり、その施設に
は必ずしも効果的とは云えない。
近時、汚水処理技術が進み、し尿と生活雑排水を併せて
処理する小規模合併処理浄化槽が開発され、既に実施さ
れている。これは小形で設置工事が簡易で、建設費も廉
価である。また、性能も良く、公共下水道の水質基準で
あるBOD 20ppmを確保している。なお、浄化槽の
構造は、「建築基準法並びにこれに基づく命令及び条例
で定めることによる。」となっている。前記の如く、小
規模合併浄化槽の実用化を促進するにあたり、構造基準
告示第8による建設大臣認定第1号が、昭和59年7月
に行なわれた。しかし、技術的詳細については示されて
いない。
この発明は、構造基準の範囲内において、技術的改良を
行なった汚水の浄化装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の小規模合併処理浄化槽には、二種類の処理方式が
あり、これを大別して示すと次の如くである。
(1)流入汚水→沈殿分離槽→接触ばっ気槽→沈殿槽→
消毒槽→放流水 (2)流入汚水→嫌気濾床槽→接触ばっ気槽→沈殿槽→
消毒槽→放流水 上記のように、接触ばっ気槽は両方式に採用されてい
る。
しかし、これらの接触ばっ気槽は、主に各々変形した接
触板を使用しているが、この接触板は全て竪方向に挿入
した構成を採っている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の浄化槽が竪型の接触板を採用した理由は、水平状
に接触板を設けると、汚泥の閉塞が生じ易いと云う配慮
から起因している。
しかし、従来の竪型の接触板によると、槽内の汚水は、
最上部と最下部とが常に連続して直結されていて、接触
板に対して汚水の接触時間が短く、しかも接触量が少な
い。従って、竪型の接触板では浄化効率が悪い。
この発明は、槽内の接触板を水平状に構成し、かつ、貯
留槽との結合によって、生物膜の接触板への付着力と、
汚水の流速のバランスが崩れることにより、剥離した生
物膜及び浮遊物(SS)が除去されることによって、浄
化効率を可及的高めた汚水の浄化装置を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) 次に、この発明を実施例に対応する図面の符号を用いて
説明する。
すなわち、本発明は上面1を開口し、かつ、共通する分
離壁2を有する二連の方形立方体である接触ばっ気槽3
及び貯留槽4を製するとともに、複数の接触板5、6を
水平状に、かつ、所定の間隔Dを以って段状にエアーリ
フトポンプ7で串刺し状に貫通固定し、最上段の接触板
5を接触ばっ気槽3の各内壁8に密接するとともに、二
段目の接触板6は、分離壁2の内壁8に対する面の内壁
8とに間隙dを有する如く、三面の内壁8に密接し、か
つ、二段目以降の接触板6の間隙dが互い違いになるよ
うに接触ばっ気槽3に内設せしめ、貯留槽4には、分離
壁2とその対面間の内壁9、9間に、貯留槽4の上面1
から中程までを二分する区切板10を設けるとともに、
分離壁2には、最上段の接触板5及び二段目の接触板6
上に通ずる移流口11、12をそれぞれ段差状に穿ち、
上面1、1に蓋13を被せてなる汚水の浄化装置であ
る。なお、二連の方形立方体を、コンクリート製プレハ
ブ板で組み立てれば、一層効果的である。
(作用) この発明は、接触ばっ気槽3において、槽の内部に水平
多段式の接触板5、6を内蔵している。汚水Wが水平多
段式の接触板5、6間を上下に循環している間に、汚水
Wの浄化に妨害になる浮遊物等を除去し、放流水の水質
の安定を確保するものである。
すなわち、導入口14から接触ばっ気槽3へ導かれた汚
水Wは、最上段の接触板5上に流れ落ち、その移流口1
1から貯留槽4に流れ、該貯留槽4内に充満すると、移
流口12を溢流して接触ばっ気槽3の二段目の接触板6
上を流れ、その各間隙dから三段目、四段目・・・最下
段の接触板6へと順次ジグザグ状に流下する。そして、
最下段の接触板6の間隙dから底部15へ流れ落ちた汚
水Wは、エアーリフトポンプ7の吸引によって再び最上
段の接触板5上に戻され、同様の作用を繰り返す。
このような循環を繰り返しているうちに、接触板5、6
上にヌルヌルした生物膜16が発生する。この生物膜1
6は、微生物の集合体であり、これが徐々に成長し、時
間の経過とともに厚く堆積すると同時に汚水Wの浄化が
進む。そして、成長する生物膜16の接触板5、6に対
する堆積付着力には自ずから限界がある。つまり、接触
板間を循環する汚水Wの流速と、接触板5、6に付着堆
積している生物膜16の力のバランスが崩れ、生物膜1
6は、流速が大きくなったときに接触板5、6から剥離
が始まる。
ここで、生物膜16の成長とその組織について考察する
必要がある。一般に、生物膜16が成長してゆく過程に
おいて、汚水中の有機物が微生物に捕捉される場合と、
接触板5、6上に沈殿して微生物に摂取される場合とが
ある。これらの場合の微生物は、好気性微生物で、酸素
の供給が充分であり、温度が適切であれば急速に繁殖
し、汚水Wの浄化は促進する。また、微生物同士で行な
う食物連鎖もあることは当然である。
かくして、生物膜16が成長する。この生物膜16の表
面は好気性菌で、灰色又は土色の層である。そして、好
気性菌の膜のため、膜層の内部には酸素の供給が殆ど停
止されるので、黒色の嫌気性菌に変化する。この黒色の
膜層は、接触板5、6の表面から順次厚くなってくる。
嫌気性菌は、好気性菌と異なり、接触板5、6に対する
付着力が弱い。そのため、生物膜16の厚さが5mm乃至
10mm位になると、汚水Wの流速に耐えられなくなり、
剥離が始まる。この状態をそのまま放置すると、剥離し
た生物膜16の一部が接触板5、6上の生物膜16に衝
突して、剥離が一層加速し、ついには、剥離汚泥17と
なり、この量が増加して黒色の汚水となる。このような
状態になったときは、汚水の浄化は不可能になる。
以上のようにして、接触板5、6から剥離した剥離汚泥
17は、底部15に流れ落ちるとともに、エアーリフト
ポンプ7で最上段の接触板5に落とされ、移流口11か
ら貯留槽4に導入され、その自重によって該貯留槽4の
底部18に堆積する。
また、接触ばっ気槽3に導入された汚水Wは、前記のよ
うに最上段の接触板5から、移流口11によって直接的
に貯留槽4に流れ込むが、前記剥離汚泥17以外の一応
浄化処理された汚水Wとともに、区切板10の下部を通
り、移流口12から再び接触ばっ気槽3の二段目の接触
板6上に溢流し、前記同様のジグザグ流下によって、各
接触板6上に生物膜16を作り、これが成長堆積し、剥
離汚泥17となって貯留槽4の底部18に堆積する。こ
のようにして堆積した剥離汚泥17は、ポンプによって
排出される。
以上のような作用を繰り返すことによって汚水Wは浄化
され、浄化水は、接触ばっ気槽3の底部15から外部へ
押し出すことによって排水することができる。
(実施例) 接触ばっ気槽3と貯留槽4とをコンクリート製プレハブ
板で分離壁2を共通して構成し、水平多段の接触板5、
6をエアーリフトポンプ7によって、串刺し状に固定し
たものを接触ばっ気槽3内に設けた。このとき、最上段
の接触板5は四方の内壁8に密着し、かつ、二段目の接
触板6は、分離壁2の対面の内壁8には間隙dを有する
ように、三段目以降の接触板6は互い違いに間隙dを持
たせた。このように、二段目以降の接触板6は内壁8の
三方に密着するように設定した。なお、エアーリフトポ
ンプ7は、太い管の中に散気管を取り付けた送気管によ
って組み立てたもので、送風機19が空気aを圧送する
ことにより、底部15の汚水Wは最上段の接触板5上に
汲み上げられた。
そして、貯留槽4は分離壁2と、その対面間の中間内壁
9、9に、上面1から中程までの区切板10を設けたも
ので、その分離壁2には、最上段の接触板5の接面上
で、しかも、区切板10で区切る一方の面には移流口1
1を、さらに、二段目の接触板6の接面上で、区切板1
0で区切る他方の面にも移流口12をそれぞれ段差状に
設けた。
移流口12から貯留槽4を溢流した汚水Wは、接触板6
上を、間隙dを通ってジグザグ状に下部に向かって流下
し、底部15に達した。そして、送風機19を稼動した
ところ、エアーリフトポンプ7が底部15の汚水Wを最
上段の接触板5上に汲み上げられ、その汚水Wは、移流
口11から貯留槽4に移流し、汚水中の浮遊物並びに剥
離汚泥17は一循環毎に除去され、常に安定した水質を
確保しつつ、浄化機能を達成した。
そして、接触ばっ気槽3の分離壁2に穿けられた移流口
11から移流した汚水Wは、貯留槽4において、一旦は
下向きに流れて区切板10の下端を通過し、流れを上向
きに変えて、移流口11より一段下がった移流口12か
ら接触ばっ気槽3の二段目の接触板6の上に移流し、以
後は接触板6の間をジグザグ状に流下し、再びエアーリ
フトポンプ7で汲み上げられ、貯留槽4に入る。その
間、汚水W中の浮遊物及び剥離汚泥17を沈殿除去し、
これを繰り返すことにより、浄化効果を極めて高めるこ
とができた。例えば、汚水中の浮遊物の量は、30ppm
で許可になってはいるが、この発明によると、10ppm
以下まで減少することが実験によって判明した。
(発明の効果) この発明によると、接触ばっ気槽3並びに貯留槽4が、
分離壁2及び段差による移流口11、12によって一連
的な結合構成であり、しかも、両槽が共に方形であるか
ら、汚水Wの流れが一定であり、水平多段の接触板と相
埃って、各接触板5、6に生物膜16が平均的に付着堆
積し、機能的、かつ、強度を保つとともに、材料の節減
にもなる。
そして、両槽をコンクリート製プレハブ構成にすれば、
従来の強化プラスチックス製(FRP)に比し、組み立
てが頗る容易であり、小形に適用できるので、軽量化に
役立つ。さらに、蓋13を外せば、両槽共に上面1が開
口されるから、メインテナンスが容易であり、マンホー
ルから直接修理することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は説明的な斜視図、第2図は同じく平面図であ
る。 図中、符号1は上面、2は分離壁、3は接触ばっ気槽、
4は貯留槽、5及び6は接触板、7はエアーリフトポン
プ、8及び9は内壁、10は区切板、11及び12は移
流口、13は蓋。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面(1)を開口し、かつ、共通する分離
    壁(2)を有する二連の方形立方体である接触ばっ気槽
    (3)及び貯留槽(4)を製するとともに、複数の接触
    板(5)、(6)を水平状に、かつ、所定の間隔(D)
    を以って段状にエアーリフトポンプ(7)で串刺し状に
    貫通固定し、最上段の接触板(5)を接触ばっ気槽
    (3)の各内壁(8)に密接するとともに、二段目の接
    触板(6)は、分離壁(2)の内壁(8)に対する面の
    内壁(8)とに間隙(d)を有する如く、三面の内壁
    (8)に密接し、かつ、二段目以降の接触板(6)の間
    隙(d)が互い違いになるように接触ばっ気槽(3)に
    内設せしめ、貯留槽(4)には、分離壁(2)とその対
    面間の内壁(9)、(9)間に、貯留槽(4)の上面
    (1)から中程までを二分する区切板(10)を設ける
    とともに、分離壁(2)には、最上段の接触板(5)及
    び二段目の接触板(6)上に通ずる移流口(11)、
    (12)をそれぞれ段差状に穿ち、上面(1)、(1)
    に蓋(13)を被せてなる汚水の浄化装置。
  2. 【請求項2】二連の方形立方体を、コンクリート製プレ
    ハブ板で組み立てた請求項1記載の汚水の浄化装置。
JP2093688A 1990-04-09 1990-04-09 汚水の浄化装置 Expired - Lifetime JPH0661546B2 (ja)

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JPH03293095A JPH03293095A (ja) 1991-12-24
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