JP2001070965A - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JP2001070965A
JP2001070965A JP2000160454A JP2000160454A JP2001070965A JP 2001070965 A JP2001070965 A JP 2001070965A JP 2000160454 A JP2000160454 A JP 2000160454A JP 2000160454 A JP2000160454 A JP 2000160454A JP 2001070965 A JP2001070965 A JP 2001070965A
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water
tank
treatment apparatus
filter medium
treated
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JP2000160454A
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Takashi Mizumori
隆司 水守
Shiro Nakahira
四郎 仲平
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水処理装置における処理槽での被処理水の流
れ状態などを改善して処理効率を高めるようにする。 【解決手段】 微生物の定着用のろ材が充填された生物
学的処理槽を備えた水処理装置において、生物学的処理
槽4a、4b、4cにおける被処理水の流れが槽の一つ
の隅頂角部から、この一つの頂角部に対して対角位置に
ある他の隅頂角部に向けて流れる対角流となるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理技術に関
し、特に湖沼や池あるいは河川などの水域でその水を浄
化するのに好適な生物学的処理を主体とした水処理技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】水処理については多くの技術が知られて
おり、また水域の水質浄化のための水処理についても既
に多くの技術が知られている(例えば特開平7―155
752号、特開平7―8979号、特開平8―3233
79号、特開平8―172980号、特開平11―42
497号などの各公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水処理装置は、一般的
に、複数の処理槽を連結した構造とされており、その各
処理槽を被処理水が順次流下する間に様々な処理を受け
て浄化されるようになっている。そのため各処理槽への
被処理水の供給の状態や各処理槽での被処理水の流れ状
態などにより処理効率が大きな影響を受ける。つまり各
処理槽への被処理水の供給の状態や各処理槽での被処理
水の流れ状態などを改善することで処理効率をさらに高
めることが可能である。
【0004】また水処理装置のなかでも湖沼や池などの
水域の水質浄化に用いられる水処理装置、特に浄化対象
の水域中で装置の上面が水面から若干出るような状態
で、水中に浮上設置するかまたは水底に支持させて設置
して用いられる水域内設置タイプの水処理装置に関して
は、装置のコンパクト化や高いメンテナンスフリー性が
強く要求されることから、それに特有の問題も少なくな
い。例えば装置のコンパクト化に関連しては、各処理槽
での処理効率を向上させて各処理槽をできるだけ小型化
できるようにすることが求められる。
【0005】また例えば水域からの被処理水の取水に関
する問題もコンパクト化に関連する問題の一つである。
すなわち湖沼などの水質浄化では水面付近に発生してい
るアオコなども装置内に導いてその除去を行なうことに
なるが、その場合には水面付近に浮遊する大型浮遊物が
被処理水に混入しないように対策する必要があり、この
対策として取水系の取水端にスクリーンを設けた場合の
このスクリーンの目詰まりをどのように防止するかとい
う問題である。つまり水上浮上設置の水処理装置にあっ
ては、そのコンパクト化の要求から、スクリーンへの付
着物の除去のために掻取り装置などのような装置全体の
大型化を招く要素を設けることができ難く、これに代わ
る何らかの手段が求められるということである。
【0006】一方、高いメンテナンスフリー性に関して
は、生物学的処理に伴って発生する汚泥をできるだけ減
らしたり、その回収をできるだけ簡易に行なえるように
することが求められるし、被処理水から沈降分離した沈
降物の回収についても同様に、回収をできるだけ簡易に
行なえるようにすることが求められる。
【0007】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、水処理装置の改善、特に処理槽での被処
理水の流れ状態などを改善することを目的の一つとして
おり、また特に水域内設置タイプの水処理装置で求めら
れるコンパクト化やメンテナンスフリー性をより高いレ
ベルで実現することを可能とするような改善を他の目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
では、微生物の定着用のろ材が充填された生物学的処理
槽を備えた水処理装置において、前記生物学的処理槽に
おける被処理水の流れが当該生物学的処理槽の一つの隅
頂角部から、この一つの頂角部に対して対角位置にある
他の隅頂角部に向けて流れる対角流となるようにされて
いることを特徴としている。
【0009】また上記目的のために本発明では、上面が
水面から若干出るような状態で、水中に浮上設置するか
または水底に支持させて設置して使用されるようになっ
ている水処理装置において、前記本体部は、被処理水か
ら砂などの除去を行なうための予備処理槽、微生物の定
着を可能とするろ材を充填した複数の生物学的処理槽、
および前記各生物学的処理槽での処理を経た被処理水か
ら浮遊物の除去を行なうための仕上げ槽を含んでいるこ
とを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に第1の実施形態による水処
理装置の外観を模式化して示す。本実施形態による水処
理装置は、水中に浮上設置するタイプであり、本体部1
とこの周囲を囲むように取り付けられたフロート部2と
からなる。そして、例えば発泡スチロールなどが充填さ
れているそのフロート部2の浮力により浄化対象水域
(例えば湖沼や河川など)の水上に浮上させるととも
に、周囲を係留ワイヤなどで適宜に係留固定した状態で
設置して使用される。
【0011】本体部1は、後述するような被処理水の流
れに関して上流側から順に、予備処理槽3、複数(図の
例では3個)の生物学的処理槽4a、4b、4c、およ
び仕上げ槽5の順で設けられる各槽を備えるとともに、
予備処理槽3に隣接して設けられる貯留槽6を備え、さ
らに取水系7と放水系8および給気系9(図7)を備え
ている。ここで、本体部1における各槽は、何れも直方
体状とされ、木材を主な材料として作製されている。こ
のように各槽を木製とすることには、応急修理をしやす
いこと、それに浄化対象水域の景観的な面で好ましいこ
となどの利点がある。
【0012】予備処理槽3は、後述のようにして取水し
て供給される被処理水から砂などの無機質の懸濁物や浮
遊物の除去を行なうための槽である。その上面部には、
図2に示すように、例えば不織布などを用いたろ過シー
ト11がろ過手段として張られており、このろ過シート
11による簡易なろ過で大きめの浮遊物などがまず除去
される。また予備処理槽3には、ろ材ユニット12が主
に浮遊物を除去するための手段として充填されている。
ろ材ユニット12は、後述の生物学的処理槽で用いられ
るのと同様に、パイプなどで形成した枠体にひも状ろ材
(ひも状接触酸化材)Fをすだれ状にして保持させた構
造とされており、被処理水が予備処理槽3を流下する間
にひも状ろ材Fと接触することで被処理水中の浮遊物を
ひも状ろ材Fに付着させて除去する。ろ材ユニット12
と予備処理槽3の底面との間には少なくとも10cm以
上の高さを与えた、沈降物堆積空隙13が設けられてお
り、被処理水が予備処理槽3を流下する間に沈降する主
に砂などの沈降物(汚泥)をここに堆積できるようにさ
れている。
【0013】沈降物堆積空隙13は、図に見られるよう
に平坦な構造とされている。このように平坦な構造とし
たのは、水上浮上設置であることから槽の底部の構造を
できるだけ単純にするのが好ましいからである。ただ沈
降物堆積空隙13が平坦であると、砂などの比重の大き
なものが主体となっている沈降物を沈降物引抜き系14
の吸引力だけで集めることが難しい。そこで、後述する
取水系7の送水管15に分岐管16を接続し、この分岐
管16により送水管15から分流した加圧水を沈降物堆
積空隙13に向けて噴射させるようにし、この噴射圧で
沈降物を沈降物引抜き系14の吸入端に向けて流動させ
るようにしている。また予備処理槽3を必要に応じて好
気的条件にするために予備処理槽3に曝気を行なう場合
には、沈降物引抜き系14の吸入端の近傍に曝気用の散
気管17を配置し、この散気管17から噴出させる空気
により予備処理槽3の内部で対流を生じさせ、この対流
で沈降物を沈降物引抜き系14の吸入端に向けて流動さ
せる構造も併用するようにしてある。さらに、予備処理
槽3の下流側を仕切り壁18で部分的に仕切ることで上
向流空間19を設け、予備処理槽3から生物学的処理槽
4aへの被処理水の導水に際してこの上向流空間19で
被処理水が上向流となるようにしてあることも沈降物の
引抜き効率を高めるのに機能している。すなわち上向流
空間19を設けてあることにより、予備処理槽3におけ
る被処理水の流れに予備処理槽3の底面に沿った流れが
生じ、これにより沈降物が沈降物引抜き系14の吸入端
の方に流動する状態を与えることができる。
【0014】沈降物堆積空隙13に堆積した沈降物は、
上記のようにして沈降物引抜き系14で引き抜かれて貯
留槽6に送られ、そこに一時的に貯留される。貯留槽6
には、予備処理槽3におけるのと同様な不織布などを用
いたろ過シート21がろ過手段として張られており、こ
のろ過シート21によりろ過されることで沈降物から水
が分離される。分離された水は、ろ過シート21の下部
を貯留槽6の底面から浮かせるようにして支持している
仕切り板22の下側から送水管23により後述の第1の
生物学的処理槽4aに送られて被処理水に混入させられ
る。ここで、仕切り板22でろ過シート21の下部を支
持させるようにしているのは、ろ過シート21が送水管
23の吸入端にへばり付いてそこを閉塞してしまうのを
防止するためである。
【0015】予備処理槽3における沈降物の引抜きは、
堆積した沈降物が圧密されるような状態を避けるため
に、一定時間ごとに行なうようにしてある。その制御に
は2個のタイマーを用い、一方のタイマーで引抜き開始
時間を制御し、他方のタイマーで引抜き継続時間を制御
するようにしている。また貯留槽6から分離水を第1の
生物学的処理槽4aに送るための制御は貯留槽6に水位
センサーを設け、一定の水位になったら送水するように
している。
【0016】3個の生物学的処理槽つまり第1の生物学
的処理槽4a、第2の生物学的処理槽4b、それに第3
の生物学的処理槽4cは、基本的には同じ構造とされて
おり、何れも基本的には好気的条件で生物学的な処理で
被処理水に浄化を施すようにされている。そのために各
生物学的処理槽には曝気のための給気用として散気管1
7が設けられている(図3)。散気管17は、槽の底部
側端部で被処理水の流下方向に沿う状態にして設置さ
れ、またそこから上向きで空気を放出するようにされて
いる。このようにすることで、図4に示すように、槽内
の被処理水に矢印で示すような対流を生じさせることが
できる。つまりこのような対流を生じさせることで、外
気との接触により溶存酸素濃度の高くなっている水面近
傍の被処理水を槽の底部に送り込むことができ、それだ
け槽内全体の溶存酸素濃度やその均一性を高めることが
でき、したがって好気性処理の効率を高めることができ
る。ここで、上記のように水面近傍の水塊と底部の水塊
との交流を与えるような対流を効果的に生じさせるため
には、ある条件を満足させる必要がある。その条件とは
槽の深さDと幅Wの比率が1/2〜2の範囲にあるとい
うことである。
【0017】また各生物学的処理槽には、図2に第1の
生物学的処理槽4aについて示すように、ろ材ユニット
24が充填されている。ろ材ユニット24は、パイプな
どで形成した枠体にひも状ろ材Fをすだれ状にして保持
させた構造とされている。ひも状ろ材Fには、図5にそ
の一例を示すような構造のもの、つまり例えば合成繊維
などを用いた軸ひもAに同じく合成繊維などを用いたパ
イルひもPを絡め付けた構造のものを用いるのが好まし
い。このようなひも状ろ材Fは、互いのパイルひもP同
士の間に僅かな隙間(例えば1cm前後)ができる程度
の間隔で配列するのが好ましく、例えばパイルひもPの
幅が4cmであるとすれば、配列間隔は5cm程度とな
る。
【0018】上記のようなひも状ろ材Fは、その有効表
面積が広く、種々の微生物の定着による生物膜の形成を
効率的に行なわせることができる。したがってこのひも
状ろ材Fが密生的に充填された各生物学的処理槽では微
生物による被処理水対する浄化が高い効率で作用し、優
れた浄化機能が得られる。具体的には第1〜第3の3個
の生物学的処理槽を組み合わせている本実施形態の構成
であれば、これら3個の生物学的処理槽の合計滞留時間
が例えば2時間程度で、BODが数十ppmレベルの汚
濁水を数ppmレベルまで浄化することができる。この
ように高い浄化効率を可能とするひも状ろ材Fを用いる
構成は、生物学的処理槽のサイズをより小さくすること
ができるという点で、コンパクト化が強く求められる水
上浮上式の水処理装置には特に有効である。ここで、上
記したように各生物学的処理槽における処理は好気的条
件で行なうのを基本としているが、必要に応じて嫌気的
条件での処理とするようにしてもよい。その場合には嫌
気的条件とする槽の散気管への給気を停止するようにす
る。
【0019】仕上げ槽5は、上記のようにして生物学的
処理槽で浄化処理を受けた被処理水から剥離生物膜など
の浮遊物を除去する最終処理に機能する。そのために仕
上げ槽5には、図6に示すように、多数の傾斜板25が
組み込まれており、この傾斜板25により形成される入
り組んだ流路を被処理水が流下する間に浮遊物が沈降除
去される。ここで、傾斜板25を用いた仕上げ槽5での
被処理水の流下形態は図中に矢印で示すような上向流、
つまり被処理水が槽の底部側から流入して槽の上部側に
向けて流れる形態とするのが好ましく、そうすること
で、沈降除去をより効率的に生じさせることができる。
仕上げ槽5で浮遊物が沈降することで堆積する汚泥は、
図3に示す汚泥返送系26で第1の生物学的処理槽4a
に返送され、微生物による再分解を受ける。このように
することで汚泥の減量化を図ることができる。
【0020】取水系7は、図1に見られるように、取水
ポンプ27とこれに接続された送水管15、それに送水
管15の取水側端に取り付けられたスクリーン28から
なっている。取水系7による取水は、水面付近に発生し
ているアオコなども装置内に導いてその除去を行なう必
要があることから、浄化対象水域の水面付近から行なう
ようにしてある。このため水面付近に浮遊している大型
の浮遊物も取水系7に取り込まれて取水ポンプ27に悪
影響をおよぼすおそれがあるが、これを防ぐのに機能す
るのがスクリーン28である。すなわちスクリーン28
は、浄化対象水域から取水する被処理水に混入してい
て、そのまま送ると取水ポンプ27に悪影響をおよぼす
ような大型の浮遊物をろ過するためのもので、本実施形
態では適宜なメッシュのかご状に形成してある。
【0021】このスクリーン28には取水に伴って浮遊
物が付着する。したがってそのまま放置すると目詰まり
を生じて取水が阻害される状態となってしまう。これを
防ぐにはスクリーン28に付着した浮遊物をスクリーン
28から除去してやればよい。しかし水上浮上設置式の
水処理装置において強く求められる装置全体のコンパク
ト化ということから、スクリーン28への付着物の除去
のために掻取り装置などのような装置の大型化を招く要
素を設けることができない。この問題に対処するために
本発明では、放水によりスクリーン28の目詰まり防止
を図るようにしている。具体的には、送水管15に分岐
管29を接続し、この分岐管29により取水ポンプ27
による送水圧を受けた水を分流するとともに、この加圧
分流水をスクリーン28に向けてジェット流的に放水
し、このジェット流的な放水によりスクリーン28の付
着物を剥がし取るようにしている。またこれに加えて、
ジェット流的な放水の一部をスクリーン28の周囲に放
水することで水域に浮遊している大型の浮遊物がスクリ
ーン28の方に寄って来るのを防ぐようにもしている。
【0022】分岐管29による放水用水の分流量は、送
水管15と分岐管29の管径の関係で設定してある。実
際には放水用水の量は被処理水の量よりも少なくて済む
ので、分岐管29を送水管15よりも細くしてある。た
だ水処理関係における経験則からすると管径が10mm
以下の場合には管詰りを生じやすくなる。そのため分岐
管29はその管径を10mm以上とするのが好ましい。
【0023】取水系7により水域から取り込まれた被処
理水の本体部1における流下のようすについて以下に説
明する。取水系7で取り込まれた被処理水は予備処理槽
3に供給され、それ以降、第1の生物学的処理槽4a、
第2の生物学的処理槽4b、第3の生物学的処理槽4
c、および仕上げ槽5を順次流下し、その間に各槽での
処理を受け、最終的に処理済水となって水域に返され
る。
【0024】予備処理槽3への被処理水の供給は、砂な
どの沈降効率を高めるために、予備処理槽3の内部での
被処理水の流れができるだけ均一でゆるやかになるよう
に行なう。そのためには、例えば図2に示すようなロン
ダー31を用いたり、あるいは取水系7の送水管15の
放水端に多数の分岐管などを設けて散水的に供給するよ
うにするのが好ましい。
【0025】予備処理槽3で懸濁物や浮遊物の除去を受
けた被処理水は第1〜第3の各生物学的処理槽4a、4
b、4cを順次流下しつつ生物学的な処理を受ける。各
生物学的処理槽においては被処理水が槽の一つの隅頂角
部から、この一つの頂角部に対して対角位置にある他の
隅頂角部に向けて対角的に流れるようにする。そのため
には図3に示すように、第1の生物学的処理槽4aにお
いては、予備処理槽3からの導水を第1の生物学的処理
槽4aの上側頂角部に越流堰的な構造で設けた通水部3
2uから行ない、その一方でそこからの流出は通水部3
2uの位置の上側頂角部と対向する下側頂角部に設けて
ある通水部32dから行なうようにする。同様にして、
第2の生物学的処理槽4bにおいては、第1の生物学的
処理槽4aの下側頂角部における通水部32uから流出
して導水される被処理水をこの下側頂角部と対向する上
側頂角部に設けてある通水部32uから流出させるよう
にし、第3の生物学的処理槽4cにおいては、第2の生
物学的処理槽4bの上側頂角部における通水部32uか
ら流出して導水される被処理水をこの上側頂角部と対向
する下側頂角部に設けてある通水部32dから流出させ
るようにする。各槽における通水部は、各槽の仕切り壁
の一部を切り欠くようにして形成してある。そして越流
堰的な通水部32uについてはバッフル33を設けてあ
る。このバッフル33は、槽を満たしている被処理水か
らその表面よりやや下側の部分で導水できるように機能
するものであり、これを設けることにより被処理水の表
面に浮遊しているゴミなどが下流側の槽に流れ込むのを
防止することができる。
【0026】被処理水の流れを以上のような対角流とす
ることにより、槽内における被処理水とろ材との接触や
その均一性を高めることができ、生物学的な処理の効率
を向上させることができる。このような効果は、処理効
率の向上により槽の小型化を図れるなどの点から、装置
のコンパクト化が強く求められる水域内設置タイプの水
処理装置において特に有用であるが、一般的な水処理装
置に関しても有用である。
【0027】仕上げ槽5への導水は第3の生物学的処理
槽4cの下側頂角部における流出用の通水部32dから
なされ、これにより被処理水は上向流となって仕上げ槽
5を流下することになる。このような仕上げ槽5におけ
る上向流が効率的な沈降除去に好ましいことは上記の通
りである。仕上げ槽5で最終的な処理を受けた被処理水
は処理済み水となり、放水系8により水域に返される。
放水系8は、放水ポンプ34を備えており、処理済み水
を水処理装置から十分に離れた位置で放水できるように
されている。このようにすることで、既に浄化を受けた
水が短絡的に水処理装置に取水されることを防止するこ
とができる。
【0028】なお図示は省略してあるが、各槽に適宜な
返送手段を設け、この返送手段で被処理水の一部を上流
側の槽に返送するように構成することで、本体部におけ
る滞留時間を実質的に長くすることができる。このよう
な処理は、例えば被処理水の汚濁レベルが当該水処理装
置で標準的に想定しているそれよりも高い場合に特に有
効である。
【0029】給気系9は、図7に示すように、給気源3
5で発生させた加圧空気を給気用配管36で各散気管1
7に供給するようになっている。その給気源35には一
般にブロアーが用いられるが、このブロアーに市販の標
準品を利用する場合には、その標準品としての送風容量
と各生物学的処理槽で必要な給気容量とにギャップがあ
るのが通常である。つまり必要な給気容量よりも大きな
送風能力を有するブロアーを給気源35に選択すること
で、より安定的な給気を行なえるようにするのが一般で
ある。そこでこの給気源35の余剰能力を利用したエア
リフトポンプ36を給気系9に組み込み、これを例えば
上記した仕上げ槽5からの汚泥の返送用などとして用い
るようにする。なお散気管17やエアリフトポンプ36
への給気量はバルブ37やバルブ38の開度で調整し、
最終的に余った空気はバルブ38を通して大気中に放出
される。
【0030】エアリフトポンプ36は、図8に示すよう
に、内側管39の下端から放出される空気の上昇力を受
けて内側管39と外側管40の間の揚水間隙を水が上昇
し、そして外側管40に設けてある出口部41から送り
出されるという一般的な構造に加えて、その上部に外側
管40の径よりも大きな径で形成した貯水部42が設け
られている。この貯水部42は、揚水がその水面でバチ
ャバチャ跳ねて周囲に飛散するのを防止するのに機能す
る。すなわち揚水力を与える空気が揚水の水面から大気
中に放出されるのに伴って水面がバチャバチャ跳ねるこ
とになるが、外側管40の径よりも大きな径の貯水部4
2があることにより、空気を放出するための水面の面積
が大きくなり、したがってバチャバチャ跳の程度を小さ
くすることができる。
【0031】以上の説明から分かるように、水処理装置
はポンプやブロアーなどとして電力を利用する要素を含
んでいるが、これらの電力利用要素のための電源につい
てはその一部を太陽光発電で補うようにすることも可能
である。また水処理装置はその運転状態を監視する必要
があるが、この監視は水処理装置から離れた場所に設け
てある管理所に運転状態データを例えばテレメータなど
で送信して行なうようにすることも可能である。
【0032】図9に示すのは上記のような水処理装置を
多段に連結した水処理システムの例である。このような
多段システムとする場合には、先頭の水処理装置Maで
取水した被処理水を各水処理装置Mb以下に順次流して
連続処理することになる。そのため、取水系は先頭の水
処理装置Maにおけるそれだけで足り、一方放水系は最
後尾の水処理装置Mxにおけるそれだけで足りる。また
予備処理槽も先頭の水処理装置Maにおけるそれだけで
足り、したがってそれ以外の水処理装置における予備処
理槽は生物学的処理槽として使用することができる。
【0033】図10と図11に第2の実施形態による水
処理装置を示す。図10は内部構造を上から見た状態を
示し、図11は内部構造を側面から見た状態を示してい
る。図11では例えば1〜1.5m程度の比較的水深の
浅い水域において水処理装置を水底に支持させて設置す
る状態を示しており、このような設置形態とする場合に
は第1の実施形態におけるフロート部に相当するものは
不要である。本実施形態の水処理装置は、予備処理槽5
1の上流に取水ピット52を備え、この取水ピット52
の内部に取水系53の取水ポンプ54が設置されてい
る。一方、取水系53における大型浮遊物ろ過用のスク
リーン55は、取水ピット52の上流側を遮るようにし
て設けられており、送水管56に接続の分岐管57によ
り付着物剥がし用のジェット流的放水をその前面に沿っ
てなすようにされている(なお図11ではスクリーン5
5などの図示を省略してある)。また本実施形態の水処
理装置は、仕上げ槽58の下流に放水ピット59を備
え、この放水ピット59の内部に放水ポンプ61を設置
している。放水ピット59は周囲から水域水が矢印で示
すように流入するのを許容するように形成されており、
放水ポンプ61による放水に応じて放水ピット59の水
位が低下した場合にその分を補うようにされている。こ
のようにしたのは処理済み水を水処理装置からより遠く
に放出することで処理済み水が短絡的に水処理装置に取
水されるのを防止することと関連している。つまり処理
済み水の遠方への放出を行なうためには放水ポンプ61
の放水容量を大きくする必要があるが、その場合に放水
ポンプ61の放水容量が取水ポンプ54の取水容量より
も大きいと、放水ポンプ61による放水に伴って放水ピ
ット59の水位が低下し、放水ポンプ61に悪影響を及
ぼすおそれがあるので、これを避けるために水域水の流
入で放水ピット59の水位を一定に保てるようにしてい
るものである。ここで、図では取水ポンプ54や放水ポ
ンプ61を1台としてあるが、これらは必要に応じて複
数台設けるようにしてもよい。
【0034】予備処理槽51、生物学的処理槽62a〜
62e、それに仕上げ槽58のそれぞれには、中央に隙
間63を空けるようにしてろ材ユニット64が充填され
ている。つまり第1の実施形態との比較でいえばろ材ユ
ニット64は左右に分割され両者の間に隙間63が設け
られている。隙間63は曝気用であり、この隙間63に
おいて槽底から曝気を行うようにしている。このような
曝気構造とすることで、図4のような対流が中央部から
左右に広がるように生じ、対流による攪拌をより効率的
に行なわせることができる。各槽の曝気に用いる給気系
65は、図11に示すように、ブロアー(給気源)66
から給気配管67で各槽の散気管68に給気するように
構成されている(なお図11ではろ材ユニット64の図
示を省略してある)。図11における給気配管67はそ
の一部が水処理装置のフレーム(その具体的図示は省略
してある)を利用して形成されている。具体的には水処
理装置における各槽などの上端フレームを例えば角パイ
プで形成し、この角パイプを給気配管67の一部に利用
するようにしている。このようにすることで部材点数を
減らすことができる。ここで、図11の例では被処理水
の流れ方向に平行に配置した筒状の散気管68で各槽に
おける散気を行なうようにしているが、これに代えて、
散気管68を被処理水の流れ方向に直角に配置してもよ
く、また筒状の散気管68の代わりに平板な散気板を用
いるようにしてもよい。なお図10中において黒三角は
被処理水の流れを示しており、第1の実施形態に関して
説明しのと同様な対角流で被処理水が流下することを示
している。
【0035】本実施形態では5槽の生物学的処理槽62
a〜62eを設けている。このように生物学的処理槽の
数が多い場合には、例えば交互にというようにその一部
を嫌気条件とする処理方式を採用しやすく、嫌気条件を
併用することで、嫌気処理が特に有効である脱窒も併せ
て行なうことが可能となる。槽の一部を嫌気条件にする
には、給気配管67の途中に設けられているバルブ69
を絞って嫌気条件槽への給気を止めるようにする。
【0036】図12に、第3の実施形態による水処理装
置の側面から見た内部構造を示す。本実施形態の水処理
装置は、基本的には第2の実施形態のそれと同様で、散
気管68の長さを短くしてある点に特徴がある。つまり
散気管68を短くすることで散気管68から放出される
空気が槽内を上昇する範囲を例えば槽の半分に制限する
ようにしている。このようにすることで、散気管68か
らの給気により槽内に図中に矢印で示すような循環流を
生じさせることができ、生物学的処理の効率を向上させ
ることができる。
【0037】図13に、第4の実施形態による水処理装
置の上から見た内部構造を示す。本実施形態の水処理装
置も基本的には第2の実施形態のそれと同様で、第2の
実施形態との相違は、第2の実施形態ではろ材ユニット
を左右に分割していたのに代えて、一体のろ材ユニット
71を用いており、このろ材ユニット71の左右両側部
に曝気用の隙間63を設けるようにしている。このよう
な構成は、ろ材ユニット71の内部における被処理水の
流れをよりスムーズにできるという長所がある。
【0038】図14に、第5の実施形態による水処理装
置の上から見た内部構造を示す。本実施形態は、第4の
実施形態の変形例で、ろ材ユニット71の左右何れか一
方の側部にだけ曝気用の隙間63を設けるようにすると
ともに、各槽間で曝気用の隙間63を設ける左右何れか
一方の側部を交互に変えている。つまり各槽間に関して
ろ材ユニット71の平面内配置が千鳥状になるようにし
ている。このようにすることで各槽内における被処理水
の対角流的流下をより確実なものとすることができ、し
たがって被処理水とろ材との接触やその均一性をより一
層高めることができる。
【0039】図15に、第6の実施形態による水処理装
置の側面から見た内部構造を示す。本実施形態の水処理
装置も基本的には第2の実施形態のそれと同様で、第2
の実施形態との相違は、取水ポンプ54と放水ポンプ6
1の設置形態を若干変更していることにある。具体的に
は取水ピット52と放水ピット59それぞれの底部を各
槽の底部より高く位置させ、取水ポンプ54や放水ポン
プ61が水面に近くなるようにしている。このようにす
ることで、ポンプ(取水ポンプや放水ポンプ)の交換や
修理の際に、ポンプを水中から引き上げる高さが低くな
り作業性がよくなる。このようにポンプの設置高さを水
面近くにするには、図15の例のように取水ピット52
や放水ピット59の底部を各槽の底部より高くする方式
の他に、底部の高さは各槽の底部と同じにし、適度な高
さのポンプ台をピット内に設け、このポンプ台の上にポ
ンプを設置する方式が可能である。このポンプ台を用い
る方式とすれば、ピット内に汚泥などが溜まった場合で
もこれを巻き込んでポンプが閉塞状態となるようなトラ
ブルを有効に防止することができる。
【0040】ここで、処理済み水の遠方への放水のため
に放水ポンプにより強い流速で放水すると、放水に伴っ
て水域に生じる表面流が指向性の強いものとなってしま
う。このことは、表面流の効用を水域のできるだけ広い
範囲に及ぼせるようにするのが望ましいということに対
してマイナスとなる。そこで上記各実施形態における放
水ポンプについてはその放水方向を経時的に変えること
ができるようにするのが好ましい。放水ポンプにおける
放水方向を経時的に可変とするにはさまざまな機構が可
能である。一般的にそのような機構には動力源を必要と
するが、できるだけ動力源を増やさないようにするため
に、例えば簡易なクランク機構などを用い、その動力源
に放水ポンプ自体の放水圧を利用する構成などを好まし
いものの例として挙げることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
処理装置についてその処理効率などの改善を図ることが
でき、特に水域内設置タイプの水処理装置で求められる
コンパクト化やメンテナンスフリー性をより高いレベル
で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態による水処理装置の模式化した
外観図である。
【図2】図1の水処理装置の一部について内部構造を模
式化して示す図である。
【図3】図1の水処理装置の一部について細部の構造要
素を模式化して示す図である。
【図4】生物学的処理槽における曝気による被処理水の
対流状態を模式化して示す図である。
【図5】ひも状ろ材を模式化して示す図である。
【図6】仕上げ槽の内部構造を模式化して示す図であ
る。
【図7】給気系の構成を模式化して示す図である。
【図8】エアリフトポンプの構成を模式化して示す図で
ある。
【図9】多段式の水処理システムの構成を模式化して示
す図である。
【図10】第2の実施形態による水処理装置の上から見
た内部構造を示す図である。
【図11】図10の水処理装置の側面から見た内部構造
を示す図である。
【図12】第3の実施形態による水処理装置の側面から
見た内部構造を示す図である。
【図13】第4の実施形態による水処理装置の上から見
た内部構造を示す図である。
【図14】第5の実施形態による水処理装置の上から見
た内部構造を示す図である。
【図15】第6の実施形態による水処理装置の側面から
見た内部構造を示す図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 フロート部 3 予備処理槽 4a 生物学的処理槽 4b 生物学的処理槽 4c 生物学的処理槽 5 仕上げ槽 6 貯留槽 7 取水系 12 ろ材ユニット 15 送水管 27 取水ポンプ 28 スクリーン 29 分岐管 51 予備処理槽 53 取水系 54 取水ポンプ 55 スクリーン 56 送水管 57 分岐管 62a 生物学的処理槽 62b 生物学的処理槽 62c 生物学的処理槽 62d 生物学的処理槽 62e 生物学的処理槽 63 曝気用の隙間 64 ろ材ユニット 71 ろ材ユニット F ひも状ろ材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物の定着用のろ材が充填された生物
    学的処理槽を備えた水処理装置において、前記生物学的
    処理槽における被処理水の流れが当該生物学的処理槽の
    一つの隅頂角部から、この一つの頂角部に対して対角位
    置にある他の隅頂角部に向けて流れる対角流となるよう
    にされていることを特徴とする水処理装置。
  2. 【請求項2】 上面が水面から若干出るような状態で、
    水中に浮上設置するかまたは水底に支持させて設置して
    使用されるようになっている水処理装置において、前記
    本体部は、被処理水から砂などの除去を行なうための予
    備処理槽、微生物の定着を可能とするろ材を充填した複
    数の生物学的処理槽、および前記各生物学的処理槽での
    処理を経た被処理水から浮遊物の除去を行なうための仕
    上げ槽を含んでいることを特徴とする水処理装置。
  3. 【請求項3】 取水ポンプ、この取水ポンプに接続され
    た送水管、および前記取水ポンプへの大型浮遊物の侵入
    を防止するために被処理水中の大型浮遊物ろ過用として
    配されたスクリーンを含んでなる取水系を備えており、
    そしてこの取水系にあって前記送水管に分岐管が接続さ
    れており、この分岐管により前記取水ポンプによる送水
    圧を受けた水を分流するとともに、この分流水を前記ス
    クリーンに向けて放水することで前記スクリーンの目詰
    まりを防止できるようにしてある請求項2に記載の水処
    理装置。
  4. 【請求項4】 取水系における取水端が浄化対象水域の
    水面に近接するようにしてある請求項2または請求項3
    に記載の水処理装置。
  5. 【請求項5】 仕上げ槽における沈降物を生物学的処理
    槽に返送するようにしてある請求項2〜請求項4の何れ
    か1項に記載の水処理装置。
  6. 【請求項6】 生物学的処理槽におけるろ材がひも状ろ
    材であり、このひも状ろ材がすだれ状にして充填されて
    いる請求項2〜請求項5の何れか1項に記載の水処理装
    置。
  7. 【請求項7】 予備処理槽に浮遊物付着用のろ材が充填
    されている請求項2〜請求項6の何れか1項に記載の水
    処理装置。
  8. 【請求項8】 予備処理槽で生じる沈降物を当該予備処
    理槽から抜き取って貯留する貯留槽をさらに備えている
    請求項2〜請求項7の何れか1項に記載の水処理装置。
  9. 【請求項9】 貯留槽で沈降物から分離した水を生物学
    的処理槽に供給するようにてある請求項8に記載の水処
    理装置。
  10. 【請求項10】 枠体にひも状ろ材をすだれ状にして保
    持させることでろ材ユニット化を形成し、このろ材ユニ
    ットの左右両側部または左右何れかの側部に曝気用の隙
    間を設けるか、または前記ろ材ユニットを左右で分割配
    置し、この左右分割配置の両ろ材ユニットの間に曝気用
    の隙間を設けてある請求項1〜請求項9の何れか1項に
    記載の水処理装置。
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