JPH0661478U - 墨出し用レーザー装置 - Google Patents

墨出し用レーザー装置

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JPH0661478U
JPH0661478U JP214293U JP214293U JPH0661478U JP H0661478 U JPH0661478 U JP H0661478U JP 214293 U JP214293 U JP 214293U JP 214293 U JP214293 U JP 214293U JP H0661478 U JPH0661478 U JP H0661478U
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laser beam
laser
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tube
projected
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Application number
JP214293U
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English (en)
Inventor
隆利 森重
Original Assignee
レーザーテクノ株式会社
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Publication of JPH0661478U publication Critical patent/JPH0661478U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば天井の壁面近傍部分の墨出し作業が容
易且つ確実に行えるようにして、その墨出し精度の向上
を図ることができるようにすることを目的とする。 【構成】 レーザー光線を投射するレーザー管2を備
え、該レーザー管2から投射されたレーザー光線により
墨出しを行うようにした墨出し用レーザー装置におい
て、該レーザー光線の通過路に、レーザー管2から投射
されたレーザー光線を直角に屈曲させるためのレーザー
光線屈曲手段15を、レーザー管2に対して間隔調整自在
に設けていることにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザー光線を天井等に投影させて、主に建築用の墨出し作業に使 用される墨出し用レーザー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種墨出し用レーザー装置としては、例えば本件出願人が開発した実 開平2-66979 号公報に記載のものがある。同公報に記載のレーザー装置80は、図 7に示すように、レーザー光線を投射するレーザー管81を備え、該レーザー管81 から投射されたレーザー光線を、天井82、床面83及び壁面84にスポット投影する ことにより、墨出しを行うようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如く墨出し作業は、天井82の壁面84近傍部分にも墨出しを行う場合もあ るが、該装置は脚部85により支持されているものがほとんであるため、該脚部85 等が邪魔になり、レーザー管81を壁面84に接近させることができない。
【0004】 このため、従来では、先ずレーザー光線を天井82の壁面とは離間した箇所にス ポット投影し、更に、該スポットを基準にしてスケールを天井82に当てがいスポ ットよりも壁面84側の所定の位置に墨出しを行っているのが現状であり、墨出し 作業が困難となると共に、墨出し精度が低下する欠点があった。
【0005】 本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑みてなされたもので、例えば天井の壁 面近傍部分の墨出し作業が容易且つ確実に行えるようにして、その墨出し精度の 向上を図ることができる墨出し用レーザー装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案が上記課題を解決するために講じた技術的手段は、レーザー光線を投射 するレーザー管2を備え、該レーザー管2から投射されたレーザー光線により墨 出しを行うようにした墨出し用レーザー装置において、該レーザー光線の通過路 に、レーザー管2から投射されたレーザー光線を直角に屈曲させるためのレーザ ー光線屈曲手段15を、レーザー管2に対して間隔調整自在に設けていることにあ る。
【0007】 また、前記レーザー光線屈曲手段15をプリズムから構成するのが好ましい。
【0008】
【作用】
本考案の墨出し用レーザー装置において、レーザー管2から投射されたレーザ ー光線は、レーザー光線屈曲手段15に入射すると該レーザー光線屈曲手段15によ り直角に屈曲される。従って、天井の壁面近傍の部分等のようにレーザー管2を 近づけることが出来なかった箇所へレーザー光線を投影することが可能となり、 墨出し作業が容易に行える。
【0009】
【実施例】
(第1実施例) 以下、本考案の第1実施例を図面に従って説明する。
【0010】 図1において、1は墨出し用レーザー装置を示し、上部の多角形状のヘッド4 と該ヘッド4の下端に設けられた筒状体3とを備えている。そして、ヘッド4及 び筒状体3内には、所謂ヘリウムガスレーザー式の直進偏向型のレーザー管2が 内蔵され、該レーザー管2は、図外の電源コードを介して電流が供給されると共 に、ジャイロ機構5を介して自動で鉛直調整可能に構成されている。6はヘッド 4に固定ネジにて取付けられた開閉可能な三脚で、その下端部には調整ネジ7が 螺着されている。
【0011】 8は前記筒状体3側に設けられた磁石9間に位置するようにレーザー管2の下 端に設けられた銅板である。
【0012】 10は前記レーザー管2の上方に固定された投影体で、その内部には、ハーフミ ラー13が45°の傾斜状に内蔵されている。該ハーフミラー13はガラス板の一側面 にアルミ蒸着が施された正面略正方形状を呈し、鉛直上向きに入射したレーザー 光線の約半分を透過させると共に、残りのレーザー光線を水平方向に反射しうる ように構成されている。
【0013】 15はベース16を介して装置1の側方に設けられたレーザー光線屈曲体としての プリズムで、該プリズム15は前記ハーフミラー13を反射した水平のレーザー光線 Cを直角に屈折させるためのものである。ベース16はヘッド4の上面にボルト等 により、基端が固定された固定ベース17と、該固定ベース17に沿ってダイヤル19 を回転することにより出退自在に摺動する移動ベース20とからなる。
【0014】 該移動ベース20の先端上面には支持部材21が固定され、該支持部材21には、前 記プリズム15が固定された回転体23の支持軸24が、水平のレーザー光線Cを中心 にして回転自在に保持されている。尚、該回転体23の回転はダイヤル25を回して 行うのであるが、その回転角度は支持部材21に設けられた目盛り26により、正確 に調整できるようになっている。
【0015】 本実施例に係る墨出し用レーザー装置1は以上のような構成からなり、次にそ の使用例について説明する。 先ず、壁面30から離れた位置で天井28に墨出しをする場合には、墨出し用レー ザー装置1を床面29に載置すると、レーザー管2はジャイロ機構5により揺動す るが、レーザー管2の下端に設けられた銅板8が磁石9間に位置するので、磁石 9間で形成された磁界により該銅板8に渦電流が発生してレーザー管2の揺動を 制動し、鉛直調整が迅速に行える。
【0016】 更に、レーザー管2に電源を供給し、レーザー管2の上下端よりレーザー光線 を投射する。レーザー管4の下端より投射されるレーザー光線Aは鉛直下向きに 直進して、床面29にスポット投影され、スポット31が床面29に描かれた床墨32a に合致すべく墨出し用レーザー装置1の位置を正確にセットした後に、ハーフミ ラー13を透過した上向きレーザー光線Bを天井28に投影し、墨出しを行う。
【0017】 次に、天井28の壁面30近傍部分の墨出し作業を行う場合には、ハーフミラー13 を反射した水平のレーザー光線Cをプリズム15に入射させ、該プリズム15により 直角方向に屈折されたレーザー光線C1を鉛直下方に投射させ、床面29にスポッ ト投影する。そして、このスポット34と床面29の床墨32b とを合致させるのであ るが、この作業に際しては、ベース16のダイヤル19を回転して移動ベース20を固 定ベース17に対して出退移動させることにより、レーザー光線C1を床墨32b に 合致させる(図1参照)。
【0018】 このようにレーザー光線C1を床墨32b に合致させた後に、ダイヤル25を操作 してプリズム15を180 °回転させる。このとき、プリズム15は水平のレーザー光 線Cと同軸心上を回転し、プリズム15を屈折したレーザー光線C1は、前記床墨 32b から鉛直上方に投影されたレーザー光線の如く天井28にスポット投影され、 該スポットに基づいて天井28に目印を付けることにより、鉛直墨出し作業が完了 する(図2参照)。
【0019】 (第2実施例) 図3〜図6は本考案の第2実施例を示し、前記投影体10には、前記ハーフミラ ー13の上方に位置する反射鏡36が設けられている。即ち、図5に示すように投影 体10の上端には蓋体37が螺着され、該蓋体37はその中央には孔38が穿設されると 共に、断面略U字状の取付部40が突設されている。
【0020】 41は蓋体37の孔38から投射されるレーザー光線Bに直交する一対の支軸で、該 支軸41は蓋体37の取付部40に回転自在に挿通され、該支軸41には反射鏡36が固定 されている。従って、ハーフミラー13を通過した上向きのレーザー光線Bは、該 ハーフミラー13を介して水平に投射するレーザー光線Cと同じ方向に反射できる と共に、ハーフミラー13を鉛直にした場合には、上向きレーザー光線Bを上方に 投射できるようになっている。
【0021】 また、プリズム15を保持するベース16は、図4に示す如く板状を呈し、その上 面には平行な凹溝42が形成されており、基端側がヘッド4の上面で且つ前記投影 体10を中心にして水平面上を回転自在に取付けられている。
【0022】 43は前記ベース16の凹溝42に摺動自在に嵌合される突起44を下端に有する支持 体で、該支持体43の内側面に形成された嵌合凹部45に、前記プリズム15が固定さ れた保持体46の凸部47が嵌合されている。また、ベース16上面の一側には目盛り を有するスケール48が設けられ、前記支持体43をベース26上を移動させることに より、プリズム15と投影体10との間隔調整が確実行えるようになっている。
【0023】 次に、上記構成からなる第2実施例に係る墨出し用レーザー装置1を使用して 天井28の壁面30近傍部分の墨出し作業を行う場合には、先ず、反射鏡36を操作し てハーフミラー13を透過した上方向きのレーザー光線Bを、反射鏡36にて下方に 反射させ床面29に描かれた床墨32b に合致させると共に、床面29に投影されたレ ーザー光線Aのスポット31との距離L1を測定する(図6(イ)参照)。尚、こ の際にベース16はレーザー光線Bを遮らないように、回転させレーザー光線Bの 通過路から外されている。
【0024】 次に、ベース16をレーザー光線Cがプリズム15に入射するように投射位置に戻 した後に、計測された前記距離L1と、プリズム15を屈折した鉛直上向きのレー ザー光線C1及び下方に投射されたレーザー光線Aの距離とが一致するように、 ベース16に沿ってプリズム15を移動調整し、レーザー光線C1を天井28に投影し て墨出し作業を行う(図6(ロ)参照)。
【0025】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば前記実施例ではレ ーザー光線屈曲手段としてプリズム15を例示したが、レーザー光線を反射させる 反射鏡であっても良いことは無論である。
【0026】 その他、レーザー光線はヘリウムネオンガスレーザー光線以外に半導体レーザ ー光線等であっも良く、その種類は問わない。 また、壁面への投影形態は、スポットに限らず、例えば、図1及び図2に示す 如くレーザー光線の通過路に、シリンドリカルレンズ50を設けて連続した直線状 の投影線を描くようにして良く、あるいは、エシェレット格子等を利用した刻線 用レンズ50を設けることにより、多数のスポットを刻線状態で一直線状に投影す るようにしても良い。刻線用レンズ50を設けて場合には、刻線状に投影できるの でその到達距離が長くなると共に鮮明になるという利点がある。
【0027】 更に、上記実施例では、墨出し用レーザー装置1を天井28の墨出し作業に使用 した場合について例示したが、前記プリズム15は下方に投射されるレーザー光線 Aの通過路に設け、壁面30の床面29近傍の部分の墨出し作業や、プリズム15を屈 折したレーザー光線C1を水平に投射して前記壁面30に対して両側の壁面の墨出 し作業も行うことも可能である。 また、墨出し用レーザー装置1の全体形状や内部構造の具体的な構成も上記実 施例に限定されるものではなく、任意に設計変更可能である。
【0028】
【考案の効果】
本考案の墨出し用レーザー装置において、レーザー光線を投射するレーザー管 を備えた墨出し用レーザー装置において、該レーザー光線の通過路に、レーザー 管から投射されたレーザー光線を直角に屈曲させるためのレーザー光線屈曲手段 をレーザー管に対して間隔調整自在に設けていることから、例とえば壁面が邪魔 になって墨出しが困難であった天井の壁面近傍の部分の墨出し作業が容易且つ確 実に行えるようになり、また、従来のようにスケールを使用する場合に比し墨出 し精度の向上を図ることができ、その実用的価値は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示し、プリズムにより屈
折したレーザー光線を床に投射した状態を示す墨出し用
レーザー装置の一部破断を含む正面図。
【図2】同天井にレーザー光線を投射した状態の墨出し
用レーザー装置の正面図。
【図3】本考案の第2実施例を示し、天井にレーザー光
線を投射した状態の墨出し用レーザー装置の正面図。
【図4】プリズムの保持手段の分解斜視図。
【図5】投影体を示し、(イ)は断面側面図、(ロ)は
断面正面図。
【図6】(イ)及び(ロ)は墨出し用レーザー装置の使
用状態説明図。
【図7】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
2…レーザー管、15…プリズム(レーザー光線屈曲手
段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光線を投射するレーザー管
    (2)を備え、該レーザー管(2)から投射されたレー
    ザー光線により墨出しを行うようにした墨出し用レーザ
    ー装置において、該レーザー光線の通過路に、レーザー
    管(2)から投射されたレーザー光線を直角に屈曲させ
    るためのレーザー光線屈曲手段(15)を、レーザー管
    (2)に対して間隔調整自在に設けてなることを特徴と
    する墨出し用レーザー装置。
  2. 【請求項2】 前記レーザー光線屈曲手段(15)がプリ
    ズムからなる請求項1に記載の墨出し用レーザー装置。
JP214293U 1993-01-29 1993-01-29 墨出し用レーザー装置 Pending JPH0661478U (ja)

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JP214293U JPH0661478U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 墨出し用レーザー装置

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JP214293U JPH0661478U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 墨出し用レーザー装置

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JPH0661478U true JPH0661478U (ja) 1994-08-30

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ID=11521100

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JP214293U Pending JPH0661478U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 墨出し用レーザー装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6157271A (ja) * 1984-08-27 1986-03-24 Dainippon Printing Co Ltd 同調エンボスを有する化粧材の製造方法
JPS63144586A (ja) * 1986-12-09 1988-06-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体発光装置

Patent Citations (2)

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