JPH0661335U - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JPH0661335U
JPH0661335U JP226093U JP226093U JPH0661335U JP H0661335 U JPH0661335 U JP H0661335U JP 226093 U JP226093 U JP 226093U JP 226093 U JP226093 U JP 226093U JP H0661335 U JPH0661335 U JP H0661335U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】拡管用熱交換器のセット時間や拡管後の取出し
時間および次工程へ移送するための台車への移替え時間
等の時間ロスを発生させることなく実稼動時間を向上さ
せることができるだけでなく、熱交換器の寸法が異なる
場合であっても、瞬時に、かつ確実に熱交換器を挟持し
て拡管時における歪みを防止することができる拡管装置
を提供する。 【構成】拡管装置本体1には、熱交換器16a を載置可能
な複数の着脱自在なレシーバ17が配設されたレシーバ台
18を具備する。さらに、載置した熱交換器を往復作動体
9の往復動方向と交差する方向で、拡管装置本体の一側
から他側へ通抜け自在な熱交換器移送体21が設けられる
とともに、移送体を介して所定の位置まで移送された熱
交換器を、往復作動体の往復動方向と交差する方向で挟
持可能な少なくとも一対の挟持体を備えた熱交換器挟持
装置2が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱交換器の拡管装置、更に詳しくは、拡管対象の熱交換器を拡管装 置の一方側から他方側へと通り抜け自在とすることによって該熱交換器のセット 時間並びに拡管後の取り出し時間を短縮することが出来ると共に、セットされる 熱交換器の全高、全幅及び厚み等が、該熱交換器の種類によって全く異なる場合 であっても、瞬時に、且つ確実に該熱交換器を挾持して該熱交換器を形成する多 数枚の放熱フィンと複数の管とを該管の拡管によって一体的に固着することが出 来る拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の拡管装置としては、例えば、図7(イ)に示す様に、シリンダ ー8、8を介して往復動自在で、且つ中央部に貫通孔9bを有した略矩形状の往復 作動体9の下面部9aに、係止用頭部10a を有した複数の拡管用マンドレル10を挿 着可能とする孔部9eが形成されたマンドレル係止体9cを有し、且つ該マンドレル 係止体9cと前記往復作動体9との間には、拡管時に前記拡管用マンドレル10の係 止用頭部10a を押圧するための押圧アタッチメント9dを挿脱自在に有すると共に 、下方には拡管時の管の突出長を決定するストリッパー11a を具備したストリッ パープレート11を前記往復作動体9と連動して往復動自在に具備した構成からな る拡管装置12が存在する。
【0003】 即ち、上記構成からなる拡管装置12は、複数枚の放熱フィン13に、下端部14a が略U字状に形成された拡管対象の管14を2列で複数同方向で挿通すると共に、 該管14が挿通された放熱フィン13の両端に所望のエンドプレート15a 、15b を装 着して形成された熱交換器16を、複数のレシーバ17を配設したレシーバ台18を具 備して載置してなるものであり、しかも前記シリンダー8、8を介して前記往復 作動体9を降下させることによって、同図(ロ)に示す様に、拡管用マンドレル 10の夫々を前記管14内に圧入して該管14を拡管させ、前記エンドプレート15a 、 15b と前記複数枚の放熱フィン13と前記管14との夫々を一体的に固着させること が出来るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、上記構成からなる拡管装置に於いては、下記の様な問題点があっ た。
【0005】 即ち、上記従来の構成からなる拡管装置は、台車等の移送手段に載置した熱交 換器を、その都度該拡管装置まで移送してこなければならないと共に、拡管作業 時に於いても、移送してきた熱交換器を前記拡管装置の前面側から頻繁に挿着脱 しなければならない。
【0006】 よって、拡管用熱交換器のセット時間や拡管後の熱交換器の取り出し時間、更 には拡管後の熱交換器を次工程へ移動させるための前記台車等の移送手段への移 替え時間等の時間ロスが発生することで拡管装置の稼働時間が著しく阻害される という問題が生じていた。
【0007】 更に、上記従来の拡管装置は往復作動体に挿通された拡管用マンドレルを前記 熱交換器に貫挿された管内に圧入して該管を拡管させるものである。
【0008】 よって、前記管内に拡管用マンドレルを圧入した場合には、該管の拡管にとも なって熱交換器全体に歪みが発生することとなる。
【0009】 従って、拡管時に於ける熱交換器の歪みを防止すべく該熱交換器を前記往復作 動体の往復動方向と交差する方向で挾持することによって拡管時の熱交換器の歪 みを防止することにはなるが、如何せん、熱交換器を構成する複数の放熱フィン に挿通された管の挿通方向での熱交換器の全高は、該熱交換器の種類によって千 差万別であることから全高の異なる全ての熱交換器に対応可能な熱交換器挾持体 が必要であるという極めて重大な問題が生じていた。
【0010】 然して、本考案は上記の問題を全て解決するものであり、拡管用熱交換器のセ ット時間や拡管後の熱交換器の取り出し時間、更には拡管後の熱交換器を次工程 へ移動させるための前記台車等の移送手段への移替え時間等の時間ロスを発生さ せることなく拡管装置の実稼働時間を大幅に向上させることが出来るだけでなく 熱交換器を構成する複数の放熱フィンに貫挿された管の挿通方向での熱交換器の 全高、全幅及び厚さ等が、該熱交換器の種類によって全く異なる場合であっても 、瞬時に、且つ確実に該熱交換器を挾持して拡管時に於ける該熱交換器の歪みを 防止することが出来る極めて優れた拡管装置を提供することを課題とするもので ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案は、拡管用の複数のマンドレル10が、熱交換器16a に設けられた 拡管対象の複数の管14に圧入可能とすべく挿着された往復作動体9と、該往復作 動体9を往復動させて前記複数の管14を拡管するための往復動機構とを備えた拡 管装置に於いて、該拡管装置本体1には、前記熱交換器16a を載置可能な複数の 着脱自在なレシーバ17が配設されたレシーバ台18を具備し、且つ載置した熱交換 器16a を前記往復作動体9の往復動方向と交差する方向で、該拡管装置本体1の 一方側から他方側へ通り抜け自在な複数の熱交換器移送体21が設けられると共に 、該熱交換器移送体21を介して所定の位置まで移送された熱交換器16a を、前記 往復作動体9の往復動方向と交差する方向で挟持可能な少なくとも一対の熱交換 器挟持体を備えた熱交換器挟持装置2が設けられた点にある。
【0012】
【作用】
上記構成からなる拡管装置に於いては、拡管装置本体1に、熱交換器16a を載 置可能な複数の着脱自在なレシーバ17が配設されたレシーバ台18を具備し、且つ 載置した熱交換器16a を前記往復作動体9の往復動方向と交差する方向で、該拡 管装置本体1の一方側から他方側へ通り抜け自在な複数の熱交換器移送体21が設 けられると共に、該熱交換器移送体21を介して所定の位置まで移送された熱交換 器16a を、前記往復作動体9の往復動方向と交差する方向で挟持可能な少なくと も一対の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装置2が設けられてなることから 、拡管前並びに拡管後の熱交換器16a を連続的に、且つ直線状で順次移送するこ とが出来ると共に、該熱交換器16a を構成する複数の放熱フィン13に挿通された 管14の貫挿方向での熱交換器16a の全高、全幅及び厚さ等が、該熱交換器16a の 種類によって全く異なる場合であっても、熱交換器16a の全高、全幅及び厚さ等 に対応させて瞬時に、且つ確実に該熱交換器16a を挾持することが出来る。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0014】 尚、本考案の一実施例に於ける拡管装置の構成に関し、従来例の拡管装置と重 複する箇所の説明は以下省略する。
【0015】 図1に於いて、1は基台1aに設けられた一対の支柱1bを介して立設された拡管 装置本体を示す。
【0016】 2は上記拡管装置本体1の下部に設けられ、且つ該拡管装置本体1を通り抜け 自在で敷設された搬送レール7a上を移動自在に設けられた熱交換器移送体21の夫 々に載置されて順次移送される一列仕様の熱交換器16a を、該熱交換器16a の前 後方向で挾持する前面押えガイド2a並びに後面押えガイド2bとから構成された熱 交換器挾持体を備えた熱交換器挾持装置を示す。
【0017】 尚、上記搬送レール7a上を移動自在に設けられた熱交換器移送体21には、図2 に示す様に、載置される熱交換器16a に装着された下側のエンドプレート15b よ り突出する拡管対象の管14の下端部14a を支持可能な凹状部を有すると共に、底 部に、前記熱交換器移送体21上に設けられたレシーバ台18に所定のパターンで穿 設された複数の穿設孔20に嵌入脱自在な突起体17a を具備する複数のレシーバ17 が、載置される熱交換器16a の管14の挿通パターンに対応して一列(図示せず) に配設されてなる。
【0018】 更に、上記熱交換器挾持装置2の熱交換器挾持体の一方である前面押えガイド 2aは、上記拡管装置本体1の基台1aの前方側に延出すべく敷設された案内レール 6上を該拡管装置本体1の前面に対面して移動自在(矢印A)に設けられ、しか も該前面押えガイド2a並びに前記後面押えガイド2bには、複数のシリンダー5が 設けられると共に、該複数のシリンダー5の組合せによって前記往復作動体9の 往復動方向と交差する方向、即ち、前記拡管装置本体1の前後方向に沿った方向 で突出自在な押圧プレート2cが多段式に設けられてなる。
【0019】 又、上記押圧プレート2cを突出させるシリンダー5の各々は、図3(イ)に示 す様に、該シリンダー5を具備して隣接するケース体5aの各々の間隔を、所定の 間隔で拡縮自在とするために所定の長さを有した棒体4と該棒体4に所定の間隔 で取付けられたシリンダー係止体4aとを介して多段に、且つ吊架可能に連結され てなる。
【0020】 更に、同図(ロ)に於いて、上記多段に、且つ吊架可能に連結された一端側の ケース体5aには、電動機3a並びに減速機3bが設けられ、しかも所定の箇所に垂設 又は垂下された螺旋棒3cを介して上記多段に連結されたケース体5aの夫々の間隔 を自動的に拡縮自在(矢印B)とするための押圧プレート間隔調整装置3が形成 されてなる。
【0021】 本実施例に係る拡管装置は以上の構成からなるが、次に係る装置を介して全高 、全幅及び厚さの異なる熱交換器の拡管を行う場合について説明する。
【0022】 先ず、予め拡管を行う熱交換器の品番、種類等に応じて前記熱交換器移送体21 に具備されたレシーバ台18の夫々のレシーバ17を、該レシーバ台18に穿設された 複数の穿設孔20を用いて所定のパターンに配設(図示せず)する。
【0023】 次に、前記拡管を行う熱交換器の品番、種類等に応じて前記往復作動体9並び にストリッパープレート11の下降寸法等を、上記拡管装置本体1に設けられた自 動制御装置(図示せず)内の中央処理装置(図示せず)に記憶させておくことに より、図3(ロ)に示す様に、拡管時に於いて、例えば、標準長の熱交換器16a より全高が高い熱交換器16b の品番等を前記自動制御装置(図示せず)に入力す るだけで、該自動制御装置(図示せず)並びに前記押圧プレート間隔調整装置3 を介して前記熱交換器挾持体の両押えガイドに隣接して設けられた押圧プレート 2cの各々の間隔を自動的に拡げて(矢印C)前記熱交換器16b の全高に応じた間 隔で前記押圧プレートの夫々を所定の位置でセットすることが出来る。
【0024】 その後、図4(イ)に示す様に、前記拡管装置本体1を通り抜け自在で敷設さ れた搬送レール7a上を熱交換器16a を載置した熱交換器移送体21が、前記拡管装 置本体1に設けられた往復作動体9(図示せず)並びにストリッパープレート11 (図示せず)の真下まで搬送(矢印D)されて来ると共に、所定の一時停止機構 (図示せず)を介して位置決めされることとなる。
【0025】 次に、上記往復作動体9(図示せず)並びにストリッパープレート11(図示せ ず)の真下で位置決めされた熱交換器9は、同図(ロ)に示す様に、前記熱交換 器挾持装置2の前面押えガイド2a並びに後面押えガイド2bに設けられたシリンダ ー5の伸長(矢印E)による押圧プレート2cの突出によって前後より挾持される ことになる。
【0026】 従って、上記熱交換器を構成する複数の放熱フィンに貫挿された管の貫挿方向 での該熱交換器の全高、全幅及び厚さ等が拡管を行なう熱交換器の種類によって 夫々異なる場合であっても、瞬時に、且つ確実に該熱交換器を挾持して拡管時に 於ける歪みを防止することが出来る。
【0027】 尚、上記実施例に於いて、レシーバは熱交換器移送体に具備されたレシーバ台 に複数穿設された穿設孔を介して所定の配設パターンを形成すべく着脱自在に設 けられてなるが、例えば、図6に示す様に、前記レシーバ台が、第1レシーバ台 18、第2レシーバ台18a 、第3レシーバ台18b の三列から形成され、且つ該レシ ーバの夫々が複数のシリンダー19を介して夫々別個に往復動する構成であっても よく、要は前記熱交換器移送体に具備されたレシーバ台が、前記往復作動体の往 復動方向と交差する方向で移動自在に設けられていればよく、又必ずしも本考案 の必須の要件でないことは言うまでもない。
【0028】 尚、上記実施例に於いて、拡管を行うための熱交換器は、上記拡管装置本体の 下部に設けられ、且つ該拡管装置本体を通り抜け自在で敷設された搬送レール上 を移動する熱交換器移送体に載置されて順次移送されるが、要は拡管装置本体に 設けられた往復作動体に対面して位置決めされる構成であれば、必ずしも拡管装 置本体を通り抜け自在で敷設された搬送レール上を移動する必要はなく、例えば 、複数直線状に並設された回転ローラーや熱交換器移送体の裏面に配設された転 動手段を介して移送される構成であってもよく、更に拡管装置の前方から順次搬 送され、且つ拡管後に該拡管装置の後方に通り抜ける構成であってもよいのは言 うまでもない。
【0029】 更に、上記実施例に於いて、拡管装置本体には、位置決めされた熱交換器を、 該熱交換器の前後方向で挾持する前面押えガイド並びに後面押えガイドとからな る熱交換器挾持体を有した熱交換器挾持装置が設けられ、しかも前者前面押えガ イドは、上記拡管装置本体の基台の前方側に延出すべく敷設された案内レール上 を該拡管装置本体の前面に対面して移動自在に設けられ、且つ該前面押えガイド 並びに前記後面押えガイドには、複数のシリンダーの組み合わせによって前記往 復作動体の往復動方向と交差する方向で突出する押圧プレートが多段式に設けら れてなるが、要は、前記往復作動体の往復動方向と交差する方向で前記熱交換器 を挟持可能な少なくとも一対の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装置が設け られ、且つ前記熱交換器挟持体には、前記往復作動体の往復動方向と交差する方 向に沿って分割された押圧プレートが多段式に設けられ、しかも前記熱交換器挟 持体には、夫々隣接する押圧プレートの各々の間隔を前記往復作動体の往復動方 向に沿った方向で拡縮自在とする押圧プレート間隔調整装置が設けられていれば 、必ずしも前記熱交換器挾持体を構成する前面押えガイド並びに後面押えガイド に設けられた押圧プレートが、複数のシリンダーの組み合わせによって前記往復 作動体の往復動方向と交差する方向で突出する必要はなく、押圧プレートの各々 が前面押えガイド並びに後面押えガイドに平面的に設けられ、且つ両押えガイド が前記熱交換器を直接挾持すべく接離自在に設けられた構成であってもよいのは 言うまでもなく、更に、該押圧プレートが、図5に示す様に、往復作動体の往復 動方向に沿った方向に複数設けられていてもよい。
【0030】 又、上記実施例に於いて、熱交換器挾持体には、多段式に設けられた押圧プレ ートの各々の間隔を前記往復作動体の往復動方向に沿った方向で拡縮自在とする ための押圧プレート間隔調整装置が、電動機、減速機並びに螺旋棒等を介して設 けられてなるが、要は、全高の異なる熱交換器を確実に挾持すべく多段式に設け られた押圧プレートの各々の間隔を拡縮自在とすることが出来るものであれば、 必ずしも前記押圧プレート間隔調整装置が、電動機、減速機並びに螺旋棒等を介 して設けられてなくともよく、例えば、ラックとピニオン、梃機構、シリンダー 等の組み合わせであってもよく、押圧プレート間隔調整装置の具体的な拡縮機構 や数量、取付け箇所等も決して限定されない。
【0031】 更に、上記実施例に於いて、熱交換器挾持体を構成する両押えガイドの一方の 前面押えガイドは、上記拡管装置本体の基台の前方側に延出すべく敷設された案 内レール上を該拡管装置本体の前面に対面して移動自在に設けられてなるが、要 は搬送されてくる熱交換器を挾持することが出来るものであれば、例えば、両押 えガイドが前記熱交換器を挾持すべく回動自在に前記基台上に設けられていても よく、熱交換器挾持体の具体的な形状、機構、数量、取付け箇所等の具体的な構 成も決して限定されない。
【0032】 更に、実施例に於いて、拡管装置は基台に設けられた一対の支柱を介して立設 された所謂、竪型拡管装置であるが、要は拡管用の複数のマンドレルが、熱交換 器に設けられた拡管対象の複数の管に圧入可能とすべく挿着された往復作動体と 、該往復作動体を往復動させて前記複数の管を拡管するための往復動機構とを備 えていれば横型拡管装置であってもよいのは言うまでもなく、拡管装置の具体的 な形状、機構、構成等も決して限定されるものではない。
【0033】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案は拡管装置本体に、熱交換器を載置可能な複数の着脱自在 なレシーバが配設されたレシーバ台を具備し、且つ載置した熱交換器を前記往復 作動体の往復動方向と交差する方向で、該拡管装置本体の一方側から他方側へ通 り抜け自在な複数の熱交換器移送体が設けられると共に、該熱交換器移送体を介 して所定の位置まで移送された熱交換器を、前記往復作動体の往復動方向と交差 する方向で挟持可能な少なくとも一対の熱交換器挟持体を備えた熱交換器挟持装 置が設けられてなることから、拡管前並びに拡管後の熱交換器を連続的に、且つ 直線状で順次移送することが出来ると共に、該熱交換器を構成する複数の放熱フ ィンに挿通された管の貫挿方向での熱交換器の全高、全幅及び厚さ等が、該熱交 換器の種類によって全く異なる場合であっても、熱交換器の全高、全幅及び厚さ 等に対応させて瞬時に、且つ確実に該熱交換器を挾持することが出来る。
【0034】 従って、拡管用熱交換器のセット時間や拡管後の熱交換器の取り出し時間、更 には拡管後の熱交換器を次工程へ移動させるための前記台車等の移送手段への移 替え時間等の時間ロスを発生させることなく拡管装置の実稼働時間を大幅に向上 させることが出来るだけでなく熱交換器を構成する複数の放熱フィンに貫挿され た管の挿通方向での熱交換器の全高、全幅及び厚さ等が、該熱交換器の種類によ って全く異なる場合であっても、瞬時に、且つ確実に該熱交換器を挾持して拡管 時に於ける該熱交換器の歪みを防止することが出来るという格別な効果を有する に至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に於ける拡管装置を示し、同
図(イ)は正面図、同図(ロ)は側面図。
【図2】本実施例に於ける拡管装置の熱交換器移送体の
斜視図。
【図3】本実施例に於ける拡管装置の押圧プレート間隔
調整装置を示し、同図(イ)は作動前の拡大側面図、同
図(ロ)は作動時の拡大側面図。
【図4】本実施例に於ける熱交換器挾持装置を示し、同
図(イ)は熱交換器挾持前の平面図、同図(ロ)は熱交
換器挾持後の平面図。
【図5】熱交換器挾持装置の他の実施例を示す平面図。
【図6】熱交換器移送体の他の実施例を示す斜視図。
【図7】従来の拡管装置を示し、同図(イ)は正面図、
同図(ロ)は拡管時に於ける熱交換器の一部拡大断面
図。
【符号の説明】
1…拡管装置本体 2…熱交換器挾持装置 2c…押圧プレート 3…押圧プレート間隔調整装置 17…レシーバ 18…レシーバ台 21…熱交換器移送体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡管用の複数のマンドレル(10)が、熱交
    換器(16a) に設けられた拡管対象の複数の管(14)に圧入
    可能とすべく挿着された往復作動体(9) と、該往復作動
    体(9) を往復動させて前記複数の管(14)を拡管するため
    の往復動機構とを備えた拡管装置に於いて、該拡管装置
    本体(1) には、前記熱交換器(16a) を載置可能な複数の
    着脱自在なレシーバ(17)が配設されたレシーバ台(18)を
    具備し、且つ載置した熱交換器(16a) を前記往復作動体
    (9) の往復動方向と交差する方向で、該拡管装置本体
    (1) の一方側から他方側へ通り抜け自在な複数の熱交換
    器移送体(21)が設けられると共に、該熱交換器移送体(2
    1)を介して所定の位置まで移送された熱交換器(16a)
    を、前記往復作動体(9) の往復動方向と交差する方向で
    挟持可能な少なくとも一対の熱交換器挟持体を備えた熱
    交換器挟持装置(2) が設けられてなることを特徴とする
    拡管装置。
  2. 【請求項2】 前記熱交換器挟持体には、前記往復作動
    体(9) の往復動方向と交差する方向に沿って分割された
    押圧プレート(2c)が多段式に設けられると共に、前記熱
    交換器挟持体には、夫々隣接する押圧プレート(2c)の各
    々の間隔を前記往復作動体(9) の往復動方向に沿った方
    向で拡縮自在とする押圧プレート間隔調整装置(3) が設
    けられた請求項1記載の拡管装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧プレート(2c)の夫々が、伸縮手
    段を介して突出自在に設けられた請求項2記載の拡管装
    置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器移送体(21)に具備されたレ
    シーバ台(18)が、前記往復作動体(9) の往復動方向と交
    差する方向で移動自在に設けられた請求項1乃至3何れ
    かに記載の拡管装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110743949A (zh) * 2019-11-07 2020-02-04 浙江金洲管道科技股份有限公司 一种钢管在线压槽设备

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