JPH0660949B2 - 核燃料集合体 - Google Patents

核燃料集合体

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JPH0660949B2
JPH0660949B2 JP59279704A JP27970484A JPH0660949B2 JP H0660949 B2 JPH0660949 B2 JP H0660949B2 JP 59279704 A JP59279704 A JP 59279704A JP 27970484 A JP27970484 A JP 27970484A JP H0660949 B2 JPH0660949 B2 JP H0660949B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は核燃料集合体に係り、特に沸騰水型原子炉(以
下BWRという)用の熱的余裕を増大するのに好適な核
燃料集合体に関するものである。
〔発明の背景〕
従来のBWR用核燃料集合体は8×8燃料格子構造とな
つており、特開昭53-41696号公報や特開昭53-44795号公
報に示してあるように、水ロツドや減速棒は1〜8本使
用されているが、その直径は燃料集合体内のどの位置で
も同じであり、かつ、燃料棒と同一直径となつている
か、または、特開昭59-65792号公報に示してあるよう
に、燃料棒群の中央部に4本以上の燃料棒の収容空間を
占有する大口径の水ロツドを配置してある。水ロツドや
減速棒は、中性子の減速を促進して燃料経済性を向上さ
せるために用いられているが、その効果は燃料集合体内
での位置や太さによつて異なる。また、水ロツドや減速
棒の発熱は、燃料棒内での発熱と比較して無視できるの
で、燃料集合体内での蒸気体積率分布を歪ませ、熱的余
裕を小さくする。そして、その効果も燃料集合体内での
位置や太さによつて異なる。したがつて、水ロツドや減
速棒を燃料集合体内の位置にかかわらず同じ太さとした
従来の燃料集合体は、熱的余裕や燃料経済性の点で必ず
しも有効な構造とはいうことができない。
〔発明の目的〕
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、蒸気体積率分布を平坦にして熱的余裕を増大
することができ、かつ、中性子を有効に減速して燃料経
済性を高めることができる核燃料集合体を提供すること
にある。
〔発明の概要〕
本発明は、水ロツドや減速棒が蒸気体積率分布や熱的余
裕に与える影響については、発熱割合の小さい水ロツド
や減速棒の周囲では、その径を燃料棒の径よりも太くす
ることにより、冷却材流量を減少し、燃料集合体内の蒸
気体積率分布を平坦にして熱的余裕を増大することがで
き、また、流路面積が小さく、沸騰遷移が起こりやす
く、熱的余裕が比較的小さい燃料集合体壁の近傍(集合
体周辺部)では、燃料集合体中央部に比べて水ロツドや
減速棒の径が小さいときに上記の効果が顕著であるとい
う知見に基づいてなされたもので、多数本の燃料棒と水
ロツドまたは減速棒とからなる燃料集合体において、前
記水ロツドまたは減速棒の直径が全て前記燃料棒の直径
よりも太く、かつ2種類以上の直径のものよりなり、前
記水ロツドまたは減速棒の直径は前記核燃料集合体の中
央部のものの方が周辺部のものよりも太くなっているこ
とを特徴としている。
〔発明の実施例〕
以下本発明を第1図,第3図に示した実施例および第2
図,第4図,第5図を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明の核燃料集合体の一実施例を示す水平方
向断面図であり、9×9燃料集合体を例示してある。第
1図において、1は集合体壁で、集合体壁1の内側に燃
料棒2が69本、2種類の外径の水ロツド3,4が12
本,合計81本が正方格子状に配列してある。集合体壁
1は飽和状態のギヤツプ水5に囲まれており、燃料棒2
の外側2層が含まれる領域を周辺部6、その内側を中央
部7とする。周辺部6に含まれる水ロツド3の直径D
の燃料棒2の直径dに対する比はD/d=1.17であ
り、中央部7に含まれる水ロツド4の直径Dについて
は、D/d=1.29であり、2種類の水ロツド3,4の
直径D,Dは、ともに燃料棒2の直径dよりも太
く、しかも、中央部7の水ロツド4の直径Dは周辺部
6の水ロツド3の直径Dよりも太くしてある。
第1図の核燃料集合体の構成を従来技術の中央 部および周辺部に燃料棒と同じ直径の1種類の水ロツド
を持ち、その他の構造は第1図と同様の核燃料集合体の
構成とともに第1表に示してあるが、これは比較を明ら
かにするために示したものである。
第2図は第1図の水ロツド4の直径と限界出力比(熱的
余裕に対応する)および蒸気体積率との関係を示した線
図で、ここで、限界出力比は燃料棒表面で沸騰遷移を起
こすときの出力Pcrに対する当該燃料棒の出力Pとの
比Pcr/Pで表わされ、限界出力比が、1.0に近づく
ほど沸騰遷移を起こす確率が増し、大きいほど熱的余裕
が増す。なお、第2図で8は限界出力比(熱的余裕)の
曲線、9,10は蒸気体積率の曲線で、曲線9は周辺部
の蒸気体積率の最も大きい部分、曲線10は中央部の水
ロツドのまわりの蒸気体積率を示している。
中央部においては、D/dが1.0を越えて大きくなる
と蒸気体積率分布は集合体全体で次第に平坦になつて熱
的余裕が増し、D/d=1.29のとき最大となり、この
ときの限界出力比は1.71であり、従来技術のD/d=
1.0のときの限界出力比1.65に比べて熱的余裕が3.6%増
す。しかし、水ロツド4の直径Dがさらに大きくなる
と、水ロツド4のまわりで蒸気体積率が急増し、限界出
力比が急減して熱的余裕は急減する。
第3図は第1図の水ロツド近傍の水平断面図で、水ロツ
ド4の直径が小さいときは、水ロツド4の表面での摩擦
が小さく、水ロツド4のまわりの流路11で冷却材が多
く流れて蒸気体積率が小さくなる反面、水ロツド4から
離れた流路では蒸気体積率が大きくなり、熱的余裕が小
さくなる。また、水ロツド4の直径DがD/d<1.
29の範囲で1より大きくなると、水ロツド4の表面での
摩擦が大きくなり、かつ、流路11の断面積が減つて蒸
気体積率が増加する反面、水ロツド4から離れた流路で
蒸気体積率が減少して、燃料集合体内で蒸気体積率分布
が平坦化して熱的余裕が増大する。さらに水ロツド4の
直径Dが大きくなつてD/d>1.29となると、水ロ
ツド4のまわりの流路11で蒸気体積率が急増し、燃料
集合体内の蒸気体積率分布が再び歪んで、熱的余裕が減
少する。以上により、第2図のような結果になることが
説明できる。
第4図は燃料集合体内の周辺部6の水ロツド3の直径D
が変つたときの限界出力比(熱的余裕)の変化を示す
線図である。中央部7の水ロツド4の直径が変つたとき
と同様、水ロツド3の直径Dの増加に対して熱的余裕
が最大値となる。しかしながら、周辺部6の水ロツド3
の数は8本であり、中央部7の水ロツド4の数4本より
多く、流路面積が小さく、沸騰遷移が比較的起こりやす
く、かつ、熱的余裕が小さい集合体壁1に近いことなど
から、熱的余裕が最大となる水ロツド3の直径Dの燃
料棒2の直径dに対する比はD/a=1.17と小さくな
る。このときの限界出力比は第4図から1.68であり、従
来のD/d=1のときの限界出力比にくらべて熱的余
裕は1.8%増となる。
第2表は、中央部または周辺部の水ロツドを大直径とし
た場合および中央部と周辺部の水ロツドを大直径とした
場合の熱的余裕の増大効果および燃料経済性の向上効果
を示したものである。
上記したように、本発明の実施例によれば、燃料棒2よ
りも太い2種類の直径の水ロツド3,4を用い中央部7
の水ロツド4の直径を周辺部6の水ロツド3の直径より
も太くしたので、第2表からわかるように、熱的余裕は
5.4%増大し、また、燃料経済性が3.5%向上する。
第5図は水ロツドの直径が変つたときの燃料経済性の向
上効果を示す線図で、水ロツド1本の場合を示してあ
り、実線12は燃料集合体の中央部、破線13は周辺部
を示す。ギヤツプ水5に近い燃料集合体の周辺部6で
は、中央部7に比べて中性子が吸収されず、減速される
確率が高いので、水ロツド3の直径が増加しても、燃料
経済性を向上させる効果が中央部よりも小さい。なお、
本実施例においては、水ロツド3,4の直径を燃料棒2
よりも太くしたことにより得られる燃料経済性の向上
は、従来技術(D=D=dのもの)と比較して水ロ
ツド1本あたり周辺部6では0.15%、中央部7では0.65
%であり、燃料集合体全体としては、水ロツドの減速作
用が相互に影響し合うので、水ロツド3,4の12本分
の単純和3.8%より小さい3.5%であつた。
また、第3図で説明したように、水ロツド4のまわりの
流路11には、燃料棒21〜23の3本から直接熱が伝え
られ、このときの熱量は、4本の燃料棒に囲まれた流路
の約3/4となる。したがつて、流路11での蒸気体積率
を他の流路とほぼ同じくして蒸気体積率分布を平坦にす
るには、中央部7、周辺部6とも水ロツドの直径は、燃
料棒の直径よりも太くなければならない。
次に、本発明の他の実施例について説明する。この場合
の核燃料集合体は、第1図,第1表に示したものと外観
は同じであるが、周辺部6および中央部7の水ロツド
3,4のかわりに固定減速材、ジルコニウムハイドライ
ドを含んだ減速棒を用いた点が異なつている。この場合
の第2表に相当するものは第3表となり、熱的余裕の増
大効果は5.4%で第2表と同じであるが、燃料経済性の
向上効果は、ジルコニウムハイドライドの減速能が水の
約1.5倍であるので5.1%と大きくなる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、蒸気体積率分布
を平坦にして熱的余裕を増大することができ、かつ、中
性子を有効に減速して燃料経済性を向上することがで
き、安全性、経済性を高めることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の核燃料集合体の一実施例を示す水平方
向断面図、第2図は第1図の水ロツドの直径と限界出力
比および蒸気体積率との関係を示す線図、第3図は第1
図の水ロツド近傍の水平断面図、第4図は燃料集合体内
の周辺部の水ロツドの直径が変つたときの限界出力比の
変化を示す線図、第5図は水ロツドの直径が変つたとき
の燃料経済性の向上効果を示す線図である。 1…集合体壁、2…燃料棒、3,4…水ロツド、5…ギ
ヤツプ水、6…周辺部、7…中央部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 博見 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−101791(JP,A) 特開 昭60−205281(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数本の燃料棒と水ロツドまたは減速棒と
    からなる燃料集合体において、前記水ロツドまたは減速
    棒の直径が全て前記燃料棒の直径よりも太く、かつ2種
    類以上の直径のものよりなり、前記水ロツドまたは減速
    棒の直径は前記核燃料集合体の中央部のものの方が周辺
    部のものよりも太くなっていることを特徴とする燃料集
    合体。
JP59279704A 1984-12-29 1984-12-29 核燃料集合体 Expired - Fee Related JPH0660949B2 (ja)

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