JPH0660653B2 - 取外し可能開きボルト - Google Patents

取外し可能開きボルト

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JPH0660653B2
JPH0660653B2 JP1222252A JP22225289A JPH0660653B2 JP H0660653 B2 JPH0660653 B2 JP H0660653B2 JP 1222252 A JP1222252 A JP 1222252A JP 22225289 A JP22225289 A JP 22225289A JP H0660653 B2 JPH0660653 B2 JP H0660653B2
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淵河 李
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は開きボルトに関し、特に、取り外すことができ
るようにされ、繰り返し使用できる取外し可能開きボル
トに関する。
(従来の技術) 通常の開きボルトは、第7図に符号10で示すように、
円柱体の膨脹管11を、吊りボルトやアンカーボルトと
して、岩盤又はコンクリートなどの堅い基板に穿設され
た孔に、多数の立て割り溝13がある膨脹部12を有す
る一端を孔底に向けて差込み、予めその末広なテーパー
部15が前記膨脹部12に臨むように膨脹管11の中に
挿し込んであるボルト14を、その膨脹管11の他端か
ら覗かせたねじ部16により、ワッシャー17,18を
挟んでナット19で螺締し、軸向きにテーパー部15を
膨脹部12と相対移動し、膨脹部12を膨脹変形させて
孔に圧接するように構成されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の開きボルトは、一旦設置された後は、不用に
なっても抜き取れないので、使い捨てにされる。また、
繰り返し使用できないことと、膨脹管は変形させて機能
することから、純度が低く、変形しやすい硬度の高くな
い低級金属が使われがちとなり、その結果、よく機械強
さが不足する事態を来たす等の問題が存在する。他に
も、不用になったボルトが平坦な基板表面から突出して
邪魔になり、美観を損なうので、突出部を溶断、または
基板の孔をはつって撒去し、その跡を補填するなどの作
業を要する等問題点も多い。
本発明は、前記問題点に鑑み、容易に抜き取ることがで
きる開きボルトを提供することにより、これら問題点を
解消することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記本発明の目的に基づき、本発明の取外し可能開きボ
ルトとしての構成は、その一端部に多数条の立て割り溝
を有する円筒形膨脹管と、その膨脹管に挿し込まれる丸
棒状をし、立て割り溝に臨む一端部は末広がりのテーパ
ー部をし、その他端部はねじ部にしてなるボルトとをそ
なえた開きボルトにおいて、前記膨脹管はその他端部の
少なくとも一箇所に抜き取り操作の手掛かりとなる作用
部が設けてあることを特徴とする。
(作 用) すなわち、本発明の前記手段の特徴は、開きボルトに孔
より抜き出す操作のための手掛かりとしての作用部を膨
脹管に設けて抜き取り易くし、容易に抜き取れることに
より、反復使用が可能になり、孔拡大のためにはつる手
順が省け、補填作業を容易にし、基板の強度もあまり損
なわない。そして、反復使用が可能になったことによ
り、良質の材料を使用してもコスト的に引き合うことか
ら、材質選択の際、機械的強度の面における向上も図る
ことができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図が示す一実施例において、開きボル
ト20は、ほぼ円筒形をしてその一端部を多数条の軸向
きの割り溝23により爪状に膨脹部22を形成し、他端
部は、外周面を平行して一周する2条の突縁241,2
42と溝243とでなす作用部24を設けた膨脹管21
と、ほぼ膨脹管21内に緩めに挿通することができる丸
棒状をし、その一端部は末広がりなテーパー部26を
し、他端部はおねじによるねじ部27をしたボルト25
とによりなる。
開きボルト20は、使用するとき、先ず基板100にほ
ぼ膨脹管21の外径に対応する内径の孔を穿設し、膨脹
管21内に膨脹部22よりねじ部27を先にしてボルト
25を挿通させ、テーパー部26が膨脹部22に臨む状
態に孔内に打ち込み、作用部24の内側突縁241が基
板100に当接するようにさせる。そして、従来同様
に、ワッシャー28を介してナット29によりねじ部2
7を螺締し、軸向きに他端側へテーパー部26を膨脹部
22に対し移動させれば、テーパー部26により膨脹部
22が外周へ拡脹され、孔壁に圧接されて基板100中
に設置される。
前記のように設置すれば、ボルト25はねじ部27を基
板100より突出させた様を呈し、これに1点鎖線で図
示したように物品200を、ワッシャー28を介してナ
ット29により取り付けることができる。
基板100の孔中より開きボルト20を撒去するには、
先にナット29をゆるめてボルト25から物品200を
外し、ハンマーなどによりボトル25を孔底へ向かって
打ち込み、テーパー部26が膨脹部22からゆるむ方へ
脱離するようにさせた後、てこ300により、その先端
にそなえた作用端301を作用部24の溝243に差し
込み、支点302を基板100に当接させてこじれば、
膨脹管21はボルト25をともなって容易に抜き取られ
る。なお、図示はしないが、てこ300の作用端301
を、二二又状又は溝243と円弧状に当接できる半円形
にさせればより好ましい。
実施例の開きボルト20は、作用部24に突縁241,
242を平行に設けたが、突縁241は、孔内に開きボ
ルト20を打ち込んだ際、基板100の表面に当接し、
溝243が孔内に没入するのを防ぎ、抜き取るときの作
用端301の差し込みを容易にさせる役割をする。しか
しその反面、作用部24がいつも基板100の面上に突
き出ているので、基板100の面上に物品を密着して取
付けることができない。また、孔内に開きボルト20を
打ち込む際気を付け、突縁242の下部にてこ300の
作用端301を差し込む隙間を保留することができれ
ば、突縁241は設けなくてもすむ。
第3図と第4図は、本発明による他の実施例をそれぞれ
示す。
第3図の実施例では、開きボルト30は、膨脹管31を
一端が他端より外径をやや太めにされた円筒体からな
り、その太径端に割り溝33によって膨脹部32を形成
し、他端はおねじによるねじ部34に形成し、ボルト3
5を前例と同様な、一端がテーパー部36と他端がねじ
部37にされたほぼ丸棒状をし、さらに、膨脹管31と
ほぼ同一内径をした円筒状ステー管38と、ボルト35
のためのナット39をそなえてなる。
他方、本実施例では、抜き取り手段とする作用部材40
を、膨脹管31とは別にそなえている。作用部材40
は、径方向へ展伸する突縁部41と、この突縁部41の
内周縁より軸方向へ筒状に一体的に延設し、膨脹管31
のねじ部34と螺合できるめねじ43が形成されたねじ
部42とによりなる。
次いで、第5図と第6図によりこの例の使用と取り外し
操作を説明すると、基板100に穿孔し、膨脹管31に
ボルト35を、膨脹部32にテーパー部36が臨むよう
に挿通し、さらにボルト35にステー管38を外嵌して
ナット39で一体に締め付けてなる開きボルト30を、
孔中に差し込みハンマーなどにより打ち込む。このとき
膨脹管31が孔中に入り過ぎて、その後抜き出す際に、
作用部材40がねじ部34と螺接するのに届かないこと
のないよう、打ち込み深さを、予めステー管38を付け
た目印などにより加減すればよい。次にナット39をさ
らに螺締し、テーパー部36により膨脹部32へ作用さ
せれば、膨脹部32が膨脹拡大されて孔壁に圧接固定す
るようになる。設置が完了すればナット39とステー管
38を外す。
この例によれば、設置後の膨脹管31は、基板100面
上に突き出さず、物品を密着させて取り付けることがで
きる。また、膨脹管31が基板面上に突出していないの
で、取付けられる物品にはボルト35が挿通しうる径の
穴を設けておけばよく、比較的小さい寸法の物品を取付
けるのに適している。また、ステー管38をボルト35
に外嵌すれば、前記打ち込み深度の目安になる他に、ボ
ルト35を膨脹管31に締め付けるためのナット39を
基板100面と当接するまで回さなくて済み、外す操作
も短くて済む。
基板100の孔中に設置された開きボルト30を取り外
すには、取り付けた物品を取り除いた後、作用部材40
をボルト35の先端から、ねじ部42を先にして差し込
み、膨脹管31のねじ部34へ螺接させ、突縁部41が
基板100面上の適宜高さになるまでねじ回し操作す
る。その後は、第一実施例のときと同様な手順で操作す
ればよい。この作用部材40にしたことによれば、抜き
取り作業の最初の中は常に、突縁部41が基板100面
から離れ過ぎててこ操作がし難くならないように、作用
部材40を回して最適高さに調節することができる。
〔効果〕
本発明は、前記のごとく開きボルトを構成する膨脹管
を、抜き取り操作のための手掛かりとする作用部を設け
ると言う特徴により、基板内に設置された開きボルトが
不用になったとき、てこにより作用部(通常は張り出し
突縁)に当接し、これを手掛かりにこじれば容易に取り
出すことができ、基板をはつって孔を拡張する手間を要
せず、取り出した開きボルトはこれによって破損変形す
ることがないので、再使用することができ、コストダウ
ンが図れる。撒去後も、跡の補填が容易であり、基板へ
の影響も少ない。
また、従来のように、不用になって基板に突出したボル
トの先端を溶断する必要がなくなり、反復使用できるこ
とにより、開きボルトの使用材質をより良質のものにす
ることができ、その耐用機械的強度すなわち安全強度の
向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の取外し可能開きボルトの一実施例の構
成を示す分解斜視図、第2図は、前記実施例の使用状態
並びに取り外し操作の例を示す断面側視図、第3図は、
本発明の取外し可能開きボルトの他の一実施例の構成を
示す分解斜視図、第4図は、第3図の一実施例に付属さ
れる作用部材の斜視図、第5図は、第3図の実施例の設
置操作の一手順を示す断面側視図、第6図は、第3図の
実施例の取り外し操作の例示断面側視図、第7図は、従
来の開きボルトの例の構成を示す分解斜視図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端部(22)に多数条の立て割り溝(2
    3)を有する円筒形膨脹管(21)と、該膨脹管(2
    1)に挿し込まれる丸棒状をし、その前記溝に臨む一端
    部は末広がりのテーパー部(26)をし、その他端部は
    ねじ部(27)にしてなるボトル(25)とを備えた開
    きボルト(20)において、前記膨脹管(21)の他端
    部には軸線方向に所定の間隔をおいて前記膨脹管(2
    1)の径方向へ張り出した一対のフランジ状突縁(24
    1,242)が設けられている取外し可能開きボルト。
  2. 【請求項2】前記一対のフランジ状突縁(241,24
    2)は、前記膨脹管(21)の他端部に一体形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の取外し可能開きボ
    ルト。
  3. 【請求項3】一端部に多数条の立て割り溝(33)を有
    する円筒形膨脹管(31)と、該膨脹管(31)に挿し
    込まれる丸棒状をし、その前記溝に臨む一端部は末広が
    りのテーパー部(36)をし、その他端部はね部(3
    7)にしてなるボルト(35)とを備えた開きボルト
    (30)において、前記膨脹管(31)は他端部におね
    じ部(34)が形成され、一端部にめねじ部(43)が
    形成され他端部に径方向へ張り出した突縁部(41)が
    設けられた筒状の作用部材(40)が、前記おねじ部
    (34)にめねじ部(43)を螺合することにより、着
    脱自在に装着されてなる取外し可能開きボルト。
  4. 【請求項4】前記膨脹管(31)を、その一端部はやや
    太めの外径にし多数条の立て割り溝(33)が形成して
    ある膨脹部(32)と、その他端部はおねじ(312)
    が形成してあるねじ部(34)とからなるほぼ円筒体の
    部材とした請求項3に記載の取外し可能開きボルト。
  5. 【請求項5】前記取外し可能開きボルト(30)を、さ
    らに前記膨脹管(31)と同一内径をした円筒体のステ
    ー管(38)をそなえてなる構成とした請求項3に記載
    の取外し可能開きボルト。
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