JPH0660329U - 樹木へ薬液等を供給する装置 - Google Patents

樹木へ薬液等を供給する装置

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Publication number
JPH0660329U
JPH0660329U JP843793U JP843793U JPH0660329U JP H0660329 U JPH0660329 U JP H0660329U JP 843793 U JP843793 U JP 843793U JP 843793 U JP843793 U JP 843793U JP H0660329 U JPH0660329 U JP H0660329U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
pressure
cap
container
tree
Prior art date
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Pending
Application number
JP843793U
Other languages
English (en)
Inventor
光伸 染野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwatani Corp
Original Assignee
Iwatani Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Iwatani Corp filed Critical Iwatani Corp
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Publication of JPH0660329U publication Critical patent/JPH0660329U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹木の樹幹に薬液などの液体を加圧注入する
にあたり、液体容器内を長時間にわたって一定の圧力に
維持することにより、1回の操作で容器内に所蔵されて
いる薬液を全量送り出せる薬液供給装置を提供する。 【構成】 樹幹(1)に液体容器(3)をキャップ(4)が下
になる倒立状態で固定する。このキャップ(4)から液体
注入管(5)を導出し、この液体注入管(5)の先端部を樹
幹(1)に差し込む。キャップ(4)に圧力調整器(6)を介
してガスカートリッジ(7)を装着固定することにより、
液体容器(3)内の圧力が低下するとガスカートリッジか
らガスを自動供給して液体容器(3)内の圧力を一定範囲
に維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、松などの樹木の樹幹に薬液、水、液肥などの液体を加圧注入して有 害虫の防除を行う装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、樹木の樹幹に薬液等の液体を加圧注入するものとして、樹幹に穿設した 液体注入孔に液体容器から導出した液体注入管を挿入し、液体容器内をフットポ ンプ等の加圧手段でゲージ圧2Kg/cm2程度に加圧し、この圧力で液体を樹幹内 に押し込むようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが従来の加圧注入方式のものでは、液体容器から薬液等の液体が流出す ることにより、液体容器内の空間容積が増大して容器内圧力が低下し、容器内圧 力が樹木の浸透圧と平衡状態になると、薬液注入がストップしてしまう。 一方、当初から全液量を押し出すことのできる圧力まで容器内を高めると、樹 木の幹を破壊することになる。このため、従来では、1本の液体容器を注入する ためには、加圧操作を数回しなければならず、作業性が悪かった。 本考案は、このような点に着目してなされたもので、液体容器内を長時間にわ たって一定の圧力に維持することにより、1回の操作で容器内に所蔵されている 薬液を全量送り出せる薬液供給装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために本考案は、樹幹に液体容器をキャップが下になる 状態で保持させ、このキャップから液体注入管を導出するとともに、キャップに 圧力調整器を介してガスカートリッジを装着固定したことを特徴としている。
【0005】
【作用】 本考案では、倒立姿勢で樹幹に保持される液体容器のキャップから液体注入管 を導出するとともに、キャップに圧力調整器を介してガスカートリッジを装着し ているので、容器内の圧力を一定範囲に維持しておくことができるから、一回の 操作で容器内に貯溜されている薬液の全量を樹木に加圧注入することができるこ とになる。
【0006】
【実施例】
図面は本考案の実施例を示し、図1は使用状態の概略図、図2はキャップの縦 断面図である。 この薬液注入装置は、樹木の幹(1)に結束具(2)等で固定される液体容器(3) と、この液体容器(3)の開口部を閉塞するキャップ(4)と、このキャップ(4)か ら導出した液体注入管(5)と、キャップ(4)に圧力調整器(6)を介して接続され るガスカートリッジ(7)とで構成される。
【0007】 液体注入管(5)はその基端部分をキャップ(4)に形成した接続部(8)に外嵌固 定するとともに、その先端部に差し込みノズル(9)を固定し、中間部に透明容器 で形成した滴下確認具(10)が装着してある。そして、この差し込みノズル(9)は 樹木の幹(1)に穿設した液体注入孔(11)に差し込み固定するようになっている。
【0008】 圧力調整器(6)は図2に示すように、キャップ(4)に組み込んであり、バネ(1 2)で開弁側に付勢されている開閉弁子(13)と、この弁子(13)の下端に対応して配 置した弁座(14)、及びガスカートリッジ(7)を螺着するカートリッジ連結部(15) とを有している。
【0009】 カートリッジ連結部(15)にガスカートリッジ(7)を螺着した状態では、カート リッジ連結部(15)の奥端壁(16)にガスカートリッジ(7)のノズル弁(17)が押し付 けられ、ノズル弁(17)を押し込んでノズル弁(17)を開弁作動させる。このとき、 圧力調整器(6)の開閉弁子(13)はバネ(12)で開弁付勢されていることから、圧力 調整器(6)内に流入したガスは液体容器(3)内に流れ込む。
【0010】 そして、液体容器(3)内のガス圧力が所定圧力(例えば、ゲージ圧力3Kg/cm2) になると、開閉弁子(13)に作用する容器内からの圧力(圧力液体のヘッド圧力と 液体容器内のガス圧力との合計の圧力)が開弁付勢バネ(12)のバネ力よりも大き くなると、開閉弁子(13)がバネ力に抗して閉弁側に移動して、弁子(13)の下端部 が弁座(14)に当接してガスの液体容器(3)への流入を阻止するように構成してあ る。
【0011】 このような構成からなる樹木への薬液等の供給装置では、液体容器(3)をキャ ップ(4)が下になる倒立姿勢で樹幹(1)に固定し、キャップ(4)から導出した液 体注入管(5)の先端部を液体注入孔(11)に挿入する。この段階では、液体注入孔 (11)に差し込まれている差し込みノズル(9)には、ヘッド圧力が作用しているが 、樹木の浸透圧力まで達していないため、液体容器(3)内の液が樹木に送り込ま れることはない。
【0012】 そして、キャップ(4)に形成した圧力調整器(6)にガスカートリッジ(7)を装 着固定すると、ガスカートリッジ(7)内のガスが液体容器(3)に流入して、液体 容器(3)内は所定圧力に加圧され、液体容器(3)内の液は液体注入管(5)から樹 木の幹(1)に圧送される。そして、液体の流出に伴う空間の増大により、液体容 器(3)内の圧力が低下すると、圧力調整器(6)の開閉弁子(13)が開弁して、ガス カートリッジ(7)からガスを供給して、液体容器(3)内の圧力を常時一定範囲に 維持することになる。
【0013】 なお、液体注入管(5)の途中に配置した滴下確認具(10)は、樹木の脂の発生に より、液体の流れがストップしたことを確認するためのものである。
【0014】
【考案の効果】
本考案では、倒立姿勢で樹幹に保持される液体容器のキャップから液体注入管 を導出するとともに、キャップに圧力調整器を介してガスカートリッジを装着し ているので、容器内の圧力を一定範囲に維持しておくことができる。これにより 、一回の操作で容器内に貯溜されている薬液の全量を樹木に加圧注入することが できることになり、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態の概略図である。
【図2】キャップの縦断面図である。
【符号の説明】
1…樹幹、3…液体容器、4…キャップ、5…液体注入
管、6…圧力調整器、7…ガスカートリッジ、11…液体
注入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹幹(1)に穿設した液体注入孔(11)に薬
    液等の液体を貯蔵した液体容器(3)から導出した液体注
    入管(5)を挿入して樹幹(1)に液体を加圧注入するよう
    にした樹木へ薬液等を供給するものにおいて、 樹幹(1)に液体容器(3)をキャップ(4)が下になる状態
    で保持させ、このキャップ(4)から液体注入管(5)を導
    出するとともに、キャップ(4)に圧力調整器(6)を介し
    てガスカートリッジ(7)を装着固定したことを特徴とす
    る樹木へ薬液等を供給する装置。
JP843793U 1993-02-05 1993-02-05 樹木へ薬液等を供給する装置 Pending JPH0660329U (ja)

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JP843793U JPH0660329U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 樹木へ薬液等を供給する装置

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JP843793U JPH0660329U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 樹木へ薬液等を供給する装置

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JPH0660329U true JPH0660329U (ja) 1994-08-23

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ID=11693110

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JP843793U Pending JPH0660329U (ja) 1993-02-05 1993-02-05 樹木へ薬液等を供給する装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06169643A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Asahi Seisakusho:Kk 樹木用液体注入装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06169643A (ja) * 1992-12-09 1994-06-21 Asahi Seisakusho:Kk 樹木用液体注入装置

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