JPH0660044A - ネットワークの負荷分散方法 - Google Patents

ネットワークの負荷分散方法

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JPH0660044A
JPH0660044A JP4213848A JP21384892A JPH0660044A JP H0660044 A JPH0660044 A JP H0660044A JP 4213848 A JP4213848 A JP 4213848A JP 21384892 A JP21384892 A JP 21384892A JP H0660044 A JPH0660044 A JP H0660044A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一のネットワークに接続し稼働する複数のU
NIXマシン間で負荷を分散し、プロセスの強制終了を
防止しマシン効率を高めることが可能なネットワークの
負荷分散方法を提供すること。 【構成】UNIXマシン1,2は、状態を認識する負荷
状態認識部5,6と、接続を制御するネットワーク制御
部13,14と、負荷分散の管理を行うOSプロセス管
理部15,16と、負荷の分散可能なマシンを負荷分散
マシン登録テーブル17に登録する負荷分散マシン登録
部7と、登録したマシンを認識する負荷分散マシン認識
部8と負荷状態認識部5との認識結果とを用いて負荷分
散制御を行う負荷分散制御部9と、負荷の受付け可能な
マシンを分散許可マシン登録テーブル18に登録する負
荷分散許可マシン登録部10と、登録したマシンを認識
する負荷分散許可マシン認識部11と負荷状態認識部6
との認識結果とを用いて負荷受付制御を行う負荷受付制
御部12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネットワークの負荷分散
方法に関し、特に同一のUNIXネットワークに接続し
稼働する複数のUNIXマシン間で実現するネットワー
クの負荷分散方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同一のネットワークに接続し稼働
する複数のUNIXマシンは、それぞれマルチタスクお
よびマルチユーザーオペレーティングシステムであり、
1台のマシンで同時に多くのユーザーに対応し、複数の
プロセスを実行することができる。しかしCPUが単位
時間当たりに実行できる命令数は限られており、CPU
の処理量の多いプロセスを実行する場合には他のプロセ
スの実行速度はかなり遅くなっていた。又、プロセス数
がマシンで設定されている許容プロセス数を越えた場合
には、強制的に特定のプロセスを終了させるよう制御し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の同一の
ネットワークに接続し稼働する複数のUNIXマシン間
ではネットワーク内での負荷の分散は行われず、任意の
マシンに負荷が集中すると、このマシンで実行している
プロセスの実行速度が遅くなるだけでなく、更に負荷が
増大した場合にはプロセスを強制終了してしまうという
問題点がある。又、他のマシンのCPUの処理量に余裕
があってもこれを利用することができず、負荷が偏って
しまうので非常にマシン効率が悪くなるという問題点も
ある。
【0004】本発明の目的は、同一のネットワークに接
続し稼働する複数のUNIXマシン間で負荷の分散を可
能とし、プロセスの強制終了を防止しマシン効率を高め
ることが可能なネットワークの負荷分散方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークの
負荷分散方法は、同一のネットワークに接続し稼働する
複数のUNIXマシンのそれぞれに負荷の状態を認識す
る負荷状態認識手段と、負荷を分散しても良いマシンを
登録する負荷分散マシン登録手段と、前記負荷分散マシ
ン登録手段の登録するマシンを認識する負荷分散マシン
認識手段と、前記負荷状態認識手段の認識結果と前記負
荷分散マシン認識手段の認識結果とを用いて負荷分散制
御を行う負荷分散制御手段と、負荷を受け付けても良い
UNIXマシンを登録する負荷分散許可マシン登録手段
と、前記負荷分散許可マシン登録手段の登録するマシン
を認識する負荷分散許可マシン認識手段と、前記負荷状
態認識手段の認識結果と前記負荷分散許可マシン認識手
段の認識結果とを用いて負荷受付制御を行う負荷受付制
御手段とを備えることにより、前記負荷状態認識手段に
より過大な負荷を検出した任意のUNIXマシンが他の
UNIXマシンに負荷を分散させて処理する構成であ
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0007】図1は本発明の一実施例のUNIXマシン
の必要部分のみを示すブロック図である。
【0008】同一のネットワークに接続し稼働する2台
のUNIXマシン1,2の内、UNIXマシン1が過負
荷になったので負荷を分散し、UNIXマシン2がこの
負荷の分散を受けるものとして以下の説明を行う。この
ため、本来はすべてのマシンが同一の機能を持つもので
あるが、本実施例では必要な機能のみをそれぞれのマシ
ンに表示してある。
【0009】まずUNIXマシン1,2は、キーボード
21,22とが入力識別部3,4を介して専用に接続
し、内部にそれぞれの状態を認識する負荷状態認識部
5,6と、ネットワークを介して相互に接続するための
ネットワーク制御部13,14と、負荷分散の管理を行
うOSプロセス管理部15,16とを表示し、さらに分
散する側のUNIXマシン1には、負荷を分散しても良
いマシンを負荷分散マシン登録テーブル17に登録する
負荷分散マシン登録部7と、負荷分散マシン登録部7の
登録するマシンを認識する負荷分散マシン認識部8と、
負荷状態認識部5の認識結果と負荷分散マシン認識部8
の認識結果とを用いて負荷分散制御を行う負荷分散制御
部9とを表示し、分散される側のUNIXマシン2に
は、負荷を受け付けても良いUNIXマシンを分散許可
マシン登録テーブル18に登録する負荷分散許可マシン
登録部10と、負荷分散許可マシン登録部10の登録す
るマシンを認識する負荷分散許可マシン認識部11と、
負荷状態認識部6の認識結果と負荷分散許可マシン認識
部11の認識結果とを用いて負荷受付制御を行う負荷受
付制御部12とを表示してある。
【0010】又、UNIXマシン1,2は、それぞれを
区別するため、マシン名として“KUMI”および“H
ARU”をネットワークシステムに登録してある。
【0011】次に動作について説明する。
【0012】図2は本発明の一実施例の負荷を分散する
側のUNIXマシンの動作を説明するための流れ図であ
る。以下説明には図1の各部の名称を使用し、図2の流
れ図に従って説明する。
【0013】負荷分散マシン登録テーブル17には、負
荷分散マシン登録部7によってマシン名として“HAR
U,TOMO,……”を登録してある。同様に、分散許
可マシン登録テーブル18には、分散許可マシン登録部
10によってマシン名“KUMI、……”を登録してあ
る。このような状態の下で、負荷分散制御部9は、ステ
ップ(以下Sと記す)1で負荷状態認識部5の認識した
負荷状態を監視し、S2で負荷が一定以上かかっている
か否かを判別し、かかっていなければS1にもどり監視
を継続する。S2で負荷が一定以上かかっていることを
検出すると、次に、S3で負荷分散マシン認識部8が認
識したマシン名“HARU”に、ネットワーク制御部1
3を通じて負荷の分散要求を出す。次にS4でこの要求
が相手マシンに受理されたか否かを判別し、受理されな
い場合はS3に戻り、新たなマシン名を認識し負荷の分
散要求を出す。S4で負荷の分散要求が受理されたと判
別すると、S5でOSプロセス管理部15を通して負荷
分散処理を行う。
【0014】図3は本発明の一実施例の負荷を分散され
る側のUNIXマシンの動作を説明するための流れ図で
ある。以下説明には図2の説明と同様に、図1の各部の
名称を使用し、図3の流れ図に従って説明する。
【0015】負荷受付制御部12は、S11で他のマシ
ンの送出する負荷の分散要求を監視し、S12で他のマ
シンから負荷の分散要求があるか否かを判別し、要求が
なければS11にもどり監視を継続する。S12で他の
マシンからの負荷の分散要求を検出すると、S13でま
ず負荷の分散要求が来たマシン名“KUMI”が分散許
可マシン登録テーブル18に登録してあるマシンである
ことを負荷分散許可マシン認識部11で認識し、次に、
負荷状態認識部6で自己の負荷状態を監視し、S14で
負荷の分散要求を受理することが可能か否かを判別し、
受理することが可能であればS15でOSプロセス管理
部16を通して負荷の受付処理を行う。又、S14で負
荷の分散要求が来たマシン名“KUMI”が分散許可マ
シン登録テーブル18に登録してないか、あるいは自己
の負荷状態が負荷の分散要求を受理することが不可能で
あることを検出した場合には、S16で負荷受付拒否を
負荷の分散要求を送出したマシン名“KUMI”のUN
IXマシン1に送る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、同一の
ネットワークに接続し稼働する複数のUNIXマシンの
それぞれに負荷の状態を認識する負荷状態認識手段と、
負荷を分散しても良いマシンを登録する負荷分散マシン
登録手段と、負荷分散マシン登録手段の登録するマシン
を認識する負荷分散マシン認識手段と、負荷状態認識手
段の認識結果と負荷分散マシン認識手段の認識結果とを
用いて負荷分散制御を行う負荷分散制御手段と、負荷を
受け付けても良いUNIXマシンを登録する負荷分散許
可マシン登録手段と、負荷分散許可マシン登録手段の登
録するマシンを認識する負荷分散許可マシン認識手段
と、負荷状態認識手段の認識結果と負荷分散許可マシン
認識手段の認識結果とを用いて負荷受付制御を行う負荷
受付制御手段とを備えることにより、負荷状態認識手段
により過大な負荷を検出した任意のUNIXマシンが他
のUNIXマシンに負荷を分散させて処理することがで
きるので、プロセスの強制終了を防止しマシン効率を高
めることが可能となるという効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のUNIXマシンの必要部分
のみを示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の負荷を分散する側のUNI
Xマシンの動作を説明するための流れ図である。
【図3】本発明の一実施例の負荷を分散される側のUN
IXマシンの動作を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
1,2 UNIXマシン 3,4 入力識別部 5,6 負荷状態認識部 7 負荷分散マシン登録部 8 負荷分散マシン認識部 9 負荷分散制御部 10 負荷分散許可マシン登録部 11 負荷分散許可マシン認識部 12 負荷受付制御部 13,14 ネットワーク制御部 15,16 OSプロセス管理部 17 負荷分散マシン登録テーブル 18 分散許可マシン登録テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のネットワークに接続し稼働する複
    数のUNIXマシンのそれぞれに負荷の状態を認識する
    負荷状態認識手段と、負荷を分散しても良いマシンを登
    録する負荷分散マシン登録手段と、前記負荷分散マシン
    登録手段の登録するマシンを認識する負荷分散マシン認
    識手段と、前記負荷状態認識手段の認識結果と前記負荷
    分散マシン認識手段の認識結果とを用いて負荷分散制御
    を行う負荷分散制御手段と、負荷を受け付けても良いU
    NIXマシンを登録する負荷分散許可マシン登録手段
    と、前記負荷分散許可マシン登録手段の登録するマシン
    を認識する負荷分散許可マシン認識手段と、前記負荷状
    態認識手段の認識結果と前記負荷分散許可マシン認識手
    段の認識結果とを用いて負荷受付制御を行う負荷受付制
    御手段とを備えることにより、前記負荷状態認識手段に
    より過大な負荷を検出した任意のUNIXマシンが他の
    UNIXマシンに負荷を分散させて処理することを特徴
    とするネットワークの負荷分散方法。
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