JPH0659768A - フリップフロップ使用のlsi装置 - Google Patents
フリップフロップ使用のlsi装置Info
- Publication number
- JPH0659768A JPH0659768A JP4213870A JP21387092A JPH0659768A JP H0659768 A JPH0659768 A JP H0659768A JP 4213870 A JP4213870 A JP 4213870A JP 21387092 A JP21387092 A JP 21387092A JP H0659768 A JPH0659768 A JP H0659768A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- input
- timing
- data
- flip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数のクロック・ドライバでクロックを分割
して駆動し、各FFに入力する場合、クロック・ドライ
バの遅れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時
間の影響により誤動作が発生する。本発明は、スキュ−
による誤動作を容易に防止できるようにする。 【構成】 LSI内に複数のフリップフロップを接続す
る場合に、それぞれのフリップフロップを入力デ−タを
格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミ
ングとを別個に制御できるフリップフロップセルに置き
換えることにより、クロックのスキュ−による誤動作を
防止できるようにする。
して駆動し、各FFに入力する場合、クロック・ドライ
バの遅れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時
間の影響により誤動作が発生する。本発明は、スキュ−
による誤動作を容易に防止できるようにする。 【構成】 LSI内に複数のフリップフロップを接続す
る場合に、それぞれのフリップフロップを入力デ−タを
格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミ
ングとを別個に制御できるフリップフロップセルに置き
換えることにより、クロックのスキュ−による誤動作を
防止できるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力クロックの前縁と
後縁のタイミングで入力デ−タの格納タイミングと出力
タイミングを変化させるフリップフロップセルを使用す
ることにより、クロックのパルス幅をクロックのスキュ
−より大きくして、スキュ−による誤動作を防止するこ
とが可能なLSI装置に関するものである。
後縁のタイミングで入力デ−タの格納タイミングと出力
タイミングを変化させるフリップフロップセルを使用す
ることにより、クロックのパルス幅をクロックのスキュ
−より大きくして、スキュ−による誤動作を防止するこ
とが可能なLSI装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLSIにおいては、クロックの遅
延制御回路を設けて、論理モジュ−ルへ分配するクロッ
クの位相制御を行うことにより、各モジュ−ルに出力す
るクロックのスキュ−を補正し、各モジュ−ルの誤動作
を防止していた。図3は、従来のLSIの構成例を示す
図である。LSI2に内蔵されたFF3,FF4は、エ
ッジ・トリガのDタイプフリップフロップである。クロ
ックCLK−Pは、複数のクロック・ドライバ30およ
び40により分割して駆動し、それぞれCLK1−Pお
よびCLK2−Pとして、FF3およびFF4の入力ク
ロックとなる。また、デ−タDT−Pは、FF3の入力
デ−タとなる。FF3の出力デ−タDT1−Pは、FF
4の入力デ−タとなる。さらに、FF4の出力デ−タ
は、DT2−Pとなる。図4は、図3における動作タイ
ミングチャ−トである。いま、CLK1−PとCLK2
−Pの間にスキュ−が発生したものと仮定する。すなわ
ち、正常の場合には、クロック・ドライバ30で図4の
CLK1−Pに示す位相のクロックを出力し、クロック
・ドライバ40で図4のCLK2−Pの『早くする』と
記載された位相のクロックを出力する。しかし、何等か
ら原因でCLK2−Pが『遅い』と記載された位相のク
ロックになってしまった場合には、FF3がCLK1−
Pの立上りにより入力デ−タDT−Pから出力デ−タD
T1−Pを作成した後、この出力デ−タDT1−Pの入
力と同期してCLK2−Pの立上りが発生するために、
入力デ−タDT1−PからFF4はCLK2−Pの立上
りにより出力デ−タDT2−Pを作成してしまう(図4
の『誤動作』)。
延制御回路を設けて、論理モジュ−ルへ分配するクロッ
クの位相制御を行うことにより、各モジュ−ルに出力す
るクロックのスキュ−を補正し、各モジュ−ルの誤動作
を防止していた。図3は、従来のLSIの構成例を示す
図である。LSI2に内蔵されたFF3,FF4は、エ
ッジ・トリガのDタイプフリップフロップである。クロ
ックCLK−Pは、複数のクロック・ドライバ30およ
び40により分割して駆動し、それぞれCLK1−Pお
よびCLK2−Pとして、FF3およびFF4の入力ク
ロックとなる。また、デ−タDT−Pは、FF3の入力
デ−タとなる。FF3の出力デ−タDT1−Pは、FF
4の入力デ−タとなる。さらに、FF4の出力デ−タ
は、DT2−Pとなる。図4は、図3における動作タイ
ミングチャ−トである。いま、CLK1−PとCLK2
−Pの間にスキュ−が発生したものと仮定する。すなわ
ち、正常の場合には、クロック・ドライバ30で図4の
CLK1−Pに示す位相のクロックを出力し、クロック
・ドライバ40で図4のCLK2−Pの『早くする』と
記載された位相のクロックを出力する。しかし、何等か
ら原因でCLK2−Pが『遅い』と記載された位相のク
ロックになってしまった場合には、FF3がCLK1−
Pの立上りにより入力デ−タDT−Pから出力デ−タD
T1−Pを作成した後、この出力デ−タDT1−Pの入
力と同期してCLK2−Pの立上りが発生するために、
入力デ−タDT1−PからFF4はCLK2−Pの立上
りにより出力デ−タDT2−Pを作成してしまう(図4
の『誤動作』)。
【0003】これでは、DT2−PとDT1−Pとが同
じタイミングでラッチされてしまう。すなわち、1回の
クロック・タイミングで入力デ−タDT−Pから出力デ
−タDT2−Pにスル−してしまうという誤動作が発生
することになる。CLK1−Pに対してCLK2−Pが
先行する場合には、FF3がCLK1−Pの立上りによ
り入力デ−タDT−Pから出力デ−タDT1−Pを作成
するより前に、CLK2−Pの立上りが発生するので、
入力デ−タDT−Pから出力デ−タDT1−Pを作成す
るより前の入力デ−タDT1−PからFF4はCLK2
−Pの立上りにより出力デ−タDT2−Pを作成するこ
とになり、正常に動作する。そのため、CLK1−Pの
スキュ−がCLK2−Pに対して遅くなるように設計す
る必要がある。しかしながら、LSIのゲ−ト規模が大
きくなると、FFやクロック・ドライバの数も大幅に増
加して、複雑に入り組んでしまうので、クロックのスキ
ュ−を正常に動作させるように補正することは、非常に
困難となる。また、LSI設計の自動化に伴って、クロ
ック・ドライバの自動追加等が行われるようになってき
ているが、この場合でも、クロックのスキュ−を正常に
動作するように補正することは極めて難かしい。
じタイミングでラッチされてしまう。すなわち、1回の
クロック・タイミングで入力デ−タDT−Pから出力デ
−タDT2−Pにスル−してしまうという誤動作が発生
することになる。CLK1−Pに対してCLK2−Pが
先行する場合には、FF3がCLK1−Pの立上りによ
り入力デ−タDT−Pから出力デ−タDT1−Pを作成
するより前に、CLK2−Pの立上りが発生するので、
入力デ−タDT−Pから出力デ−タDT1−Pを作成す
るより前の入力デ−タDT1−PからFF4はCLK2
−Pの立上りにより出力デ−タDT2−Pを作成するこ
とになり、正常に動作する。そのため、CLK1−Pの
スキュ−がCLK2−Pに対して遅くなるように設計す
る必要がある。しかしながら、LSIのゲ−ト規模が大
きくなると、FFやクロック・ドライバの数も大幅に増
加して、複雑に入り組んでしまうので、クロックのスキ
ュ−を正常に動作させるように補正することは、非常に
困難となる。また、LSI設計の自動化に伴って、クロ
ック・ドライバの自動追加等が行われるようになってき
ているが、この場合でも、クロックのスキュ−を正常に
動作するように補正することは極めて難かしい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のL
SI設計においては、LSI内でFFを複数個接続し、
クロックを複数のクロック・ドライバで分割して駆動
し、各FFにそれらを入力する場合、クロック・ドライ
バの遅れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時
間の影響によって誤動作が発生することがあった。これ
を防止するため、前段のFFに入力するクロックを、後
段のFFに入力するクロックよりも遅らせる等の処理が
必要となり、LSIの設計が複雑になっていた。本発明
の目的は、このような従来の課題を解決し、LSI内で
FFを複数個接続して、クロックを複数のクロック・ド
ライバで分割して駆動し、それらをFFに入力する場合
に、前段のFFに入力するクロックを後段のFFに入力
するクロックよりも遅らせる等の処理を不要にすること
ができ、かつスキュ−時間の影響による誤動作を防止で
きるフリップフロップ使用のLSI装置を提供すること
にある。
SI設計においては、LSI内でFFを複数個接続し、
クロックを複数のクロック・ドライバで分割して駆動
し、各FFにそれらを入力する場合、クロック・ドライ
バの遅れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時
間の影響によって誤動作が発生することがあった。これ
を防止するため、前段のFFに入力するクロックを、後
段のFFに入力するクロックよりも遅らせる等の処理が
必要となり、LSIの設計が複雑になっていた。本発明
の目的は、このような従来の課題を解決し、LSI内で
FFを複数個接続して、クロックを複数のクロック・ド
ライバで分割して駆動し、それらをFFに入力する場合
に、前段のFFに入力するクロックを後段のFFに入力
するクロックよりも遅らせる等の処理を不要にすること
ができ、かつスキュ−時間の影響による誤動作を防止で
きるフリップフロップ使用のLSI装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるフリップフロップ使用のLSI装置
は、フリップフロップ・セル(10,20)を複数個接
続し、フリップフロップ・セルに入力するクロック(C
LK−P)を複数のクロック・ドライバ(30,40)
で分割して各フリップフロップ・セル(10,20)の
入力クロックとして駆動するLSI装置において、フリ
ップフロップ・セル(10,20)には、入力デ−タを
格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミ
ングをそれぞれ別個に制御する前段および後段のフリッ
プフロップ(11,12)と、入力クロック(CLK1
−P)の前縁で入力デ−タ(DT−P)を格納し、入力
クロックの後縁で格納したデ−タを出力する手段(1
3)とを設け、入力クロックのパルス幅をクロック・ド
ライバ(30,40)の遅れ時間の差により発生するク
ロックのスキュ−時間より大きくすることを特徴として
いる。
め、本発明によるフリップフロップ使用のLSI装置
は、フリップフロップ・セル(10,20)を複数個接
続し、フリップフロップ・セルに入力するクロック(C
LK−P)を複数のクロック・ドライバ(30,40)
で分割して各フリップフロップ・セル(10,20)の
入力クロックとして駆動するLSI装置において、フリ
ップフロップ・セル(10,20)には、入力デ−タを
格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミ
ングをそれぞれ別個に制御する前段および後段のフリッ
プフロップ(11,12)と、入力クロック(CLK1
−P)の前縁で入力デ−タ(DT−P)を格納し、入力
クロックの後縁で格納したデ−タを出力する手段(1
3)とを設け、入力クロックのパルス幅をクロック・ド
ライバ(30,40)の遅れ時間の差により発生するク
ロックのスキュ−時間より大きくすることを特徴として
いる。
【0006】
【作用】本発明においては、LSIの設計で、入力デ−
タを格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタ
イミングを別個に制御するようなFFセルを使用する。
このFFセルは、入力デ−タを格納するタイミングと格
納したデ−タを出力するタイミングを別個に制御するこ
とができるため、入力デ−タを格納してから格納したデ
−タを出力するまでの時間を、クロック・ドライバの遅
れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時間より
大きくすることができるので、スキュ−時間の影響によ
り誤動作することがない。
タを格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタ
イミングを別個に制御するようなFFセルを使用する。
このFFセルは、入力デ−タを格納するタイミングと格
納したデ−タを出力するタイミングを別個に制御するこ
とができるため、入力デ−タを格納してから格納したデ
−タを出力するまでの時間を、クロック・ドライバの遅
れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時間より
大きくすることができるので、スキュ−時間の影響によ
り誤動作することがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示フリップフロ
ップ使用のLSIの構成図である。一般に、LSIは非
常に多数のFFで構成されているため、これらのFFを
複数のクロック・ドライバを用いてドライブする必要が
あるが、図1では、理解を容易にするためにFFとクロ
ック・ドライバの数を減少して、それぞれ4個、2個と
して説明する。図1において、10,20はそれぞれF
Fセル、11,12,21,22はFFセルに内蔵され
るFF、13,23はそれぞれインバ−タ、30,40
はクロック・ドライバである。LSI1内のFFセル1
0と20は、入力デ−タを格納するタイミングと格納し
たデ−タを出力するタイミングとを、FFセル10,2
0に入力するクロック信号を用いて別個に制御すること
ができる。これらのFFセル10,20は、いずれもF
F11,12,21,22とインバ−タ13,23とで
構成されている。FF11,12,21,22は、ここ
ではエッジ・トリガのDタイプFFとして説明するが、
これに限定されず、同等の効果が得られる別のタイプの
FFを用いることも可能である。クロックCLK−P
は、複数のクロック・ドライバ30,40により分割し
て駆動し、それぞれCLK1−PおよびCLK2−Pと
してFFセル10および20の入力クロックとなる。デ
−タDT−Pは、FFセル10の入力デ−タとなり、こ
のFFセル10の出力デ−タDT10−Pは、FFセル
20の入力デ−タとなる。さらに、FFセル20の出力
デ−タはDT20−Pとなる。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示フリップフロ
ップ使用のLSIの構成図である。一般に、LSIは非
常に多数のFFで構成されているため、これらのFFを
複数のクロック・ドライバを用いてドライブする必要が
あるが、図1では、理解を容易にするためにFFとクロ
ック・ドライバの数を減少して、それぞれ4個、2個と
して説明する。図1において、10,20はそれぞれF
Fセル、11,12,21,22はFFセルに内蔵され
るFF、13,23はそれぞれインバ−タ、30,40
はクロック・ドライバである。LSI1内のFFセル1
0と20は、入力デ−タを格納するタイミングと格納し
たデ−タを出力するタイミングとを、FFセル10,2
0に入力するクロック信号を用いて別個に制御すること
ができる。これらのFFセル10,20は、いずれもF
F11,12,21,22とインバ−タ13,23とで
構成されている。FF11,12,21,22は、ここ
ではエッジ・トリガのDタイプFFとして説明するが、
これに限定されず、同等の効果が得られる別のタイプの
FFを用いることも可能である。クロックCLK−P
は、複数のクロック・ドライバ30,40により分割し
て駆動し、それぞれCLK1−PおよびCLK2−Pと
してFFセル10および20の入力クロックとなる。デ
−タDT−Pは、FFセル10の入力デ−タとなり、こ
のFFセル10の出力デ−タDT10−Pは、FFセル
20の入力デ−タとなる。さらに、FFセル20の出力
デ−タはDT20−Pとなる。
【0008】図2は、図1における動作タイミングチャ
−トである。図1に示すように、CLK1−PはFF1
1およびインバ−タ13の入力クロックとなり、インバ
−タ13の出力はCLK1−NとしてFF12の入力ク
ロックとなる。FFセル20内において、デ−タDT1
0−Pは、FF21の入力デ−タとなる。FF21の出
力デ−タDT2D−Pは、FF22の入力デ−タとな
る。FF21の出力デ−タは、DT20−Pとなる。一
方、CLK2−Pは、FF21およびインバ−タ23の
入力クロックとなり、インバ−タ23の出力はCLK2
−NとしてFF22の入力クロックとなる。FFセル1
0および20のセット入力SET、およびリセット入力
RSTは、必要に応じて使用される。図1の本発明と図
3の従来の各構成を比較すれば明らかなように、従来に
おける前段のFF3と後段のFF4に対応して、本発明
では、前段のFFセル10と後段のFFセル20が設け
られる。前段および後段のFFセルは、いずれも入力側
FFと出力側FFとからなり、入力側FFは入力デ−タ
を格納するタイミングを決定し、出力側FFは格納した
デ−タを出力するタイミングを決定している。つまり、
クロックをインバ−タ13,23により反転させること
により、一周期遅れたタイミングでデ−タを出力させて
いる。すなわち、入力デ−タの格納タイミングと出力タ
イミングを、入力クロックの前縁と後縁のタイミングで
それぞれ変化させる。そして、クロックのパルス幅をク
ロックのスキュ−よりも大きくすることにより、誤動作
を防止することができる。
−トである。図1に示すように、CLK1−PはFF1
1およびインバ−タ13の入力クロックとなり、インバ
−タ13の出力はCLK1−NとしてFF12の入力ク
ロックとなる。FFセル20内において、デ−タDT1
0−Pは、FF21の入力デ−タとなる。FF21の出
力デ−タDT2D−Pは、FF22の入力デ−タとな
る。FF21の出力デ−タは、DT20−Pとなる。一
方、CLK2−Pは、FF21およびインバ−タ23の
入力クロックとなり、インバ−タ23の出力はCLK2
−NとしてFF22の入力クロックとなる。FFセル1
0および20のセット入力SET、およびリセット入力
RSTは、必要に応じて使用される。図1の本発明と図
3の従来の各構成を比較すれば明らかなように、従来に
おける前段のFF3と後段のFF4に対応して、本発明
では、前段のFFセル10と後段のFFセル20が設け
られる。前段および後段のFFセルは、いずれも入力側
FFと出力側FFとからなり、入力側FFは入力デ−タ
を格納するタイミングを決定し、出力側FFは格納した
デ−タを出力するタイミングを決定している。つまり、
クロックをインバ−タ13,23により反転させること
により、一周期遅れたタイミングでデ−タを出力させて
いる。すなわち、入力デ−タの格納タイミングと出力タ
イミングを、入力クロックの前縁と後縁のタイミングで
それぞれ変化させる。そして、クロックのパルス幅をク
ロックのスキュ−よりも大きくすることにより、誤動作
を防止することができる。
【0009】図2の本発明と図4の従来のタイミングチ
ャ−トを比較すれば明らかなように、従来ではCLK1
−Pの立上りに比べてCLK2−Pの立上りが前になる
ようにクロックを分割しているのに対して、本発明で
は、CLK1−Pの立上りに比べてCLK2−Pの立上
りをスキュ−距離よりもさらに遅らせる。すなわち、F
Fセル10では、クロックCLK1−Pによりデ−タD
T−PをDT1D−Pで格納し、DT10−Pで出力す
るので、スキュ−が生じても、CLK2−Pの立上りと
出力デ−タが一致しないことになり、誤動作を防止でき
る。FFセル10内において、FF11はCLK1−P
の立上りにより入力デ−タDT−Pから格納デ−タDT
1D−Pを作り出し、FF12はCLK1−Pの立下り
(つまり、CLK1−Nの立上り)により格納デ−タD
T1D−Pから出力デ−タDT10−Pを作り出してい
る。同じように、FF20内においては、FF21はC
LK2−Pの立上りにより入力デ−タDT10−Pから
格納デ−タDT2D−Pを作り出し、FF22はCLK
2−Pの立下り(CLK2−Nの立上り)により格納デ
−タDT2D−Pから出力デ−タDT20−Pを作り出
す。FFセル10内のFF12が、出力デ−タDT10
−Pを作り出すCLK1−Pの立下りより以前にCLK
2−Pの立上りが発生するために、誤動作は発生しな
い。
ャ−トを比較すれば明らかなように、従来ではCLK1
−Pの立上りに比べてCLK2−Pの立上りが前になる
ようにクロックを分割しているのに対して、本発明で
は、CLK1−Pの立上りに比べてCLK2−Pの立上
りをスキュ−距離よりもさらに遅らせる。すなわち、F
Fセル10では、クロックCLK1−Pによりデ−タD
T−PをDT1D−Pで格納し、DT10−Pで出力す
るので、スキュ−が生じても、CLK2−Pの立上りと
出力デ−タが一致しないことになり、誤動作を防止でき
る。FFセル10内において、FF11はCLK1−P
の立上りにより入力デ−タDT−Pから格納デ−タDT
1D−Pを作り出し、FF12はCLK1−Pの立下り
(つまり、CLK1−Nの立上り)により格納デ−タD
T1D−Pから出力デ−タDT10−Pを作り出してい
る。同じように、FF20内においては、FF21はC
LK2−Pの立上りにより入力デ−タDT10−Pから
格納デ−タDT2D−Pを作り出し、FF22はCLK
2−Pの立下り(CLK2−Nの立上り)により格納デ
−タDT2D−Pから出力デ−タDT20−Pを作り出
す。FFセル10内のFF12が、出力デ−タDT10
−Pを作り出すCLK1−Pの立下りより以前にCLK
2−Pの立上りが発生するために、誤動作は発生しな
い。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クロックのスキュ−を複雑に補正する必要がなく、LS
Iの論理設計においてクロックのスキュ−による誤動作
を容易に防止できる。その結果、複数のLSIの統合等
におけるLSI設計の自動化においても、クロックのス
キュ−による誤動作を容易に防止することができる。
クロックのスキュ−を複雑に補正する必要がなく、LS
Iの論理設計においてクロックのスキュ−による誤動作
を容易に防止できる。その結果、複数のLSIの統合等
におけるLSI設計の自動化においても、クロックのス
キュ−による誤動作を容易に防止することができる。
【0011】
【図1】本発明の一実施例を示すフリップフロップ使用
のLSI装置の構成図である。
のLSI装置の構成図である。
【図2】図1における動作タイミングチャ−トである。
【図3】従来のフリップフロップ使用のLSI装置の構
成図である。
成図である。
【図4】図3における動作タイミングチャ−トである。
1,2 LSI 3,4,11,12,21,22 フリップフロップ
(FF) 10,20 フリップフロップセル(FFセル) 12,23 インバ−タ 30,40 クロック・ドライバ
(FF) 10,20 フリップフロップセル(FFセル) 12,23 インバ−タ 30,40 クロック・ドライバ
Claims (1)
- 【請求項1】 フリップフロップ・セルを複数個接続
し、該フリップフロップ・セルに入力するクロックを複
数のクロック・ドライバで分割して各フリップフロップ
・セルの入力クロックとして駆動するLSI装置におい
て、上記フリップフロップ・セルには、入力デ−タを格
納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミン
グをそれぞれ別個に制御する前段および後段のフリップ
フロップと、上記入力クロックの前縁で入力デ−タを格
納し、該入力クロックの後縁で格納したデ−タを出力す
る手段とを設け、該入力クロックのパルス幅を上記クロ
ック・ドライバの遅れ時間の差により発生するクロック
のスキュ−時間より大きくすることを特徴とするフリッ
プフロップ使用のLSI装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213870A JPH0659768A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | フリップフロップ使用のlsi装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4213870A JPH0659768A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | フリップフロップ使用のlsi装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659768A true JPH0659768A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16646385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4213870A Pending JPH0659768A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | フリップフロップ使用のlsi装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659768A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19581595C2 (de) * | 1995-01-31 | 2003-10-09 | Advantest Corp | Signalübertragungsvorrichtung mit mehreren LSIs |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP4213870A patent/JPH0659768A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19581595C2 (de) * | 1995-01-31 | 2003-10-09 | Advantest Corp | Signalübertragungsvorrichtung mit mehreren LSIs |
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