JPH0659768A - フリップフロップ使用のlsi装置 - Google Patents

フリップフロップ使用のlsi装置

Info

Publication number
JPH0659768A
JPH0659768A JP4213870A JP21387092A JPH0659768A JP H0659768 A JPH0659768 A JP H0659768A JP 4213870 A JP4213870 A JP 4213870A JP 21387092 A JP21387092 A JP 21387092A JP H0659768 A JPH0659768 A JP H0659768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
input
timing
data
flip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4213870A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Hirata
直 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4213870A priority Critical patent/JPH0659768A/ja
Publication of JPH0659768A publication Critical patent/JPH0659768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のクロック・ドライバでクロックを分割
して駆動し、各FFに入力する場合、クロック・ドライ
バの遅れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時
間の影響により誤動作が発生する。本発明は、スキュ−
による誤動作を容易に防止できるようにする。 【構成】 LSI内に複数のフリップフロップを接続す
る場合に、それぞれのフリップフロップを入力デ−タを
格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミ
ングとを別個に制御できるフリップフロップセルに置き
換えることにより、クロックのスキュ−による誤動作を
防止できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力クロックの前縁と
後縁のタイミングで入力デ−タの格納タイミングと出力
タイミングを変化させるフリップフロップセルを使用す
ることにより、クロックのパルス幅をクロックのスキュ
−より大きくして、スキュ−による誤動作を防止するこ
とが可能なLSI装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLSIにおいては、クロックの遅
延制御回路を設けて、論理モジュ−ルへ分配するクロッ
クの位相制御を行うことにより、各モジュ−ルに出力す
るクロックのスキュ−を補正し、各モジュ−ルの誤動作
を防止していた。図3は、従来のLSIの構成例を示す
図である。LSI2に内蔵されたFF3,FF4は、エ
ッジ・トリガのDタイプフリップフロップである。クロ
ックCLK−Pは、複数のクロック・ドライバ30およ
び40により分割して駆動し、それぞれCLK1−Pお
よびCLK2−Pとして、FF3およびFF4の入力ク
ロックとなる。また、デ−タDT−Pは、FF3の入力
デ−タとなる。FF3の出力デ−タDT1−Pは、FF
4の入力デ−タとなる。さらに、FF4の出力デ−タ
は、DT2−Pとなる。図4は、図3における動作タイ
ミングチャ−トである。いま、CLK1−PとCLK2
−Pの間にスキュ−が発生したものと仮定する。すなわ
ち、正常の場合には、クロック・ドライバ30で図4の
CLK1−Pに示す位相のクロックを出力し、クロック
・ドライバ40で図4のCLK2−Pの『早くする』と
記載された位相のクロックを出力する。しかし、何等か
ら原因でCLK2−Pが『遅い』と記載された位相のク
ロックになってしまった場合には、FF3がCLK1−
Pの立上りにより入力デ−タDT−Pから出力デ−タD
T1−Pを作成した後、この出力デ−タDT1−Pの入
力と同期してCLK2−Pの立上りが発生するために、
入力デ−タDT1−PからFF4はCLK2−Pの立上
りにより出力デ−タDT2−Pを作成してしまう(図4
の『誤動作』)。
【0003】これでは、DT2−PとDT1−Pとが同
じタイミングでラッチされてしまう。すなわち、1回の
クロック・タイミングで入力デ−タDT−Pから出力デ
−タDT2−Pにスル−してしまうという誤動作が発生
することになる。CLK1−Pに対してCLK2−Pが
先行する場合には、FF3がCLK1−Pの立上りによ
り入力デ−タDT−Pから出力デ−タDT1−Pを作成
するより前に、CLK2−Pの立上りが発生するので、
入力デ−タDT−Pから出力デ−タDT1−Pを作成す
るより前の入力デ−タDT1−PからFF4はCLK2
−Pの立上りにより出力デ−タDT2−Pを作成するこ
とになり、正常に動作する。そのため、CLK1−Pの
スキュ−がCLK2−Pに対して遅くなるように設計す
る必要がある。しかしながら、LSIのゲ−ト規模が大
きくなると、FFやクロック・ドライバの数も大幅に増
加して、複雑に入り組んでしまうので、クロックのスキ
ュ−を正常に動作させるように補正することは、非常に
困難となる。また、LSI設計の自動化に伴って、クロ
ック・ドライバの自動追加等が行われるようになってき
ているが、この場合でも、クロックのスキュ−を正常に
動作するように補正することは極めて難かしい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のL
SI設計においては、LSI内でFFを複数個接続し、
クロックを複数のクロック・ドライバで分割して駆動
し、各FFにそれらを入力する場合、クロック・ドライ
バの遅れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時
間の影響によって誤動作が発生することがあった。これ
を防止するため、前段のFFに入力するクロックを、後
段のFFに入力するクロックよりも遅らせる等の処理が
必要となり、LSIの設計が複雑になっていた。本発明
の目的は、このような従来の課題を解決し、LSI内で
FFを複数個接続して、クロックを複数のクロック・ド
ライバで分割して駆動し、それらをFFに入力する場合
に、前段のFFに入力するクロックを後段のFFに入力
するクロックよりも遅らせる等の処理を不要にすること
ができ、かつスキュ−時間の影響による誤動作を防止で
きるフリップフロップ使用のLSI装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるフリップフロップ使用のLSI装置
は、フリップフロップ・セル(10,20)を複数個接
続し、フリップフロップ・セルに入力するクロック(C
LK−P)を複数のクロック・ドライバ(30,40)
で分割して各フリップフロップ・セル(10,20)の
入力クロックとして駆動するLSI装置において、フリ
ップフロップ・セル(10,20)には、入力デ−タを
格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミ
ングをそれぞれ別個に制御する前段および後段のフリッ
プフロップ(11,12)と、入力クロック(CLK1
−P)の前縁で入力デ−タ(DT−P)を格納し、入力
クロックの後縁で格納したデ−タを出力する手段(1
3)とを設け、入力クロックのパルス幅をクロック・ド
ライバ(30,40)の遅れ時間の差により発生するク
ロックのスキュ−時間より大きくすることを特徴として
いる。
【0006】
【作用】本発明においては、LSIの設計で、入力デ−
タを格納するタイミングと格納したデ−タを出力するタ
イミングを別個に制御するようなFFセルを使用する。
このFFセルは、入力デ−タを格納するタイミングと格
納したデ−タを出力するタイミングを別個に制御するこ
とができるため、入力デ−タを格納してから格納したデ
−タを出力するまでの時間を、クロック・ドライバの遅
れ時間の差により発生するクロックのスキュ−時間より
大きくすることができるので、スキュ−時間の影響によ
り誤動作することがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明の一実施例を示フリップフロ
ップ使用のLSIの構成図である。一般に、LSIは非
常に多数のFFで構成されているため、これらのFFを
複数のクロック・ドライバを用いてドライブする必要が
あるが、図1では、理解を容易にするためにFFとクロ
ック・ドライバの数を減少して、それぞれ4個、2個と
して説明する。図1において、10,20はそれぞれF
Fセル、11,12,21,22はFFセルに内蔵され
るFF、13,23はそれぞれインバ−タ、30,40
はクロック・ドライバである。LSI1内のFFセル1
0と20は、入力デ−タを格納するタイミングと格納し
たデ−タを出力するタイミングとを、FFセル10,2
0に入力するクロック信号を用いて別個に制御すること
ができる。これらのFFセル10,20は、いずれもF
F11,12,21,22とインバ−タ13,23とで
構成されている。FF11,12,21,22は、ここ
ではエッジ・トリガのDタイプFFとして説明するが、
これに限定されず、同等の効果が得られる別のタイプの
FFを用いることも可能である。クロックCLK−P
は、複数のクロック・ドライバ30,40により分割し
て駆動し、それぞれCLK1−PおよびCLK2−Pと
してFFセル10および20の入力クロックとなる。デ
−タDT−Pは、FFセル10の入力デ−タとなり、こ
のFFセル10の出力デ−タDT10−Pは、FFセル
20の入力デ−タとなる。さらに、FFセル20の出力
デ−タはDT20−Pとなる。
【0008】図2は、図1における動作タイミングチャ
−トである。図1に示すように、CLK1−PはFF1
1およびインバ−タ13の入力クロックとなり、インバ
−タ13の出力はCLK1−NとしてFF12の入力ク
ロックとなる。FFセル20内において、デ−タDT1
0−Pは、FF21の入力デ−タとなる。FF21の出
力デ−タDT2D−Pは、FF22の入力デ−タとな
る。FF21の出力デ−タは、DT20−Pとなる。一
方、CLK2−Pは、FF21およびインバ−タ23の
入力クロックとなり、インバ−タ23の出力はCLK2
−NとしてFF22の入力クロックとなる。FFセル1
0および20のセット入力SET、およびリセット入力
RSTは、必要に応じて使用される。図1の本発明と図
3の従来の各構成を比較すれば明らかなように、従来に
おける前段のFF3と後段のFF4に対応して、本発明
では、前段のFFセル10と後段のFFセル20が設け
られる。前段および後段のFFセルは、いずれも入力側
FFと出力側FFとからなり、入力側FFは入力デ−タ
を格納するタイミングを決定し、出力側FFは格納した
デ−タを出力するタイミングを決定している。つまり、
クロックをインバ−タ13,23により反転させること
により、一周期遅れたタイミングでデ−タを出力させて
いる。すなわち、入力デ−タの格納タイミングと出力タ
イミングを、入力クロックの前縁と後縁のタイミングで
それぞれ変化させる。そして、クロックのパルス幅をク
ロックのスキュ−よりも大きくすることにより、誤動作
を防止することができる。
【0009】図2の本発明と図4の従来のタイミングチ
ャ−トを比較すれば明らかなように、従来ではCLK1
−Pの立上りに比べてCLK2−Pの立上りが前になる
ようにクロックを分割しているのに対して、本発明で
は、CLK1−Pの立上りに比べてCLK2−Pの立上
りをスキュ−距離よりもさらに遅らせる。すなわち、F
Fセル10では、クロックCLK1−Pによりデ−タD
T−PをDT1D−Pで格納し、DT10−Pで出力す
るので、スキュ−が生じても、CLK2−Pの立上りと
出力デ−タが一致しないことになり、誤動作を防止でき
る。FFセル10内において、FF11はCLK1−P
の立上りにより入力デ−タDT−Pから格納デ−タDT
1D−Pを作り出し、FF12はCLK1−Pの立下り
(つまり、CLK1−Nの立上り)により格納デ−タD
T1D−Pから出力デ−タDT10−Pを作り出してい
る。同じように、FF20内においては、FF21はC
LK2−Pの立上りにより入力デ−タDT10−Pから
格納デ−タDT2D−Pを作り出し、FF22はCLK
2−Pの立下り(CLK2−Nの立上り)により格納デ
−タDT2D−Pから出力デ−タDT20−Pを作り出
す。FFセル10内のFF12が、出力デ−タDT10
−Pを作り出すCLK1−Pの立下りより以前にCLK
2−Pの立上りが発生するために、誤動作は発生しな
い。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クロックのスキュ−を複雑に補正する必要がなく、LS
Iの論理設計においてクロックのスキュ−による誤動作
を容易に防止できる。その結果、複数のLSIの統合等
におけるLSI設計の自動化においても、クロックのス
キュ−による誤動作を容易に防止することができる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフリップフロップ使用
のLSI装置の構成図である。
【図2】図1における動作タイミングチャ−トである。
【図3】従来のフリップフロップ使用のLSI装置の構
成図である。
【図4】図3における動作タイミングチャ−トである。
【符号の説明】
1,2 LSI 3,4,11,12,21,22 フリップフロップ
(FF) 10,20 フリップフロップセル(FFセル) 12,23 インバ−タ 30,40 クロック・ドライバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリップフロップ・セルを複数個接続
    し、該フリップフロップ・セルに入力するクロックを複
    数のクロック・ドライバで分割して各フリップフロップ
    ・セルの入力クロックとして駆動するLSI装置におい
    て、上記フリップフロップ・セルには、入力デ−タを格
    納するタイミングと格納したデ−タを出力するタイミン
    グをそれぞれ別個に制御する前段および後段のフリップ
    フロップと、上記入力クロックの前縁で入力デ−タを格
    納し、該入力クロックの後縁で格納したデ−タを出力す
    る手段とを設け、該入力クロックのパルス幅を上記クロ
    ック・ドライバの遅れ時間の差により発生するクロック
    のスキュ−時間より大きくすることを特徴とするフリッ
    プフロップ使用のLSI装置。
JP4213870A 1992-08-11 1992-08-11 フリップフロップ使用のlsi装置 Pending JPH0659768A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4213870A JPH0659768A (ja) 1992-08-11 1992-08-11 フリップフロップ使用のlsi装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4213870A JPH0659768A (ja) 1992-08-11 1992-08-11 フリップフロップ使用のlsi装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0659768A true JPH0659768A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16646385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4213870A Pending JPH0659768A (ja) 1992-08-11 1992-08-11 フリップフロップ使用のlsi装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0659768A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19581595C2 (de) * 1995-01-31 2003-10-09 Advantest Corp Signalübertragungsvorrichtung mit mehreren LSIs

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19581595C2 (de) * 1995-01-31 2003-10-09 Advantest Corp Signalübertragungsvorrichtung mit mehreren LSIs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100834400B1 (ko) Dram의 동작 주파수를 높이기 위한 지연고정루프 및 그의 출력드라이버
KR100540487B1 (ko) 데이터 출력제어회로
JP4751178B2 (ja) 同期型半導体装置
US20040246810A1 (en) Apparatus and method for reducing power consumption by a data synchronizer
JP2003500723A (ja) マルチプルコンポーネントシステム用クロックシステム
JPH09106682A (ja) 同期式メモリのデータ出力バッファ制御方法
US9281049B1 (en) Read clock forwarding for multiple source-synchronous memory interfaces
US6633995B1 (en) System for generating N pipeline control signals by delaying at least one control signal corresponding to a subsequent data path circuit
JPH0659768A (ja) フリップフロップ使用のlsi装置
US20090304134A1 (en) Device and method of synchronizing signals
EP0840237B1 (en) Synchronization of data processor with external bus
JP2002300009A (ja) D型フリップフロップ回路装置
US6774823B1 (en) Clock synchronization logic
JP2646561B2 (ja) クロック分配回路
US5341403A (en) Means to avoid data distortion in clock-synchronized signal sampling
JP3651659B2 (ja) イネーブル付きラッチ回路
JPH1185304A (ja) クロック入力制御回路
JP2003288202A (ja) シングルポートram内蔵の表示制御半導体集積回路
JP2000353939A (ja) クロック信号同期式フリップフロップ回路
JP2007193658A (ja) 半導体装置
JP2007336028A (ja) 可変遅延制御装置
JP2000227456A (ja) スキャンフリップフロップ
JP3001544B1 (ja) パルス同期化回路
JP2545986B2 (ja) 論理パス多重化方式
JP2005316721A (ja) クロック発生回路及び半導体集積回路