JPH0659273U - ２液同時噴出型容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 入口側管に対するパウチの取付の困難さを解
決する工夫を施した新規の２液同時噴出型容器を提供す
る。 【構成】 耐圧密閉容器本体２の天蓋１に押しボタン４
を押したときに同時に開く１対の弁を設け、容器本体２
内に膨縮自在な１対のパウチを入れて当該各パウチの口
を各弁の入口側管１３に連結し、また各弁の出口に合流
部を介してノズルを連結した形式の２液同時噴出型容器
において、パウチの口にニップル１８を着脱不能に止着
し、このニップル１８を介してパウチを入口側管１３に
着脱可能に連結したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、液体、クリ−ム等流動物の２種類及び当該流動物の押し出し用圧縮 ガスをそれぞれ別々の状態で入れておき、使用するときに２種類の流動物を合流 により混合した状態で取り出す形式の２液同時噴出型容器に関し、詳しくはパウ チの取り付け方に工夫を施した２液同時噴出型容器に関する。この２液同時噴出 型容器は、片手に握り持つサイズであり、化粧品、薬品、食品、調味料、接着剤 などに使うことが出来る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、１種類の流動物を出すことのできるようにした１液噴出型容器は知られ ている。この１液噴出型容器はパウチが１つであるので入口側管に対する取付が 比較的容易に出来た。

【０００３】 ところで、本考案の片手に握り持つサイズの２液同時噴出型容器は、パウチが ２つであり１対の弁の入口側管がサイズ的に近接した構成となるので、入口側管 に対するパウチの取付が困難である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、入口側管に対するパウチの取付の困難さを解決する工夫を施した新 規の２液同時噴出型容器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る２液同時噴出型容器は、耐圧密閉容器 本体の天蓋に押しボタンを押したときに同時に開く１対の弁を設け、容器本体内 に膨縮自在な１対のパウチを入れて当該各パウチの口を各弁の入口側管に連結し 、また各弁の出口に合流部を介してノズルを連結した形式の２液同時噴出型容器 において、パウチの口にニップルを着脱不能に止着し、このニップルを介してパ ウチを入口側管に着脱可能に連結するようにしたものである。

【０００６】

【作用】

ニップルに対するパウチの止着をなしてから入口側管に対する取付をなせばよ い。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、耐圧密閉容器本体の天蓋に押しボタンを押したときに同時に開く１ 対の弁を設け、容器本体内に膨縮自在な１対のパウチを入れて当該各パウチの口 を各弁の入口側管に連結し、また各弁の出口に合流部を介してノズルを連結した 形式の２液同時噴出型容器において、パウチの口にニップルを着脱不能に止着し 、このニップルを介してパウチを入口側管に着脱可能に連結したことを特徴とす るので、上記のようにニップルに対するパウチの止着をなしてから入口側管に対 する取付をなすことが可能で作業性の良いものであり、入口側管に対するパウチ の取付の困難さを解決する工夫を施した新規の２液同時噴出型容器を提供すると いう所期の目的を完全に達成する効果を有する。 る。

【０００８】

【実施例】

図に示す実施例は、アルミ板を以て天蓋１付き耐圧密閉容器本体２を構成し、 天蓋１に凹所３を形成して当該凹所３にキャップ形状の押しボタン４を上昇・下 降自在の状態及びバネ１５により復帰する状態として嵌着し、この押しボタン４ 内に上端が閉塞し下端が開放した状態の２本のパイプ部５、６及び当該両パイプ 部５、６の上端間を連通状態とする連絡孔７を設け、連絡孔７の中間に外方に向 かって開放する合流孔８を設けると共に合流孔８の外端に１つ口のノズル９を連 結し、また上記凹所３に２連の弁部１０、１１を設け、各弁部１０、１１の出口 に出口側管１２を上端が上記パイプ５、６の下端内に気密且つ摺動自在に連結し た状態で設けると共に各弁部１０、１１の入口に入口側管１３を連結し、この入 口側管１３の下端に引掛爪１４を設ける。

【０００９】 また、容器本体２とは別個に膨縮自在なパウチ１６、１７の１対を構成し、こ のパウチ１６、１７の口にニップル１８を着脱不能に止着し、このニップル１８ には上記引掛爪１４への掛止部１９を設け且つ入口側管１３への密着用０リング ２０を取り付ける。

【００１０】 上記ニップル１８を入口側管１３に押入して掛止部１９を引掛爪１４に掛け止 め且つ０リング２０を入口側管１３の内面に密着することによって各パウチ１６ 、１７を入口側管１３に連結する。

【００１１】 更に、凹所３の底壁に外から開き可能な充填弁２１を設け、使い切ったときの 残りの圧縮ガスの放出を可能としたものである。

【００１２】 本考案は、リ−ドバルブ、チェックバルブを充填弁として利用すること、パウ チに蛇腹状の折り癖を着け折畳形式とすることで実施出来る。

【００１３】 本考案に係る２液同時噴出型容器は、工場において、各パウチに異なる流動物 を入れ且つ充填弁を介して窒素ガス、炭酸ガス、ＬＰＧガス等の圧縮ガスを入れ てからユ−ザ−に提供され、そして、入手したユ−ザ−は押しボタンを押して両 方の弁を同時に開き、圧縮ガスにより各パウチに入っている内容物を一緒にノズ ルから出す要領で使用する。また、使い切ったときには充填弁を細い先の尖った もので押し開けることにより残りの圧縮ガスを放出してから捨てる。

【図面の簡単な説明】

【図１】１部切截正面図である。

【図２】１部切截側面図である。

【符号の説明】

１ 天蓋 ２ 容器本体 ３ 凹所 ４ 押しボタン ５ パイプ部 ６ パイプ部 ７ 連絡孔 ８ 合流孔 ９ ノズル １０ 弁部 １１ 弁部 １２ 出口側管 １３ 入口側管 １４ 引掛爪 １５ バネ １６ パウチ １７ パウチ １８ ニップル １９ 掛止部 ２０ ０リング ２１ 充填弁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 耐圧密閉容器本体の天蓋に押しボタンを
   押したときに同時に開く１対の弁を設け、容器本体内に
   膨縮自在な１対のパウチを入れて当該各パウチの口を各
   弁の入口側管に連結し、また各弁の出口に合流部を介し
   てノズルを連結した形式の２液同時噴出型容器におい
   て、パウチの口にニップルを着脱不能に止着し、このニ
   ップルを介してパウチを入口側管に着脱可能に連結した
   ことを特徴とする２液同時噴出型容器。