JPH065926U - Rtm成形型用樹脂注入ノズル - Google Patents
Rtm成形型用樹脂注入ノズルInfo
- Publication number
- JPH065926U JPH065926U JP9411691U JP9411691U JPH065926U JP H065926 U JPH065926 U JP H065926U JP 9411691 U JP9411691 U JP 9411691U JP 9411691 U JP9411691 U JP 9411691U JP H065926 U JPH065926 U JP H065926U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection nozzle
- resin
- resin injection
- mold
- molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 RTM成形において、製品に成形不良を発生
させないようにする。 【構成】 中心孔を有する樹脂注入ノズル4の先端部を
斜めに切り欠いて1個又は複数の横方向の開口6を形成
し、該樹脂注ノズルを一方の型2にセットしたときに、
注入ノズルの先端4bが成形型内にセットした強化用繊
維マット3を刺し通して他方の型1の成形面の近傍に位
置するようにした。溶融樹脂を注入すると、溶融樹脂は
マット3内に位置する横方向の開口からも噴出し、ガラ
ス繊維内を均一に流れて成形型内の隅々まで充填され
る。
させないようにする。 【構成】 中心孔を有する樹脂注入ノズル4の先端部を
斜めに切り欠いて1個又は複数の横方向の開口6を形成
し、該樹脂注ノズルを一方の型2にセットしたときに、
注入ノズルの先端4bが成形型内にセットした強化用繊
維マット3を刺し通して他方の型1の成形面の近傍に位
置するようにした。溶融樹脂を注入すると、溶融樹脂は
マット3内に位置する横方向の開口からも噴出し、ガラ
ス繊維内を均一に流れて成形型内の隅々まで充填され
る。
Description
【0001】
本考案は、繊維強化樹脂のRTM成形型に樹脂を注入する際に用いる樹脂注入 ノズルに関するものである。
【0002】
熱可塑性樹脂を成形型に注入して繊維強化樹脂(FRP)などを成形するレジ ントランスファーモールディング(RTM)などでは、成形型の樹脂注入口に樹 脂注入ノズルを接続して溶融樹脂を注入するようにしている。 従来の成形型では、図4に示すように、下型1と上型2で形成したキャビティ にガラス繊維マットを予備成形したプリフォームマット3をセットし、上型2の 注入ブロック11に円錐状の樹脂注入ノズル10をセットし、溶融樹脂を型内に 注入してRTM成形を行っている。 この場合、樹脂注入ノズル10の先端部12は、製品の裏面を成形する上型2 の成形面に極力近づけてセットし、樹脂注入後、樹脂が固化する前に樹脂注入ノ ズル10を抜き取るようにしている。 実開昭62−121912号公報には、トーピードーの先端が成形型のゲート の開口レベルから僅かに突出するように設定した射出成形装置のホットノズルが 記載されている。
【0003】
上記従来のRTM成形法では、樹脂注入ノズル10から型内に注入した溶融樹 脂がガラス繊維マット3内を均一に流れず、製品形状によっては、ショートと呼 ばれる樹脂の不充填部が発生して成形不良となる。 前記公開公報に記載されたホットノズルは、射出成形用のノズルであって、樹 脂注入後、樹脂が硬化してから型開きと同時に抜き取るものである。したがって 、RTMの樹脂注入ノズルとはその役割が異なり、ノズルの先端部を型内に深く 突出させることはできない。
【0004】 本考案は、RTM成形において、成形型内にセットしたガラス繊維プリフォー ムマット内を注入した樹脂が均一に流れ、製品に成形不良を発生させないように した樹脂注入ノズルを提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、中心孔を有する樹脂注入ノズルの先端部を斜めに切り欠いて1個又 は複数の横方向の開口を形成し、該樹脂注ノズルを一方の型にセットしたときに 、注入ノズルの先端が成形型内にセットした強化用繊維マットを刺し通して他方 の型の成形面の近傍に位置するようにしたRTM成形型用樹脂注入ノズルである 。
【0006】
樹脂注入ノズルを一方の型に装着して溶融樹脂を注入すると、溶融樹脂はノズ ル先端の中心孔からその軸線方向に噴出するとともに、プリホームマット内に位 置する横方向の開口からも噴出し、ガラス繊維内を均一に流れて成形型のキャビ ティ内の隅々まで充填される。
【0007】
図1は本考案の一実施例を示し、図2及び図3は、それぞれ樹脂注入ノズルの 実施例の正面図と底面図を示すものである。 RTMの成形型の下型1と上型2で形成したキャビティにガラス繊維プリフォ ームマット3をセットし、上型2には、キャビティに連なる樹脂注入ブロック5 が設けられている。 樹脂注入ノズル4は、図2に示すように、円錐形の先端部の両側を中心の孔4 aが露出するように斜めに切り欠いた形状としたもので、その先端4b,4bの 両側に中心孔4aに連なる横方向の開口6,6が形成されている。
【0008】 RTM成形時に、図1に示すように、注入ブロック5に樹脂注入ノズル4をセ ットする。このときに、樹脂注入ノズル4の先端4bは、ガラス繊維マット3を 刺し通して下型1の成形面の近くに位置するように設定されている。 樹脂注入ノズル4から溶融樹脂を型内に注入すると、溶融樹脂は中心孔4aの 先端から製品の表面を成形する下型1の成形面に向かって噴出するとともに、ガ ラス繊維内に位置する横方向開口6,6からも両側に噴き出し、溶融樹脂がガラ ス繊維マット3内を均一に流れる。 したがって、ガラス繊維プリフォームマット3がセットされた型内を溶融樹脂 が流れ易くなり、樹脂の充填不足によるショートの発生が防止される。 樹脂注入ノズル4は、樹脂注入の終了後樹脂が完全に硬化する前に抜き取る。
【0009】 以上の実施例では、樹脂注入ノズル4の先端部に2個の開口6,6を両側に形 成したものを示したが、製品の形状に応じて開口の方向及び数は、適宜設定する ことができる。すなわち、図3に示すように、樹脂注入ノズル4の先端部を1個 所7で斜めに切り欠いた形状とすれば、樹脂注入ノズル4の中心孔4aから噴出 する溶融樹脂の方向を横の1方向(図の右方向)に向けることができ、また、図 2に示すような切り欠きを3個又は4個設ければ、溶融樹脂の噴出を横方向の3 方向又は4方向にも向けることができる。
【0010】
本考案は、成形型内にセットしたガラス繊維プリフォームマット内を注入した 樹脂が均一に流れ、樹脂の充填不足による成形不良を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の樹脂注入ノズルを示す図。
【図3】本考案の他の樹脂注入ノズルを示す図。
【図1】従来の注入ノズルを示す図。
1 下型 2 上型 3 ガラス繊
維プリフォームマット 4 樹脂注入ノズル 5 注入ブロック 6 横方向開
口
維プリフォームマット 4 樹脂注入ノズル 5 注入ブロック 6 横方向開
口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の樹脂注入ノズルを示す図。
【図3】本考案の他の樹脂注入ノズルを示す図。
【図4】従来の注入ノズルを示す図。
【符号の説明】 1 下型 2 上型 3 ガラス繊
維プリフォームマット 4 樹脂注入ノズル 5 注入ブロック 6 横方向開
口
維プリフォームマット 4 樹脂注入ノズル 5 注入ブロック 6 横方向開
口
Claims (1)
- 【請求項1】 中心孔を有する樹脂注入ノズルの先端部
を斜めに切り欠いて1個又は複数の横方向の開口を形成
し、該樹脂注ノズルを一方の型にセットしたときに、注
入ノズルの先端が成形型内にセットした強化用繊維マッ
トを刺し通して他方の型の成形面の近傍に位置するよう
に構成したことを特徴とするRTM成形型用樹脂注入ノ
ズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9411691U JP2560007Y2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | Rtm成形型用樹脂注入ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9411691U JP2560007Y2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | Rtm成形型用樹脂注入ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065926U true JPH065926U (ja) | 1994-01-25 |
JP2560007Y2 JP2560007Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=14101466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9411691U Expired - Lifetime JP2560007Y2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | Rtm成形型用樹脂注入ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560007Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100296969B1 (ko) * | 1999-02-23 | 2001-09-22 | 허남욱 | 카드형 성형물 제조용 합성수지 사출 노즐 |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP9411691U patent/JP2560007Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100296969B1 (ko) * | 1999-02-23 | 2001-09-22 | 허남욱 | 카드형 성형물 제조용 합성수지 사출 노즐 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560007Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0625089B1 (en) | Injection molding of plastic article having hollow rib | |
DE10014591C1 (de) | Verfahren zum steigenden Gießen in Sandformen mit gerichteter Erstarrung von Gußteilen | |
ATE193860T1 (de) | Spritzgiessverfahren mit gegenüberliegenden anschnitten | |
JPH065926U (ja) | Rtm成形型用樹脂注入ノズル | |
CN105711040B (zh) | 一种过滤网注塑模具 | |
JPS614234A (ja) | 半導体素子の樹脂モ−ルド成形方法及び半導体リ−ドフレ−ム | |
JPH03274120A (ja) | プラスチックの中空成形方法 | |
CN205951178U (zh) | 防拉丝浇口套 | |
JPH01168425A (ja) | 中空成形品の製法 | |
CN106113410A (zh) | 注塑模具 | |
CN106239839A (zh) | 一种防拉丝浇口套 | |
DE19735031C2 (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Spritzgießen von Kunststoffgegenständen | |
CN109501157A (zh) | 一种侧键注塑装置及方法 | |
JP2000317603A5 (ja) | ||
JPH04290714A (ja) | 穴を有する成形品の成形法 | |
JPH0354896Y2 (ja) | ||
JPH0514822Y2 (ja) | ||
CN209095908U (zh) | 一种易脱模模具的模芯结构 | |
JP7195811B2 (ja) | 複合材の射出成形方法及び複合材 | |
JP2846187B2 (ja) | 中空成形品の射出成形金型およびその成形方法 | |
JPH0429816A (ja) | 注射筒の製造方法 | |
JPH03288609A (ja) | 射出成形方法 | |
JPH053291Y2 (ja) | ||
CN113787668A (zh) | 注塑工艺、显示器以及成型设备 | |
JPS55159932A (en) | Preparation of wooden top board |