JPH0659221A - 電界吸収型光変調器の実装方法と光変調装置 - Google Patents

電界吸収型光変調器の実装方法と光変調装置

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JPH0659221A
JPH0659221A JP18596992A JP18596992A JPH0659221A JP H0659221 A JPH0659221 A JP H0659221A JP 18596992 A JP18596992 A JP 18596992A JP 18596992 A JP18596992 A JP 18596992A JP H0659221 A JPH0659221 A JP H0659221A
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JP
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optical modulator
electro
hole
metal
absorption
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JP18596992A
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Seishi Yoshida
誠史 吉田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス電圧の印加時に発生する抵抗器の発
熱による抵抗器の特性変化がなく、電界吸収型光変調器
の変調特性に影響を与えず、低域遮断特性を生じること
がなく、電界吸収型光変調器とマイクロストリップライ
ンの心線とをつなぐボンディングワイヤが長くなること
による高周波応答特性の劣化を防止することができる電
界吸収型光変調器の実装方法と光変調装置とを提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 マイクロストリップラインの誘電体基板にス
ルーホールを形成し、そのスルーホールに全部または途
中まで金属を埋め込んでアースとし、スルーホール上に
電界吸収型光変調器を実装した後に、電界吸収型光変調
器の電極とマイクロストリップラインの心線とを接続す
るものである。また、スルーホールに電界吸収型光変調
器そのものを実装するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界吸収型光変調器の
実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電界吸収型光変調器は、近年盛んに研究
が行なわれている光変調器であり、PN接合された半導
体に逆バイアス電圧を印加したときに、その半導体の吸
収端が移動することに伴い吸収係数が変化することを利
用して光信号の変調を行なうものである。電界吸収型光
変調器は、従来用いられているLiNbO3 変調器と比
較して、高速応答、低駆動電圧動作等の特長を有する。
【0003】特に、活性層に多重量子井戸構造を形成し
た場合、励起子吸収に伴う急峻なピークが吸収特性に存
在し、これが高電界下においても存在することから、大
きな吸収変化が得られる。光強度変調器として変調帯域
が40GHzを越えるもの、駆動電圧が1V以下のもの
が既に報告されている。
【0004】この電界吸収型光変調器では、半導体レー
ザを直接変調する場合とは異なり、変調に際しキャリア
の移動を伴わないことから、キャリアの緩和時間による
応答速度の制限を無視できる。応答速度は、ほぼ素子の
RC時定数によって決まるので、電気信号を光変調器に
入力するための実装技術が重要となる。
【0005】電界吸収型光変調器を用いる場合、伝送路
とのインピーダンス整合をとるために、通常、その電界
吸収型光変調器と並列に終端抵抗器を接続する。この終
端抵抗器としては、チップ抵抗器を用いる方法と、外づ
け終端抵抗器を用いる方法とがある。図11(1)に、
チップ抵抗器5を使用して終端する従来例の斜視図を示
してあり、図11(2)に、外づけ終端抵抗器50を使
用して終端する従来例の斜視図を示してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11(1)に示すよ
うにチップ抵抗器5を終端抵抗器として用いると、バイ
アス電圧を印加したときに、抵抗器5が発熱し、その抵
抗器5の特性が変化するばかりでなく、電界吸収型光変
調器3に近接して抵抗器5を設置するので、温度に敏感
な電界吸収型光変調器3の変調特性に影響を与えるとい
う問題が考えられる。また、一般に、チップ抵抗器5は
耐電圧が低いので、バイアス電圧の印加によって電界吸
収型光変調器3が破損するという問題が考えられる。こ
の問題を解決するには、チップ抵抗器5とアースとの間
にチップコンデンサを挿入することによって、チップ抵
抗器5に直流電流を流さないようにすればよいが、この
ようにすると、チップ抵抗器5の抵抗値とチップコンデ
ンサの容量値とで決まる低域遮断特性により、信号の低
周波成分が電界吸収型光変調器3に作用しないという別
の問題が生じる。
【0007】これらの問題を解決するには、図11
(2)に示すように外づけ終端抵抗器50を使用して終
端すればよい。しかし、このように外づけ終端抵抗器5
0を使用して終端すると、電界吸収型光変調器3の電極
とストリップライン1の心線とを結ぶワイヤが長くな
り、これによって高周波応答特性が劣化し、変調速度が
制限されるという問題が発生する。
【0008】本発明は、バイアス電圧の印加時に発生す
る抵抗器の発熱による抵抗器の特性変化がなく、電界吸
収型光変調器の変調特性に影響を与えず、低域遮断特性
を生じることがなく、電界吸収型光変調器とマイクロス
トリップラインの心線とをつなぐボンディングワイヤが
長くなることによる高周波応答特性の劣化を防止するこ
とができる電界吸収型光変調器の実装方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マイクロストリップラインの誘電体基板にスルーホ
ールを形成し、アースと接続すべき金属をスルーホール
に埋め込み、上記金属に電界吸収型光変調器を実装し、
マイクロストリップラインの心線と電界吸収型光変調器
の電極とを接続するものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、基本的には請求
項1に記載の発明と同じであるが、マイクロストリップ
ラインの誘電体基板に形成されたスルーホールに金属を
埋め込む場合、そのスルーホールの途中までのみ埋め込
むようにしたものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、基本的には請求
項1に記載の発明と同じであるが、金属をスルーホール
に埋め込まずに、電界吸収型光変調器をスルーホールに
埋め込み、アースに電界吸収型光変調器を直接、アース
に接続するものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明は、外づけの終端抵抗器
を用いることによって、チップ抵抗器で終端するときに
発生する抵抗器の発熱による特性変化、破損、電界吸収
型光変調器の特性変化、信号の低周波成分の遮断等の問
題を克服することができ、しかも、高周波応答特性の劣
化を防止することができる。また、請求項2に記載の発
明は、マイクロストリップラインの誘電体基板に形成さ
れたスルーホールに金属を埋め込む場合、そのスルーホ
ールの途中までのみ埋め込むようにしたので、電界吸収
型光変調器の電極とストリップラインの心線とを結ぶワ
イヤが短くなり、これによって高周波応答特性の劣化を
より一層防止できる。さらに、請求項3に記載の発明
は、電界吸収型光変調器をスルーホールに埋め込み、ア
ースに電界吸収型光変調器を直接、アースに接続するの
で、電界吸収型光変調器の下面の電極とアースとの間に
金属を設ける工程を必要としないので、光変調装置の製
造が容易である。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例で使用するマイク
ロストリップライン10を示す斜視図である。
【0014】この実施例である光変調装置は、マイクロ
ストリップライン10の誘電体基板11にスルーホール
20を形成し、このスルーホール20に金属21を挿入
し、この金属21の上に電界吸収型光変調器30を実装
するものである。
【0015】すなわち、マイクロストリップライン10
は、誘電体基板11と心線12とで構成され、誘電体基
板11を貫通するスルーホール20が形成され、このス
ルーホール20とほぼ同じ高さに金属21を埋め込む。
この場合、スルーホール20に金属21を流し込み、そ
の金属21の上部を徐々に研削することによって、誘電
体基板11の上面の高さと金属21の上面の高さとをほ
ぼ同じにする。図1中、マイクロストリップライン10
の下面にアースEが設けられている。つまり、スルーホ
ール20の最下部とその最上部との間に金属21が充填
され、導電性接着剤によって金属21の底面がアースE
に接続され、金属21の上面が誘電体基板11の上面と
ほぼ同一面を形成している。
【0016】図2は、上記実施例である光変調装置の完
成された状態を示す斜視図であり、図3は、図2におけ
る3Aー3B線で切断した場合の縦断面図である。
【0017】図1の状態から、電界吸収型光変調器3と
同様の電界吸収型光変調器30が金属21に実装され、
マイクロストリップライン10の心線12と電界吸収型
光変調器30の電極31とを、ボンディングワイヤ40
で接続する。なお、スルーホール20の大きさ(横断面
の大きさ)は、電界吸収型光変調器30の大きさ(横断
面の大きさ)と同程度である。終端抵抗器50はコネク
タで結合される。
【0018】上記実施例においては、外づけ終端抵抗器
50を使用することができ、これによって、外づけ終端
抵抗器50の発熱が少なく、この発熱による終端抵抗器
50の特性変化は無視できる程に少なく、電界吸収型光
変調器30の破損が生じず、電界吸収型光変調器30の
特性変化が非常に少なく、低周波成分における信号の遮
断が生じない。また、上記実施例においては、従来の方
法と比較すると、ボンディングワイヤ40を大幅に短く
することが可能となり、したがって高周波特性が改善さ
れる。なお、図2において、電界吸収型光変調器30の
上面に描かれた直線であって、心線12と直交する直線
で示された部分の一端に、被変調光が導かれ、その他端
から変調光が放出される。上記被変調光、変調光は、図
示しない光ファイバで伝送される。
【0019】図4は、上記実施例において、電界吸収型
光変調器30としてInGaAlAs/InAlAsM
QWの電界吸収型光変調器を使用し、これを実装した場
合における周波数特性の測定結果を示す図である。
【0020】なお、マイクロストリップライン10にお
いて、その誘電体基板11は、誘電率が9.8、厚さが
300μm、長さが8mmのアルミナで構成され、イン
ピーダンスを50Ωに設定するために、心線12の幅が
300μmであり、スルーホール20の横断面は300
μm×300μmである。電界吸収型光変調器30のサ
イズは、300μm×300μm×100μmであり、
そのアース側の電極面積はスルーホール20の面積にほ
ぼ等しい。図1中、スルーホール20の左端と心線12
の右端との間隔は5μmである。上記実施例は、図4に
示すように、3dB帯域13GHzの良好な特性が得ら
れた。これは、電界吸収型光変調器30の寄生容量を
0.14pF、ボンディングワイヤ40のインダクタン
スを0.3nHとした場合の計算とほぼ一致し、誘電体
基板11にスルーホール20を形成したことによる周波
数特性の劣化は生じていないと考えられる。
【0021】なお、ボンディングワイヤ40のインダク
タンスをL、電界吸収型光変調器30の寄生容量をCと
した場合の周波数伝達関数は次式で表される。 H(ω)=[{1−(ω/ω022 +{ω/(ω0
・Q)}2-1/2 ここで、ω0 はカットオフ周波数であり、ω0 およびQ
は次式で表される。 ω0 ={(Rg +R)/(R・C・L)}1/2 Q={R・C・L(Rg +R)}1/2 /{L+(Rg
C・R)} ここでRg は伝送路のインピーダンスであり、通常は5
0Ωである。たとえば電界吸収型光変調器30の寄生容
量を0.15pF、ボンディングワイヤ40のインダク
タンスを0.3nH(ワイヤ長約0.5mmに相当)、
Rを50Ωとした場合のカットオフ周波数は約13GH
zとなる。
【0022】図5は、本発明の他の実施例で使用するマ
イクロストリップライン10aを示す斜視図である。
【0023】図5に示す実施例である光変調装置は、マ
イクロストリップラインの誘電体基板にスルーホールを
形成し、このスルーホールに金属を挿入し、この金属の
上に電界吸収型光変調器を実装する点では、図1に示す
実施例と同じであるが、上記金属をスルーホールの途中
まで埋め込むようにしている点が図1に示す実施例とは
異なる。
【0024】マイクロストリップライン10aは、誘電
体基板11と心線12とで構成され、誘電体基板11を
貫通するスルーホール20が形成され、このスルーホー
ル20と同じ高さよりもやや低く金属21aを埋め込
む。つまり、スルーホール20の最下部とその最上部よ
りもやや低い位置との間にのみ金属21aが充填され、
金属21aの底面がアースEに接続されている。金属2
1aの高さを所定の高さに設定する場合、スルーホール
20に金属21aを埋め込む代わりに、アースE上でス
ルーホール20に対応する位置に、金属突起を設け、こ
の金属突起を研削することによって、その形状、高さを
調整するようにしてもよい。このようにすれば、スルー
ホール20に金属21aを埋め込んだ後に金属21aの
上面を研削するよりも研削作業が容易である。
【0025】図6は、図5に示す実施例である光変調装
置の完成された状態を示す斜視図であり、図7は、図6
における7Aー7B線で切断した場合の縦断面図であ
る。
【0026】図5の状態から、電界吸収型光変調器30
と同様の電界吸収型光変調器30aが金属21aに実装
され、マイクロストリップライン10aの心線12と電
界吸収型光変調器30aの電極31aとをボンディング
ワイヤ40aで接続する。
【0027】図5〜図7の実施例においては、図1〜図
3の実施例と同様に、外づけ終端抵抗器50の発熱によ
る終端抵抗器50の特性変化は無視できる程に少なく、
電界吸収型光変調器30aの破損が生じず、電界吸収型
光変調器30aの特性変化が非常に少なく、低周波成分
における信号の遮断が生じない。また、図5〜図7の実
施例においては、図1〜図3の実施例の場合よりも、ボ
ンディングワイヤ40をさらに短くすることができ、し
たがって高周波特性がさらに改善される。
【0028】なお、図6、7において、電界吸収型光変
調器30aの上面に、光ファイバとの光結合部分が設け
られており、電界吸収型光変調器30aの上面と誘電体
基板11の表面とがほぼ同じ高さであってもよいが、上
記光結合をより確実に行うためには、電界吸収型光変調
器30aの上面が誘電体基板11よりも70μm程度突
出していることが好ましい。したがって、金属21aの
高さは、スルーホール20の高さから、電界吸収型光変
調器30aの高さを引き、この値に、上記光結合に必要
な高さを加えた値にほぼ等しい。
【0029】図8は、本発明のさらに他の実施例で使用
するマイクロストリップライン10bを示す斜視図であ
り、図9は、図8に示す実施例の完成された状態を示す
斜視図であり、図10は図9における10Aー10B線
で切断した場合の縦断面図である。
【0030】この実施例は、図1〜図3に示す実施例に
おいて、金属21を使用しない場合の例であり、スルー
ホール20の深さと電界吸収型光変調器30bの高さと
がほぼ同じであってもよいが、光ファイバとの光結合を
より確実に行うためには、電界吸収型光変調器30bの
上面が誘電体基板11よりも70μm程度突出している
ことが好ましい。なお、電界吸収型光変調器30bは、
電界吸収型光変調器30と同様のものである。
【0031】図8〜図10に示す実施例において、マイ
クロストリップライン10bの誘電体基板11にスルー
ホール20を形成し、電界吸収型光変調器30bをスル
ーホール20に埋め込むことによってアースEに電界吸
収型光変調器30bを実装し、マイクロストリップライ
ン10bの心線12と電界吸収型光変調器30bの電極
31bとをボンディングワイヤ40bによって接続す
る。スルーホール20の深さと電界吸収型光変調器30
bの高さとがほぼ同じ長さであれば、金属を使用して嵩
上げする必要がないので、電界吸収型光変調器30bの
下面に設けられた電極をアースEに直接、接続する。図
8〜図10に示す実施例においては、電界吸収型光変調
器30bの下面に設けられた電極とアースEとの間に金
属を設ける必要がないので、電界吸収型光変調器を実装
する場合に、その加工が非常に容易である。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、チップ
抵抗器で終端するときに発生する抵抗器の発熱による特
性変化、破損、電界吸収型光変調器の特性変化、信号の
低周波成分の遮断を防止することができ、しかも、高周
波応答特性の劣化を防止することができるという効果を
奏する。また、請求項2に記載の発明によれば、上記効
果の他に、電界吸収型光変調器の電極とストリップライ
ンの心線とを結ぶワイヤが短くなり、これによって高周
波応答特性の劣化をより一層防止できるという効果を奏
する。請求項3に記載の発明によれば、電界吸収型光変
調器の下面の電極とアースとの間に金属を設ける工程を
必要としないので、光変調装置の製造が容易であるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例で使用するマイクロストリッ
プライン10を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の完成された状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図2における3Aー3B線で切断した場合の縦
断面図である。
【図4】上記実施例において、電界吸収型光変調器30
としてInGaAlAs/InAlAsMQWの電界吸
収型光変調器を使用し、これを実装した場合における周
波数特性の測定結果を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例で使用するマイクロストリ
ップライン10aを示す斜視図である。
【図6】図5に示す実施例の完成された状態を示す斜視
図である。
【図7】図6における7Aー7B線で切断した場合の縦
断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例で使用するマイクロ
ストリップライン10bを示す斜視図である。
【図9】図8に示す実施例の完成された状態を示す斜視
図である。
【図10】図9における10Aー10B線で切断した場
合の縦断面図である。
【図11】従来例の斜視図であり、チップ抵抗器5、外
づけ終端抵抗器50を使用して電界吸収型光変調器を終
端する例の斜視図である。
【符号の説明】
10、10a、10b…ストリップライン、 11…誘電体基板、 12…心線、 20…スルーホール、 21、21a…金属、 30、30a、30b…電界吸収型光変調器、 31、31a、31b…電極、 40、40a、40b…ボンディングワイヤ、 50…外づけ終端抵抗器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 電界吸収型光変調器の実装方法と光変
調装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、電界吸収型光変調器
の実装方法と光変調装置とに関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 本発明は、バイアス電圧の印加時に発生
する抵抗器の発熱による抵抗器の特性変化がなく、電界
吸収型光変調器の変調特性に影響を与えず、低域遮断特
性を生じることがなく、電界吸収型光変調器とマイクロ
ストリップラインの心線とをつなぐボンディングワイヤ
が長くなることによる講習は応答特性の劣化を防止する
ことができる電界吸収型光変調器の実装方法と光変調装
置とを提供することを目的とするものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 請求項2に記載の発明は、基本的には請
求項1に記載の発明と同じであるが、金属をスルーホー
ルに埋め込まずに、電界吸収型光変調器をスルーホール
に埋め込み、アースに電界吸収型光変調器を直接、アー
スに接続するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 請求項3および請求項4に記載の発明
は、それぞれ請求項1および請求項2に記載の発明に対
応する光変調装置である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【作用】請求項1および請求項3に記載の発明は、外づ
けの終端抵抗器を用いることによって、チップ抵抗器で
終端するときに発生する抵抗器の発熱による特性変化、
破損、電界吸収型光変調器の特性変化、信号の低周波成
分の遮断等の問題を克服することができ、しかも、高周
波応答特性の劣化を防止することができる。また、請求
に記載の発明は、マイクロストリップラインの誘電
体基板に形成されたスルーホールに金属を埋め込む場
合、そのスルーホールの全部または途中までのみ埋め込
むようにすればよく、途中までのみ埋め込むようにした
ときには、電界吸収型光変調器の電極とストリップライ
ンの心線とを結ぶワイヤが短くなり、これによって高周
波応答特性の劣化をより一層防止できる。さらに、請求
2および請求項4に記載の発明は、電界吸収型光変調
器をスルーホールに埋め込み、アースに電界吸収型光変
調器を直接、アースに接続するので、電界吸収型光変調
器の下面の電極とアースとの間に金属を設ける工程を必
要としないので、光変調装置の製造が容易である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【発明の効果】請求項1および請求項3に記載の発明に
よれば、チップ抵抗器で終端するときに発生する抵抗器
の発熱による特性変化、破損、電界吸収型光変調器の特
性変化、信号の低周波成分の遮断を防止することがで
き、しかも、高周波応答特性の劣化を防止することがで
きるという効果を奏する。また、スルーホールへの金属
の埋め込みを途中までにすることにより、上記効果の他
に、電界吸収型光変調器の電極とストリップラインの心
線とを結ぶワイヤが短くなり、これによって高周波応答
特性の劣化をより一層防止できるという効果を奏する。
請求項2および請求項4に記載の発明によれば、電界吸
収型光変調器の下面の電極とアースとの間に金属を設け
る工程を必要としないので、光変調装置の製造が容易で
あるという効果を奏する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界吸収型光変調器の実装方法におい
    て、 マイクロストリップラインの誘電体基板にスルーホール
    を形成する段階と;アースと接続すべき金属を、上記ス
    ルーホールに埋め込む段階と;上記金属に上記電界吸収
    型光変調器を実装する段階と;上記マイクロストリップ
    ラインの心線と上記電界吸収型光変調器の電極とを接続
    する段階と;を有することを特徴とする電界吸収型光変
    調器の実装方法。
  2. 【請求項2】 電界吸収型光変調器の実装方法におい
    て、 マイクロストリップラインの誘電体基板にスルーホール
    を形成する段階と;アースと接続すべき金属を、上記ス
    ルーホールの途中まで埋め込む段階と;上記金属に上記
    電界吸収型光変調器を実装する段階と;上記マイクロス
    トリップラインの心線と上記電界吸収型光変調器の電極
    とを接続する段階と;を有することを特徴とする電界吸
    収型光変調器の実装方法。
  3. 【請求項3】 電界吸収型光変調器の実装方法におい
    て、 マイクロストリップラインの誘電体基板にスルーホール
    を形成する段階と;上記電界吸収型光変調器を上記スル
    ーホールに埋め込むことによってアースに上記電界吸収
    型光変調器を実装する段階と;上記マイクロストリップ
    ラインの心線と上記電界吸収型光変調器の電極とを接続
    する段階と;を有することを特徴とする電界吸収型光変
    調器の実装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3728255A1 (de) * 1987-08-25 1989-03-09 Huesker Synthetic Gmbh & Co Erdankerband
JPH09304746A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Nec Corp 導波路型光デバイス

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DE3728255A1 (de) * 1987-08-25 1989-03-09 Huesker Synthetic Gmbh & Co Erdankerband
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