JPH0659181A - レーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置 - Google Patents

レーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置

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JPH0659181A
JPH0659181A JP4205910A JP20591092A JPH0659181A JP H0659181 A JPH0659181 A JP H0659181A JP 4205910 A JP4205910 A JP 4205910A JP 20591092 A JP20591092 A JP 20591092A JP H0659181 A JPH0659181 A JP H0659181A
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axis
laser light
mirror
movable member
angle
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JP4205910A
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English (en)
Inventor
Toshifumi Matsumoto
敏史 松本
Yasuhiko Shimazu
靖彦 島津
Yoshiaki Aoki
よし明 青木
Shigeji Tanaka
繁次 田中
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ光反射ミラーを保持するミラーホルダ
の軸方向位置と、それに直交する2つの軸回りの角度と
を夫々独立に調節可能にすること。 【構成】 ミラーユニット20を全方向に揺動自在の揺
動支持機構50を介して可動部材10に支持し、可動部
材10をZ軸ガイド機構40を介してZ軸14の方向へ
のみ移動自在に支持し、Z軸位置微調節機構60により
可動部材10のZ軸方向位置を微調節し、また、θ軸角
度微調節機構70によりθ軸回りの角度を微調節し、ま
た、θ軸と直交するφ軸については、図外のφ軸角度微
調節機構によりφ軸回りの角度を微調節可能に構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザロボット等のレ
ーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置に関し、特にレ
ーザ反射ミラーの位置角度調節機構を改善したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、直交座標型ロボットにレーザ
導光系を組み込んだレーザ加工装置が実用化され、最近
では、多関節型ロボットの内部にレーザ導光系を組み込
んだレーザ加工装置が実用化されつつある。前記レーザ
加工装置においては、レーザー導光系の途中部にレーザ
光の方向を変換する複数のレーザ光反射ミラー装置を設
けてレーザ光の方向を変換するように構成してある。前
記レーザ光反射ミラーの位置自由度として、通常の場
合、レーザ光反射ミラーの軸心であるZ軸(ミラーの反
射面の中央を通り、ミラー反射面と直交する方向)、こ
のZ軸に直交する1つの軸(これをθ軸とする)、Z軸
とθ軸とに直交する1つの軸(これをφ軸とする)の3
軸があり、レーザ光反射ミラーのこれら3軸(Z軸、θ
軸、φ軸)方向の位置を適切に設定することで、レーザ
導光系を精密に設定することが出来る。
【0003】ここで、従来のレーザ光反射ミラー装置に
おいては、特開平3−210988号公報、特開平3−
216289号公報に記載されているように、レーザ光
反射ミラーを保持するミラーホルダを3本のボルトによ
りバネを介して固定側のフレームに固定し、ミラーホル
ダを1本の支点ボルトによりフレームに当接状に支持
し、この支点ボルトの円周方向両側に位置する2本の調
整ネジによりミラーの角度を調整するように構成してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ光反射ミ
ラー装置では、ミラーのθ軸回りの揺動角及びφ軸回り
の揺動角を2本の調整ネジにより各軸独立的にではなし
に両軸複合的に調節する構成であるため、θ軸、φ軸に
ついて独立に角度調節できず、更に、Z軸方向位置も調
節できないという問題がある。θ軸回りの角度を調節す
るとφ軸回りの角度が変化し、また、φ軸回りの角度を
調節するとθ軸回りの角度が変化することから、試行錯
誤的に2本の調整ネジを調節する必要がある。しかも、
レーザロボット等では、数個のレーザ光反射ミラーが設
けられているため、ミラーの角度調節に多大の労力と時
間がかかることになる。
【0005】しかも、レーザ光反射ミラーとして比較的
大型のミラーを適用する場合には、通常、ミラーを角度
を調節するだけでよいが、多関節型レーザロボットのレ
ーザ導光系では、ミラーも比較的小型で、レーザ光の光
軸の変動許容幅も小さいため、ミラーのZ軸方向位置を
も精密に設定する必要があるが、前記従来のレーザ光反
射ミラー装置では、Z軸方向位置調節機能がなく、θ軸
とφ軸の両軸回りの角度を調節すると、ミラーのZ軸方
向位置が変動し、レーザ光の光軸の位置が変動し、ミラ
ーの角度・位置調節が一層困難になるという問題があ
る。本発明の目的は、前記3軸の各々の軸に関して独立
にミラーの位置や角度を調節可能なレーザ光反射ミラー
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のレーザ加工装
置用レーザ光反射ミラー装置は、レーザロボット等のレ
ーザ加工装置のレーザー導光系の途中でレーザ光を方向
変換するレーザ光反射ミラーを位置調節可能に保持する
レーザ光反射ミラー装置において、前記レーザ光反射ミ
ラーを保持するミラーホルダと、前記ミラーホルダの外
周の外側に位置し、レーザ光反射ミラーの軸心であるZ
軸の方向にのみ移動可能に支持された環状の可動部材
と、前記可動部材に対してミラーホルダを、前記Z軸に
直交する全ての方向の軸心回りに揺動自在に支持する揺
動支持機構と、前記可動部材をZ軸方向に位置調節する
為のZ軸調節手段と、前記可動部材に対するミラーホル
ダの、Z軸に直交する任意の第1軸心回りの角度を調節
する為の第1角度調節手段と、前記可動部材に対するミ
ラーホルダの、Z軸に直交し且つ第1軸心に直交する第
2軸心回りの角度を調節する為の第2角度調節手段とを
備えたものである。
【0007】請求項2のレーザ加工装置用レーザ光反射
ミラー装置は、請求項1の装置において、前記揺動支持
機構が、ミラーホルダと可動部材間に遊嵌状に配設され
たリング部材と、このリング部材を可動部材に対してZ
軸に直交する第1方向軸心回りに揺動自在に支持する1
対の第1軸部材と、ミラーホルダをリング部材に対して
Z軸に直交し且つ第1方向軸心に直交する第2方向軸心
回りに揺動自在に支持する1対の第2軸部材とを備えた
ものである。
【0008】
【作用】請求項1のレーザ加工装置用レーザ光反射ミラ
ー装置においては、Z軸軸調節手段により可動部材のZ
軸方向位置を調節することにより、ミラーホルダのZ軸
方向位置を独立に調節できる。また、可動部材は、Z軸
方向にのみ移動自在であり、この可動部材にミラーホル
ダが揺動支持機構を介して、Z軸に直交する全ての方向
の軸心回りに揺動自在に支持されているため、第1角度
調節手段及び第2角度調節手段により、夫々独立にミラ
ーホルダの角度を調節可能である。このように、ミラー
ホルダのZ軸方向位置、Z軸に直交する任意の第1軸心
回りの角度、Z軸に直交し且つ第1軸心に直交する第2
軸心回りの角度を、夫々独立に調節することが出来る。
請求項2のレーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置に
おいては、Z軸揺動支持機構が、リング部材と、1対の
第1軸部材と、1対の第2軸部材とからなる簡単な構成
で実現できる。
【0009】
【発明の効果】請求項1のレーザ加工装置用レーザ光反
射ミラー装置によれば、可動部材、揺動支持機構、Z軸
調節手段、第1角度調節手段、第2角度調節手段を設け
たことにより、レーザ光反射ミラーを保持するミラーホ
ルダのZ軸方向位置、Z軸に直交する任意の第1軸心回
りの角度、Z軸に直交し且つ第1軸心に直交する第2軸
心回りの角度を、夫々独立に調節することが出来る。請
求項2のレーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置にお
いては、Z軸揺動支持機構が、リング部材と、1対の第
1軸部材と、1対の第2軸部材とからなる簡単な構成で
実現できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1、図2に示すように、レーザ加工
装置としての多関節レーザロボット1には、外部のレー
ザ光発生装置から受けるレーザ光をロボットハンド2ま
で導光するレーザ導光系が設けられるが、このレーザ導
光系には、レーザ光発生装置からのレーザ光を入力する
レーザ光入力部3と、レーザ光入力部3の内方に設けら
れた第1レーザ光反射ミラー装置4と、第2レーザ光反
射ミラー装置5と、第3レーザ光反射ミラー装置6と、
第4レーザ光反射ミラー装置7と、第5レーザ光反射ミ
ラー装置(図示略)と、第6レーザ光反射ミラー装置8
と、第6レーザ光反射ミラー装置8からのレーザ光を受
けて方向変換し且つ集束させてロボットハンド2の先端
方向へ出力するレーザ光出力部9等が設けられている。
前記第1〜第6レーザ光反射ミラー装置4〜8の構成は
略同様であるので、以下、レーザ光反射ミラー装置Mと
して説明する。
【0011】図3、図4に示すように、レーザ光反射ミ
ラー装置Mには、それをロボットの取付け部位に固定す
る為の固定フランジ11が設けられ、この固定フランジ
11にはミラーユニット20が環状のシリコンチューブ
12を介して揺動自在に装着されている。前記ミラーユ
ニット20は、レーザ光反射ミラー21と、その背面に
当接状に配置された冷却板22と、これらレーザ光反射
ミラー21及び冷却板22を保持するミラーホルダ24
と、ミラーホルダ24の後端部に内嵌螺合されて冷却板
22を取付け位置に保持する押え筒部材27と、冷却板
22の背面の中央部に固定された把持部材28等で構成
されている。尚、冷却板22はアルミ製で、ミラーホル
ダ24に螺合内嵌されている。前記ミラーホルダ24
は、鍔付き筒状のホルダ本体25と、このホルダ本体2
5の外周側に外嵌されてホルダ本体25の鍔部25aに
3本のボルト29を介して着脱自在に固定された補助ホ
ルダ26とからなる。
【0012】前記ミラーホルダ24の外周の外側には、
環状の可動部材10が遊嵌状に配設され、この可動部材
10をZ軸14(レーザ光反射ミラー21の中心を通
り、反射面21aに対して垂直な軸である)方向にのみ
移動自在に案内するZ軸ガイド機構40が設けられてい
る。前記Z軸ガイド機構40は、円周3等分位置で可動
部材10に夫々摺動自在に内嵌されたZ軸方向向きの3
つのスリーブ41と、これらスリーブ41に摺動自在に
夫々挿通され前端部において固定フランジ11に固定さ
れ且つZ軸方向に延びる3つのガイドロッド42と、各
組のスリーブ41とガイドロッド42の後端側部分に外
嵌され可動部材10の背面に当接するロック用部材43
とで構成され、ロック用部材43はビス44によりスリ
ーブ41に固定され、またロック用部材43にはそれ自
身をガイドロッド42に固定解除可能に固定する為のロ
ック用ビス45が設けられている。
【0013】前記可動部材10に対してミラーユニット
20をZ軸14を通りZ軸14に直交する全ての方向の
軸心回りに揺動自在に支持する揺動支持機構50が設け
られている。この揺動支持機構50は、ミラーホルダ2
4と可動部材10間に遊嵌状に配設されたリング部材5
1と、可動部材10に対してリング部材51をZ軸14
を通りZ軸14に直交する第1方向軸心15の回りに揺
動自在に支持する1対の第1枢支ビス52と、リング部
材51に対してミラーユニット20をZ軸14を通りZ
軸14に直交し且つ第1方向軸心15と直交する第2方
向軸心16回りに揺動自在に支持する1対の第2枢支ビ
ス53等で構成されている。
【0014】前記第1枢支ビス52は、可動部材10に
螺着されていて、そのコーン状先端部がリング部材51
のコーン状凹部に係合され、これら1対の第1枢支ビス
52によりリング部材51が第1方向軸心15の回りに
揺動自在である。前記第2枢支ビス53は、リング部材
51に螺着されていて、そのコーン状先端部が補助ホル
ダ26のコーン状凹部に係合され、これら1対の第2枢
支ビス53によりミラーユニット20がリング部材51
に対して第2方向軸心16の回りに揺動自在である。そ
して、第1方向軸心15と第2方向軸心16とは、Z軸
14に直交する同一平面内に位置している。従って、こ
の揺動支持機構50を介して、ミラーユニット20は、
可動部材10に、Z軸14を通りZ軸14に直交する全
ての方向の軸心回りに揺動自在に支持されていることに
なる。しかも、その揺動によってレーザ光反射ミラー2
1の反射面21aの中心のZ軸方向位置は不変である。
【0015】次に、固定フランジ11に対する、可動部
材10のZ軸方向位置を微調節するためのZ軸位置微調
節機構60について説明する。マイクロメータ式手動ア
クチュエータ61が、円周方向の1個所において、可動
部材10にZ軸方向向きに固着され、その出力部62が
固定フランジ11の背面に当接され、可動部材10を固
定フランジ11に対して前方へ弾性付勢する5つのZ軸
用バネ63が設けられている。前記可動部材10及びミ
ラーユニット20のZ軸方向位置を微調節するときに
は、先ずロック用ビス45のロックを解除してから、手
動アクチュエータ61を操作して出力部62を進退させ
ることにより、可動部材10及びミラーユニット20の
固定フランジ11に対するZ軸方向位置を微調節し、そ
の後可動部材10とロック用部材43を当接させた状態
においてロック用ビス45を締結してロック用部材43
をガイドロッド42に固定すればよい。
【0016】次に、可動部材10に対する、ミラーユニ
ット20の、Z軸14を通りZ軸14に直交する任意の
第1軸心であるθ軸17回りの揺動角を微調節するθ軸
角度微調節機構70について説明する。前記手動アクチ
ュエータ61に対して180度位相の異なる円周方向の
1個所において、可動部材10には、マイクロメータ式
手動アクチュエータ71が、可動部材10にZ軸方向向
きに固着され、その出力部72が補助ホルダ26に固着
されたピン部材73に当接され、また、固定フランジ1
1と補助ホルダ26間には、複数の揺動用バネ74が装
着され、これらの揺動用バネ74により、補助ホルダ2
6つまりミラーユニット20は、固定フランジ11に対
して可動部材10の方ヘ弾性付勢されている。従って、
可動部材10に対するミラーユニット20の、θ軸17
回りの揺動角を微調節するときには、後述するロックネ
ジ90を緩めてから、手動アクチュエータ71の操作部
71aを操作して出力部72を進退調節すると、可動部
材10に対するミラーユニット20のθ軸17回りの揺
動角が微調節される。しかも、この揺動角調節によっ
て、レーザ光反射ミラー21の反射面21aの中心のZ
軸方向位置は全く変化しない。
【0017】次に、可動部材10に対する、ミラーユニ
ット20の、Z軸14を通りZ軸14に直交し且つ第1
軸心17に直交する第2軸心であるφ軸18回りの揺動
角を微調節するφ軸角度微調節機構80について説明す
る。前記手動アクチュエータ71に対して90度位相の
異なる円周方向の1個所において、可動部材10には、
マイクロメータ式手動アクチュエータ81が、可動部材
10にZ軸方向向きに固着され、その出力部(図示略)
が補助ホルダ26に固着されたピン部材(図示略)に当
接されている。
【0018】このφ軸角度微調節機構80は、前記θ軸
角度微調節機構70と同様の構成であり、装着位置だけ
異ならせた構成であるためこれ以上の説明を省略する
が、複数の揺動用バネ74は、φ軸角度微調節機構80
にも兼用されるものである。前記可動部材10に対する
ミラーユニット20の、φ軸18回りの揺動角を微調節
するときには、後述するロックネジ90を緩めてから、
手動アクチュエータ81の操作部81aを操作して出力
部を進退調節すると、可動部材10に対するミラーユニ
ット20のφ軸18回りの揺動角が微調節される。しか
も、この揺動角調節によって、レーザ光反射ミラー21
の反射面21aの中心のZ軸方向位置は全く変化しな
い。
【0019】更に、手動アクチュエータ71,81で揺
動角調節後に可動部材10に対してミラーユニット20
をロックする為、ホルダ本体25に固着されたブラケッ
ト91には、θ軸角度微調節機構70とφ軸角度微調節
機構80との間の周方向の中間位置において、Z軸方向
向きのロックネジ90が螺着され、その出力部が、可動
部材10に固着された受け部材92に後方より接近状に
配設されている。従って、θ軸角度微調節機構70によ
りθ軸17回りの揺動角を調節し、且つφ軸角度微調節
機構80によりφ軸18回りの揺動角を調節してから、
ロックネジ90を操作してその出力部を受け部材92に
当接させると、ミラーユニット20がθ軸17及びφ軸
18回りに揺動不能にロックされることになる。
【0020】次に、その他の種々の細部の構成について
説明する。前記冷却板22内には、冷却水通路29が形
成され、この冷却水通路29には冷却水供給ホース30
から冷却水が供給され、冷却に供された水は冷却水戻り
ホース31から戻されるように構成してある。前記レー
ザ光反射ミラー21は、銅製のミラー本体に金メッキを
施した構成であり、レーザ光導光管34から導入される
レーザ光は、反射面21aで反射して90度方向変換し
てレーザ光導光管35の方へ放出されるが、反射面21
a側は、レーザ光導光管34,35で覆われてダストの
付着の心配がないが、レーザ光反射ミラー21の背部か
ら空気と共に進入するダストが反射面21aに付着する
のを防止する為、固定フランジ11とミラーホルダ24
間はシリコンチューブ12で封止され、また、冷却板2
2の外周部はOリング32で封止されている。
【0021】更に、レーザ光反射ミラー21の温度を検
知する為、サーミスタからなる温度センサ37が設けら
れ、また、レーザ光反射ミラー21と冷却板22との密
着度合いを検知する為、レーザ光反射ミラー21と冷却
板22間の微小隙間を加圧エアのエア圧で検知するエア
インタロック38が設けられている。
【0022】更に、ミラーユニット20の保守作業を簡
単化するため、ミラーユニット20のうちの補助ホルダ
26以外の部分は、補助ホルダ26から分離可能に構成
してある。即ち、ホルダ本体25と補助ホルダ26とを
固定する3本のボルト29に関して、ホルダ本体25に
形成されたボルト挿通穴の付近にボルト挿通穴に連なる
ボルト頭部挿通穴39が形成してあり、前記把持部28
を掴んでホルダ本体25を、図4の矢印A方向へ僅かに
回動させると、3本のボルト29の各頭部がボルト頭部
挿通穴39の位置に合致するため、その状態で後方へ引
き出すことにより、ミラーユニット20のうちの補助ホ
ルダ26以外の部分を、そっくり取り出すことが出来
る。但し、レーザ光反射ミラー21の保守作業のとき
は、抑え筒部材27、冷却板22を取り外すことによ
り、レーザ光反射ミラー21を取り外して保守点検する
ことができる。この場合、ホルダ本体25を取り外す必
要はない。尚、キャプ状のケース13は、ミラー装置M
の外周部と背部とを覆うもので、着脱自在に固定フラン
ジ11に固定されるものである。また、符号19aは、
固定フランジ11をロボットの取付け部位に固定する為
のボルトのボルト穴、19bは可動部材10に開けたボ
ルト頭部挿通穴であって前記ボルトの頭部を挿通させる
ボルト頭部挿通穴である。
【0023】以上説明したレーザ光反射ミラー装置Mの
作用について説明する。前記Z軸ガイド機構40により
固定フランジ11に対してZ軸方向にのみ移動自在に支
持した可動部材10に、揺動支持機構50を介してミラ
ーユニット20を支持したので、ミラーユニット20を
Z軸方向に位置調節しても、ミラーユニット20の揺動
角が変化しない、つまりZ軸方向位置を揺動角とは独立
に調節できる。更に、ミラーユニット20を可動部材1
0に対して、揺動支持機構50を介して、Z軸14を通
りZ軸14に直交する全ての方向の軸心回りに揺動自在
に支持したので、ミラーユニット20をθ軸17回り
に、Z軸14及びφ軸18とは独立に角度調節でき、同
様に、ミラーユニット20をφ軸18回りに、Z軸14
及びθ軸17とは独立に角度調節できる。
【0024】しかも、巧妙な揺動支持機構50を介して
ミラーユニット20を支持したため、θ軸角度微調節機
構70とφ軸角度微調節機構80の構成を著しく簡単化
できた。このように、Z軸位置微調節機構40、θ軸角
度微調節機構70、φ軸角度微調節機構80を介して、
Z軸方向位置、θ軸回りの揺動角度、φ軸回りの揺動角
度、を夫々独立に、簡単に、能率的に調節できるため、
レーザロボット1のレーザ導光系を、初期設定したり、
補修時に再初期設定したりするのが非常に簡単になる。
【0025】更に、シリコンチューブ12とOリング3
2による封止を完全にしたので、ミラーユニット20の
背部から空気と共にダストが侵入しにくくなる。また、
エアインターロック38により、レーザ光反射ミラー2
1と冷却板22間の隙間の状態を監視できるため、レー
ザ光反射ミラー21の異常熱変形を早期に検出出来る。
尚、前記第1枢支ピン52や第2枢支ピン53の先端部
は、円柱状に形成して相手側部材のピン穴に係合させて
もよい。前記手動アクチュエータ61,71,81の全
部又は一部を電動式微動アクチュエータで構成すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るレーザロボットの側面図である。
【図2】図1のレーザロボットの正面図である。
【図3】図1のレーザロボットにおけるレーザ光反射ミ
ラー装置の断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【符号の説明】
M レーザ光反射ミラー装置 1 レーザロボット 10 可動部材 20 ミラーユニット 21 レーザ光反射ミラー 24 ミラーホルダ 40 Z軸ガイド機構 50 揺動支持機構 51 リング部材 52 第1枢支ビス 53 第2枢支ビス 60 Z軸位置微調節機構 70 θ軸角度微調節機構 80 φ軸角度微調節機構
フロントページの続き (72)発明者 青木 よし明 神戸市中央区東川崎町3丁目1番1号 川 崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 田中 繁次 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式会 社明石工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザロボット等のレーザ加工装置のレ
    ーザー導光系の途中でレーザ光を方向変換するレーザ光
    反射ミラーを位置調節可能に保持するレーザ光反射ミラ
    ー装置において、 前記レーザ光反射ミラーを保持するミラーホルダと、 前記ミラーホルダの外周の外側に位置し、レーザ光反射
    ミラーの軸心であるZ軸の方向にのみ移動可能に支持さ
    れた環状の可動部材と、 前記可動部材に対してミラーホルダを、前記Z軸に直交
    する全ての方向の軸心回りに揺動自在に支持する揺動支
    持機構と、 前記可動部材をZ軸方向に位置調節する為のZ軸調節手
    段と、 前記可動部材に対するミラーホルダの、Z軸に直交する
    任意の第1軸心回りの角度を調節する為の第1角度調節
    手段と、 前記可動部材に対するミラーホルダの、Z軸に直交し且
    つ第1軸心に直交する第2軸心回りの角度を調節する為
    の第2角度調節手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ加工装置用レーザ光反
    射ミラー装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動支持機構が、ミラーホルダと可
    動部材間に遊嵌状に配設されたリング部材と、このリン
    グ部材を可動部材に対してZ軸に直交する第1方向軸心
    回りに揺動自在に支持する1対の第1軸部材と、ミラー
    ホルダをリング部材に対してZ軸に直交し且つ第1方向
    軸心に直交する第2方向軸心回りに揺動自在に支持する
    1対の第2軸部材とを備えたことを特徴とする請求項1
    に記載のレーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置。
JP4205910A 1992-07-08 1992-07-08 レーザ加工装置用レーザ光反射ミラー装置 Pending JPH0659181A (ja)

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