JPH0659044A - 電磁波検出装置 - Google Patents

電磁波検出装置

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JPH0659044A
JPH0659044A JP5913793A JP5913793A JPH0659044A JP H0659044 A JPH0659044 A JP H0659044A JP 5913793 A JP5913793 A JP 5913793A JP 5913793 A JP5913793 A JP 5913793A JP H0659044 A JPH0659044 A JP H0659044A
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JP
Japan
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fluorescent
fluorescence
light
fiber
plate
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Withdrawn
Application number
JP5913793A
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English (en)
Inventor
Akira Tanaka
章 田中
Yuji Kojima
雄次 小島
Masahiro Tomatsu
正宏 戸松
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Fujitsu Kasei Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Kasei Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光性光ファイバを用いて放射線(X線,
α,β,γ線)等の電磁波の検出を行なう電磁波検出装
置に関し、安価で高感度に電磁波の検出を行なうことを
目的とする。 【構成】 蛍光色素を含有する透明プラスチックよりな
る集波板12の端面に蛍光性ファイバ13を配置し、放
射線を集波板12で蛍光変換し、蛍光性ファイバ13に
導光すると共に蛍光性ファイバ13で直接蛍光変換す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁波検出装置に係り、
特に、蛍光性ファイバを用いて放射線(X線α,β,γ
線)等の電磁波の検出を行なう電磁波検出装置に関す
る。
【0002】我が国はエネルギー資源に乏しく、エネル
ギーの80%以上を輸入に依存し、なかでも石油の9
9.6%は輸入に頼っている。石油の過渡の依存をなく
し、エネルギーの安定供給を確保していくためには、省
エネルギー努力とともに、石油代替エネルギーを着実に
開発して行くことが必要である。このため、供給安定
性、経済性などに優れた原子力発電は、石油代替エネル
ギーの中核として位置づけられている。また、最近で
は、二酸化炭素の濃度上昇などによる地球的規模での環
境問題が世界的な問題となっている。こうした問題に対
応するためにも、原子力発電の意義が再評価されてい
る。しかし、原子力発電を推進するにあたっては、安全
の確保が大前提であり、放射線の漏れを正確に、かつ簡
潔な方法で検出するセンサの開発が望まれていた。
【0003】原子力施設などで使用する放射線計測器で
は、シンチレータの光を直接光電子増倍管で増幅して計
測するか、あるいはGM係数管や電離箱を用いて電気的
なパルス数を計測するのが一般的であった。これらのシ
ンチレーション検出器は、シンチレータと光電子増倍管
とを観測点で接続し、光電気変換を行って電気信号を出
力する。このため、高圧電源や電気回路などが必要とさ
れ、敷設部の電磁ノイズの影響を受けるため、信頼性の
高い検出結果を得るためには難点があった。
【0004】そこで、人間の感覚で捉えられない放射線
の存在を目に見えるものとし、なおかつ検出部に電源を
必要としない簡易な検出器が必要とされている。
【0005】
【従来の技術】図19は社団法人 火力原子力発電技術
協会 平成3年度東北支部研究発表会予稿集 平成3年
9月5日、「電磁波検出器」:頁35〜39に示されて
いる電磁波検出装置の一例の構成図を示す。図は光伝送
型放射線検出装置を示す。同図中、1は放射線検出部を
示す。
【0006】放射線検出部1は最大発光波長が410n
mの沃化タリウムとタリウム(NaI:T1)の棒状結
晶からなるシンチレータ2と、シンチレータの外周に取
り付けられた発光波長520nmの蛍光色素を含有した
蛍光性ファイバ3よりなる。図20は従来の放射線検出
部の斜視図を示す。シンチレータ2は円筒状をなし、そ
の周囲に蛍光性ファイバ3が巻回されている。
【0007】シンチレータ2及び蛍光性ファイバ3は光
の影響がないようにアルミニウム等よりなる遮光ケース
5内に収納されている。蛍光性ファイバ3の出力端には
光コネクタ6が取付けられ、蛍光性ファイバ3で集光さ
れた光は光コネクタ6より、光コネクタ6に接続された
光ファイバ7を介して外部に出力される。
【0008】シンチレータ2は、一般的に用いられてい
るシンチレーション検出器のうち、最も発光効率の高い
NaI(Tl)の単結晶で構成されている。
【0009】図21(A)はNaIシンチレータの発光
スペクトル特性図を示す。このシンチレータ2は、波長
(ガンマ線、約1.2×10-3nm、目には見えない)
の放射線をシンチレータ発光波長(410nm青白い蛍
光)に変換する。
【0010】蛍光性ファイバ3はコア3a及びグラッド
3bよりなる。グラッド3bはコア3aより低い屈折率
の材料で構成されていて、コア3aの外周に形成されて
いる。コア部3aには蛍光体が混入されている。
【0011】図21(B)は蛍光性ファイバの発光スペ
クトル特性図を示す。蛍光性ファイバ3では放射線シン
チレータ2で放射線により励起された410nmの波長
の光により蛍光体が、励起されシンチレータ2からの光
をそれより長い発光波長(520nm、緑色)の光に変
換する。蛍光性ファイバ3で変換された光は蛍光性ファ
イバ3内にとじこめられ、集光され、蛍光性ファイバ3
の出力端に伝達される。このとき、出力端発光量は入射
した放射線強度に比例する。
【0012】出力端に伝送された光は計測部4に供給さ
れ発光量が検出され、発光量より放射線量が計測され
る。
【0013】図22は従来の一例の動作を説明するため
の図を示す。従来、放射線はまず、シンチレータ2に入
射され、シンチレータ2を発光させる(ステップS1,
S2)。シンチレータ2で発光した光は蛍光性ファイバ
3に入射される(ステップS3)。蛍光性ファイバ3は
入射された光により励起され、蛍光発光する(ステップ
S4)。蛍光性ファイバ3で蛍光発光した光は蛍光性フ
ァイバ3の出力端に集光され、出力される(ステップS
5)。
【0014】以上のように従来の光伝送型放射線検出装
置では放射線をまず、有機単結晶のシンチレータ2に一
端入力させた後放射線により励起され発光した光を蛍光
性ファイバ3内に導入していた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のこの
種の電磁波検出装置は無機型単結晶よりなるシンチレー
タ2を用いる必要があったため、高価なものとなってし
まう。また放射線を一端シンチレータ2に吸収させ、こ
の蛍光光を蛍光性ファイバ3に入力させ、蛍光性ファイ
バ3内で再度蛍光に変換させる構成であったため、放射
線から光出力まで二度の蛍光変換を繰り返すため、変換
効率が劣り感度が低い等の問題があった。本発明は上記
の点に鑑みてなされたもので、安価で高感度に電磁波の
検出が行える電磁波検出装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は入射蛍光及び入
射電磁波を蛍光に変換する蛍光色素を含有する蛍光性フ
ァイバと、蛍光色素が含有され前記入射電磁波を蛍光に
変換し、該蛍光を前記蛍光性ファイバに導光する集波板
とを有し、前記蛍光性ファイバの出力端から出力される
出力光に応じて前記入射電磁波の検出を行なう構成とし
てなる。
【0017】
【作用】集波板は蛍光色素が含有され電磁波を蛍光に変
換し、蛍光を蛍光性ファイバに導光し入射できる。ま
た、蛍光性ファイバは直接放射線を受け蛍光変換するこ
とができる。このため、電磁波は直接蛍光性ファイバに
入射するし、蛍光に変換されると共に、集波板に入射
し、蛍光に変換される。蛍光性ファイバから出力される
光はこれらの蛍光が重なった光とされ有効に利用でき
る。
【0018】
【実施例】図1は本発明に係る第1の発明の第1実施例
の構成図を示す。同図中、8は放射線検出部を示す。放
射線検出部8は入射された放射線を光に変換し、光ファ
イバ9を介して計測部10に供給する。
【0019】放射線検出部8は遮蔽ケース11、集波板
12、蛍光性ファイバ13、光コネクタ14よりなる。
遮蔽ケース11はアルミニウム等よりなり、検出しよう
と電磁波の波長より長い波長の電磁波を遮蔽する。した
がって、X線、α,β,γ線を検出する場合には可視光
を遮蔽できればよい。
【0020】集波板10はアクリル樹脂、ポリカーボネ
イト樹脂、ポリスチレン樹脂もしくはこれらの共重合体
樹脂などの透明プラスチックに、ペリレン系色素、BB
OT、クマリン色素、イミダゾール色素、ベンゾフェノ
ンもしくはこれらの混合色素などの有機色素を含有して
なる。集波板10の形状は円筒状の一部に切欠部10a
を形成してなる。集波板10は入射された放射線が有機
色素により蛍光変換され、蛍光を発光する。この蛍光は
集波板10を導光路として、集波板10の端面に集光さ
れ、出力される。
【0021】蛍光性ファイバ13は集波板10の切欠部
10a内に配置され、集波板10の切欠部10a端面か
ら出力される蛍光が側面より入射される構成とされてい
る。図2は本発明の第1実施例の蛍光性ファイバの構造
図を示す。
【0022】蛍光性ファイバ13は、図2に示すように
コア13aの外周にコア13aより屈折率の低いグラッ
ド13bを形成してなる。
【0023】コア13aは基材として、ポリアルキルア
クリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、これら
の単量体からなる共重合体およびこれらの樹脂のブレン
ド物で構成され、クラッド13bは基材として、フッ素
化樹脂、ポリアルキルアクリレートもしくはこれらの混
合単量体からなる共重合体およびこれらの樹脂のブレン
ドのうち、コア13aを構成する材料は屈折率の低い材
料で構成される。
【0024】蛍光性ファイバ13は以上の材料に蛍光色
素を含有して構成される。蛍光色素としてはペリレン系
色素、BBOT、クマリン色素、イミダゾール色素、ベ
ンゾフェノンもしくはこれらの混合色素などの有機色素
を用いる。蛍光色素は放射線により励起され蛍光発光
し、放射線を蛍光変換光に変換する。
【0025】図3は本発明の第1実施例の蛍光性ファイ
バを説明するための図を示す。図3に示すようにL
〔m〕の蛍光性ファイバ13にX線発生装置15よりX
線を照射し、X線により蛍光性ファイバ13で蛍光変換
された蛍光を光センサ16で受光し、その光量を光パワ
ーメータ17で計測する。X線発光装置15は(CuK
α線、1.54Åを発生する理学電機RU−200)を
用い、45〔KV〕、120〔mA〕で駆動する。蛍光
性ファイバ13は蛍光色素としてベンゾフェノンを10
0ppm含有し、コア13aがポリエチレン、クラッド
13bがポリメチルメタクリレートからなる。
【0026】図4はX線による感度測定結果を説明する
ための図を示す。図4に示すように蛍光性ファイバ13
ファイバ長L=1〔m〕で出力エネルギー43〔p
W〕、L=3〔m〕で36〔pW〕が得られる。
【0027】このとき、X線の入射エネルギーは上記線
源の条件で、X線の数が105 〔pcs〕と推定され
る。
【0028】このため入射するエネルギーはnhν=1
5 ×6.63×10-34 (J.S)×3×108
1.54×10-10 =1.3×10-10 =13nWと算
出される。
【0029】このため、L=1〔m〕で(変換効率)は
43(pW)/13(nW)=0.03 %と算出され
る。
【0030】このように、蛍光性ファイバ13単体でも
X線等の放射線の検出は可能である。
【0031】また、蛍光性ファイバ13は集光板10の
端面から入射された蛍光も同様にその内部の色素により
蛍光変換する。このため、蛍光性ファイバ13の出力端
から出力される出力光は、放射線を直接蛍光変換した蛍
光変換光、集波板10で放射線により蛍光変換された蛍
光が直接入射又は集波板10からの蛍光により蛍光性フ
ァイバ13内で蛍光変換された蛍光とが重なり合ったも
のとなる。このとき、放射線を効率よく蛍光変換させる
ためには、集波板10に含有される蛍光性色素をその蛍
光の波長が蛍光性ファイバ13に含有される色素により
蛍光変換される蛍光の波長より短波長となるものに設定
すればよい。これは蛍光色素は一般にその蛍光色素によ
る蛍光より短波長の電磁波に対して感度が良好となるた
めである。
【0032】このため、大きな出力光を得ることができ
る。再び図1に戻って説明する。蛍光性ファイバ13の
出力端には光コネクタ14が接続されており、光コネク
タ14から蛍光性ファイバ13の出力光が出力される。
光コネクタ14には石英ファイバ、プラスチックファイ
バ等の光ファイバ9の一端が接続され、光ファイバ9の
他端は計測部10に接続され、光ファイバ9により蛍光
性ファイバ13の出力光を計測部10に光伝送する。計
測部10は入力された蛍光性ファイバ13の出力光の光
量を計測し、計測された光量より放射線量を計測し、液
晶等よりなる表示器に表示する。
【0033】本実施例によれば集光板10は透明プラス
チックに蛍光色素を含有させた構成であるため、有機単
結晶等を用いたシンチレータに比べ、軽量で、かつ、安
価に構成できる。
【0034】また、水等を用いた洗浄が可能であり、放
射性物質等が付着しても容易に洗浄でき、繰り返しの使
用ができると共に、安全性も向上できる。
【0035】したがって、装置全体を軽量かつ、安価に
実現できる。
【0036】図5は第1の発明の第2実施例の構成図を
示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0037】本実施例は第1実施例の集波板12を2枚
の集波板18,19で構成し、集波板18,19の端面
で蛍光性ファイバ13を挟持する構成としてなる。集波
板18,19は放射線を収集しやすい夫々一定の曲率で
湾曲されている。また、集波板18,19蛍光性ファイ
バ13を包囲するようにアルミニウム等よりなる遮蔽ケ
ース20が設けられている。その動作は第1実施例と同
様となる。
【0038】図6は第1の発明の第3実施例の構成図を
示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0039】本実施例は蛍光性ファイバ13をうず巻状
に巻回し集波板21内に埋め込んだ構成とされている。
集波板21の周囲には集波板21で蛍光変換された蛍光
変換光を集波板21の内部にとじ込めるための反射板2
2が設けられている。なお、反射板22は第1実施例、
第2実施例における遮蔽ケース11,20を兼用する。
【0040】図7は第1の発明の第4実施例の構成図を
示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0041】本実施例は第1実施例の集波板12と同一
の材質の集波板23の端面にそって蛍光性ファイバ13
を巻回してなる。
【0042】集波板23と蛍光性ファイバ13を包囲す
るように遮蔽ケース24が設けられる。
【0043】このような構成とすると集波板23で蛍光
変換された蛍光をすべて蛍光ファイバ13内に入射する
ことができると共に蛍光性ファイバ13の長さを長く取
ることができるため、効率のよい検出が可能となり、高
感度な検出が可能となる。
【0044】図8は第1の発明の第5実施例の構成図を
示す。同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。第1乃至第4実施例は一本の
蛍光性ファイバ13に対して1又は2の集波板を設けて
いるが、本実施例では複数の蛍光性ファイバ13を配列
してなるファイバアレイ25を複数の集波板26と交互
に配列し、複数の蛍光性ファイバ13の出力端を集約し
て一つの出力端とする本実施例によれば、各集波板26
を小さく構成でき、また、複数の蛍光性ファイバ13を
有するための集波板26内での損失を小さくでき放射線
を効率よく検出できる。
【0045】次に本発明に係る第2の発明について説明
する。
【0046】図9は第2の発明の原理構成を示す。
【0047】電磁波検出装置100は、集波板101
と、本発明の要部をなす蛍光板102と、蛍光ファイバ
103と、計測部104と、遮蔽ケース105とよりな
る。
【0048】集波板101は、丸印で示すシンチレーシ
ョン結晶粒子106を含有している。101aは放射線
が入射する入射面、101bは入射面101aとは反対
側の面(背面)である。
【0049】蛍光板102は、集波板101の面101
b側に設けてあり、集波板101を透過した放射線を受
ける。
【0050】放射線107が集波板101を照射する
と、第1には、大部分の放射線がシンチレーション結晶
粒子106に吸収され、この粒子106から第1の蛍光
108が発生する。
【0051】第2には、粒子106に吸収されずに集波
板101を透過した放射線107が蛍光板102を照射
して、蛍光板102から第2の蛍光109が発生する。
この第2の蛍光109が上記のシンチレーション結晶粒
子106に吸収されて、シンチレーション結晶粒子10
6は、第3の蛍光110を発生する。
【0052】集波板101の端からは、上記第1の蛍光
108に第3の蛍光110が加算された蛍光が出力さ
れ、これが蛍光ファイバ103に入射される。
【0053】蛍光ファイバ103内で別の蛍光が発生
し、これが計測部104にまで伝播され、ここで計測さ
れる。
【0054】次に、上記第2の発明の実施例について説
明する。
【0055】図10及び図11は第2の発明の第1実施
例になる電磁波検出装置120を示す。
【0056】121は放射線検出部である。122は計
測部であり、伝播用光ファイバ123を介して光コネク
タ124によって放射線検出部121と接続してある。
【0057】計測部122は、冷却されたアバランシェ
ホトダイオードを有し、且つ増幅回路を具備したフォト
ン検出器又は光電子増倍管を有する構成である。
【0058】125は集波板(シンチレーション板)で
あり、長さ200mm、幅50mm、厚さ5mmの大き
さの平板であり、図11に併せて示すように、BBO
T、ベンゾフェノン、b−PBD等の丸印で示すシンチ
レーション結晶粒子126を含有したアクリル等の透明
樹脂製である。
【0059】125aは放射線入射面、125bは放射
線入射面125aとは反対側の面である。
【0060】127は蛍光板であり、BaFCl:Eu
+2の粉体128が塗布されている板であり、集波板12
5の面125bに接着してある。
【0061】この粉体128が発する蛍光の波長は39
0nmであり、前記のシンチレーション結晶粒子126
が吸収しうる光の最大波長λmsx よりも短い。
【0062】上記の集波板125に前記の蛍光性ファイ
バ13が螺旋状に数ターン巻き付けてある。蛍光性ファ
イバ13は、略楕円形を形成し、集波板125の長手方
向に延在する両側の端面125c,125dに密着して
いる。
【0063】129は遮蔽ケースであり、例えばアルミ
ニウム製であり、集波板125及び蛍光用ファイバ13
を覆っている。
【0064】放射線107が放射線検出部121を照射
すると、放射線107は、ケース129を透過し、集波
板125を照射し、更にはこれを透過して蛍光板127
を照射する。
【0065】第1には、大部分の放射線107は、集光
板125を透過する過程で、シンチレーション結晶粒子
126を照射し、これに吸収されて粒子126から第1
の蛍光131が発生する。
【0066】第2には、粒子126に吸収されずに集光
板125を透過した放射線107aが再利用される。
【0067】即ち、放射線107aは、蛍光板127の
粉体128を照射し、これに吸収されて、粉体126か
ら第2の蛍光132が発生する。
【0068】この第2の蛍光132は集波板125内に
入り込み、粒子126を照射し、これに吸収され、粒子
126は第3の蛍光133を発する。
【0069】ここで、第2の蛍光132の波長は、シン
チレーション結晶粒子126の吸収光波長λmax より短
いため、第3の蛍光133は、効率よく発生する。
【0070】上記の第1の蛍光131と第3の蛍光13
3とが集波板125内を案内されて伝播され、端面12
5c,125dにまで導かれ、端面125c,125d
から射出し、蛍光用ファイバ13に入射する。
【0071】即ち、蛍光用ファイバ13には、蛍光板1
27を有しない場合より、多い量の蛍光が入射する。
【0072】この後は、図1,図2及び図7の場合と同
様である。
【0073】即ち、蛍光ファイバ13内で再び蛍光変換
が起こり、蛍光が生ずる。ここで、蛍光ファイバ13内
には、蛍光板127が無い場合に比べて多い量の蛍光が
入射するため、蛍光ファイバ13内での蛍光変換はより
活発に起こり、発生する蛍光の光量は増大する。この大
なる光量の蛍光が光ファイバ123内を伝播して計測部
122に到る。上記のように蛍光用ファイバ13には、
蛍光板127を有しない場合より多い量の蛍光が入射す
るため、計測部122に入射する蛍光の量も、蛍光板1
27を有しない場合よりも多くなる。
【0074】また、蛍光性ファイバ13は、直接これに
入射した放射線107によっても蛍光を発する。この点
からも、計測部122に入射する蛍光の量は多くなる。
【0075】従って、本実施例の電磁波検出装置120
は、蛍光板127を有しないものに比べて、検出感度が
向上する。
【0076】図12は、このことを示す。
【0077】放射線の線源として、662KeV γ線
137Cs 1Ci,10Ci,120Ci(公称値)を
用い、線量率で0mR/h〜1R/hで照射した。照射
条件はJIS Z4511(照射場条件)に準じて実施
した。
【0078】計測部122は、光出力をAPD素子を用
いたフォトン検出器で測定し、出力パルスを計数した。
【0079】線Iは、本実施例の装置120の特性を示
す。
【0080】線IIは、蛍光板127を有しない装置の特
性を示す。
【0081】線I,IIのうち、曲線の部分はAPDのノ
イズの影響が出ている部分であり、直線の部分が放射線
の量を正しく検出している部分である。
【0082】蛍光板を有しない装置(線II)の場合に
は、正しく検出出来る最低の線量率が約20mR/hr
にとどまるのに対して、本実施例の装置120(線I)
の場合には、これよりも17mR/hrも少ない、約3
mR/hrという微弱な放射線も正確に検出することが
出来る。
【0083】また同じ線量率の個所でみると、カウント
数は約一桁上がっている。
【0084】なお、蛍光板127の粉体は、ZnS:C
dAgでもよい。
【0085】図13は、第2の発明の第2実施例を示
す。
【0086】この電磁波検出装置140は、集波板(シ
ンチレーション板)125Aを、略筒状とし、内周面
に、蛍光板127Aを貼り付けた構成である。
【0087】これ以外は、図1の構成と同じであり、そ
の構成及び動作についての説明は省略する。
【0088】次に本発明に係る第3の発明について説明
する。
【0089】図14は第3の発明の原理構成を示す。図
中、図9に示す構成部分と対応する部分には同一符号を
付す。
【0090】電磁波検出装置200は、集波板201
と、本発明の要部をなす蛍光板202と、蛍光ファイバ
103と、計測部104と、遮蔽ケース105とよりな
る。
【0091】集波板201は、丸印で示すシンチレーシ
ョン結晶粒子106及び三角印で示す蛍光色素202を
含有している。201aは放射線が入射する入射面、2
01bは入射面101aとは反対側の面(背面)であ
る。
【0092】蛍光板102は、集波板201の面201
b側に設けてあり、集波板201を透過した放射線を受
ける。
【0093】放射線107が集波板201を照射する
と、第1には、大部分の放射線がシンチレーション結晶
粒子106及び蛍光色素202に吸収され、この粒子1
06から第1の蛍光108が発生し、蛍光色素202か
ら第4の蛍光203が発生する。
【0094】第2には、粒子106に吸収されずに集波
板101を透過した放射線107が蛍光板102を照射
して、蛍光板102から第2の蛍光109が発生する。
この第2の蛍光109が上記のシンチレーション結晶粒
子106に吸収されて、シンチレーション結晶粒子10
6は、第3の蛍光110を発生する。
【0095】また、蛍光板102からの第2の蛍光10
9が蛍光色素202に吸収され、蛍光色素202から第
5の蛍光204が発生する。
【0096】集波板201の端からは、上記第1の蛍光
108、第3の蛍光110、第4の蛍光203及び第5
の蛍光204が加算された蛍光が出力され、これが蛍光
ファイバ103に入射される。
【0097】蛍光ファイバ103内で別の蛍光が発生
し、これが計測部104にまで伝播され、ここで計測さ
れる。
【0098】次に、上記第2の発明の実施例について説
明する。
【0099】図15及び図16は第2の発明の第1実施
例になる電磁波検出装置220を示す。
【0100】各図中、図10及び図11に示す構成部分
と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0101】221は放射線検出部である。
【0102】225は集波板であり、長さ200mm、
幅50mm、厚さ5mmの大きさの平板であり、図16
に併せて示すように、BBOT、ベンゾフェノン、b−
PBD等の丸印で示すシンチレーション結晶粒子126
及びペリレン系色素、クマリン色素、イミダゾール色素
等の蛍光色素222を含有したアクリル等の透明樹脂製
である。
【0103】225aは放射線入射面、225bは放射
線入射面225aとは反対側の面である。
【0104】127は蛍光板であり、集波板225の面
225bに接着してある。
【0105】放射線107が放射線検出部221を照射
すると、放射線107は、ケース129を透過し、集波
板225を照射し、更にはこれを透過して蛍光板127
を照射する。
【0106】第1には、大部分の放射線107は、集光
板225を透過する過程で、シンチレーション結晶粒子
126及び蛍光色素222を照射し、これに吸収されて
粒子126から第1の蛍光131が発生し,蛍光色素2
22から第4の蛍光230が発生する。
【0107】第2には、粒子126に吸収されずに集光
板225を透過した放射線107aが再利用される。
【0108】即ち、放射線107aは、蛍光板127の
粉体128を照射し、これに吸収されて、粉体126か
ら第2の蛍光132が発生する。
【0109】この第2の蛍光132は集波板125内に
入り込み、粒子126及び蛍光色素222を照射し、こ
れらに吸収され、粒子126は第3の蛍光133を発
し、蛍光色素222が第5の蛍光231を発する。
【0110】ここで、第2の蛍光132の波長は、シン
チレーション結晶粒子126の吸収光波長λmax より短
いため、第3の蛍光133は、効率よく発生する。
【0111】また、第2の蛍光132の波長は、蛍光色
素222の吸収光波長λmax よりも短いため、第5の蛍
光231は効率良く発生する。
【0112】上記の第1の蛍光131、第3の蛍光13
3、第4の蛍光230及び第5の蛍光231とが集光板
225内を案内されて伝播され、端面225c,225
dにまで導かれ、端面225c,225dから射出し、
蛍光用ファイバ13に入射する。
【0113】即ち、蛍光用ファイバ13には、蛍光板1
27を有しない場合よりも及び図10及び図11に示す
実施例よりも、多い量の蛍光が入射する。
【0114】この後は、図1,図2及び図7の場合と同
様である。
【0115】即ち、蛍光ファイバ13内で再び蛍光変換
が起こり、蛍光が生ずる。ここで、蛍光ファイバ13内
には、蛍光板127が無い場合に比べて多い量の蛍光が
入射するため、蛍光ファイバ13内での蛍光変換はより
活発に起こり、発生する蛍光の光量は増大する。この大
なる光量の蛍光が光ファイバ123内を伝播して計測部
122に到る。上記のように蛍光用ファイバ13には、
蛍光板127を有しない場合より多い量の蛍光が入射す
るため、計測部122に入射する蛍光の量も、蛍光板1
27を有しない場合よりも多くなる。
【0116】また、蛍光性ファイバ13は直接これに入
射した放射線107によっても蛍光を発する。この点か
らも、計測部122に入射する蛍光の量は多くなる。
【0117】従って、本実施例の電磁波検出装置120
は、蛍光板127を有しないものに比べて、検出感度が
向上する。
【0118】図17は、このことを示す。
【0119】実験の条件は、前記と同じである。即ち、
放射線の線源として、662KeVγ線 137Cs 1C
i,10Ci,120Ci(公称値)を用い、線量率で
0mR/h〜1R/hで照射した。照射条件はJIS
Z4511(照射場条件)に準じて実施した。
【0120】計測部122は、光出力をAPD素子を用
いたフォトン検出器で測定し、出力パルスを計数した。
【0121】線III は、本実施例の装置220の特性を
示す。
【0122】線VIは、蛍光板127を有しない装置の特
性を示す。
【0123】線III ,VIのうち、曲線の部分はAPDの
ノイズの影響が出ている部分であり、直線の部分が放射
線の量を正しく検出している部分である。
【0124】蛍光板を有しない装置(線IV)の場合に
は、正しく検出出来る最低の線量率が約10mR/hr
にとどまるのに対して、本実施例の装置220(線III
)の場合には、これよりも8mR/hrも少ない、約
2mR/hrという微弱な放射線も正確に検出すること
が出来る。
【0125】従って、装置220は、図10に示す装置
120より高感度である。
【0126】また同じ線量率の個所でみると、カウント
数は約一桁上がっている。
【0127】なお、蛍光板127の粉体は、ZnS:C
dAgでもよい。
【0128】図18は、第2の発明の第2実施例を示
す。
【0129】この電磁波検出装置240は、集波板22
5Aを、略筒状とし、内周面に、蛍光板127Aを貼り
付けた構成である。
【0130】これ以外は、図1の構成と同じであり、そ
の構成及び動作についての説明は省略する。
【0131】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、検出波長
の電磁波を集波板及び蛍光性光ファイバにより検出でき
るため、安価に、かつ、効率よく(高感度に)電磁波を
検出することができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の発明の第1実施例の構成図
である。
【図2】第1の発明の第1実施例の蛍光性ファイバの構
造図である。
【図3】第1の発明の第1実施例の蛍光性ファイバを説
明するための図である。
【図4】蛍光性ファイバの感度測定結果を説明するため
の図である。
【図5】第1の発明の第2実施例の構成図である。
【図6】第1の発明の第3実施例の構成図である。
【図7】第1の発明の第4実施例の構成図である。
【図8】第1の発明の第5実施例の構成図である。
【図9】本発明に係る第2の発明の原理構成図を示す図
である。
【図10】第2の発明の第1実施例の構成図である。
【図11】図10中、XI−XI線に沿う断面矢視図であ
る。
【図12】図10の装置の特性図である。
【図13】第2の発明の第2実施例の構成図である。
【図14】本発明に係る第3の発明の原理構成図を示す
図である。
【図15】第3の発明の第1実施例の構成図である。
【図16】図15中、XVI −XVI 線に沿う断面矢視図で
ある。
【図17】図15の装置の特性図である。
【図18】第3の発明の第2実施例の構成図である。
【図19】従来の光伝送型放射栓検出装置の一例の構成
図である。
【図20】従来の一例の放射栓検出部の斜視図である。
【図21】NAIシンチレータ及び蛍光性ファイバの発
光スペクトル特性図である。
【図22】従来の一例の動作を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11,20,21,24 遮蔽ケース 12,19,21,23 集波板 13 蛍光性ファイバ 100 電磁波検出装置 101 集波板 101a 放射線入射面 101b 入射面とは反対側の面 102 蛍光板 103 蛍光ファイバ 104 計測部 105 遮蔽ケース 106 シンチレーション結晶粒子 107 放射線 108 第1の蛍光 109 第2の蛍光 110 第3の蛍光 120 電磁波検出装置 121 放射線検出部 122 計測部 123 伝送用光ファイバ 124 光コネクタ 125 集波板(シンチレーション板) 125a 放射線入射面 125b 面125aの反対側の面 125c,125d 端面 126 シンチレーション結晶粒子 127 蛍光板 128 BaFCl、Eu+2の粉体 129 遮蔽ケース 131 第1の蛍光 132 第2の蛍光 133 第3の蛍光 200 電磁波検出装置 201 集波板 202 蛍光色素 203 第4の蛍光 204 第5の蛍光 221 放射線検出部 222 蛍光色素 225 集波板 230 第4の蛍光 231 第5の蛍光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸松 正宏 神奈川県横浜市緑区川和町654番地 富士 通化成株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光色素を含有しており、入射電磁波を
    蛍光に変換し、該蛍光を導光する集波板(12,19,
    21,23)と、 前記集波板(12,19,21,23)で変換された蛍
    光が入射され、該入射光を蛍光に変換する蛍光色素を含
    有する蛍光性ファイバ(13)とを有し、 前記蛍光性ファイバ(13)の出力端から出力される出
    力光に応じて前記入射電磁波の検出を行なうことを特徴
    とする電磁波検出装置。
  2. 【請求項2】 前記蛍光性ファイバは、電磁波を直接に
    入射され、前記蛍光性ファイバ(13)の蛍光色素は前
    記入射電磁波を蛍光に変換することを特徴とする請求項
    1記載の電磁波検出装置。
  3. 【請求項3】 前記蛍光性ファイバ(13)の出力光が
    入力され、前記出力光の光量を計測することにより、前
    記電磁波の入射量を計測する計測手段(10)を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の電磁波検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記蛍光色素は有機色素であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の電磁波検出装置。
  5. 【請求項5】 前記集波板(12,19,21,23)
    は透明プラスチックに前記蛍光色素を含有したことを特
    徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の電磁
    波検出装置。
  6. 【請求項6】 前記集波板(12,19,21,23)
    に含有される蛍光色素は前記蛍光性ファイバ(13)に
    含有される蛍光色素の蛍光の波長より短波長の蛍光に変
    換することを特徴とする請求項1乃至5記載の電磁波検
    出装置。
  7. 【請求項7】 検出しようとする電磁波以外の電磁波よ
    り前記蛍光ファイバ(13)及び前記集波板(12,1
    9,21,23)を遮蔽する遮蔽部材(11,20,2
    1,24)を有することを特徴とする請求項1乃至6の
    うちいずれか一項記載の電磁波検出装置。
  8. 【請求項8】 シンチレーション結晶粒子(106)を
    含有しており、電磁波が入射したときに内部で発生した
    蛍光を導光する集波板(101)と、 上記蛍光を吸収できる蛍光色素がドープしてあり、上記
    集光板によって導かれた蛍光が入射されるように配され
    た蛍光ファイバ(103)と、 上記集波板のうち電磁波が入射する面とは反対側の面に
    設けてあり、上記電磁波が入射したときに蛍光を発し、
    該蛍光を上記集波板内に送り込む蛍光板(102)と、 上記蛍光ファイバの端から出力される光を光電変換して
    上記電磁波の照射量を計測する計測部(104)とより
    なり、 該集波板は、電磁波を照射されて上記シンチレーション
    結晶が発する蛍光(108)と、上記蛍光板からの蛍光
    (109)を照射されて上記シンチレーション結晶が発
    する蛍光(110)とを上記蛍光ファイバに導光する構
    成としたことを特徴とする電磁波検出装置。
  9. 【請求項9】 シンチレーション結晶粒子(106)及
    び蛍光色素(202)を含有しており、電磁波が入射し
    たときに内部で発生した蛍光を導光する集波板(20
    1)と、 上記蛍光を吸収できる蛍光色素がドープしてあり、上記
    集光板によって導かれた蛍光が入射されるように配され
    た蛍光ファイバ(103)と、 上記集波板のうち電磁波が入射する面とは反対側の面に
    設けてあり、上記電磁波が入射したときに蛍光を発し、
    該蛍光を上記集波板内に送り込む蛍光板(102)と、 上記蛍光ファイバの端から出力される光を光電変換して
    上記電磁波の照射量を計測する計測部(104)とより
    なり、 該集波板は、電磁波を照射されて上記シンチレーション
    結晶が発する蛍光(108)と、同じく上記電磁波を照
    射されて上記蛍光色素が発する蛍光(203)と、上記
    蛍光板からの蛍光(109)を照射されて上記シンチレ
    ーション結晶が発する蛍光(110)と、同じく上記蛍
    光板からの蛍光(109)を照射されて上記蛍光色素が
    発する蛍光(204)とを上記蛍光ファイバに導光する
    構成としたことを特徴とする電磁波検出装置。
JP5913793A 1992-06-12 1993-03-18 電磁波検出装置 Withdrawn JPH0659044A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06201835A (ja) * 1992-12-28 1994-07-22 Tohoku Electric Power Co Inc 放射線検出光伝送装置
JPH1082861A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Hitachi Ltd 放射線強度分布計測装置
JP2001208850A (ja) * 2001-02-08 2001-08-03 Hitachi Ltd 放射線検出器
JP2002341041A (ja) * 2002-04-05 2002-11-27 Tohoku Electric Power Co Inc 放射線検出光伝送装置

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