JPH0658975U - スポーツ用ヘッドギヤ - Google Patents

スポーツ用ヘッドギヤ

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Publication number
JPH0658975U
JPH0658975U JP669393U JP669393U JPH0658975U JP H0658975 U JPH0658975 U JP H0658975U JP 669393 U JP669393 U JP 669393U JP 669393 U JP669393 U JP 669393U JP H0658975 U JPH0658975 U JP H0658975U
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JP
Japan
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elastic material
sports
headgear
gear body
sides
Prior art date
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Pending
Application number
JP669393U
Other languages
English (en)
Inventor
郁夫 杉林
Original Assignee
株式会社ウイニング
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ウイニング filed Critical 株式会社ウイニング
Priority to JP669393U priority Critical patent/JPH0658975U/ja
Publication of JPH0658975U publication Critical patent/JPH0658975U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 競技者の顔の正面付近に加えられる打撃から
競技者を保護する。 【構成】 両眼部から口部にわたる部分を露出させる開
口部分11が正面に形成された、頭部に着用するヘッド
ギヤである。ギヤ本体10内には弾力材12が充填され
ており、同本体10の前頭部を覆う正面上部と、鼻部両
側を囲む本体下部両側は、他の部分よりも前方へ突出す
るように余分に弾力材12が充填された隆起部14、1
5、16が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスポーツ用のヘッドギヤ、特にはボクシング用のヘッドギヤに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばボクシングでは、スパーリング(防具を付けて行なう練習試合)でも思 わぬ怪我を負うことは少なくなく、それを防止するためヘッドギヤの改良も継続 して行なわれている。一般的なものは眼部と鼻口部が露出するように開口したギ ヤ本体の内部に衝撃緩和材を充填したものであるが、最近、額から口部にかけて 開口を縦に保護するように硬質プラスチックからなる固い芯をアーチ状に取り付 けたものが提案された。
【0003】 しかしアーチ状の固い芯を受け支えるためギヤ本体の構造強度を強化しなけれ ばならず、それらの全体による重量の増加も無視できない。即ち増加した重量は 頭部の負担を増し、また固い芯は取り付け部に段を作るのでグラブがそこに引っ 掛かり、攻撃者の拳や手首を痛めるという危険性も持ち合わせているので、必ず しも効果的であるとはいい切れない。なお、空手用には顔面全体を透明な球殻で 覆うものも知られているが、ボクシングには不向きであり、また違和感もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題は顔の正面付近に打撃 を受けた場合に生ずるおそれのある負傷を最小限度に抑制し、安全性を高めるこ とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は、スポーツ用ヘッドギヤについてギヤ本体1 0の正面部を継ぎ目を突出させない表皮材13により滑らかに形成し、前頭部を 覆う正面上部と鼻部両側を囲む開口部分11の下部両側に、前記表皮材13で覆 われ、他の部分よりも前方へ突出するように弾力材12が充填された隆起部14 、15、16を形成するという手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】
実施例はボクシングを対象とするヘッドギヤに関するものである。このヘッド ギヤは、顔面と左右両側面を包む柔軟性構造を有し、後頭部に位置する端部を紐 17で縛って、頭部に着用する皮革性のギヤ本体10を有する。
【0007】 ギヤ本体10は、視界の確保等のために、左右の眼部から中央の鼻部及び口部 を露出させる開口部分11が、正面にほぼT字型に形成されている。またギヤ本 体10の左右の側面には耳を保護する耳環18、19が環状に突出させて設けて ある。このようなヘッドギヤ本体10は、前記の形態に裁断された表皮13から なる中空な本体内に、衝撃緩和のための弾力材12をほぼ全体にわたって充填し た構造を有する。
【0008】 本考案のヘッドギヤは、ギヤ本体10の顔面に相当する正面部を継ぎ目を突出 させない表皮材13により滑らかに形成したものである。例示のギヤ本体10は 前頭部中央に正中線方向の継ぎ目を有していても良いが、突出していないため引 っ掛かりのおそれはない。また耳環18、19部分を除いて他にも引っ掛かりと なるような継ぎ目を有していない平滑構造である。表皮13内に充填された弾力 材12は本考案の場合、特に前頭部を覆う正面上部と、鼻部両側を囲む開口部分 の下部両側において、他の部分よりも前方へ突出するように表面側内面に余分に 充填され、それにより隆起部14、15、16を形成している(図3、図4参照 )。
【0009】 特に実施例では弾力材12は、顔面に近い本体内側に配置され、主として衝撃 を吸収する軟質スポンジからなる内層材12aと、直接打撃が加わる本体外側に 配置され、主として反発弾性が強力で、相対的に硬質のスポンジからなる外層材 12bとから構成されている。外層材12bは前記隆起部14、15、16の部 分にも使用されている。これらの隆起部14、15、16の隆起量は、ボクシン グ用グラブGをそれら3点で正面から受け止めた場合に鼻根を保護可能な程度の 寸法に設置されている。例えば、充填前の寸法で内層材12aとして20mm、 外層材12bとして15mm、隆起部14、15、16の外層材12bは15m m以上を標準として好結果を得た。この弾力材12は表皮13で覆われた完成時 の寸法が原型の数割乃至8〜9割程度となるように圧縮される。また表皮材13 と弾力材12及び弾力材12の各層同士は相互に接着される。
【0010】 このように構成されたヘッドギヤを頭部に着用したとき、眼部は必要十分な視 界を有し、鼻部Nは左右の隆起部15、16間に完全に埋没した状態となり(図 4)、かつまたギヤ本体10の外面の隆起部14、15、16との境界部20は いずれも滑らかな曲面で連続し、引っ掛かりを生じないように形成される(図3 、図4)。このような構造をミシン縫製により表皮材13と弾力材12とを一体 化して形成したため、隆起部14、15、16を別部材して縫合する場合に比較 して、低い隆起度で済むにも拘らず十分な反発弾性を発揮する。
【0011】
【考案の作用】
本考案によれば、隆起部14、15、16が表皮材13で滑らかに覆われた低 隆起構造のため、衝撃の分散性が良好であり、フックやアッパーカット攻撃を過 度に受け止めずに受け流しやすく、引っ掛からないため耐久性も向上し、また視 界を狭める程度も少ない。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、自己防御効果が 優れており、顔の正面付近に打撃を受けた場合に生ずるおそれのある負傷を最小 限度に抑制することができ、かつまた攻撃者の拳や手首をも良く保護することが できるという顕著な効果を演奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスポーツ用ヘッドギヤの実施例を
示す一部破断斜視図。
【図2】同上使用状態の断面説明図。
【図3】上部隆起部の横断面図。
【図4】下部隆起部の横断面図。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部に着用して使用され、両眼部から口
    部にかけての部分を露出させるための開口部分11がギ
    ヤ本体10の正面に形成され、かつギヤ本体10のほぼ
    全域にわたり衝撃緩和のための弾力材12が充填された
    スポーツ用ヘッドギヤであって、ギヤ本体10の正面部
    を継ぎ目を突出させない表皮材13により滑らかに形成
    し、前頭部を覆う正面上部と鼻部両側を囲む開口部分1
    1の下部両側に、前記表皮材13で覆われ、他の部分よ
    りも前方へ突出するように弾力材12が充填された隆起
    部14、15、16を形成したことを特徴とするスポー
    ツ用ヘッドギヤ。
  2. 【請求項2】 弾力材12は、本体内側に配置され、主
    として衝撃を吸収するスポンジ類からなる内層材12a
    と、本体外側に配置され、主として反発弾性の強いスポ
    ンジ類からなる外層材12bとからなり、隆起部14、
    15、16の弾力材12として前記外層材12bが使用
    されている請求項第1項記載のスポーツ用ヘッドギヤ。
  3. 【請求項3】 隆起部14、15、16はボクシング用
    グラブを正面上部と下部両側の3点で受け止め、鼻根を
    保護可能な高さに設定されている請求項第1項記載のス
    ポーツ用ヘッドギヤ。
  4. 【請求項4】 ギヤ本体10と隆起部14、15、16
    との境界部20は滑らかな曲面で連続し、その曲面が弾
    力材12によって形作られている請求項第1項記載のス
    ポーツ用ヘッドギヤ。
JP669393U 1993-01-29 1993-01-29 スポーツ用ヘッドギヤ Pending JPH0658975U (ja)

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JP669393U JPH0658975U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 スポーツ用ヘッドギヤ

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JP669393U JPH0658975U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 スポーツ用ヘッドギヤ

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JPH0658975U true JPH0658975U (ja) 1994-08-16

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ID=11645430

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JP669393U Pending JPH0658975U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 スポーツ用ヘッドギヤ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101526483B1 (ko) * 2014-08-12 2015-06-09 주식회사 제미타 전자 헤드 기어

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601751U (ja) * 1983-06-17 1985-01-08 富士ゼロックス株式会社 ロ−ル紙給紙型複写機におけるカ−ル矯正装置

Patent Citations (1)

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